JPH06218621A - ブローチ工具 - Google Patents

ブローチ工具

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Publication number
JPH06218621A
JPH06218621A JP878093A JP878093A JPH06218621A JP H06218621 A JPH06218621 A JP H06218621A JP 878093 A JP878093 A JP 878093A JP 878093 A JP878093 A JP 878093A JP H06218621 A JPH06218621 A JP H06218621A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
finishing
segments
segment
working
tool
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP878093A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanori Hazama
正則 狭間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Komatsu Ltd filed Critical Komatsu Ltd
Priority to JP878093A priority Critical patent/JPH06218621A/ja
Publication of JPH06218621A publication Critical patent/JPH06218621A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 異材質のワークに対しても精度の高いブロー
チ加工を可能にする。 【構成】 外周面に加工用のチップ4〜7が取付けら
れ、かつ円周方向に複数分割されたセグメント11 〜1
6 を工具本体1に着脱自在に取付けたブローチ工具にお
いて、上記工具本体1に材質の異なるワークを仕上げ加
工する複数の仕上げ加工用セグメント15 、16 を取付
けると共に、加工時これらセグメント15 、16 が干渉
しないよう各セグメント15 、16 のチップ取付け位置
に半径方向に段差Hを設けたもので、これによって材質
に合せて仕上げ加工用セグメント15、16 を選択使用
することにより、材質が変っても精度の高い仕上げ加工
が可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は材質の異なるワークで
も精度よく加工できるブローチ工具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来エンジンなどに使用されるクランク
シャフトは、クランクシャフトミラーを使用して旋削加
工していたが、近年では生産性を高めるためブローチ盤
を使用してブローチ加工する場合も多くなっている。ま
たブローチ盤に使用するブローチ工具としては、例えば
特開平2−243216号公報などで提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来のブローチ
工具は、ブローチ外径と取代の関係から、スペース的に
1種類の仕上げセグメントしか工具本体に装着すること
ができない。このため材質が例えば鋼やダクタイル鋳物
のように異なるクランクシャフトを加工する場合、異材
質の剛性差から、一方の材質に合せて仕上げ精度を調整
しても、材質の異なるワークを加工すると、仕上げ外径
が増減して精度の高い加工ができない。また両材質の中
間的な値にセットすると、機械能力としては許容値幅が
大きくなり過ぎて、両方の精度が低下する不具合があ
る。かかる不具合を改善するため、クランクシャフトの
回転中心とクランクシャフトの中心を一致させた状態で
クランクシャフトの中央ジャーナルをワークレストによ
り支承して加工する方法も提案されているが、この方法
でもワークレストを設置していないジャーナルについて
は、前述したような不具合が生じて精度の高い加工は困
難である。
【0004】一方ブローチ工具を切込み方向にNC制御
できるようにしたブローチ盤では、材質毎にブローチ工
具の切込み方向前端位置を変化させることにより、材質
の剛性差による加工径の誤差を補正するようにする方法
もあるが、この方法でも各ジャーナルの相違径を補正す
ることができないことから、精度の高い加工をする上で
不十分である。この発明はかかる事情に鑑みなされたも
ので異材質のワークでも精度の高い加工が可能なブロー
チ工具を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するために、外周面に加工用のチップが取付けられ、
かつ円周方向に複数分割されたセグメントを工具本体に
着脱自在に取付けたブローチ工具において、上記工具本
体に材質の異なるワークを仕上げ加工する複数の仕上げ
加工用セグメントを取付けると共に、加工時これらセグ
メントが干渉しないよう各セグメントのチップ取付け位
置に、半径方向に段差を設けたものである。
【0006】
【作 用】上記構成により、異材質で剛性に差があっ
ても、材質に合せた仕上げ加工用セグメントにより仕上
げ加工することにより、精度の高いブローチ加工が可能
になる。
【0007】
【実 施 例】この発明の一実施例を図面を参照して詳
述する。図1はブローチ工具の側面図、図2は加工すべ
きクランクシャフト(ワーク)の各ジャーナル毎に配置
されたブローチ工具の展開図(なお図2では第4ジャー
ナルJ4 と第5ジャーナルJ5 に配置されたブローチ工
具のみを示す)である。
【0008】図1において1は工具本体で、外周部に例
えば6分割されたセグメント11 ないし16 がキー2に
より位置決めされた状態で固着具13により固定されて
いる。上記各セグント11 ないし16 のうち、セグメン
ト11 及び12 はチーク加工用、セグント13 はショル
ダ粗加工用、セグメント14 は外径粗加工用となってい
ると共に、セグント15 及び16 はワーク3のそれぞれ
異なる材質の部分を仕上げ加工する仕上げ加工用となっ
ている。
【0009】上記仕上げ加工用セグメント15 ,16
一方15 は、図3に示すように外周面に、ジャーナル3
a両側の側面3bとアンダカットされたR溝3cを仕上
げ加工する2組の仕上げ用チップ4が、そしてこれら仕
上げ用チップ4の間にジャーナル3aの外周面を仕上げ
加工する1組の仕上げ用チップ5が取付けられている。
【0010】また他方の仕上げ加工用セグメント16
図4に示すように外周部のほぼ半分に切欠部1aが形成
されており、かつ残りの外周部1bの外径は上記仕上げ
加工用セグメント15 との干渉を防止するため、半径方
向に段差Hが設けられていて、外周部1bにジャーナル
3a両側の側面及びアンダカットされたR溝3cを仕上
げ加工する2組の仕上げ用チップ6と、これらチップ6
の間にジャーナル3aの外周面を仕上げ加工する1組の
仕上げ用チップ7が取付けられている。
【0011】一方これら仕上げ用チップ4ないし7は図
5に示すように、固着具8によりセグメント15 、16
に取付けられていて、側面3b及びR溝3cを仕上げ加
工する仕上げ用チップ4,6は固着具8を緩めた状態で
調整ねじ9を回転することにより調整する。
【0012】またジャーナル3aの外周面を仕上げ加工
する仕上げ用チップ5及び7は固着具8を緩めた状態
で、調整ねじ10によりウェッジ11を介してホルダ5
a,7aを上下動することにより調整するようになって
いる。
【0013】次に作用を説明すると、加工すべきワーク
3を図示しないブローチ盤にセットしたら、ブローチ工
具を矢印A方向へ回転させてまずチーク加工用セグメン
ト11 、12 によりワーク3のチーク3dを加工し、チ
ーク3dの加工が完了したら、ショルダ粗加工用セグメ
ント13 でショルダを、そして外径粗加工用セグメント
4 によりジャーナル3aの外径を粗加工する。またワ
ーク3の粗加工が完了したら、仕上げ用セグメント15
の仕上げ用チップ4により図6に示すジャーナル3a両
側の側面3bとR溝3cを仕上げ加工し、仕上げ用チッ
プ5によりジャーナル3aの外周面を仕上げ加工する。
以上のようにしてワーク3の仕上げ加工が終了したらブ
ローチ盤よりワーク3を取外す。
【0014】次に上記ワーク3と材質の異なるワーク3
を加工する場合はチークから外径粗加工までをセグメン
ト11 ないし14 を使用して上記と同様に行い、仕上げ
加工は仕上げ加工用セグメント16 を使用する。仕上げ
加工用セグメント16 を使用するに当っては、外径粗加
工が完了してワーク3が図1のB位置にある状態で工具
本体1の取付けられた切込みスライド(図示せず)を仕
上げ加工用セグメント15 及び16 の段差Hだけ後退さ
せる。そしてこの状態で工具本体1をワーク3が仕上げ
用セグメント16 の切欠部1aに達するまで矢印A方向
へ回転させ、この状態で仕上げ加工用セグメント16
仕上げ用チップ6により図6に示すジャーナル両側の側
面3bとR溝3c及びジャーナル3aの外周面を仕上げ
加工するもので、予め仕上げ加工用セグメント15 、1
6 の外径に段差Hを設けてあるので、仕上げ加工用セグ
メント15 の仕上用チップ4,5がワーク3と干渉する
ことなく、仕上げ加工用セグメント16により材質の異
なるワーク3の加工が可能になる。
【0015】
【発明の効果】この発明は以上詳述したように、材質の
異なるワークに対応した複数個の仕上げ加工用セグメン
トを備えていることから、異材質で剛性差のあるワーク
に対しても精度の高い仕上げ加工が可能になる。また加
工精度の向上により研摩等の後工程での取代が少なくで
きるため、後工程の生産性が向上すると共に、工具の消
耗も少なくできることから、工具費の低減が図れるよう
になる。さらにワークの仕上げ形状が図6及び図7に示
すように若干異なる場合でも容易に対応することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例になるブローチ工具の側面
図である。
【図2】この発明の一実施例になるブローチ工具の展開
図である。
【図3】この発明の一実施例になる仕上げ加工用セグメ
ントの斜視図である。
【図4】この発明の一実施例になる仕上げ加工用セグメ
ントの斜視図である。
【図5】この発明の一実施例になるブローチ工具のチッ
プ付近の斜視図である。
【図6】この発明の一実施例になるブローチ工具の加工
例を示す説明図である。
【図7】この発明の一実施例になるブローチ工具の他の
加工例を示す説明図である。
【符号の説明】
1…工具本体、11 〜16 …セグメント、15 、16
仕上げ加工用セグメント、4〜7…チップ、H…段差。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周面に加工用のチップ4〜7が取付け
    られ、かつ円周方向に複数分割されたセグメント11
    6 を工具本体1に着脱自在に取付けたブローチ工具に
    おいて、上記工具本体1に材質の異なるワークを仕上げ
    加工する複数の仕上げ加工用セグメント15 、16 を取
    付けると共に、加工時これらセグメント15 、16 が干
    渉しないよう各セグメント15 、16 のチップ取付け位
    置に半径方向に段差Hを設けてなるブローチ工具。
JP878093A 1993-01-22 1993-01-22 ブローチ工具 Pending JPH06218621A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP878093A JPH06218621A (ja) 1993-01-22 1993-01-22 ブローチ工具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP878093A JPH06218621A (ja) 1993-01-22 1993-01-22 ブローチ工具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06218621A true JPH06218621A (ja) 1994-08-09

Family

ID=11702399

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP878093A Pending JPH06218621A (ja) 1993-01-22 1993-01-22 ブローチ工具

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JP (1) JPH06218621A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010521328A (ja) * 2007-03-20 2010-06-24 ケンナメタル インコーポレイテッド 工具

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010521328A (ja) * 2007-03-20 2010-06-24 ケンナメタル インコーポレイテッド 工具
DE102007013153B4 (de) * 2007-03-20 2019-01-24 Kennametal Inc. Werkzeug

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