JP3697043B2 - モータ用整流子及びその製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、モータ用整流子及びその製造方法に関し、詳しくは整流子を構成する複数のセグメントのうち、各々対向するセグメント同士を短絡させる技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のモータ用整流子として実公昭58−56578号公報、特公昭49−12522号公報に記載されているものが知られている。図14は3極のロータ鉄心22と4極のマグネット21と整流子1′とを備えた直流モータを示し、図15は6極のロータ鉄心22と4極のマグネット21と整流子1′とを備えた直流モータを示している。これら整流子1′は、6枚のセグメント3に分割されており、コイル等の渡り線90の端部をセグメント3のライザ部40に接続固定することによって、各々対向するセグメント3間を短絡させている。図中の80はカーボンブラシである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来のように整流子1′のセグメント3同士を渡り線90を用いて短絡させる方法にあっては、渡り線90同士が接触してレアショートが発生するという品質上の問題があり、また、セグメント3内部での渡り線90の線処理及び接合に手間がかかり、作業に多くの時間がかかり、加工費用が高くつくという問題もある。さらに、渡り線90の渡り線スペースを確保しなければならず、モータ7のサイズが大きくなるという問題もあった。
【0004】
本発明は、上記従来例に鑑みてなされたもので、従来の渡り線の線処理及び接合工数を削減して、作業時間を大幅に短縮できると共に、レアショートの発生防止を図ることができ、さらに従来の渡り線スペースを無くして、セグメントが外部に大きく膨らむのを防止できるようにしたモータ用整流子及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、2n個(nは2以上の整数)のセグメント3を筒状に配置してセグメント金具2を構成し、各々対向するセグメント3同士をセグメント金具2内部で短絡させて成るモータ用整流子であって、対向する2つのセグメント3に接合される接合部6とこれら接合部6同士を連結する連結部5とが一体となった短絡部材4を形成し、セグメント金具に短絡部材4の接合部6を圧入により仮止めするための孔部21又は凹部23を設け、この孔部21又は凹部23にて仮止めされた短絡部材4をセグメント金具2に接合して成ることを特徴としており、このように構成することで、接合部6と連結部5とが一体形成された短絡部材4をセグメント金具2内部に嵌め込んで接合するだけで、セグメント3同士の短絡が簡単にでき、従来の渡り線による線処理及び接合工数を削減できると共に、短絡部材4をセグメント金具2内部に配置することで、鉄心コイル26との接触もなく、レアショートの発生を防止でき、また従来の渡り線スペースも必要ないので、整流子1が外部に大きく膨らむのを防止できる。さらに短絡部材4を接合する前に短絡部材4の接合部6をセグメント金具2に圧入により仮止めすることによって、短絡部材4の仮止めがワンタッチででき、仮止めに時間をかけることなく溶接を開始でき、作業時間が長くなるのを防止でき、さらに接合作業が容易になると共に、接合精度を高めることができる。
【0006】
また本発明は、2n個(nは2以上の整数)のセグメント3を筒状に配置してセグメント金具2を構成し、各々対向するセグメント3同士をセグメント金具2内部で短絡させて成るモータ用整流子の製造方法であって、対向する2つのセグメント3に接合される接合部6とこれら接合部6同士を連結する連結部5とが一体となった短絡部材4を形成し、この短絡部材4の接合部6をセグメント金具2に設けた孔部21又は凹部23に圧入することにより短絡部材4をセグメント金具2に仮止めした後に、短絡部材4の接合部6を溶接して成ることを特徴としており、このように短絡部材4を溶接する前に短絡部材4の接合部6をセグメント金具2に圧入により仮止めすることによって、短絡部材4の仮止めがワンタッチででき、仮止めに時間をかけることなく溶接を開始でき、作業時間が長くなるの
を防止でき、さらに溶接作業が容易となり、溶接精度が高められる。
【0007】
また、上記短絡部材4をセグメント金具2に仮止めした後にこの短絡部材4の接合部6を溶接する工程を、各短絡部材4ごとに繰り返して成るのが好ましく、このように構成することで、絶縁材を充填する前に各短絡部材4をセグメント金具2にそれぞれ固定でき、絶縁材を充填するときの成形圧力等で各短絡部材4が位置ずれするのを確実に防止できる。
【0008】
上記セグメント金具2と短絡部材4とが銅を主成分とする材料で構成され、セグメント金具2と短絡部材4にめっきを施した後に、接合部6を抵抗溶接して成るのが好ましく、このように銅製のセグメント金具2と短絡部材4にめっきを施すことによりその溶接強度を増すことができる。
【0009】
上記短絡部材4の接合部6に凸部24を形成し、この接合部6とセグメント金具2とを抵抗溶接又は超音波溶接して成るのが好ましく、このように構成することで、短絡部材4の接合部6に凸部24を形成するという簡単な構造で、溶接エネルギーを一点に集中させることができる。
【0010】
上記セグメント金具2の接合部6に凸部25を形成し、この接合部6と短絡部材4とを抵抗溶接又は超音波溶接して成るのが好ましく、このように構成することで、セグメント金具2の接合部6に凸部25を形成するという簡単な構造で、溶接エネルギーを一点に集中させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態の基本概念を説明する。
【0012】
直流モータ7は、図2に示すように、鉄心コイル26が巻かれたロータ鉄心22に対向してマグネット21が配設されている。本実施形態では、周方向に4極がN極とS極とが交互に着磁されているマグネット21がケース20に固定されている。マグネット21にギャップをもって対向する位置に3極の磁極を持つロータ鉄心22が回転自在に配設されている。このロータ鉄心22のセンターには軸が圧入されており、軸の両端は軸受25(又はベアリング)によって回転自在に支持されている。図中の60は軸受台を兼ねるハウジングである。ロータ鉄心22の鉄心コイル26は軸に固定された整流子1に接続されている。整流子1の外周面には周方向に約90°の間隔をあけて一対のカーボンブラシ24(陽極ブラシと陰極ブラシ)が配置されており、各ブラシを整流子1に摺接させることによって、ブラシから整流子1への通電が行われるようになっている。なお図2の実施形態では、3極のロータ鉄心22と4極のマグネット21から成る直流モータ7を示しているが、もちろんこれに限定されるものではなく、例えば6極のロータ鉄心22と4極のマグネット21との組み合わせ、或いはそれ以外の組み合わせであってもよい。図中の27はファン、29はブラシホルダである。
【0013】
整流子1は、短絡部材4が接合されたセグメント金具2に合成樹脂などの絶縁材を同時成形することによって得られるものである。セグメント金具2は、例えば図1、図3に示すように、6個のセグメント3に分割されており、セグメント金具2内部に接合された短絡部材4により各々対向するセグメント3間が短絡されている。なお、セグメント3の数は6個に限られず、2n(nは2以上の整数)であればよい。図3中の11はライザ部、50はフック部である。
【0014】
短絡部材4は、導電材から成り、図4に示すように、対向する2個のセグメント3にそれぞれ接合される2つの接合部6とこの2つの接合部6同士を連結する連結部5とが一体に形成されている。連結部5はリング状に形成されており、接合部6は連結部5の相対向する2箇所からそれぞれ立設されており、接合部6の上端部は外側に突出してセグメント3の上端部に接合されるものであり、本実施形態では3つの短絡部材4(4A,4B,4C)が周方向に60°ごとに位置ずれしてセグメント金具2に各々接合されるようになっている。また図4(b)〜(d)に示すように、短絡部材4(4A,4B,4C)の高さH1 〜H3 はそれぞれ異なっており、このように高さ方向に寸法差を設けることによって、各短絡部材4同士が互いに接触しないようにしてある。
【0015】
図6は整流子1の製造工程の一例を示しており、プレス加工によって得られたセグメン
ト金具2及び短絡部材4をメッキ加工後に短絡部材4の折り曲げ加工、溶接等を経て得られたセグメント組立品を金型内にセットして合成樹脂を同時成形し、その後外径切削加工等を施すようにしている。もちろん、この製造工程に限られるものではない。
【0016】
しかして、図5に示すように、高さ方向に寸法差を持たせた3つの短絡部材4をセグメント金具2内部にそれぞれ嵌め込んで、各短絡部材4の接合部6をセグメント金具2に溶接することにより、短絡部材4を介して各々対向する2つのセグメント3同士を短絡させることができ、その後、セグメント金具2の内部に絶縁材9を充填することにより、図1に示す整流子1が得られる。
【0017】
ここで、対向するセグメント3,3間を短絡させるための短絡部材4をセグメント3の内側に接合することによって、従来のような渡り線の線処理が不要となり、しかも、従来のような渡り線同士が接触するという問題もなくなり、レアショートの発生を防止できると共に、短絡部材4をセグメント金具2に接合するだけでよいので、接合工数を大きく削減でき、作業時間を大幅に短縮することができる。さらに、短絡部材4はリング状の連結部5から2つの接合部6を突出して形成されているので、短絡部材4をセグメント金具2内部に配置した場合でも、セグメント金具2が外側に大きく膨らむのを防止でき、モータのサイズを小さくすることができる。
【0018】
本発明の実施形態を説明する。図8に示す短絡部材4の接合部6に孔部21を設け、図7に示すセグメント金具2の上端部に凸部22を設け、凸部22を孔部21に圧入するようにして短絡部材4をセグメント金具2に仮止めし、その後、カシメ又は溶接により短絡部材4を接合させるものである。また、図10に示す短絡部材4の接合部6を図9に示すセグメント金具2の上端部に設けた凹部23に圧入して仮止めした後に、接合部6とセグメント金具2とを溶接等により接合させるようにしてもよいものである。いずれの場合も、3つの短絡部材4を溶接する前にセグメント金具2に対して仮止めすることによって、溶接作業が容易になると共に、溶接精度を高めることができるようになる。
【0019】
図11は更に他の実施形態を示している。本実施形態では、セグメント金具2と短絡部材4を銅又は銅を主成分とする材料で構成し、両者を溶接により接合する場合において、セグメント金具2及び短絡部材4にそれぞれに亜鉛めっきを施し、短絡部材4の接合部6をセグメント金具2の凹部23に圧入して仮止めした後に、溶接電極100間にセグメント金具2と接合部6とを挟んで抵抗溶接する場合を示しており、このように抵抗溶接で接合することにより接合強度を増すことができ、接合の信頼性向上を図ることができる。
【0020】
図11の変形例として、図12に示すように、高さ方向に寸法差を持った短絡部材4(4A,4B,4C)の接合部6に凸部(プロジェクション)24を形成し、この接合部6と短絡部材4とを抵抗溶接又は超音波溶接により接合するようにしてもよい。また、短絡部材4の接合部6の下面をフラットに形成し、一方、セグメント金具2の上端部に図13に示す凸部(プロジェクション)25を形成して、接合部6と短絡部材4とを抵抗溶接又は超音波溶接により接合するようにしてもよいものである。ここで、銅製のセグメント金具2と短絡部材4とを抵抗溶接又は超音波溶接する際に、銅の熱伝導率が高いために、高エネルギーが必要となるが、図12のように短絡部材4の接合部6に凸部24を形成したり、或いはセグメント金具2の接合部6に凸部25を形成するという簡単な構造で、エネルギーを一点に集中させることができ、接合強度を増すことができるものである。
【0021】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のうち請求項1記載の発明は、2n個(nは2以上の整数)のセグメントを筒状に配置してセグメント金具を構成し、各々対向するセグメント同士をセグメント金具内部で短絡させて成るモータ用整流子であって、対向する2つのセグメントに接合される接合部とこれら接合部同士を連結する連結部とが一体となった短絡部材を形成し、セグメント金具に短絡部材の接合部を圧入により仮止めするための孔部又は凹部を設け、この孔部又は凹部にて仮止めされた短絡部材をセグメント金具に接合して成るから、接合部と連結部とが一体形成された短絡部材をセグメント金具内部に嵌め込んで接合することで、セグメント同士の短絡が簡単にできると共に、レアショートの発生を防止でき、品質上の問題が生じなくなると共に、従来の渡り線の線処理及び接合工数を削減できるので、作業時間を大幅に短縮(従来比50%)できる。さらに接合部と連結部とが一体形成された短絡部材をセグメント金具に接合することによって、従来の渡り線スペースを無くして、セグメントが外部に大きく膨らむのを防止でき、モータのサイズを小さくできるという効果を得ることができる。さらに短絡部材を接合する前に短絡部材の接合部をセグメント金具に圧入により仮止めすることによって、短絡部材の仮止めがワンタッチででき、仮止めに時間をかけることなく溶接を開始でき、作業時間が長くなるのを防止できるものであり、さらに接合作業が容易になると共に、接合精度を高めることができる。
【0022】
また請求項2記載の発明は、2n個(nは2以上の整数)のセグメントを筒状に配置してセグメント金具を構成し、各々対向するセグメント同士をセグメント金具内部で短絡させて成るモータ用整流子の製造方法であって、対向する2つのセグメントに接合される接合部とこれら接合部同士を連結する連結部とが一体となった短絡部材を形成し、この短絡部材の接合部をセグメント金具に設けた孔部又は凹部に圧入することにより短絡部材をセグメント金具に仮止めした後に、短絡部材の接合部を溶接して成るから、従来の渡り線の線処理及び接合工数を削減して、作業時間を大幅に短縮できると共に、レアショートの発生防止を図ることができると共に、従来の渡り線スペースを無くして、セグメントが外部に大きく膨らむのを防止でき、さらに短絡部材を溶接する前に短絡部材の接合部をセグメント金具に圧入により仮止めすることによって、短絡部材の仮止めがワンタッチででき、仮止めに時間をかけることなく溶接を開始できるので作業時間が長くなるのを防止でき、さらに溶接作業が容易になると共に、溶接精度を高めることができる。
【0023】
また請求項3記載の発明は、請求項2記載の効果に加えて、短絡部材をセグメント金具に仮止めした後にこの短絡部材の接合部を溶接する工程を、各短絡部材ごとに繰り返して成るから、絶縁材を充填する前に各短絡部材をセグメント金具にそれぞれ固定でき、絶縁材を注入するときの成形圧力等で各短絡部材が位置ずれするのを確実に防止でき、整流子の品質向上を図ることができる。
【0024】
また請求項4記載の発明は、請求項2記載の効果に加えて、セグメント金具と短絡部材とが銅を主成分とする材料で構成され、セグメント金具と短絡部材にめっきを施した後に、接合部を抵抗溶接して成るから、銅製のセグメント金具と短絡部材にめっきを施すことによりその溶接強度を増すことができ、接合の信頼性向上を図ることができる。
【0025】
また請求項5記載の発明は、請求項2記載の効果に加えて、短絡部材の接合部に凸部を形成し、この接合部とセグメント金具とを抵抗溶接又は超音波溶接して成るから、短絡部材の接合部に凸部を形成するという簡単な構造で、溶接エネルギーを一点に集中させることができ、接合強度を容易に向上させることができる。
【0026】
また請求項6記載の発明は、請求項2記載の効果に加えて、セグメント金具の接合部に凸部を形成し、この接合部と短絡部材とを抵抗溶接又は超音波溶接して成るから、セグメント金具の接合部に凸部を形成するという簡単な構造で、溶接エネルギーを一点に集中させることができ、接合強度を容易に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の基本概念を示し、 (a)はセグメント金具と短絡部材の接合状態を説明する平面図、(b)は(c)のA−A線断面図、(c)は整流子の下面図である。
【図2】 (a)は同上のモータの内部構造の説明図、(b)はモータの側面断面図である。
【図3】 (a)は同上のセグメント金具の平面図、(b)は(c)のB−B線断面図、(c)は整流子の下面図、(d)は(c)のC−C線断面図である。
【図4】 (a)は同上の短絡部材の平面図、(b)〜(d)は短絡部材の側面図である。
【図5】 同上の短絡部材とセグメント金具の分解斜視図である。
【図6】 同上の整流子の製造工程図である。
【図7】 本発明の一実施形態を示し、(a)はセグメント金具の平面図、(b)は断面図、(c)は下面図である。
【図8】 (a)は図7のセグメント金具に接合される短絡部材の平面図、(b)〜(d)は短絡部材の側面図である。
【図9】 更に他の実施形態を示し、(a)はセグメント金具の平面図、(b)は断面図、(c)は下面図である。
【図10】 (a)は図9のセグメント金具に接合される短絡部材の平面図、(b)〜(d)は短絡部材の側面図である。
【図11】 更に他の実施形態を示す説明図である。
【図12】 (a)は更に他の実施形態の短絡部材の平面図、(b)〜(d)は短絡部材の側面図である。
【図13】 更に他の実施形態を示し、(a)はセグメント金具の平面図、(b)は断面図、(c)は下面図である。
【図14】 従来の渡り線の線処理を説明する図である。
【図15】 他の従来の渡り線の線処理を説明する図である。
【符号の説明】
1 整流子
2 セグメント金具
3 セグメント
4 短絡部材
5 連結部
6 接合部
21 孔部
23 凹部
24,25 凸部
Claims (6)
- 2n個(nは2以上の整数)のセグメントを筒状に配置してセグメント金具を構成し、各々対向するセグメント同士をセグメント金具内部で短絡させて成るモータ用整流子であって、対向する2つのセグメントに接合される接合部とこれら接合部同士を連結する連結部とが一体となった短絡部材を形成し、セグメント金具に短絡部材の接合部を圧入により仮止めするための孔部又は凹部を設け、この孔部又は凹部にて仮止めされた短絡部材をセグメント金具に接合して成ることを特徴とするモータ用整流子。
- 2n個(nは2以上の整数)のセグメントを筒状に配置してセグメント金具を構成し、各々対向するセグメント同士をセグメント金具内部で短絡させて成るモータ用整流子の製造方法であって、対向する2つのセグメントに接合される接合部とこれら接合部同士を連結する連結部とが一体となった短絡部材を形成し、この短絡部材の接合部をセグメント金具に設けた孔部又は凹部に圧入することにより短絡部材をセグメント金具に仮止めした後に、短絡部材の接合部を溶接して成ることを特徴とするモータ用整流子の製造方法。
- 短絡部材をセグメント金具に仮止めした後にこの短絡部材の接合部を溶接する工程を、各短絡部材ごとに繰り返して成ることを特徴とする請求項2記載のモータ用整流子の製造方法。
- セグメント金具と短絡部材とが銅を主成分とする材料で構成され、セグメント金具と短絡部材にめっきを施した後に、接合部を抵抗溶接して成ることを特徴とする請求項2記載のモータ用整流子の製造方法。
- 短絡部材の接合部に凸部を形成し、この接合部とセグメント金具とを抵抗溶接又は超音波溶接して成ることを特徴とする請求項2記載のモータ用整流子の製造方法。
- セグメント金具の接合部に凸部を形成し、この接合部と短絡部材とを抵抗溶接又は超音波溶接して成ることを特徴とする請求項2記載のモータ用整流子の製造方法。
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