JPH07134628A - 省電力制御方法および情報処理装置 - Google Patents

省電力制御方法および情報処理装置

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Publication number
JPH07134628A
JPH07134628A JP5281448A JP28144893A JPH07134628A JP H07134628 A JPH07134628 A JP H07134628A JP 5281448 A JP5281448 A JP 5281448A JP 28144893 A JP28144893 A JP 28144893A JP H07134628 A JPH07134628 A JP H07134628A
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JP
Japan
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power
input
network
mode
cpu
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Application number
JP5281448A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayuki Tamura
隆之 田村
Nobutaka Kato
伸隆 加藤
Takashi Toma
貴志 東馬
Kazuo Sukai
和雄 須貝
Chihiro Tamura
千尋 田村
Hideki Kamimaki
秀樹 神牧
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】情報処理装置がネットワークに接続されて使用
されている場合にも、無駄な消費電力の低減を図る。 【構成】周辺I/O部13内のネットワーク制御装置が
ネットワーク2と接続してなく、かつ、周辺I/O部1
3内の入力装置に対する入力が一定時間ないならば、そ
の時点の情報処理装置1の状態を回復するために必要な
データを主記憶部12に退避させ、CPU部11,表示
部14及び周辺I/O部13へ電力の供給を遮断するこ
とにより、第1の省電力モードに遷移する。また、ネッ
トワーク制御装置がネットワーク2と接続しており、か
つ、入力装置に対する入力が一定時間ないならば、表示
部14への電力の供給を遮断し、入力装置が動作するの
に必要なクロックの周波数を低下させることにより、第
2の省電力モードに遷移する。更に、CPU部11が現
在実行中の処理がないならば、CPU部11及び主記憶
部12が動作するのに必要なクロックの周波数を低下さ
せることにより、第3の省電力モードに遷移する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報処理装置の省電力
制御方法に係り、特に、情報処理装置がネットワークに
接続されずに単独で使用されている場合に加えて、情報
処理装置がネットワークに接続されて使用されている場
合にも、消費電力の低減を図ることを可能とする省電力
制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、オフィス空間の有効利用および机
上の有効活用を図るために、情報処理装置の小型化が進
んでいる。さらに、携帯時での使用を可能とするため
に、内蔵バッテリを搭載した情報処理装置が開発されて
きている。情報処理装置を携帯して長時間使用するに
は、内蔵バッテリに大容量の電池を用いる必要がある。
しかし、内蔵バッテリの大容量化により、情報処理装置
の重量が増し、携帯性が損なわれる。
【0003】そこで、従来の情報処理装置では、特開平
2−93814号公報の「ラップトップ形パーソナルコ
ンピュータの電力供給制御装置」に記載されているよう
に、キー入力の監視を行い、一定時間キー入力がないこ
とを検出すると、リジューム機能回路を起動し、その時
点の情報処理装置の状態を回復するために必要なデータ
(具体的には、内部レジスタ値)を主記憶装置に退避さ
せてから、電源による電力の供給を遮断することにより
スリープモードに遷移し、無駄な電力消費を抑え、内蔵
バッテリによる駆動時間の延長を図っている。そして、
再び電源による電力供給を開始すると、主記憶装置に退
避させておいた内部レジスタ値を回復させることによ
り、電源による電力の供給を遮断した時点の状態を回復
し、CPUによる処理を継続実行することができるよう
になっている。
【0004】このように、従来は、情報処理装置がネッ
トワークに接続されずに単独で使用される場合の消費電
力の低減を図っており、情報処理装置がネットワークに
接続されて使用される場合については考慮していなかっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】それぞれの情報処理装
置の機能を有効に利用する分散処理環境が構築されるに
伴い、情報処理装置は、ネットワークに接続して使用さ
れていくと考えられている。しかしながら、従来の省電
力制御方法は、情報処理装置がネットワークに接続され
て使用される場合については考慮していないので、情報
処理装置をネットワークに接続して使用した場合、一定
時間キー入力がないことを検出すると、スリープモード
に遷移して、情報処理装置への電源による電力の供給が
遮断されてしまい、ネットワーク処理を続けることが困
難になるという問題がある。
【0006】例えば、レジューム機能回路を有する情報
処理装置Aがネットワークに接続されており、他の情報
処理装置Bがネットワークを介して情報処理装置A内の
データを参照している間に、情報処理装置Aが自動的に
スリープモードに遷移してしまうと、情報処理装置B
は、情報処理装置Aのデータを継続して参照することが
できなくなり、実行中の処理を継続できなくなるという
問題が発生する。
【0007】そこで、情報処理装置がネットワークに接
続されているときは、スリープモードへ遷移することを
禁止するようにすれば、上記問題の発生を防ぐことはで
きるが、消費電力の低減を図ることができなくなってし
まう。
【0008】また、特開平3−57007号公報の「情
報処理装置」に記載されているように、一定時間キー入
力がないことを検出するかまたは表示装置の表示部が表
示装置本体に対して閉じたことを検出すると、CPUの
動作クロックを低下させるようにしているものもある。
【0009】しかしながら、このような情報処理装置に
おいても、情報処理装置がネットワークに接続されて使
用される場合の消費電力の低減については考慮していな
かった。
【0010】本発明の目的は、情報処理装置がネットワ
ークに接続されずに単独で使用されている場合に加え
て、情報処理装置がネットワークに接続されて使用され
ている場合にも、無駄な消費電力の低減を図ることがで
きる省電力制御方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、情報処理装置がネットワークに接続され
ているか否かに応じた省電力モードを用意している。
【0012】すなわち、処理を実行するCPUと、CP
Uにより実行されるプログラムおよびデータを記憶する
主記憶装置と、CPUによる処理結果を表示する表示装
置と、CPUが実行する処理に関するデータを入力する
入力装置と、ネットワークとの間を接続するネットワー
ク制御装置と、これらに電力を供給する電源とを少なく
とも備えた情報処理装置において、ネットワーク制御装
置がネットワークとの間を接続していなく、かつ、入力
装置に対する入力が一定時間ないならば、その時点の情
報処理装置の状態を回復するために必要なデータを主記
憶装置に退避させ、CPU,表示装置,入力装置,ネッ
トワーク御装置への電源による電力の供給を遮断するこ
とにより第1の省電力モードに遷移するようにしてい
る。
【0013】そして、第1の省電力モードにおいて、入
力装置に対する入力が発生したならば、主記憶装置に退
避させられているデータを回復させ、CPU,表示装
置,入力装置,ネットワーク御装置への電源による電力
の供給を行うことにより通常のモード(以下、通常動作
モードと称す。)に遷移するようにしている。
【0014】なお、第1の省電力モードは、上述したス
リープモードに相当している。
【0015】また、ネットワーク制御装置がネットワー
クとの間を接続しており、かつ、入力装置に対する入力
が一定時間ないならば、表示装置への電源による電力の
供給を遮断し、入力装置が動作するのに必要なクロック
の周波数を低下させることにより第2の省電力モードに
遷移するようにしている。
【0016】そして、第2の省電力モードにおいて、入
力装置に対する入力が発生したならば、表示装置への電
源による電力の供給を行い、入力装置が動作するのに必
要なクロックの周波数を元に戻すことにより通常動作モ
ードに遷移するようにしている。
【0017】さらに、第2の省電力モードにおいて、C
PUが現在実行中の処理(以下、ユーザ・プロセスと称
す。)がないならば、さらに、CPU,主記憶装置が動
作するのに必要なクロックの周波数を低下させることに
より第3の省電力モードに遷移するようにしてもよい。
【0018】そして、第3の省電力モードにおいて、ユ
ーザ・プロセスが発生したならば、CPU,主記憶装置
が動作するのに必要なクロックの周波数を元に戻すこと
により第2の省電力モードに遷移し、また、第3の省電
力モードにおいて、入力装置に対する入力が発生したな
らば、表示装置への電源による電力の供給を行い、CP
U,主記憶装置,入力装置が動作するのに必要なクロッ
クの周波数を元に戻すことにより通常動作モードに遷移
するようにする。
【0019】これは、第2の省電力モードにおいて、C
PU,主記憶装置が動作するのに必要なクロックの周波
数を低下させると、情報処理装置の消費電力の低減を図
ることができるが、処理が遅くなることが考えられるの
で、ユーザ・プロセスがないときのみ、第3の省電力モ
ードに遷移するようにするものである。
【0020】なお、第2の省電力モード,第3の省電力
モードは、後述する実施例においては、それぞれ、第1
のパワーセーブモード,第2のパワーセーブモードと呼
んでいる。
【0021】このように、本発明によれば、情報処理装
置がネットワークに接続されずに単独で使用されている
場合に加えて、情報処理装置がネットワークに接続され
て使用されている場合にも、無駄な消費電力を効率的に
低減することができる。
【0022】さらに、第1の省電力モードに遷移するよ
う外部から指示することができるようにしてもよい。こ
の指示は、例えば、特定のスイッチを押下することによ
り行うことができ、該スイッチが押下された場合は、ネ
ットワーク制御装置がネットワークとの間を接続してい
ないならば、第1の省電力モードに遷移するようにし、
ネットワーク制御装置がネットワークとの間を接続して
いるならば、第1の省電力モードに遷移してもよいか否
かを外部に問い合わせるようにする。
【0023】これにより、情報処理装置のユーザが明示
的に消費電力の低減を行うことができ、ユーザの使い勝
手を考慮して、情報処理装置の消費電力を低減すること
ができる。
【0024】また、特に、表示装置がその表示部を装置
本体対して開閉可能な液晶表示装置である場合には、ネ
ットワーク制御装置がネットワークとの間を接続してい
なく、かつ、入力装置に対する入力が一定時間ないかま
たは液晶表示装置の表示部が閉じられたならば、第1の
省電力モードに遷移するようにし、ネットワーク制御装
置がネットワークとの間を接続しており、かつ、入力装
置に対する入力が一定時間ないかまたは液晶表示装置の
表示部が閉じられたならば、第2の省電力モードに遷移
するようにすることができる。
【0025】また、特に、表示装置がCRT(Cathode-
Ray Tube)である場合には、ネットワーク制御装置がネ
ットワークとの間を接続していなく、かつ、入力装置に
対する入力が一定時間ないかまたはCRTの表示データ
の変化が一定時間ないならば、第1の省電力モードに遷
移するようにし、ネットワーク制御装置がネットワーク
との間を接続しており、かつ、入力装置に対する入力が
一定時間ないかまたはCRTの表示データの変化が一定
時間ないならば、第2の省電力モードに遷移するように
することができる。
【0026】
【作用】本発明の省電力制御方法は、従来と同様に、入
力装置に対する入力が一定時間ないことを検出するのに
加えて、ネットワーク制御装置がネットワークとの間を
接続しているか否か、すなわち、情報処理装置がネット
ワークに接続されて使用されているか否かを判定するこ
とにより、 (1)第1の省電力モード…情報処理装置の状態を回復
するために必要なデータを主記憶装置に退避させ、CP
U,表示装置,入力装置、ネットワーク御装置への電源
による電力の供給を遮断したモード。 (2)第2の省電力モード…表示装置への電源による電
力の供給を遮断し、入力装置が動作するのに必要なクロ
ックの周波数を低下させたモード。 の2つの省電力モードのうちのいずれかに遷移するよ
う、情報処理装置のモード遷移をきめ細かく制御するよ
うにしているので、情報処理装置の消費電力を低減する
ことができる。
【0027】また、さらに、ユーザ・プロセスがあるか
否かを判定することにより、(1)第1の省電力モー
ド,(2)第2の省電力モードと、 (3)第3の省電力モード…表示装置への電源による電
力の供給を遮断し、入力装置が動作するのに必要なクロ
ックの周波数を低下させ、さらに、CPU,主記憶装置
が動作するのに必要なクロックの周波数を低下させたモ
ード。 との3つの省電力モードのうちのいずれかに遷移するよ
う、情報処理装置のモード遷移をきめ細かく制御するよ
うにしているので、情報処理装置の消費電力を低減する
ことができる。
【0028】従って、本発明によれば、情報処理装置が
ネットワークに接続されずに単独で使用されている場合
に加えて、情報処理装置がネットワークに接続されて使
用されている場合にも、無駄な消費電力を効率的に低減
することができる。
【0029】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。
【0030】図1は本発明の一実施例の省電力制御方法
を適用した情報処理装置のシステム構成図である。
【0031】図1に示すように、本実施例の情報処理装
置1は、情報処理装置1を制御し処理を実行するCPU
部11と、CPU部11が実行する処理のプログラムや
データを格納する主記憶装置を有する主記憶部12と、
入力装置,ネットワーク制御装置,2次記憶装置を有す
る周辺I/O部13と、表示装置を有する表示部14
と、システムバス15と、CPU部11,主記憶部1
2,周辺I/O部13,表示部14に電力を供給する電
源部16とを備えた構成となっている。なお、本実施例
では、入力装置をキーボードとし、表示装置をその表示
部が装置本体に対して開閉可能な液晶表示装置(以下、
LCDと称す。)とした場合について説明する。
【0032】また、本実施例の情報処理装置1は、ネッ
トワーク2を介して他の情報処理装置3と接続すること
ができる。
【0033】図2は本実施例の情報処理装置1のモード
遷移図である。
【0034】図2において、21は電源オフモード、2
2は通常動作モード、23は第1のパワーセーブモー
ド、24は第2のパワーセーブモード、25はスリープ
モードである。なお、101〜116は各モード21〜
25に遷移するための遷移条件である。
【0035】本実施例は、キー入力の検出,LCD開閉
の検出,ユーザ・プロセスの検出,ユーザによるスイッ
チ操作,ネットワーク接続の有無によって、第1のパワ
ーセーブモード23,第2のパワーセーブモード24,
スリープモード25といった3つの省電力モードと、通
常動作モード22と、電源オフモード21との間でモー
ド遷移を行い、情報処理装置1の無駄な消費電力の低減
を図るものである。
【0036】第1のパワーセーブモード23では、後述
するように、周辺I/O部13のキーボードおよび表示
部14について省電力制御を行う。第2のパワーセーブ
モード24では、後述するように、周辺I/O部13の
キーボードおよび表示部14に加え、CPU部11につ
いて省電力制御を行う。
【0037】また、スリープモード25では、従来と同
様に、情報処理装置1の状態を回復するために必要なデ
ータ(具体的には、CPU部11,周辺I/O部13,
表示部14の内部レジスタ値である。)を主記憶部12
に退避させ、主記憶部13以外への電源部16による電
力の供給を遮断する。
【0038】情報処理装置1がネットワーク2に接続さ
れている場合に、スリープモード25に遷移すると、周
辺I/O部13への電力の供給が遮断されてしまうの
で、ネットワーク処理を継続して実行することができな
い。そこで、ネットワーク2に接続されている場合は、
第1のパワーセーブモード23または第2のパワーセー
ブモード24に遷移するようにして、周辺I/O部13
への電力の供給を行うことで、ネットワーク処理の継続
実行を可能としている。また、情報処理装置1のユーザ
がスイッチ操作(例えば、スリープ/レジューム・スイ
ッチを押下することである。)によってユーザが明示的
にスリープモード25への遷移を指示した場合は、情報
処理装置1がネットワーク2に接続されていなければ、
スリープモード25に遷移するが、情報処理装置1がネ
ットワーク2に接続されているならば、ユーザにスリー
プモード25に遷移してもよいか否かを問い合わせるよ
うにすることにより、ユーザの使い勝手を考慮した省電
力制御を行う。
【0039】図6は遷移条件101〜112によって遷
移する前のモードと遷移した後のモード,遷移条件の内
容,モード遷移を行うための処理内容を示す図である。
【0040】遷移条件101は、電源スイッチがオンに
されることであり、電源オフモード21において、遷移
条件101が発生すると、情報処理装置1は、後述する
電源オン処理を実行し、通常動作モード22に遷移す
る。
【0041】遷移条件102は、電源スイッチがオフに
されることであり、通常動作モード22において、遷移
条件102が発生すると、情報処理装置1は、後述する
電源オフ処理を実行し、電源オフモード21に遷移す
る。電源オフ処理は、例えば、UNIXワークステーシ
ョンでは、シャットダウン処理実行後、電源スイッチを
オフにすることである。
【0042】遷移条件103は、リセット・スイッチが
押下されることであり、通常動作モード22において、
遷移条件103が発生すると、情報処理装置1は、後述
するリセット処理を実行し、再び通常動作モード22と
なり、モード遷移を行わない。リセット処理は、ハード
ウェアの初期診断や初期化等の処理を実行することであ
る。
【0043】遷移条件104は、一定時間キー入力がな
いこと、または、LCDが閉じられたことであり、通常
動作モード22において、遷移条件104が発生する
と、情報処理装置1は、後述するデバイス・パワーセー
ブ移行処理を実行し、第1のパワーセーブモード23に
遷移する。
【0044】遷移条件105は、キー入力が発生するこ
と、または、スリープ/レジューム・スイッチが押下さ
れることであり、第1のパワーセーブモード23におい
て、遷移条件105が発生すると、情報処理装置1は、
後述するデバイス・パワーセーブ復帰処理を実行し、通
常動作モード22に遷移する。
【0045】遷移条件106は、ユーザ・プロセスがな
いことであり、第1のパワーセーブモード23におい
て、遷移条件106が発生すると、情報処理装置1は、
後述する低周波数クロック動作移行処理を実行し、第2
のパワーセーブモード24に遷移する。
【0046】遷移条件107は、ユーザ・プロセスが発
生することであり、第2のパワーセーブモード24にお
いて、遷移条件107が発生すると、情報処理装置1
は、後述する低周波数クロック動作復帰処理を実行し、
第1のパワーセーブモード23に遷移する。
【0047】遷移条件108は、キー入力が発生するこ
と、または、スリープ/レジューム・スイッチが押下さ
れることであり、第2のパワーセーブモード24におい
て、遷移条件108が発生すると、情報処理装置1は、
後述するパワーセーブ復帰処理を実行し、通常動作モー
ド22に遷移する。
【0048】遷移条件109は、スリープ/レジューム
・スイッチが押下されることであり、通常動作モード2
2において、遷移条件109が発生すると、情報処理装
置1は、後述するスリープ処理を実行し、スリープモー
ド25に遷移する。
【0049】遷移条件110は、一定時間キー入力がな
く、かつ、情報処理装置1がネットワーク2に接続され
ていないことであり、第1のパワーセーブモード23に
おいて、遷移条件110が発生すると、情報処理装置1
は、後述するスリープ処理を実行し、スリープモード2
5に遷移する。
【0050】遷移条件111は、一定時間キー入力がな
く、かつ、情報処理装置1がネットワーク2に接続され
ていないことであり、第2のパワーセーブモード24に
おいて、遷移条件111が発生すると、情報処理装置1
は、後述するスリープ処理を実行し、スリープモード2
5に遷移する。
【0051】遷移条件112は、スリープ/レジューム
・スイッチが押下されることであり、スリープモード2
5において、遷移条件112が発生すると、情報処理装
置1は、後述する電源オン処理を実行し、通常動作モー
ド22に遷移する。
【0052】図3は本実施例の情報処理装置1の詳細な
システム構成を示すブロック図である。
【0053】図3において、201はCPU、202は
メモリ・システムバス制御装置、203は主記憶装置、
204はシステムバス、205は表示制御装置、206
はフレームメモリ、207はLCD、208はI/O制
御装置、209は周辺I/O装置、213は電源制御装
置、214は電源スイッチ、215はスリープ/レジュ
ーム・スイッチである。周辺I/O装置209は、キー
ボード210,ネットワーク制御装置211,2次記憶
装置212を備えた構成となっている。
【0054】なお、スリープ/レジューム・スイッチ2
15は、スリープモード25への遷移およびスリープモ
ード25からの復帰をユーザが指示するためのものであ
る。
【0055】図1におけるCPU部11は、CPU20
1,メモリ・システムバス制御装置202に相当し、図
1における主記憶部12は、主記憶装置203に相当
し、図1における周辺I/O部13は、I/O制御装置
208,周辺I/O装置209に相当し、図1における
表示部14は、表示制御装置205,フレームメモリ2
06,LCD207に相当し、図1におけるシステムバ
ス15は、システムバス204に相当し、図1における
電源部16は、電源制御装置213,電源スイッチ21
4,スリープ/レジューム・スイッチ215に相当して
いる。
【0056】また、図3に示すように、本実施例におい
ては、情報処理装置1を構成する各デバイスを、スリー
プモード25のときに電力の供給が遮断されるスリープ
系ブロック31と、スリープモード25のときに電力が
供給されるノンスリープ系ブロック32とに分けてい
る。さらに、スリープ系ブロック31を、第1のパワー
セーブモード23および第2のパワーセーブモード24
のときにのみ電力の供給が遮断されるLCDパワーセー
ブ・ブロック33と、それ以外とに分けている。
【0057】スリープ系ブロック31には、CPU20
1,メモリ・システムバス制御装置202,システムバ
ス204,表示制御装置205,フレームメモリ20
6,LCD207,I/O制御装置208,周辺I/O
装置209が属し、ノンスリープ系ブロック32には、
主記憶装置203が属している。また、LCDパワーセ
ーブ・ブロック33には、LCD207が属している。
【0058】電源制御装置213は、スリープ系ブロッ
ク31,ノンスリープ系ブロック32,LCDパワーセ
ーブ・ブロック33への電力供給を制御する。すなわ
ち、スリープ系電源220によって、スリープ系ブロッ
ク31への電力供給を行い、ノンスリープ系電源221
によって、ノンスリープ系ブロック32への電力供給を
行い、LCD電源222によって、LCDパワーセーブ
・ブロック33への電力供給を行う。
【0059】なお、電源制御装置213には、常に電力
が供給されている。
【0060】また、図3において、301はLCD20
7が閉じていることを示すLCD閉信号、302は電源
制御装置213に対してLCDパワーセーブ・ブロック
33への電力供給の遮断を要求するLCD電源遮断要求
信号、303は表示制御装置205に対してフレームメ
モリ206へのシリアルクロックの停止を要求するシリ
アルクロック停止要求信号、304はキーボード210
に対してスキャンクロックを通常よりも低い周波数のス
キャンクロックに切り替えることを要求する低周波数ス
キャンクロック入力要求信号、305は通常動作モード
22,第1のパワーセーブモード23,第2のパワーセ
ーブモード24においてスリープ/レジューム・スイッ
チ215が押下されたときに発生するスリープ/レジュ
ーム・スイッチ押下割り込み信号、306はスリープモ
ード25に遷移するときにスリープ系ブロック31およ
びLCDパワーセーブ・ブロック33への電力供給の遮
断を要求するスリープ電源遮断要求信号であり、これら
については、モード遷移を行うための各処理内容と共に
後述する。
【0061】21〜25の各モードにおける31〜33
の各ブロックへの電力供給の有無を図4に示し、第1の
パワーセーブモード23および第2のパワーセーブモー
ド230における各デバイスの動作内容を図5に示す。
【0062】図4に示すように、電源オフモード21に
おいては、電源制御装置213は、スリープ系電源22
0,ノンスリープ系電源221,LCD電源222を全
てオフにし、全ブロック31〜33への電力供給を遮断
する。
【0063】通常動作モード22においては、電源制御
装置213は、スリープ系電源220,ノンスリープ系
電源221,LCD電源222を全てオンにし、全ブロ
ック31〜33への電力供給を行う。このとき、CPU
201,メモリ・システムバス制御装置202,主記憶
装置203は、通常の周波数の動作クロックで動作し、
キーボード210は、通常の周波数のスキャンクロック
で動作する。
【0064】第1のパワーセーブモード23において
は、電源制御装置213は、スリープ系電源220,ノ
ンスリープ系電源221をオンにし、LCD電源222
をオフにし、LCDパワーセーブ・ブロック33のみへ
の電力供給を遮断する。このとき、図5に示すように、
キーボード210は、通常の周波数よりも低い周波数の
スキャンクロックで動作し、表示制御装置205は、L
CD207への表示データをフレームメモリ206から
読み出すためのシリアルクロックを停止する。
【0065】第2のパワーセーブモード24において
は、電源制御装置213は、第1のパワーセーブモード
23の場合と同様に、スリープ系電源220,ノンスリ
ープ系電源221をオンにし、LCD電源222をオフ
にし、LCDパワーセーブ・ブロック33のみへの電力
供給を遮断する。このとき、図5に示すように、キーボ
ード210は、通常の周波数よりも低い周波数のスキャ
ンクロックで動作し、表示制御装置205は、シリアル
クロックを停止する。さらに、CPU201,メモリ・
システムバス制御装置202,主記憶装置203は、通
常の周波数よりも低い周波数の動作クロックで動作す
る。
【0066】スリープモード25においては、電源制御
装置213は、スリープ系電源220,LCD電源22
2をオフにし、ノンスリープ系電源221をオンにし、
スリープ系ブロック31およびLCDパワーセーブ・ブ
ロック33への電力供給を遮断し、ノンスリープ系ブロ
ック32のみへの電力供給を行う。これにより、主記憶
装置203のみが動作することとなり、主記憶装置20
3は、自身のリフレッシュ制御を行うセルフリフレッシ
ュを実行する。従って、メモリ・システムバス制御装置
202への電力供給を遮断した場合にも、主記憶装置2
03のデータを保持することができる。なお、主記憶装
置203の外部にリフレッシュ制御回路を備え、このリ
フレッシュ制御回路が主記憶装置203のリフレッシュ
制御を行うようにしてもよく、この場合、リフレッシュ
制御回路は、ノンスリープ系ブロック32に属するよう
にする。
【0067】以下、モード遷移を行うための各処理内容
について説明する。
【0068】図7は電源オフモード21から通常動作モ
ード22に遷移するとき、および、スリープモード25
から通常動作モード22に遷移するときに実行される電
源オン処理のフローチャートである。
【0069】図7に示すように、電源オフモード21に
おいて電源スイッチ214がオンにされるか(S70
0)、または、スリープモード25においてスリープ/
レジューム・スイッチ215が押下されると(S70
1)、電源制御装置213は、スリープ系電源220,
ノンスリープ系電源221,LCD電源222をオンに
し、全ブロック31〜33への電力供給を行う(S70
2)。
【0070】続いて、CPU201は、電源制御装置2
13に保持されている現在のモードを読み出し、現在の
モードが電源オフモード21であるならば、ハードウェ
アの初期診断や初期化を行う通常の電源オン処理を実行
し(S704)、情報処理装置1は、通常動作モード2
2に遷移する。なお、本実施例において、情報処理装置
1の現在のモードは、常に電力が供給されている電源制
御装置213に保持されているものとする。
【0071】また、CPU201は、現在のモードがス
リープモード25であるならば、主記憶装置203のセ
ルフリフレッシュを解除し、CPU201,メモリ・シ
ステムバス制御装置202,表示制御装置205,I/
O制御装置208,周辺I/O装置209の内部レジス
タ値を回復するレジューム処理を実行し(S705)、
情報処理装置1は、通常動作モード22に遷移する。
【0072】なお、以下の説明において、メモリ・シス
テムバス制御装置202,表示制御装置205,I/O
制御装置208,周辺I/O装置209を、まとめて、
各LSIと呼ぶ。また、CPU201や各LSIの内部
レジスタ値は、後述するスリープ処理によって、主記憶
装置203に退避されているものである。
【0073】図8は通常動作モード22から第1のパワ
ーセーブモード23に遷移するときに実行されるデバイ
ス・パワーセーブ移行処理のフローチャートである。
【0074】図8に示すように、通常動作モード22に
おいて、CPU201は、一定時間キー入力がないこと
を検出すると(S800)、第1のパワーセーブモード
23に遷移する旨をI/O制御装置208に設定する
(S801)。また、通常動作モード22において、L
CD207は、LCD207が閉じられたことを検出す
ると(S802)、I/O制御装置208に対してLC
D閉信号301を出力する(S803)。
【0075】I/O制御装置208は、第1のパワーセ
ーブモード23に遷移する旨が設定されるか、または、
LCD閉信号301を入力すると、電源制御装置213
に対してLCD電源遮断要求信号302を出力し、表示
制御装置205に対してシリアルクロック停止要求信号
303を出力し、キーボード210に対して低周波数ス
キャンクロック入力要求信号304を出力する(S80
4)。
【0076】電源制御装置213は、LCDパワーセー
ブ・ブロック33のみへの電力供給を遮断する。また、
キーボード210は、通常の周波数よりも低い周波数の
スキャンクロックで動作し、表示制御装置205は、シ
リアルクロックを停止する。これにより、情報処理装置
1は、第1のパワーセーブモード23に遷移する。
【0077】ここで、デバイス・パワーセーブ移行処理
を実現するための具体的な動作について、図14を用い
て説明する。
【0078】CPU201は、一定時間キー入力がない
ことを検出すると、I/O制御装置208内のデバイス
・パワーセーブ制御レジスタ208aに第1のパワーセ
ーブモード23に遷移する旨を設定する。
【0079】I/O制御装置208においては、OR回
路208bによって、デバイス・パワーセーブ制御レジ
スタ208aの内容とLCD閉信号301との論理和が
取られ、LCD電源遮断要求信号302,シリアルクロ
ック停止要求信号303,低周波数スキャンクロック入
力要求信号304が出力されるようになっている。
【0080】電源制御装置213においては、LCD電
源遮断要求信号302を入力すると、OR回路213b
によって、LCD電源遮断要求信号302とスリープ電
源遮断要求信号306との論理和が取られ、スイッチン
グ素子213aによって、LCD電源222がオフにさ
れる。
【0081】表示制御装置205においては、シリアル
クロック停止要求信号303を入力すると、AND回路
205aによって、表示制御装置205内で生成された
シリアルクロック205bがマスクされ、フレームメモ
リ206へのシリアルクロック205cが停止されるよ
うになっている。
【0082】キーボード210においては、低周波数ス
キャンクロック入力要求信号304を入力すると、セレ
クタ210bによって、キーボード210内で生成され
た通常の周波数のスキャンクロックから通常の周波数よ
りも低い周波数のスキャンクロックに切り替えられるよ
うになっている。
【0083】図9は第1のパワーセーブモード23から
通常動作モード22に遷移するときに実行されるデバイ
ス・パワーセーブ復帰処理のフローチャートである。
【0084】図9に示すように、第1のパワーセーブモ
ード23において、CPU201は、キー入力の発生を
検出すると(S900)、I/O制御装置208内のデ
バイス・パワーセーブ制御レジスタ208aに通常動作
モード22に遷移する旨を設定する(S903)。ま
た、第1のパワーセーブモード23においてスリープ/
レジューム・スイッチ215が押下されると(S90
1)、スリープ/レジューム・スイッチ押下割り込みが
発生し、電源制御装置213は、CPU201に対して
スリープ/レジューム・スイッチ押下割り込み信号30
5を出力する(S902)。
【0085】なお、電源制御装置213は、第1のパワ
ーセーブモード23以外にも、通常動作モード22,第
2のパワーセーブモード24においてスリープ/レジュ
ーム・スイッチ215が押下されると、CPU210に
対してスリープ/レジューム・スイッチ押下割り込み信
号305を出力する。CPU201は、スリープ/レジ
ューム・スイッチ押下割り込み信号305を入力する
と、現在のモードが通常動作モード22,第1のパワー
セーブモード23,第2のパワーセーブモード24であ
るかによって、それぞれのモードに応じた処理を行う割
り込み処理を実行する。
【0086】ここでは、現在のモードが第1のパワーセ
ーブモード23であるので、CPU201は、デバイス
・パワーセーブ制御レジスタ208aに通常動作モード
22に遷移する旨を設定する(S903)。
【0087】I/O制御装置208は、通常動作モード
22に遷移する旨が設定されると、LCD電源遮断要求
信号302,シリアルクロック停止要求信号303,低
周波数スキャンクロック入力要求信号304を解除する
(S904)。これにより、情報処理装置1は、通常動
作モード22に遷移する。
【0088】図10は第1のパワーセーブモード23か
ら第2のパワーセーブモード24に遷移するときに実行
される低周波数クロック動作移行処理のフローチャート
である。
【0089】図10に示すように、第1のパワーセーブ
モード23において、CPU201は、ユーザ・プロセ
スがないことを検出すると(S1000)、CPU20
1,メモリ・システムバス制御装置202,主記憶装置
203の動作クロックを通常の周波数よりも低い周波数
の動作クロックに切り替える(S1001)。これによ
り、情報処理装置1は、第2のパワーセーブモード24
に遷移する。
【0090】図11は第2のパワーセーブモード24か
ら第1のパワーセーブモード23に遷移するときに実行
される低周波数クロック動作復帰処理のフローチャート
である。
【0091】図11に示すように、第2のパワーセーブ
モード24において、CPU201は、ユーザ・プロセ
スの発生を検出すると(S1100)、CPU201,
メモリ・システムバス制御装置202,主記憶装置20
3の動作クロックを通常の周波数の動作クロックに切り
替える(S1101)。これにより、情報処理装置1
は、第1のパワーセーブモード22に遷移する。
【0092】ここで、低周波数クロック動作移行処理お
よび低周波数クロック動作復帰処理を実現するための具
体的な動作について、図15を用いて説明する。
【0093】CPU201は、第1のパワーセーブモー
ド23において、ユーザ・プロセスがないことを検出す
ると、メモリ・システムバス制御装置202内の動作ク
ロック制御レジスタ202aに、通常の周波数よりも低
い周波数の動作クロックで動作する旨を設定し、第2の
パワーセーブモード24において、OSによってユーザ
・プロセスの発生を検出すると、メモリ・システムバス
制御装置202内の動作クロック制御レジスタ202a
に、通常の周波数の動作クロックで動作する旨を設定す
る。
【0094】メモリ・システムバス制御装置202にお
いては、発振器202bによって、通常の周波数の動作
クロック202cが出力されており、分周回路202b
によって、通常の周波数よりも低い周波数の動作クロッ
ク202eが生成されている。
【0095】そして、動作クロック制御レジスタ202
aに通常の周波数よりも低い周波数の動作クロックで動
作する旨が設定されているならば、セレクタ202fに
よって、動作クロック202eが動作クロック202g
として出力され、クロック制御レジスタ202aに通常
の周波数の動作クロックで動作する旨が設定されている
ならば、セレクタ202fによって、動作クロック20
2cが動作クロック202gとしてCPU201,メモ
リ・システムバス制御装置202,主記憶装置203に
対して出力されるようになっている。
【0096】図12は第2のパワーセーブモード24か
ら通常動作モード22に遷移するときに実行されるパワ
ーセーブ復帰処理のフローチャートである。
【0097】図12に示すように、第2のパワーセーブ
モード24において、CPU201は、キー入力の発生
を検出すると(ステップ1200)、I/O制御装置2
08内のデバイス・パワーセーブ制御レジスタ208a
に通常動作モード22に遷移する旨を設定し(ステップ
1203)、メモリ・システムバス制御装置202内の
動作周波数制御レジスタ202aに通常の周波数の動作
クロックで動作する旨を設定する(ステップ120
4)。また、第2のパワーセーブモード24において、
スリープ/レジューム・スイッチ215が押下されると
(ステップ1201)、スリープ/レジューム・スイッ
チ押下割り込みが発生し、電源制御装置213は、CP
U201に対してスリープ/レジューム・スイッチ押下
割り込み信号305を出力する(ステップ1202)。
【0098】CPU201は、スリープ/レジューム・
スイッチ押下割り込み信号305を入力すると、割り込
み処理を実行する。
【0099】ここでは、現在のモードが第2のパワーセ
ーブモード24であるので、I/O制御装置208内の
デバイス・パワーセーブ制御レジスタ208aに通常動
作モード22に遷移する旨を設定し(ステップ120
3)、メモリ・システムバス制御装置202内の動作周
波数制御レジスタ202aに通常の周波数の動作クロッ
クで動作する旨を設定する(ステップ1204)。
【0100】これにより、情報処理装置1は、通常動作
モード22に遷移する。
【0101】図13は通常動作モード22,第1のパワ
ーセーブモード23,第2のパワーセーブモード24か
らスリープモード25に遷移するときに実行されるスリ
ープ処理のフローチャートである。
【0102】図13に示すように、通常動作モード22
においてスリープ/レジューム・スイッチ215が押下
されると(ステップ1300)、スリープ/レジューム
・スイッチ押下割り込みが発生し、電源制御装置213
は、CPU201に対してスリープ/レジューム・スイ
ッチ押下割り込み信号305を出力する(ステップ13
01)。
【0103】CPU201は、スリープ/レジューム・
スイッチ押下割り込み信号305を入力すると、割り込
み処理を実行する。
【0104】ここでは、現在のモードが通常動作モード
22であるので、情報処理装置1がネットワーク2に接
続されているか否かを判定する(ステップ1302)。
情報処理装置1がネットワーク2に接続されているなら
ば、ユーザに対してスリープモード25に遷移してもよ
いか否かを問い合わせ(ステップ1303)、ユーザが
スリープモード25への遷移を許可したときに、CPU
201および各LSIの内部レジスタ値を主記憶装置2
03に退避し、メモリ・システムバス制御装置202に
スリープモード240に遷移する旨を設定するスリープ
処理を実行する(ステップ1308)また、情報処理装
置1がネットワーク2に接続されていないならば、ユー
ザに対する問い合わせを行わずに、スリープ処理を実行
する(ステップ1308)。
【0105】また、第1のパワーセーブモード23にお
いて、CPU201は、一定時間キー入力がないことを
検出すると(ステップ1304)、情報処理装置1がネ
ットワーク2に接続されているか否かを判定する(ステ
ップ1305)。情報処理装置1がネットワーク2に接
続されていないならば、スリープ処理を実行する(ステ
ップ1308)。
【0106】さらに、第2のパワーセーブモード24に
おいて、CPU201は、一定時間キー入力がないこと
を検出すると(ステップ1306)、情報処理装置1が
ネットワーク2に接続されているか否かを判定する(ス
テップ1307)。情報処理装置1がネットワーク2に
接続されていないならば、スリープ処理を実行する(ス
テップ1308)。
【0107】続いて、スリープ系ブロック31およびL
CDパワーセーブ・ブロック33への電力供給を遮断
し、ノンスリープ系ブロック32のみへの電力供給を行
う(ステップ1309)。これにより、情報処理装置1
は、スリープモード25に遷移する。
【0108】なお、実際に情報処理装置1とネットワー
ク2との間を接続するための接続制御を行うのはネット
ワーク制御装置211であるので、情報処理装置1がネ
ットワーク2に接続されているか否かは、CPU201
が割り込み処理においてネットワーク制御装置211に
問い合わせることにより判定することができる。
【0109】ここで、スリープ処理を実現するための具
体的な動作について、図16を用いて説明する。
【0110】CPU201は、メモリ・システムバス制
御装置202内のスリープ制御レジスタ202hにスリ
ープモード15に遷移する旨を設定する。
【0111】メモリ・システムバス制御装置202にお
いては、スリープ制御レジスタ202hにスリープモー
ド15に遷移する旨が設定されると、制御信号202i
によって、セルフリフレッシュ設定回路202jが起動
され、セルフリフレッシュ設定回路202jは、主記憶
装置203に対してセルフリフレッシュを行うよう要求
する制御信号202kを出力する。そして、制御信号2
02kを出力後、セルフリフレッシュ設定回路202j
は、電源制御装置213に対してスリープ電源遮断要求
信号306を出力する。
【0112】電源制御装置213においては、スリープ
電源遮断要求信号306を入力すると、スイッチング素
子213cによって、スリープ系電源220をオフにす
る。また、OR回路213bによって、スリープ電源遮
断要求信号306とLCD電源遮断要求信号302との
論理和を取り、スイッチング素子213aによって、L
CD電源222をオフにする。これにより、電源制御装
置213は、ノンスリープ系電源221のみオンとし、
情報処理装置1は、スリープモード25に遷移する。
【0113】以上説明したように、本実施例によれば、
第1のパワーセーブモード23,第2のパワーセーブモ
ード24,スリープモード25といった3つの省電力モ
ードと、通常動作モード22と、電源オフモード21と
の間でモード遷移を行うことにより、情報処理装置1の
ユーザの使い勝手を考慮して、情報処理装置1の消費電
力の低下を図ることができる。
【0114】さらに、情報処理装置1がネットワーク2
に接続されているときには、ネットワーク処理を継続し
たまま、情報処理装置1の消費電力の低下を図ることが
できる。
【0115】さて、上記実施例においては、入力装置を
キーボードとし、表示装置をLCDとした場合について
説明しているが、入力装置をマウス等のポインティング
デバイスとした場合も同様である。また、表示装置をC
RTとした場合は、若干異なる点があるので、以下、表
示装置をCRTとした場合の実施例について説明する。
【0116】本実施例の情報処理装置のシステム構成図
は、図1に示した上記実施例のシステム構成図と同様で
ある。
【0117】また、本実施例の情報処理装置1のモード
遷移図は、図2に示した上記実施例のモード遷移図と同
様であるが、遷移条件104の内容およびデバイス・パ
ワーセーブ移行処理の処理内容が若干異なる。すなわ
ち、図20に示すように、遷移条件104は、一定時間
キー入力がないこと、または、表示データが一定時間変
化がないことであり、通常動作モード22において、遷
移条件104が発生すると、情報処理装置1は、図8に
示したデバイス・パワーセーブ移行処理ではなく、図2
1に示すデバイス・パワーセーブ移行処理を実行し、第
1のパワーセーブモード23に遷移する。
【0118】図17は本実施例の情報処理装置1の詳細
なシステム構成を示すブロック図である。
【0119】図17において、216はCRT、34は
CRTパワーセーブ・ブロック、223はCRT電源、
307は表示停止要求信号、308はCRT電源遮断要
求信号であり、そのほかは、図3と同様である。
【0120】CRTパワーセーブ・ブロック34は、ス
リープモード25,第1のパワーセーブモード23,第
2のパワーセーブモード24のときに電力供給が遮断さ
れる。電源制御装置213は、CRT電源223によっ
て、CRTパワーセーブ・ブロック27への電力供給を
行う。
【0121】表示停止要求信号307は、フレームメモ
リ206に書き込まれる表示データが一定時間変化しな
い場合に、表示制御装置205からI/O制御装置20
8に対して出力される信号であり、CRT電源遮断要求
信号308は、電源制御装置213に対してCRTパワ
ーセーブ・ブロック34への電力供給の遮断を要求する
ための信号である。
【0122】21〜25の各モードにおける31,3
2,34の各ブロックへの電力供給の有無を図18に示
し、第1のパワーセーブモード23および第2のパワー
セーブモード24における各デバイスの動作内容を図1
9に示す。
【0123】図21は通常動作モード22から第1のパ
ワーセーブモード23に遷移するときに実行されるデバ
イス・パワーセーブ移行処理のフローチャートである。
【0124】図21に示すように、通常動作モード22
において、CPU201は、一定時間キー入力がないこ
とを検出すると(ステップ2100)、第1のパワーセ
ーブモード23に遷移する旨をI/O制御装置208に
設定する(ステップ2101)。また、通常動作モード
において、表示制御装置205は、フレームメモリ20
6に書き込まれる表示データが一定時間変化しないこと
を検出すると(ステップ2102)、I/O制御装置2
08に対して表示停止要求信号307を出力する(ステ
ップ2103)。
【0125】I/O制御装置208は、第1のパワーセ
ーブモード23に遷移する旨が設定されるか、または、
表示停止要求信号307を入力すると、電源制御装置2
13に対してCRT電源遮断要求信号308を出力し、
表示制御装置205に対してシリアルクロック停止要求
信号303を出力し、キーボード210に対して低周波
数スキャンクロック入力要求信号304を出力する(ス
テップ2104)。
【0126】電源制御装置213は、CRTパワーセー
ブ・ブロック34のみへの電力供給を遮断する。また、
キーボード210は、通常の周波数よりも低い周波数の
スキャンクロックで動作し、表示制御装置205は、シ
リアルクロックを停止する。これにより、情報処理装置
1は、第1のパワーセーブモード23に遷移する。
【0127】ここで、ステップ2102,ステップ21
03の処理を実現するための表示制御装置205の具体
的な動作について、図22を用いて説明する。
【0128】表示制御装置205においては、カウンタ
205aによって、表示用クロック205bがカウント
され、カウント値が比較器205cに出力されている。
レジスタ205dには、表示データが変化しない時間を
表示用クロック数に換算した値が予め設定されており、
比較器205cによって、カウンタ205aのカウント
値とレジスタ205dの値とが比較され、両者が等しく
なた場合に、表示停止要求信号307が出力されるよう
になっている。なお、カウンタ205aは、表示データ
変化検出回路205fが表示データ205eの変化を検
出されたときに出力する制御信号205bによってリセ
ットされる。また、表示データが変化しない時間は、予
め決められた固定的な時間であってもよいし、ユーザに
より入力された任意の時間であってもよい。
【0129】また、デバイス・パワーセーブ移行処理を
実現するための具体的な動作については、図23に示す
通りである。
【0130】図23においては、図14におけるLCD
閉信号301を表示停止要求信号307に置き換え、図
14におけるLCD電源遮断要求信号302をCRT電
源遮断要求信号308に置き換え、図14におけるLC
D電源222をCRT電源223に置き換えただけで、
動作内容は、図14と同様である。
【0131】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
情報処理装置がネットワークに接続されずに単独で使用
されている場合に加えて、情報処理装置がネットワーク
に接続されて使用されている場合にも、情報処理装置の
無駄な消費電力の低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の省電力制御方法を適用した
情報処理装置のシステム構成図。
【図2】本実施例の情報処理装置のモード遷移図。
【図3】本実施例の情報処理装置の詳細なシステム構成
を示すブロック図。
【図4】省電力モードにおける各ブロックの電力供給の
有無を示す説明図。
【図5】第1のパワーセーブモードおよび第2のパワー
セーブモードにおける各デバイスの動作内容を示す説明
図。
【図6】モード遷移条件を示す説明図。
【図7】電源オン処理を示すフローチャート。
【図8】デバイス・パワーセーブ移行処理のフローチャ
ート。
【図9】デバイス・パワーセーブ復帰処理のフローチャ
ート。
【図10】低周波数クロック動作移行処理のフローチャ
ート。
【図11】低周波数クロック動作復帰処理のフローチャ
ート。
【図12】パワーセーブ復帰処理のフローチャート。
【図13】スリープ処理のフローチャート。
【図14】デバイス・パワーセーブ移行処理の具体的な
動作を示す説明図。
【図15】低周波数クロック動作移行処理および低周波
数クロック動作復帰処理の具体的な動作を示す説明図。
【図16】スリープ処理の具体的の動作を示す説明図。
【図17】表示装置をCRTとした場合の情報処理装置
の詳細なシステム構成を示すブロック図。
【図18】省電力モードにおける各ブロックの電力供給
の有無を示す説明図。
【図19】第1のパワーセーブモードおよび第2のパワ
ーセーブモードにおける各デバイスの動作内容を示す説
明図。
【図20】モード遷移条件を示す説明図。
【図21】デバイス・パワーセーブ移行処理のフローチ
ャート。
【図22】表示制御装置の具体的の動作を示す説明図。
【図23】デバイス・パワーセーブ移行処理の具体的の
動作を示す説明図。
【符号の説明】
1…情報処理装置、2…ネットワーク、3…他の情報処
置装置、11…CPU部、12…主記憶部、13…周辺
I/O部、14…表示部、15…システムバス、16…
電源部、21…電源オフモード、22…通常動作モー
ド、23…第1のパワーセーブモード、24…第2のパ
ワーセーブモード、25…スリープモード、31…スリ
ープ系ブロック、32…ノンスリープ系ブロック、33
…LCDパワーセーブ・ブロック、34…CRTパワー
セーブ・ブロック、201…CPU、202…メモリ・
システムバス制御装置、203…主記憶装置、204…
システムバス、205…表示制御装置、206…フレー
ムメモリ、207…LCD、208…I/O制御装置、
209…周辺I/O装置、210…キーボード、211
…ネットワーク制御装置、212…2次記憶装置、21
3…電源制御装置、214…電源スイッチ、215…ス
リープ/レジューム・スイッチ、216…CRT。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 東馬 貴志 愛知県尾張市晴丘町池上1番地 株式会社 日立製作所オフィスシステム事業部内 (72)発明者 須貝 和雄 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マイクロエレクトロニク ス機器開発研究所内 (72)発明者 田村 千尋 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マイクロエレクトロニク ス機器開発研究所内 (72)発明者 神牧 秀樹 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マイクロエレクトロニク ス機器開発研究所内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】処理を実行するCPUと、上記CPUによ
    り実行されるプログラムおよびデータを記憶する主記憶
    装置と、上記CPUによる処理結果を表示する表示装置
    と、上記CPUが実行する処理に関するデータを入力す
    る入力装置と、ネットワークとの間を接続するネットワ
    ーク制御装置と、これらに電力を供給する電源とを少な
    くとも備えた情報処理装置における省電力制御方法にお
    いて、 上記ネットワーク制御装置がネットワークとの間を接続
    していなく、かつ、上記入力装置に対する入力が一定時
    間ないならば、その時点の情報処理装置の状態を回復す
    るために必要なデータを上記主記憶装置に退避させ、上
    記CPU,上記表示装置,上記入力装置,上記ネットワ
    ーク御装置への上記電源による電力の供給を遮断するこ
    とにより第1の省電力モードに遷移し、 上記第1の省電力モードにおいて、上記入力装置に対す
    る入力が発生したならば、上記主記憶装置に退避させら
    れているデータを回復させ、上記CPU,上記表示装
    置,上記入力装置,上記ネットワーク御装置への上記電
    源による電力の供給を行うことにより通常のモード(以
    下、通常動作モードと称す。)に遷移することを特徴と
    する省電力制御方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の省電力制御方法において、 上記ネットワーク制御装置がネットワークとの間を接続
    しており、かつ、上記入力装置に対する入力が一定時間
    ないならば、上記表示装置への上記電源による電力の供
    給を遮断し、上記入力装置が動作するのに必要なクロッ
    クの周波数を低下させることにより第2の省電力モード
    に遷移し、 上記第2の省電力モードにおいて、上記入力装置に対す
    る入力が発生したならば、上記表示装置への上記電源に
    よる電力の供給を行い、上記入力装置が動作するのに必
    要なクロックの周波数を元に戻すことにより上記通常動
    作モードに遷移することを特徴とする省電力制御方法。
  3. 【請求項3】請求項2記載の省電力制御方法において、 上記第2の省電力モードにおいて、上記CPUが現在実
    行中の処理(以下、ユーザ・プロセスと称す。)がない
    ならば、さらに、上記CPU,上記主記憶装置が動作す
    るのに必要なクロックの周波数を低下させることにより
    第3の省電力モードに遷移し、 上記第3の省電力モードにおいて、上記ユーザ・プロセ
    スが発生したならば、上記CPU,上記主記憶装置が動
    作するのに必要なクロックの周波数を元に戻すことによ
    り上記第2の省電力モードに遷移し、 上記第3の省電力モードにおいて、上記入力装置に対す
    る入力が発生したならば、上記表示装置への上記電源に
    よる電力の供給を行い、上記CPU,上記主記憶装置,
    上記入力装置が動作するのに必要なクロックの周波数を
    元に戻すことにより上記通常動作モードに遷移すること
    を特徴とする省電力制御方法。
  4. 【請求項4】請求項1,2または3記載の省電力制御方
    法において、 上記第1の省電力モードに遷移するよう外部から指示が
    あった場合に、 上記ネットワーク制御装置がネットワークとの間を接続
    していないならば、上記第1の省電力モードに遷移し、 上記ネットワーク制御装置がネットワークとの間を接続
    しているならば、上記第1の省電力モードに遷移しても
    よいか否かを外部に問い合わせることを特徴とする省電
    力制御方法。
  5. 【請求項5】請求項1,2,3または4記載の省電力制
    御方法において、 上記表示装置がその表示部を装置本体に対して開閉可能
    な液晶表示装置である場合に、 上記ネットワーク制御装置がネットワークとの間を接続
    していなく、かつ、上記入力装置に対する入力が一定時
    間ないかまたは上記液晶表示装置の表示部が閉じられた
    ならば、上記第1の省電力モードに遷移し、 上記ネットワーク制御装置がネットワークとの間を接続
    しており、かつ、上記入力装置に対する入力が一定時間
    ないかまたは上記液晶表示装置の表示部が閉じられたな
    らば、上記第2の省電力モードに遷移することを特徴と
    する省電力制御方法。
  6. 【請求項6】請求項1,2,3または4記載の省電力制
    御方法において、 上記表示装置がCRT(Cathode-Ray Tube)である場合
    に、 上記ネットワーク制御装置がネットワークとの間を接続
    していなく、かつ、上記入力装置に対する入力が一定時
    間ないかまたは上記CRTの表示データの変化が一定時
    間ないならば、上記第1の省電力モードに遷移し、 上記ネットワーク制御装置がネットワークとの間を接続
    しており、かつ、上記入力装置に対する入力が一定時間
    ないかまたは上記CRTの表示データの変化が一定時間
    ないならば、上記第2の省電力モードに遷移することを
    特徴とする省電力制御方法。
  7. 【請求項7】処理を実行するCPUと、上記CPUによ
    り実行されるプログラムおよびデータを記憶する主記憶
    装置と、上記CPUによる処理結果を表示する表示装置
    と、上記CPUが実行する処理に関するデータを入力す
    る入力装置と、ネットワークとの間を接続するネットワ
    ーク制御装置と、これらに電力を供給する電源とを少な
    くとも備えた情報処理装置において、 上記ネットワーク制御装置がネットワークとの間を接続
    しているか否かを判定する第1の判定手段と、上記入力
    装置に対する入力があるか否かを判定する第2の判定手
    段と、上記入力装置が動作するのに必要なクロックの周
    波数を、通常の周波数および通常の周波数よりも低い周
    波数のうちのいずれかに切り替える第1のクロック切替
    手段と、上記CPU,上記主記憶装置,上記表示装置,
    上記入力装置への上記電源による電力の供給を制御する
    電源制御手段と、上記情報処理装置の状態を回復するた
    めに必要なデータを上記主記憶装置に退避させる退避手
    段とを備え、 上記第1の判定手段により上記ネットワーク制御装置が
    ネットワークとの間を接続していないと判定され、か
    つ、上記第2の判定手段により上記入力装置に対する入
    力が一定時間ないことが判定されたならば、上記退避手
    段は、その時点の情報処理装置の状態を回復するために
    必要なデータを上記主記憶装置に退避させ、上記電源制
    御手段は、上記CPU,上記表示装置,上記入力装置,
    上記ネットワーク制御装置への上記電源による電源の供
    給を遮断するよう制御し、 上記第1の判定手段により上記ネットワーク制御装置が
    ネットワークとの間を接続していると判定され、かつ、
    上記第2の判定手段により上記入力装置に対する入力が
    一定時間ないことが判定されたならば、上記電源制御手
    段は、上記表示装置への上記電源による電力の供給を遮
    断するよう制御し、上記第1のクロック切り替え手段
    は、上記入力装置が動作するのに必要なクロックの周波
    数を通常の周波数よりも低い周波数に切り替えることを
    特徴とする情報処理装置。
  8. 【請求項8】請求項7記載の情報処理装置において、 上記CPUが現在実行中の処理(以下、ユーザ・プロセ
    スと称す。)があるか否かを判定する第3の判定手段
    と、上記CPU,上記主記憶装置が動作するのに必要な
    クロックの周波数を、通常の周波数および通常の周波数
    よりも低い周波数のうちのいずれかに切り替える第2の
    クロック切替手段とをさらに備え、 上記第1の判定手段により上記ネットワーク制御装置が
    ネットワークとの間を接続していると判定され、かつ、
    上記第2の判定手段により上記入力装置に対する入力が
    一定時間ないことが判定されたならば、さらに、上記第
    3の判定手段により上記ユーザ・プロセスがないと判定
    された場合に、上記電源制御手段は、上記表示装置への
    上記電源による電力の供給を遮断するよう制御し、上記
    第1のクロック切り替え手段は、上記入力装置が動作す
    るのに必要なクロックの周波数を通常の周波数よりも低
    い周波数に切り替え、上記第2のクロック切替手段は、
    上記CPU,上記主記憶装置が動作するのに必要なクロ
    ックの周波数を通常の周波数よりも低い周波数に切り替
    えることを特徴とする情報処理装置。
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