JPH07137487A - 転写箔 - Google Patents

転写箔

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JPH07137487A
JPH07137487A JP28931893A JP28931893A JPH07137487A JP H07137487 A JPH07137487 A JP H07137487A JP 28931893 A JP28931893 A JP 28931893A JP 28931893 A JP28931893 A JP 28931893A JP H07137487 A JPH07137487 A JP H07137487A
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JP
Japan
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layer
release layer
resin
transfer foil
composition
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Pending
Application number
JP28931893A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenjiro Kuroda
健二郎 黒田
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】従来、ラベルで行っていた親展葉書等の情報被
服を転写箔を用いて行い、コストの低減や薄膜化を実現
すべく、親展葉書等用の転写箔を提供する。 【構成】 本発明は、親展葉書等に使用する情報被覆用
の転写箔において、基材より、第1剥離層、印刷層、隠
蔽層、離型層、第2剥離層、接着層の構成からなり、葉
書等に転写した後、離型層と第2剥離層との間より剥離
する転写箔である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、葉書などに記載された
情報を一時的に隠蔽することのできる転写箔に関する。
【0002】
【従来技術】最近、保険や電気、電話等の料金の支払い
が自動振り込みで行われているため、引き落とし額の通
知が郵送されてくる。この通知は古くは封書であった
が、近年は郵便料金の安い葉書を用いるのが一般的とな
ってきている。そしてこの葉書に書かれた内容は、他人
にみられる可能性があるため、プライバシイー保護のた
めの何らかの手段を講じる必要がある。このため葉書の
一部を被覆し記載内容を隠蔽するようにした各種のラベ
ルが開発されきた。ラベルは、かなり開発されたが同種
の機能を持つ転写箔は、未だに開発されていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
事情に鑑みなされたもので、従来、ラベルで行っていた
親展葉書等の情報被服を転写箔を用いて行い、コストの
低減や薄膜化を実現すべく、親展葉書等用の転写箔を提
供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、親展葉書等に
使用する情報被覆用の転写箔において、基材より、第1
剥離層、印刷層、隠蔽層、離型層、第2剥離層、接着層
の構成からなり、葉書等に転写した後、離型層と第2剥
離層との間より剥離する転写箔である。実施態様として
は、前記離型層に熱硬化型エポキシメラミン樹脂、前
記第2剥離層に塩ビ・酢ビ共重合体とアクリル樹脂の混
合体を使用した上記の転写箔、前記離型層にポリアミ
ド樹脂と硝化綿の混合体、前記第2剥離層に塩ビ・酢ビ
共重合体とアクリル樹脂の混合体を使用した上記の転写
箔、前記離型層に塩化ゴム樹脂、前記第2剥離層にブ
チラール樹脂と硝化綿の混合体を使用した上記の転写
箔、そして前記した種々の構成の転写箔の前記接着層
として、感熱型ディレイド粘着剤を使用した転写箔が挙
げられる。
【0005】本発明を図1をもとに説明すれば、本発明
の構成は、基材(1)、第1剥離層(2)、印刷層
(3)、隠蔽層(4)、離型層(5)、第2剥離層
(6)、接着層(7)である。
【0006】基材(1)は通常転写箔に使用するもので
よく、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンナ
フタレート、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピ
レン貼り合わせ紙の厚み12〜50μm程度のシートを
使用する。
【0007】第1剥離層(2)は、樹脂として、セルロ
ース誘導体、スチレン樹脂、スチレン共重合樹脂、アク
リル樹脂、メタクリル樹脂、ロジンエステル樹脂、ポリ
酢酸ビニル樹脂、ポリ塩化ビニル、塩ビ・酢ビ共重合
体、エチレン・酢ビ共重合体、ポリエステル樹脂、ポリ
ウレタン樹脂、ブチラール樹脂、ポリアミド樹脂、石油
樹脂、塩化ゴム、塩素化ポリオレフィン樹脂の1種又は
2種以上のものを用いる。1番最初に葉書等に転写した
際、基材(1)と第1剥離層(2)の間で剥離する。
【0008】印刷層(3)は、色剤(顔料、染料等)と
樹脂としては、セルロース誘導体、スチレン樹脂、スチ
レン共重合樹脂、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、ロジ
ンエステル樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、ポリ塩化ビニ
ル、塩ビ・酢ビ共重合体、エチレン・酢ビ共重合体、ポ
リエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ブチラール樹脂、
ポリアミド樹脂、石油樹脂、塩化ゴム、塩素化ポリオレ
フィン樹脂の1種又は2種以上のものを用いる。この層
で絵柄や文字情報を表現する必要がない場合は省略す
る。
【0009】隠蔽層(4)としては、白インキ単層、墨
インキ単層、アルミインキ単層、藍インキ単層、アルミ
蒸着層単層、白インキ/墨インキ、白インキ/藍イン
キ、白インキ/アルミインキ、白インキ/蒸着層等など
の構成が考えられる。ここで使用する樹脂としては、セ
ルロース誘導体、スチレン樹脂、スチレン共重合樹脂、
アクリル樹脂、メタクリル樹脂、ロジンエステル樹脂、
ポリ酢酸ビニル樹脂、ポリ塩化ビニル、塩ビ・酢ビ共重
合体、エチレン・酢ビ共重合体、ポリエステル樹脂、ポ
リウレタン樹脂、ブチラール樹脂、ポリアミド樹脂、石
油樹脂、塩化ゴム、塩素化ポリオレフィン樹脂の1種又
は2種以上のものを用いる。
【0010】離型層(5)と第2剥離層(6)との組み
合わせが、本発明の重要な部分である。転写時に基材と
第1剥離層との剥離強度より、離型層と第2剥離層の剥
離強度が強いことが必要である。第1の組み合わせとし
て離型層(5)に脂肪酸とジアミンとの縮合反応により
合成されるポリアミド樹脂と硝化綿の混合体、第2剥離
層(6)に塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体とアクリル
樹脂の混合体を使用する。両層中には、着色剤は含ませ
ない。また、両層どちらか一方かまたは両方にシリカを
添加して、透明剥離樹脂層の筆記性を向上させたり、防
眩効果をもたせる。
【0011】第2の組み合わせとして、離型層(5)に
塩化ゴム、第2剥離層(6)にブチラールと硝化綿の混
合体を使用する。両層中には、着色剤は含ませない。ま
た、両層どちらか一方かまたは両方にシリカを添加し
て、透明剥離樹脂層の筆記性を向上させたり、防眩効果
をもたせる。
【0012】第3の組み合わせとして、離型層(5)に
熱硬化型エポキシメラミン、第2剥離層(6)に塩ビ・
酢ビ共重合体とアクリルの混合体を使用する。両層中に
は、着色剤は含ませない。また、両層どちらか一方かま
たは両法にシリカを添加して、透明剥離樹脂層の筆記性
を向上させたり、防眩効果をもたせる。
【0013】接着剤層(7)としては、感熱接着剤、デ
ィレイドタック型感熱粘着剤等を用いる。感熱接着剤と
ディレイドタック型感熱粘着剤の違いは、ディレイドタ
ック型感熱粘着剤は、熱活性後タックが持続する接着剤
で、通常の感熱接着剤は活性化の熱源を取り去るとほぼ
すぐ接着性はなくなる。
【0014】ディレイドタック型感熱粘着剤は、高分子
材料、粘着付与剤、固体可塑剤の3者より成る。常温で
は粘着性がないが加熱によって粘着性がでて、それが冷
却後もかなりの時間持続する接着剤である。ここで、高
分子材料は接着力を与える成分であり、ポリ酢酸ビニ
ル、コポリエチレン−酢酸ビニル、ポリアクリル酸エス
テル系、ポリ塩化ビニル系、天然ゴム、合成ゴム、コポ
リ酢酸ビニル−アクリル酸エステル、ポリエステル系、
ポリウレタン系等の高分子化合物類である。粘着付与剤
は加熱により活性化された際に粘着性を増強するための
成分であり、ロジン誘導体、テルペン樹脂系、石油樹脂
系、フェノール樹脂系、キシレン樹脂系等の樹脂類であ
る。固体可塑剤は、常温で固体であって、その融点以上
に加熱させると溶解し、高分子材料や粘着付与剤を膨潤
・溶解し、粘・接着性を発現させ、一旦溶解した後はな
かなか結晶化しないで、熱活性化後の粘着保持時間を長
くとることができる。フタル酸ジフェニル、フタル酸ジ
ヘキシル、フタル酸ジシクロヘキシル、フタル酸ジヒド
ロアビエチル、イソフタル酸ジメチル、安息香酸スクロ
ース、ジ安息香酸エチレングリコール、トリ安息香酸ト
リメチロールエタン、トリ安息香酸グリセリド、テトラ
安息香酸ペンタエリエット、オクタ酢酸スクロース、ク
エン酸トリシクロヘキシル、N−シクロヘキシル−P−
トルエンスルホンアミド等である。
【0015】
【作用】本発明の転写箔を葉書等に使用すれば、葉書等
の被貼着物の表面に記載された内容は、隠蔽樹脂層によ
り隠蔽され、この箔を離型層と第2剥離層の間で剥がす
ことにより、被貼着物の表面に第2剥離層が残り、被貼
着物の記載内容を読み取ることが可能となる。
【0016】
【実施例】
<実施例1>厚さ25μmのポリエステルフィルムに
(表1)の組成物をベタで1μm、(表2)の柄で1μ
m、(表3)の組成物を8μm、(表4)の組成物を2
μm、(表5)の組成物を2μm、(表6)の組成物を
2μm、(表7)の組成物を2μm順次積層して転写箔
を作成した。これをロール転写機でロール温度200℃
で紙に転写した。これにより、紙に記載された文字情報
を隠すことができた。これを剥離したところ、(表5)
の組成物と(表6)の組成物の間で剥がれ、紙に記載さ
れた情報を再度みることができ、剥がしたものは再び接
着させることはできなかった。
【0017】<実施例2>厚さ25μmのポリエステル
フィルムに(表1)の組成物をベタで1μm、(表2)
の柄で1μm、(表3)の組成物を8μm、(表4)の
組成物を2μm、(表8)の組成物を2μm、(表9)
の組成物を2μm、(表7)の組成物を2μm順次積層
して転写箔を作成した。これをロール転写機でロール温
度200℃で紙に転写した。これにより、紙に記載され
た文字情報を隠すことができた。これを剥離したとこ
ろ、(表8)の組成物と(表6)の組成物の間で剥が
れ、紙に記載された情報を再度見ることができ、剥がし
たものは再び接着させることはできなかった。
【0018】<実施例3>厚さ25μmのポリエステル
フィルムに(表1)の組成物をベタで1μm、(表2)
の柄で1μm、(表3)の組成物を8μm、(表4)の
組成物を2μm、(表9)の組成物を2μm、(表1
0)の組成物を2μm、(表7)の組成物を2μm順次
積層して転写箔を作成した。これをロール転写機でロー
ル温度200℃で紙に転写した。これにより、紙に記載
された文字情報を隠すことができた。これを剥離したと
ころ、(表9)の組成物と(表10)の組成物の間で剥
がれ、紙に記載された情報を再度みることができ、剥が
したものは再び接着させることはできなかった。
【0019】<実施例4>厚さ25μmのポリエステル
フィルムに(表1)の組成物をベタで1μm、(表2)
の柄で1μm、(表3)の組成物を8μm、(表4)の
組成物を2μm、(表5)の組成物を2μm、(表6)
の組成物を2μm、(表11)の組成物を2μm順次積
層して転写箔を作成した。これを120℃で接着層を活
性化し貼着した。これにより、紙に記載された文字情報
を隠すことができた。これを剥離したところ、(表5)
の組成物と(表6)の組成物の間で剥がれ、紙に記載さ
れた情報を再度見ることができ、剥がしたものは再び接
着させることはできなかった。
【0020】
【表1】
【0021】
【表2】
【0022】
【表3】
【0023】
【表4】
【0024】
【表5】
【0025】
【表6】
【0026】
【表7】
【0027】
【表8】
【0028】
【表9】
【0029】
【表10】
【0030】
【表11】
【0031】
【発明の効果】本発明は、プライバシー保護用の転写箔
として、隠蔽性に優れ、不正開封したときに元の状態に
修復することができず、機密性安全性が確保できる。ま
た、従来のものに較べて、安価で薄膜である。
【0032】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の転写箔の構成を示す模式断面説明図で
ある。
【符号の説明】
1…基材 2…第1剥離層 3…印刷層 4…隠蔽層
5…離型層 6…第2剥離層 7…接着層

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】親展葉書等に使用する情報被覆用の転写箔
    において、基材より、第1剥離層、印刷層、隠蔽層、離
    型層、第2剥離層、接着層の構成からなり、葉書等に転
    写した後、離型層と第2剥離層との間より剥離すること
    を特徴とする転写箔。
  2. 【請求項2】前記離型層に熱硬化型エポキシメラミン樹
    脂、前記第2剥離層に塩ビ・酢ビ共重合体とアクリル樹
    脂の混合体を使用したことを特徴とする請求項1記載の
    転写箔。
  3. 【請求項3】前記離型層にポリアミド樹脂と硝化綿の混
    合体、前記第2剥離層に塩ビ・酢ビ共重合体とアクリル
    樹脂の混合体を使用したことを特徴とする請求項1記載
    の転写箔。
  4. 【請求項4】前記離型層に塩化ゴム樹脂、前記第2剥離
    層にブチラール樹脂と硝化綿の混合体を使用したことを
    特徴とする請求項1記載の転写箔。
  5. 【請求項5】前記接着層として、感熱型ディレイド粘着
    剤を使用した事を特徴とする請求項1乃至請求項4記載
    の転写箔。
JP28931893A 1993-11-18 1993-11-18 転写箔 Pending JPH07137487A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000158599A (ja) * 1998-11-30 2000-06-13 Toppan Printing Co Ltd 表面処理を施された樹脂板
JP2019521888A (ja) * 2016-07-07 2019-08-08 レオンハード クルツ シュティフトゥング ウント コー. カーゲー 転写膜、転写膜の製造方法、転写膜の使用方法、及びコンポーネントのコーティング方法

Cited By (2)

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