JPH0713840B2 - 非接触カードを用いた自動警備方法 - Google Patents

非接触カードを用いた自動警備方法

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JPH0713840B2
JPH0713840B2 JP1339393A JP33939389A JPH0713840B2 JP H0713840 B2 JPH0713840 B2 JP H0713840B2 JP 1339393 A JP1339393 A JP 1339393A JP 33939389 A JP33939389 A JP 33939389A JP H0713840 B2 JPH0713840 B2 JP H0713840B2
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敏文 澤口
茂 森岡
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セントラル警備保障株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は警備システムの運用に当り非接触カードを使用
し、第一入館者と最終退館者の入館と退館を的確に判断
して電気錠の解錠と施錠並びに自動警備状態と同解除状
態を適正に形成できるようにした自動警備方法に関す
る。
従来技術 従来のこの種自動警備方法は、第一入館者、最終退館者
が磁気カードをドアの外側に設置したカード読取り装置
に挿入するか、又はテンキーを操作する等して入退出用
のドアの解錠、施錠並びに警備の開始、解除操作を行っ
ており、退館に当っては自分以外の者が館内にいないこ
とを退館者自身が確信してから上記操作を行なうシステ
ムであった。
発明が解決しようとする問題点 然しながら、従来の警備法では最終退館者であると自分
で判断した場合でも気付かない場所に在館者がいる可能
性があり、その者が退館不能となったり、警備開始状態
となって発報を招き警備員の出動を促す等の問題を有し
ている。
又第一入館者が入館した後(自動警備を解除し電気錠を
解錠した後)一時的に外出しても上記解除状態が維持さ
れており、この間に部外者が不法浸入する恐れを有し、
又退館の際の操作を失念する恐れを有していた。
問題点を解決するための手段 この発明は上記問題点を解決する手段として、電波或は
赤外線利用の非接触カードを用い、カードのコード読取
り装置を入退出用ドア1筒所について内外2個設置し、
該コード読取り装置によるポーリングによりカードのコ
ード照合を行ない内外2個のコード読取り装置における
一定時間内における照合の順序により登録者の入りと出
を判断し、施錠と解錠を制御するようにし、更に下記の
乃至の要件を具備せる非接触カードを用いた自動警
備方法を提供するものである。
入退出用ドアの外に設置された上記コード読取り装置
により第一入館者が所持する非接触カードのコード照合
を行なって第一入館者であると判断した場合に電気錠を
自動的に解錠し併せて自動警備解除状態とし且つドアの
内に設置されたコード読取り装置により該第一入館者が
所持する非接触カードのコード照合が行なわれた場合に
そのコードを記録する、 上記入退出用ドアの内に設置されたコード読取り装置
により上記第一入館者が所持する非接触カードのコード
照合が行なわれなかった場合に上記電気錠を再施錠する
と共に再自動警備状態とする、 上記第一入館者が入館した後の入館者に対しては上記
外と内の両コード読取り装置で該入館者が所持する非接
触カードのコード照合を行ないそのコードを記録する、 上記入退出用ドアの内と外に設置された両コード読取
り装置により第一退館者以降が所持する非接触カードの
コード照合を行ない各コードを記録する、 上記入退出用ドアの内と外に設置された両コード読取
り装置により最終退館者が所持する非接触カードのコー
ド照合を行ないそのコードを記録し電気錠を自動的に施
錠すると共に自動警備状態とする。
作用 本発明によれば非接触カードを使用し、第一入館者と最
終退館者の入館と退館を的確に判断して電気錠の解錠と
施錠並びに自動警備状態と同解除状態を確実に形成でき
る。
又第一入館者がドアの外側に配した読取り装置でコード
照合して電気錠が解除され自動警備解除状態が形成され
ても、ドアの内側に配した読取り装置でコード照合がな
されない場合には、例えば第一入館者がコード読取り装
置(外)でコード照合を行なった後何らかの事情で入館
しなかった場合には、何らの人的操作を行なうことなく
自動的に再施錠状態と再自動警備状態とを確実に形成す
る。
又入管、退館の人数は自動的に記録され第一入館者と最
終退館者にのみ上記警備状態の自動開閉と電気錠の自動
開閉を委ねたので、在館者と退館者の個人コードの識別
と人数チェックを確実に行なって在館者が残っているに
も拘らず施錠、自動警備状態を形成し誤発報したり、退
館不能となる等の不具合を有効に防止する。
又第一入館者によって解錠と自動警備状態の解除とがな
されるので、第二入館者以降の入館は極めてスムーズに
行なえる。
実施例 第1図は本発明の実施例であり、以下に説明をする。
所属する全ての人は個人識別カードを持ち、該カードは
電波或は赤外線利用の非接触カードとする。該カードの
センサー(コード読取り装置1,2と3,4)は入退出用ドア
1ケ所について、内外に2個設置する。コード読取り装
置1乃至4は常時ポーリングによって、カードのコード
照合を行ない、同時に複数のカードが存在しても正確に
カード識別を行なう。コード読取り装置1,2は共用部の
ドアの内外に設置し、同読取り装置3,4は専有室のドア
の内外に設置した例を示す。コントローラーはコード読
取り装置で読取られた個人コードを識別して電気錠制御
器を作動し、各種出力(警備開始出力等)を外部へ出力
する。以下第2図乃至第5図の動作を示すローチャート
に基き本発明を説明する。
<入館> 而して館内への入館については、まず館内への入退出用
ドア(外)に設置したコード読取り装置1で入館しよう
とする者が登録されている非接触カードを持っている者
かをポーリングによって照合し、登録されている場合
は、その者が第一入館者かどうかを次に判断し第一入館
者であれば共用部の自動警備状態を自動的に解除し、共
用部の電気錠も自動的に解除する。
上記コード読取り装置1は他と同様ポーリングと同時に
反射パルスによって測距を行ない人の存在を検知し、カ
ード非所有者からは、応答の無いことによってイジェク
トし、又は補助照合入力を音声メッセージ等で促すよう
にする。次に、コード読取り装置1での照合入力があっ
てから入退出用ドア(内)に設置されているコード読取
り装置2で同一の(上記第一入館者の)個人コードの照
合入力が一定時間内に無い場合は、入館する意志は無い
ものと判断し共用部の自動警報状態を再び形成し共用部
の電気錠も再度施錠する。第一入館者が入館した後の登
録者の入館に対しては入館者の個人コード読取り装置1
とコード読取り装置2で照合し登録されている個人コー
ド入力があった者に対してはその個人コードを記録す
る。
<入室> 室内への入室については、入室しようとする者が登録さ
れている非接触カードを持っている者かを室の入退出用
ドア(外)に設置したコード読取り装置3で判断し登録
されている場合は自動警備状態を解除して出入口の電気
錠を解錠する。
次にコード読取り装置4においてコード読取り装置3で
照合があった個人コード(第一入館者のコード)と同一
の個人コードの照合入力が一定時間無い場合は、入室す
る意志が無いと判断して室内の自動警備状態を形成し出
入口の電気錠も再度施錠する。警備状態が解除後の入室
者に対しては入室者の個人コードをコード読取り装置3
とコード読取り装置4で照合し登録されている個人コー
ドの照合入力があった者に対してはその個人コードを記
録する。
<退室> 室外への退室については、コード読取り装置4で照合入
力があった個人コードと同一の個人コードがコード読取
り装置3で一定時間内に照合入力があった場合に退室と
みなし無い場合は退出する意志が無いと判断する。入室
した全ての者の個人コードがコード読取り装置4と3で
照合があった場合、即ち最終退室者の個人コードがコー
ド読取り装置4と3で照合があった場合に全ての入室し
た者が退室した(在室者0)と判断し室内の自動警備状
態を再び形成すると共に電気錠を施錠する。退出した者
の個人コードはその都度記録する。
<退館> 退館については、前記記録された個人コードを持つ入館
した者が退館する場合その個人カードをコード読取り装
置2で退館する意志があるかをまず判断してコード読取
り装置2での照合入力の後にコード読取り装置1で同一
の個人コードの照合入力があった場合に退館とみなしそ
の個人コードを記録する。最終退館者が退館する場合
(在館者0)には前記退室の場合と同様共用部の自動警
備状態を形成して共用部の電気錠を施錠する。
以上の警備システムは上記建物全体への入退館と建物内
の室への入退室用の組合せで用いる他、入退館専用、或
いは入退室専用に実施できる。
発明の効果 本発明によれば第一入館者がドアの外側に配した読取り
装置でコード照合して電気錠が解除され自動警備解除状
態が形成されても、ドアの内側に配した読取り装置でコ
ード照合がなされない場合には、例えば第一入館者が一
定時間内にコード読取り装置(外)でコード照合を行な
った後何らかの事情で入館しなかった場合には、何らの
人的操作を行なうことなく自動的に再施錠状態と再自動
警備状態とを確実に形成でき、コード記録も行なわれな
い。
又逆に最終退館者のコードがドアの内外に設置した両コ
ード読取り装置により照合された場合にのみ(ドアの内
に設置されたコード読取り装置は退館の意志の確認とな
りこの時点で帰館した場合には退館の意志なしとみなし
て施錠及び自動警備状態を形成しない)施錠及び自動警
備状態を確実に形成する 又入館、退館の人数はコードにより自動的に記録され第
一入館者と最終退館者にのみ上記警備状態の自動開閉と
電気錠の自動開閉を委ねたので、在館者と退館者の個人
コードの識別と人数チェックを確実に行なって在館者が
残っているにも拘らず施錠、自動警備状態を形成し誤発
報したり、退館不能となる等の不具合を有効に防止する
ことができる。
又第一入館者によって解錠と自動警備状態の解除とがな
されるので、第二入館者以降の入館は極めてスムーズに
行なえる。
以上のように、本発明によれば非接触カードを使用し、
第一入館者と最終退館者の入館と退館を的確に判断して
電気錠の解錠と解錠並びに自動警備状態と同解除状態を
確実に形成でき、これら状態の形成不全を確実に防止す
ることかできる。
即ち、従来は入退館者が最終退館者であることを入退館
監視装置により知った後、その最終退館者が自分の判断
で警備装置の開始操作を行なわねばならなかったが、そ
のために失念の恐れを払拭できなかったが、本発明によ
ればドアの内外に設置したコード読取り装置により最終
退館者であると確認されると、退館の意志に拘らず、自
動的に警備状態が形成され、従来のような最終退館者の
失念により無警備状態を招来する問題を有効に解決でき
る。
第一入館者のコード照合による警備の自動解除について
も同様である。
尚警備対象が建物である場合と建物内の室である場合で
ある場合では発明が同一であるので、請求の範囲におい
てはこれら警備対象への入退出者を一括して入退館者と
称し記載した。
【図面の簡単な説明】 図面は本発明の一実施例を示し、第1図は非接触カード
を用いた自動警備方法のフローチャート図、第2図乃至
第5図は動作を説明するフローチャート図を示す。 1,2,3,4……コード読取り装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電波或は赤外線利用の非接触カードを用
    い、カードのコード読取りの装置を入退出用ドア1筒所
    について内外2個設置し、該コード読取り装置によるポ
    ーリングによりカードのコード照合を行ない一定時間内
    における内外2個のコード読取り装置による照合の順序
    により登録者の入りと出を判断し、施錠と解錠を制御す
    るようにした非接触カードを用いた自動警備方法におい
    て、入退出用ドアの外に設置された上記コード読取り装
    置により第一入館者が所持する非接触カードのコード照
    合を行なって第一入館者であると判断した場合に電気錠
    を自動的に解錠し併せて自動警備解除状態とし且つドア
    の内に配置されたコード読取り装置により該第一入館者
    が所持する非接触カードのコード照合が行なわれた場合
    にそのコードを記録する、 上記入退出用ドアの内に配置されたコード読取り装置に
    より上記第一入館者が所持する非接触カードのコード照
    合が行なわれなかった場合に上記電気錠を再施錠すると
    共に再自動警備状態とする、 上記第一入館者が入館した後の入館者に対しては上記外
    と内の両コード読取り装置で該入館者が所持する非接触
    カードのコード照合を行ないそのコードを記録する、 上記入退出用ドアの内と外に設置された両コード読取り
    装置により第一退館者以降が所持する非接触カードのコ
    ード照合を行ない各コードを記録する、 上記入退出用ドアの内と外に設置された両コード読取り
    装置により最終退館者が所持する非接触カードのコード
    照合を行ないそのコードを記録し電気錠を自動的に施錠
    すると共に自動警備状態とする、 上記非接触カードを用いた自動警備方法。
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JP2007018084A (ja) * 2005-07-05 2007-01-25 Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd 侵入監視システム
JP5348688B2 (ja) * 2009-04-27 2013-11-20 Necインフロンティア株式会社 入退室管理システム、管理サーバおよび認証装置制御方法

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