JPH0520815U - クランクシヤフトミラーの位相クランプ装置 - Google Patents

クランクシヤフトミラーの位相クランプ装置

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JPH0520815U
JPH0520815U JP7679491U JP7679491U JPH0520815U JP H0520815 U JPH0520815 U JP H0520815U JP 7679491 U JP7679491 U JP 7679491U JP 7679491 U JP7679491 U JP 7679491U JP H0520815 U JPH0520815 U JP H0520815U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワークの位相基準面と対向する位置にワーク
を押圧する部分がなくとも位相位置決めを可能にする。 【構成】 加工すべきワーク3の両端をクランプするチ
ャック4,5の一方に設けられた位相基準ブロック14
に、ワーク3のカウンタウエイト3aに形成された位相
基準面3bを当接させてワーク3の位相位置決めを行う
クランクシャフトミラーにおいて、上記位相基準ブロッ
ク14の設けられたチャック4と別のチャック5側に、
ワーク3を回転させることによりワーク3の位相基準面
を位相基準ブロック14へ当接させるクランプシリンダ
15を設けたもので、クランプシリンダ15によりワー
ク3を回転させて位相位置決めとクランプを行うため、
位相基準面と対向する位置にワーク3を押圧する部分が
ないワーク3の位相位置決めも簡単に行える。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は加工すべきワークの位相決めを行うクランクシャフトミラーの位相 クランプ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来エンジンなどに使用するクランクシャフト(ワーク)はクランクシャフト ミラーにより加工を行っているが、加工するに当ってワークの位相決めを行う必 要がある。 このため従来では図1に示すようにワークaをクランプするチャックbの一方 に位相基準ブロックcを設けて、この位相基準ブロックcに位相爪dによりワー クaのカウンタウエイトeに形成された位相基準面fを当接させることにより、 ワークaの位相決めを行った後ワークaの両端をチャックbでクランプしている 。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしV型6気筒エンジンや、V型8気筒エンジン等に使用されるクランクシ ャウトのカウンタウエイトeは、図2に示すように位相基準ブロックcに当接さ せる位相基準面fと位相爪dで押圧する部分gが対向していない場合があり、こ のため押圧する部分gの斜線部分を加工して位相基準ブロックcに当接させる位 相基準面fと対向させる必要があるが、十分な対向面を確保することは、クラン クシャフトの回転バランスが崩れることから、かなり難しいなどの不具合があっ た。 また基準面と対向する位置に十分な面が確保できないワークを位相クランプ装 置でクランプする場合、ワークの搬入方向が上方の一方向に制限されるため、ワ ークの搬入出を自動的に行うなどの自動化が困難であるなどの不具合もある。 この考案は上記不具合を解決する目的でなされたもので、ワークの位相基準面 以外の加工を必要とせず、かつ自動化も容易なクランクシャフトミラーの位相ク ランプ装置を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この考案は上記目的を達成するために、加工すべきワークの両端をクランプす るチャックの一方に設けられた位相基準ブロックに、ワークのカウンタウエイト に形成された位相基準面を当接させてワークの位相位置決めを行うクランクシャ フトミラーにおいて、上記位相基準ブロックの設けられたチャック4と別のチャ ック側に、ワークを回転させることによりワークの位相基準面を位相基準ブロッ クへ当接させるクランプシリンダを設けたものである。
【0005】
【作 用】
上記構成により位相基準面と対向する位置を押圧することなくワークの位相位 置決めが可能になると共に、ワーク搬入方向に制限を受けることが少ないので、 ワーク自動搬入出などの自動化も容易である。
【0006】
【実 施 例】
この考案の一実施例を図3ないし図7に示す図面を参照して詳述する。 図3はクランクシャフトミラーの全体図を示すもので、ベッド1上に2基のワ ークベッド2が接離方向に移動自在に設置されており、これらワークベッド2の 対向面にワーク3の両端をクランプするチャック4,5が設けられている。 また上記ワークベッド2の間にはチャック4,5の間にクランプされたワーク 3の軸線方向に移動自在な2基のサドル6が設けられていて、これらサドル6上 にワーク3の軸線と直交する方向へ移動自在なスライド7が設けられており、こ れらスライド7にワーク3を切削加工するカッタ8が設けられたスイングベッド 9と、ワーク3の加工位置と隣接する個所を支持するワークレスト10が設けら れている。 なお図中11は加工により発生した切粉を排出するチップコンベアである。
【0007】 一方上記ワークベッド2の一方に設けられたチャック4には位相基準ブロック 14が、そして他方のチャック5にはクランプシリンダ15が設けられている。 上記位相基準ブロック14は図5に示すようにワークの端部をクランプするク ランプ爪4aの間に設置されていて、この位相基準ブロック14にワーク3のカ ウンタウエイト3a部分に形成した位相基準面3bを当接させることにより、ワ ーク3の位相位置決めが行えるようになっている。
【0008】 またチャック5側に設けられたクランプシリンダ15は図6に示すようにワー ク3をクランプする3本のクランプ爪5aの一本と軸線が平行するようにシリン ダ部15aがチャック5の前面に取付けられていて、このシリンダ部15a内に エアまたは油圧などの流体圧で動作するピストン15bが収容されている。 そしてこのピストン15bの先端はシリンダ部15aの端面よりワーク3のカ ウンタウエイト3c方向へ突出されていて、カウンタウエイト3cを矢印方向へ 回転できるようになっている。
【0009】 次に図7に示す回路図も参照して作用を説明すると、加工すべきワーク3はク ランクシャフトミラーの上方より各チャック3,4の間にワーク自動搬入出装置 (図示せず)などで搬入され、両端の中心に穿設されたセンタ孔3dに各チャッ ク4,5の中心に設けられたセンタ4b,5bが挿入された各センタ4b,5b の間にワーク3が図4に示すように支持される。 次にこの状態でチャック5に設けられたクランプシリンダ15に図7に示す回 路の電磁弁16及び絞り弁17を介して流体圧が供給されてピストン15bが突 出し、ピストン15dによりワーク3のカウンタバランス3cが図6の矢印方向 へ回転される。 これによってチャック4側に位置するカウンタウエイト3aが図5の矢印方向 へ回転されるため、カウンタウエイト3aに形成された位相基準面3bが位相基 準ブロック14に当接されてワーク3の位相位置決めが行われると共に、ワーク 3は位相基準ブロック14とクランプシリンダ15の間で回転が固定される。
【0010】 その後各チャック4,5のクランプ爪4a,5bが中心方向へ移動されてワー ク3の両端をクランプし、カッタ8によりワーク3の加工が行われるようになる 。 なお上記実施例ではクランプシリンダ15によりワーク3のカウンタウエイト 3cを下方から上方へ回転させるようにしたが、図8に示すようにワーク3を側 方より回転させて位相位置決めを行うようにしてもよい。
【0011】
【考案の効果】
この考案は以上詳述したように、位相基準面が形成されたカウンタウエイト以 外のカウンタウエイトやワークの一部をクランプシリンダで押圧してワークを回 転させ、位相基準面を基準ブロックに当接させて位相位置決めを行うようにした ことから、従来の位相クランプ装置のように位相基準面と対向する位置にワーク を押圧する部分を必要としない。 これによってV型6気筒エンジンや、V型8気筒エンジンに使用するクランク シャフトのように位相基準面と対向する位置に十分な面が確保できない特殊形状 のワークであっても、位相位置決めが容易に行えるようになる。 またワークの搬入方向も従来の位相クランプ装置のように一方向に制限される ことがないため、ワークの自動搬入出が可能になり、これによって装置全体が自 動化が図れるため生産性の大幅な向上も図れるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の位相クランプ装置を示す説明図である。
【図2】V型6気筒エンジンに使用するクランクシャフ
トのカウンタ形状を示す説明図である。
【図3】この考案の一実施例になる位相クランプ装置を
採用したクランクシャフトミラーの正面図である。
【図4】ワークの位相位置決めを行う作用説明図であ
る。
【図5】図4のZ方向からの矢視図である。
【図6】図4のY方向からの矢視図である。
【図7】クランプシリンダへ流体圧を供給する回路を示
す回路図である。
【図8】この考案の他の実施例を示す説明図である。
【符号の説明】
3 ワーク、3a カウンタウエイト、4,5 チャッ
ク、14 位相基準ブロック、15 クランプシリン
ダ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工すべきワーク3の両端をクランプす
    るチャック4,5の一方に設けられた位相基準ブロック
    14に、ワーク3のカウンタウエイト3aに形成された
    位相基準面3bを当接させてワーク3の位相位置決めを
    行うクランクシャフトミラーにおいて、上記位相基準ブ
    ロック14の設けられたチャック4と別のチャック5側
    に、ワーク3を回転させることによりワーク3の位相基
    準面3bを位相基準ブロック14へ当接させるクランプ
    シリンダ15を設けてなるクランクシャフトミラーの位
    相クランプ装置。
JP1991076794U 1991-08-30 1991-08-30 クランクシャフトミラーの位相クランプ装置 Expired - Fee Related JP2577211Y2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100435687B1 (ko) * 2001-11-07 2004-06-12 현대자동차주식회사 캠샤프트 프로파일 가공용 도그
CN110355585A (zh) * 2018-05-03 2019-10-22 襄阳航宇机电液压应用技术有限公司 一种阀体固定夹具
JP2020116723A (ja) * 2019-01-29 2020-08-06 株式会社Fuji チャック装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS615549U (ja) * 1984-06-14 1986-01-14 トヨタ自動車株式会社 クランクシヤフトの位相割出装置

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