JP3346638B2 - 感圧性接着テ―プの製法 - Google Patents

感圧性接着テ―プの製法

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JP3346638B2 JP35388993A JP35388993A JP3346638B2 JP 3346638 B2 JP3346638 B2 JP 3346638B2 JP 35388993 A JP35388993 A JP 35388993A JP 35388993 A JP35388993 A JP 35388993A JP 3346638 B2 JP3346638 B2 JP 3346638B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐せん断応力にすぐれ
た多層構造の接着剤層を有する感圧性接着テ―プの製法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、両面接着テ―プのような感圧
性接着テ―プに対しては、被着体に対する高い濡れ性、
接着性と、高い凝集力という相反する特性をあわせ持つ
ことが要求されてきた。また、被着体相互が異なる表面
特性を持つ場合には、同一の組成からなる感圧性接着剤
では、両被着体のいずれに対しても良好な接着特性を発
揮させることは難しいため、両者の中間的な特性上のバ
ランスをとる形で処理されていることが多い。
【0003】これらの改良のため、組成の異なる2種以
上の感圧性接着剤を用いて多層構造とすることにより、
異なる被着体や支持体に対する接着性、投錨性を向上さ
せたり、被着体との強い結合が要求される表面層と高い
凝集力が要求される内部層との組成や物性を変え、特性
のコントロ―ルを行う試みがある。
【0004】たとえば、特開昭54−139946号公
報には、異なるせん断クリ―プコンプライアンスを持つ
2種以上の組成物からなる多層構造の接着剤層を有する
感圧性接着テ―プが開示されており、このテ―プは、被
着体が不規則表面であつてかつ使用時にさまざまな外部
応力が加わるおむつ用テ―プや布表示ラベルの用途にと
くに有用であるとされている。
【0005】しかるに、接着剤層が上記の如く多層構造
とされた感圧性接着テ―プは、各層間の結合力が弱く、
せん断力などの外部応力に対して層間が剥離しやすいと
いう欠点がある。これは、上記の多層構造が溶液キヤス
ト法などでつくられたフイルム状の接着剤層をただ単に
積層しただけのものであるため、各層間で分子の十分な
混合,浸透,結合がおこりにくく、分子間力,イオン結
合力といつた比較的弱い力によつてのみ、層間が結びつ
けられているためと推定される。
【0006】そこで、ジムマ―マンらは、特公平2−6
790号公報において、複数の重ね合された層からな
り、少なくとも1つの外層は感圧性接着層であり、隣接
する層はその隣接層間で界面を画成しており、それら層
の各々は光重合した高分子鎖マトリツクスからなり、そ
れら高分子鎖はそれら層の1つのマトリツクスからこの
界面を通して隣接層のマトリツクスの中に延在してお
り、それら高分子鎖は重合前に各隣接層のマトリツクス
から移行してきた重合したモノマ―からなり、かくして
それら層は離層を起こすことができないようになつてい
る感圧性接着テ―プを提案している。
【0007】また、村上らは、特開平1−263182
号公報において、担体上で、アルキル基の炭素数が2〜
14個の(メタ)アクリル酸アルキルエステル50〜1
00重量%とこれと共重合可能なビニル系モノマ―50
〜0重量%とからなるアクリル系モノマ―を、部分重合
させて得たモノマ―残存率が1〜60重量%の範囲の部
分重合体フイルムの少なくとも2種を、隣接フイルム間
で互いのモノマ―組成が異なるように、積層圧着したう
えで、各フイルム中の残存モノマ―を重合することによ
り、各層間の結合強度を大きくできることを示してい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、ジムマ―マ
ンらの方法では、モノマ―を含有する塗被可能な組成物
を多層状に遂次コ―テイングする必要があり、その際層
間で機械的な混合が生じる問題がある。このため、ジム
マ―マンらは、特開平1−121386号公報で、同時
押出しにより多層に並行的にコ―テイングする方法を提
案しているが、やはり層間での混合を防ぐには、組成物
の粘度に制約が必要であるうえ、コ―テイング装置が高
価になる問題がある。また、村上らの方法では、部分重
合体フイルムの機械的強度が弱いため、積層工程の作業
性が悪くなる問題がある。
【0009】このような問題を解決するには、あらかじ
め重合された2層を積層する方法が考えられるが、ただ
単に貼り合わすだけでは、層間で十分な結合強度を得る
ことは困難である。一般に、層間の結合強度を改善する
ために、下塗り剤を用いることは公知であるが(たとえ
ば、特公昭50−20108号、同39−30054号
などの公報)、処理工程が増えるなどの問題が新たに生
じるため、決して好ましい方法とは言えない。
【0010】本発明は、上記従来の事情に鑑み、層間の
結合強度の大きい多層構造の接着剤層を有する感圧性接
着テ―プを、層間の混合を生じることなく、作業性およ
び経済性良好に製造できる方法を提供することを目的と
している。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の目
的に対し、二つの接着剤層を、室温で液状の光硬化型組
成物層を介して、積層したのち、上記の組成物層を光硬
化させ、かつこの光硬化層と各接着剤層との界面で特定
の橋架け反応を行わせるようにすると、層間の結合強度
の大きい多層構造の接着剤層が、層間で乱れを生じるこ
となく、作業性および経済性良好に得られることを知
り、本発明をなすに至つた。
【0012】すなわち、本発明は、光重合法により(メ
タ)アクリル酸アルキルエステル系ポリマ―を主剤とし
た二つの接着剤層を形成し、この両接着剤層を、室温で
液状の光硬化型組成物層を介して、積層したのち、上記
の組成物層を光硬化させ、かつこの光硬化層と二つの接
着剤層との界面において、活性水素含有の官能基と反応
性官能基とによる橋架け反応を行わせて、接着剤層−光
硬化層−接着剤層からなる多層構造の感圧性接着テ―プ
を得ることを特徴とする感圧性接着テ―プの製法に係る
ものである。
【0013】
【発明の構成・作用】本発明では、まず、(メタ)アク
リル酸アルキルエステル系ポリマ―(以下、アクリル系
ポリマ―という)を主剤とした二つの接着剤層を形成す
る。両接着剤層は、同種のものであつても、異種のもの
であつてもよいが、光硬化層との界面において橋架け反
応を起こさせるために、光硬化層が反応性官能基を含む
場合は活性水素含有の官能基を、同層が活性水素含有の
官能基を含む場合は反応性官能基を、それぞれ含ませる
必要がある。
【0014】これらの官能基を接着剤層中に含ませるに
は、たとえば、アクリル系ポリマ―を合成する際に、主
成分の(メタ)アクリル酸アルキルエステルとともに、
反応性官能基を含むモノマ―を用いるか、あるいは活性
水素含有の官能基を含むモノマ―を用いればよい。ま
た、活性水素含有の官能基を含むモノマ―を用いて合成
したアクリル系ポリマ―にさらに多官能性架橋剤を反応
させて、アクリル系ポリマ―中に反応性官能基を導入す
るようにしてもよい。
【0015】(メタ)アクリル酸アルキルエステルとし
ては、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸
n−ブチル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、
(メタ)アクリル酸イソオクチル、(メタ)アクリル酸
イソノニルなどのアルキル基の炭素数が1〜14の範囲
にあるものが好ましく用いられる。改質用モノマ―とし
て、酢酸ビニル、スチレンなどの各種のビニル系モノマ
―を、モノマ―全体の50重量%以下、好ましくは30
重量%以下の割合で使用してもよい。
【0016】反応性官能基を含むモノマ―としては、上
記官能基がイソシアネ―ト基、エポキシ基またはアジリ
ジン基であるモノエチレン性不飽和モノマ―が用いら
れ、その例としては、イソシアネ―トエチルメタクリレ
―トなどのイソシアネ―ト基含有モノマ―、グリシジル
アクリレ―ト、グリシジルメタクリレ―トなどのグリシ
ジル基含有モノマ―、2−(1−アジリジニル)エチル
メタクリレ―トなどのアジリジン基含有モノマ―を挙げ
ることができる。
【0017】反応性官能基を含むモノマ―の使用量は、
通常モノマ―全体の0.001〜10重量%、好ましく
は0.01〜2重量%の範囲内とするのがよい。過少で
は光硬化層との界面での橋架け反応が不十分で、十分な
層間接着性が得られず、また過多となると架橋が進みす
ぎて十分な粘着特性が得られない。
【0018】活性水素含有の官能基を含むモノマ―とし
ては、上記官能基が水酸基またはカルボキシル基である
モノエチレン性不飽和モノマ―が好ましく、たとえば、
(メタ)アクリル酸、イタコン酸などのカルボキシル基
含有モノマ―、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレ
―ト、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレ―トな
どの水酸基含有モノマ―がある。また、上記官能基がス
ルホン酸基である2−アクリルアミドプロパンスルホン
酸や、上記官能基がメチロ―ル基、アミノ基、シラノ―
ル基などであるモノエチレン性不飽和モノマ―を用いて
もよい。
【0019】活性水素含有の官能基を含むモノマ―は、
その官能基を直接光硬化層との橋架け反応に関与させる
か、またはいつたん多官能性架橋剤と反応させて反応性
官能基に変換したうえで上記橋架け反応に関与させるも
のであるが、同時にそれ自体を接着特性の向上に寄与す
る成分として機能させてもよい。この活性水素含有の官
能基を含むモノマ―の使用量は、上記の機能を考慮し
て、通常モノマ―全体の1〜30重量%、好ましくは2
〜20重量%の範囲内とするのがよい。この範囲外で
は、十分な層間接着性が得られなかつたり、接着特性が
損なわれることがあるため、好ましくない。
【0020】多官能性架橋剤は、活性水素含有の官能基
との反応によつてアクリル系ポリマ―中に反応性官能基
を導入させるため、分子中に2個以上のイソシアネ―ト
基、エポキシ基またはアジリジン基を有するものが用い
られる。この多官能性架橋剤は、上記の反応性官能基を
導入させるためだけでなく、接着剤層自体の架橋構造化
に寄与する成分としても機能する。
【0021】イソシアネ―ト基を有する多官能性架橋剤
としては、ジメチルシリルジイソシアネ―ト、メチルシ
リルトリイソシアネ―ト、テトライソシアネ―トシラ
ン、フエニルシリルトリイソシアネ―ト、エトキシシラ
ントリイソシアネ―トなどのケイ素イソシアネ―ト化合
物、2,4−トリレンジイソシアネ―ト、パラフエニレ
ンジイソシアネ―ト、1,6−ヘキサメチレンジイソシ
アネ―ト、イソホロンジイソシアネ―トなどのジイソシ
アネ―ト化合物や、ブロツク型イソシアネ―ト〔たとえ
ば、日本ポリウレタン工業(株)製のコロネ―ト250
7、同2513、同2515など〕が挙げられる。
【0022】エポキシ基を有する多官能性架橋剤として
は、1,3−ビス(N・N−ジグリシジルアミノメチ
ル)シクロヘキサノン、ジグリシジルオルソトルイジ
ン、N,N,N´,N´−テトラグリシジルm−キシレ
ンジアミンなどのグリシジルアミン化合物、ネオペンチ
ルグリコ―ルジグリシジルエ―テル、1,6−ヘキサン
ジオ―ルジグリシジルエ―テルなどのグリシジルエ―テ
ル化合物がある。
【0023】アジリジン基を有する多官能性架橋剤とし
ては、トリメチロ―ルプロパントリス〔3−(1−アジ
リジニル)プロピオネ―ト〕、トリメチロ―ルプロパン
トリス〔3−(1−(2−メチル)アジリジニルプロピ
オネ―ト)〕などのアジリジン化合物が挙げられる。
【0024】これらの多官能性架橋剤の使用量は、アク
リル系ポリマ―100重量部に対して、通常0.001
〜5重量部の範囲、好ましくは0.01〜2重量部の割
合で用いられる。添加量が過少では、十分な層間接着性
が得られず、過多となると、接着剤層の架橋が進みすぎ
て十分な粘着特性が得られなくなる。
【0025】接着剤層の形成は、光重合法をベ―スとし
た方法(以下、A法という)で行われる。これは、アク
リル系ポリマ―の合成と同時に接着剤層を形成でき、作
業性にすぐれるなどの利点を有するためである。しか
し、場合によつては、このA法と、溶液重合をはじめと
する光重合以外の重合法をベ―スとした方法(以下、B
法という)とを、適宜組み合わせて行つてもよい。
【0026】A法は、前記のモノマ―と光重合開始剤と
を含む光重合用の組成物を調製し、これを剥離紙上に塗
工したのち、400〜2,000mj/cm2 程度の紫外線
を照射して光重合させることにより、アクリル系ポリマ
―の合成と同時に接着剤層を形成する。塗工を容易にす
るため、光重合用の組成物にあらかじめ少量の紫外線を
照射し、その一部を重合して増粘させておいてもよい。
多官能性架橋剤を用いる場合は、通常上記の一部重合後
に添加して、反応させればよい。
【0027】B法は、たとえば溶液重合法では、前記の
モノマ―とベンゾイルパ―オキサイドなどの熱重合開始
剤とを用い、常法により溶液重合を行つて、アクリル系
ポリマ―の溶液を得、この溶液を剥離紙上に塗工したの
ち、通常100〜130℃で加熱乾燥すればよい。多官
能性架橋剤を用いる場合は、これを上記の溶液に添加す
る。また、反応性官能基や活性水素含有の官能基を含む
モノマ―を、上記溶液に添加して、加熱乾燥の際にさら
にポリマ―化を進めてもよい。
【0028】A法に用いる光重合開始剤としては、ベン
ゾインメチルエ―テル、ベンゾインイソプロピルエ―テ
ルなどのベンゾインエ―テル類、アニゾインメチルエ―
テルなどの置換ベンゾインエ―テル類、2,2−ジエト
キシアセトフエノン、2,2−ジメトキシ−2−フエノ
ンアセトフエノンなどの置換アセトフエノン類、2−メ
チル−2−ヒドロキシプロピオフエノンなどの置換−α
−ケト―ル類、2−ナフタレンスルホニルクロリドなど
の芳香族スルホニルクロリド類および1−フエノン−
1,1−プロパンジオン−2−(o−エトキシカルボニ
ル)オキシムなどの光活性オキシム類がある。
【0029】A法の光重合開始剤およびB法の熱重合開
始剤は、いずれも、前記のモノマ―100重量部に対し
て、通常0.01〜4重量部の範囲、好ましくは0.1
〜3重量部の範囲で用いられる。
【0030】A法およびB法による接着剤層の形成に際
し、接着剤層の凝集力を向上するために、1分子内にモ
ノエチレン性不飽和基を2個以上有する架橋性モノマ―
を、光重合用の組成物またはポリマ―溶液などに添加し
てもよい。添加量は、モノマ―全体の1重量%以下とす
るのがよく、あまり多すぎると、架橋過多となつて接着
特性を却つて損なう結果となる。
【0031】架橋性モノマ―としては、ポリエチレング
リコ―ルジ(メタ)アクリレ―ト、ペンタエリスリト―
ルジ(メタ)アクリレ―ト、トリメチロ―ルプロパント
リ(メタ)アクリレ―ト、ヘキサンジオ―ルジ(メタ)
アクリレ―ト、エポキシアクリレ―ト、ウレタンアクリ
レ―トなどが挙げられる。
【0032】また、光重合用の組成物またはポリマ―溶
液などには、必要により、連鎖移動剤、増粘剤、チキソ
トロ―プ剤、充てん剤などの各種の添加剤を加えてもよ
い。連鎖移動剤には、アルキルメルカプタン、チオグリ
コ―ル酸、ジフエニルサルフアイドなどが、増粘剤には
クロロプレンゴム、アクリルゴムなどが、充てん剤に
は、炭酸カルシウム、クレ―、シリカなどの無機系充て
ん剤、ガラスバル―ン、シラスバル―ンなどの無機中空
体、アクリルバル―ン、塩化ビニリデンバル―ンなどの
有機中空体、プラスチツクビ―ズなどがある。
【0033】このようにして得られる接着剤層は、モノ
マ―の重合率が、保形性の面より、70重量%以上、好
ましくは90重量%以上であるのがよい。重合率が上記
値に満たないときは、熱乾燥などの手段で固形分濃度
(ポリマ―ベ―ス)が上記値以上となるようにする。固
形分濃度が低すぎると接着剤層の取り扱いが難しく、以
後の工程における作業性が悪くなる。接着剤層の厚さと
しては、とくに限定されないが、通常は25〜1,00
0μm、望ましくは100〜500μm程度であるのが
よい。
【0034】本発明においては、ついで、上記の如くし
て得た同種または異種の二つの接着剤層を、室温で液状
の光硬化型組成物層を介して、積層する。この積層は、
上記の組成物層が常温で液状のために、ラミネ―タなど
の特別の装置を必要とすることなく、密着性良好に行え
る。しかも、二つの接着剤層は、あらかじめ重合された
保形性の良好なフイルム状物のために、上記の組成物層
との界面において、互いに混合してしまうといつた支障
も起こらない。
【0035】ここで用いる室温で液状の光硬化型組成物
層は、紫外線などの光の照射にて重合硬化し、かつ接着
剤層との界面で橋架け反応を起こさせるために、接着剤
層が反応性官能基を含む場合は活性水素含有の官能基
を、同層が活性水素含有の官能基を含む場合は反応性官
能基を、それぞれ含むものであればよい。光硬化後に接
着性を示すものとなるか否かはとくに問われない。比較
的軟らかな光硬化層を形成しうものでは、二つの接着剤
層の密着性により好結果を与え、逆に比較的固い光硬化
層を形成しうるものでは、接着力を増大できるなど、そ
の組成に応じて層間強度や接着特性などの向上に役立た
せることができる。
【0036】アクリル系ポリマ―を主剤とした二つの接
着剤層との親和性の点からは、(メタ)アクリル酸アル
キルエステルを主成分とし、これに光重合開始剤を加え
た組成物が好ましく、その際、活性水素含有の官能基や
反応性官能基の導入のため、これら基を有するモノマ―
や多官能性架橋剤が用いられる。また、必要により、架
橋性モノマ―や、その他連鎖移動剤、増粘剤、チキソト
ロ―プ剤、充てん剤などの各種の添加剤を加えてもよ
い。
【0037】これらの各モノマ―、多官能性架橋剤、光
重合開始剤および各種の添加剤の種類や使用量は、接着
剤層用のアクリル系ポリマ―の場合とほとんど同じであ
つて、前記した光硬化層に求められる特性に応じて適宜
設定できる。
【0038】このような光硬化型組成物層を二つの接着
剤層間に介在させるには、一方の接着剤層上に塗工した
のち、その塗工面に他方の接着剤層を重ね合わせればよ
い。塗工を容易にするため、あらかじめ紫外線などの光
を少量照射して、その一部を光重合させ、増粘化してお
いてもよい。塗工厚さは、二つの接着剤層を合わせた総
厚が通常100〜5,000μm、望ましくは200〜
3,000μm程度となるようにするのがよい。
【0039】このように二つの接着剤層を積層したの
ち、その片面または両面側から400〜2,000mj/
cm2 程度の紫外線を照射して、接着剤層間に介在させた
光硬化型組成物層を光硬化させる。また、この光硬化と
同時に、さらにはその後の常温または加熱下でのエ―ジ
ングにより、光硬化層と二つの接着剤層との界面で、活
性水素含有の官能基と反応性官能基とによる橋架け反応
を行わせる。このような光硬化および橋架け反応を行わ
せたのちの残存モノマ―は、5重量%以下、好ましくは
1重量%以下である。
【0040】橋かけ反応を速やかに行うため、あらかじ
め触媒を加えることができる。触媒としては、トリエチ
ルアミン、トリエチレンジアミン、ジメチルアミノニチ
ルアクリレ―ト、ジエチルアミノエチルアクリレ―トな
どのアミン類、塩化第2スズ、塩化第2鉄、三塩化アン
チモンなどの金属塩類、ジブチルチンジウラレ―ト、テ
トラ(2−エチルヘキシル)チタネ―ト、ナトリウムオ
ルトフエニルフエネ―トなどの有機金属化合物が挙げら
れる。
【0041】これらの触媒は、二つの接着剤層または光
硬化型組成物層のいずれに加えてもよいが、好ましくは
接着剤層側に加えるのがよい。これら触媒の使用量は、
たとえば、接着剤層側に加える場合、この層を構成する
モノマ―100重量部に対して、通常0.01〜5重量
部の範囲とするのがよい。
【0042】このようにして得られる感圧性接着テ―プ
は、接着剤層−光硬化層−接着剤層からなる多層構造を
有して、各層間が橋かけ反応で化学的に強固に結合され
て、層間で容易に剥がれることのない、すぐれた耐せん
断応力を発揮する。
【0043】
【発明の効果】以上のように、本発明の方法によれば、
アクリル系ポリマ―を主剤とした二つの接着剤層を、ラ
ミネ―タなどの特別な装置を用いずに、大きな結合強度
でもつて、層間の乱れを生じることなく、作業性および
経済性良好に積層できるから、二つの接着剤層が異なる
接着特性を有するものでは、両特性がそのまま利用され
て、二種の被着体をうまく接着,固定できる。
【0044】また、二つの接着剤層が同種のものでは、
光硬化層の厚さや組成を設定することにより、テ―プ全
体の接着力、凝集力などの接着特性を、任意に調整でき
る。とくに、光硬化層を厚くすると、上記接着特性が向
上するため、厚さの調整で被着体の種類に応じた所望の
接着特性が得られる。
【0045】
【実施例】つぎに、本発明の実施例として、二つの接着
剤層が同種である態様について、より具体的に説明す
る。以下、部とあるのは重量部を意味する。また、接着
力およびせん断保持力は、下記の方法で測定したもので
ある。なおまた、以下に記載の実施例1〜3のうち、実
施例2が本発明(特許請求の範囲に記載の発明)の実施
例として示したものであり、他の実施例1,3は、参考
例として示したものである。
【0046】<接着力>JIS Z−1522に準じ
て、被着体として、ステンレス板を用いて測定した。単
位はg/20mm幅である。
【0047】<せん断保持力>両面接着テ―プを10mm
×10mmの大きさに切断し、2枚のアルミニウム板の他
端同士をこの接着テ―プで貼り合わせる。一方のアルミ
ニウム板を固定し、他方のアルミニウム板に接着テ―プ
の水平方向に500gの荷重をかけて、40℃の雰囲気
中で放置し、アルミニウム板が落下するまでの時間を測
定した。
【0048】実施例1 アクリル酸n−ブチル90部、アクリル酸10部、ベン
ゾイルパ―オキサイド0.4部およびトルエン210部
を、フラスコに仕込み、窒素ガスで系内を十分に置換し
たのち、60〜80℃での加熱撹拌により、溶液重合を
行い、粘度が160ポイズ、重合率が98重量%、固形
分濃度が36重量%のアクリル系ポリマ―溶液を得た。
【0049】このアクリル系ポリマ―溶液に、その固形
分100部に対して、多官能性架橋剤としてテトラグリ
シジル−1,3−ビスアミノメチルシクロヘキサン1.
5部を混合し、これを離型処理したポリエステルフイル
ム上に塗工し、熱風乾燥機中で、100℃で15分間加
熱処理することにより、上記の多官能性架橋剤の反応を
進めるとともに、トルエンを主とした揮発成分を揮散除
去した。これにより、固形分が97重量%、厚さが50
μmのフイルム状の接着剤層(以下、接着フイルムA1
という)を得た。
【0050】これとは別に、アクリル酸n−ブチル90
部、アクリル酸10部、2,2−ジメトキシ−2−フエ
ニルアセトフエノン0.2部からなる組成物に、高圧水
銀灯にて少量の紫外線を照射して一部光重合させたの
ち、これに架橋性モノマ―としてトリメチロ―ルプロパ
ントリアクリレ―ト1部と、2,2−ジメトキシ−2−
フエニルアセトフエノン0.1部とを混合して、室温で
液状の光硬化型組成物(以下、液状組成物B1という)
を得た。
【0051】つぎに、上記の接着フイルムA1を2枚用
意し、その一方に上記の液状組成物B1を塗工し、その
塗工面に他方の接着フイルムA1を重ね合わせた。液状
組成物B1の塗工量は、2枚の接着フイルムA1を合わ
せた積層物全体の総厚が200μmとなるようにした。
このように積層したのち、その片側から高圧水銀灯にて
紫外線を照射して、液状組成物B1を光重合させた。こ
れにより、固形分が97重量%の感圧性接着テ―プが得
られた。
【0052】実施例2 アクリル酸2−エチルヘキシル98部、アクリル酸2
部、2,2−ジメトキシ−2−フエニルアセトフエノン
0.2部からなる組成物に、高圧水銀灯にて少量の紫外
線を照射して、一部光重合させた。これに、2−ヒドロ
キシエチルアクリレ―ト10部と、架橋性モノマ―とし
てトリメチロ―ルプロパントリアクリレ―ト0.1部と
を混合したのち、離型処理したポリエステルフイルム上
に塗工し、さらに窒素ガス雰囲気下で紫外線を照射して
光重合させることにより、固形分が95重量%、厚さが
50μmのフイルム状の接着剤層(以下、接着フイルム
A2という)を得た。
【0053】これとは別に、アクリル酸2−エチルヘキ
シル90部、アクリル酸10部、2,2−ジメトキシ−
2−フエニルアセトフエノン0.2部からなる組成物
に、高圧水銀灯にて少量の紫外線を照射して一部光重合
させたのち、これに多官能性架橋剤として1,6−ヘキ
サンジオ―ルジグリシジルエ―テル2部と、架橋性モノ
マ―としてトリメチロ―ルプロパントリアクリレ―ト
0.5部と、2,2−ジメトキシ−2−フエニルアセト
フエノン0.1部とを混合して、室温で液状の光硬化型
組成物(以下、液状組成物B2という)を得た。
【0054】つぎに、上記の接着フイルムA2を2枚用
意し、その一方に上記の液状組成物B2を塗工し、その
塗工面に他方の接着フイルムA2を重ね合わせた。液状
組成物B2の塗工量は、2枚の接着フイルムA2を合わ
せた積層物全体の総厚が200μmとなるようにした。
このように積層したのち、その片側から高圧水銀灯にて
紫外線を照射して、液状組成物B2を光重合させた。こ
れにより、固形分が98重量%の感圧性接着テ―プが得
られた。
【0055】実施例3 アクリル酸2−エチルヘキシル90部、アクリル酸10
部、ベンゾイルパ―オキサイド0.4部およびトルエン
210部を、フラスコに仕込み、窒素ガスで系内を十分
に置換したのち、60〜80℃での加熱撹拌により、溶
液重合を行い、粘度が100ポイズ、重合率が98重量
%、固形分濃度が30重量%のアクリル系ポリマ―溶液
を得た。
【0056】このアクリル系ポリマ―溶液に、その固形
分100部に対して、多官能性架橋剤として1,6−ヘ
キサメチレンジイソシアネ―ト1.7部を混合し、これ
を離型処理したポリエステルフイルム上に塗工し、熱風
乾燥機中で、100℃で15分間加熱処理することによ
り、上記の多官能性架橋剤の反応を進めるとともに、ト
ルエンを主とした揮発成分を揮散除去した。これによ
り、固形分が95重量%、厚さが50μmのフイルム状
の接着剤層(以下、接着フイルムA3という)を得た。
【0057】つぎに、上記の接着フイルムA3を2枚用
意し、その一方に実施例1で調製した液状組成物B1を
塗工し、その塗工面に他方の接着フイルムA3を重ね合
わせた。液状組成物B1の塗工量は、2枚の接着フイル
ムA3を合わせた積層物全体の総厚が200μmとなる
ようにした。このように積層したのち、その片側から高
圧水銀灯にて紫外線を照射して、液状組成物B1を光重
合させた。これにより、固形分が98重量%の感圧性接
着テ―プが得られた。
【0058】比較例1 実施例1で得たアクリル系ポリマ―溶液に、その固形分
100部に対して、架橋性モノマ―としてトリメチロ―
ルプロパントリアクリレ―ト0.1部と、ベンゾイルパ
―オキサイド0.5部とを混合し、これを離型処理した
ポリエステルフイルム上に塗工し、熱風乾燥機中で、1
00℃で15分間加熱処理することにより、上記の架橋
性モノマ―の反応とともに、トルエンを主とした揮発成
分を揮散除去した。
【0059】このようにして得た固形分が94重量%、
厚さが50μmのフイルム状の接着剤層(以下、接着フ
イルムA4という)を2枚用意し、その一方に実施例1
で調製した液状組成物B1を塗工し、その塗工面に他方
の接着フイルムA4を重ね合わせた。液状組成物B1の
塗工量は、2枚の接着フイルムA4を合わせた積層物全
体の総厚が200μmとなるようにした。このように積
層したのち、その片側から高圧水銀灯にて紫外線を照射
して、液状組成物B1を光重合させた。これにより、固
形分が95重量%の感圧性接着テ―プが得られた。
【0060】比較例2 アクリル酸n−ブチル90部、アクリル酸10部、2,
2−ジメトキシ−2−フエニルアセトフエノン0.2部
からなる組成物に、高圧水銀灯にて少量の紫外線を照射
して、一部光重合させた。これに、架橋性モノマ―とし
てトリメチロ―ルプロパントリアクリレ―ト1部と、
2,2−ジメトキシ−2−フエニルアセトフエノン0.
1部とを混合したのち、離型処理したポリエステルフイ
ルム上に塗工し、さらに窒素ガス雰囲気下で紫外線を照
射して光重合させることにより、固形分が98重量%、
厚さが100μmのフイルム状の組成物層を得た。
【0061】つぎに、実施例1で得た接着フイルムA1
を2枚用意し、この両フイルム間に上記のフイルム状の
組成物層を介在させて、ラミネ―トロ―ルで積層圧着す
ることにより、感圧性接着テ―プを得た。
【0062】比較例3 アクリル酸n−ブチル85部、アクリル酸エチル15
部、2,2−ジメトキシ−2−フエニルアセトフエノン
0.2部からなる組成物に、高圧水銀灯にて少量の紫外
線を照射して、一部光重合させた。これに、架橋性モノ
マ―としてトリメチロ―ルプロパントリアクリレ―ト1
部と、2,2−ジメトキシ−2−フエニルアセトフエノ
ン0.1部とを混合して、室温で液状の光硬化型組成物
(以下、液状組成物B3という)を得た。
【0063】つぎに、実施例1で得た接着フイルムA1
を2枚用意し、その一方に上記の液状組成物B3を塗工
し、その塗工面に他方の接着フイルムA1を重ね合わせ
た。液状組成物B3の塗工量は、2枚の接着フイルムA
1を合わせた積層物全体の総厚が200μmとなるよう
にした。このように積層したのち、その片側から高圧水
銀灯にて紫外線を照射して、液状組成物B3を光重合さ
せた。これにより、固形分が93重量%の感圧性接着テ
―プが得られた。
【0064】上記の実施例1〜3および比較例1〜3で
製造した感圧性接着テ―プにつき、接着力およびせん断
保持力を調べた。その結果を、下記の表1に示す。表
中、※は、接着剤層と光硬化層との界面で投錨破壊した
ことを意味する。
【0065】
【表1】
【0066】上記の表1の結果から明らかなように、本
発明の実施例2に示す感圧性接着テ―プは、光重合法に
より形成した二つの接着剤層が、両層間に介在させた室
温で液状の光硬化型組成物層の光硬化によつて、またこ
の光硬化層と接着剤層との界面における官能基間の橋架
け反応によつて、強固に結合しているため、非常にすぐ
れたせん断保持力を示すものであることがわかる。なお
また、参考例として示した実施例1,3の感圧性接着テ
―プにおいても、上記の実施例2とほぼ同様の結果が得
られている。しかし、これらの実施例1,3では、二つ
の接着剤層の形成にあたり、溶液重合法を採用してお
り、塗工後に加熱乾燥工程を必要とするなど、光重合法
を採用した実施例2に比べて、感圧性接着テ―プの製造
作業性に劣っていた。
【0067】これに対し、二つの接着剤層間に室温で液
状の光硬化型組成物層を介在させてこれを光硬化させる
ものであつても、その光硬化層と接着剤層との界面にお
いて官能基間の橋架け反応が起こらない比較例1,3に
示す感圧性接着テ―プや、室温で液状の光硬化型組成物
層に代えてあらかじめ光硬化させたフイルム状物を用い
た比較例2の感圧性接着テ―プでは、接着剤層と光硬化
層との結合強度が弱いため、せん断保持力に劣ることが
わかる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−264037(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C09J 7/02 C09J 7/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光重合法により(メタ)アクリル酸アル
    キルエステル系ポリマ―を主剤とした二つの接着剤層を
    形成し、この両接着剤層を、室温で液状の光硬化型組成
    物層を介して、積層したのち、上記の組成物層を光硬化
    させ、かつこの光硬化層と二つの接着剤層との界面にお
    いて、活性水素含有の官能基と反応性官能基とによる橋
    架け反応を行わせて、接着剤層−光硬化層−接着剤層か
    らなる多層構造の感圧性接着テ―プを得ることを特徴と
    する感圧性接着テ―プの製法。
  2. 【請求項2】 反応性官能基がイソシアネ―ト基、エポ
    キシ基またはアジリジン基であり、活性水素含有の官能
    基が水酸基またはカルボキシル基である請求項1に記載
    の感圧性接着テ―プの製法。
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