JPH07133467A - アクリル系粘着テープ - Google Patents

アクリル系粘着テープ

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JPH07133467A
JPH07133467A JP5281114A JP28111493A JPH07133467A JP H07133467 A JPH07133467 A JP H07133467A JP 5281114 A JP5281114 A JP 5281114A JP 28111493 A JP28111493 A JP 28111493A JP H07133467 A JPH07133467 A JP H07133467A
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JP
Japan
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parts
compound
polyfunctional
primer layer
sensitive adhesive
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Application number
JP5281114A
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English (en)
Inventor
Norio Numata
憲男 沼田
Kenichi Azuma
賢一 東
Kenichi Minami
健一 巳波
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 テープ基材と粘着剤層との間に、プライマー
層を用いるアクリル系粘着テープであって、生産性、品
質の安定性に優れたものを提供する。 【構成】 テープ基材の素材として、アクリレートモノ
マー中に、カルボキシル基等の特定の官能基を持つモノ
マーを配合して成形したアクリル系重合体シートを使用
し、プライマー層の成分として、テープ基材と粘着剤層
の双方に対して反応性の高いポリアミン化合物等の特定
の化合物を使用し、粘着剤層の素材として、テープ基材
に使用される官能基と同じ官能基を含むモノマーからな
るものを採用する。かくすることにより、テープ基材の
機械的強度が向上し、且つ各層間の剥離強度に優れたも
のが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、粘着テープが比較的高
温の条件下で使用された場合、その剥離方向の荷重や外
力に対して強い抵抗力を発揮するアクリル系粘着テープ
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、アクリル系重合体シートを基材と
する粘着テープは、他のテープ基材、例えばポリオレフ
ィン系やポリウレタン系重合体シートを基材とするもの
に比べて、接着力や耐候性に優れているため、車体に対
する自動車部品の取り付け、或いは建物の骨組みに対す
る建材の取り付け等、主として屋外での使用に採用され
ている。
【0003】しかしながら、接着力が高いために粘着剤
層と基材層との界面に集中応力が働き易く、80℃以上
の高温条件下で使用した場合は、粘着剤層と基材層との
界面の接着力が低下し、界面剥離が生ずるという問題点
があった。そこで、この問題点を解決するための一つの
改良技術が提案されている。即ち、特開昭63−118
392号公報には、複数のアクリル系組成物からなる感
圧性粘着テープについての記載があり、この改良技術
は、粘着テープの製造に当たって、各層(テープ基材も
含む)を構成するアクリル系組成物に光重合性モノマー
を使用し、これらの積層された組成物層を重合する前
に、モノマー類が各層の界面を移行するようになし、そ
の後の重合によって隣接層間の界面に高分子鎖を形成さ
せることにより、界面剥離が発生しないように図ったも
のである。
【0004】
【本発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来
技術の場合、剥離シートに、基材層形成用組成物と、粘
着剤層形成用組成物とを同時に塗工して光重合させる必
要がある。その為に、複数個の塗工ヘッドを有する塗工
機を設備する必要があり、また、何れかの層の厚み変更
を意図する場合には、塗工機として例えばロールコータ
ーを用いる場合は、コーターヘッドやロールの位置を変
更したり、設備の一部を付け替えたりする必要が生じ、
非能率的な生産を余儀無くされるという問題があった。
【0005】また、生産速度を常時一定に保たないと、
各々の層のモノマーの拡散速度や拡散量が変動するため
品質の安定を図ることが難しく、また、各層の重合速度
が異なる場合は重合添加率が各層間で相違するばかりで
なく、残層モノマーの臭いをも防止しなければならない
ので、生産速度は重合速度の最も遅い層によって律速さ
れ、この面からも非能率的な生産速度にせざるを得ない
という問題があった。
【0006】本発明は、このような従来技術の問題点を
解消し、生産性、品質の安定性に優れたアクリル系粘着
テープを提供することを目的としてなされたものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明1の粘着テープ
は、テープ基材が、アルキル(メタ)アクリレートモノ
マー、カルボキシル基を有するビニルモノマー、光重合
開始剤、平均粒子径が1〜150μmの粒状充填材とか
なる光重合性組成物を用いて成形されたアクリル系重合
体シートからなるものであり、このテープ基材の少なく
とも一面に、ポリアミン化合物、多官能イソシアネート
化合物、多官能エポキシ化合物、多官能カルボジイミド
化合物、多官能オキサゾリン化合物及び多官能ヒドラジ
ド化合物の群から選ばれる1種もしくは2種以上の成分
からなるプライマー層が形成され、該プライマー層上
に、カルボキシル基含有のアクリル系粘着剤層が形成さ
れていることを特徴とするものである。
【0008】また、本発明2の粘着テープは、テープ基
材が、アルキル(メタ)アクリレートモノマー、水酸基
を有するビニルモノマー、光重合開始剤、平均粒子径が
1〜150μmの粒状充填材とからなる光重合性組成物
を用いて成形されたアクリル系重合体シートからなるも
のであり、このテープ基材の少なくとも一面に、多官能
イソシアネート化合物からなるプライマー層が形成さ
れ、該プライマー層上に、水酸基含有のアクリル系粘着
剤層が形成されていることを特徴とするものである。
【0009】更にまた、本発明3の粘着テープは、テー
プ基材が、アルキル(メタ)アクリレートモノマー、カ
ルボニル基を有するビニルモノマー、光重合開始剤、平
均粒子径が1〜150μmの粒状充填材とからなる光重
合性組成物を用いて成形されたアクリル系重合体シート
からなるものであり、該テープ基材の少なくとも一面
に、多官能ヒドラジド化合物からなるプライマー層が形
成され、該プライマー層上に、カルボニル基含有のアク
リル系粘着剤層が形成されていることを特徴とするもの
である。
【0010】上記の粘着テープには、通常、巻重体とし
て製品化される片面粘着テープ、両面粘着テープの他、
ラベル、ワッペンのように一枚毎、或いは複数枚を上下
に積み重ねた状態で製品化される所謂粘着シートも含ま
れる。
【0011】上記アルキル(メタ)アクリレートモノマ
ーとしては、炭素数が1〜12、好ましくは4〜12の
アルキル(メタ)アクリル酸エステルが挙げられる。具
体的には、(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)ア
クリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸イソ
オクチル、(メタ)アクリル酸n−オクチル、(メタ)
アクリル酸イソノニル、(メタ)アクリル酸ラウリル等
が挙げられる。これらは、単独で或いは2種以上を組み
合わせて使用することができる。尚、粘着性と凝集性の
バランス等から、通常、ホモポリマーのガラス転移温度
が−50℃以下の(メタ)アクリル酸エステルを主成分
とし、これに(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アク
リル酸エチル等の低級アルコールの(メタ)アクリル酸
エステルを併用することができる。
【0012】上記アルキル(メタ)アクリレートモノマ
ーの含有量としては、全アクリル系モノマー100重量
%中50〜98重量%、好ましくは70〜95重量%と
するのがよい。アルキル(メタ)アクリレートモノマー
の含有量が50重量%に満たない場合は、重合体とした
場合に、凝集力が強すぎて後述するプライマーとの界面
における接着性が乏しく、98重量%を超えると、逆に
凝集力が低下して界面における高い剪断力が得られな
い。
【0013】カルボキシル基を有するビニルモノマーと
しては、(メタ)アクリル酸、マレイン酸、フマル酸、
イタコン酸等のカルボキシル基を含有するビニルモノマ
ー、またはその無水物が挙げられる。
【0014】水酸基を有するビニルモノマーとしては、
2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒド
ロキシプロピル(メタ)クリレート、4−ヒドロキシブ
チル(メタ)アクリレート、カプロラクタン変性(メ
タ)アクリレート、ポリオキシエチレン(メタ)アクリ
レート、ポリオキシプロピレン(メタ)アクリレート等
のビニルモノマーが挙げられる。
【0015】カルボニル基を有するビニルモノマーとし
ては、アクロレイン、ジアセトンアクリルアミド、ジア
セトン(メタ)アクリレート、ビニルメチルケトン等が
挙げられる。
【0016】これらの官能基を有する上記特定モノマー
の含有量としては、モノマー100重量%中0.5重量
%以上であるのが好ましく、より好ましくは5〜15重
量%である。0.5重量%未満では、プライマーとの界
面における接着性が乏しく、20重量%を超えると、凝
集力が高くなり過ぎて同じく接着性が低下する場合があ
る。
【0017】上記アルキル(メタ)アクリレートモノマ
ーや、カルボキシル基、水酸基、カルボニル基等の官能
基を含有するビニルモノマー以外には、これらと共重合
可能な極性基を有するモノマーや、架橋剤として機能す
るところの、不飽和二重結合を有するモノマーを適宜併
用することができる。
【0018】上記の極性基を有するモノマーの具体例と
しては、一つのグループとして、(メタ)アクリル酸、
マレイン酸、フマル酸、イタコン酸等のカルボキシル基
含有モノマーまたはその無水物、(メタ)アクリロニト
リル、N−ビニルピロリドン、N−ビニルカプロラクタ
ム、アクリロイルホルモリン、(メタ)アクリルアミ
ド、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジエ
チルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジメチルアミ
ノプロピルアクリルアミド等の窒素含有モノマーがあ
り、これらの中から適宜選択して使用することができ
る。
【0019】これらモノマーの含有量としては、1.5
〜20重量%とするのがよく、更に後述する不飽和二重
結合を有するモノマーをも併せて使用する場合は、計2
〜20重量%とするのがよい。2重量%未満では、凝集
力が低すぎて高い剪断強度が得られない場合があり、ま
た、20重量%を超えると、凝集力が高すぎて同じく接
着性が低下する場合がある。
【0020】また、他の一つのグループとしては、酢酸
ビニル、プロピオン酸ビニル、スチレン、イソボロニル
(メタ)アクリレート等が挙げられ、その含有量は30
重量%以下とするのがよく、30重量%を超えると、凝
集力が高すぎて接着性が低下する場合がある。
【0021】更に、凝集力を上げるために、架橋剤を加
えるのが好ましい。この架橋剤としては、分子内に不飽
和二重結合を有するモノマーが用いられる。該モノマー
としては、(メタ)アクリル酸アリル、(メタ)アクリ
ル酸ビニル、ジビニルベンゼン、エポキシアクリレー
ト、ポリエステルアクリレート、ウレタンアクリレート
等が挙げられる。
【0022】上記モノマーの含有量は、0.01〜1.
0重量%であり、好ましくは0.02〜0.8重量%と
するのがよい。0.01重量%未満では、架橋度合いが
不足して必要な凝集力が得られない場合があり、また、
1重量%を超えると架橋密度が高くなり、凝集力が高す
ぎて接着性が低下する場合がある。
【0023】光重合開始剤としては、4−(2−ヒドロ
キシエトキシ)フェニル(2−ヒドロキシ−2−プロピ
ル)ケトン〔メルク社製、商品名;ダロキュアー295
9、〕、α−ヒドロキシ−α、α′−ジメチル−アセト
フェノン(メルク社製、商品名;ダロキュアー117
3、)、メトキシアセトフェノン、2、2−ジメトキシ
−2−フェニルアセトフェノン(チバガイギー社製、商
品名;イルガキュア651)、2−ヒドロキシ−2−シ
クロヘキシルアセトフェノン(チバガイギー社製、商品
名;イルガキュア184)等のアセトフェノン系、ベン
ジルジメチルケタール等のケタール系の他、ハロゲン化
ケトン、アシルホスフィノキシド、アシルホスフォナー
ト等が挙げられる。
【0024】これらの光重合開始剤の含有量としては、
0.01〜5重量%であり、好ましくは、0.05〜3
重量%とするのがよい。該光重合開始剤の含有量が0.
01重量%に満たない場合は、重合転化率が低下し、モ
ノマー臭の強いシートしか得られない場合があり、また
5重量%を超えるとラジカル発生量が多くなり、その結
果分子量が低下して必要な凝集力が得られない場合があ
る。
【0025】粒状充填材としては、ガラスバルーン、シ
ラスバルーン、フライアッシュバルーン等の無機系中空
微粒子、ポリメタクリル酸メチル、アクリロニトリル−
塩化ビニリデン共重合体、ポリスチレン、フェノール樹
脂等からなる有機系中空微粒子、ガラスビーズ、シリカ
ビーズ、合成雲母等の無機系微粒子、ポリアクリル酸エ
チル、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリプロピレン等
の有機系微粒子等が挙げられる。
【0026】これらの粒状充填材の粒子径は、その平均
粒子径は1〜150μmの範囲内にあるものを使用す
る。1μm未満では、高い剥離強度が得られず、150
μmを超えると高い剪断強度が得られない。該充填材の
含有量は、0.5〜175重量部とするのが好ましく、
比重が比較的小さい中空微粒子の場合は、好ましくは
0.7〜10重量部、比重が1前後の中空粒子や有機系
粒子の場合は、10〜60重量部であり、比重が2以上
であるような比較的大きい粒子の場合は、70〜150
重量部とするのがよい。体積分率において、10〜50
体積%の範囲になるように配合するのがよく、10体積
%未満では、高い接着強度が得られないし、50体積%
を超えると、高い剪断強度が得られない。
【0027】光重合性組成物には、必要に応じて粘着性
付与樹脂を配合することができる。具体的には、ロジン
系樹脂、変性ロジン系樹脂、テルペン系樹脂、テルペン
フェノール系樹脂、C5〜C9系の石油樹脂、クロマン
樹脂、或いはこれらの水素添加物等を、単独で、或いは
組み合わせて使用することができる。但し、後述する重
合反応の際に、重合速度が低下したり、分子量が低下し
たりする場合があるので、このときには、連鎖移動剤を
添加したり、前述の極性基を有するモノマーの使用量を
適宜調整する必要がある。
【0028】これらの光重合性組成物を用いて、アクリ
ル系重合体シートからなるテープ基材を成形する場合、
その厚さは50μ〜5mmとするのがよい。但し、シー
ト表面の平滑性が粒状充填材によって阻害されることの
ないように、粒状充填材がよく分散されるように増粘
し、チキソ性を付与する必要がある。厚さが100μm
以下の場合は、粘度が1000cps、TI値(チキソ
性指数)が1.5程度でも塗工することができるが、そ
れ以上の厚さのシートを製造する場合には、より高粘度
にするのがよい。その手段としては、アクリルゴム、ニ
トリルゴム、スチレン−イソプレン−スチレン(=SI
S)等のエラストマー、PMMA、PSt等の熱可塑性
合成樹脂を溶解してもよいし、平均粒径が5μm以下の
シリカ、アルミナ等を混合してもよい。
【0029】また,無機物を添加する場合は、疏水化処
理されたもののほうが、より早く一次粒子まで分散する
ことができる。また、上記のような添加物を使用せず、
組成物の一部を予め部分重合することにより、溶液粘度
を上げることもできる。この場合、もし不飽和二重結合
を有するモノマーを使用する場合は、該モノマーを添加
する以前に部分重合し、ミクロゲル生成を防ぐべきであ
る。もし部分的にゲルが生成した場合は、塗工時にスジ
等の不良発生の原因となる。また、部分重合されるモノ
マーは、全モノマーの1.5〜60%の範囲内に抑える
べきである。1.5%未満では、必要な粘度が得られな
いし、60%を超えると塗工性が悪くなる。
【0030】次に、上述の光重合性組成物を用いて、テ
ープ基材を成形する工程について説明する。
【0031】基本的なプロセスとしては、上述の通りの
組成物を、ロールコーター等の塗工機を用いて、剥離性
シート上に塗布し、然る後、光照射して剥離性シート上
において重合させるのである。このときの光照射に用い
るランプ類としては、光波長が400μm以下のところ
での発光分布を有するものが用いられる。具体的には、
低圧水銀灯、中圧水銀灯、高圧水銀灯、超高圧水銀灯、
ケミカルランプ、ブラックライトランプ、マイクロウェ
ーブ励起水銀灯、メタルハライドランプ等が挙げられ
る。この中でも、ケミカルランプは、光重合開始剤の活
性波長領域の光を効率よく発光すると共に、光重合開始
剤以外の組成物の光吸収が少ないため、内部まで光が浸
透し、厚みの厚い製品を製造する場合に好ましい。
【0032】上記ランプによる光重合性組成物への光照
射強度は、得られるポリマーの重合度を左右する因子で
あり、目的とする製品の性能毎に適宜制御されるのであ
るが、通常のアセトフェノン基を有する開裂型の光重合
開始剤を配合した場合、光重合開始剤の光分解に有効な
波長領域(通常、365〜420nm)の光照射強度は
0.1〜100mW/cm2 とするのが好ましい。
【0033】この光重合は、空気中の酸素及び光重合性
組成物に溶解する酸素によってその反応を阻害され易
い。このため、光照射は酸素の阻害を消去し得るプロセ
ス的手法を用いて実施されねばならない。その手法とし
ては、表面を剥離処理したPET(ポリエチレンテレフ
タレート)やテフロン等のシートによって、塗工された
光重合性組成物を覆い、光はこのシートを介して該組成
物へ照射する方法がある。また、窒素ガス、炭酸ガスの
ような不活性ガスにより酸素を置換した光透過性の窓を
有するイナートゾーンの中で反応させてもよい。後者の
方法においては、該組成物の重合転化率が99.7%以
上になる程度まで、充分に完結されるためには、この照
射雰囲気の酸素濃度は5000ppm以下とする必要が
あるが、通常、好適とされる酸素濃度は300ppm以
下である。
【0034】剥離性シート上に塗布された光重合性組成
物が急速に反応する場合、重合熱により塗工された剥離
性シートや、カバー用剥離シートが加熱伸縮され、得ら
れるテープ基材に縦縞等の不良が発生する場合がある。
この場合、光カットフィルターによりランプからの輻射
熱を抑制したり、照射面と反対側のシート背面を冷却板
に擦らせて通過させることにより不良発生防止を図るこ
とができる。
【0035】上述のようにして形成されたテープ基材に
粘着剤層を形成する前に、上述のような特定の官能基を
有するポリマーもしくはモノマーからなるプライマー層
を形成する。具体的には、ポリアミン化合物、多官能イ
ソシアネート化合物、多官能エポキシ化合物、多官能カ
ルボジイミド化合物、多官能オキサゾリン化合物及び多
官能ヒドラジド化合物であって、これらの1種もしくは
2種以上を使用する。これらの化合物は、有機溶剤溶液
型、水溶液型、水分散型のいずれでも差し支えないし、
有効成分が100%状態であっても無論差し支えない。
また、これら特定の官能基は、1分子中少なくとも2個
以上含まれているものを使用する。
【0036】ポリアミン化合物としては、メチルメタア
クリレートを主成分とする共重合体であって、側鎖にエ
チレンイミン鎖を有するアクリル系ポリマー(日本触媒
社製、商品名;ポリメント)、メタキシレンジアミンや
1、3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン等の2官
能アミン化合物、メタキシレンジアミンとエピクロルヒ
ドリンとの反応物であるポリアミン(三菱ガス化学社
製、商品名;ガスカミン)等が挙げられる。
【0037】多官能イソシアネート化合物としては、ヘ
キサメチレンジイソシアネート、トリレンジイソシアネ
ート、ジフェニルメタン−4、4′−ジイソシアネー
ト、イソホロンジイソシアネート等の2官能イソシアネ
ート、これらのトリメチロールプロパンアダクト型の3
官能イソシアネート、ポリメチレンポリフェニルポリイ
ソシアネート、ポリウレタンポリイソシアネート等の多
官能イソシアネート等がある。
【0038】多官能エポキシ化合物としては、テトラグ
リシジルメタキシレンジアミン、トリグリシジル−p−
アミノフェノール、ジグリシジルアニリン等の三級アミ
ノ基を分子内に有するエポキシ化合物、ネオペンチルグ
リコールジグリシジルエーテル、1、6−ヘキサンジオ
ールジグリシジルエーテル、メチルメタクリレート−グ
リシジルメタクリレート共重合体等のポリエポキシ化合
物がある。
【0039】多官能カルボジイミド化合物としては、U
CARLNK(ユニオンカーバイト社製)、ミリオネー
ト−MTL(日本ポリウレタン社製)等がある。
【0040】多官能オキサゾリン化合物としては、2,
2′−(1,3−フェニレン)−ビス(2−オキサゾリ
ン)や、オキサゾリン環を側鎖に有するポリスチレン共
重合体、ポリスチレン−アクリロニトリル共重合体(日
本触媒社製、商品名;エポクロス、)等がある。
【0041】多官能ヒドラジド化合物としては、アジピ
ン酸ジヒドラジド、コハク酸ジヒドラジド、セバシン酸
ジヒドラジド、ドデカン−2−ジヒドラジド、イソフタ
ル酸ジヒドラジド、シュウ酸ジヒドラジド、ポリアクリ
ル酸ヒドラジド共重合体等がある。
【0042】上記の成分からなる各プライマーは、前述
のようにして得られたテープ基材に塗工し、乾燥すれば
よく、その厚さは乾燥厚みで0.5〜5μmであること
が好ましい。0.5μm未満では厚み精度を一定に保持
することが困難であり、プライマー層としての充分な機
能を発揮することも難しい。また、5μmを超える厚み
は不必要である。こうして形成された各プライマー層の
上には、それぞれ上述の如き特定の基を有するアクリル
系粘着剤層を形成する。
【0043】また、上記の特定の基を有するアクリル系
粘着剤を得るためのモノマーの重合方法は特に限定はな
いが、粘着剤層形成用組成物中には通常、イソシアネー
ト系架橋剤、エポキシ系架橋剤等を配合して架橋する。
架橋されていないと、耐熱性が低下したり、クリープ性
が低下する。この架橋の度合いは、酢酸エチル、トルエ
ン、テトラヒドロフラン(=THF)等の良溶媒中に浸
漬し、不溶分(ゲル)を濾過し、その重量分率を測定す
ることによって容易に判定できる。好ましいゲル分率は
50〜90重量%である。
【0044】このアクリル系粘着剤は、溶媒中で重合し
た溶剤型粘着剤であってもよく、水中で重合したエマル
ジョン型粘着剤であってもよく、また前述の基材層の場
合と同様にモノマーの配合物に紫外線等の光を照射して
塊状重合したものであってもよい。この場合、架橋させ
るために、上記架橋剤の代わりに、基材層形成用モノマ
ーとして例示した前述の共重合可能な不飽和二重結合を
分子内に2個以上有するモノマー等を用いてもよい。
【0045】上述のようにして得られた粘着剤をプライ
マー層が形成されたテープ基材に積層する手段としては
特に限定はなく、該粘着剤のシート状物を、テープ基材
層/プライマー層の2層構造の積層シートの、該プライ
マー層側に重なるようにして、加熱されたロール間に送
り込み、ホットラミネートすることにより、テープ基材
層/プライマー層/粘着剤層の3層構造の積層シートか
らなる粘着テープとすることができる。
【0046】
【作用】発明1〜3のアクリル系粘着テープは、そのい
ずれもがテープ基材に平均粒子径が1〜150μmの粒
状充填材が含まれているので、プライマー層との界面に
アンカー効果が働くばかりでなく、テープ基材自体の機
械的強度が向上する。
【0047】また、テープ基材は、アルキル(メタ)ア
クリレートモノマーと、カルボキシル基、水酸基、カル
ボニル基のうちの何れかの官能基を有するモノマーとの
重合体からなり、一方では、これらの官能基に対する反
応性の高い成分からなるプライマー層を設け、このプラ
イマー層の上に、更に、特定の基を有するアクリル系粘
着剤層、例えば、テープ基材にカルボキシル基を有する
モノマーを使用した場合は、粘着剤の方にもカルボキシ
ル基を含有する成分からなる粘着剤を使用するようにし
たので、テープ基材/プライマー層/粘着剤層の各層が
強固に結合し、各界面において、容易に界面剥離しない
アクリル系粘着テープが得られる。
【0048】
【実施例】以下、本発明の実施例について詳細に説明す
る。
【0049】〔基材層の成形:その1〕 基材試料1 2−エチルヘキシルアクリレート900重量部(以下単
に部という)、アクリル酸100部、光重合開始剤(チ
バガイギー社製、商品名;イルガキュア184)0.3
部、平均粒子径=20μの高密度ポリエチレン微粒子
(三井石油化学社製、商品名;ミロペンxm−220、
比重=0.95)420部を均一に分散するまで、セパ
ラブルフラスコ中で攪拌混合した後、窒素ガスをパージ
することにより、溶存酸素を除去した。次に、ブラック
ライトランプでこの組成物に紫外線を照射したところ、
組成物の温度が上昇すると同時に粘度が高くなった。組
成物の温度が更に5℃上昇したところで、光照射を停止
した。
【0050】その結果得られた部分光重合増粘組成物の
重合転化率は、4.0%、粘度は2300cpsであっ
た。更に、ヘキサンジオールジアクリレートを0.5部
添加した後、剥離処理した38μmの厚みのPETフイ
ルム上に、重合終了時の厚みが1.0±0.1mmとな
るように塗工し、更にその塗工面に、同じPETフイル
ムをその剥離処理面が該塗工面に接するようにして被覆
した。次に、ケミカルランプを用いて、カバーしたPE
Tフイルム上の照射強度が2mw/cm2 となるように
ランプの高さを調節し、8分間照射した。得られたアク
リル系重合体シートの残存モノマーは、<0.1%であ
り、ゲル分率は88%であった。
【0051】基材試料2 イソノニルアクリレート950部、アクリル酸10部、
N−ビニルピロリドン40部、親水性シリカ(日本アエ
ロジル社製、商品名;アエロジル200)20部をディ
スパーで4時間の間、1000rpmの速度で攪拌混合
し、粘稠な液体を得た。これに平均粒子径=45μmの
ガラスバルーン50部(旭ガラス社製、商品名;セルス
ターZ−27、比重=0.25)、光重合開始剤(チバ
ガイギー社製、商品名;イルガキュア184)3.0
部、ヘキサンジオールジアクリレート0.30部を均一
になるまで攪拌混合した後、窒素ガスをパージし、溶存
酸素を除去した。以下、基材試料1と同様にして厚さ=
1.5mmのアクリル系重合体シートを得た。
【0052】基材試料3 2−エチルヘキシルアクリレート700部、イソオクチ
ルアクリレート150部、アクリル酸150部、疏水性
シリカ(日本アエロジル社製、商品名;アエロジルR9
76)70部をディスパーで30分間の間、1000r
pmの速度で攪拌混合し、粘稠な液体を得た。これに平
均粒子径=70μmの塩化ビニリデン−アクリロニトリ
ル共重合体からなる中空微粒子(松本油脂製薬社製、商
品名;マツモトマイクロスフェアF80ED、比重=
0.02)0.82部、ヘキサンジオールジアクリレー
ト0.3部、光重合開始剤(チバガイギー社製、商品
名;イルガキュア651)1.0部を均一になるまで、
攪拌混合した後、窒素ガスをパージし、溶存酸素を除去
した。以下、基材試料1と同様にして厚さ=0.8mm
のアクリル系重合体シートを得た。
【0053】基材試料4 光重合性組成物のモノマー組成として、イソオクチルア
クリレート995部、アクリル酸5部としたこと以外
は、基材試料2と同様にして厚さ=1mmのアクリル系
重合体シートを得た。
【0054】基材試料5 光重合性組成物のモノマー組成として、2−エチルヘキ
シルアクリレート700部、ノルマルビニルピロリドン
300部としたこと以外は、基材試料3と同様にして厚
さ=0.8mmのアクリル系重合体シートを得た。
【0055】〔プライマーの調製と積層:その1〕 積層試料1−a アミノ基含有のアクリル系ポリマーのトルエン−メチル
イソブチルケトン混合溶液(日本触媒社製、商品名;ポ
リメントNK−380、固形分30重量%)を、トルエ
ンで固形分10重量%に希釈し、基材試料1の重合体シ
ートの両面に、バーコーターを用いて塗工し、110℃
中で3分間乾燥して積層試料1−aとした。
【0056】積層試料5−a 基材試料5の両面に、同上の希釈液を積層試料1−aと
同様にして塗工し、積層試料5−aとした。
【0057】積層試料2−b 3官能イソシアネート化合物のトルエン溶液(日本ポリ
ウレタン社製、商品名;コロネートL55E、固形分=
55%)を酢酸エチルで10倍に希釈し、積層試料1−
aと同様にして基材試料2の両面に塗工し、積層試料2
−bとした。
【0058】積層試料2−c 4官能エポキシ化合物(三菱ガス化学社製、商品名;T
ETRAD−X)をトルエンで希釈し、固形分が2%の
溶液とした。これを、積層試料1−aと同様にして基材
試料2のシートの両面に塗工し、積層試料2−cとし
た。
【0059】積層試料3−d 多官能カルボジイミド化合物のプロピレングリコールモ
ノメチルエーテルアセテート溶液(ユニオンカーバイト
社製、商品名;UCARLNK,XL−29SE、固形
分=50%)を水で希釈し、固形分が5%の水溶液とし
た。これを、積層試料1−aと同様にして基材試料3の
シートの両面に塗工し、積層試料3−dとした。
【0060】積層試料3−e 多官能オキサゾリン化合物として、オキサゾリン基を5
重量%含有するポリスチレン共重合体の水分散液(日本
触媒社製、商品名;エポクロスK1020E、固形分=
40%)を水で希釈し、固形分が10%の水分散液とし
た。これを、積層試料1−aと同様にして基材試料3の
シートの両面に塗工し、積層試料3−eとした。
【0061】積層試料4−e 同上の水分散液を、基材試料4のシートの両面に塗工
し、積層試料4−eとした。
【0062】〔粘着剤の調製:その1〕 粘着剤A 冷却管、温度計、攪拌器を備えたセパラブルフラスコ
に、2−エチルヘキシルアクリレート200部、Nブチ
ルアクリレート700部、アクリル酸100部、N−ド
デカンチオール0.2部を、酢酸エチル900部と共に
仕込み、窒素ガス雰囲気中下、還流するまで昇温し、2
0分間保持した後、ベンジルペルオキシド1.0部を酢
酸エチル50部に溶解した溶液を滴下し、4時間反応さ
せた。この後、更に、ベンジルペルオキシド1.0部を
酢酸エチル50部に溶解した溶液を滴下し、更に3時間
反応させた。次に、酢酸エチル2000部、トルエン3
30部を添加し攪拌混合して、粘度11000cpsの
溶剤型粘着剤を得た。固形分は29.5%であった。
【0063】得られた、粘着剤溶液100重量部に対
し、イソシアネート系硬化剤(日本ポリウレタン社製、
商品名コロネートL55E)2部を混合した。剥離処理
した38μ厚さのPETフイルム上に乾燥後の厚みが2
5μになるように塗工し、110℃で5分間乾燥した。
得られたシートは、剥離処理した厚み38μmのPET
フイルムに挟み、40℃中で7日間養生し、架橋反応を
完結させ粘着剤シートを得た。ゲル分率は69%であっ
た。
【0064】粘着剤B モノマー組成を2−エチルヘキシルアクリレート908
部、N−ビニルピロリドン90部、2−ヒドロキシエチ
ルメタクリレート2部としたこと以外は、粘着剤Aと同
様にして重合し、厚さが25μmのシートを得た。粘着
剤Aと同様にして養生し、架橋反応を完結させ粘着剤シ
ートを得た。ゲル分率は72%であった。
【0065】粘着剤C モノマー組成を2−エチルヘキシルアクリレート700
部、イソオクチルアクリレート150部、アクリル酸1
50部、疏水性シリカ(日本アエロジル社製、商品名;
アエロジルR976)70部としたこと以外は、粘着剤
Aと同様にして重合し、厚さが30μmの粘着剤フイル
ムを得た。粘着剤Aと同様にして養生し、架橋反応を完
結させた。ゲル分率は76%であった。
【0066】上記各積層試料と粘着剤との組合せによ
り、各種の粘着テープを得た。これらを実施例1〜7及
び比較例1〜4として、その評価結果を表1に示す。
【0067】尚、表1における測定並びに評価方法は、
次の通りである。 剥離強度;JIS-H-4000に記載のアルミ合金1100を2
5×150mmの寸法にと破壊形態切断し、これを20
×70mmの寸法の両面粘着テープの両面に5Kgのロ
ーラーで2往復して圧着させ、23℃の雰囲気下で72
時間放置した後、100℃雰囲気下で1時間放置し、2
00mm/分の引っ張り速度でT剥離試験を行って破壊
強度を測定した。 破壊形態;目視により破壊形態を評価した。尚、○=基
材層の凝集破壊、×=各層間の界面剥離. 総合評価;実用価値の有無により判定.尚、◎=優れて
いる、○=優れている、×=使用できない.
【0068】
【表1】
【0069】表1の結果から明らかなように、プライマ
ーの無い比較例1、基材を形成するモノマー中に特定の
官能基の無い比較例2、特定の官能基があっても使用量
が少ない比較例3、基材と粘着剤に同じ官能基を持たな
い比較例4の場合は、剥離強度、剥離形態共に、実施例
に比べて大きく劣っていることが明らかである。
【0070】〔基材層の成形:その2〕 基材試料6 2−エチルヘキシルアクリレート800部、2−ヒドロ
キシエチルメタクリレート100部、N−ビニルピロリ
ドン100部、N−ドデカンチオール0.2部、光重合
開始剤(チバガイギー社製、商品名;イルガキュア18
4)3.0部、平均粒子径=20μの高密度ポリエチレ
ン微粒子(三井石油化学社製、商品名;ミペロンxm−
220、比重=0.95)420部を均一に分散するま
で、セパラブルフラスコ中で攪拌混合した後、窒素ガス
をパージすることにより、溶存酸素を除去した。次に、
ブラックライトランプでこの組成物に紫外線を照射した
ところ、組成物の温度が上昇すると同時に粘度が高くな
った。組成物の温度が更に5℃上昇したところで、光照
射を停止した。
【0071】その結果得られた部分光重合増粘組成物の
重合転化率は、3.5%、粘度は2100cpsであっ
た。更に、ヘキサンジオールジアクリレートを0.2部
添加した後、剥離処理した38μmの厚みのPETフイ
ルム上に、重合終了時の厚みが1.0±0.1mmとな
るように塗工し、更にその塗工面に、同じPETフイル
ムをその剥離処理面が該塗工面に接するようにして被覆
した。次に、ケミカルランプを用いて、カバーしたPE
Tフイルム上の照射強度が2mw/cm2 となるように
ランプの高さを調節し、8分間照射した。得られたアク
リル系重合体シートの残存モノマーは、<0.1%であ
り、ゲル分率は94%であった。
【0072】基材試料7 イソノニルアクリレート950部、2−ヒドロキシエチ
ルアクリレート10部、N−ビニルカプロラクタム40
部、親水性シリカ(アエロジル社製、商品名;アエロジ
ル200)30部をデイスパーで4時間1000rpm
の速度で攪拌混合し、粘稠な液体を得た。これに平均粒
子径45μmのガラスバルーン50部(旭硝子社製、商
品名;CEL−STARZ−27、比重=0.27)、
光重合開始剤(チバガイギー社製、商品名;イルガキュ
ア184)3.0部、ヘキサンジオールジアクリレート
0.30部を均一になるまで攪拌混合した後、窒素ガス
をパージし、溶存する酸素を除去した。以下基材試料6
と同様にして厚み1.5mmのアクリル系重合体シート
を得た。
【0073】基材試料8 2−エチルヘキシルアクリレート650部、イソオクチ
ルアクリレート150部、4−ヒドロキシブチルアクリ
レート200部、疏水性シリカ(日本アエロジル社製、
商品名;アエロジルR976)70部を、デイスパーで
1000rpmの速度で30分間攪拌混合し、粘稠な液
体を得た。これに平均粒子径が70μmの塩化ビニリデ
ン−アクリロニトリル共重合体からなる中空微粒子(松
本油脂製薬社製、商品名;マツモトマイクロスフェアF
80ED、比重=0.02)0.82部、ヘキサンジオ
ールジアクリレート0.3部、光重合開始剤(チバガイ
ギー社製、商品名;イルガキュア651)1.0部を、
均一になるまで攪拌混合した後、窒素ガスをパージし、
溶存する酸素を除去した。以下基材試料6と同様にして
厚み0.8mmのアクリル系重合体シートを得た。
【0074】基材試料9 モノマー組成を2−エチルヘキシルアクリレート700
部、ビニルピロリドン300部としたこと以外は、基材
試料8と同様にして厚み0.8mmのアクリル系重合体
シートを得た。
【0075】〔プライマーの調製と積層:その2〕 積層試料6−f 3官能トリレンジイソシアネートのトリメチロールプロ
パンアダクト体のトルエン溶液(日本ポリウレタン社
製、商品名;コロネートL、固形分=75%)を酢酸エ
チルで20倍に希釈し、基材試料6のシートの両面にバ
ーコーターで塗工し、110℃中で3分間乾燥して積層
試料6−fとした。
【0076】積層試料9−f 基材試料9の両面に、同上の希釈液を積層試料6−fと
同様にして塗工し、積層試料9−fとした。
【0077】積層試料7−g ポリメチレンポリフェニルポリイソシアネート(日本ポ
リウレタン社製、商品名;ミリオネートMR400)
を、トルエンの10%溶液とし、積層試料6−fと同様
にして基材試料7の両面に塗工し、積層試料7−gとし
た。
【0078】積層試料8−h ポリウレタンポリイソシアネート系化合物のキシレン−
酢酸エチルの混合溶液(三井東圧化学社製、商品名;オ
レスターNM89−50G、固形分50%)をトルエン
で希釈し、5%溶液とした。これを、積層試料6−fと
同様にして基材試料8のシートの両面に塗工し、積層試
料8−hとした。
【0079】〔粘着剤の調製:その2〕 粘着剤D モノマー組成として、2−エチルヘキシルアクリレート
200部、N−ブチルアクリレート700部、N−ビニ
ルピロリドン90部、2−ヒドロキシエチルメタクリレ
ート10部、N−ドデカンチオール0.4部を使用し、
以下粘着剤Aと同様にして、粘度13000cpsの溶
剤型粘着剤を得た。固形分は29.2%であった。
【0080】得られた粘着剤溶液100重量部に対し、
イソシアネート系硬化剤(日本ポリウレタン社製、コロ
ネートL55E、固形分=55%トルエン溶液)を0.
5部混合したこと以外は、粘着剤Aと同様にして養生
し、架橋反応を完結させた。ゲル分率は72%であっ
た。
【0081】粘着剤E ガラスバルーンを配合しなかったこと以外は、基材試料
7と同様の配合からなる組成物を用い、重合終了後の厚
みが25μmとなるように、粘着剤Dと同様にして養生
し、架橋反応を完結させた。ゲル分率は78%であっ
た。
【0082】粘着剤F 中空微粒子を配合しなかったこと以外は、基材試料8と
同様の配合からなる組成物を用い、重合終了後の厚みが
30μmとなるように、粘着剤Dと同様にして架橋反応
を完結させた。ゲル分率は80%であった。
【0083】粘着剤G 中空微粒子を配合しなかったこと以外は、基材試料9と
同様の配合からなる組成物を用い、重合終了後の厚みが
30μmとなるように、粘着剤Dと同様にして架橋反応
を完結させた。ゲル分率は75%であった。
【0084】上記各積層試料と粘着剤との組合せによ
り、各種の粘着テープを得た。これらを実施例8〜13
及び比較例5〜8として、その評価結果を表2に示す。
尚、表2における測定並びに評価方法は、表1に同じで
ある。
【0085】
【表2】
【0086】表2の結果から明らかなように、プライマ
ーの無い比較例5〜7、プライマーは使用しても、特定
の官能基を持たない基材からなる比較例8の場合は、剥
離強度、剥離形態共に、実施例に比べて大きく劣ってい
ることが明らかである。
【0087】〔基材層の成形:その3〕 基材試料10 2−エチルヘキシルアクリレート800部、ジアセトン
アクリルアミド100部、N−ビニルピロリドン100
部、N−ドデカンチオール0.2部、光重合開始剤(チ
バガイギー社製、商品名;イルガキュア184)3.0
部、平均粒子径20μmの高密度ポリエチレン微粒子
(三井石油化学社製、商品名;ミペロンXM−220、
比重=0.95)420部を均一に分散するまで、 セ
パラブルフラスコ中で攪拌混合した後、窒素ガスをパー
ジすることにより、溶存酸素を除去した。次に、ブラッ
クライトランプでこの組成物に紫外線を照射したとこ
ろ、組成物の温度が上昇すると同時に粘度が高くなっ
た。組成物の温度が更に5℃上昇したところで、光照射
を停止した。
【0088】その結果得られた部分光重合増粘組成物の
重合転化率は、3.7%、粘度は2200cpsであっ
た。更に、ヘキサンジオールジアクリレートを0.2部
添加した後、剥離処理した38μmの厚みのPETフイ
ルム上に、重合終了時の厚みが1.0±0.1mmとな
るように塗工し、更にその塗工面に、同じPETフイル
ムをその剥離処理面が該塗工面に接するようにして被覆
した。次に、ケミカルランプを用いて、カバーしたPE
Tフイルム上の照射強度が2mw/cm2 となるように
ランプの高さを調節し、8分間照射した。得られたアク
リル系重合体シートの残存モノマーは、<0.1%であ
り、ゲル分率は94%であった。
【0089】基材試料11 イソノニルアクリレート950部、ジアセトンアクリル
アミド10部、N−ビニルカプロラクタム40部、親水
性シリカ(日本アエロジル社製、商品名;アエロジル2
00)30部をディスパーで4時間の間、1000rp
mの速度で攪拌混合し、粘稠な液体を得た。これに平均
粒子径=45μmのガラスバルーン50部(旭ガラス社
製、商品名;CEL−STARZ−27、比重=0.2
7)、光重合開始剤(チバガイギー社製、商品名;イル
ガキュア184)3.0部、ヘキサンジオールジアクリ
レート0.30部を均一になるまで攪拌混合した後、窒
素ガスをパージし、溶存酸素を除去した。以下、基材試
料10と同様にして厚さ=1.5mmのアクリル系重合
体シートを得た。
【0090】基材試料12 2−エチルヘキシルアクリレート650部、イソオクチ
ルアクリレート150部、ジアセトンアクリルアミド1
00部、アクリル酸100部、疏水性シリカ(日本アエ
ロジル社製、商品名;アエロジルR976)70部をデ
ィスパーで30分間の間、1000rpmの速度で攪拌
混合し、粘稠な液体を得た。これに平均粒子径=70μ
mの塩化ビニリデン−アクリロニトリル共重合体からな
る中空微粒子(松本油脂製薬社製、商品名;マツモトマ
イクロスフェアF80ED、比重=0.02)0.82
部、ヘキサンジオールジアクリレート0.3部、光重合
開始剤(チバガイギー社製、商品名;イルガキュア65
1)1.0部を均一になるまで、攪拌混合した後、窒素
ガスをパージし、溶存酸素を除去した。以下、基材試料
10と同様にして厚さ=0.8mmのアクリル系重合体
シートを得た。
【0091】基材試料13 光重合性組成物のモノマー組成として、2−エチルヘキ
シルアクリレート700部、ビニルピロリドン300部
としたこと以外は、基材試料12と同様にして厚さ=
0.8mmのアクリル系重合体シートを得た。
【0092】〔プライマーの調製と積層:その3〕 積層試料10−i 2官能ヒドラジド化合物であるカルボジヒドチジド(日
本ヒドラジン工業社製、商品名;ADH)をイオン交換
水に溶解し、基材試料10のシートの両面にバーコータ
ーで塗工し、110℃中で3分間乾燥して積層試料10
−iとした。
【0093】積層試料13−i 基材試料13の両面に、同上の溶液を積層試料10−i
と同様にして塗工し、積層試料13−iとした。
【0094】積層試料11−j 2官能ヒドラジド化合物であるアジピン酸ジヒドラジド
(日本ヒドラジン工業社製、商品名;ADH)をテトラ
ヒドロフランの5%溶液とし、基材試料11の両面に積
層試料10−iと同様にして塗工し、積層試料11−j
とした。
【0095】積層試料12−k 多官能ヒドラジド化合物(大塚化学社製、商品名;ポリ
アクリル酸ヒドラジド)の10%水分散液を調製した。
これを、積層試料10−iと同様にして基材試料12の
両面に塗工し、積層試料12−kとした。
【0096】〔粘着剤の調製:その3〕 粘着剤H モノマー組成として、2−エチルヘキシルアクリレート
200部、N−ブチルアクリレート700部、N−ビニ
ルピロリドン80部、ジアセトンアクリルアミド10
部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート10部、N−
ドデカンチオール0.4部を使用し、以下粘着剤Aと同
様にして、粘度13000cpsの溶剤型粘着剤を得
た。固形分は29.2%であった。
【0097】得られた粘着剤溶液100重量部に対し、
イソシアネート系硬化剤(日本ポリウレタン社製、コロ
ネートL55E、固形分=55%トルエン溶液)を0.
5部混合したこと以外は、粘着剤Aと同様にして養生
し、架橋反応を完結させた。ゲル分率は70%であっ
た。
【0098】粘着剤I ガラスバルーンを配合しなかったこと以外は、基材試料
11と同様の配合からなる組成物を用い、重合終了後の
厚みが25μmとなるように、粘着剤Hと同様にして養
生し、架橋反応を完結させた。ゲル分率は76%であっ
た。
【0099】粘着剤J 中空微粒子を配合しなかったこと以外は、基材試料12
と同様の配合からなる組成物を用い、重合終了後の厚み
が25μmとなるように、粘着剤Hと同様にして架橋反
応を完結させた。ゲル分率は78%であった。
【0100】粘着剤K 中空微粒子を配合しなかったこと以外は、基材試料13
と同様の配合からなる組成物を用い、重合終了後の厚み
が25μmとなるように、粘着剤Hと同様にして架橋反
応を完結させた。ゲル分率は74%であった。
【0101】上記各積層試料と粘着剤との組合せによ
り、各種の粘着テープを得た。これらを実施例14〜1
9及び比較例9〜12として、その評価結果を表3に示
す。尚、表3における測定並びに評価方法は、表1に同
じである。
【0102】
【表3】
【0103】表3の結果から明らかなように、プライマ
ーの無い比較例9〜11、プライマーは使用しても、特
定の官能基を持たない基材からなる比較例12の場合
は、剥離強度、剥離形態共に、実施例に比べて大きく劣
っていることが明らかである。
【0104】
【発明の効果】本発明のアクリル系粘着テープは、その
いずれもが特定範囲の粒子径を有する粒状充填剤を含む
素材からなるので、プライマー層との接着強度が向上す
ると共に基材自体の機械的強度も優れたものとなってい
る。
【0105】また、テープ基材に特定量含まれる特定の
官能基を有するモノマーと、粘着剤層形成に与かる特定
のモノマーと、これらテープ基材と粘着剤層の双方に対
して反応性の高い成分からなるプライマー層を使用する
ようにしたので、各層間の結合力が向上したものとなっ
ている。
【0106】また、生産方法としても、特別の設備を容
易する必要はなく、総じて、生産性、品質の安定性に優
れたアクリル系粘着テープである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープ基材が、アルキル(メタ)アクリ
    レートモノマー、カルボキシル基を有するビニルモノマ
    ー、光重合開始剤、平均粒子径が1〜150μmの粒状
    充填材とからなる光重合性組成物を用いて成形されたア
    クリル系重合体シートからなり、該テープ基材の少なく
    とも一面に、ポリアミン化合物、多官能イソシアネート
    化合物、多官能エポキシ化合物、多官能カルボジイミド
    化合物、多官能オキサゾリン化合物及び多官能ヒドラジ
    ド化合物の群から選ばれる1種もしくは2種以上の成分
    からなるプライマー層が形成され、該プライマー層上
    に、カルボキシル基含有のアクリル系粘着剤層が形成さ
    れていることを特徴とするアクリル系粘着テープ。
  2. 【請求項2】 テープ基材が、アルキル(メタ)アクリ
    レートモノマー、水酸基を有するビニルモノマー、光重
    合開始剤、平均粒子径が1〜150μmの粒状充填材と
    からなる光重合性組成物を用いて成形されたアクリル系
    重合体シートからなり、該テープ基材の少なくとも一面
    に、多官能イソシアネート化合物からなるプライマー層
    が形成され、該プライマー層上に、水酸基含有のアクリ
    ル系粘着剤層が形成されていることを特徴とするアクリ
    ル系粘着テープ。
  3. 【請求項3】 テープ基材が、アルキル(メタ)アクリ
    レートモノマー、カルボニル基を有するビニルモノマ
    ー、光重合開始剤、平均粒子径が1〜150μmの粒状
    充填材とからなる光重合性組成物を用いて成形されたア
    クリル系重合体シートからなり、該テープ基材の少なく
    とも一面に、多官能ヒドラジド化合物からなるプライマ
    ー層が形成され、該プライマー層上に、カルボニル基含
    有のアクリル系粘着剤層が形成されていることを特徴と
    するアクリル系粘着テープ。
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