JPH07129417A - プロセス間通信方式 - Google Patents
プロセス間通信方式Info
- Publication number
- JPH07129417A JPH07129417A JP27110493A JP27110493A JPH07129417A JP H07129417 A JPH07129417 A JP H07129417A JP 27110493 A JP27110493 A JP 27110493A JP 27110493 A JP27110493 A JP 27110493A JP H07129417 A JPH07129417 A JP H07129417A
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- Japan
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Abstract
(57)【要約】
【目的】複数の要求プロセス部が非同期に処理要求を発
行しても、その処理結果を正確に且つ効率的に得られる
ようにすることにある。 【構成】各要求プロセス部1は要求メッセージをコマン
ド解析部3に送出する際、要求メッセージに複数の要求
プロセス部1の間で唯1つのIDを付加する。コマンド
解析部3は要求するコマンドに基いて対応する処理プロ
セス部4に要求メッセージを送出する。一方、処理プロ
セス部4は要求された処理を実施した後、受取ったID
をそのまま結果メッセージに付加する。さらに、結果中
継部2はこのIDより要求元の要求プロセス部1を特定
し、結果メッセージを転送する。これにより、要求プロ
セス部1は非同期に要求を発行し、処理結果を正確に受
取ることができる。
行しても、その処理結果を正確に且つ効率的に得られる
ようにすることにある。 【構成】各要求プロセス部1は要求メッセージをコマン
ド解析部3に送出する際、要求メッセージに複数の要求
プロセス部1の間で唯1つのIDを付加する。コマンド
解析部3は要求するコマンドに基いて対応する処理プロ
セス部4に要求メッセージを送出する。一方、処理プロ
セス部4は要求された処理を実施した後、受取ったID
をそのまま結果メッセージに付加する。さらに、結果中
継部2はこのIDより要求元の要求プロセス部1を特定
し、結果メッセージを転送する。これにより、要求プロ
セス部1は非同期に要求を発行し、処理結果を正確に受
取ることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプロセス間通信方式に関
し、特に情報処理システムのプロセス間通信方式に関す
る。
し、特に情報処理システムのプロセス間通信方式に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、コンピュータ装置等の情報処理シ
ステムにおいて、複数の要求プロセス部が非同期に要求
を発行し、その要求を処理プロセス部が処理して要求元
に処理結果を返送するプロセス間通信は、広く一般に行
われている。
ステムにおいて、複数の要求プロセス部が非同期に要求
を発行し、その要求を処理プロセス部が処理して要求元
に処理結果を返送するプロセス間通信は、広く一般に行
われている。
【0003】図7は従来の一例を説明するためのコンピ
ュータ装置のブロック図である。図7に示すように、従
来のコンピュータ装置は要求ステーションと処理ステー
ションとを含み、要求ステーションは複数の要求プロセ
ス部1aからなり、また処理ステーションはコマンド解
析部3aとそれぞれに処理チャネル6を備えた複数の処
理プロセス部4aとから構成される。また、要求ステー
ションの各要求プロセス部1aは送信チャネル5を介し
てコマンド解析部3aに要求メッセージを非同期に送
り、コマンド解析部3aは各コマンド対応の処理プロセ
ス部4aへ各処理チャネル6を介して要求メッセージを
送出している。そして、処理プロセス部4aは処理を実
行した後に、結果チャネル7に結果メッセージを送出す
る。最後に、要求を発行した要求プロセス部1aはこの
結果チャネル7より結果メッセージを受信することによ
り、一連の処理を終了する。尚、どの要求プロセス部1
aも同様の動作を行う。
ュータ装置のブロック図である。図7に示すように、従
来のコンピュータ装置は要求ステーションと処理ステー
ションとを含み、要求ステーションは複数の要求プロセ
ス部1aからなり、また処理ステーションはコマンド解
析部3aとそれぞれに処理チャネル6を備えた複数の処
理プロセス部4aとから構成される。また、要求ステー
ションの各要求プロセス部1aは送信チャネル5を介し
てコマンド解析部3aに要求メッセージを非同期に送
り、コマンド解析部3aは各コマンド対応の処理プロセ
ス部4aへ各処理チャネル6を介して要求メッセージを
送出している。そして、処理プロセス部4aは処理を実
行した後に、結果チャネル7に結果メッセージを送出す
る。最後に、要求を発行した要求プロセス部1aはこの
結果チャネル7より結果メッセージを受信することによ
り、一連の処理を終了する。尚、どの要求プロセス部1
aも同様の動作を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のプロセ
ス間通信方式は、複数の要求プロセス部が要求を非同期
に発行すると、たとえ処理側で並行処理が可能であって
も、並行に処理が進行しない。すなわち、唯1つの結果
チャネルがすべての要求プロセス部に共通に使用される
ため、結果チャネルで待ちに入った要求プロセス部順に
結果メッセージが返される。このため、必ずしも要求元
に結果メッセージが返送されるとは限らないという問題
が生ずる。この問題を避けるために、ある要求プロセス
部が要求を発行してから結果を得るまで、セマフォ等の
排他制御機能で他の要求プロセス部を待ち合せ状態にす
ることがある。しかしながら、かかる待ち合せ状態は処
理効率の低下を招くという欠点がある。また、この処理
効率の低下を嫌い、要求プロセス部に対して非同期に要
求の発行を可能とするように要求プロセス部毎に結果チ
ャネルを対応させれば、処理プロセス部に大きな改造を
しなくてはならない。
ス間通信方式は、複数の要求プロセス部が要求を非同期
に発行すると、たとえ処理側で並行処理が可能であって
も、並行に処理が進行しない。すなわち、唯1つの結果
チャネルがすべての要求プロセス部に共通に使用される
ため、結果チャネルで待ちに入った要求プロセス部順に
結果メッセージが返される。このため、必ずしも要求元
に結果メッセージが返送されるとは限らないという問題
が生ずる。この問題を避けるために、ある要求プロセス
部が要求を発行してから結果を得るまで、セマフォ等の
排他制御機能で他の要求プロセス部を待ち合せ状態にす
ることがある。しかしながら、かかる待ち合せ状態は処
理効率の低下を招くという欠点がある。また、この処理
効率の低下を嫌い、要求プロセス部に対して非同期に要
求の発行を可能とするように要求プロセス部毎に結果チ
ャネルを対応させれば、処理プロセス部に大きな改造を
しなくてはならない。
【0005】本発明の目的は、かかる処理プロセス部に
大きな改造を加えることなく、要求プロセス部からの非
同期要求に対して正確で効率的な処理を実現するプロセ
ス間通信方式を提供することにある。
大きな改造を加えることなく、要求プロセス部からの非
同期要求に対して正確で効率的な処理を実現するプロセ
ス間通信方式を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のプロセス間通信
方式は、発行する要求メッセージ中にそれぞれ個別番号
を付与するとともにそれぞれ受信チャネルを備えた複数
の要求プロセス部と、前記複数の要求プロセス部からの
前記要求メッセージを順次受付けて送出する送信チャネ
ルと、前記送信チャネルから得られた要求メッセージ中
のコマンドを解析するコマンド解析部と、それぞれに処
理チャネルを備え且つ前記コマンド解析部で振り分けら
れた要求メッセージを処理するとともに前記個別番号を
付与して送出する複数の処理プロセス部と、前記複数の
処理プロセス部からの処理結果メッセージを順次受付け
て送出する結果チャネルと、前記結果チャネルから得ら
れた処理結果を前記個別番号に基づいて前記複数の要求
プロセス部の前記受信チャネルにそれぞれ振り分けて中
継する結果中継部とを有して構成される。
方式は、発行する要求メッセージ中にそれぞれ個別番号
を付与するとともにそれぞれ受信チャネルを備えた複数
の要求プロセス部と、前記複数の要求プロセス部からの
前記要求メッセージを順次受付けて送出する送信チャネ
ルと、前記送信チャネルから得られた要求メッセージ中
のコマンドを解析するコマンド解析部と、それぞれに処
理チャネルを備え且つ前記コマンド解析部で振り分けら
れた要求メッセージを処理するとともに前記個別番号を
付与して送出する複数の処理プロセス部と、前記複数の
処理プロセス部からの処理結果メッセージを順次受付け
て送出する結果チャネルと、前記結果チャネルから得ら
れた処理結果を前記個別番号に基づいて前記複数の要求
プロセス部の前記受信チャネルにそれぞれ振り分けて中
継する結果中継部とを有して構成される。
【0007】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は本発明の一実施例を説明するための
コンピュータ装置のブロック図である。図1に示すよう
に、本実施例のコンピュータ装置におけるプロセス間通
信は、要求ステーションと処理ステーションとを含み、
これら要求ステーションおよび処理ステーションは同一
のCPUおよびオペレーティングシステムにより稼働し
ている。破線より左側の要求ステーションは、それぞれ
に受信チャネル8を備えた複数の要求プロセス部1と、
処理ステーションからの処理結果を各要求プロセス部1
の受信チャネル8に分配する結果中継部2とを備え、各
要求プロセス部1からの要求メッセージは順次送信チャ
ネル5を介して送出する一方、結果メッセージは結果チ
ャネル7を介して受信する。また、破線より右側の処理
ステーションは、送信チャネル5からの要求メッセージ
よりコマンド解析を行うコマンド解析部3と、それぞれ
に処理チャネル6を設けた複数の処理プロセス部4とを
備える。
て説明する。図1は本発明の一実施例を説明するための
コンピュータ装置のブロック図である。図1に示すよう
に、本実施例のコンピュータ装置におけるプロセス間通
信は、要求ステーションと処理ステーションとを含み、
これら要求ステーションおよび処理ステーションは同一
のCPUおよびオペレーティングシステムにより稼働し
ている。破線より左側の要求ステーションは、それぞれ
に受信チャネル8を備えた複数の要求プロセス部1と、
処理ステーションからの処理結果を各要求プロセス部1
の受信チャネル8に分配する結果中継部2とを備え、各
要求プロセス部1からの要求メッセージは順次送信チャ
ネル5を介して送出する一方、結果メッセージは結果チ
ャネル7を介して受信する。また、破線より右側の処理
ステーションは、送信チャネル5からの要求メッセージ
よりコマンド解析を行うコマンド解析部3と、それぞれ
に処理チャネル6を設けた複数の処理プロセス部4とを
備える。
【0008】また、要求ステーションの要求プロセス部
1は複数個存在するが、一般にはそれぞれ相異なり、処
理ステーションに種々の処理を要求する。更に、処理ス
テーションのコマンド解析部3は前記要求に基いて各処
理ごとの処理プロセス部4に要求を振り分ける。これら
処理プロセス部4も複数個存在するが、当然相異なって
いる。また、要求は並列処理されるが、必ずしも要求を
受けた順番で処理が終了するとは限らない。この処理プ
ロセス部4の終了結果は、要求ステーションの中継プロ
セス部2に渡され、それぞれ要求元の要求プロセス部1
に返される。
1は複数個存在するが、一般にはそれぞれ相異なり、処
理ステーションに種々の処理を要求する。更に、処理ス
テーションのコマンド解析部3は前記要求に基いて各処
理ごとの処理プロセス部4に要求を振り分ける。これら
処理プロセス部4も複数個存在するが、当然相異なって
いる。また、要求は並列処理されるが、必ずしも要求を
受けた順番で処理が終了するとは限らない。この処理プ
ロセス部4の終了結果は、要求ステーションの中継プロ
セス部2に渡され、それぞれ要求元の要求プロセス部1
に返される。
【0009】かかる一連の動作において、プロセス部間
の通信は、オペレーティングシステムのメッセージ通信
機能を利用する。このメッセージ通信におけるチャネ
ル、すなわち送信チャネル5,処理チャネル6,結果チ
ャネル7,受信チャネル8はチャネルIDにより管理さ
れ、同一のチャネルIDを指定することにより、プロセ
ス間でデータの送受信を可能にする。これら送信チャネ
ル5,処理チャネル6,結果チャネル7のチャネルID
はあらかじめシステム構築時に割り付けられる。また、
受信チャネル8のチャネルIDは後述する方法で使用中
に決められる。尚、処理チャネル6と受信チャネル8は
システム内に複数個存在するが、すべてのチャネルID
は相異なっている。
の通信は、オペレーティングシステムのメッセージ通信
機能を利用する。このメッセージ通信におけるチャネ
ル、すなわち送信チャネル5,処理チャネル6,結果チ
ャネル7,受信チャネル8はチャネルIDにより管理さ
れ、同一のチャネルIDを指定することにより、プロセ
ス間でデータの送受信を可能にする。これら送信チャネ
ル5,処理チャネル6,結果チャネル7のチャネルID
はあらかじめシステム構築時に割り付けられる。また、
受信チャネル8のチャネルIDは後述する方法で使用中
に決められる。尚、処理チャネル6と受信チャネル8は
システム内に複数個存在するが、すべてのチャネルID
は相異なっている。
【0010】図2(a),(b)はそれぞれ図1におけ
る要求ステーション側の要求プロセス部のフロー図およ
び結果中継部のフロー図である。図2(a)に示すよう
に、要求プロセス部1はステップS1でまず要求プロセ
ス部1間で唯一のIDを取得する。このIDの取得方法
はオペレーティングシステムで管理するプロセスIDを
利用する方法や、別個にIDを一元的に管理する機能を
付加しそこから取得する方法などがある。次に、要求プ
ロセス部1はステップS2で要求メッセージに取得した
ID,データおよびコマンドコードの設定を行う。この
設定が完了すると、要求プロセス部1はステップS3で
送信チャネル5に要求メッセージを送出する。しかる
後、かかる要求を発行した要求プロセス部1はステップ
S4でIDに対応する受信チャネル8より結果メッセー
ジを受信する。これにより、要求プロセス部1の要求発
行に対する処理が完了する。
る要求ステーション側の要求プロセス部のフロー図およ
び結果中継部のフロー図である。図2(a)に示すよう
に、要求プロセス部1はステップS1でまず要求プロセ
ス部1間で唯一のIDを取得する。このIDの取得方法
はオペレーティングシステムで管理するプロセスIDを
利用する方法や、別個にIDを一元的に管理する機能を
付加しそこから取得する方法などがある。次に、要求プ
ロセス部1はステップS2で要求メッセージに取得した
ID,データおよびコマンドコードの設定を行う。この
設定が完了すると、要求プロセス部1はステップS3で
送信チャネル5に要求メッセージを送出する。しかる
後、かかる要求を発行した要求プロセス部1はステップ
S4でIDに対応する受信チャネル8より結果メッセー
ジを受信する。これにより、要求プロセス部1の要求発
行に対する処理が完了する。
【0011】また、図2(b)に示すように、結果中継
部2はステップS5で結果チャネル7より処理した後の
結果メッセージを受信する。続いて、ステップS6にお
いて、結果中継部2は前述したように受信した結果メッ
セージ中のIDに対応した受信チャネル8に送出して1
つの処理を完了する。以降、上述した処理を繰返す。
部2はステップS5で結果チャネル7より処理した後の
結果メッセージを受信する。続いて、ステップS6にお
いて、結果中継部2は前述したように受信した結果メッ
セージ中のIDに対応した受信チャネル8に送出して1
つの処理を完了する。以降、上述した処理を繰返す。
【0012】図3(a),(b)はそれぞれ図1におけ
る処理ステーション側のコマンド解析部のフロー図およ
び処理プロセス部のフロー図である。図3(a)に示す
ように、コマンド解析部3はステップS7で送信チャネ
ル5より要求メッセージを受信する。続いて、ステップ
S8でコマンド解析部3は受信した要求メッセージ中の
コマンドコードに基いて対応する処理チャネル6に同じ
要求メッセージを送出する。以降、かかる処理を繰返
す。
る処理ステーション側のコマンド解析部のフロー図およ
び処理プロセス部のフロー図である。図3(a)に示す
ように、コマンド解析部3はステップS7で送信チャネ
ル5より要求メッセージを受信する。続いて、ステップ
S8でコマンド解析部3は受信した要求メッセージ中の
コマンドコードに基いて対応する処理チャネル6に同じ
要求メッセージを送出する。以降、かかる処理を繰返
す。
【0013】また、図3(b)に示すように、処理プロ
セス部4はステップS9で処理チャネル6から要求メッ
セージを受信する。この要求メッセージの受信が完了す
ると、処理プロセス部4はステップS10で独自の処理
を実行する。続いて、処理が完了すると、処理プロセス
部4はステップS11で結果メッセージに終了コード,
データ,コマンドコードおよびIDを設定する。最後
に、ステップS12で結果メッセージを結果チャネル7
へ送出し、1つの処理を完了する。以下、かかる処理を
繰返す。
セス部4はステップS9で処理チャネル6から要求メッ
セージを受信する。この要求メッセージの受信が完了す
ると、処理プロセス部4はステップS10で独自の処理
を実行する。続いて、処理が完了すると、処理プロセス
部4はステップS11で結果メッセージに終了コード,
データ,コマンドコードおよびIDを設定する。最後
に、ステップS12で結果メッセージを結果チャネル7
へ送出し、1つの処理を完了する。以下、かかる処理を
繰返す。
【0014】図4(a),(b)はそれぞれ図1におけ
る要求メッセージの構成図および結果メッセージの構成
図である。図4(a)に示すように、要求プロセス部1
から送出される要求メッセージ21は要求する処理種別
を示すコマンドコード22,ID23および処理プロセ
ス部4での処理に必要なパラメータなどを設定するデー
タ領域24とを含んでいる。
る要求メッセージの構成図および結果メッセージの構成
図である。図4(a)に示すように、要求プロセス部1
から送出される要求メッセージ21は要求する処理種別
を示すコマンドコード22,ID23および処理プロセ
ス部4での処理に必要なパラメータなどを設定するデー
タ領域24とを含んでいる。
【0015】また、図4(b)に示すように、処理プロ
セス部4からの結果メッセージ25は要求メッセージ中
のコマンドコード22,指定された同一のID23,付
加される終了結果コード26および処理内容を示すデー
タ領域27とを含んでいる。
セス部4からの結果メッセージ25は要求メッセージ中
のコマンドコード22,指定された同一のID23,付
加される終了結果コード26および処理内容を示すデー
タ領域27とを含んでいる。
【0016】上述した要求メッセージ21は、前述した
ように、送信チャネル5に送出されると、ID23に対
応する受信チャネル8において、結果メッセージ25を
待つ。もし、先に結果メッセージ25が送られていれ
ば、そのまま結果メッセージ25を受信する。後から送
られた場合はその時点で受信する。また、コマンド解析
部3は送信チャネル5から要求メッセージ21を受信す
ると、要求メッセージ21中のコマンドコード22に対
応する処理を行なう処理プロセス部4へ通じる処理チャ
ネル6へ同様な要求メッセージ21を送る。さらに、処
理プロセス部4は処理チャネル6から受信した要求メッ
セージ21の内、データ領域24の情報をもとに対応す
る処理を行なう。
ように、送信チャネル5に送出されると、ID23に対
応する受信チャネル8において、結果メッセージ25を
待つ。もし、先に結果メッセージ25が送られていれ
ば、そのまま結果メッセージ25を受信する。後から送
られた場合はその時点で受信する。また、コマンド解析
部3は送信チャネル5から要求メッセージ21を受信す
ると、要求メッセージ21中のコマンドコード22に対
応する処理を行なう処理プロセス部4へ通じる処理チャ
ネル6へ同様な要求メッセージ21を送る。さらに、処
理プロセス部4は処理チャネル6から受信した要求メッ
セージ21の内、データ領域24の情報をもとに対応す
る処理を行なう。
【0017】一方、処理プロセス部4での処理が終了す
ると、結果メッセージ25として終了結果コード26を
付加し、処理結果の情報をデータ領域27に設定する。
尚、コマンドコード22とID23は受信した要求メッ
セージ21と同値である。そして、結果メッセージ25
は結果チャネル7に送出される。
ると、結果メッセージ25として終了結果コード26を
付加し、処理結果の情報をデータ領域27に設定する。
尚、コマンドコード22とID23は受信した要求メッ
セージ21と同値である。そして、結果メッセージ25
は結果チャネル7に送出される。
【0018】次に、結果中継部2は結果チャネル7より
結果メッセージ25を受信し、そのままID23に対応
する受信チャネル8に送出する。
結果メッセージ25を受信し、そのままID23に対応
する受信チャネル8に送出する。
【0019】図5は本発明の他の実施例を説明するため
のデータ送受信装置のブロック図である。図5に示すよ
うに、本実施例は前述した図1の一実施例と比較する
と、要求側(送り側装置)と処理側(受け側装置)とが
別の装置にあり、それぞれが異なるCPUおよびオペレ
ーティングシステム上で稼働している。そのために、本
実施例は両装置の間に共有メモリ9,11を設けるとと
もに、送り側装置,受け側装置にそれぞれメモリアクセ
ス部10,12を備え、両装置間でメッセージ通信を行
なう構成になっていることが大きく異なり、その他は上
述の実施例と同様である。特に、共有メモリ9は要求プ
ロセス部1からの要求メッセージの通信に用いられ、一
方共有メモリ11は処理プロセス部4からの結果メッセ
ージの通信に用いられる。
のデータ送受信装置のブロック図である。図5に示すよ
うに、本実施例は前述した図1の一実施例と比較する
と、要求側(送り側装置)と処理側(受け側装置)とが
別の装置にあり、それぞれが異なるCPUおよびオペレ
ーティングシステム上で稼働している。そのために、本
実施例は両装置の間に共有メモリ9,11を設けるとと
もに、送り側装置,受け側装置にそれぞれメモリアクセ
ス部10,12を備え、両装置間でメッセージ通信を行
なう構成になっていることが大きく異なり、その他は上
述の実施例と同様である。特に、共有メモリ9は要求プ
ロセス部1からの要求メッセージの通信に用いられ、一
方共有メモリ11は処理プロセス部4からの結果メッセ
ージの通信に用いられる。
【0020】図6は図5におけるデータ送受信手順を示
すシーケンス図である。図6に示すように、共有メモリ
9,11を介した両装置間のデータの送受信手順は、ま
ず送り側装置のメモリアクセス部10が共有メモリ9に
データを書き込むと、データ書き込み終了を受け側装置
に通知する。次に、受け側装置のコマンド解析部3は共
有メモリ9からデータを読み出し、読み出し終了を送り
側装置に通知する。以下の動作は前述した実施例と同様
である。
すシーケンス図である。図6に示すように、共有メモリ
9,11を介した両装置間のデータの送受信手順は、ま
ず送り側装置のメモリアクセス部10が共有メモリ9に
データを書き込むと、データ書き込み終了を受け側装置
に通知する。次に、受け側装置のコマンド解析部3は共
有メモリ9からデータを読み出し、読み出し終了を送り
側装置に通知する。以下の動作は前述した実施例と同様
である。
【0021】尚、本実施例は送り側装置と受け側装置を
別々の装置としているが、それぞれが両装置を備え、双
方向にデータ転送を行うようにしても同様である。
別々の装置としているが、それぞれが両装置を備え、双
方向にデータ転送を行うようにしても同様である。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のプロセス
間通信方式は、要求メッセージおよび結果メッセージに
要求プロセス部の間で唯1つのIDを付加し、結果中継
部がこのIDに対応する受信チャネルに結果メッセージ
を送出することにより、複数の要求プロセス部が非同期
に要求を発行することに対応していない処理側をもつシ
ステムに対し、処理プロセス部の大きな改造をせずに、
複数の要求を正確に且つ効率的に並列処理できるという
効果がある。
間通信方式は、要求メッセージおよび結果メッセージに
要求プロセス部の間で唯1つのIDを付加し、結果中継
部がこのIDに対応する受信チャネルに結果メッセージ
を送出することにより、複数の要求プロセス部が非同期
に要求を発行することに対応していない処理側をもつシ
ステムに対し、処理プロセス部の大きな改造をせずに、
複数の要求を正確に且つ効率的に並列処理できるという
効果がある。
【図1】本発明の一実施例を説明するためのコンピュー
タ装置のブロック図である。
タ装置のブロック図である。
【図2】図1における要求ステーション側の要求プロセ
ス部と結果中継部のフロー図である。
ス部と結果中継部のフロー図である。
【図3】図1における処理ステーション側のコマンド解
析部と処理プロセス部のフロー図である。
析部と処理プロセス部のフロー図である。
【図4】図1における要求メッセージと結果メッセージ
の構成図である。
の構成図である。
【図5】本発明の他の実施例を説明するためのデータ送
受信装置のブロック図である。
受信装置のブロック図である。
【図6】図5におけるデータ送受信手順を示すシーケン
ス図である。
ス図である。
【図7】従来の一例を説明するためのコンピュータ装置
のブロック図である。
のブロック図である。
1 要求プロセス部 2 結果中継部 3 コマンド解析部 4 処理プロセス部 5 送信チャネル 6 処理チャネル 7 結果チャネル 8 受信チャネル 9,11 共有メモリ 10,12 メモリアクセス部 21 要求メッセージ 22 コマンドコード 23 個別番号(ID) 24,27 データ領域 25 結果メッセージ 26 終了結果コード
Claims (1)
- 【請求項1】 発行する要求メッセージ中にそれぞれ個
別番号を付与するとともにそれぞれ受信チャネルを備え
た複数の要求プロセス部と、前記複数の要求プロセス部
からの前記要求メッセージを順次受付けて送出する送信
チャネルと、前記送信チャネルから得られた要求メッセ
ージ中のコマンドを解析するコマンド解析部と、それぞ
れに処理チャネルを備え且つ前記コマンド解析部で振り
分けられた要求メッセージを処理するとともに前記個別
番号を付与して送出する複数の処理プロセス部と、前記
複数の処理プロセス部からの処理結果メッセージを順次
受付けて送出する結果チャネルと、前記結果チャネルか
ら得られた処理結果を前記個別番号に基づいて前記複数
の要求プロセス部の前記受信チャネルにそれぞれ振り分
けて中継する結果中継部とを有することを特徴とするプ
ロセス間通信方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27110493A JPH07129417A (ja) | 1993-10-29 | 1993-10-29 | プロセス間通信方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27110493A JPH07129417A (ja) | 1993-10-29 | 1993-10-29 | プロセス間通信方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07129417A true JPH07129417A (ja) | 1995-05-19 |
Family
ID=17495404
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27110493A Pending JPH07129417A (ja) | 1993-10-29 | 1993-10-29 | プロセス間通信方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07129417A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007052668A (ja) * | 2005-08-18 | 2007-03-01 | Sony Corp | 情報処理システム及び情報処理方法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0341522A (ja) * | 1989-07-10 | 1991-02-22 | Fujitsu Ltd | メッセージ紛失検出処理方式 |
JPH03109645A (ja) * | 1989-09-22 | 1991-05-09 | Fuji Electric Co Ltd | 通信要求処理方法 |
JPH04174032A (ja) * | 1990-11-02 | 1992-06-22 | Fuji Electric Co Ltd | 電子計算機制御システムのメール解析送信装置 |
-
1993
- 1993-10-29 JP JP27110493A patent/JPH07129417A/ja active Pending
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JP2007052668A (ja) * | 2005-08-18 | 2007-03-01 | Sony Corp | 情報処理システム及び情報処理方法 |
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