JP2570192B2 - ループ型ローカルエリアネットワークシステム - Google Patents
ループ型ローカルエリアネットワークシステムInfo
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はループ型ローカルエリア
ネットワークシステムに関し、特に親局から複数の子局
へのアクセス制御を行なうループ型ローカルエリアネッ
トワークシステムに関する。
ネットワークシステムに関し、特に親局から複数の子局
へのアクセス制御を行なうループ型ローカルエリアネッ
トワークシステムに関する。
【０００２】
【従来の技術】親局と複数の子局が共用の伝送路を介し
て接続されたループ型ポーリングアクセス制御方式のロ
ーカルエリアネットワークにおいて、親局が子局に対し
て順次ポーリングを行なうことによって、子局からの情
報送信を行なっている。しかし、この従来の方式では、
子局からの情報送信は、ポーリングを受信したときのみ
であり、子局に対するポーリングを均等に行なうように
しているため、情報送信を行ないたい子局は、ポーリン
グを受信するまで送信待ち状態になる。この待ち時間が
生じるため、情報伝送効率が低下するという問題があっ
た。
て接続されたループ型ポーリングアクセス制御方式のロ
ーカルエリアネットワークにおいて、親局が子局に対し
て順次ポーリングを行なうことによって、子局からの情
報送信を行なっている。しかし、この従来の方式では、
子局からの情報送信は、ポーリングを受信したときのみ
であり、子局に対するポーリングを均等に行なうように
しているため、情報送信を行ないたい子局は、ポーリン
グを受信するまで送信待ち状態になる。この待ち時間が
生じるため、情報伝送効率が低下するという問題があっ
た。
【０００３】このような欠点を除くため、各子局での情
報伝送量の計算（推定）値または実測値に応じてポーリ
ング回数を設定することによって、システム全体の情報
伝送効率の向上を図る優先順位付ポーリング方法が提案
されている（特開昭５６−３２８５６号）。
報伝送量の計算（推定）値または実測値に応じてポーリ
ング回数を設定することによって、システム全体の情報
伝送効率の向上を図る優先順位付ポーリング方法が提案
されている（特開昭５６−３２８５６号）。
【０００４】この提案によれば、図８のような親局ＳＴ
0 と子局ＳＴ1 〜ＳＴN からなるループ型ローカルエリ
アネットワークにおいて、情報伝送量の多い子局に対し
てはより多くのポーリングをかける。
0 と子局ＳＴ1 〜ＳＴN からなるループ型ローカルエリ
アネットワークにおいて、情報伝送量の多い子局に対し
てはより多くのポーリングをかける。
【０００５】まず、各子局ＳＴ1 〜ＳＴN が他の局と送
受信する情報伝送量を計算（推定）または実測により求
める（図９）。そして、各子局ＳＴ1 〜ＳＴN の情報伝
送量を相対的関係に変換して、各子局ＳＴ1 〜ＳＴN の
情報伝送量に応じて各子局ＳＴ1 〜ＳＴN の相対的情報
伝送量を、例えば、 子局 相対的情報伝送量 ＳＴ1 ０．１ ＳＴ2 ０．３ ＳＴ3 ０．２ ＳＴ4 ０．３ ＳＴ5 ０．１ １．０・・・・総合相対情報伝送量 のように求める。
受信する情報伝送量を計算（推定）または実測により求
める（図９）。そして、各子局ＳＴ1 〜ＳＴN の情報伝
送量を相対的関係に変換して、各子局ＳＴ1 〜ＳＴN の
情報伝送量に応じて各子局ＳＴ1 〜ＳＴN の相対的情報
伝送量を、例えば、 子局 相対的情報伝送量 ＳＴ1 ０．１ ＳＴ2 ０．３ ＳＴ3 ０．２ ＳＴ4 ０．３ ＳＴ5 ０．１ １．０・・・・総合相対情報伝送量 のように求める。
【０００６】さらに、図１０のように、上記総合相対情
報伝送量に相当する数値領域（図１０では０〜１．０）
を確保し、各子局ＳＴ1 〜ＳＴN の相対的情報伝送量の
割合に応じて各子局ＳＴ1 〜ＳＴN に数値領域を割り当
てる。その次に総合相対情報伝送量に応じた一様擬似乱
数を発生させる。次いで乱数発生の度にその乱数が数値
領域の中で、どの子局に属する数値であるかを判定し、
ポーリング局を決定する。そして、ポーリングの必要性
の有無に従って順次ポーリング局の決定が繰り返され
る。
報伝送量に相当する数値領域（図１０では０〜１．０）
を確保し、各子局ＳＴ1 〜ＳＴN の相対的情報伝送量の
割合に応じて各子局ＳＴ1 〜ＳＴN に数値領域を割り当
てる。その次に総合相対情報伝送量に応じた一様擬似乱
数を発生させる。次いで乱数発生の度にその乱数が数値
領域の中で、どの子局に属する数値であるかを判定し、
ポーリング局を決定する。そして、ポーリングの必要性
の有無に従って順次ポーリング局の決定が繰り返され
る。
【０００７】上記で述べたような方法により、ポーリン
グに優先順位を付け、システム全体の情報伝送効率の向
上を図ることを可能にしている。
グに優先順位を付け、システム全体の情報伝送効率の向
上を図ることを可能にしている。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の優先順
位ポーリング方式は、システム全体の情報伝送効率の向
上が図られるが、各子局の情報伝送量の計算をする処理
が必要となる。
位ポーリング方式は、システム全体の情報伝送効率の向
上が図られるが、各子局の情報伝送量の計算をする処理
が必要となる。
【０００９】本発明の目的は、各子局の情報伝送量の計
算をすることなく、処理時間の短縮および装置の簡略
化、さらにシステム全体および子局の情報伝送効率の向
上が図れるループ型ローカルエリアネットワークシステ
ムを提供することにある。
算をすることなく、処理時間の短縮および装置の簡略
化、さらにシステム全体および子局の情報伝送効率の向
上が図れるループ型ローカルエリアネットワークシステ
ムを提供することにある。
【００１０】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のループ型ローカルエリアネットワークシス
テムは、各子局へのポーリング送信回数、各子局からの
情報送信回数、各子局のポーリング優先度をそれぞれ記
憶するポーリング送信回数テーブル、情報送信回数テー
ブルおよびポーリング優先度テーブルと、ポーリング送
信する子局の端末番号および該子局のポーリング送信回
数が順番に記述されているポーリング局テーブルと、優
先度とポーリング送信回数が対にして複数記述されてい
る優先度変換テーブルと、前記ポーリング送信回数テー
ブル、前記情報送信回数テーブルおよびポーリング優先
度テーブルを初期化する初期化処理と、前記子局にポー
リング送信を行ない、前記ポーリング送信回数テーブル
中の該子局のポーリング送信回数を１増加させ、該子局
から情報送信を確認すると、前記情報送信回数テーブル
中の該子局の情報送信回数を１増加させ、前記ポーリン
グ送信回数テーブル中の該子局のポーリング送信回数を
０にし、前記情報送信回数テーブルを検索し、該子局の
情報送信回数が所定の第１の値ならば、前記ポーリング
優先度テーブルの優先度を１つ上げ、前記情報送信回数
テーブルの該子局の情報送信回数を０にし、前記ポーリ
ング送信回数テーブルを検索し、該子局のポーリング送
信回数が所定の第２の値ならば、前記ポーリング優先度
テーブルの該子局のポーリング優先度を１つ下げ、前記
ポーリング送信回数テーブルの該子局ポーリング送信回
数を０にする処理を前記ポーリング局テーブルに記述さ
れている端末番号の子局から順に行なうポーリング優先
度テーブル更新処理と、前記ポーリング優先度テーブル
を検索して端末番号と優先度を取得し、前記優先度変換
テーブルを検索して該優先度からポーリング送信回数を
取得し、前記ポーリング局テーブルに該端末番号および
該ポーリング送信回数を書き込むことを優先度の高い順
に行なって前記ポーリング局テーブルを更新するポーリ
ング局テーブル更新処理を行なう制御手段を有する。
に、本発明のループ型ローカルエリアネットワークシス
テムは、各子局へのポーリング送信回数、各子局からの
情報送信回数、各子局のポーリング優先度をそれぞれ記
憶するポーリング送信回数テーブル、情報送信回数テー
ブルおよびポーリング優先度テーブルと、ポーリング送
信する子局の端末番号および該子局のポーリング送信回
数が順番に記述されているポーリング局テーブルと、優
先度とポーリング送信回数が対にして複数記述されてい
る優先度変換テーブルと、前記ポーリング送信回数テー
ブル、前記情報送信回数テーブルおよびポーリング優先
度テーブルを初期化する初期化処理と、前記子局にポー
リング送信を行ない、前記ポーリング送信回数テーブル
中の該子局のポーリング送信回数を１増加させ、該子局
から情報送信を確認すると、前記情報送信回数テーブル
中の該子局の情報送信回数を１増加させ、前記ポーリン
グ送信回数テーブル中の該子局のポーリング送信回数を
０にし、前記情報送信回数テーブルを検索し、該子局の
情報送信回数が所定の第１の値ならば、前記ポーリング
優先度テーブルの優先度を１つ上げ、前記情報送信回数
テーブルの該子局の情報送信回数を０にし、前記ポーリ
ング送信回数テーブルを検索し、該子局のポーリング送
信回数が所定の第２の値ならば、前記ポーリング優先度
テーブルの該子局のポーリング優先度を１つ下げ、前記
ポーリング送信回数テーブルの該子局ポーリング送信回
数を０にする処理を前記ポーリング局テーブルに記述さ
れている端末番号の子局から順に行なうポーリング優先
度テーブル更新処理と、前記ポーリング優先度テーブル
を検索して端末番号と優先度を取得し、前記優先度変換
テーブルを検索して該優先度からポーリング送信回数を
取得し、前記ポーリング局テーブルに該端末番号および
該ポーリング送信回数を書き込むことを優先度の高い順
に行なって前記ポーリング局テーブルを更新するポーリ
ング局テーブル更新処理を行なう制御手段を有する。
【００１１】
【作用】本発明では、各子局の情報伝送量に代わり、各
子局の過去一定時間内の情報送信回数をカウントするこ
とによって、処理時間の短縮および装置の簡略化を図
り、ポーリングの優先度を決定する。
子局の過去一定時間内の情報送信回数をカウントするこ
とによって、処理時間の短縮および装置の簡略化を図
り、ポーリングの優先度を決定する。
【００１２】さらに、各子局の情報送信回数だけではな
く、各子局の過去一定時間内の情報送信の有無を検索す
ることによって、従来の方式よりさらに正確にポーリン
グの優先度を決定し、決定された優先度に応じてポーリ
ング送信回数を決定し、特定の子局に連続的にポーリン
グを送信するようにし、システム全体の情報伝送効率の
みならず、特定の子局の情報伝送効率の向上を図る。
く、各子局の過去一定時間内の情報送信の有無を検索す
ることによって、従来の方式よりさらに正確にポーリン
グの優先度を決定し、決定された優先度に応じてポーリ
ング送信回数を決定し、特定の子局に連続的にポーリン
グを送信するようにし、システム全体の情報伝送効率の
みならず、特定の子局の情報伝送効率の向上を図る。
【００１３】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
て説明する。
【００１４】図１は本発明の一実施例のループ型ローカ
ルエリアネットワークシステムの構成図、図２は親局１
の構成図、図３はポーリング送信回数テーブル１４、情
報送信回数テーブル１５およびポーリング優先度テーブ
ル１６の構成図、図４はポーリング局テーブル１７の構
成図、図５は優先度変換テーブル１８の構成図、図６は
ＣＰＵ１１の処理を示すフローチャート、図７はポーリ
ング局テーブル更新処理３０を示すフローチャートであ
る。
ルエリアネットワークシステムの構成図、図２は親局１
の構成図、図３はポーリング送信回数テーブル１４、情
報送信回数テーブル１５およびポーリング優先度テーブ
ル１６の構成図、図４はポーリング局テーブル１７の構
成図、図５は優先度変換テーブル１８の構成図、図６は
ＣＰＵ１１の処理を示すフローチャート、図７はポーリ
ング局テーブル更新処理３０を示すフローチャートであ
る。
【００１５】本実施例のローカルエリアネットワークシ
ステムは、図１に示すように、伝送路６と、伝送路６を
介して互いに接続された親局１および子局２〜５で構成
されている。
ステムは、図１に示すように、伝送路６と、伝送路６を
介して互いに接続された親局１および子局２〜５で構成
されている。
【００１６】親局１は、図２に示すように、送受信制御
部１２と、ポーリング送信回数テーブル１５、情報送信
回数テーブル１４、ポーリング優先度テーブル１６、ポ
ーリング局テーブル１７、優先度変換テーブル１８を含
む記憶部１３と、送受信制御部１２に制御信号２１を通
じてポーリングおよび情報送信の命令を出力し、また記
憶部１３に対してデータの書き込みおよび読出しを行な
うＣＰＵ１１で構成されている。
部１２と、ポーリング送信回数テーブル１５、情報送信
回数テーブル１４、ポーリング優先度テーブル１６、ポ
ーリング局テーブル１７、優先度変換テーブル１８を含
む記憶部１３と、送受信制御部１２に制御信号２１を通
じてポーリングおよび情報送信の命令を出力し、また記
憶部１３に対してデータの書き込みおよび読出しを行な
うＣＰＵ１１で構成されている。
【００１７】ポーリング送信回数テーブル１５、情報送
信回数テーブル１４は、図３に示すように、各子局２〜
５に領域が割り当てられ、各領域は初期化時“０”とさ
れ、ある子局に対してポーリング送信が行なわれ、ある
子局から情報送信がある毎にその子局の領域の値が１増
加される。ポーリング優先度テーブル１６は、図３に示
すように、各子局２〜５の領域が割り当てられ、各子局
のポーリング優先度の初期値（全て同じ）が記載されて
いる。ポーリング局テーブル１７の各領域は、図４に示
すように、ポーリングを送信する子局の端末番号および
ポーリング送信回数が順番に記述される。優先度変換テ
ーブル１８の各領域には、図５に示すように、優先度と
ポーリング送信回数が対にして記述されている。
信回数テーブル１４は、図３に示すように、各子局２〜
５に領域が割り当てられ、各領域は初期化時“０”とさ
れ、ある子局に対してポーリング送信が行なわれ、ある
子局から情報送信がある毎にその子局の領域の値が１増
加される。ポーリング優先度テーブル１６は、図３に示
すように、各子局２〜５の領域が割り当てられ、各子局
のポーリング優先度の初期値（全て同じ）が記載されて
いる。ポーリング局テーブル１７の各領域は、図４に示
すように、ポーリングを送信する子局の端末番号および
ポーリング送信回数が順番に記述される。優先度変換テ
ーブル１８の各領域には、図５に示すように、優先度と
ポーリング送信回数が対にして記述されている。
【００１８】次に、ＣＰＵ１１が行なう制御を図６およ
び図７を参照して説明する。
び図７を参照して説明する。
【００１９】まず、ＣＰＵ１１により記憶部１３のテー
ブル１４〜１６の初期化およびポーリング局テーブル１
７の初期化を行なう（ステップ２１）。ＣＰＵ１１はあ
る子局、例えば子局２に対してポーリングを送信するよ
うに送受信制御部１２に命令を行なうと、送受信制御部
１２は子局２に対してポーリングを送信し、ポーリング
送信回数テーブル１５中の子局２のポーリング送信回数
を１増加させる（ステップ２２）。送受信制御部１２
で、子局２からの情報送信の有無を確認する（ステップ
２３）。情報送信がある場合には、送受信制御部１２は
子局情報送信回数テーブル１４中の子局２の情報送信回
数を１増加させるとともに、ポーリング送信回数テーブ
ル１５中の子局２のポーリング送信回数を０にする（ス
テップ２４）。次のステップからはポーリング優先度テ
ーブル１６の修正を行なう処理である。ＣＰＵ１１は情
報送信回数テーブル１４を検索して、子局２の情報送信
回数が所定のｎ回であるか検索する（ステップ２５）。
情報送信回数がｎ回である場合には、ＣＰＵ１１はポー
リング優先度テーブル１６中の子局２のポーリング優先
度を１増加させて、子局情報送信回数テーブル１４中の
子局２の情報送信回数を０にする（ステップ２６）。Ｃ
ＰＵ１１はポーリング送信回数テーブル１５中の子局２
のポーリング送信回数が所定のｍ回であるか検索する
（ステップ２７）。ポーリング送信回数がｍ回の場合に
は、ＣＰＵ１１はポーリング優先度テーブル１７中の子
局２のポーリング優先度を１減少させて、ポーリング送
信回数を０にする（ステップ２８）。最後に、ポーリン
グ局テーブル１７を全て検索し全子局にポーリング送信
したか確認する（ステップ２９）。もし全子局にポーリ
ング送信していなければ、ポーリング局テーブル１７を
検索し、次の子局にポーリングを送信する。全子局にポ
ーリングを送信していれば、ポーリング局テーブル１７
を更新する（ステップ３０）。
ブル１４〜１６の初期化およびポーリング局テーブル１
７の初期化を行なう（ステップ２１）。ＣＰＵ１１はあ
る子局、例えば子局２に対してポーリングを送信するよ
うに送受信制御部１２に命令を行なうと、送受信制御部
１２は子局２に対してポーリングを送信し、ポーリング
送信回数テーブル１５中の子局２のポーリング送信回数
を１増加させる（ステップ２２）。送受信制御部１２
で、子局２からの情報送信の有無を確認する（ステップ
２３）。情報送信がある場合には、送受信制御部１２は
子局情報送信回数テーブル１４中の子局２の情報送信回
数を１増加させるとともに、ポーリング送信回数テーブ
ル１５中の子局２のポーリング送信回数を０にする（ス
テップ２４）。次のステップからはポーリング優先度テ
ーブル１６の修正を行なう処理である。ＣＰＵ１１は情
報送信回数テーブル１４を検索して、子局２の情報送信
回数が所定のｎ回であるか検索する（ステップ２５）。
情報送信回数がｎ回である場合には、ＣＰＵ１１はポー
リング優先度テーブル１６中の子局２のポーリング優先
度を１増加させて、子局情報送信回数テーブル１４中の
子局２の情報送信回数を０にする（ステップ２６）。Ｃ
ＰＵ１１はポーリング送信回数テーブル１５中の子局２
のポーリング送信回数が所定のｍ回であるか検索する
（ステップ２７）。ポーリング送信回数がｍ回の場合に
は、ＣＰＵ１１はポーリング優先度テーブル１７中の子
局２のポーリング優先度を１減少させて、ポーリング送
信回数を０にする（ステップ２８）。最後に、ポーリン
グ局テーブル１７を全て検索し全子局にポーリング送信
したか確認する（ステップ２９）。もし全子局にポーリ
ング送信していなければ、ポーリング局テーブル１７を
検索し、次の子局にポーリングを送信する。全子局にポ
ーリングを送信していれば、ポーリング局テーブル１７
を更新する（ステップ３０）。
【００２０】図４は図３のステップ３０のポーリング局
テーブル更新処理のフローチャートである。
テーブル更新処理のフローチャートである。
【００２１】まず、ＣＰＵ１１のポーリング優先度テー
ブル１６を検索して最も優先度の高い子局アドレスおよ
び優先度を取得する（ステップ３１）。次に、ＣＰＵ１
１はその優先度をポーリング送信回数に変換する優先度
変換テーブル１８を検索して、ポーリング送信回数を取
得する（ステップ３２）。さらに、ＣＰＵ１１は子局ア
ドレスおよびポーリング送信回数をポーリング局テーブ
ル１７に書き込む（ステップ３３）。そして、全ての子
局の優先度を検索したかをチェックして（ステップ３
４）、検索が終了した場合には、ポーリング局テーブル
１７の作成を終了する。ポーリング局テーブル１７の作
成が終了していない場合には、上の手順を終了するまで
繰り返す。
ブル１６を検索して最も優先度の高い子局アドレスおよ
び優先度を取得する（ステップ３１）。次に、ＣＰＵ１
１はその優先度をポーリング送信回数に変換する優先度
変換テーブル１８を検索して、ポーリング送信回数を取
得する（ステップ３２）。さらに、ＣＰＵ１１は子局ア
ドレスおよびポーリング送信回数をポーリング局テーブ
ル１７に書き込む（ステップ３３）。そして、全ての子
局の優先度を検索したかをチェックして（ステップ３
４）、検索が終了した場合には、ポーリング局テーブル
１７の作成を終了する。ポーリング局テーブル１７の作
成が終了していない場合には、上の手順を終了するまで
繰り返す。
【００２２】上で述べた実施例のような方法で、情報送
信回数テーブル１４とポーリング送信回数テーブル１５
からポーリング優先度テーブル１６を作成・更新する。
そして、ポーリング優先度テーブル１６と優先度変換テ
ーブル１８を用いてポーリング局テーブル１７を作成す
る。親局１はこのような手順で作成されたポーリング局
テーブル１７を検索して、ポーリングを送信する子局を
決定して、その子局に対してポーリングを行なう。
信回数テーブル１４とポーリング送信回数テーブル１５
からポーリング優先度テーブル１６を作成・更新する。
そして、ポーリング優先度テーブル１６と優先度変換テ
ーブル１８を用いてポーリング局テーブル１７を作成す
る。親局１はこのような手順で作成されたポーリング局
テーブル１７を検索して、ポーリングを送信する子局を
決定して、その子局に対してポーリングを行なう。
【００２３】なお、ポーリング局テーブル１７にポーリ
ング送信回数を書き込む代りに、ポーリング送信する子
局の端末番号をポーリング送信回数分書き込むようにし
てもよい。
ング送信回数を書き込む代りに、ポーリング送信する子
局の端末番号をポーリング送信回数分書き込むようにし
てもよい。
【００２４】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、ポーリン
グ送信回数テーブルと情報送信回数テーブルとポーリン
グ優先度テーブルとポーリング局テーブルと優先度変換
テーブルを備え、ポーリング送信回数テーブルと情報送
信回数テーブルからポーリング優先度テーブルを作成・
更新し、ポーリング優先度テーブルと優先度変換テーブ
ルを用いてポーリング局テーブルを作成し、ポーリング
局テーブルからポーリングする子局を決定して、その子
局に対してポーリングを行なうことにより、以下に示す
ような効果がある。 （１）従来のような情報伝送量を計算するための処理お
よび装置が必要なく、記憶部に情報送信回数テーブル、
ポーリング送信回数テーブルなどのテーブルを保持する
だけでよいため、処理時間の短縮および装置の簡略化が
図れる。 （２）親局が子局からの情報送信回数および子局へのポ
ーリング送信回数をファクタとして、各子局に対するポ
ーリング優先度を従来よりも正確に決定することによっ
て、子局からの情報送信の待ち時間を減少させ、系全体
の情報伝送効率の向上が図れる。 （３）各子局のポーリング優先度テーブルから優先度の
高い子局から優先度に応じた数だけ、連続的にポーリン
グを送信することによって、子局自体の情報送信時間の
短縮が図られる効果もある。
グ送信回数テーブルと情報送信回数テーブルとポーリン
グ優先度テーブルとポーリング局テーブルと優先度変換
テーブルを備え、ポーリング送信回数テーブルと情報送
信回数テーブルからポーリング優先度テーブルを作成・
更新し、ポーリング優先度テーブルと優先度変換テーブ
ルを用いてポーリング局テーブルを作成し、ポーリング
局テーブルからポーリングする子局を決定して、その子
局に対してポーリングを行なうことにより、以下に示す
ような効果がある。 （１）従来のような情報伝送量を計算するための処理お
よび装置が必要なく、記憶部に情報送信回数テーブル、
ポーリング送信回数テーブルなどのテーブルを保持する
だけでよいため、処理時間の短縮および装置の簡略化が
図れる。 （２）親局が子局からの情報送信回数および子局へのポ
ーリング送信回数をファクタとして、各子局に対するポ
ーリング優先度を従来よりも正確に決定することによっ
て、子局からの情報送信の待ち時間を減少させ、系全体
の情報伝送効率の向上が図れる。 （３）各子局のポーリング優先度テーブルから優先度の
高い子局から優先度に応じた数だけ、連続的にポーリン
グを送信することによって、子局自体の情報送信時間の
短縮が図られる効果もある。
【図１】本発明の一実施例のループ型ローカルエリアネ
ットワークシステムの構成図である。
ットワークシステムの構成図である。
【図２】親局１の構成図である。
【図３】ポーリング送信回数テーブル１５、情報送信回
数テーブル１４およびポーリング優先度テーブル１６の
構成図である。
数テーブル１４およびポーリング優先度テーブル１６の
構成図である。
【図４】ポーリング局テーブル１７の構成図である。
【図５】優先度変換テーブル１８の構成図である。
【図６】ＣＰＵ１１の制御を示すフローチャートであ
る。
る。
【図７】ポーリング局テーブル更新処理３０のフローチ
ャートである。
ャートである。
【図８】従来技術（特開昭５６−３２８５６号）のルー
プ型ローカルエリアネットワークシステムの構成図であ
る。
プ型ローカルエリアネットワークシステムの構成図であ
る。
【図９】図８のローカルエリアネットワークシステムの
各子局の情報伝送量を表わすグラフである。
各子局の情報伝送量を表わすグラフである。
【図１０】図８のローカルエリアネットワークシステム
の各子局の情報伝送量を数値領域で示したものである。
の各子局の情報伝送量を数値領域で示したものである。
１ 親局 ２〜５ 子局 ６ 伝送路 １１ ＣＰＵ １２ 送受信制御部 １３ 記憶部 １４ 情報送信回数テーブル １５ ポーリング送信回数テーブル １６ ポーリング優先度テーブル １７ ポーリング局テーブル １８ 優先度変換テーブル ２１ 制御信号 ＳＴ0 親局 ＳＴ1 〜ＳＴN 子局
Claims (3)
- 【請求項１】 親局および複数の子局が共用の伝送路を
介して接続されたループ型ローカルエリアネットワーク
システムにおいて、 各子局へのポーリング送信回数、各子局からの情報送信
回数、各子局のポーリング優先度をそれぞれ記憶するポ
ーリング送信回数テーブル、情報送信回数テーブルおよ
びポーリング優先度テーブルと、 ポーリング送信する子局の端末番号および該子局のポー
リング送信回数が順番に記述されるポーリング局テーブ
ルと、 優先度とポーリング送信回数が対にして複数記述されて
いる優先度変換テーブルと、 前記ポーリング送信回数テーブル、前記情報送信回数テ
ーブルおよびポーリング優先度テーブルを初期化する初
期化処理と、前記子局にポーリング送信を行ない、前記
ポーリング送信回数テーブル中の該子局のポーリング送
信回数を１増加させ、該子局から情報送信を確認する
と、前記情報送信回数テーブル中の該子局の情報送信回
数を１増加させ、前記ポーリング送信回数テーブル中の
該子局のポーリング送信回数を０にし、前記情報送信回
数テーブルを検索し、該子局の情報送信回数が所定の第
１の値ならば、前記ポーリング優先度テーブルの優先度
を１つ上げ、前記情報送信回数テーブルの該子局の情報
送信回数を０にし、前記ポーリング送信回数テーブルを
検索し、該子局のポーリング送信回数が所定の第２の値
ならば、前記ポーリング優先度テーブルの該子局のポー
リング優先度を１つ下げ、前記ポーリング送信回数テー
ブルの該子局ポーリング送信回数を０にする処理を前記
ポーリング局テーブルに記述されている端末番号の子局
から順に行なうポーリング優先度テーブル更新処理と、
前記ポーリング優先度テーブルを検索して端末番号と優
先度を取得し、前記優先度変換テーブルを検索して該優
先度からポーリング送信回数を取得し、前記ポーリング
局テーブルに該端末番号および該ポーリング送信回数を
書き込むことを優先度の高い順に行なって前記ポーリン
グ局テーブルを更新するポーリング局テーブル更新処理
を行なう制御手段を有することを特徴とするループ型ロ
ーカルエリアネットワークシステム。 - 【請求項２】 前記ポーリング局テーブルは、ポーリン
グ送信回数の代りに、子局の端末番号がポーリング送信
回数分順番に記述されるようになっており、前記制御手
段はポーリング局テーブル更新処理において、前記ポー
リング送信回数を前記ポーリング局テーブルに書き込む
代りに、子局の端末番号をポーリング送信回数分、前記
ポーリング局テーブルに書き込む、請求項１記載のルー
プ型ローカルエリアネットワークシステム。 - 【請求項３】 前記各テーブルおよび前記制御手段はい
ずれも親局内に設けられている、請求項１記載のループ
型ローカルエリアネットワークシステム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6172490A JP2570192B2 (ja) | 1994-07-25 | 1994-07-25 | ループ型ローカルエリアネットワークシステム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6172490A JP2570192B2 (ja) | 1994-07-25 | 1994-07-25 | ループ型ローカルエリアネットワークシステム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0837540A JPH0837540A (ja) | 1996-02-06 |
| JP2570192B2 true JP2570192B2 (ja) | 1997-01-08 |
Family
ID=15942954
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6172490A Expired - Fee Related JP2570192B2 (ja) | 1994-07-25 | 1994-07-25 | ループ型ローカルエリアネットワークシステム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2570192B2 (ja) |
-
1994
- 1994-07-25 JP JP6172490A patent/JP2570192B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0837540A (ja) | 1996-02-06 |
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