JPH0713423Y2 - 小型モ−タ - Google Patents
小型モ−タInfo
- Publication number
- JPH0713423Y2 JPH0713423Y2 JP1985114179U JP11417985U JPH0713423Y2 JP H0713423 Y2 JPH0713423 Y2 JP H0713423Y2 JP 1985114179 U JP1985114179 U JP 1985114179U JP 11417985 U JP11417985 U JP 11417985U JP H0713423 Y2 JPH0713423 Y2 JP H0713423Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- commutator
- rotor
- winding
- key hole
- tongue
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K5/00—Casings; Enclosures; Supports
- H02K5/04—Casings or enclosures characterised by the shape, form or construction thereof
- H02K5/14—Means for supporting or protecting brushes or brush holders
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K13/00—Structural associations of current collectors with motors or generators, e.g. brush mounting plates or connections to windings; Disposition of current collectors in motors or generators; Arrangements for improving commutation
- H02K13/04—Connections between commutator segments and windings
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K15/00—Methods or apparatus specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining or repairing of dynamo-electric machines
- H02K15/08—Forming windings by laying conductors into or around core parts
- H02K15/09—Forming windings by laying conductors into or around core parts by laying conductors into slotted rotors
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
- Motor Or Generator Current Collectors (AREA)
- Dc Machiner (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は,小型モータ,特にコミュテータにもうけられ
た位置決め用ボッチを回転子コアにもうけられた位置決
め用キイ・ホールに嵌入せしめることによって上記コミ
ュテータと回転子コアとの角位置方向の位置決めを行う
ように構成された回転子をそなえた小型モータにおい
て,上記位置決め用ボッチを2段挿入可能な構成にする
ことによって,回転子巻線の巻線作業,回転子巻線端末
のコミュテータ・タングへの接続およびコミュテータの
装着の自動化を可能ならしめるようにした小型モータに
関するものである。
た位置決め用ボッチを回転子コアにもうけられた位置決
め用キイ・ホールに嵌入せしめることによって上記コミ
ュテータと回転子コアとの角位置方向の位置決めを行う
ように構成された回転子をそなえた小型モータにおい
て,上記位置決め用ボッチを2段挿入可能な構成にする
ことによって,回転子巻線の巻線作業,回転子巻線端末
のコミュテータ・タングへの接続およびコミュテータの
装着の自動化を可能ならしめるようにした小型モータに
関するものである。
(従来の技術と考案が解決しようとする問題点) 一般に,ブラシとコミュテータとをそなえ,該ブラシ,
コミュテータを介して回転子巻線に対する給電を行う小
型モータにおいては,回転子コアと上記コミュテータと
の相対的な角位置は予め定められている。従って,従
来,第3図(A),(B)に図示されている如く,コミ
ュテータ1に位置決め用ボッチ2をもうけると共に,第
3図(C)に図示されている如く,回転子コア3に上記
位置決め用ボッチ(以下ボッチと略称する)2を嵌入せ
しめる位置決め用キイ・ホール(以下キイ・ホールと略
称する)4をもうけ,コミュテータ1を装着する際に,
上記ボッチ2を上記キイ・ホール4に嵌入せしめること
により,上記回転子コア3に対するコミュテータ1の位
置決めを正確に行うようにすることが考慮されている。
なお,第3図(A)および(B)はコミュテータの正面
図および底面図,第3図(C)および(D)は回転子コ
アの平面図および側面図,第3図(E)および(F)は
回転子の正面図を示しており,図中の符号1はコミュテ
ータ,2はボッチ,3は回転子コア,4はキイ・ホール,5はコ
ミュテータ・セグメント,6はコミュテータ・タング,7は
回転子軸,8は回転子,9は回転子巻線,10は巻線端末,11は
コミュテータ基準面を表している。
コミュテータを介して回転子巻線に対する給電を行う小
型モータにおいては,回転子コアと上記コミュテータと
の相対的な角位置は予め定められている。従って,従
来,第3図(A),(B)に図示されている如く,コミ
ュテータ1に位置決め用ボッチ2をもうけると共に,第
3図(C)に図示されている如く,回転子コア3に上記
位置決め用ボッチ(以下ボッチと略称する)2を嵌入せ
しめる位置決め用キイ・ホール(以下キイ・ホールと略
称する)4をもうけ,コミュテータ1を装着する際に,
上記ボッチ2を上記キイ・ホール4に嵌入せしめること
により,上記回転子コア3に対するコミュテータ1の位
置決めを正確に行うようにすることが考慮されている。
なお,第3図(A)および(B)はコミュテータの正面
図および底面図,第3図(C)および(D)は回転子コ
アの平面図および側面図,第3図(E)および(F)は
回転子の正面図を示しており,図中の符号1はコミュテ
ータ,2はボッチ,3は回転子コア,4はキイ・ホール,5はコ
ミュテータ・セグメント,6はコミュテータ・タング,7は
回転子軸,8は回転子,9は回転子巻線,10は巻線端末,11は
コミュテータ基準面を表している。
そして,第3図(E)に図示されている如く,回転子コ
ア3に対して回転子巻線9が巻回される。この場合,回
転子製作の生産性を向上させるため,上記コミュテータ
1を予め回転子8に取り付けた状態のもとで回転子巻線
9の巻線作業を行うことによって、回転子巻線9の巻線
端末10をコミュテータ・タング6に引掛ける作業を上記
巻線作業工程の中で行うようにすることが望ましい。こ
のように,コミュテータ・タング6に対する巻線端末10
の引掛け作業を上記巻線作業中に含めるようにするため
には,第3図(E)に図示されている如く,上記コミュ
テータ・タング6が巻線高さ(図示矢印H)よりも高い
位置になるようにする必要がある。そのため,従来,第
3図(A)に図示されているコミュテータ1の首下長
(図示矢印L2)が上記巻線高さHよりも少なくとも大と
なるようにされていた。
ア3に対して回転子巻線9が巻回される。この場合,回
転子製作の生産性を向上させるため,上記コミュテータ
1を予め回転子8に取り付けた状態のもとで回転子巻線
9の巻線作業を行うことによって、回転子巻線9の巻線
端末10をコミュテータ・タング6に引掛ける作業を上記
巻線作業工程の中で行うようにすることが望ましい。こ
のように,コミュテータ・タング6に対する巻線端末10
の引掛け作業を上記巻線作業中に含めるようにするため
には,第3図(E)に図示されている如く,上記コミュ
テータ・タング6が巻線高さ(図示矢印H)よりも高い
位置になるようにする必要がある。そのため,従来,第
3図(A)に図示されているコミュテータ1の首下長
(図示矢印L2)が上記巻線高さHよりも少なくとも大と
なるようにされていた。
しかし,近来,小型モータの薄形化の要望が強くなり,
そのための手段として回転子の薄形化が考慮されるよう
になってきた。そして,該回転子の薄形化を図るための
手段として,第3図(A)図示コミュテータ1における
コミュテータ・セグメント長(図示矢印L1)および前述
した首下長L2を必要最小限度に小さくすることが考慮さ
れる。しかしながら,上記コミュテータ1の首下長L2を
小さくすると,第3図(F)に図示されている如く,コ
ミュテータ・タング6の位置が巻線高さHよりも低くな
り,前述した巻線作業に支障をきたすことになる。その
ため,従来,上記巻線作業は次のように行われていた。
即ち, (i)例えば第3図(E)に図示されているように,コ
ミュテータ・タング6が少なくとも巻線高さHよりも高
い位置になるまで,コミュテータ1を回転子軸7に圧入
し,ボッチ2,2,2(第3図(A)図示)はキイ・ホール
4,4,4(第3図(C)図示)のほぼ真上に位置するよう
に(各ボッチ2は各キイ・ホール4に挿入されていな
い)位置決めを行った上で,上記コミュテータ・タング
6への巻線端末10の引掛け作業を含む巻線作業を行う。
そして,しかるのうちにコミュテータ1を回転子コア3
側へ押圧し,コミュテータ基準面11(第3図(A)図
示)が回転子コア3に密着するまで上記各ボッチ2を各
キイ・ホール4に嵌入せしめる。
そのための手段として回転子の薄形化が考慮されるよう
になってきた。そして,該回転子の薄形化を図るための
手段として,第3図(A)図示コミュテータ1における
コミュテータ・セグメント長(図示矢印L1)および前述
した首下長L2を必要最小限度に小さくすることが考慮さ
れる。しかしながら,上記コミュテータ1の首下長L2を
小さくすると,第3図(F)に図示されている如く,コ
ミュテータ・タング6の位置が巻線高さHよりも低くな
り,前述した巻線作業に支障をきたすことになる。その
ため,従来,上記巻線作業は次のように行われていた。
即ち, (i)例えば第3図(E)に図示されているように,コ
ミュテータ・タング6が少なくとも巻線高さHよりも高
い位置になるまで,コミュテータ1を回転子軸7に圧入
し,ボッチ2,2,2(第3図(A)図示)はキイ・ホール
4,4,4(第3図(C)図示)のほぼ真上に位置するよう
に(各ボッチ2は各キイ・ホール4に挿入されていな
い)位置決めを行った上で,上記コミュテータ・タング
6への巻線端末10の引掛け作業を含む巻線作業を行う。
そして,しかるのうちにコミュテータ1を回転子コア3
側へ押圧し,コミュテータ基準面11(第3図(A)図
示)が回転子コア3に密着するまで上記各ボッチ2を各
キイ・ホール4に嵌入せしめる。
(ii)回転子コア3に回転子巻線を巻回したのち,第3
図(F)に図示の如く,コミュテータ1を装着し,その
上でコミュテータ・タング6に巻線端末10を接続する。
図(F)に図示の如く,コミュテータ1を装着し,その
上でコミュテータ・タング6に巻線端末10を接続する。
(iii)図示省略しているが,上記ボッチ2およびキイ
・ホール4をもうける代わりに,回転子軸に位置決め用
のいわゆるナールを施し,上記第(i)項と同様に巻線
作業およびコミュテータの装着を行う。
・ホール4をもうける代わりに,回転子軸に位置決め用
のいわゆるナールを施し,上記第(i)項と同様に巻線
作業およびコミュテータの装着を行う。
以上,従来の小型モータにおける回転子巻線の巻線作業
およびコミュテータの装着について説明したが,次のよ
うな非所望な問題がある。
およびコミュテータの装着について説明したが,次のよ
うな非所望な問題がある。
上記第(i)項記載の手段においては,巻線作業ののち
に行うコミュテータ1の装着時に,ただ単に機械的にコ
ミュテータ1を回転子コア3側に押圧するだけで,上記
ボッチ2とキイ・ホール4との位置がずれるおそれがあ
り,従って上記コミュテータ1の押圧時に,上記ボッチ
2とキイ・ホール4との位置合わせを行いつつ押圧しな
ければならないため作業能率が悪い。
に行うコミュテータ1の装着時に,ただ単に機械的にコ
ミュテータ1を回転子コア3側に押圧するだけで,上記
ボッチ2とキイ・ホール4との位置がずれるおそれがあ
り,従って上記コミュテータ1の押圧時に,上記ボッチ
2とキイ・ホール4との位置合わせを行いつつ押圧しな
ければならないため作業能率が悪い。
また,上記第(ii)項記載の手段においては,回転子巻
線9の巻線作業とコミュテータ・タング6に対する巻線
端末10の引掛け作業とが別工程で行われるため,作業能
率が悪いばかりでなく,上記第(i)項記載の手段と同
様に,コミュテータ1の装着時におけるボッチ2とキイ
・ホール4との位置合わせが容易でない。
線9の巻線作業とコミュテータ・タング6に対する巻線
端末10の引掛け作業とが別工程で行われるため,作業能
率が悪いばかりでなく,上記第(i)項記載の手段と同
様に,コミュテータ1の装着時におけるボッチ2とキイ
・ホール4との位置合わせが容易でない。
更に,第(iii)項記載の手段においては,いわゆるナ
ールを施す加工工程が必要となり,加工工数が増大する
欠点がある。
ールを施す加工工程が必要となり,加工工数が増大する
欠点がある。
(問題点を解決するための手段) 本考案は,上記の如き問題点を解決することを目的とし
ており,そのため本考案の小型モータは,回転子コアに
当接するコミュテータ基準面から下方に向って当該コミ
ュテータ基準面上に突起させてもうけられた位置決め用
ボッチを有すると共に上記コミュテータ基準面よりも上
方位置にコミュテータ・タングを位置せしめているコミ
ュテータと, 上記位置決め用ボッチを嵌入せしめる位置決めキイ・ホ
ールが穿孔されている回転子コアと をそなえた回転子であって, 上記コミュテータ・タングに接続される回転子巻線が上
記回転子コア上に巻回されて上記コミュテータ・タング
に接続された状態の下で,上記位置決め用ボッチが上記
位置決め用キイ・ホールに嵌入されて上記コミュテータ
基準面が上記回転子コアに当接され,かつ上記コミュテ
ータのコミュテータ・タングが上記回転子の回転子軸の
外周に上記回転子巻線によって形成される空間内に没入
されて上記回転子コアに上記コミュテータが装着されて
構成される回転子を そなえた小型モータにおいて, 上記位置決め用ボッチは,先端部に上記位置決め用キイ
・ホールの断面よりも小さな断面を有する仮挿入部と上
記位置決め用キイ・ホールに嵌入する嵌入部とをそな
え, 該嵌入部は上記仮挿入部が上記位置決め用キイ・ホール
に挿入された仮挿入状態のもとで上記コミュテータ・タ
ングが少なくとも上記空間を形成している回転子巻線の
巻線高さよりも高い位置に位置する長さを有することを
特徴としている。以下,図面を参照しつつ説明する。
ており,そのため本考案の小型モータは,回転子コアに
当接するコミュテータ基準面から下方に向って当該コミ
ュテータ基準面上に突起させてもうけられた位置決め用
ボッチを有すると共に上記コミュテータ基準面よりも上
方位置にコミュテータ・タングを位置せしめているコミ
ュテータと, 上記位置決め用ボッチを嵌入せしめる位置決めキイ・ホ
ールが穿孔されている回転子コアと をそなえた回転子であって, 上記コミュテータ・タングに接続される回転子巻線が上
記回転子コア上に巻回されて上記コミュテータ・タング
に接続された状態の下で,上記位置決め用ボッチが上記
位置決め用キイ・ホールに嵌入されて上記コミュテータ
基準面が上記回転子コアに当接され,かつ上記コミュテ
ータのコミュテータ・タングが上記回転子の回転子軸の
外周に上記回転子巻線によって形成される空間内に没入
されて上記回転子コアに上記コミュテータが装着されて
構成される回転子を そなえた小型モータにおいて, 上記位置決め用ボッチは,先端部に上記位置決め用キイ
・ホールの断面よりも小さな断面を有する仮挿入部と上
記位置決め用キイ・ホールに嵌入する嵌入部とをそな
え, 該嵌入部は上記仮挿入部が上記位置決め用キイ・ホール
に挿入された仮挿入状態のもとで上記コミュテータ・タ
ングが少なくとも上記空間を形成している回転子巻線の
巻線高さよりも高い位置に位置する長さを有することを
特徴としている。以下,図面を参照しつつ説明する。
(実施例) 第1図(A)および(B)は本考案の小型モータに用い
られるコミュテータの一実施例における正面図および底
面図,第2図(A)ないし(C)は本考案におけるコミ
ュテータの装着および巻線作業に関する説明図を示して
いる。そして,図中の符号2−1は仮挿入部,2−2は嵌
入部,12はコミュテータ押圧治具を表し,その他の符号
は第3図に対応している。
られるコミュテータの一実施例における正面図および底
面図,第2図(A)ないし(C)は本考案におけるコミ
ュテータの装着および巻線作業に関する説明図を示して
いる。そして,図中の符号2−1は仮挿入部,2−2は嵌
入部,12はコミュテータ押圧治具を表し,その他の符号
は第3図に対応している。
本考案の小型モータに用いられるコミュテータ1におけ
るボッチ2は,第1図(A)に図示されている如く,前
述した巻線作業時に回転子コア3にもうけられているキ
イ・ホール4(該回転子コア3およびキイ・ホール4は
第3図(C)図示従来例と同じである)に挿入される部
分である仮挿入部2−1と,巻線作業終了後上記キイ・
ホール4に嵌入される嵌入部2−2(該嵌入部2−2は
上記巻線作業時にはキイ・ホール4に嵌入されていな
い)とから構成されている。第1図(A)図示矢印L
3は,上記巻線作業時における回転子コア3とコミュテ
ータ・タング6との離隔距離を表している。そして,当
該離隔距離L3が少なくとも前述した巻線高さHよりも大
となるように,上記嵌入部2−2の長さ(図示矢印L4)
が決められている。従って,上記巻線作業時における上
記コミュテータ・タング6の位置が上記巻線高さHより
も高いため,該コミュテータ・タング6に対する巻線端
末10の引掛け作業を含む回転子巻線9の巻線作業を容易
に行うことができる。また,巻線作業終了後上記コミュ
テータ1を所定の状態(後述する第2図(C)図示状
態)に装着する際にも,上記巻線作業時に上記仮挿入部
2−1が既にキイ・ホール4に挿入されていることによ
り,コミュテータ1と回転子コア3との角位置方向の位
置合わせが保持された状態になっているため,コミュテ
ータ1を回転子コア3側に押圧するだけで上記嵌入部2
−2がキイ・ホール4に嵌入され,正確なコミュテータ
1の装着を行うことができる。以上説明した巻線作業お
よびコミュテータ1の装着を,第2図(A)ないし
(C)に関連して具体的に説明する。
るボッチ2は,第1図(A)に図示されている如く,前
述した巻線作業時に回転子コア3にもうけられているキ
イ・ホール4(該回転子コア3およびキイ・ホール4は
第3図(C)図示従来例と同じである)に挿入される部
分である仮挿入部2−1と,巻線作業終了後上記キイ・
ホール4に嵌入される嵌入部2−2(該嵌入部2−2は
上記巻線作業時にはキイ・ホール4に嵌入されていな
い)とから構成されている。第1図(A)図示矢印L
3は,上記巻線作業時における回転子コア3とコミュテ
ータ・タング6との離隔距離を表している。そして,当
該離隔距離L3が少なくとも前述した巻線高さHよりも大
となるように,上記嵌入部2−2の長さ(図示矢印L4)
が決められている。従って,上記巻線作業時における上
記コミュテータ・タング6の位置が上記巻線高さHより
も高いため,該コミュテータ・タング6に対する巻線端
末10の引掛け作業を含む回転子巻線9の巻線作業を容易
に行うことができる。また,巻線作業終了後上記コミュ
テータ1を所定の状態(後述する第2図(C)図示状
態)に装着する際にも,上記巻線作業時に上記仮挿入部
2−1が既にキイ・ホール4に挿入されていることによ
り,コミュテータ1と回転子コア3との角位置方向の位
置合わせが保持された状態になっているため,コミュテ
ータ1を回転子コア3側に押圧するだけで上記嵌入部2
−2がキイ・ホール4に嵌入され,正確なコミュテータ
1の装着を行うことができる。以上説明した巻線作業お
よびコミュテータ1の装着を,第2図(A)ないし
(C)に関連して具体的に説明する。
先づ,第1図図示コミュテータ1を回転子軸7に嵌入せ
しめ,該コミュテータ1のボッチ2の先端に形成されて
いる仮挿入部2−1を回転子コア3に形成されているキ
イ・ホール4(第3図(C)図示)に挿入する。この状
態が第2図(A)に図示されている。なお,上記仮挿入
部2−1と上記キイ・ホール4との位置合わせは,回転
子巻線9が巻回されていないため容易に行うことができ
る。
しめ,該コミュテータ1のボッチ2の先端に形成されて
いる仮挿入部2−1を回転子コア3に形成されているキ
イ・ホール4(第3図(C)図示)に挿入する。この状
態が第2図(A)に図示されている。なお,上記仮挿入
部2−1と上記キイ・ホール4との位置合わせは,回転
子巻線9が巻回されていないため容易に行うことができ
る。
次いで,第2図(B)に図示されている如く,回転子コ
ア3に対する回転子巻線9の巻線作業が行われる。当該
巻線作業には,上記コミュテータ・タング6に対する上
記回転子巻線9における巻線端末10の引掛け作業も含ま
れている。当該引掛け作業を含む上記巻線作業は,上記
コミュテータ・タング6が巻線高さHよりも高い位置に
あるため,容易であり,自動化することが可能である。
そして,上記巻線作業終了後,上記巻線端末10を例えば
半田付け等によって上記コミュテータ・タング6に接続
する(当該接続の作業も自動化することが可能であ
る)。
ア3に対する回転子巻線9の巻線作業が行われる。当該
巻線作業には,上記コミュテータ・タング6に対する上
記回転子巻線9における巻線端末10の引掛け作業も含ま
れている。当該引掛け作業を含む上記巻線作業は,上記
コミュテータ・タング6が巻線高さHよりも高い位置に
あるため,容易であり,自動化することが可能である。
そして,上記巻線作業終了後,上記巻線端末10を例えば
半田付け等によって上記コミュテータ・タング6に接続
する(当該接続の作業も自動化することが可能であ
る)。
更に,上記巻線端末10の接続終了後,第2図(C)に図
示されている如く,コミュテータ押圧治具12を用いて,
コミュテータ1を回転子コア3の方向に押圧する。該押
圧により上記ボッチ2の嵌入部2−2が前述したキイ・
ホール4に嵌入される。そして,上記コミュテータ1に
対する押圧はコミュテータ基準面11(第1図(A)図
示)が回転子コア3に当接するまで行われる。なお,前
述したように,上記コミュテータ押圧治具12によるコミ
ュテータ1の押圧前の状態において,ボッチ2の先端に
おける仮挿入部2−1が,既に上記キイ・ホール4に挿
入されているため,上記コミュテータ1を押圧する際に
改めてコミュテータ1と回転子コア3との位置合わせを
行う必要がない。
示されている如く,コミュテータ押圧治具12を用いて,
コミュテータ1を回転子コア3の方向に押圧する。該押
圧により上記ボッチ2の嵌入部2−2が前述したキイ・
ホール4に嵌入される。そして,上記コミュテータ1に
対する押圧はコミュテータ基準面11(第1図(A)図
示)が回転子コア3に当接するまで行われる。なお,前
述したように,上記コミュテータ押圧治具12によるコミ
ュテータ1の押圧前の状態において,ボッチ2の先端に
おける仮挿入部2−1が,既に上記キイ・ホール4に挿
入されているため,上記コミュテータ1を押圧する際に
改めてコミュテータ1と回転子コア3との位置合わせを
行う必要がない。
以上説明した第2図(A)ないし(C)図示工程を経
て,第2図(C)に図示されているような所望する回転
子8が完成される。そして,上記第2図(A)ないし
(Cの作業工程を自動化することも充分に可能である。
て,第2図(C)に図示されているような所望する回転
子8が完成される。そして,上記第2図(A)ないし
(Cの作業工程を自動化することも充分に可能である。
(考案の効果) 以上説明した如く,本考案によれば,小型モータの薄形
化に寄与する回転子の薄形化を図る上で,回転子巻線の
巻線作業,巻線端末のコミュテータ・タングに対する引
掛け作業および接続作業,およびコミュテータの装着作
業を自動化することが可能となるため,生産の省力化を
図ることが可能となり薄形の小型モータを安価に提供す
ることができる。
化に寄与する回転子の薄形化を図る上で,回転子巻線の
巻線作業,巻線端末のコミュテータ・タングに対する引
掛け作業および接続作業,およびコミュテータの装着作
業を自動化することが可能となるため,生産の省力化を
図ることが可能となり薄形の小型モータを安価に提供す
ることができる。
第1図(A)および(B)は本考案の小型モータに用い
られるコミュテータの一実施例における正面図および底
面図,第2図(A)ないし(C)は本考案における巻線
作業およびコミュテータの装着に関する説明図,第3図
(A)ないし(F)は従来の小型モータに用いられる回
転子に関する説明図を示す。 図中の符号1はコミュテータ,2はボッチ,2−1は仮挿入
部,2−2は嵌入部,3は回転子コア,4はキイ・ホール,5は
コミュテータ・セグメント,6はコミュテータ・タング,7
は回転子軸,8は回転子,9は回転子巻線,10は巻線端末,11
はコミュテータ基準面,12はコミュテータ押圧治具を表
す。
られるコミュテータの一実施例における正面図および底
面図,第2図(A)ないし(C)は本考案における巻線
作業およびコミュテータの装着に関する説明図,第3図
(A)ないし(F)は従来の小型モータに用いられる回
転子に関する説明図を示す。 図中の符号1はコミュテータ,2はボッチ,2−1は仮挿入
部,2−2は嵌入部,3は回転子コア,4はキイ・ホール,5は
コミュテータ・セグメント,6はコミュテータ・タング,7
は回転子軸,8は回転子,9は回転子巻線,10は巻線端末,11
はコミュテータ基準面,12はコミュテータ押圧治具を表
す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 古屋 建二 千葉県松戸市松飛台430番地 マブチモー ター株式会社内 (56)参考文献 特開 昭55−68850(JP,A) 実公 昭48−38731(JP,Y1)
Claims (1)
- 【請求項1】回転子コアに当接するコミュテータ基準面
から下方に向って当該コミュテータ基準面上に突起させ
てもうけられた位置決め用ボッチを有すると共に上記コ
ミュテータ基準面よりも上方位置にコミュテータ・タン
グを位置せしめているコミュテータと, 上記位置決め用ボッチを嵌入せしめる位置決めキイ・ホ
ールが穿孔されている回転子コアと をそなえた回転子であって, 上記コミュテータ・タングに接続される回転子巻線が上
記回転子コア上に巻回されて上記コミュテータ・タング
に接続された状態の下で,上記位置決め用ボッチが上記
位置決め用キイ・ホールに嵌入されて上記コミュテータ
基準面が上記回転子コアに当接され,かつ上記コミュテ
ータのコミュテータ・タングが上記回転子の回転子軸の
外周に上記回転子巻線によって形成される空間内に没入
されて上記回転子コアに上記コミュテータが装着されて
構成される回転子を そなえた小型モータにおいて, 上記位置決め用ボッチは,先端部に上記位置決め用キイ
・ホールの断面よりも小さな断面を有する仮挿入部と上
記位置決め用キイ・ホールに嵌入する嵌入部とをそな
え, 該嵌入部は上記仮挿入部が上記位置決め用キイ・ホール
に挿入された仮挿入状態のもとで上記コミュテータ・タ
ングが少なくとも上記空間を形成している回転子巻線の
巻線高さよりも高い位置に位置する長さを有することを
特徴とする小型モータ。
Priority Applications (9)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985114179U JPH0713423Y2 (ja) | 1985-07-25 | 1985-07-25 | 小型モ−タ |
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DE19863624995 DE3624995A1 (de) | 1985-07-25 | 1986-07-24 | Miniaturmotor |
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