JPH07125134A - ポリイミドフィルム・金属箔積層体およびその製造方法 - Google Patents
ポリイミドフィルム・金属箔積層体およびその製造方法Info
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- JPH07125134A JPH07125134A JP27153993A JP27153993A JPH07125134A JP H07125134 A JPH07125134 A JP H07125134A JP 27153993 A JP27153993 A JP 27153993A JP 27153993 A JP27153993 A JP 27153993A JP H07125134 A JPH07125134 A JP H07125134A
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Abstract
3,3',4,4'-ビフェニルテトラカルボン酸二無水物と特定
の2種の芳香族ジアミンとを溶媒中で反応させポリアミ
ック酸を合成する際に、予め該アミンを溶解した溶液に
少なくとも一部の3,3',4,4'-ビフェニルテトラカルボン
酸二無水物を添加して反応させた後に、ピロメリット酸
二無水物を反応させたワニスを金属箔に塗布し、次いで
加熱して乾燥イミド化してなるポリイミドフィルム・金
属箔積層体およびその製造方法。 【効果】 伸び率、強度等の物性に優れ、しかも寸法
安定性の良好なポリイミドフィルム・金属箔積層体の製
造法が提供される。
Description
始めているエポキシ系等の接着剤層を含まないポリイミ
ドフィルム・金属箔積層体の新規な積層体およびその製
造法に関する。詳しくは、フィルムの伸び率、強度等の
物性に優れ、しかも、寸法安定性の良好なポリイミドフ
ィルム、金属箔積層体の製造方法に関する。
きな用途としてプリント回路基板、面状発熱体などがあ
り、種々の積層体が開発されている。このような目的の
ポリイミドフィルムは適度な柔軟性と剛性を持つことが
要求され、また、その金属箔積層体は高度な寸法安定性
が要求されている。これらの要求を満足させるべく種々
のポリアミック酸を混合したり、コポリイミドを合成し
たり、特定条件で乾燥イミド化することが行われている
が、いずれも充分満足できるものではない。
93ではその全ての実施例で示される様に、ワニスを銅
箔に塗布後、80℃で2時間乾燥後、より高温での乾燥
に移しポリイミド・銅箔積層体(以下FCLと略す)の
特性を改良することを試みているが製造時間が長く問題
がある。特開昭59ー162044では100〜200
℃で実質的に全ての溶剤を除去させてFCLの特性を改
良しようと試みているが200℃以下で行うことから製
造時間が長くなることは明かである。特開昭60−15
7286、特にその実施例ではアミンとしてp−フェニ
レンジアミンとビスアミノフェニルエーテルの2種を用
いて熱膨張率をコントロールしており、寸法安定性的に
は満足しているが手半田性が低下すること、弾性率が高
く柔軟性に欠けるという問題点がある。特開昭63−8
4089では酸無水物としてピロメリット酸二無水物と
3,3',4,4'-ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、ジア
ミンとしてp−フェニレンジアミンとビスアミノフェノ
ールを必須成分としたコポリアミック 酸およびコポリ
アミック酸ワニスを銅箔に塗布した後の乾燥方法として
100〜300℃まで連続的に、あるいは段階的に0.
5時間以上かけて昇温させ、さらに300〜350℃ま
で0.5時間以上かけて昇温または保持加熱することを
提案しているがポリイミドフィルムの伸び率は実施例で
は21〜30%、強度も16〜21kg/mm2とFCLとし
ては必ずしも十分とは言えない。
を合成し混合してイミド化する方法は、得られるポリイ
ミドフィルムの物性という点では優れているが、製法が
煩雑であるという問題がある。これに対して始めからコ
ポリアミック酸を合成することが考えられるが、通常の
合成方法では物性的に十分ではないという問題があっ
た。また、乾燥イミド化を150℃以下で残溶剤を33
%以下にする方法(特開平1−245587)等が行わ
れているが、ポリイミドフィルムの物性、寸法安定性の
バランスが必ずしも十分ではないという問題や、生産ス
ピードの点で経済性が十分では無いと言う問題点があっ
た。
ク酸の組成および合成方法、金属箔に塗布した後の乾燥
イミド化方法につき鋭意検討した結果、優れたフィルム
物性と寸法安定性を持ち、しかも、生産性に優れた新規
なポリイミドフィルム・金属箔積層体およびその製造方
法を完成した。すなわち、本発明は、少なくともピロメ
リット酸二無水物20〜80モル%および3,3',4,4'-ビフェ
ニルテトラカルボン酸二無水物80〜20モル%の2種の酸
無水物と、p−フェニレンジアミン50〜80モル%および
下記式(式1)、〔化3〕で表されるジアミン50〜20モ
ル%の、2種類のアミンを溶媒中で反応して得られるポ
リアミック酸を金属箔に塗布し、次いで加熱して乾燥イ
ミド化してなることを特徴とするポリイミドフィルム・
金属箔積層体であり、また、
ッ素化イソプロピリデン、カルボニル基、チオ基または
スルホニル基を表す。 )上記ポリイミドフィルム・金属
箔積層体を製造するための方法にして、予め該アミンを
溶解した溶液に、まず少なくとも一部の3,3',4,4'-ビフ
ェニルテトラカルボン酸二無水物を添加して反応せしめ
た後に、ピロメリット酸二無水物を反応させたポリアミ
ック酸を金属箔に塗布することを特徴とするポリイミド
フィルム・金属箔積層体の製造方法であり、また、上記
ポリイミドフィルム・金属箔積層体を製造するための方
法にして、ポリイミドフィルム・金属箔積層体の製造過
程で、ポリアミック酸を乾燥イミド化するのに用いる熱
風の温度を、220℃以下、風速を3m/分以上、溶剤
濃度を1%以下にして生成するフィルムの残溶剤を50
%以下とした後、さらに300℃以上の温度で残溶剤を
0.5%以下とすることを特徴とするポリイミドフィル
ム・金属箔積層体の製造方法であり、また、予め該アミ
ンを溶解した溶液に、まず少なくとも一部の3,3',4,4'-
ビフェニルテトラカルボン酸二無水物を添加して反応せ
しめた後に、ピロメリット酸二無水物を反応させたポリ
アミック酸を金属箔に塗布するポリイミドフィルム・金
属箔積層体の製造方法であり、また、アミンとして、p
−フェニレンジアミン50〜80モル%、下記式(式1)、
〔化4〕で表されるジアミン30〜 5モル%、およびビス
アミノフェニルエーテル20〜15モル%を用いるポリイミ
ドフィルム・金属箔積層体であり、また、
ッ素化イソプロピリデン、カルボニル基、チオ基または
スルホニル基を表す。)上記ポリイミドフィルム・金属
箔積層体を製造するための方法にして、予め該アミンを
溶解した溶液に、まず少なくとも一部の3,3',4,4'-ビフ
ェニルテトラカルボン酸二無水物を添加して反応せしめ
た後に、ピロメリット酸二無水物を反応させたポリアミ
ック酸を金属箔に塗布する事を特徴とするポリイミドフ
ィルム・金属箔積層体の製造方法であり、また、上記ポ
リイミドフィルム・金属箔積層体を製造するための方法
にして、ポリイミドフィルム・金属箔積層体の製造過程
で、ポリアミック酸を乾燥イミド化するのに用いる熱風
の温度を220℃以下、風速を3m/分以上、溶剤濃度
を1%以下にして生成するフィルムの残溶剤を50%以
下とした後、300℃以上の温度で残溶剤を0.5%以
下とすることを特徴とするポリイミドフィルム・金属箔
積層体の製造方法であり、また、予め該アミンを溶解し
た溶液に少なくとも一部の3,3',4,4'-ビフェニルテトラ
カルボン酸二無水物を添加して反応せしめた後にピロメ
リット酸二無水物を反応させたポリアミック酸を金属箔
に塗布するポリイミドフィルム・金属箔積層体の製造方
法である。
を適度な剛性と適度な柔軟性を有するものにするために
は、少なくとも酸無水物として、ピロメリット酸二無水
物20〜80モル%と3,3',4,4'-ビフェニルテトラカルボン
酸二無水物80〜20モル%の2種の酸無水物を併用するこ
とが好ましい。またジアミン成分としては、p−フェニ
レンジアミン50〜80モル%および下記一般式(式1)、
〔化5〕(以下四核体と略称する。)で表されるジアミ
ン50〜20モル%の2種類のアミンを併用することが好ま
しい。かかる、四核体を共重合することにより、後の実
施例で示される様に、生成するポリイミドフィルムの破
断強度、伸び率が高い値を示し、FCLとして望ましい
フィルムの強靭性が得られるのである。
ビフェニル、ビスアミノフェニルエーテル、ビスアミノ
フェニルスルフォン、、ビスアミノフェニルスルフィ
ド、ビスアミノフェニルスルフォキシド、ジアミノベン
ゾフェノン、ビスアミノフェニルメタン、ビスアミノフ
ェニルエタン、ビスアミノフェニルプロパン、ビスアミ
ノフェニルヘキサフルオロプロパンなどの、ベンゼン環
が二つのもの(以下二核体と略称する。)を併用するこ
とが好ましく、なかでもビスアミノフェニルエーテルを
併用するのがさらに好ましい。
物と3,3',4,4'-ビフェニルテトラカルボン酸二無水物の
モル比率として、20:80〜80:20程度とするのが好まし
く、この範囲をあまり外れると物性バランスが好ましい
ものとならない。酸無水物としては上記の2種を使用す
ることが必須であるが、他の酸無水物を柔軟性を上げる
等のために混合して用いる事もできる。その混合量とし
ては全体の酸無水物の30モル%程度以下、特には、15モ
ル%程度以下が好ましい。他の酸無水物の例としては、
エチレンテトラカルボン酸二無水物、ブタンテトラカル
ボン酸二無水物、シクロペンタンテトラカルボン酸二無
水物などの脂肪族のテトラカルボン酸二無水物、1,1-ビ
ス(2,3-ジカルボキシフェニル)エタン二無水物、1,1-
ビス(3,4-ジカルボキシフェニル)エタン二無水物、ビ
ス(2,3-ジカルボキシフェニル)メタン二無水物、ビス
(3,4-ジカルボキシフェニル)メタン二無水物、2,2-ビ
ス(2,3-ジカルボキシフェニル)プロパン二無水物、2,
2-ビス(3,4-ジカルボキシフェニル)プロパン二無水
物、2,2-ビス(2,3-ジカルボキシフェニル)-1,1,1,3,
3,3- ヘキサフルオロプロパン二無水物、2,2-ビス(3,4
-ジカルボキシフェニル)-1,1,1,3,3,3- ヘキサフルオ
ロプロパン二無水物、3,3',4,4'-ベンゾフェノンテトラ
カルボン酸二無水物、2,2',3,3'-ベンゾフェノンテトラ
カルボン酸二無水物、2,2',3,3'-ビフェニルテトラカル
ボン酸二無水物、ビス(3,4-ジカルボキシフェニル)エ
ーテル二無水物、ビス(2,3-ジカルボキシフェニル)エ
ーテル二無水物、ビス(3,4-ジカルボキシフェニル)ス
ルフォン二無水物、ビス(2,3-ジカルボキシフェニル)
スルフォン二無水物、4,4'- (p-フェニレンジオキシ)
ジフタル酸二無水物、4,4'- (m-フェニレンジオキシ)
ジフタル酸二無水物、2,3,6,7-ナフタレンテトラカルボ
ン酸二無水物、1,2,5,6-ナフタレンテトラカルボン酸二
無水物、1,2,3,4-ベンゼンテトラカルボン酸二無水物、
3,4,9,10- ペリレンテトラカルボン酸二無水物、1,2,7,
8-フェナントレンテトラカルボン酸二無水物などある。
ミンと二核体と四核体の量比としてはフェニレンジアミ
ンが少なくとも50〜80モル%、二核体が20〜15モル%、
四核体が30〜 5モル%であるのが好ましい。四核体とし
ては具体にはXが直結した、真ん中がビフェニル基、3-
メチルビフェニル基、3,3'- ジメチルビフェニル基、3,
5-ジメチルビフェニル基、3,3',5,5'-テトラメチルビフ
ェニル基、3,3'- ジクロロビフェニル基、3,5-ジクロロ
ビフェニル基、3,3',5,5'-テトラクロロビフェニル基、
3,3'- ジブロモビフェニル基、3,5-ジブロモビフェニル
基、3,3',5,5'-テトラブロモビフェニル基であるもの、
Xがケトンであるベンゾフェノン基あるはそれに上記ビ
フェニル基と同様に置換基のついたもの、あるいはXが
スルフィドであるジフェニルスルフィド基あるいは3,5-
ジメトキシフェニルフェニルスルフィド基、ビス( 3,5,
- ジメトキシフェニル) スルフィド基、あるいはX がス
ルフォンであるジフェニルスルフォン基などであるジア
ミンが例示でき、これらが単独であるいは二種以上混合
して用いられる。
としては通常、N,N-ジメチルホルムアミド、N,N-ジメチ
ルアセトアミド、N,N-ジエチルアセトアミド、N,N-ジメ
チルメトキシアセトアミド、N-メチル-2- ピロリドン、
1,3-ジメチル-2- イミダゾリジノン、N-メチルカプロラ
クタム、1,2-ジメトキシエタン、ビス(2-メトキシエチ
ル)エーテル、1,2-ビス(2-メトキシエトキシ)エタ
ン、ビス〔2-(2-メトキシエトキシ)エチル〕エーテ
ル、テトラヒドロフラン、1,3-ジオキサン、1,4-ジオキ
サン、ピリジン、ピコリン、ジメチルスルホキシド、ジ
メチルスルホン、テトラメチル尿素、ヘキサメチルホス
ホルトリアミド、フェノール、m-クレゾール、p-クレゾ
ール、p-クロロフェノール、アニソールなどが利用され
る。
に溶解した後に添加するテトラカルボン酸二無水物の添
加の仕方であって、まず少なくとも一部の3,3',4,4'-ビ
フェニルテトラカルボン酸二無水物を予め添加して反応
せしめることにある。この予め添加する3,3',4,4'-ビフ
ェニルテトラカルボン酸二無水物としては、溶解してい
るジアミンの0.1 モル倍以上であることが好ましい。こ
の予め添加する量がこれよりあまり少ないと、得られる
アミック酸からフイルムを形成したとき良好なフイルム
が得られない。なお、ジアミンを分割して仕込む場合に
は、この量は、溶解しているジアミンの0.1 モル倍以上
であれば良く、全ジアミンに対して0.1モル倍以上であ
る必要はない。要するに反応溶液中でピロメリット酸二
無水物が添加される前に、少なくとも溶液中に存在する
全ジアミンの特定量以上、好ましくは、0.1 モル倍以上
の3,3',4,4'-ビフェニルテトラカルボン酸二無水物を反
応せしめることが肝要なのである。
は-70 ℃〜100 ℃、通常0℃〜80℃であるのが一般的で
ある。反応温度があまり低すぎると反応が進行せず、ま
た高過ぎるとイミド化が進行しすぎて好ましくない。ま
た反応溶液の濃度としては1〜50wt%とするのが一般的
であり、この範囲をあまり外れるとフイルムを形成する
のが困難である。また全酸二無水物と全ジアミンの量比
としては通常1:0.8〜0.8 :1程度、特に1:0.9 〜
0.9:1である。得られたポリアミック酸を金属箔に塗布
する際、その塗布する方法には特に限定はないが、コン
マコータ、ナイフコータ、ロールコータ、リバースコー
タ、ダイコータ等公知の塗布装置を使用することができ
る。そのワニスを塗布した金属箔はワニスの乾燥イミド
化のため加熱されるが、その加熱方法には熱空気、熱窒
素、遠赤外線、高周波等公知の方法を使用することがで
きる。ポリアミック酸を乾燥イミド化する場合一般的に
は、所望時間、100〜220℃で大部分の溶剤を除去
する。更に、220〜450℃に加熱し溶媒の十分な除
去とイミド化を行わせる。好ましくは熱風の温度を22
0℃以下、風速を3m/分以上、溶剤濃度を1%以下に
して生成するフィルム中の残溶剤を50%以下、更に好
ましくは残溶剤を30%以下、特に好ましくは10%以
下とした後、さらに300〜450℃の温度で残溶剤を
0.5%以下とする事が生成するポリイミドフィルム物
性、特に伸び率の上で好ましい。ここで、残溶剤は次の
式で表される値である。
ポリイミドフィルムは、二層以上のポリイミドフィルム
から構成されてもよい。たとえば、金属箔上に第一層目
のポリイミド前駆体(十分にポリイミド化する前のポリ
アミック酸、ポリイミド混合系あるいはポリアミック酸
を意味する)のフィルムを形成させた後、第一層目のポ
リイミド前駆体フィルムとは異なる組成の第二層目のポ
リイミド前駆体フィルムを形成させた後、イミド化を行
い二層のポリイミドフィルムとしてもよいのである。こ
のような場合にも、ポリアミック酸の塗布方法、加熱方
法には特に限定はなく、上述のような公知の装置を使用
することができる。金属箔上に形成されるポリイミドフ
ィルムの厚さは特に限定は無いが、通常3〜100μm
の範囲内であり、より一般的には5〜60μmの範囲内
のものである。金属箔の厚さは任意に選択可能である
が、通常9〜150μmの範囲内であり、より一般的に
は9〜50μmの範囲内のものである。また、金属箔に
直接接している耐熱性重合体と金属箔との接着力を大き
くさせるために金属箔上に金属単体やその酸化物、合
金、たとえば金属箔が銅箔の場合には銅単体をはじめ酸
化銅、ニッケル−銅合金、亜鉛−銅合金等の無機物を形
成させることも好ましい。また、無機物以外にもアミノ
シラン、エポキシシラン、メルカプトシラン等のカップ
リング剤を金属箔上に形成したり、耐熱性重合体または
その前駆体溶液中に上記カップリング剤を混合すること
により耐熱性重合体と金属箔との接着力を向上すること
も可能である。また、接着性に優れた熱可塑性ポリイミ
ド(三井東圧化学株式会社製LARC−TPI等)が、
いわゆるアンカーコート層として存在しても良い。以
下、実施例により本発明の実施の態様の一例を説明す
る。
明する。実施例中の回転粘度はE型粘度計を用い25℃
で測定した値であり、固有粘度はN−メチル−2−ピロ
リドン中、0.5%濃度、35℃で測定した。FCLの
寸法安定性はIPC−FC−241Aに準じて行った。
ポリイミドフィルムの特性はASTM MD−882に
準じて行った。耐手半田性は、半田ゴテの先端の曲率半
径が0.5mm、コテ先部の角度が30°である半田ゴ
テを、先端部への荷重が100grになるように調節し
た。先端部の温度が325℃±25℃になるように調節
し、ポリイミドだけからなる厚さ25μmのフィルム上
に半田ゴテを垂直になるように立てる。半田ゴテを立て
てから5秒より長くフィルムが破れなかった場合を○と
し、5秒以内に破れた場合を×とした。なお、化合物は
次のように略称した。式(1)においてXが直結である
ジアミンをm−BP、p−フェニレンジアミンをPP
D、ビスアミノフェニルエーテルをODA、3,3',4,4'-
ビフェニルテトラカルボン酸二無水物をBPDA、ピロ
メリット酸二無水物をPMDA−メチル−2−ピロリド
ンをNMPとした。
PPDを40.8グラム(全ジアミンの75モル%)、N
MP860グラム中に60℃で攪拌しながら溶解した
後、BPDAを37.7グラム(全ジアミンの0.25モル
倍、全酸無水物の26モル% )添加し60℃に保ちなが
ら30分反応させた。次ぎに、PMDAを51.7グラ
ム(全酸無水物の48モル%)添加し60℃に保ちながら
60分反応させた。その後、BPDAを37.7グラム
添加し60℃にたもちなが120分反応させポリアミッ
ク酸ワニスを合成した。得られたワニスの回転粘度は17
000CPS、固有粘度ηは1.13であった。得られたワニスを
アプリケータにて厚さ18μmの圧延銅箔(日鉱共石(
株 )製、BHY-13T)にコートし130℃の空気(風速5
m/分、溶剤濃度0.2%)で約3分かけて残溶剤を5
5%迄乾燥し、さらに、160℃の空気(風速5m/
分、溶剤濃度0.2%)で約5分かけて残溶剤を13%
まで乾燥させた。その後、窒素雰囲気中で300℃から
390℃まで5分かけて昇温し残溶剤が0.02%迄乾
燥させると同時にイミド化を完結させた。この様にして
得られたFCLの厚みは43μmであった。このFCL
の寸法安定性、銅箔エッチング後のポリイミドイルムの
特性は表1の通りであり、優れた特性であった。
−BPを14.1グラム、(全ジアミンの 8モル%)、
PPDを40.8グラム(全ジアミンの74モル%)、N
MP800グラム中に60℃で攪拌しながら溶解した
後、BPDAを37.7グラム(全ジアミンの0.25
モル倍、全酸無水物の26モル%)添加し60℃に保ちな
がら30分反応させた。次ぎに、PMDAを51.7グ
ラム(全酸無水物の48モル%)添加し60℃に保ちなが
ら60分反応させた。その後、BPDAを37.7グラ
ム添加し60℃に保ちながら120分反応させ、ポリア
ミック酸ワニスを合成した。得られたワニスの回転粘度
は15000CPS、固有粘度ηは1.10であった。得られたワニ
スをアプリケータにて厚さ18μmの圧延銅箔(日鉱共
石( 株 )製、BHY-13T)にコートし、130℃の空気
(風速5m/分、溶剤濃度0.2%)で約3分かけて残
溶剤を60%迄乾燥し、さらに、160℃の空気(風速
5m/分、溶剤濃度0.2%)で約5分かけて残溶剤を
15%まで乾燥させた。その後、窒素雰囲気中で300
℃から390℃まで5分かけて昇温し残溶剤が0.02
%迄乾燥させると同時にイミド化を完結させた。この様
にして得られたFCLの厚みは43μmであった。この
FCLの寸法安定性、銅箔エッチング後のポリイミドイ
ルムの特性は表1の通りであり、優れた特性であった。
タにて厚さ18μmの圧延銅箔(日鉱共石( 株) 製、BH
Y-13T)にコートし、130℃の空気(風速10m/
分、溶剤濃度0.1%)で約2分かけて残溶剤を70%
迄乾燥し、さらに、210℃の空気(風速10m/分、
溶剤濃度0.1%)で約4分かけて残溶剤を10%迄乾
燥させた。その後、窒素雰囲気中で300℃から430
℃まで徐々に昇温し残溶剤が0.01%以下迄乾燥させ
ると同時にイミド化を完結させた。この様にして得られ
たFCLの厚みは43μmであった。このFCLの寸法
安定性、銅箔エッチング後のポリイミドフィルムの特性
は表1の通りであり、優れた特性であった。
タにて厚さ30μmのステンレス箔(日新製鋼 (株)
製、SUS304)にコートし、130℃の空気(風速
10m/分、溶剤濃度0.1%)で約4分かけて残溶
剤を55%迄乾燥し、さらに、170℃の空気(風速1
0m/分、溶剤濃度0.1%)で約5分かけて残溶剤を
12%迄乾燥させた。その後、窒素雰囲気中で300℃
から430℃まで徐々に昇温し残溶剤が0.01%以下
迄乾燥させると同時にイミド化を完結させた。この様に
して得られたポリイミド・ステンレス箔積層板の厚みは
55μmであった。この積層板にステンレスの回路を描
き通電させステンレス面状発熱体としたところ長期に2
50℃に耐えられる事が判った。この積層板の寸法安定
性、ステンレスエッチング後のポリイミドフィルムの特
性は表1の通りであり、面状発熱体用として優れたもの
であった。
PPDを40.8グラム、NMP800グラム中に60
℃で攪拌しながら溶解した後、、PMDAを51.7グ
ラム添加し60℃に保ちながら60分反応させた。その
後、BPDAを75.4グラム添加し60℃に保ちなが
ら120分反応させポリアミック酸ワニスを合成した。
得られたワニスの回転粘度は13000CPS、固有粘度ηは1.
03であった。得られたワニスをアプリケータにて厚さ1
8μmの圧延銅箔(日鉱共石 (株) 製、BHY-13T)にコ
ートし130℃の空気(風速5m/分、溶剤濃度0.2
%)で約4分かけて残溶剤を60%迄乾燥し、さらに、
160℃の空気(風速5m/分、溶剤濃度0.2%)で
約5分かけて残溶剤を15%まで乾燥させた。その後、
窒素雰囲気中で300℃から390℃まで5分かけて昇
温し残溶剤が0.02%迄乾燥させると同時にイミド化
を完結させた。この様にして得られたFCLの厚みは4
3μmであった。このFCLの寸法安定性、銅箔エッチ
ング後のポリイミドイルムの特性は表−1の通りであ
り、寸法安定性は実施例2と差が少ないが、ポリイミド
フィルムの伸び率、破断強度が低下しFCLのフィルム
としては全く好ましく無い特性を有することがわかる。
mの圧延銅箔(BHY-13T)にコートし、165℃の空気
(風速2m/分、溶剤濃度5%)で約12分かけて残溶
剤を18%まで乾燥させた。その後、窒素雰囲気中で3
00℃から390℃まで徐々に5分かけて昇温し残溶剤
を0.05%迄乾燥させると同時にイミド化を完結させ
た。この様にして得られたFCLの厚みは43μmであ
った。このFCLの寸法安定性、銅箔エッチング後のポ
リイミドイルムの特性は表−1の通りであり、フィルム
特性としては優れている。しかし、FCLの寸法安定性
は実施例2に比べ大きく低下して仕舞った。
mの圧延銅箔(BHY-13T)にコートし、130℃の空気
(風速5m/分、溶剤濃度0.1%)で約2分かけて残
溶剤を90%まで乾燥しさらに240℃の空気(風速5
m/分、溶剤濃度0.1%)で約4分かけて残溶剤を1
0%まで乾燥させた。その後、窒素雰囲気中で300℃
から390℃まで徐々に5分かけて昇温し残溶剤が0.
05%迄乾燥させると同時にイミド化を完結させた。こ
の様にして得られたFCLの厚みは43μmであった。
このFCLの寸法安定性、銅箔エッチング後のポリイミ
ドイルムの特性は表1の通りであり、フィルム特性とし
ては優れている。しかしながら、FCLの寸法安定性は
実施例2に比べ大きく低下して仕舞った。
PPDを49.8グラム(全ジアミンの91モル%)、N
MP774グラム中に60℃で攪拌しながら溶解した
後、BPDAを 37.7グラム(全ジアミンの0.2
5モル倍)添加し60℃に保ちながら30分反応させ
た。次ぎに、PMDAを51.7グラム添加し60℃に
保ちながら60分反応させた。その後、BPDAを3
7.7グラム添加し60℃に保ちながら120分反応さ
せポリアミック酸ワニスを合成した。得られたワニスの
回転粘度は16000CPS、固有粘度ηは1.12であった。得ら
れたワニスをアプリケータにて厚さ18μmの圧延銅箔
(日鉱共石 (株) 製、BHY-13T)にコートし130℃の
空気(風速5m/分、溶剤濃度0.2%)で約4分かけ
て残溶剤が60%迄乾燥し、さらに、160℃の空気
(風速5m/分、溶剤濃度0.2%)で約5分かけて残
溶剤を16%まで乾燥させた。その後、窒素雰囲気中で
300℃から390℃まで徐々に5分かけて昇温し残溶
剤が0.02%迄乾燥させると同時にイミド化を完結さ
せた。この様にして得られたポリイミド・銅箔積層品
(以下FCLと略す)の厚みは44μmであった。この
FCLの寸法安定性、銅箔エッチング後のポリイミドイ
ルムの特性は表1の通りであり、FCLの寸法安定性は
実施例1と同様に優れているが、フィルム特性は柔軟性
に欠けている。
PPDを40.8グラム(全ジアミンの75モル%)、N
MP908グラム中に60℃で攪拌しながら溶解した
後、BPDAを122.6グラム(全酸無水物の0.8
5モル倍)添加し60℃に保ちながら90分反応させ
た。次ぎに、PMDAを16.4グラム添加し60℃に
保ちながら90分反応させポリアミック酸ワニスを合成
した。得られたワニスの回転粘度は12500CPS、固有粘度
ηは1.03であった。得られたワニスをアプリケータにて
厚さ18μmの圧延銅箔(日鉱共石 (株) 製、BHY-13
T)にコートし130℃の空気(風速5m/分、溶剤濃
度0.2%)で約4分かけて残溶剤を55%迄乾燥し、
さらに、160℃の空気(風速5m/分、溶剤濃度0.
2%)で約5分かけて残溶剤を13%まで乾燥させた。
その後、窒素雰囲気中で300℃から390℃まで徐々
に5分かけて昇温し残溶剤を0.02%迄乾燥させると
同時にイミド化を完結させた。この様にして得られたポ
リイミド・銅箔積層品の厚みは43μmであった。この
FCLの寸法安定性、銅箔エッチング後のポリイミドイ
ルムの特性は表1の通りである。耐手半田性が悪くFC
Lとしては好ましいフィルムでは無かった。
NMP806グラム中に60℃で攪拌しながら溶解した
後、BPDAを21.9グラム(全ジアミンの0.15
モル倍、全酸無水物の15モル%)添加し60℃に保ちな
がら90分反応させた。次ぎに、PMDAを91.6グ
ラム(全酸無水物の85モル%)添加し60℃に保ちなが
ら90分反応させポリアミック酸ワニスを合成した。得
られたワニスの回転粘度は17500CPS、固有粘度ηは1.17
であった。得られたワニスをアプリケータにて厚さ18
μmの圧延銅箔(日鉱共石 (株) 製、BHY-13T)にコー
トし130℃の空気(風速5m/分、溶剤濃度0.2
%)で約4分かけて残溶剤を55%迄乾燥し、さらに、
160℃の空気(風速5m/分、溶剤濃度0.2%)で
約5分かけて残溶剤を16%まで乾燥させた。その後、
窒素雰囲気中で300℃から390℃まで徐々に5分か
けて昇温し残溶剤を0.04%迄乾燥させると同時にイ
ミド化を完結させた。この様にして得られたFCLの厚
みは44μmであった。このFCLの寸法安定性、銅箔
エッチング後のポリイミドイルムの特性は表1の通りで
ある。フィルムの伸び率が低くFCLとしては好ましい
フィルムでは無かった。
ミック酸ワニスについての新規な合成方法と、金属箔に
そのワニスを塗布して乾燥、イミド化する際の新規な方
法を提供するものである。
ム特性を兼ね備えたポリイミドフィルム・金属箔積層体
を製造することができ、プリント回路基板、面状発熱体
等の電子、電気工業分野に極めて有用であると云わざる
を得ない。
Claims (8)
- 【請求項1】 少なくともピロメリット酸二無水物20〜
80モル%および3,3',4,4'-ビフェニルテトラカルボン酸
二無水物80〜20モル%の2種の酸無水物と、p−フェニ
レンジアミン50〜80モル%および下記式(式1)、〔化
1〕で表されるジアミン50〜20モル%の、2種類のアミ
ンを、溶媒中で反応して得られるポリアミック酸を金属
箔に塗布し、次いで加熱して乾燥イミド化してなること
を特徴とするポリイミドフィルム・金属箔積層体。 【化1】 ( 式中:Xは直結、炭素数1〜10の炭化水素基、6フ
ッ素化イソプロピリデン、カルボニル基、チオ基または
スルホニル基を表す。 ) - 【請求項2】 請求項1記載のポリイミドフィルム・金
属箔積層体を製造するための方法にして、予め該アミン
を溶解した溶液に、まず少なくとも一部の3,3',4,4'-ビ
フェニルテトラカルボン酸二無水物を添加して反応せし
めた後に、ピロメリット酸二無水物を反応させたポリア
ミック酸を金属箔に塗布することを特徴とするポリイミ
ドフィルム・金属箔積層体の製造方法。 - 【請求項3】 請求項1記載のポリイミドフィルム・金
属箔積層体を製造するための方法にして、ポリイミドフ
ィルム・金属箔積層体の製造過程で、ポリアミック酸を
乾燥イミド化するのに用いる熱風の温度を、220℃以
下、風速を3m/分以上、溶剤濃度を1%以下にして、
生成するフィルムの残溶剤を50%以下とした後、さら
に300℃以上の温度で残溶剤を0.5%以下とするこ
とを特徴とするポリイミドフィルム・金属箔積層体の製
造方法。 - 【請求項4】 予め該アミンを溶解した溶液に、まず少
なくとも一部の3,3',4,4'-ビフェニルテトラカルボン酸
二無水物を添加して反応せしめた後に、ピロメリット酸
二無水物を反応させたポリアミック酸を金属箔に塗布す
る請求項3記載のポリイミドフィルム・金属箔積層体の
製造方法。 - 【請求項5】 アミンとしてp−フェニレンジアミン50
〜80モル%、下記式(式1)、〔化2〕で表されるジア
ミン30〜 5モル%、およびビスアミノフェニルエーテル
20〜15モル%を用いる請求項1項記載のポリイミドフィ
ルム・金属箔積層体。 【化2】 (式中:Xは直結、炭素数1〜10の炭化水素残基、6フ
ッ素化イソプロピリデン、カルボニル基、チオ基または
スルホニル基を表す。) - 【請求項6】 請求項5記載のポリイミドフィルム・金
属箔積層体を製造するための方法にして、予め該アミン
を溶解した溶液に、まず少なくとも一部の3,3',4,4'-ビ
フェニルテトラカルボン酸二無水物を添加して反応せし
めた後に、ピロメリット酸二無水物を反応させたポリア
ミック酸を金属箔に塗布する事を特徴とするポリイミド
フィルム・金属箔積層体の製造方法。 - 【請求項7】 請求項5記載のポリイミドフィルム・金
属箔積層体を製造するための方法にして、ポリイミドフ
ィルム・金属箔積層体の製造過程で、ポリアミック酸を
乾燥イミド化するのに用いる熱風の温度を、220℃以
下、風速を3m/分以上、溶剤濃度を1%以下にして、
生成するフィルムの残溶剤を50%以下とした後、さら
に300℃以上の温度で残溶剤を0.5%以下とするこ
とを特徴とするポリイミドフィルム・金属箔積層体の製
造方法。 - 【請求項8】 予め該アミンを溶解した溶液に、まず少
なくとも一部の3,3',4,4'-ビフェニルテトラカルボン酸
二無水物を添加して反応せしめた後に、ピロメリット酸
二無水物を反応させたポリアミック酸を金属箔に塗布す
る請求項7記載のポリイミドフィルム・金属箔積層体の
製造方法。
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