JP3063527B2 - 格納式フットレスト - Google Patents

格納式フットレスト

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JP3063527B2
JP3063527B2 JP6159509A JP15950994A JP3063527B2 JP 3063527 B2 JP3063527 B2 JP 3063527B2 JP 6159509 A JP6159509 A JP 6159509A JP 15950994 A JP15950994 A JP 15950994A JP 3063527 B2 JP3063527 B2 JP 3063527B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等に用いられる
フットレストに関し、特にシートレッグ間に格納可能な
フットレストに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図17は、従来のシート後部に取り付け
られた格納式フットレストを示す図である。シート本体
は、シートバック65を備えるシートクッション61が
一対のシートレッグ62に支持されている。一対のシー
トレッグ62に挟まれた箇所には空間ができ、オーデイ
オ等の収納スペースとして利用されている。そして、シ
ートレッグ62の後方上部にはフランジ63が取り付け
られ、それに回転軸を介してフットレスト64が回転可
能に軸着されている。フットレスト64は、長方形の板
状のものであり、シート本体の横幅に対応した幅及び、
回転軸垂直方向に所定の長さを有する。そして、未使用
時には、図17に示すように、フットレスト64はシー
トバック65の背部に沿うように配置される。一方、使
用するときは、フットレスト64を回転軸を中心に回転
させ回転軸から下方に所定の角度で配置される。使用者
はその傾斜した板状の載置板であるフットレスト64に
足を載せて使用する。このとき、フットレスト64にか
かる荷重は、フットレスト64が床面に接触して受けて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような構成による
フットレスト64では、未使用時にシートバック65の
背部に位置するため乗車スペースを狭くしてしまい、リ
ヤシートに乗車する者の乗り心地を悪くする結果とな
る。また、未使用時のフットレスト64は、シートバッ
クの後部に飛び出た形で設けられるのでその外観も悪か
った。一方、今日においては、シートレッグ間には収納
スペースとしての空間を有し、シートレッグ間の空間の
後方が開放端となっているので、別途カバーを取り付け
ることが望まれた。
【0004】また、上記従来のフットレストでは、使用
状態にセットする場合、フットレスト先端を床面に接す
るようにしなければならないため、フットレストを大き
く設ける必要があった。しかし、その分フットレストの
回転半径が広がり更に邪魔になる結果となった。そこ
で、回転半径を縮めるためにフットレストの寸法を小さ
くすることになるが、そうした場合、使用時にはフット
レストを床面から浮かした状態でセットしなければなら
ない。そのため、フットレストにかかる荷重を受けるた
めの部材が別途必要となる。
【0005】そこで本発明は、フットレストを効果的に
格納することによりシート背面部のスペースを確保する
と共に、外観の見栄えをよくし、更にシートレッグに新
たなカバーの必要をなくすことを目的とする。また、フ
ットレストを収納可能なものとすることを目的とする。
更に、フットレストにかかる負荷を別部品を用いること
なく拡散させることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の格納式フットレ
ストは、車両のシート後部に回転可能に付設され、未使
用時に格納されるものであって、左右一対のシートレッ
グ間に形成される空間の後端下部より、シート後方に車
内床面に平行に延びる蓋面と、前記蓋面の後端より前記
空間の後端上部まで延びる足載面と、前記蓋面と足載面
の側縁を連結する側面とを有し、前端下部が前記シート
レッグに回転可能に支持されて、未使用時には回転する
ことにより前記一対のシートレッグ間に格納されると共
に、前記蓋面が前記空間の後端面を構成することを特徴
とする。また、本発明の格納式フットレストは、前記蓋
面、足載面および側面を含む密閉容器状にを形成される
と共に、前記蓋面の一部あるいは全面に開閉可能に付設
されるフタを備えたことを特徴とする。また、本発明の
格納式フットレストは、前記蓋面、足載面および側面を
含む密閉容器状にを形成されると共に、前記足載面の一
部あるいは全面に開閉可能に付設されるフタを備えたこ
とを特徴とする。更に、本発明の格納式フットレスト
は、前記一対のシートレッグに形成されるレッグフラン
ジと係合して、前記足載面に加わった荷重を受けるスト
ッパを有することを特徴とする。
【0007】
【作用】上記構成を有する本発明の格納式フットレスト
は、シートレッグの後端下部で回転軸を中心に回転し、
格納された状態ではフットレストがシートレッグ間の空
間の後部側面をなす。また、本発明の格納式フットレス
トは、密閉容器を形成することにより内部に収納スペー
スを有し、蓋面に付設されたフタを開閉して前記収納ス
ペースへの収納物の出し入れを行う。また、本発明の格
納式フットレストは、密閉容器を形成することにより内
部に収納スペースを有し、足載面の一部あるいは全面に
形成したフタを開閉して前記収納スペースへの収納物の
出し入れを行う。更に、本発明の格納式フットレスト
は、そのフットレストに設けたストッパがシートレッグ
の後端部において、そのシートレッグを構成するレッグ
フランジに係合し、前記足載面に加わる荷重を受ける。
【0008】
【実施例】以下、本発明を具体化した第1実施例を図面
を参照して説明する。図1は、本実施例の使用状態を示
した図であり、自動車のリヤシートに乗車した人がフッ
トレストの使用者になる場合を示している。ここで使用
されるシートは、従来のものと同様シートレッグ1を支
持台として、その上にシートクッション2そしてシート
バック3によって全体が構成されている。そして、シー
トレッグ1でシートクッション2の両側部を支持するよ
うにしたため、従来のシートと同様、シートレッグ間に
収納可能な空間を有している。そのため、フロントシー
トのシートレッグ1の後端部に回転軸5を介して固設さ
れた格納式フットレスト4は、未使用時にはそのシート
レッグ1の空間に2点鎖線で示されているように格納さ
れる。一方使用時には、使用者がフットレスト4をシー
ト後方に回転すると、図1の実線で示すようにフロント
シートから突き出たかたちとなる。そして使用者は、突
き出したフットレスト4の上面に足を載せて使用する。
このとき、つま先をかける程度の時には、図1の実線で
示すようにシートクッション2をシートレッグ1の後端
にまでさげた状態でもよい。しかし、足の裏全体を載せ
る時には、足の先がシートクッション2にかかるため、
1点鎖線で示すようにシートクッション2を前方にスラ
イドさせる。
【0009】次に図2において、フットレスト4の分解
斜視図を示し、図3においてフットレスト4の横断面図
を示す。本実施例のフットレストは、使用時に足が載せ
られる足載面12を有する上板11と、未使用時にシー
トレッグ1間に形成される空間の後端面をなす蓋面15
を有する下板18とが、支持部材19により結合して形
成されている。具体的には、上板11は、シートレッグ
1の後方開口部の幅に相当する幅をもち、その上面は曲
面12によって形成されている。即ち、その曲面12
が、フットレスト使用時に足が載せられる足載面12と
しての役割を果たす。また、下面には2本の上溝17a
が設けられている。そして、上板11には更に、一方の
端に設けられた2つの差込みツバ14と、その他端の両
角でシートレッグ1側に突出したストッパー13によっ
て形成されている。
【0010】一方、下板18は上板11と同じ寸法の横
幅を持ち、平面からなる蓋面15を有する。この蓋面1
5が、フットレスト4が格納されたときシートレッグ1
間に形成される空間の後端面を形成する。また、下板1
8は、上記上板11の差込みツバ14に対応する端部に
孔16が設けられ、上板11の上溝17aに対応する2
本の下溝17bが形成されている。また、支持部材19
は、2本の鋭角に曲がった連結棒19bが上記上溝17
a及び下溝17bに対応する間隔で、それぞれ一端が1
本の直線棒19aに固定されている。その連結棒19b
には、それぞれ2箇所づつに止め具22が設けられてい
る。更に、連結棒19bの他端には、それぞれ回転部材
21を介して固定部材20が設けられている。
【0011】以上フットレスト4は、上板11及び下板
18、支持部材19更に回転部材21によって構成され
る。即ち、フットレスト4は、上板11の差込みツバ1
4が下板18の孔16に嵌合され、そして支持部材19
の止め具22によってそれぞれ上溝17a及び下溝17
bが、所定箇所でボルト23によって固定されて一体に
形成される。このとき回転部材21は、下板18の端部
に位置する。更にフットレスト4は、連結棒19bの一
端に回転部材21を介して固設された固定部材20によ
って、シートレッグ1に回転可能に固設される。このと
き回転部材21は、シートレッグ1の後端下部に位置す
るように、固定部材20がシートレッグ1に固設され
る。
【0012】このような構成によりなるフットレスト4
は、未使用時には下板18の蓋面15が垂直に立った状
態となり、シートレッグ1間に形成される空間の後端面
となる。そして使用するときには、使用者が自分の方に
フットレスト4を回転させて、上板11の足載面12が
上面になるようにする。その際、フットレスト4は、シ
ートレッグ1の後端下部に位置する回転部材21を中心
に回転する。
【0013】以上、本実施例の格納式フットレスト4に
よれば、回転部材をシートレッグ1の後端下部に設けた
ことにより、フットレスト4をシートレッグ1間のスペ
ースに効果的に格納する事ができた。また、フットレス
トの回転領域が狭くなったことにより、フットレスト回
転時に足が邪魔になることが少なくなった。更に、シー
ト後部のスペースを確保すると共に、シート背面部の外
観の見栄えをよくし、更にシートレッグ1に新たなカバ
ーの必要をなくすことができた。
【0014】次に、図4は、フットレスト使用時のスト
ッパーとレッグフランジとの関係を示した図である。フ
ットレスト4を使用するために回転させたとき、図4に
示すようにストッパー4aがシートレッグ1内側に設け
たレッグフランジ1aに係合する。以下、各種ストッパ
ーについて説明する。図5乃至図7はストッパーを示し
た図である。先ず、図4のストッパー4aは、フットレ
スト4本体の一端がレッグフランジ側へ突出して形成さ
れている。そして、図4に示すようにレッグフランジ1
aの返しに係合するよう、突出したストッパーには同じ
く返しが形成されている。このようなストッパーの構成
により、使用時にフットレストへかかる荷重をストッパ
ー4aが受ける。また、そのストッパー4aに返しを設
けたことにより横方向への荷重をも受けることになる。
【0015】次に図6は、上記第1実施例で示したスト
ッパーである。これは上記図4のストッパー4aと同じ
くフットレスト4本体の一端でレッグフランジ側へ突出
して形成されている。しかし、本例のストッパー13に
は返しが形成されておらず、ストッパー13に直線棒1
9aが沿うように形成されたものである。このような構
成によるストッパー13によってフットレストへの回転
方向への荷重を受ける。さらに、第1実施例で示したよ
うにフットレスト内部を支持部材19で支持するため、
これによって横方向への荷重を受ける。更に、図7は、
フットレスト本体には突起を設けず、丸棒を設けてそれ
を単独で突出させてストッパー25を形成した。このス
トッパー25には、返しが形成されているので、回転方
向及び横方向の荷重をうけ、更に第1実施例で示したよ
うにフットレスト内部を支持部材19で支持するため、
これによって横方向への荷重を受ける。
【0016】このようにフットレストにストッパーを設
けることにより、フットレストにかかる負荷を別部品を
用いることなく拡散させることができる。
【0017】次に、本発明の格納式フットレストの第2
実施例について説明する。図8は、本実施例の使用時の
状態を示した図である。具体的には、第1実施例同様自
動車のリヤシートに乗車した人がフットレストの使用者
になる場合、即ち、フロントシートに取り付けられた格
納式フットレストを示している。このとき、シートは、
第1実施例と同様シートレッグ31を基台として、その
上にシートクッション32そしてシートバック33によ
って全体が構成されている。そしてシートレッグ31
は、シートクッション32の両側部を支持し、中間部は
収納可能なスペースを有している。更に本実施例のフッ
トレスト34は、以下に詳しく説明するように(図9参
照)、蓋面41の一端部に回転軸35が固設され、その
回転軸35を挟むように蓋面41に垂直な平面42が形
成され、足載面43が蓋面41及び蓋面41に垂直に形
成された平面42を掛け渡すように設けられてフットレ
スト34を構成している。
【0018】そして、フットレスト34は、第1実施例
と同様フロントシートのシートレッグ1の後端下部に軸
着され、未使用時にはシートレッグ31の空間に格納さ
れている。また、使用時には、使用者がフットレスト3
4を回転させて、図に示すようフロントシート後方に突
き出たかたちとなる。そこでフットレスト34の上面に
足を載せて使用する。
【0019】図9は、第2実施例におけるフットレスト
34の斜視図であり、(A)が未使用状態、即ちフット
レストを格納した状態であり、(B)がフットレスト使
用状態を示す図である。このフットレスト34は、シー
トレッグ後端下部に回転軸を設け、その回転軸を中心に
断面が略扇型をなすよう2枚の平面板41,42とその
平面板を結ぶ曲面板43及び、2枚の略扇型の側面板4
4,44とから構成され、中空を成している。そして回
転軸35を挟んだ一方の平面板41が、フットレスト3
4がシートレッグ31に格納されたときにシートレッグ
31間に形成された空間の後端面を成す蓋面(以下、蓋
面41とする)である。また、蓋面41と平面板42を
掛け渡すように設けられた曲面板43が、足を載せるた
めの足載面(以下、足載面43とする)である。また、
蓋面41には、中空となっているフットレスト34の収
納を可能とするフタ45が形成されている。更に、側面
板44,44にはフットレスト34の回転に対するスト
ッパ46が設けられており、更にシートレッグ1内側後
端にはこのストッパ46に係合する不図示のレッグフラ
ンジが設けられている。
【0020】このような構成による本実施例のフットレ
ストは以下のように動作する。先ず、フットレスト34
は、蓋面41が未使用時のシートレッグ31間に形成さ
れた空間の後端面を形成するようほぼ垂直に立った位置
から、使用時の車体床面に平行になる位置まで回転す
る。即ち、フットレスト34の使用時には、後部座席に
座った使用者がフットレスト34を手前に引く方向に回
転させる。そうすると、フットレスト34は、ほぼ90
度回転して蓋面41が車体床面に平行になる。そして、
このとき足載面43が上部に現れる。また、使用者がフ
ットレスト34を手前に回転させたときは、側面44に
設けられたストッパ46が、シートレッグ31の内側後
部に設けられた不図示のレッグフランジに係合してフッ
トレスト34の回転を停止させる。そしてフットレスト
34がこのような使用状態になった時点で、使用者は足
を足載面43に載せる。このとき足を載せた時ストッパ
46が、シートレッグ31のレッグフランジに係合し
て、フットレスト34に係る荷重を受ける。
【0021】次に、フットレスト4の使用をやめる時
は、使用可能とするのに手前に回転させたのとは逆に車
両前方に押す方向に回転させる。そうするとフットレス
ト34は、蓋面41がシートレッグ31の後端面と面一
になる位置で停止する。ところで、シートレッグ後方は
開放されている構造をしているが、本実施例のフットレ
スト4は、使用時及び未使用時あるいは回転途中におい
てもシートレッグの後方開放端を常に塞ぐ構造となって
いる。そのためシートレッグ1内の中空部は外側からは
見えない状態になり、例えば煩雑に収納された内部を隠
して外観をよくする。また、一方未使用時には、フタ4
5を開閉することにより物の収納を行うことが可能であ
る。
【0022】以上説明したような構成のフットレストに
より、第1実施例同様回転部材をシートレッグ1の後端
下部に設けたことにより、フットレスト4をシートレッ
グ1間のスペースに効果的に格納することができた。そ
して、シート後部のスペースを確保すると共に、シート
背面部の外観の見栄えをよくし、更にシートレッグ1間
に新たなカバーの必要をなくすことができた。また、フ
ットレストにかかる負荷を別部品を用いることなく拡散
させることができた。更に、フットレストへの収納が可
能となった。
【0023】次に、第2実施例で示した収納可能なフッ
トレストを図10及び図11に示して説明する。図10
は、フットレストを図9のAーA断面を示した図であ
る。フットレストの蓋面41には、外側に開くようにフ
タ45が軸着されている。その回転軸47は、蓋面41
の下部内側に固設され表側からは見えないようになって
いる。またフタ45の上部には、回転式ノブ48が取り
付けられている。その回転式ノブ48は、断面がト字型
をなして上端に回転軸49をもち、突出部にはフック4
8aが設けられている。そしてそのフック48aは、蓋
面41の内側への張り出し部41aに係合されている。
【0024】このような構成のフタ45は、回転式ノブ
48の下端を手前に引くように回転させる。すると回転
式ノブの上端の回転軸49を中心に回転し、蓋面41の
張り出し部41aに係合していたフック48aがはずれ
てロックが解除される。そして回転式ノブ48を手前に
引く作用によってフタ45が回転軸47を中心に回転す
ることによって開く。逆に、フタ45を閉じるときは、
フタ45自身を前方に押せばフタが回転して、再び回転
式ノブ48のフック48aが蓋面41の張り出し部41
aに係合して固定される。
【0025】また、図11は、上記フットレストの回転
式ノブとは異なったノブを用いたものであり、具体的に
は、スライド式ノブについて示してある。フットレスト
自体は第2実施例のものと同じ構成である。そして本実
施例のスライド式の取り付け位置も第2実施例と同様フ
タ45の上端である。そのスライド式ノブを用いたロッ
ク部の構成は、フタ45の上部に縦方向の長孔51及び
スライド式ノブ50bの上下の移動を案内する案内部材
50aを有し、その長孔51及び案内部材50aにスラ
イド式ノブ50bが貫入され、スライド式ノブ50bの
先端にはフック50cが設けてある。フタ45は、フッ
ク50cが蓋面41の張り出し部41aに係合すること
により固定される。このような構成により、スライド式
ノブ50bを下方に押すと、案内部材50aに案内され
てスライド式ノブ50bが下に移動してフック50cが
はずれ、その状態でノブ50bを手前に引いてフタ45
を開く。
【0026】更に、図12及び図13にフタ45を回転
させる回転軸を示す。図12は、蓋面とフタとを軸55
でかけ渡し、蓋面41上の固定部材56の方で軸55を
固定してフタ45上の摺動部材57で摺動することによ
り回転する。また、図13は、蓋面41とフタ45を蝶
番58で軸着したものである。
【0027】次に、本発明の第3実施例について説明す
る。図14、図15は、第3実施例のフットレストの斜
視図である。ところで、本実施例のフットレスト60
は、上記第2実施例のものと同様に側面が略扇型で中空
のものであり、その側面に形成される回転軸及びストッ
パについては、第2実施例の回転軸35及びストッパ4
6のものと同様の構成をなし、同様の作用効果を奏する
ので、それについての図示及び言及は割愛する。本実施
例のフットレスト60は、シートレッグ後端下部に不図
示の回転軸を設け、その回転軸を中心に断面が略扇型を
なすよう2枚の平面板61,62とその平面板を結ぶ曲
面板63及び、略扇型の側面部64,64とから構成さ
れ、中空を成している。
【0028】そして、平面板61が、フットレスト60
がシートレッグ31に格納されたときにシートレッグ3
1間に形成された空間の後端面を成す蓋面(以下、蓋面
61とする)である。また、蓋面61と平面板62を掛
け渡すように設けられた曲面板63が、足を載せるため
の足載面(以下、足載面63とする)をなす。この足載
面63には、指先が入る程度の凹部70が形成されてい
る。一方、このフットレスト60は、図15に示すよ
う、側部64,64が2つに分離されるよう足載面63
が分割してフタ65が形成される。そして、このフタ6
5は、蓋面61と足載面63との連続部に、インテグラ
ルヒンジ66を介して収納部67に揺動可能に取り付け
られている。また、フタ65には、インテグラルヒンジ
66が取り付けられた反対側にはツメ68が形成され、
収納部67には、そのツメ68が嵌合するための嵌合部
69である凹部が形成されている。
【0029】このような2分割されたフットレスト60
は、フタ65と収納部67とがブロー成形によって形成
され、更に、その2つのブロー成形品は、上記箇所にイ
ンテグラルヒンジ66を取り付けて一体物として形成さ
れる。この収納スペースを形成する中空構造のフットレ
スト60は、その剛性が低くなるため、図15の点線で
示したようにフタ65を二重構造とする。また、その二
重構造に加えて更に図16に示すように、フタ65内面
側を横方向に並べたハニカム断面とする構造を採用す
る。
【0030】次に、本実施例のフットレストの作用につ
いて説明する。本実施例のものは、上記第2実施例のも
のと同様な作用によって、使用状態及び未使用状態に回
転移動させて配置させるため、ここでもその詳細な説明
は割愛する。ところで、本実施例のフットレスト60
は、上記第2実施例のものとは異なり使用状態時に収納
可能となる。即ち、フットレスト60を手前に引くこと
によって回転移動させ、図14に示すように使用状態に
する。そして、足載面63が上面となったとき、物を収
納する場合には、足載面63に形成された凹部70に指
先を入れて手前上方へ引く。すると、ツメ68が嵌合部
69から外れ、足載面63は、インテグラルヒンジ66
を介して回転して収納可能な状態となる。そして、物を
入れた後、足載面63を車両前方へ回転させツメ68が
当たったところで、更に下方へ押さえてツメ68を嵌合
部69へはめ込む。
【0031】このような第3実施例の格納式フットレス
トにおいては、足載面63を開くようにしたので、上方
から物を収納或は取出しが行い易くなった。また、フッ
トレストを引き出した状態でフタ65を上方へ開いて収
納を行なうため、前席に座っている人の使用も可能とな
った。また、中空構造のフットレストであるが足を載せ
る足載面を構成するフタ65を二重構造及びハニカム断
面を採用したので、その剛性が高まり、例えば、子供が
その上に載ってしまったり荷物が落ちる等しても、その
高負荷に耐えることができるようになった。
【0032】以上、本発明の格納式フットレストの実施
例について詳細に説明したが、本発明は上記実施例のも
のに限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範
囲で様々な変更が可能である。たとえば、上記実施例で
は、蓋面にフタを形成し、また、足載面をフタにするよ
うにしたが、格納式フットレスト内部に収納部を形成
し、一方の側面をその収納部と一体にしたものを横にス
ライドさせ、収納部への物の収納を行なうようにしても
よい。
【0033】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明の格納式フットレストは、左右一対のシートレッ
グ間に形成される空間の後端下部より、シート後方に車
内床面に平行に延びる蓋面と、前記蓋面の後端より前記
空間の後端上部まで延びる足載面と、前記蓋面と足載面
の側縁を連結する側面とを有し、前端下部が前記シート
レッグに回転可能に支持されて、未使用時には回転する
ことにより前記一対のシートレッグ間に格納されると共
に、前記蓋面が前記空間の後端面を構成するようにした
ので、フットレストを効果的に格納することによりシー
ト背面部のスペースを確保すると共に、外観の見栄えを
よくし、更にシートレッグ間に新たなカバーの必要をな
くすことが可能となった。
【0034】また、フットレストを密閉容器とすると共
に、開閉可能なフタを付設したことにより、フットレス
トを収納可能なものとすることが可能となった。更に、
シートレッグを構成するレッグフランジと係合するスト
ッパーを有することにより、フットレストにかかる負荷
を別部品を用いることなく拡散させることが可能となっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の使用状態を示した図であ
る。
【図2】本発明の第1実施例の格納式フットレストの分
解斜視図である。
【図3】本発明の第1実施例の格納式フットレストの断
面図である。
【図4】本発明の格納式フットレストとレッグフランジ
との関係を示した図である。
【図5】本発明の格納式フットレストのストッパーを示
す図である。
【図6】本発明の格納式フットレストのストッパーを示
す図である。
【図7】本発明の格納式フットレストのストッパーを示
す図である。
【図8】本発明の第2実施例の格納式フットレストを備
えたシートの斜視図である。
【図9】本発明の第2実施例の格納式フットレストの斜
視図である。
【図10】本発明の第2実施例の格納式フットレストの
断面図である。
【図11】本発明の第2実施例の格納式フットレストの
断面図である。
【図12】本発明の格納式フットレストのフタの回転軸
を示す斜視図である。
【図13】本発明の格納式フットレストのフタの回転軸
を示す斜視図である。
【図14】本発明の第3実施例の格納式フットレストの
斜視図である。
【図15】本発明の第3実施例の格納式フットレストの
フタ開閉状態の斜視図である。
【図16】本発明の第3実施例の格納式フットレストの
断面図である。
【図17】従来のフットレストを備えたシートの斜視図
である。
【符号の説明】
1 シートレッグ 1a レッグフランジ 2 シートクッション 3 シートバック 4 格納式フットレスト 4a ストッパー 5 回転軸 41 蓋面 43 足載面 45 フタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭63−44839(JP,U) 実開 平6−18063(JP,U) 実開 昭58−9840(JP,U) 実開 平4−83934(JP,U) 実開 平1−159852(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60N 3/06 A47C 7/50

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のシート後部に回転可能に付設さ
    れ、未使用時に格納される格納式フットレストにおい
    て、左右一対のシートレッグ間に形成される空間の後端下部
    より、シート後方に車内床面に平行に延びる 蓋面と、前記蓋面の後端より前記空間の後端上部まで延びる 足載
    面と、前記蓋面と足載面の側縁を連結する側面と を有し、前端下部が前記シートレッグに回転可能に支持されて、
    未使用時には回転することにより前記一対のシートレッ
    グ間に格納されると共に、前記蓋面が前記空間の後端面
    を構成 することを特徴とする格納式フットレスト。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載するものにおいて、前記蓋面、足載面および側面を含む密閉容器状に形成さ
    れると共に、 前記蓋面の一部あるいは全面に開閉可能に
    付設されるフタを備えたことを特徴とする格納式フット
    レスト。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載するものにおいて、前記蓋面、足載面および側面を含む密閉容器状に形成さ
    れると共に、 前記足載面の一部あるいは全面に開閉可能
    に付設されるフタを備えたことを特徴とする格納式フッ
    トレスト。
  4. 【請求項4】 請求項1、請求項2または請求項3に記
    載するものにおいて、 前記一対のシートレッグに形成されるレッグフランジと
    係合して、前記足載面に加わった荷重を受けるストッパ
    を有することを特徴とする格納式フットレスト。
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