JPH11187623A - モータ用整流子及びその製造方法 - Google Patents

モータ用整流子及びその製造方法

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JPH11187623A
JPH11187623A JP9348012A JP34801297A JPH11187623A JP H11187623 A JPH11187623 A JP H11187623A JP 9348012 A JP9348012 A JP 9348012A JP 34801297 A JP34801297 A JP 34801297A JP H11187623 A JPH11187623 A JP H11187623A
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fitting
commutator
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Tsutomu Natsuhara
勉 夏原
Tomio Yamada
富男 山田
Shiro Yamaguchi
四郎 山口
Junji Shimizu
順治 清水
Makoto Hoshika
誠 星加
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NANSHIN SEIKI SEISAKUSHO KK
Panasonic Electric Works Co Ltd
Nanshin Seiki Seisakusho KK
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NANSHIN SEIKI SEISAKUSHO KK
Nanshin Seiki Seisakusho KK
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 セグメント間の短絡作業、及び接合工数を削
減して、作業時間を大幅に短縮する。レアショートの発
生防止を図る。 【解決手段】 2n個(nは2以上の整数)のセグメン
ト3を筒状に配置してセグメント金具2を構成し、各々
対向するセグメント3同士をセグメント金具2内部で短
絡させたモータ用整流子1を製造するにあたって、対向
する2つのセグメント3に接合される接合部6とこれら
接合部6同士を連結する連結部5とが一体となった短絡
部材4を形成する。この短絡部材4をセグメント金具2
内部に接合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、モータ用整流子
及びその製造方法に関し、詳しくは整流子を構成する複
数のセグメントのうち、各々対向するセグメント同士を
短絡させる技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のモータ用整流子として実
公昭58−56578号公報、特公昭49−12522
号公報に記載されているものが知られている。図14は
3極のロータ鉄心22と4極のマグネット21と整流子
1′とを備えた直流モータを示し、図15は6極のロー
タ鉄心22と4極のマグネット21と整流子1′とを備
えた直流モータを示している。これら整流子1′は、6
枚のセグメント3に分割されており、コイル等の渡り線
90の端部をセグメント3のライザ部40に接続固定す
ることによって、各々対向するセグメント3間を短絡さ
せている。図中の80はカーボンブラシである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のよう
に整流子1′のセグメント3同士を渡り線90を用いて
短絡させる方法にあっては、渡り線90同士が接触して
レアショートが発生するという品質上の問題があり、ま
た、セグメント3内部での渡り線90の線処理及び接合
に手間がかかり、作業に多くの時間がかかり、加工費用
が高くつくという問題もある。さらに、渡り線90の渡
り線スペースを確保しなければならず、モータ7のサイ
ズが大きくなるという問題もあった。
【0004】本発明は、上記従来例に鑑みてなされたも
ので、従来の渡り線の線処理及び接合工数を削減して、
作業時間を大幅に短縮できると共に、レアショートの発
生防止を図ることができ、さらに従来の渡り線スペース
を無くして、セグメントが外部に大きく膨らむのを防止
できるようにしたモータ用整流子及びその製造方法を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、2n個(nは2以上の整数)のセグメン
ト3を筒状に配置してセグメント金具2を構成し、各々
対向するセグメント3同士をセグメント金具2内部で短
絡させて成るモータ用整流子であって、対向する2つの
セグメント3に接合される接合部6とこれら接合部6同
士を連結する連結部5とが一体となった短絡部材4を形
成し、この短絡部材4をセグメント金具2に接合して成
ることを特徴としており、このように構成することで、
接合部6と連結部5とが一体形成された短絡部材4をセ
グメント金具2内部に嵌め込んで接合するだけで、セグ
メント3同士の短絡が簡単にでき、従来の渡り線による
線処理及び接合工数を削減できると共に、短絡部材4を
セグメント金具2内部に配置することで、鉄心コイル2
6との接触もなく、レアショートの発生を防止でき、ま
た従来の渡り線スペースも必要ないので、整流子1が外
部に大きく膨らむのを防止できる。
【0006】また本発明は、2n個(nは2以上の整
数)のセグメント3を筒状に配置してセグメント金具2
を構成し、各々対向するセグメント3同士をセグメント
金具2内部で短絡させて成るモータ用整流子の製造方法
であって、対向する2つのセグメント3に接合される接
合部6とこれら接合部6同士を連結する連結部5とが一
体となった短絡部材4を形成し、この短絡部材4をセグ
メント金具2に仮止めした後に、短絡部材4の接合部6
を溶接して成ることを特徴としており、このように短絡
部材4を溶接する前にセグメント金具2に仮止めするこ
とによって、溶接作業が容易となり、溶接精度が高めら
れる。
【0007】また、上記短絡部材4をセグメント金具2
に仮止めした後にこの短絡部材4の接合部6を溶接する
工程を、各短絡部材4ごとに繰り返して成るのが好まし
く、このように構成することで、絶縁材を充填する前に
各短絡部材4をセグメント金具2にそれぞれ固定でき、
絶縁材を充填するときの成形圧力等で各短絡部材4が位
置ずれするのを確実に防止できる。
【0008】上記短絡部材4の接合部6をセグメント金
具2に設けた凹部23に圧入することにより短絡部材4
を仮止めして成るのが好ましく、このように構成するこ
とで、短絡部材4の仮止めがワンタッチででき、仮止め
に時間をかけることなく溶接を開始できる。上記セグメ
ント金具2と短絡部材4とが銅を主成分とする材料で構
成され、セグメント金具2と短絡部材4にめっきを施し
た後に、接合部6を抵抗溶接して成るのが好ましく、こ
のように銅製のセグメント金具2と短絡部材4にめっき
を施すことによりその溶接強度を増すことができる。
【0009】上記短絡部材4の接合部6に凸部24を形
成し、この接合部6とセグメント金具2とを抵抗溶接又
は超音波溶接して成るのが好ましく、このように構成す
ることで、短絡部材4の接合部6に凸部24を形成する
という簡単な構造で、溶接エネルギーを一点に集中させ
ることができる。上記セグメント金具2の接合部6に凸
部25を形成し、この接合部6と短絡部材4とを抵抗溶
接又は超音波溶接して成るのが好ましく、このように構
成することで、セグメント金具2の接合部6に凸部25
を形成するという簡単な構造で、溶接エネルギーを一点
に集中させることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態の一例を
説明する。直流モータ7は、図2に示すように、鉄心コ
イル26が巻かれたロータ鉄心22に対向してマグネッ
ト21が配設されている。本実施形態では、周方向に4
極がN極とS極とが交互に着磁されているマグネット2
1がケース20に固定されている。マグネット21にギ
ャップをもって対向する位置に3極の磁極を持つロータ
鉄心22が回転自在に配設されている。このロータ鉄心
22のセンターには軸が圧入されており、軸の両端は軸
受25(又はベアリング)によって回転自在に支持され
ている。図中の60は軸受台を兼ねるハウジングであ
る。ロータ鉄心22の鉄心コイル26は軸に固定された
整流子1に接続されている。整流子1の外周面には周方
向に約90°の間隔をあけて一対のカーボンブラシ24
(陽極ブラシと陰極ブラシ)が配置されており、各ブラ
シを整流子1に摺接させることによって、ブラシから整
流子1への通電が行われるようになっている。なお図2
の実施形態では、3極のロータ鉄心22と4極のマグネ
ット21から成る直流モータ7を示しているが、もちろ
んこれに限定されるものではなく、例えば6極のロータ
鉄心22と4極のマグネット21との組み合わせ、或い
はそれ以外の組み合わせであってもよい。図中の27は
ファン、29はブラシホルダである。
【0011】整流子1は、短絡部材4が接合されたセグ
メント金具2に合成樹脂などの絶縁材を同時成形するこ
とによって得られるものである。セグメント金具2は、
例えば図1、図3に示すように、6個のセグメント3に
分割されており、セグメント金具2内部に接合された短
絡部材4により各々対向するセグメント3間が短絡され
ている。なお、セグメント3の数は6個に限られず、2
n(nは2以上の整数)であればよい。図3中の11は
ライザ部、60はフック部である。
【0012】短絡部材4は、導電材から成り、図4に示
すように、対向する2個のセグメント3にそれぞれ接合
される2つの接合部6とこの2つの接合部6同士を連結
する連結部5とが一体に形成されている。連結部5はリ
ング状に形成されており、接合部6は連結部5の相対向
する2箇所からそれぞれ立設されており、接合部6の上
端部は外側に突出してセグメント3の上端部に接合され
るものであり、本実施形態では3つの短絡部材4(4
A,4B,4C)が周方向に60°ごとに位置ずれして
セグメント金具2に各々接合されるようになっている。
また図4(b)〜(c)に示すように、短絡部材4(4
A,4B,4C)の高さH1 〜H3 はそれぞれ異なって
おり、このように高さ方向に寸法差を設けることによっ
て、各短絡部材4同士が互いに接触しないようにしてあ
る。
【0013】図6は整流子1の製造工程の一例を示して
おり、プレス加工によって得られたセグメント金具2及
び短絡部材4をメッキ加工後に短絡部材4の折り曲げ加
工、溶接等を経て得られたセグメント組立品を金型内に
セットして合成樹脂を同時成形し、その後外径切削加工
等を施すようにしている。もちろん、この製造工程に限
られるものではない。
【0014】しかして、図5に示すように、高さ方向に
寸法差を持たせた3つの短絡部材4をセグメント金具2
内部にそれぞれ嵌め込んで、各短絡部材4の接合部6を
セグメント金具2に溶接することにより、短絡部材4を
介して各々対向する2つのセグメント3同士を短絡させ
ることができ、その後、セグメント金具2の内部に絶縁
材9を充填することにより、図1に示す整流子1が得ら
れる。
【0015】ここで、対向するセグメント3,3間を短
絡させるための短絡部材4をセグメント3の内側に接合
することによって、従来のような渡り線の線処理が不要
となり、しかも、従来のような渡り線同士が接触すると
いう問題もなくなり、レアショートの発生を防止できる
と共に、短絡部材4をセグメント金具2に接合するだけ
でよいので、接合工数を大きく削減でき、作業時間を大
幅に短縮することができる。さらに、短絡部材4はリン
グ状の連結部5から2つの接合部6を突出して形成され
ているので、短絡部材4をセグメント金具2内部に配置
した場合でも、セグメント金具2が外側に大きく膨らむ
のを防止でき、モータのサイズを小さくすることができ
る。
【0016】他の実施形態として、図8に示す短絡部材
4の接合部6に孔部21を設け、図7に示すセグメント
金具2の上端部に凸部22を設け、凸部22を孔部21
に圧入するようにして短絡部材4をセグメント金具2に
仮止めし、その後、カシメ又は溶接により短絡部材4を
接合させるようにしてもよいものである。また、図10
に示す短絡部材4の接合部6を図9に示すセグメント金
具2の上端部に設けた凹部23に圧入して仮止めした後
に、接合部6とセグメント金具2とを溶接等により接合
させるようにしてもよいものである。いずれの場合も、
3つの短絡部材4を溶接する前にセグメント金具2に対
して仮止めすることによって、溶接作業が容易になると
共に、溶接精度を高めることができるようになる。
【0017】図11は更に他の実施形態を示している。
本実施形態では、セグメント金具2と短絡部材4を銅又
は銅を主成分とする材料で構成し、両者を溶接により接
合する場合において、セグメント金具2及び短絡部材4
にそれぞれに亜鉛めっきを施し、短絡部材4の接合部6
をセグメント金具2の凹部23に圧入して仮止めした後
に、溶接電極100間にセグメント金具2と接合部6と
を挟んで抵抗溶接する場合を示しており、このように抵
抗溶接で接合することにより接合強度を増すことがで
き、接合の信頼性向上を図ることができる。
【0018】図11の変形例として、図12に示すよう
に、高さ方向に寸法差を持った短絡部材4(4A,4
B,4C)の接合部6に凸部(プロジェクション)24
を形成し、この接合部6と短絡部材4とを抵抗溶接又は
超音波溶接により接合するようにしてもよい。また、短
絡部材4の接合部6の下面をフラットに形成し、一方、
セグメント金具2の上端部に図13に示す凸部(プロジ
ェクション)25を形成して、接合部6と短絡部材4と
を抵抗溶接又は超音波溶接により接合するようにしても
よいものである。ここで、銅製のセグメント金具2と短
絡部材4とを抵抗溶接又は超音波溶接する際に、銅の熱
伝導率が高いために、高エネルギーが必要となるが、図
12のように短絡部材4の接合部6に凸部24を形成し
たり、或いはセグメント金具2の接合部6に凸部25を
形成するという簡単な構造で、エネルギーを一点に集中
させることができ、接合強度を増すことができるもので
ある。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のうち請求
項1記載の発明は、2n個(nは2以上の整数)のセグ
メントを筒状に配置してセグメント金具を構成し、各々
対向するセグメント同士をセグメント金具内部で短絡さ
せて成るモータ用整流子であって、対向する2つのセグ
メントに接合される接合部とこれら接合部同士を連結す
る連結部とが一体となった短絡部材を形成し、この短絡
部材をセグメント金具に接合して成るから、接合部と連
結部とが一体形成された短絡部材をセグメント金具内部
に嵌め込んで接合することで、セグメント同士の短絡が
簡単にできると共に、レアショートの発生を防止でき、
品質上の問題が生じなくなると共に、従来の渡り線の線
処理及び接合工数を削減できるので、作業時間を大幅に
短縮(従来比50%)できる。さらに接合部と連結部と
が一体形成された短絡部材をセグメント金具に接合する
ことによって、従来の渡り線スペースを無くして、セグ
メントが外部に大きく膨らむのを防止でき、モータのサ
イズを小さくできるという効果を得ることができる。
【0020】また請求項2記載の発明は、2n個(nは
2以上の整数)のセグメントを筒状に配置してセグメン
ト金具を構成し、各々対向するセグメント同士をセグメ
ント金具内部で短絡させて成るモータ用整流子の製造方
法であって、対向する2つのセグメントに接合される接
合部とこれら接合部同士を連結する連結部とが一体とな
った短絡部材を形成し、この短絡部材をセグメント金具
に仮止めした後に、短絡部材の接合部を溶接して成るか
ら、従来の渡り線の線処理及び接合工数を削減して、作
業時間を大幅に短縮できると共に、レアショートの発生
防止を図ることができると共に、従来の渡り線スペース
を無くして、セグメントが外部に大きく膨らむのを防止
でき、さらに短絡部材を溶接する前にセグメント金具に
仮止めすることによって、溶接作業が容易になると共
に、溶接精度を高めることができる。
【0021】また請求項3記載の発明は、請求項2記載
の効果に加えて、短絡部材をセグメント金具に仮止めし
た後にこの短絡部材の接合部を溶接する工程を、各短絡
部材ごとに繰り返して成るから、絶縁材を充填する前に
各短絡部材をセグメント金具にそれぞれ固定でき、絶縁
材を注入するときの成形圧力等で各短絡部材が位置ずれ
するのを確実に防止でき、整流子の品質向上を図ること
ができる。
【0022】また請求項4記載の発明は、請求項2記載
の効果に加えて、短絡部材の接合部をセグメント金具に
設けた凹部に圧入することにより短絡部材を仮止めして
成るから、短絡部材の仮止めがワンタッチとなり、仮止
めに時間をかけることなく溶接を開始できるので、作業
時間が長くなるのを防止できる。また請求項5記載の発
明は、請求項2記載の効果に加えて、セグメント金具と
短絡部材とが銅を主成分とする材料で構成され、セグメ
ント金具と短絡部材にめっきを施した後に、接合部を抵
抗溶接して成るから、銅製のセグメント金具と短絡部材
にめっきを施すことによりその溶接強度を増すことがで
き、接合の信頼性向上を図ることができる。
【0023】また請求項6記載の発明は、請求項2記載
の効果に加えて、短絡部材の接合部に凸部を形成し、こ
の接合部とセグメント金具とを抵抗溶接又は超音波溶接
して成るから、短絡部材の接合部に凸部を形成するとい
う簡単な構造で、溶接エネルギーを一点に集中させるこ
とができ、接合強度を容易に向上させることができる。
【0024】また請求項7記載の発明は、請求項2記載
の効果に加えて、セグメント金具の接合部に凸部を形成
し、この接合部と短絡部材とを抵抗溶接又は超音波溶接
して成るから、セグメント金具の接合部に凸部を形成す
るという簡単な構造で、溶接エネルギーを一点に集中さ
せることができ、接合強度を容易に向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の一例を示し、 (a)はセ
グメント金具と短絡部材の接合状態を説明する平面図、
(b)は(c)のA−A線断面図、(c)は整流子の下
面図である。
【図2】(a)は同上のモータの内部構造の説明図、
(b)はモータの側面断面図である。
【図3】(a)は同上のセグメント金具の平面図、
(b)は(c)のB−B線断面図、(c)は整流子の下
面図、(d)は(c)のC−C線断面図である。
【図4】(a)は同上の短絡部材の平面図、(b)〜
(d)は短絡部材の側面図である。
【図5】同上の短絡部材とセグメント金具の分解斜視図
である。
【図6】同上の整流子の製造工程図である。
【図7】他の実施形態を示し、(a)はセグメント金具
の平面図、(b)は断面図、(c)は下面図である。
【図8】(a)は図7のセグメント金具に接合される短
絡部材の平面図、(b)〜(d)は短絡部材の側面図で
ある。
【図9】更に他の実施形態を示し、(a)はセグメント
金具の平面図、(b)は断面図、(c)は下面図であ
る。
【図10】(a)は図9のセグメント金具に接合される
短絡部材の平面図、(b)〜(d)は短絡部材の側面図
である。
【図11】更に他の実施形態を示す説明図である。
【図12】(a)は更に他の実施形態の短絡部材の平面
図、(b)〜(d)は短絡部材の側面図である。
【図13】更に他の実施形態を示し、(a)はセグメン
ト金具の平面図、(b)は断面図、(c)は下面図であ
る。
【図14】従来の渡り線の線処理を説明する図である。
【図15】他の従来の渡り線の線処理を説明する図であ
る。
【符号の説明】
1 整流子 2 セグメント金具 3 セグメント 4 短絡部材 5 連結部 6 接合部 23 凹部 24,25 凸部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年5月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】整流子1は、短絡部材4が接合されたセグ
メント金具2に合成樹脂などの絶縁材を同時成形するこ
とによって得られるものである。セグメント金具2は、
例えば図1、図3に示すように、6個のセグメント3に
分割されており、セグメント金具2内部に接合された短
絡部材4により各々対向するセグメント3間が短絡され
ている。なお、セグメント3の数は6個に限られず、2
n(nは2以上の整数)であればよい。図3中の11は
ライザ部、0はフック部である。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】短絡部材4は、導電材から成り、図4に示
すように、対向する2個のセグメント3にそれぞれ接合
される2つの接合部6とこの2つの接合部6同士を連結
する連結部5とが一体に形成されている。連結部5はリ
ング状に形成されており、接合部6は連結部5の相対向
する2箇所からそれぞれ立設されており、接合部6の上
端部は外側に突出してセグメント3の上端部に接合され
るものであり、本実施形態では3つの短絡部材4(4
A,4B,4C)が周方向に60°ごとに位置ずれして
セグメント金具2に各々接合されるようになっている。
また図4(b)〜()に示すように、短絡部材4(4
A,4B,4C)の高さH1 〜H3 はそれぞれ異なって
おり、このように高さ方向に寸法差を設けることによっ
て、各短絡部材4同士が互いに接触しないようにしてあ
る。
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山口 四郎 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 清水 順治 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 星加 誠 長野県上伊那郡飯島町七久保815番地 株 式会社南信精機製作所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2n個(nは2以上の整数)のセグメン
    トを筒状に配置してセグメント金具を構成し、各々対向
    するセグメント同士をセグメント金具内部で短絡させて
    成るモータ用整流子であって、対向する2つのセグメン
    トに接合される接合部とこれら接合部同士を連結する連
    結部とが一体となった短絡部材を形成し、この短絡部材
    をセグメント金具に接合して成ることを特徴とするモー
    タ用整流子。
  2. 【請求項2】 2n個(nは2以上の整数)のセグメン
    トを筒状に配置してセグメント金具を構成し、各々対向
    するセグメント同士をセグメント金具内部で短絡させて
    成るモータ用整流子の製造方法であって、対向する2つ
    のセグメントに接合される接合部とこれら接合部同士を
    連結する連結部とが一体となった短絡部材を形成し、こ
    の短絡部材をセグメント金具に仮止めした後に、短絡部
    材の接合部を溶接して成ることを特徴とするモータ用整
    流子の製造方法。
  3. 【請求項3】 短絡部材をセグメント金具に仮止めした
    後にこの短絡部材の接合部を溶接する工程を、各短絡部
    材ごとに繰り返して成ることを特徴とする請求項2記載
    のモータ用整流子の製造方法。
  4. 【請求項4】 短絡部材の接合部をセグメント金具に設
    けた凹部に圧入することにより短絡部材を仮止めして成
    ることを特徴とする請求項2又は3記載のモータ用整流
    子の製造方法。
  5. 【請求項5】 セグメント金具と短絡部材とが銅を主成
    分とする材料で構成され、セグメント金具と短絡部材に
    めっきを施した後に、接合部を抵抗溶接して成ることを
    特徴とする請求項2記載のモータ用整流子の製造方法。
  6. 【請求項6】 短絡部材の接合部に凸部を形成し、この
    接合部とセグメント金具とを抵抗溶接又は超音波溶接し
    て成ることを特徴とする請求項2記載のモータ用整流子
    の製造方法。
  7. 【請求項7】 セグメント金具の接合部に凸部を形成
    し、この接合部と短絡部材とを抵抗溶接又は超音波溶接
    して成ることを特徴とする請求項2記載のモータ用整流
    子の製造方法。
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