JPS6211188Y2 - - Google Patents

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JPS6211188Y2
JPS6211188Y2 JP8755981U JP8755981U JPS6211188Y2 JP S6211188 Y2 JPS6211188 Y2 JP S6211188Y2 JP 8755981 U JP8755981 U JP 8755981U JP 8755981 U JP8755981 U JP 8755981U JP S6211188 Y2 JPS6211188 Y2 JP S6211188Y2
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JP
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commutator
segment
segments
sliding contact
contact parts
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は直流モータの整流子に関する。
各種直流モータの中には、絶縁筒体の周面に、
n・m個(n:2以上の整数、m:相数)の整流
子セグメントを、各相に属するセグメント同志が
互いに短絡されるように固着した整流子を用いた
ものがある。特公昭49−12522号公報記載の直流
モータがこれに該当する。かかる整流子を用いた
直流モータによれば、電機子と固定子磁石とが常
に近接した位置で強く作用するようにすることが
できるため、トルクの強いモータを得ることがで
きる。
ところで、上記整流子は、回転軸を挾んで相対
向するセグメントを短絡する必要があるため、そ
のセグメントを6個用いるものとすれば、最低6
ケ所の半田付けが必要になり、組立ての自動化が
困難な要因となる欠点がある。また、相対向する
セグメント間を接続するためには特別の構成が必
要で、例えば、プリント基板を用いるとすれば、
その分だけコストが嵩み、リード線を用いて接続
するとすれば組立の作業性が悪くなる欠点があ
る。さらに、セグメント数が多いため整流子組み
立ても困難であるという欠点を有している。
本考案の目的は、対向セグメント間の接続作業
を不要にすることによつて半田付個所を半減させ
るとともに二つのセグメントが一体に形成される
ようにし、もつて、作業性と信頼性を向上させた
直流モータの整流子を提供することにある。
以下、図示の実施例によつて本考案を説明す
る。
第1図乃至第3図において、整流子の基体とな
るべき絶縁筒体1は合成樹脂等によつて作られ、
中心軸線に沿つてモータの回転軸を嵌合固着すべ
き軸孔1aを有している。この筒体1の上端周縁
のリング状突縁部1cにはこれを6等分するよう
に6個の切溝1bが形成されており、また、筒体
1の下端部にはフランジ1eが形成され、このフ
ランジ1eと筒の本体との間には後述のセグメン
トの一端部を嵌着すべき6個のスリツト1dが形
成されると共に、フランジ1eには3個の切溝1
fが等間隔に形成されている。
上記筒体1には3個の整流子セグメント2A,
2B,2Cがそれぞれのセグメント間にリング状
の絶縁板3A,3Bを介装させて積層してある。
各整流子セグメントは、それぞれ図示されない刷
子を摺接させるための相対向する二つの部分円筒
状の摺接部20,20と、リング状の連接部21
と、この連接部21と各摺接部20,20の上端
を結ぶ狭小な第2の連接部21a,21aとを有
し、さらに、一方の摺接部20の下端部には、ラ
イザ22を有している。これらの整流子セグメン
トは導電材料をプレス加工することにより一体に
製作され、実質的には別の整流子セグメントと考
えることができる二つの摺接部20,20が電気
的に短絡された形になつている。かかる整流子セ
グメントを絶縁筒体1に装着するには、まず、第
1のセグメント2Aを、その摺接部20,20の
内面を筒体1の外面に沿わせながら装着する。こ
のとき、連接部21a,21aを筒体1の切溝1
b,1bに嵌合させると共に摺接部20,20の
下端部を筒体1の二つのスリツト1d,1dに嵌
合させ、かつ、ライザ22を切溝1fに嵌合させ
る。次に第1のセグメント2Aの連接部21上に
絶縁板3Aを重ね、その上に第2のセグメント2
Bを第1のセグメントに対して中心軸線の周りに
60゜変位させた上で上記第1のセグメントの場合
と同様に装着する。さらに、同様に絶縁板3Bを
重ね、その上に第3のセグメント2Cを60゜変位
させて筒体1に装着する。こうして各セグメント
を装着した状態では、各セグメントの連接部21
及び絶縁板3A,3Bは筒体1のリング状突縁部
1c内に嵌まることになる。こうして筒体1に積
層された整流子セグメントの上からは蓋体4が被
せられ各セグメントの脱落を防止するようになつ
ている。蓋体4の筒体1に対する装着手段は、圧
入、接着、その他適宜のものを適用して差し支え
ない。
このように構成された整流子は、筒体1の軸孔
1aをモータの回転軸に嵌合固着し、各セグメン
トのライザ22に回転子巻線を接続し、必要な場
合は、第3図に鎖線5で示されているようなバリ
スタ等の消弧素子を接続する。
第4図はライザ22をリング状連接部22に設
けた整流子セグメントの例を示すもので、このセ
グメントを用いれば円筒体1に対するセグメント
の上下関係が前記実施例とは上下反転した関係に
なる。従つて、積層された各セグメントを押さえ
る蓋体4が電機子巻線がわに位置し、蓋体4が円
筒体1と回転子巻線又はコアとの間に挾持される
形になり、軸方向に離脱することが防止されるこ
とになる。
また、第1図乃至第3図に示されているセグメ
ントと第4図に示されているセグメントとを組み
合わせて用いてもよい。
以上述べた本考案の整流子に用いられるセグメ
ントは、複数枚積層されるため、軸方向の寸法が
増加する。そこで、セグメントをプレス加工によ
つて作る場合に、リング状連接部21の厚さを他
の部分よりも薄くすることにより軸方向の寸法を
なるべく小さくするようにすることが好ましい。
また、各セグメントは同一の金型でプレス加工
により作ることができるが、各セグメントを積層
するため、各セグメントのライザ22の高さ位置
が順次ずれる。そこで、第6図に示されているよ
うに、ライザ22の部分を他の部分より薄くして
屈曲し易くすると共に斜め下方を向くように作つ
ておき、整流子を連結すべき端子面あるいは消弧
素子面に上記整流子組み立て体を押圧したときラ
イザ22が上記端子面あるいは消弧素子面に当つ
て屈曲するようにし、この屈曲の程度によつて上
記各セグメントのライザの高さの相違に対応させ
るようにすることが好ましい。さらには、第7図
に示されているように、ライザ22の中間部下面
にV字状の溝23を形成しておき、ライザ22が
半田付けすべき面に押圧されたとき、第8図に示
されているように溝23の部分から折れ曲がつて
ライザ22の先端部が半田付けすべき面に密着す
るようにしてもよい。
そこほか、セグメントの連接部は必ずしもリン
グ状にする必要はない。また、例えば、第5図に
示されているように、摺接部20,20の外周の
径よりも内径が大きい部分円弧状の連接部21b
によつて上記摺接部20,20を電気的に一体に
短絡し、この連結部21bよりも内周側に、同連
接部21bとの間に適宜の間隔をおいて他のセグ
メントの摺接部を配置し、もつて、各セグメント
の摺接部を絶縁筒体の周面に配列するようにして
もよい。この例でも複数のセグメントが連接部2
1bの位置において積層されることになるのであ
るが、この場合のセグメント相互間の絶縁板は連
接部21bを仮想的に連続させた場合に得られる
仮想円弧に沿つたリング状のものにすることが好
ましい。
本考案によれば、次のような効果が得られる。
1 電気的に短絡すべき整流子セグメント同志が
予め電気的に一体に連接されているので、回転
子巻線と相数分だけ接続すればよく、工数が削
減される。
2 対をなすセグントを一体成形可能なため、対
をなすセグメント相互を連接するための特別の
部品を必要とせず、構成が簡単になる。
3 従来のように、n・m個のセグメントを個々
に形成するものとすると、個々のセグメントが
小さくなり、そのため筒体との固着強度が弱く
なり、その結果、遠心力等の影響でラジアル方
向に離脱したり、軸方向にずれるというような
不都合を生じ易いが、本考案によれば、対をな
すセグメントが互いに連接され、しかも相互に
押圧される形になるので、上記の如き問題が防
止されることになる。
4 組立て式の場合であつても極めて容易に製作
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す分解斜面図、
第2図は同上実施例を蓋体を除いて示す平面図、
第3図は同上実施例の縦断面図、第4図は本考案
に使用可能な整流子セグメントの別の例を示す斜
面図、第5図はセグメントのさらに別の例を示す
斜面図、第6図はセグメントのさらに別の例を示
す縦断面図、第7図はセグメントのさらに別の例
を示す縦断面図、第8図は同上部第7図のセグメ
ントの使用態様を示す縦断面図である。 1……絶縁筒体、1b……切溝、1d……スリ
ツト、2,2A,2B,2C……整流子セグメン
ト、20……摺接部、21……連接部、22……
ライザ、3A,3B……絶縁板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 絶縁筒体の周面に、刷子を摺接させるための
    n・m個(但し、n:2以上の整数、m:相数)
    の摺接部を配列し、各相に属する上記摺接部同志
    を互いに電気的に短絡するようにして固着した整
    流子において、前記各相に属するn個の摺接部と
    これら摺接部の端縁間を一体に結ぶ連接部とを有
    する整流子セグメントを形成し、この整流子セグ
    メントを形成し、この整流子セグメントをm個そ
    の各連接部の間に絶縁板を挟持して絶縁筒体の軸
    方向に積層し、これら整流子セグメントの摺接部
    を絶縁筒体の周方向に配列して固着してなる直流
    モータの整流子。
JP8755981U 1981-06-15 1981-06-15 Expired JPS6211188Y2 (ja)

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JP8755981U JPS6211188Y2 (ja) 1981-06-15 1981-06-15

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JP8755981U JPS6211188Y2 (ja) 1981-06-15 1981-06-15

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JPS57201065U JPS57201065U (ja) 1982-12-21
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JP8755981U Expired JPS6211188Y2 (ja) 1981-06-15 1981-06-15

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JP3697043B2 (ja) * 1997-12-17 2005-09-21 松下電工株式会社 モータ用整流子及びその製造方法
JP6172965B2 (ja) * 2013-02-19 2017-08-02 株式会社ミツバ コンミテータ、アーマチュア、及びブラシ付モータ
JP6552340B2 (ja) * 2015-08-28 2019-07-31 株式会社ミツバ コンミテータ、コンミテータ製造用カートリッジおよび減速機付きモータ

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