JPH07124807A - シリンダブロックの加工方法 - Google Patents

シリンダブロックの加工方法

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Publication number
JPH07124807A
JPH07124807A JP29418893A JP29418893A JPH07124807A JP H07124807 A JPH07124807 A JP H07124807A JP 29418893 A JP29418893 A JP 29418893A JP 29418893 A JP29418893 A JP 29418893A JP H07124807 A JPH07124807 A JP H07124807A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder block
bearing hole
processing
seat surface
machining
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP29418893A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsugumaru Yamashita
貢丸 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
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Publication of JPH07124807A publication Critical patent/JPH07124807A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】特殊な位置決め治具等を用いることなく、クラ
ンクシャフト軸受孔の中心とシリンダブロック上面との
間のトッピング寸法の加工精度の向上を図る。 【構成】シリンダブロック2のクランクシャフト軸受孔
3と、シリンダブロック上面6とを加工するシリンダブ
ロックの加工方法であって、上記クランクシャフト軸受
孔3の中心Cに対して予め設定された一定の距離L1を
隔てた位置に座面加工具5を設け、軸受孔加工具4によ
る上記クランクシャフト軸受孔3の加工時に、上記座面
加工具5でシリンダブロック上面側7の一部に座面8を
形成した後に、上記座面8を基準面RPとしてシリンダ
ブロック上面6を所定高さに加工することを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、シリンダブ
ロックのクランクシャフト軸受孔と、シリンダブロック
上面とを仕上げ加工するようなシリンダブロックの加工
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、シリンダブロックのクランクシ
ャフト軸受孔を中ぐり加工する装置としては、クイル送
り装置により送り制御されるクイル駆動装置(主軸台)
にクイル(quill )を取付け、このクイルで上述のクラ
ンクシャフト軸受孔を中ぐり加工する装置が知られてい
る(実開昭60−167610号公報参照)。
【0003】従来、このような装置を用いて図3に示す
如きシリンダブロック31のクランクシャフト軸受孔
(クランクジャーナル穴)32とシリンダブロック上面
33とを加工する加工方法としては、まずシリンダブロ
ック31の下面34を基準面(reference plane )RP
として、この基準面RPから上方へ距離L4だけ離間す
るクランクシャフト軸受孔32を上述のクイルのような
軸受孔加工具で加工した後に、上述の基準面RPから上
方へ距離L5だけ離間するシリンダブロック上面33を
上面加工具で加工する加工方法がある。
【0004】この従来の加工方法によれば、上述の基準
面RPを基準として可及的加工精度のばらつきを抑制す
ることができるが、図3に示すクランクシャフト軸受孔
32の中心Oとシリンダブロック上面33との間の距離
L6いわゆるトッピング寸法(topping dimension )の
加工精度は、加工方法がクランクシャフト軸受孔32の
中心Oに直接的に関与していない関係上、±50μmが
限界であった。
【0005】上述のトッピング寸法L6は、ピストン上
死点決定および燃焼室の容積決定等のエンジンの性能を
一定に確保するため、高い加工精度が要求されるが、上
述の従来方法においては要求精度に充分対応することが
困難な問題点があった。
【0006】一方、上述のクランクシャフト軸受孔32
を基準としてシリンダブロック上面33を加工する方法
もあるが、この場合には、求められるようにクランクシ
ャフト軸受孔32の中心Oが求められるように特殊な位
置決め治具によりシリンダブロック31を位置決めする
必要があり、コストアップを招く問題点があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この発明の請求項1記
載の発明は、特殊な位置決め治具等を用いることなく、
クランクシャフト軸受孔の中心とシリンダブロック上面
との間のトッピング寸法の加工精度の向上を図ることが
できるシリンダブロックの加工方法の提供を目的とす
る。
【0008】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の目的と併せて、座面加工具と軸受孔
加工具とを同一の加工ユニットに一体的に取付けること
で、上述のトッピング寸法のより一層の精度向上を図る
ことができるシリンダブロックの加工方法の提供を目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1記載
の発明は、シリンダブロックのクランクシャフト軸受孔
と、シリンダブロック上面とを加工するシリンダブロッ
クの加工方法であって、上記クランクシャフト軸受孔の
中心に対して予め設定された一定の距離を隔てた位置に
座面加工具を設け、軸受孔加工具による上記クランクシ
ャフト軸受孔の加工時に、上記座面加工具でシリンダブ
ロック上面側の一部に座面を形成した後に、上記座面を
基準面としてシリンダブロック上面を所定高さに加工す
るシリンダブロックの加工方法であることを特徴とす
る。
【0010】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成と併せて、上記座面加工具が、
上記軸受孔加工具を備えた加工ユニットと一体的に設け
られたシリンダブロックの加工方法であることを特徴と
する。
【0011】
【発明の効果】この発明の請求項1記載の発明によれ
ば、上述の軸受孔加工具によるクランクシャフト軸受孔
の加工時に、座面加工具でシリンダブロック上面側の一
部に座面が形成され、次に、この座面を基準面としてシ
リンダブロック上面が所定高さに加工される。ここで、
上述の座面加工具はクランシャフト軸受孔の中心に対し
て予め設定された一定の距離を隔てた位置に設けたもの
であるから、上記座面を基準面としてシリンダブロック
上面を所定高さに加工することにより、特殊な位置決め
治具等を用いることなく、クランクシャフト軸受孔の中
心とシリンダブロック上面との間のトッピング寸法の加
工精度の向上を図ることができる効果がある。
【0012】この発明の請求項2記載の発明によれば、
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、上述の座面加
工具は軸受孔加工具を備えた加工ユニットと一体的に設
けられているので、これら各加工具間距離の設定により
上述のトッピング寸法をより一層高精度に加工すること
ができる効果がある。
【0013】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面はシリンダブロックの加工方法を示し、図
1においてクランクジャーナル穴仕上げ加工ユニット1
には、シリンダブロック2のクランクジャーナル穴3を
仕上げ加工する軸受孔加工具4と、上述のクランクジャ
ーナル穴3の中心Cに対して予め設定された一定の距離
L1を隔てた位置に設けられる座面加工具5とを一体的
に設けている。
【0014】そして、上述のクランクジャーナル穴仕上
げ加工ユニット1における軸受孔加工具4でクランクジ
ャーナル穴3を仕上げ加工する時に、上述の座面加工具
5でシリンダブロック2の上面6(完成面)に対して仕
上げ代を残した状態にシリンダブロック上面側7の一部
に座面8を形成する。なお、上述の各加工は例えば専用
機加工ラインにおいて行なわれる。
【0015】次に、上述のクランクジャーナル穴3の仕
上げ加工および座面8の形成加工終了後のシリンダブロ
ック2を、次工程のNC加工ラインに搬送し、このNC
加工ラインにおいて図2に示すように上述の座面8を基
準面(reference plane )RPとしてシリンダブロック
上面側7をNC制御される上面加工具(図示せず)によ
り仕上げ代に相当する所定量L2だけ加工して、シリン
ダブロック上面6(完成面)を所定高さに形成する。
【0016】このように、上述の軸受孔加工具4による
クランクシャフトジャーナル穴3の仕上げ加工時に、座
面加工具5でシリンダブロック上面側7の一部に座面8
が形成され、次に、この座面8を基準面RPとしてシリ
ンダブロック上面6が所定高さの完成寸法に形成され
る。ここで、上述の座面加工具5はクランクシャフトジ
ャーナル穴3の中心Cに対して予め設定された一定の距
離L1を隔てた位置に設けたものであるから、上述の座
面8を基準面RPとしてシリンダブロック上面6を加工
することにより、特殊な位置決め治具等を用いることな
く、クランクシャフトジャーナル穴3の中心Cとシリン
ダブロック上面6との間のトッピング寸法L3(図2参
照)の加工精度の向上を図ることができる効果がある。
【0017】加えて、上述の座面加工具5は軸受孔加工
具4を備えたクランクジャーナル穴仕上げ加工ユニット
1と一体的に設けられているので、これら各加工具4,
5間距離の設定により上述のトッピング寸法L3をより
一層高精度に加工することができる効果がある。
【0018】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明のクランクシャフト軸受孔は、実施
例のクランクジャーナル穴3に対応し、以下同様に、加
工ユニットは、クランクジャーナル穴仕上げ加工ユニッ
ト1に対応するも、この発明は、上述の実施例の構成の
みに限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシリンダブロックの加工方法における
座面形工程の説明図。
【図2】本発明のシリンダブロックの加工方法における
シリンダブロック上面加工工程の説明図。
【図3】従来のシリンダブロックの加工方法を示す説明
図。
【符号の説明】
1…加工ユニット 2…シリンダブロック 3…クランクジャーナル穴 4…軸受孔加工具 5…座面加工具 6…シリンダブロック上面 7…シリンダブロック上面側 8…座面 RP…基準面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダブロックのクランクシャフト軸受
    孔と、シリンダブロック上面とを加工するシリンダブロ
    ックの加工方法であって、上記クランクシャフト軸受孔
    の中心に対して予め設定された一定の距離を隔てた位置
    に座面加工具を設け、軸受孔加工具による上記クランク
    シャフト軸受孔の加工時に、上記座面加工具でシリンダ
    ブロック上面側の一部に座面を形成した後に、上記座面
    を基準面としてシリンダブロック上面を所定高さに加工
    するシリンダブロックの加工方法。
  2. 【請求項2】上記座面加工具が、上記軸受孔加工具を備
    えた加工ユニットと一体的に設けられた請求項1記載の
    シリンダブロックの加工方法。
JP29418893A 1993-10-29 1993-10-29 シリンダブロックの加工方法 Pending JPH07124807A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29418893A JPH07124807A (ja) 1993-10-29 1993-10-29 シリンダブロックの加工方法

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Publications (1)

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JPH07124807A true JPH07124807A (ja) 1995-05-16

Family

ID=17804459

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JP29418893A Pending JPH07124807A (ja) 1993-10-29 1993-10-29 シリンダブロックの加工方法

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JP (1) JPH07124807A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104028948A (zh) * 2014-06-09 2014-09-10 广西玉柴机器股份有限公司 气门导管底孔的加工方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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