JPH07137569A - 格納式フットレスト - Google Patents

格納式フットレスト

Info

Publication number
JPH07137569A
JPH07137569A JP15950994A JP15950994A JPH07137569A JP H07137569 A JPH07137569 A JP H07137569A JP 15950994 A JP15950994 A JP 15950994A JP 15950994 A JP15950994 A JP 15950994A JP H07137569 A JPH07137569 A JP H07137569A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
footrest
seat
lid
retractable
leg
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP15950994A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3063527B2 (ja
Inventor
Hideki Nakane
秀樹 中根
Shinji Yamada
伸司 山田
Etsuji Mizuno
悦司 水野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Auto Body Co Ltd
Original Assignee
Toyota Auto Body Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Auto Body Co Ltd filed Critical Toyota Auto Body Co Ltd
Priority to JP6159509A priority Critical patent/JP3063527B2/ja
Publication of JPH07137569A publication Critical patent/JPH07137569A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3063527B2 publication Critical patent/JP3063527B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Passenger Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 フットレストをシートレッグに格納すること
により、シート後部のスペースを確保し、また、シート
背面部の外観の見栄えをよくし、更にシートレッグ間に
新たなカバーの必要をなくす。 【構成】 格納式フットレスト4は、車両のシート後部
に回転可能に付設され、未使用時に格納されるものにお
であり、断面が略扇型の形状であって、シートのシート
レッグの後端下部に位置する回転軸5と、略扇型の直線
部の一方を形成し、格納された時に前記シートレッグ間
の空間の後部側面を形成する蓋面と、略扇型の円弧部を
形成する足載面とを備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等に用いられる
フットレストに関し、特にシートレッグ間に格納可能な
フットレストに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図17は、従来のシート後部に取り付け
られた格納式フットレストを示す図である。シート本体
は、シートバック65を備えるシートクッション61が
一対のシートレッグ62に支持されている。一対のシー
トレッグ62に挟まれた箇所には空間ができ、オーデイ
オ等の収納スペースとして利用されている。そして、シ
ートレッグ62の後方上部にはフランジ63が取り付け
られ、それに回転軸を介してフットレスト64が回転可
能に軸着されている。フットレスト64は、長方形の板
状のものであり、シート本体の横幅に対応した幅及び、
回転軸垂直方向に所定の長さを有する。そして、未使用
時には、図17に示すように、フットレスト64はシー
トバック65の背部に沿うように配置される。一方、使
用するときは、フットレスト64を回転軸を中心に回転
させ回転軸から下方に所定の角度で配置される。使用者
はその傾斜した板状の載置板であるフットレスト64に
足を載せて使用する。このとき、フットレスト64にか
かる荷重は、フットレスト64が床面に接触して受けて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような構成による
フットレスト64では、未使用時にシートバック65の
背部に位置するため乗車スペースを狭くしてしまい、リ
ヤシートに乗車する者の乗り心地を悪くする結果とな
る。また、未使用時のフットレスト64は、シートバッ
クの後部に飛び出た形で設けられるのでその外観も悪か
った。一方、今日においては、シートレッグ間には収納
スペースとしての空間を有し、シートレッグ間の空間の
後方が開放端となっているので、別途カバーを取り付け
ることが望まれた。
【0004】また、上記従来のフットレストでは、使用
状態にセットする場合、フットレスト先端を床面に接す
るようにしなければならないため、フットレストを大き
く設ける必要があった。しかし、その分フットレストの
回転半径が広がり更に邪魔になる結果となった。そこ
で、回転半径を縮めるためにフットレストの寸法を小さ
くすることになるが、そうした場合、使用時にはフット
レストを床面から浮かした状態でセットしなければなら
ない。そのため、フットレストにかかる荷重を受けるた
めの部材が別途必要となる。
【0005】そこで本発明は、フットレストを効果的に
格納することによりシート背面部のスペースを確保する
と共に、外観の見栄えをよくし、更にシートレッグに新
たなカバーの必要をなくすことを目的とする。また、フ
ットレストを収納可能なものとすることを目的とする。
更に、フットレストにかかる負荷を別部品を用いること
なく拡散させることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の格納式フットレ
ストは、車両のシート後部に回転可能に付設され、未使
用時に格納される格納式フットレストにおいて、前記シ
ートの基台を構成する一対のシートレッグの後端下部に
それぞれ固設されたフットレスト保持手段と係合して、
前記格納式フットレストを前記シートレッグに対し回転
可能に保持する回転手段と、前記回転手段から車内床面
に平行に延びて形成される蓋面と、前記蓋面の回転手段
とは反対の端面から斜め上方に延びて形成される足載面
とを有し、未使用時に前記回転手段により回転され、前
記一対のシートレッグ間に格納されると共に、前記蓋面
が前記シートレッグ間の空間の後部側面を構成するもの
である。また、本発明の格納式フットレストは、前記格
納式フットレストが前記蓋面と前記足載面を有する密閉
容器を形成すると共に、前記蓋面に開閉可能に付設され
るフタを備えたものである。また、本発明の格納式フッ
トレストは、前記格納式フットレストが前記蓋面と前記
足載面を有する密閉容器を形成すると共に、前記足載面
の一部あるいは全面に開閉可能に付設されるフタを備え
たものである。更に、本発明の格納式フットレストは、
前記一対のシートレッグに形成されるレッグフランジと
係合して、前記足載面に加わった荷重を受けるストッパ
を有するものである。
【0007】
【作用】上記構成を有する本発明の格納式フットレスト
は、シートレッグの後端下部で回転軸を中心に回転し、
格納された状態ではフットレストがシートレッグ間の空
間の後部側面をなす。また、本発明の格納式フットレス
トは、密閉容器を形成することにより内部に収納スペー
スを有し、蓋面に付設されたフタを開閉して前記収納ス
ペースへの収納物の出し入れを行う。また、本発明の格
納式フットレストは、密閉容器を形成することにより内
部に収納スペースを有し、足載面の一部あるいは全面に
形成したフタを開閉して前記収納スペースへの収納物の
出し入れを行う。更に、本発明の格納式フットレスト
は、そのフットレストに設けたストッパがシートレッグ
の後端部において、そのシートレッグを構成するレッグ
フランジに係合し、前記足載面に加わる荷重を受ける。
【0008】
【実施例】以下、本発明を具体化した第1実施例を図面
を参照して説明する。図1は、本実施例の使用状態を示
した図であり、自動車のリヤシートに乗車した人がフッ
トレストの使用者になる場合を示している。ここで使用
されるシートは、従来のものと同様シートレッグ1を支
持台として、その上にシートクッション2そしてシート
バック3によって全体が構成されている。そして、シー
トレッグ1でシートクッション2の両側部を支持するよ
うにしたため、従来のシートと同様、シートレッグ間に
収納可能な空間を有している。そのため、フロントシー
トのシートレッグ1の後端部に回転軸5を介して固設さ
れた格納式フットレスト4は、未使用時にはそのシート
レッグ1の空間に2点鎖線で示されているように格納さ
れる。一方使用時には、使用者がフットレスト4をシー
ト後方に回転すると、図1の実線で示すようにフロント
シートから突き出たかたちとなる。そして使用者は、突
き出したフットレスト4の上面に足を載せて使用する。
このとき、つま先をかける程度の時には、図1の実線で
示すようにシートクッション2をシートレッグ1の後端
にまでさげた状態でもよい。しかし、足の裏全体を載せ
る時には、足の先がシートクッション2にかかるため、
1点鎖線で示すようにシートクッション2を前方にスラ
イドさせる。
【0009】次に図2において、フットレスト4の分解
斜視図を示し、図3においてフットレスト4の横断面図
を示す。本実施例のフットレストは、使用時に足が載せ
られる足載面12を有する上板11と、未使用時にシー
トレッグ1の後部開口端の側面をなす蓋面15を有する
下板18とが、支持部材19により結合して形成されて
いる。具体的には、上板11は、シートレッグ1の後方
開口部の幅に相当する幅をもち、その上面は曲面12に
よって形成されている。即ち、その曲面12が、フット
レスト使用時に足が載せられる足載面12としての役割
を果たす。また、下面には2本の上溝17aが設けられ
ている。そして、上板11には更に、一方の端に設けら
れた2つの差込みツバ14と、その他端の両角でシート
レッグ1側に突出したストッパー13によって形成され
ている。
【0010】一方、下板18は上板11と同じ寸法の横
幅を持ち、平面からなる蓋面15を有する。この蓋面1
5が、フットレスト4が格納されたときシートレッグ1
後端部の側面を形成する。また、下板18は、上記上板
11の差込みツバ14に対応する端部に孔16が設けら
れ、上板11の上溝17aに対応する2本の下溝17b
が形成されている。また、支持部材19は、2本の鋭角
に曲がった連結棒19bが上記上溝17a及び下溝17
bに対応する間隔で、それぞれ一端が1本の直線棒19
aに固定されている。その連結棒19bには、それぞれ
2箇所づつに止め具22が設けられている。更に、連結
棒19bの他端には、それぞれ回転部材21を介して固
定部材20が設けられている。
【0011】以上フットレスト4は、上板11及び下板
18、支持部材19更に回転部材21によって構成され
る。即ち、フットレスト4は、上板11の差込みツバ1
4が下板18の孔16に嵌合され、そして支持部材19
の止め具22によってそれぞれ上溝17a及び下溝17
bが、所定箇所でボルト23によって固定されて一体に
形成される。このとき回転部材21は、下板18の端部
に位置する。更にフットレスト4は、連結棒19bの一
端に回転部材21を介して固設された固定部材20によ
って、シートレッグ1に回転可能に固設される。このと
き回転部材21は、シートレッグ1の後端下部に位置す
るように、固定部材20がシートレッグ1に固設され
る。
【0012】このような構成によりなるフットレスト4
は、未使用時には下板18の蓋面15が垂直に立った状
態となり、シートレッグ1間の空間の後部側面となる。
そして使用するときには、使用者が自分の方にフットレ
スト4を回転させて、上板11の足載面12が上面にな
るようにする。その際、フットレスト4は、シートレッ
グ1の後端下部に位置する回転部材21を中心に回転す
る。
【0013】以上、本実施例の格納式フットレスト4に
よれば、回転部材をシートレッグ1の後端下部に設けた
ことにより、フットレスト4をシートレッグ1間のスペ
ースに効果的に格納する事ができた。また、フットレス
トの回転領域が狭くなったことにより、フットレスト回
転時に足が邪魔になることが少なくなった。更に、シー
ト後部のスペースを確保すると共に、シート背面部の外
観の見栄えをよくし、更にシートレッグ1に新たなカバ
ーの必要をなくすことができた。
【0014】次に、図4は、フットレスト使用時のスト
ッパーとレッグフランジとの関係を示した図である。フ
ットレスト4を使用するために回転させたとき、図4に
示すようにストッパー4aがシートレッグ1内側に設け
たレッグフランジ1aに係合する。以下、各種ストッパ
ーについて説明する。図5乃至図7はストッパーを示し
た図である。先ず、図4のストッパー4aは、フットレ
スト4本体の一端がレッグフランジ側へ突出して形成さ
れている。そして、図4に示すようにレッグフランジ1
aの返しに係合するよう、突出したストッパーには同じ
く返しが形成されている。このようなストッパーの構成
により、使用時にフットレストへかかる荷重をストッパ
ー4aが受ける。また、そのストッパー4aに返しを設
けたことにより横方向への荷重をも受けることになる。
【0015】次に図6は、上記第1実施例で示したスト
ッパーである。これは上記図4のストッパー4aと同じ
くフットレスト4本体の一端でレッグフランジ側へ突出
して形成されている。しかし、本例のストッパー13に
は返しが形成されておらず、ストッパー13に直線棒1
9aが沿うように形成されたものである。このような構
成によるストッパー13によってフットレストへの回転
方向への荷重を受ける。さらに、第1実施例で示したよ
うにフットレスト内部を支持部材19で支持するため、
これによって横方向への荷重を受ける。更に、図7は、
フットレスト本体には突起を設けず、丸棒を設けてそれ
を単独で突出させてストッパー25を形成した。このス
トッパー25には、返しが形成されているので、回転方
向及び横方向の荷重をうけ、更に第1実施例で示したよ
うにフットレスト内部を支持部材19で支持するため、
これによって横方向への荷重を受ける。
【0016】このようにフットレストにストッパーを設
けることにより、フットレストにかかる負荷を別部品を
用いることなく拡散させることができる。
【0017】次に、本発明の格納式フットレストの第2
実施例について説明する。図8は、本実施例の使用時の
状態を示した図である。具体的には、第1実施例同様自
動車のリヤシートに乗車した人がフットレストの使用者
になる場合、即ち、フロントシートに取り付けられた格
納式フットレストを示している。このとき、シートは、
第1実施例と同様シートレッグ31を基台として、その
上にシートクッション32そしてシートバック33によ
って全体が構成されている。そしてシートレッグ31
は、シートクッション32の両側部を支持し、中間部は
収納可能なスペースを有している。更に本実施例のフッ
トレスト34は、以下に詳しく説明するように(図9参
照)、蓋面41の一端部に回転軸35が固設され、その
回転軸35を挟むように蓋面41に垂直な平面42が形
成され、足載面43が蓋面41及び蓋面41に垂直に形
成された平面42を掛け渡すように設けられてフットレ
スト34を構成している。
【0018】そして、フットレスト34は、第1実施例
と同様フロントシートのシートレッグ1の後端下部に軸
着され、未使用時にはシートレッグ31の空間に格納さ
れている。また、使用時には、使用者がフットレスト3
4を回転させて、図に示すようフロントシート後方に突
き出たかたちとなる。そこでフットレスト34の上面に
足を載せて使用する。
【0019】図9は、第2実施例におけるフットレスト
34の斜視図であり、(A)が未使用状態、即ちフット
レストを格納した状態であり、(B)がフットレスト使
用状態を示す図である。このフットレスト34は、シー
トレッグ後端下部に回転軸を設け、その回転軸を中心に
断面が略扇型をなすよう2枚の平面板41,42とその
平面板を結ぶ曲面板43及び、2枚の略扇型の側面板4
4,44とから構成され、中空を成している。そして回
転軸35を挟んだ一方の平面板41が、フットレスト3
4がシートレッグ31に格納されたときにシートレッグ
31間の空間の後部側面を成す蓋面(以下、蓋面41と
する)である。また、蓋面41と平面板42を掛け渡す
ように設けられた曲面板43が、足を載せるための足載
面(以下、足載面43とする)である。また、蓋面41
には、中空となっているフットレスト34の収納を可能
とするフタ45が形成されている。更に、側面板44,
44にはフットレスト34の回転に対するストッパ46
が設けられており、更にシートレッグ1内側後端にはこ
のストッパ46に係合する不図示のレッグフランジが設
けられている。
【0020】このような構成による本実施例のフットレ
ストは以下のように動作する。先ず、フットレスト34
は、蓋面41が未使用時のシートレッグ31間の空間の
後部側面を形成するようほぼ垂直に立った位置から、使
用時の車体床面に平行になる位置まで回転する。即ち、
フットレスト34の使用時には、後部座席に座った使用
者がフットレスト34を手前に引く方向に回転させる。
そうすると、フットレスト34は、ほぼ90度回転して
蓋面41が車体床面に平行になる。そして、このとき足
載面43が上部に現れる。また、使用者がフットレスト
34を手前に回転させたときは、側面44に設けられた
ストッパ46が、シートレッグ31の内側後部に設けら
れた不図示のレッグフランジに係合してフットレスト3
4の回転を停止させる。そしてフットレスト34がこの
ような使用状態になった時点で、使用者は足を足載面4
3に載せる。このとき足を載せた時ストッパ46が、シ
ートレッグ31のレッグフランジに係合して、フットレ
スト34に係る荷重を受ける。
【0021】次に、フットレスト4の使用をやめる時
は、使用可能とするのに手前に回転させたのとは逆に車
両前方に押す方向に回転させる。そうするとフットレス
ト34は、蓋面41がシートレッグ31の後部側面と面
一になる位置で停止する。ところで、シートレッグ後方
は開放されている構造をしているが、本実施例のフット
レスト4は、使用時及び未使用時あるいは回転途中にお
いてもシートレッグの後方開放端を常に塞ぐ構造となっ
ている。そのためシートレッグ1内の中空部は外側から
は見えない状態になり、例えば煩雑に収納された内部を
隠して外観をよくする。また、一方未使用時には、フタ
45を開閉することにより物の収納を行うことが可能で
ある。
【0022】以上説明したような構成のフットレストに
より、第1実施例同様回転部材をシートレッグ1の後端
下部に設けたことにより、フットレスト4をシートレッ
グ1間のスペースに効果的に格納することができた。そ
して、シート後部のスペースを確保すると共に、シート
背面部の外観の見栄えをよくし、更にシートレッグ1間
に新たなカバーの必要をなくすことができた。また、フ
ットレストにかかる負荷を別部品を用いることなく拡散
させることができた。更に、フットレストへの収納が可
能となった。
【0023】次に、第2実施例で示した収納可能なフッ
トレストを図10及び図11に示して説明する。図10
は、フットレストを図9のAーA断面を示した図であ
る。フットレストの蓋面41には、外側に開くようにフ
タ45が軸着されている。その回転軸47は、蓋面41
の下部内側に固設され表側からは見えないようになって
いる。またフタ45の上部には、回転式ノブ48が取り
付けられている。その回転式ノブ48は、断面がト字型
をなして上端に回転軸49をもち、突出部にはフック4
8aが設けられている。そしてそのフック48aは、蓋
面41の内側への張り出し部41aに係合されている。
【0024】このような構成のフタ45は、回転式ノブ
48の下端を手前に引くように回転させる。すると回転
式ノブの上端の回転軸49を中心に回転し、蓋面41の
張り出し部41aに係合していたフック48aがはずれ
てロックが解除される。そして回転式ノブ48を手前に
引く作用によってフタ45が回転軸47を中心に回転す
ることによって開く。逆に、フタ45を閉じるときは、
フタ45自身を前方に押せばフタが回転して、再び回転
式ノブ48のフック48aが蓋面41の張り出し部41
aに係合して固定される。
【0025】また、図11は、上記フットレストの回転
式ノブとは異なったノブを用いたものであり、具体的に
は、スライド式ノブについて示してある。フットレスト
自体は第2実施例のものと同じ構成である。そして本実
施例のスライド式の取り付け位置も第2実施例と同様フ
タ45の上端である。そのスライド式ノブを用いたロッ
ク部の構成は、フタ45の上部に縦方向の長孔51及び
スライド式ノブ50bの上下の移動を案内する案内部材
50aを有し、その長孔51及び案内部材50aにスラ
イド式ノブ50bが貫入され、スライド式ノブ50bの
先端にはフック50cが設けてある。フタ45は、フッ
ク50cが蓋面41の張り出し部41aに係合すること
により固定される。このような構成により、スライド式
ノブ50bを下方に押すと、案内部材50aに案内され
てスライド式ノブ50bが下に移動してフック50cが
はずれ、その状態でノブ50bを手前に引いてフタ45
を開く。
【0026】更に、図12及び図13にフタ45を回転
させる回転軸を示す。図12は、蓋面とフタとを軸55
でかけ渡し、蓋面41上の固定部材56の方で軸55を
固定してフタ45上の摺動部材57で摺動することによ
り回転する。また、図13は、蓋面41とフタ45を蝶
番58で軸着したものである。
【0027】次に、本発明の第3実施例について説明す
る。図14、図15は、第3実施例のフットレストの斜
視図である。ところで、本実施例のフットレスト60
は、上記第2実施例のものと同様に側面が略扇型で中空
のものであり、その側面に形成される回転軸及びストッ
パについては、第2実施例の回転軸35及びストッパ4
6のものと同様の構成をなし、同様の作用効果を奏する
ので、それについての図示及び言及は割愛する。本実施
例のフットレスト60は、シートレッグ後端下部に不図
示の回転軸を設け、その回転軸を中心に断面が略扇型を
なすよう2枚の平面板61,62とその平面板を結ぶ曲
面板63及び、略扇型の側面部64,64とから構成さ
れ、中空を成している。
【0028】そして、平面板61が、フットレスト60
がシートレッグ31に格納されたときにシートレッグ3
1間の空間の後部側面を成す蓋面(以下、蓋面61とす
る)である。また、蓋面61と平面板62を掛け渡すよ
うに設けられた曲面板63が、足を載せるための足載面
(以下、足載面63とする)をなす。この足載面63に
は、指先が入る程度の凹部70が形成されている。一
方、このフットレスト60は、図15に示すよう、側部
64,64が2つに分離されるよう足載面63が分割し
てフタ65が形成される。そして、このフタ65は、蓋
面61と足載面63との連続部に、インテグラルヒンジ
66を介して収納部67に揺動可能に取り付けられてい
る。また、フタ65には、インテグラルヒンジ66が取
り付けられた反対側にはツメ68が形成され、収納部6
7には、そのツメ68が嵌合するための嵌合部69であ
る凹部が形成されている。
【0029】このような2分割されたフットレスト60
は、フタ65と収納部67とがブロー成形によって形成
され、更に、その2つのブロー成形品は、上記箇所にイ
ンテグラルヒンジ66を取り付けて一体物として形成さ
れる。この収納スペースを形成する中空構造のフットレ
スト60は、その剛性が低くなるため、図15の点線で
示したようにフタ65を二重構造とする。また、その二
重構造に加えて更に図16に示すように、フタ65内面
側を横方向に並べたハニカム断面とする構造を採用す
る。
【0030】次に、本実施例のフットレストの作用につ
いて説明する。本実施例のものは、上記第2実施例のも
のと同様な作用によって、使用状態及び未使用状態に回
転移動させて配置させるため、ここでもその詳細な説明
は割愛する。ところで、本実施例のフットレスト60
は、上記第2実施例のものとは異なり使用状態時に収納
可能となる。即ち、フットレスト60を手前に引くこと
によって回転移動させ、図14に示すように使用状態に
する。そして、足載面63が上面となったとき、物を収
納する場合には、足載面63に形成された凹部70に指
先を入れて手前上方へ引く。すると、ツメ68が嵌合部
69から外れ、足載面63は、インテグラルヒンジ66
を介して回転して収納可能な状態となる。そして、物を
入れた後、足載面63を車両前方へ回転させツメ68が
当たったところで、更に下方へ押さえてツメ68を嵌合
部69へはめ込む。
【0031】このような第3実施例の格納式フットレス
トにおいては、足載面63を開くようにしたので、上方
から物を収納或は取出しが行い易くなった。また、フッ
トレストを引き出した状態でフタ65を上方へ開いて収
納を行なうため、前席に座っている人の使用も可能とな
った。また、中空構造のフットレストであるが足を載せ
る足載面を構成するフタ65を二重構造及びハニカム断
面を採用したので、その剛性が高まり、例えば、子供が
その上に載ってしまったり荷物が落ちる等しても、その
高負荷に耐えることができるようになった。
【0032】以上、本発明の格納式フットレストの実施
例について詳細に説明したが、本発明は上記実施例のも
のに限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範
囲で様々な変更が可能である。たとえば、上記実施例で
は、蓋面にフタを形成し、また、足載面をフタにするよ
うにしたが、格納式フットレスト内部に収納部を形成
し、一方の側面をその収納部と一体にしたものを横にス
ライドさせ、収納部への物の収納を行なうようにしても
よい。
【0033】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明の格納式フットレストは、車両のシート後部に回
転可能に付設され、未使用時に格納される格納式フット
レストにおいて、前記シートのシートレッグの後端下部
に位置する回転手段と、格納された時に前記シートレッ
グの後部側面を形成する蓋面と、使用時にフットレスト
上面に位置する足載面とを有し、前記蓋面の一端部に前
記回転手段が固設され、前記蓋面の他端部に前記足載面
が角度を変えて接続することにより、フットレストを効
果的に格納することによりシート背面部のスペースを確
保すると共に、外観の見栄えをよくし、更にシートレッ
グ間に新たなカバーの必要をなくすことが可能となっ
た。
【0034】また、フットレストを密閉容器とすると共
に、開閉可能なフタを付設したことにより、フットレス
トを収納可能なものとすることが可能となった。更に、
シートレッグを構成するレッグフランジと係合するスト
ッパーを有することにより、フットレストにかかる負荷
を別部品を用いることなく拡散させることが可能となっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の使用状態を示した図であ
る。
【図2】本発明の第1実施例の格納式フットレストの分
解斜視図である。
【図3】本発明の第1実施例の格納式フットレストの断
面図である。
【図4】本発明の格納式フットレストとレッグフランジ
との関係を示した図である。
【図5】本発明の格納式フットレストのストッパーを示
す図である。
【図6】本発明の格納式フットレストのストッパーを示
す図である。
【図7】本発明の格納式フットレストのストッパーを示
す図である。
【図8】本発明の第2実施例の格納式フットレストを備
えたシートの斜視図である。
【図9】本発明の第2実施例の格納式フットレストの斜
視図である。
【図10】本発明の第2実施例の格納式フットレストの
断面図である。
【図11】本発明の第2実施例の格納式フットレストの
断面図である。
【図12】本発明の格納式フットレストのフタの回転軸
を示す斜視図である。
【図13】本発明の格納式フットレストのフタの回転軸
を示す斜視図である。
【図14】本発明の第3実施例の格納式フットレストの
斜視図である。
【図15】本発明の第3実施例の格納式フットレストの
フタ開閉状態の斜視図である。
【図16】本発明の第3実施例の格納式フットレストの
断面図である。
【図17】従来のフットレストを備えたシートの斜視図
である。
【符号の説明】
1 シートレッグ 1a レッグフランジ 2 シートクッション 3 シートバック 4 格納式フットレスト 4a ストッパー 5 回転軸 41 蓋面 43 足載面 45 フタ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のシート後部に回転可能に付設さ
    れ、未使用時に格納される格納式フットレストにおい
    て、 前記シートの基台を構成する一対のシートレッグの後端
    下部にそれぞれ固設されたフットレスト保持手段と係合
    して、前記格納式フットレストを前記シートレッグに対
    し回転可能に保持する回転手段と、 前記回転手段から車内床面に平行に延びて形成される蓋
    面と、 前記蓋面の回転手段とは反対の端面から斜め上方に延び
    て形成される足載面とを有し、 未使用時に前記回転手段により回転され、前記一対のシ
    ートレッグ間に格納されると共に、前記蓋面が前記シー
    トレッグ間の空間の後部側面を構成することを特徴とす
    る格納式フットレスト。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載するものにおいて、 前記格納式フットレストが前記蓋面と前記足載面を有す
    る密閉容器を形成すると共に、 前記蓋面の一部あるいは全面に開閉可能に付設されるフ
    タを備えたことを特徴とする格納式フットレスト。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載するものにおいて、 前記格納式フットレストが前記蓋面と前記足載面を有す
    る密閉容器を形成すると共に、 前記足載面の一部あるいは全面に開閉可能に付設される
    フタを備えたことを特徴とする格納式フットレスト。
  4. 【請求項4】 請求項1、請求項2または請求項3に記
    載するものにおいて、 前記一対のシートレッグに形成されるレッグフランジと
    係合して、前記足載面に加わった荷重を受けるストッパ
    を有することを特徴とする格納式フットレスト。
JP6159509A 1993-09-27 1994-06-16 格納式フットレスト Expired - Fee Related JP3063527B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6159509A JP3063527B2 (ja) 1993-09-27 1994-06-16 格納式フットレスト

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5-57088 1993-09-27
JP5708893 1993-09-27
JP6159509A JP3063527B2 (ja) 1993-09-27 1994-06-16 格納式フットレスト

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07137569A true JPH07137569A (ja) 1995-05-30
JP3063527B2 JP3063527B2 (ja) 2000-07-12

Family

ID=26398103

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6159509A Expired - Fee Related JP3063527B2 (ja) 1993-09-27 1994-06-16 格納式フットレスト

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3063527B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020030922A (ko) * 2000-10-18 2002-04-26 류정열 풋 레스트를 가지는 자동차용 시트
JP2010070087A (ja) * 2008-09-19 2010-04-02 Panasonic Corp 自動車用暖房装置
JP2010179724A (ja) * 2009-02-04 2010-08-19 Kanto Auto Works Ltd 車両用の荷物収納システム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020030922A (ko) * 2000-10-18 2002-04-26 류정열 풋 레스트를 가지는 자동차용 시트
JP2010070087A (ja) * 2008-09-19 2010-04-02 Panasonic Corp 自動車用暖房装置
JP2010179724A (ja) * 2009-02-04 2010-08-19 Kanto Auto Works Ltd 車両用の荷物収納システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP3063527B2 (ja) 2000-07-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6929321B1 (en) Fold-up seat
JPH0775984B2 (ja) ベビーカーのリクライニング若しくは倒伏機構
CA2071142A1 (en) Seat arm with concealed table
JPH07137569A (ja) 格納式フットレスト
JP3406630B2 (ja) アームレストと兼用しうるテーブルの取付装置
JP2000316619A (ja) 椅子付キャリーバッグ
JPS63110050A (ja) シ−トベルト装置
JPH057965Y2 (ja)
JPH06269Y2 (ja) 車両用折畳みシート
JP3198047B2 (ja) 携帯用車椅子
JP2006346400A (ja) 折畳椅子
JPH08113066A (ja) 車両用シート
JPH09118159A (ja) 車両用リヤシート構造
JPH0116662Y2 (ja)
JPH10166952A (ja) コンソールボックス
JP2004121425A (ja) 乗り物用シート
KR940002032Y1 (ko) 절첩 의자
JPS6024666Y2 (ja) 自動車のリヤパ−セルトレイ
JP2519373Y2 (ja) 自動車の補助シート
JPH0528101Y2 (ja)
KR200252651Y1 (ko) 차량의 좌석 등받이에 설치되는 수납포켓과 간이테이블어셈블리
KR19980086085A (ko) 버스의 좌.우이동형 시트구조
KR200333405Y1 (ko) 유아용 변기의 등받이 절첩장치
JPH0621785Y2 (ja) 乗用車におけるセンターコンソールボックス
JPS601035A (ja) 座席装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees