JPH0712434A - 吸収式冷凍機 - Google Patents

吸収式冷凍機

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Publication number
JPH0712434A
JPH0712434A JP14920793A JP14920793A JPH0712434A JP H0712434 A JPH0712434 A JP H0712434A JP 14920793 A JP14920793 A JP 14920793A JP 14920793 A JP14920793 A JP 14920793A JP H0712434 A JPH0712434 A JP H0712434A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
solution
liquid
absorption
pipe
Prior art date
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Pending
Application number
JP14920793A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Fujimoto
正之 藤本
Yoji Hiuga
陽児 日向
Hiroyuki Takada
浩行 高田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Tokyo Gas Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd, Tokyo Gas Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
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Publication of JPH0712434A publication Critical patent/JPH0712434A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 〔目的〕 能力低下を招かない不凝縮ガスを捕集する吸
収式冷凍機を提供する。 〔構成〕 再生器1と吸収器8と蒸発器7と凝縮器3等
からなる吸収式冷凍機において、吸収器8から再生器1
に至る溶液配管11から分岐した吸収液供給管12の先
端を間歇的に開閉する電磁弁15を介して抽気装置14
に接続すると共に、抽気装置14に溶液タンク9側から
導出の抽気管13を接続し、且つ抽気装置14の下部か
ら垂下した細管16の下端に気液分離器17に臨ませ、
抽気装置14に導く不凝縮ガスの上部に吸収液となる溶
液を電磁弁15にて間歇供給し、不凝縮ガスの上下を水
封し、この状態で溶液の重力で不凝縮ガスを気液分離器
17側へ押し下げ抽気捕集するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は器内に漏入又は発生す
る不凝縮ガス(空気或いは水素ガス等)を抽気するよう
にした吸収式冷凍機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ガス燃焼を熱源とする再生器,
吸収器,凝縮器,蒸発器等からなる吸収式冷凍機におい
ては、どうしても不凝縮ガス(空気或いは水素ガス等)
が器内に漏入又は発生するものであり、不凝縮ガスが存
在すると冷房能力が極端に低下する。この不凝縮ガスを
捕集する手段として、従来はエゼクター方式や実公昭5
2ー48044号公報の抽気装置が知られている。この
エゼクター方式は、例えば図6に示すように溶液ポンプ
から導出の配管aと凝縮器から導出の配管bを接続した
エゼクターcをガスセパレータdに連結し、ここで分か
れた不凝縮ガスをストレージタンクeに溜める構成を採
り、溶液ポンプよりエゼクターcに吸収液を導き、エゼ
クターcで生じる減圧を利用して不凝縮ガスを吸引し、
ガスと液を分離してストレージタンクeにガスを溜め、
このガスを水室fからの駆動水をもって抽気エゼクター
gに導き排気するようにする。
【0003】また、実公昭52ー48044号公報のも
のは、溶液ポンプよりの吸収液を噴射ジェツトの如くし
て吸収液液面に吹き付け、この液面近傍の不凝縮ガスは
細かいガス泡となって液中に取り込まれる。これをガス
セパレータでガスと液を分離してストレージタンクにガ
スを溜めるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
方法で不凝縮ガスを捕集するには相当量の吸収液(稀溶
液)を必要とするため、小型家庭用の吸収式冷凍機には
適さないものである。即ち、冷房に必要な溶液循環量と
同等若しくはそれ以上の量がなければ不凝縮ガスを捕集
できない。吸収液ポンプ(溶液ポンプ)を必要以上に溶
液アップをしなければならない欠点があった。
【0005】本発明は上記実情に鑑み、不凝縮ガスを導
入する抽気装置へ吸収液を電磁弁をもって間歇的に給送
することで、上記課題を解決する吸収式冷凍機を提供す
ることを目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、再生器と吸収
器と凝縮器と蒸発器等からなる吸収式冷凍機において、
吸収器から再生器に至る溶液配管から分岐した吸収液供
給管路の先端を間歇的に開閉する電磁弁を介して抽気装
置に接続すると共に、該抽気装置に吸収器に連設の溶液
タンクから導出の抽気管を接続し、且つ前記抽気装置の
下部から垂下した細管の下端を気液分離器に臨ませ、不
凝縮ガスと水蒸気を細管に一旦封じ込み重力で流下させ
るようにしたものである。
【0007】
【作用】上記のように、吸収器の底部に設けた溶液タン
クの上部から導いた不凝縮ガスを抽気装置に流入させる
と共に、該抽気装置の上端に臨む電磁弁の間歇的開閉
で、溶液ポンプを経て流れる吸収液となる溶液を抽気装
置に供給するため、前記抽気装置に流入し不凝縮ガスと
水蒸気は下方の縦状の細管内に一旦封じ込められるが、
この不凝縮ガスと水蒸気は上部に充填した溶液の自重に
て順次細管内を降下されるので、該細管の下部が気液分
離器の吸収液に浸っているため、軽い不凝縮ガスのみが
上昇し貯室へと溜められる。一方、ここで残った溶液は
戻り管を経て溶液タンクで戻る。
【0008】
【実施例】以下、本発明を実施例の図面に基づいて説明
すれば、次の通りである。
【0009】図1乃至図4は一段抽気タイプの抽気装置
を備えた吸収式冷凍機を示し、1は下部に冷房用燃焼装
置2を配設した再生器で、該再生器1の上部に連通した
凝縮器3から導出の冷媒配管4の先端を冷媒タンク5に
接続し、該冷媒タンク5に一旦溜まった冷媒液を冷媒ポ
ンプ6をもって蒸発器7に導く配管とし、該蒸発器7に
は連通した吸収器8が臨み、該吸収器8の下端部に溶液
タンク9を接続し、該溶液タンク9から溶液ポンプ10
を経て稀液となる溶液(吸収液)を再生器1へ戻すため
の溶液配管11の一部を分岐した吸収液供給管12の先
端を、溶液タンク9の上部から導出の抽気管13を配管
したタンク型抽気装置14の上端に電磁弁15を介在し
て接続する。この抽気装置14は下部に所定長さをもつ
細管16を有し、該細管16の下端を吸収液を溜める気
液分離器17に没入するよう連結し、且つ該気液分離器
17の上端一部に配管の流出管18を貯室19に接続
し、また気液分離器17の一部には溶液タンク9に戻る
液戻り管20を配管している。21は暖房用燃焼装置2
2を備えた温水熱交換器であり、23は蒸発器7から導
いた冷水配管24と温水熱交換器21から導いた温水配
管25を適宜切換え接続する室内機である。26は溶液
熱交換器である。
【0010】次にこの作用を説明すると、先ず吸収式冷
凍サイクルとなる冷凍機の冷房運転に際し、再生器1の
溶液が加熱で沸騰させ濃液と冷媒蒸気とに分けられ、こ
の立ち上った冷媒蒸気を凝縮器3へ導き凝縮して液冷媒
とする。この液冷媒は冷媒配管4を経て冷媒タンク5に
導き、該冷媒タンク5に一旦溜まった冷媒液を蒸発器7
の冷媒散布管27に給送して散布し、冷媒液の気化潜熱
を利用して冷水配管用伝熱管部を冷やし、この冷水を室
内機23へ導いて冷房を行なう。一方、蒸発器7で蒸発
した冷媒蒸気は連通の吸収器8へ流れ、この冷媒蒸気を
吸収器8の濃液分散管28で散布される再生器1から導
いた濃液に吸収し稀液となった溶液(吸収液)を溶液タ
ンク9に集め、この溶液を溶液ポンプ10を経て再生器
1に戻す溶液循環とすると共に、一方、溶液ポンプ10
からの溶液の一部を吸収液供給管12をもって抽気装置
14に、電磁弁15の間歇的開閉にて給送する。
【0011】ここにおいて、抽気装置14には溶液タン
ク9から抽気管13をもって不凝縮ガスに導かれる(図
3参照)。この場合、気液分離器17内には所定量の溶
液sが溜めてなるため、水蒸気を含む不凝縮ガスtの下
端が水封状態となる。
【0012】ここで、前記電磁弁15が一定時間開にし
て溶液sを抽気装置14に導入すれば、該抽気装置14
に予め流入してなる不凝縮ガスtの上部も溶液sで水封
状態となり、不凝縮ガスtが抽気装置14に連通の細管
16内に閉じ込められる(図4参照)。
【0013】従って、この不凝縮ガスtは上部の溶液s
の重力にて下部の気液分離器17へ送り込まれ、該気液
分離器17に溜めた溶液sにて不凝縮ガスtのみが上昇
し流出管18を経て貯室19に送られ捕集する。一方、
上方から流下してくる溶液sは液戻り管20を経て溶液
タンク9に戻すものでる。以下、電磁弁15の間歇的開
閉にて同作動を繰り返すことにより吸収器8より不凝縮
ガスtを抽気するものとなる。
【0014】図5は二段抽気タイプとなる抽気装置を示
す他の実施例である。これは、溶液を電磁弁の開閉によ
り間歇的供給する方法は前記実施例と同様である。ここ
で、図1に示す吸収液供給管12にて給送される溶液s
が、先ず不凝縮ガスtを抽気分管13aを経て分流する
一次タンク29に供給される。次に、この一次タンク2
9に溜まった溶液sは内部に備えた逆U字管30の最頂
部まで液面が来ると、逆U字管30内に溶液sが封じら
れ、一次タンク29内の溶液sは一挙に抽気装置14に
落ちる。そして、空になった時点で溶液sの移動は停止
し、再び溶液sが逆U字管30の最頂部まで溜まらなけ
れば溶液sの移動はない。即ち、溶液sは間歇的に抽気
装置14に供給され、該抽気装置14に直接導かれた不
凝縮ガスtを溶液sで水封し、前記同様にこの溶液sの
重力で不凝縮ガスtを押し下げ器液分離器17へ繰出し
不凝縮ガスtを分離し、該不凝縮ガスtのみを貯室19
へ捕集する。
【0015】
【発明の効果】上述のように、本発明の吸収式冷凍機は
不凝縮ガスを抽気装置へ導くと共に、上方から溶液(臭
化リチウム)を細管内に間歇的に流すことにより、封じ
込めた不凝縮ガスを気液分離器で分離捕集し得る。勿
論、抽気装置へ吸収器,凝縮器からの不凝縮ガス用配管
を導くことで双方の不凝縮ガスを捕集する。また、溶液
は溶液ポンプより分岐し弁のオン−オフ又は相当の方法
にて液を間歇的に流下せしめ、溶液の重力にて捕集する
ようにしたため、極少量の不凝縮ガスでも能力低下を招
くことなく安定した能力を確保し得る。しかも、長期停
止した場合、ガスが停滞しやすいが、この様なときも、
運転前に溶液ポンプを回すことだけで抽気ができ、サー
ビスとしての抽気ポンプが不要となる等の効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す吸収式冷凍機の抽気系統
の説明図である。
【図2】同吸収式冷凍機の概略図である。
【図3】同抽気装置部の説明図である。
【図4】同細管に流入の不凝縮ガスの上下を水封した説
明図である。
【図5】抽気装置部の他の実施例の説明図である。
【図6】従来の抽気装置部の説明図である。
【符号の説明】
1 再生器 3 凝縮器 7 蒸発器 8 吸収器 9 溶液タンク 13 抽気管 14 抽気装置 15 電磁弁 16 細管 17 器液分離器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 再生器と吸収器と凝縮器と蒸発器等から
    なる吸収式冷凍機において、吸収器から再生器に至る溶
    液配管から分岐した吸収液供給管の先端を間歇的に開閉
    する電磁弁を介して抽気装置に接続すると共に、該抽気
    装置に吸収器に連設の溶液タンクから導出の抽気管を接
    続し、且つ前記抽気装置の下部から垂下した細管の下端
    を気液分離器に臨ませ、不凝縮ガスと水蒸気を細管に一
    旦封じ込み重力で流下させることを特徴とする吸収式冷
    凍機。
JP14920793A 1993-06-21 1993-06-21 吸収式冷凍機 Pending JPH0712434A (ja)

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JP14920793A JPH0712434A (ja) 1993-06-21 1993-06-21 吸収式冷凍機

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ID=15470176

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JP14920793A Pending JPH0712434A (ja) 1993-06-21 1993-06-21 吸収式冷凍機

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007006289A1 (de) * 2005-07-11 2007-01-18 Technische Universität Berlin Verfahren zum abführen eines gases aus einer wärmepumpe und wärmepumpe

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2007006289A1 (de) * 2005-07-11 2007-01-18 Technische Universität Berlin Verfahren zum abführen eines gases aus einer wärmepumpe und wärmepumpe

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