JP3358241B2 - ブラシ構造、ブラシの製造方法及び組立方法並びにモータ - Google Patents
ブラシ構造、ブラシの製造方法及び組立方法並びにモータInfo
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Description
いる小型モータのブラシ構造、ブラシの製造方法及び組
立方法並びにモータに関するものである。
断面図,図11は従来の小型モータのブラシ構造を説明
する部分拡大図,図12は従来の小型モータのブラシ構
造の組立方法を示した図である。図10に図示されてい
る小型モータは、ブラケット101により保持されてい
る左右のブラシ102A・102B・軸受103に支持
され、シャフト104に固定されている回転子ロータ1
05・そこに固定されたコンミテータ106を介して上
記左右のブラシ102A・102Bより回転子ロータ1
05に電流が供給されることにより、ブラケット101
に固定された磁気回路形成用永久磁石107により形成
されている界磁中に存在する回転子ロータ105が回転
するように構成されている。上記ブラシ102A・10
2Bは、図11に示すようにブラシ先端部であって上記
コンミテータ106と接触するブラシ接点部111とに
より構成され、例えばリン青銅等の弾性を有する導電性
金属薄板により一体に形成されている。なお上記左右の
ブラシ102A・102Bの固定方法は、図12に示す
ように構成されている。まず左右のブラシ102A・1
02Bを精密プレスで所定形状に打ち抜き作製する。そ
の後、ブラケット101に磁気回路形成用の固定子用永
久磁石107を組込み、通電用のFPC128を貼り付
け、その上から上記ブラシ102A・102Bを半田付
け130、または接着(図示せず)により固定すること
でブラケットユニット129を形成している。
ブラシをFPCに半田付け、もしくは接着により固定す
る方法では次のような問題点がある。
を片方づつFPCの所定の位置に固定する際に、位置精
度がだしずらく加工工数もかかる。
に、精密に仕上げられたブラシ部を変形させてしまうこ
とがある。
接着のために信頼性に乏しく、特に心臓部であるブラシ
回りであるためモータの寿命にも影響が出る。
合、その熱によってFPCの固定強度が劣化しブラシ部
が浮き上がったり傾いたりする。
も短時間で行わなくてはならず、そのため作業者の熟練
を要する。
るものであって、その目的とするところは左右のブラシ
を一体的にしてブラケットに簡単、かつ確実に固定する
ことができ、高い信頼性を維持することが可能である小
型モータのブラシ構造、ブラシの製造方法及び組立方法
並びにモータを提供するところにある。
決するために磁気回路形成用の永久磁石を有する固定子
と回転子ロータに回転子巻線が巻回されてなる回転子を
用い、アキシャル方向にエアギャップを設ける構造でモ
ータブラケットに支持された給電用のブラシと摺導接触
するコンミテータを介して上記回転子巻線に電流を提供
するよう構造されるとともに、上記ブラシは左右のブラ
シをプレス加工で一体的に抜き、更にブラケットに装着
固定および絶縁をするために合成樹脂により一体に形成
され、その後に左右のブラシの接続部を所定の位置で切
断することにより給電用のブラシとしての機能を果た
し、さらに合成樹脂で形成された突起部および突片部を
用いてブラケットに簡単で、しかも確実に固定できるこ
とを特徴とする。
を参照して説明する。
小型モータのブラシ構造の第1の実施例を示す図であ
る。図1において、11は左ブラシ・12は右ブラシ・
13は合成樹脂部を示している。
施例の構造について更に詳細に述べる。図2において、
21はブラシ材料で22は左ブラシ・23は右ブラシ・
24は接点部・25は穴・26は左ブラシ22と54の
FPCとの通電用端子・27は右ブラシ23と54のF
PCとの通電用の端子であり、これらはプレス加工によ
って精密に作製されたブラシ10であるこれら帯状につ
ながったブラシ10は、図3に示すように数個単位で合
成樹脂31によってブラシ10の所定の位置に一体的に
形成され、その際に前記した穴25を通って合成樹脂3
1が充填され上側と下側の合成樹脂がより強固に形成さ
れ、更に図4に示すように接続部41を所定の切断位置
42で切り落とすと1個づつのブラシ10ができあが
る。
組立方法を説明する。図5・図6・図7および図8は、
本発明の実施例におけるブラシの外観図およびブラケッ
トに組み込んだ図であり、図9は第2・第3の実施例に
よるモータの構造図を示している。
1で形成する際に合成樹脂51の下側に突起52を設
け、この突起52をブラケット56に貼付けられている
FPC54の穴55とブラケット56に設けられている
穴57に挿入して、外側に出た突起52の先端部を熱加
締め等によってブラケット56に固着する。ブラシ50
にある端子58はFPC54に熱圧着、もしくは半田付
けにより固着されてそれぞれの左右のブラシ50A・5
0Bとなる。
1で形成する際にブラシ70の接続部78の間に合成樹
脂の突片79を設け、更に下側に突起72を設け、この
突起72をブラケット80に貼付けられているFPC7
3の穴74とブラケット80に設けられている穴76に
挿入しながら突片79をブラケット80に固定されてい
る磁気回路形成用永久磁石の下側にブラケット80に設
けた穴81に通して引っ掛ける。その後、外側に出た突
起72の先端部を熱加締め等によってブラケット80に
固着する。ブラシ70にある通電用端子58はFPC7
3に熱圧着もしくは半田付けにより固着されて、左右の
ブラシ70A・70Bとなる。
よれば以下のような多大な効果が得られる。
ラシを一体的にプレスで抜き、別々にすることなく次工
程の合成樹脂で形成するためにプレスで抜いたときの精
度をそのまま維持でき、更に切断部より切り離して左右
別々の機能をもたせるブラシとなっても所定の寸法精度
を維持でき、取扱も容易であるという効果が得られる。
本発明の第2の実施例における組立方法において
は、ブラケットに設けた穴とFPCに設けた穴に合成樹
脂で形成したブラシ部の下側に配置された突起を挿入
し、その先端部を熱加締め等により変形させて固着する
ことで従来のような半田および接着を用いることなく簡
単に、しかも確実に固定できて高い信頼性を得ることが
できる。
においては、ブラケットに設けた穴とFPCに設けた穴
と固定子マグネットが固定される端部下に設けたブラケ
ットの穴に合成樹脂で形成したブラシ部の下側に配置さ
れた突起と、左右のブラシの切断部の間に設けた突片部
を挿入し、ブラシ部の下側に配置された突起の先端部を
熱加締め等により変形させ、更に突片部を固定子マグネ
ットの端部に引っ掛けることにより従来のような半田お
よび接着を用いることなく簡単に、しかも確実に固定で
きて、更にモータとして組み付けたときにコンミテータ
とブラシの接触圧による倒れを防止して、長時間に渡っ
て高い信頼性を得ることができる。
立方法によれば、組立性がよくなり工程管理が容易にな
り加工時間が減少し歩留りの向上が得られ、市場のニー
ズにマッチした安価の製品を提供できるという効果が得
られる。
施例を示す全体図。
例のプレス抜きの状態を示す詳細図。
例の合成樹脂による一体成形の状態を示す詳細図。
例を示す全体図。
例のブラシ外観図。
例の組立方法を示す構成図。
例のブラシ外観図。
例の組立方法を示す断面図。
の実施例を示す断面図。
図。
示す断面図。
Claims (13)
- 【請求項1】 モータブラケットに装着固定される給電
用の一対のブラシを有するブラシ構造において、前記モータブラケットに装着固定される部分 を連結する
連結部を備えたことを特徴とするブラシ構造。 - 【請求項2】 前記連結部の一部が充填される穴が、前
記モータブラケットに装着固定される部分に設けられて
いることを特徴とする請求項1に記載のブラシ構造。 - 【請求項3】 前記モータブラケットに貫通させて一対
の前記ブラシを固定するための突起が、前記連結部に設
けられている請求項1または2に記載のブラシ構造。 - 【請求項4】 前記モータブラケットに引っ掛けて一対
の前記ブラシを固定するための突片が、前記連結部に設
けられている請求項1、2または3に記載のブラシ構
造。 - 【請求項5】 モータブラケットに装着固定される給電
用の一対のブラシで成るブラシ構造において、 複数組の一対の前記ブラシが一体的に連接されるように
ブラシ用板材を打ち抜き加工し、前記モータブラケット
に装着固定される部分を連結部により連結し、前記各連
結部と複数組の一対の前記ブラシの連接部との間の所定
の位置をそれぞれ切断したことを特徴とするブラシ構
造。 - 【請求項6】 モータブラケットに装着固定される給電
用の一対のブラシの製造方法において、 複数組の一対の前記ブラシが一体的に連接されるように
ブラシ用板材を打ち抜き加工し、前記モータブラケットに装着固定される部分 を連結部に
より連結し、 前記各連結部と複数組の一対の前記ブラシの連接部との
間の所定の位置をそれぞれ切断して複数の一対の前記ブ
ラシを製造することを特徴とするブラシの製造方法。 - 【請求項7】 モータブラケットに装着固定される給電
用の一対のブラシの組立方法において、前記モータブラケットに装着固定される部分 を突起を有
する連結部により連結し、 前記突起を前記モータブラケットに貫通させ、 前記突起の先端を変形させて一対の前記ブラシを前記モ
ータブラケットに固定することを特徴とするブラシの組
立方法。 - 【請求項8】 モータブラケットに装着固定される給電
用の一対のブラシの組立方法において、前記モータブラケットに装着固定される部分 を突片を有
する連結部により連結し、 前記突片を前記モータブラケットに固定されている磁気
回路形成用永久磁石の端部に引っ掛けて挿入することに
より、一対の前記ブラシを固定することを特徴とするブ
ラシの組立方法。 - 【請求項9】 磁気回路形成用の永久磁石を有する固定
子と、 回転ロータに回転子巻線が巻回されてなる回転子と、 アキシャル方向にエアギャップを設ける構造でモータブ
ラケットに装着固定された給電用の一対のブラシと、 一対の前記ブラシと摺動接触して前記回転子巻線に電流
を供給するコンミテータとを備えたモータにおいて、前記モータブラケットに装着固定される部分 を連結する
連結部を備えたことを特徴とするモータ。 - 【請求項10】 前記連結部の一部が充填される穴が、
前記モータブラケットに装着固定される部分に設けられ
ていることを特徴とする請求項9に記載のモータ。 - 【請求項11】 前記モータブラケットに貫通させて一
対の前記ブラシを固定するための突起が、前記連結部に
設けられている請求項9または10に記載のモータ。 - 【請求項12】 前記モータブラケットに引っ掛けて一
対の前記ブラシを固定するための突片が、前記連結部に
設けられている請求項9、10または11に記載のモー
タ。 - 【請求項13】 磁気回路形成用の永久磁石を有する固
定子と、 回転ロータに回転子巻線が巻回されてなる回転子と、 アキシャル方向にエアギャップを設ける構造でモータブ
ラケットに装着固定された給電用の一対のブラシと、 一対の前記ブラシと摺動接触して前記回転子巻線に電流
を供給するコンミテータとを備えたモータにおいて、 一対の前記ブラシで成るブラシ構造が、複数組の一対の
前記ブラシが一体的に連接されるようにブラシ用板材を
打ち抜き加工し、前記モータブラケットに装着固定され
る部分を連結部により連結し、前記各連結部と複数組の
一対の前記ブラシの連接部との間の所定の位置をそれぞ
れ切断した構造であることを特徴とするモータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17404093A JP3358241B2 (ja) | 1993-07-14 | 1993-07-14 | ブラシ構造、ブラシの製造方法及び組立方法並びにモータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17404093A JP3358241B2 (ja) | 1993-07-14 | 1993-07-14 | ブラシ構造、ブラシの製造方法及び組立方法並びにモータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0731103A JPH0731103A (ja) | 1995-01-31 |
JP3358241B2 true JP3358241B2 (ja) | 2002-12-16 |
Family
ID=15971576
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17404093A Expired - Lifetime JP3358241B2 (ja) | 1993-07-14 | 1993-07-14 | ブラシ構造、ブラシの製造方法及び組立方法並びにモータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3358241B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3519706B2 (ja) * | 2001-07-18 | 2004-04-19 | 東京パーツ工業株式会社 | ブラシ制振装置とこのブラシ制振装置の製造方法及びこのブラシ制振装置を備えた扁平型振動モータ |
-
1993
- 1993-07-14 JP JP17404093A patent/JP3358241B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0731103A (ja) | 1995-01-31 |
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