JPS5828907B2 - 吸収冷凍機の抽気装置 - Google Patents
吸収冷凍機の抽気装置Info
- Publication number
- JPS5828907B2 JPS5828907B2 JP53135757A JP13575778A JPS5828907B2 JP S5828907 B2 JPS5828907 B2 JP S5828907B2 JP 53135757 A JP53135757 A JP 53135757A JP 13575778 A JP13575778 A JP 13575778A JP S5828907 B2 JPS5828907 B2 JP S5828907B2
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- Japan
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- gas
- liquid
- pipe
- chamber
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Description
【発明の詳細な説明】
この発明は水を冷媒とし、臭化リチウム等の塩類水溶液
を吸収液とする一重効用、多重効用、冷温水発生機を含
む吸収冷凍機の抽気装置に関するものである。
を吸収液とする一重効用、多重効用、冷温水発生機を含
む吸収冷凍機の抽気装置に関するものである。
元来、吸収冷凍機の場合性能を維持するためには常に機
内を高度の真空に保持せねばならないが、若干の空気な
どの非凝縮性ガスが漏入することは免れない。
内を高度の真空に保持せねばならないが、若干の空気な
どの非凝縮性ガスが漏入することは免れない。
この非凝縮性ガスが凝縮器内では冷媒の凝縮を阻害し、
吸収器内では冷媒蒸気の吸収能力を低下させるなど冷凍
機の性能を著しく低下させる原因となっていた。
吸収器内では冷媒蒸気の吸収能力を低下させるなど冷凍
機の性能を著しく低下させる原因となっていた。
そのため、真空ポンプなどで必要に応じて排気を行なわ
ねばならないが、その都度非凝縮性ガスと共に冷媒蒸気
もまた排出される。
ねばならないが、その都度非凝縮性ガスと共に冷媒蒸気
もまた排出される。
従って、冷凍機内の冷媒が減少し、時々冷媒の補給をし
なげればならない。
なげればならない。
又、排気を真空ポンプによってひんばんに行っている場
合は煩雑であるばかりでなく、真空ポンプ自身がその圧
縮行程に際して水蒸気が凝縮してポンプ油と混合するた
め、潤滑油、油密性を劣化させ著るしく排気能力を減じ
ることになる。
合は煩雑であるばかりでなく、真空ポンプ自身がその圧
縮行程に際して水蒸気が凝縮してポンプ油と混合するた
め、潤滑油、油密性を劣化させ著るしく排気能力を減じ
ることになる。
このため、従来方式では真空ポンプを稼動して非凝縮性
ガスを排出する際に同伴して排出される冷媒蒸気の量を
極力少なくする手段として、冷媒の蒸発熱を利用する排
気分離室を設けて冷媒蒸気を回収させるようにする方式
があるが、これのみでは真空ポンプをひんばんに運転し
なげればならない不便があり、筐た構造が複雑でコスト
アップの要因ともなっている。
ガスを排出する際に同伴して排出される冷媒蒸気の量を
極力少なくする手段として、冷媒の蒸発熱を利用する排
気分離室を設けて冷媒蒸気を回収させるようにする方式
があるが、これのみでは真空ポンプをひんばんに運転し
なげればならない不便があり、筐た構造が複雑でコスト
アップの要因ともなっている。
渣た、稀吸収液を作動流体とする溶液エゼクタ−を用い
て吸収器より非凝縮性ガスを含む冷媒蒸気を吸引抽出し
非凝縮性ガスのみを分離して抽気溜めに稀める方式もあ
るが、この場合には、エゼクタ−効果を十分に発生させ
るために揚程の高い吸収液ポンプを必要とするので揚程
の低い吸収液ポンプを用いる一重効用吸収冷凍機での採
用が困難であり、また、その作動流体である稀吸収液を
十分に(通常10咎以上)冷やすための冷却器を必要と
した。
て吸収器より非凝縮性ガスを含む冷媒蒸気を吸引抽出し
非凝縮性ガスのみを分離して抽気溜めに稀める方式もあ
るが、この場合には、エゼクタ−効果を十分に発生させ
るために揚程の高い吸収液ポンプを必要とするので揚程
の低い吸収液ポンプを用いる一重効用吸収冷凍機での採
用が困難であり、また、その作動流体である稀吸収液を
十分に(通常10咎以上)冷やすための冷却器を必要と
した。
さらに−!た、上端周辺より内側に向けて吸収液をオー
バーフローさせながら非凝縮性ガスを同伴させて流下さ
せる形式の気液降下管を用いる方式もあるが、この場合
には、上端の気液呑口部での微少の圧力降下による自己
蒸発作用のために、呑口周辺に存在する非凝縮性ガスの
分子を吹き飛ばしてし1つので、呑口部に濃吸収液を用
いたりあるいは温度の低い冷媒や冷水で直接冷却して強
制的に非凝縮性ガスの濃度を十分に高めるための強力抽
気室を設ける必要があった。
バーフローさせながら非凝縮性ガスを同伴させて流下さ
せる形式の気液降下管を用いる方式もあるが、この場合
には、上端の気液呑口部での微少の圧力降下による自己
蒸発作用のために、呑口周辺に存在する非凝縮性ガスの
分子を吹き飛ばしてし1つので、呑口部に濃吸収液を用
いたりあるいは温度の低い冷媒や冷水で直接冷却して強
制的に非凝縮性ガスの濃度を十分に高めるための強力抽
気室を設ける必要があった。
さらに、気泡の逆流のため気液降下管が8關程度以下の
小口径に限られるのでl0RT以下程度の小容量の形式
にしか採用できなかった。
小口径に限られるのでl0RT以下程度の小容量の形式
にしか採用できなかった。
この発明は従来方式にみられる排気分離室や尚液エセク
ターや抽気に利用する稀吸収液の冷却器や強力抽気室を
省略し、代りに稀吸収液循環系に比較的細い分岐導管に
より連通した抽気室を設けることにより、揚程の低い稀
吸収液ポンプの使用を可能とし、また、構造簡潔で低コ
ストの計れる大口径大量抽気を可能にしたものである。
ターや抽気に利用する稀吸収液の冷却器や強力抽気室を
省略し、代りに稀吸収液循環系に比較的細い分岐導管に
より連通した抽気室を設けることにより、揚程の低い稀
吸収液ポンプの使用を可能とし、また、構造簡潔で低コ
ストの計れる大口径大量抽気を可能にしたものである。
その特色とするところは、稀吸収液循環系から抽気室内
に導入した比較的細い分岐導管の噴射孔より若干過冷さ
れた稀吸収液の一部を所要の流速が得られるよう室内上
方に向は噴射し、その抽気室に吸収器から抽気室に至る
抽気管路を設けて冷媒蒸気に同伴させて非凝縮性ガスを
流入せしめ冷媒蒸気を吸収した飽和に近い稀吸収液を抽
気室に設けた気液呑口の上端周辺より内側にオーバーフ
ローして気液降下管により抽気分離室に流し込んでこれ
により非凝縮性ガスを抽気溜めに導くと共にその呑口へ
前記分岐導管の後流部に設けた流出口より稀吸収液を注
入せしめ呑口部での稀吸収液の自己蒸発による冷媒蒸気
の発生を防止すると同時に大口径の気液降下管を用いて
も気泡の逆流が生じないように構成した吸収冷凍機の抽
気装置である。
に導入した比較的細い分岐導管の噴射孔より若干過冷さ
れた稀吸収液の一部を所要の流速が得られるよう室内上
方に向は噴射し、その抽気室に吸収器から抽気室に至る
抽気管路を設けて冷媒蒸気に同伴させて非凝縮性ガスを
流入せしめ冷媒蒸気を吸収した飽和に近い稀吸収液を抽
気室に設けた気液呑口の上端周辺より内側にオーバーフ
ローして気液降下管により抽気分離室に流し込んでこれ
により非凝縮性ガスを抽気溜めに導くと共にその呑口へ
前記分岐導管の後流部に設けた流出口より稀吸収液を注
入せしめ呑口部での稀吸収液の自己蒸発による冷媒蒸気
の発生を防止すると同時に大口径の気液降下管を用いて
も気泡の逆流が生じないように構成した吸収冷凍機の抽
気装置である。
以下付図に示す実施例によって本発明を説明する。
第1図に示すと訃り、1は蒸発器、2は吸収器、3は再
生器、4は凝縮器でいずれも多くの管群からなり、5は
冷媒ポンプ、6は吸収液ポンプで、管路7,8,9,1
0.IL 12,13゜14.15等で連絡し、装置全
体は充分な気密に保たれている。
生器、4は凝縮器でいずれも多くの管群からなり、5は
冷媒ポンプ、6は吸収液ポンプで、管路7,8,9,1
0.IL 12,13゜14.15等で連絡し、装置全
体は充分な気密に保たれている。
蒸発器1の管内には冷水が、吸収器2と凝縮器4の管内
には冷却水が流れている。
には冷却水が流れている。
管路19より蒸発器1に流入した冷水は蒸発器1で冷却
され管路20から流出する。
され管路20から流出する。
冷却水は管路21から吸収器2に入り、吸収器2で冷媒
吸収熱を取り去り、管路22を経て凝縮器4に入る。
吸収熱を取り去り、管路22を経て凝縮器4に入る。
凝縮器4では冷媒凝縮熱を取り去り、管路23より流出
する。
する。
蒸発器1の下位の冷媒溜め19に溜っている冷媒は、冷
媒ポンプ5により管路7,8を通り冷媒敬重装置16か
ら蒸発器1の管群の管外面に散布され、蒸発器1の内圧
力に相当する蒸発温度にて蒸発し、その時の気化熱で冷
水を冷却l〜冷凍能力を出す。
媒ポンプ5により管路7,8を通り冷媒敬重装置16か
ら蒸発器1の管群の管外面に散布され、蒸発器1の内圧
力に相当する蒸発温度にて蒸発し、その時の気化熱で冷
水を冷却l〜冷凍能力を出す。
吸収器2内の管群の管外面には濃度の高い吸収液が流下
していて、蒸発器1で蒸発した冷媒蒸気を吸収し濃度が
下がる。
していて、蒸発器1で蒸発した冷媒蒸気を吸収し濃度が
下がる。
濃度の薄くなった稀吸収液は吸収液ポンプ6により稀吸
収液溜め20から管路9,10を通り一部が管路11に
バイパスするが、その主流は熱交換器18、管路13を
経て再生器3に流入する。
収液溜め20から管路9,10を通り一部が管路11に
バイパスするが、その主流は熱交換器18、管路13を
経て再生器3に流入する。
再生器3では力ロ熱媒体が管路25より流入し、稀吸収
液を力ロ熱濃縮して管路26より流出する。
液を力ロ熱濃縮して管路26より流出する。
27は管路26の力ロ熱媒体の流量を、蒸発器1から冷
水を流出させるための管路20に設けられた冷水出口温
度を感知するサーモスタット(図示省略)の信号を受け
て増減する調節弁である。
水を流出させるための管路20に設けられた冷水出口温
度を感知するサーモスタット(図示省略)の信号を受け
て増減する調節弁である。
再生器3で濃縮された濃吸収液は管路14より流出し、
熱交換器18を通り稀吸収液と熱交換して、管路10よ
り分岐した管路11を通ってきた稀吸収液と混合し、管
路12を通り吸収液敷用装置17により吸収器2の管群
の管表面に敬重される。
熱交換器18を通り稀吸収液と熱交換して、管路10よ
り分岐した管路11を通ってきた稀吸収液と混合し、管
路12を通り吸収液敷用装置17により吸収器2の管群
の管表面に敬重される。
再生器3で吸収液より蒸発分離された冷媒蒸気はエリミ
ネータ24で液滴を分離して凝縮器4に入り、凝縮され
て滴下した冷媒液は管路15を通り蒸発器1下位の冷媒
溜め19に戻る。
ネータ24で液滴を分離して凝縮器4に入り、凝縮され
て滴下した冷媒液は管路15を通り蒸発器1下位の冷媒
溜め19に戻る。
さて、本発明は吸収冷凍機にむいて、機内に混入した非
凝縮性ガスを抽気溜めに貯留しておき、必要時に最少限
の時間で真空ポンプにより排出する目的で付カロした抽
気装置であり、1ず、第2図及び第3図でも判るように
抽気室32には稀吸収液の主流の管路10から分岐した
比較的細い分岐導管30が導入され、その導入部分には
稀吸収液の所要量を室内天井に向けて噴射する複数の噴
射孔33が穿設してあり、その後流部は室内下方に向い
開口した流出口34が設げである。
凝縮性ガスを抽気溜めに貯留しておき、必要時に最少限
の時間で真空ポンプにより排出する目的で付カロした抽
気装置であり、1ず、第2図及び第3図でも判るように
抽気室32には稀吸収液の主流の管路10から分岐した
比較的細い分岐導管30が導入され、その導入部分には
稀吸収液の所要量を室内天井に向けて噴射する複数の噴
射孔33が穿設してあり、その後流部は室内下方に向い
開口した流出口34が設げである。
又、抽気室32は吸収器2の管群の近傍に連通した抽気
管路31が接続している。
管路31が接続している。
抽気室32の下位には稀吸収液溜め20上方に開口した
吸収液の液還えり管46に接続している抽気分離室39
を配置する。
吸収液の液還えり管46に接続している抽気分離室39
を配置する。
抽気分離室39には抽気室32内の前記流出口34の直
下に配設した気液呑口36に接続している気液降下管3
8を導入し、その下端部を横方向へ屈曲しである。
下に配設した気液呑口36に接続している気液降下管3
8を導入し、その下端部を横方向へ屈曲しである。
その屈曲部開口端の近傍には抽気分離室39より直立す
るととく設けた非凝縮性ガスの上昇管40が開口してむ
り、抽気分離室39内で分離された比重の小さい非凝縮
性ガスを上昇管40で導いてその先端に付設した抽気溜
め41に蓄積するようになっている。
るととく設けた非凝縮性ガスの上昇管40が開口してむ
り、抽気分離室39内で分離された比重の小さい非凝縮
性ガスを上昇管40で導いてその先端に付設した抽気溜
め41に蓄積するようになっている。
42及び43はそれぞれ抽気室32及び抽気溜め41に
設げた排気導管で、排気導管42.43同士は互に接続
し、排気導管42に設けたア弁と排気導管43に設げた
イ弁及びつ弁も適宜選択して開閉することにより、抽気
室32及び抽気溜め41から別個にまた同時に排気導管
43に設げそ真空ポンプ44によって排気を可能にする
。
設げた排気導管で、排気導管42.43同士は互に接続
し、排気導管42に設けたア弁と排気導管43に設げた
イ弁及びつ弁も適宜選択して開閉することにより、抽気
室32及び抽気溜め41から別個にまた同時に排気導管
43に設げそ真空ポンプ44によって排気を可能にする
。
工弁は排気導管43に設けた逆流防止弁である。
45は排気導管42に介装した水銀マノメータである。
一方、前記抽気室32には気液呑口36とは別に室内に
稀吸収液循環系から流入する稀吸収液の液位を一定に保
ち気液呑口36に対する液量を確保するためにオーバー
フロ一孔35を設け、降液管37によりこのオーバーフ
ロ一孔35と抽気分離室39を連絡して抽気装置を構成
している。
稀吸収液循環系から流入する稀吸収液の液位を一定に保
ち気液呑口36に対する液量を確保するためにオーバー
フロ一孔35を設け、降液管37によりこのオーバーフ
ロ一孔35と抽気分離室39を連絡して抽気装置を構成
している。
次に本抽気装置の作用について述べると、1ず、最初の
冷凍機運転開始時にア弁、イ弁及びつ弁を開き真空ポン
プ44等をある時間継続運転する。
冷凍機運転開始時にア弁、イ弁及びつ弁を開き真空ポン
プ44等をある時間継続運転する。
次いでこれら各弁を閉じることによって、抽気溜め41
へ非凝縮性ガスを自動的に溜める作用が始する。
へ非凝縮性ガスを自動的に溜める作用が始する。
すなわち、若干の吸収力を残した状態(通常2〜5°C
の適冷状態)で吸収器を出る稀吸収液は管路10よりそ
の一部が小さい径の分岐導管30を通り、その導管30
の頂部に穿った複数の噴射孔33より抽気室32内の天
井に向は噴射され抽気室32の内軟にそって静かに流下
すると共にその後流部の流出口34より流出し、抽気室
32内の液面を局部的に下げると同時に気液降下管38
で気泡が逆流することのないよう毎秒0.5〜1.0M
程度の流速か得られる仕組になっている。
の適冷状態)で吸収器を出る稀吸収液は管路10よりそ
の一部が小さい径の分岐導管30を通り、その導管30
の頂部に穿った複数の噴射孔33より抽気室32内の天
井に向は噴射され抽気室32の内軟にそって静かに流下
すると共にその後流部の流出口34より流出し、抽気室
32内の液面を局部的に下げると同時に気液降下管38
で気泡が逆流することのないよう毎秒0.5〜1.0M
程度の流速か得られる仕組になっている。
一方、機内の冷媒蒸気と非凝縮性ガスは抽気管路31に
よって抽気室32に導かれる。
よって抽気室32に導かれる。
抽気室32内に噴射され壁面にそって膜状で静かに流下
する稀吸収液は若干の吸収力を有する適冷された状態に
あるから、抽気室32は吸収器よりも低い蒸気圧力を有
する。
する稀吸収液は若干の吸収力を有する適冷された状態に
あるから、抽気室32は吸収器よりも低い蒸気圧力を有
する。
従って、非凝縮性ガスを含む吸収器内の冷媒蒸気は抽気
室32側へ流入し、冷媒蒸気は盛んに稀吸収液に吸収さ
れ凝縮する。
室32側へ流入し、冷媒蒸気は盛んに稀吸収液に吸収さ
れ凝縮する。
冷媒蒸気に同伴してきた非凝縮性ガスは吸収液に不醇性
であるから静かな状態に保たれた液面表面に密着して分
離し、冷媒蒸気を吸収し飽和に近い稀吸収液に同伴し気
液呑口36の上端周辺へ流れて集1つて来る。
であるから静かな状態に保たれた液面表面に密着して分
離し、冷媒蒸気を吸収し飽和に近い稀吸収液に同伴し気
液呑口36の上端周辺へ流れて集1つて来る。
ここで、上部の流出口34より流下する稀吸収液と呑口
周辺よりオーバフローする補液が呑口部を通過するに際
して、非凝縮性ガスの分子は同伴されて気液降下管38
を流下し、これに接続した抽気分離室39に放出される
。
周辺よりオーバフローする補液が呑口部を通過するに際
して、非凝縮性ガスの分子は同伴されて気液降下管38
を流下し、これに接続した抽気分離室39に放出される
。
この抽気分離室39内で分離された比重の小さい非凝縮
性ガスは上昇管40を上昇して抽気溜め41に貯留され
る。
性ガスは上昇管40を上昇して抽気溜め41に貯留され
る。
この場合に気液呑口36に対し前記分岐導管30の後流
部に設けた流出口34より若干適冷された稀吸収液が流
し込1れるので、これにより、呑口周辺よりオーバフロ
ーして流入する飽和に近い稀吸収液が自己蒸発して周囲
の非凝縮性ガスを吹き飛ばし、拡散させてし1うことを
防止すると同時に、気液降下管38内で気泡が逆流しな
いような適度の流速に維持する。
部に設けた流出口34より若干適冷された稀吸収液が流
し込1れるので、これにより、呑口周辺よりオーバフロ
ーして流入する飽和に近い稀吸収液が自己蒸発して周囲
の非凝縮性ガスを吹き飛ばし、拡散させてし1うことを
防止すると同時に、気液降下管38内で気泡が逆流しな
いような適度の流速に維持する。
もし、抽気室32の液位か高くなると、オーバーフロ一
孔35から流出し降液管37を通り抽気分離室39に流
入し抽気室32の液面を一定に維持する。
孔35から流出し降液管37を通り抽気分離室39に流
入し抽気室32の液面を一定に維持する。
一方、抽気分離室39で非凝縮性ガスが分離された吸収
液は抽気分離室39の底部に接続した液量えり管46を
通り稀吸収液溜め20に回収される。
液は抽気分離室39の底部に接続した液量えり管46を
通り稀吸収液溜め20に回収される。
抽気溜め41内では非凝縮性ガスは液量えり管46と気
液降下管38との下端正相当分圧縮されて蓄積される。
液降下管38との下端正相当分圧縮されて蓄積される。
従って、通常2週間に1回の程度でイ及びつ両弁を開け
、抽気溜め41内に充満された非凝縮性ガスを排気導管
43より真空ポンプ44で排気すればよい。
、抽気溜め41内に充満された非凝縮性ガスを排気導管
43より真空ポンプ44で排気すればよい。
因にア弁は冷凍機運転停止中での抽気、あるいは自動抽
気と併用しての多量急速抽気等の場合に開けて排気する
のに使用できる。
気と併用しての多量急速抽気等の場合に開けて排気する
のに使用できる。
以上のように構成された本発明によれば、吸収器からの
稀吸収液の一部を分岐導管により抽気室に導き、その導
管の頂部に穿設した複数の噴射孔より該室内の天井に向
けて噴射させるようにしたから、室内壁にそって静かに
流下し毎秒05〜1.0 M程度の流速に維持できると
共に抽気管路により吸収器から冷媒蒸気に同伴させて非
凝縮ガスを抽気室に流入せしめるようにしたから、従来
方式で必要とした排気分離装置や溶液エゼクタ−や吸収
液冷却器や強力抽気室が不要となり構造が簡潔化された
。
稀吸収液の一部を分岐導管により抽気室に導き、その導
管の頂部に穿設した複数の噴射孔より該室内の天井に向
けて噴射させるようにしたから、室内壁にそって静かに
流下し毎秒05〜1.0 M程度の流速に維持できると
共に抽気管路により吸収器から冷媒蒸気に同伴させて非
凝縮ガスを抽気室に流入せしめるようにしたから、従来
方式で必要とした排気分離装置や溶液エゼクタ−や吸収
液冷却器や強力抽気室が不要となり構造が簡潔化された
。
又、冷媒蒸気を吸収した飽和に近い稀吸収液を抽気室に
設けた気液呑口の上端周辺より内側にオーバーフローし
て気液降下管により抽気分離室に流し込んでこれにより
非凝縮性ガスを抽気溜めに導くと共にその呑口へ前記分
岐導管の後流部に設けた流出口より残余の稀吸収液を注
入せしめるようにしたから、気液呑口での自己蒸発の発
生を防止できるはかりでなく、大口径の気液降下管を用
いても気泡の逆流を防止でき、大容量形式の大型機で大
量抽気は可能にし著しい抽気性能の向上を期待できるな
ど有意義な発明である。
設けた気液呑口の上端周辺より内側にオーバーフローし
て気液降下管により抽気分離室に流し込んでこれにより
非凝縮性ガスを抽気溜めに導くと共にその呑口へ前記分
岐導管の後流部に設けた流出口より残余の稀吸収液を注
入せしめるようにしたから、気液呑口での自己蒸発の発
生を防止できるはかりでなく、大口径の気液降下管を用
いても気泡の逆流を防止でき、大容量形式の大型機で大
量抽気は可能にし著しい抽気性能の向上を期待できるな
ど有意義な発明である。
第1図は本発明の一実施例を示す構造系統図、第2図は
第1図の要部拡大詳細図、第3図は第2図の抽気室の縦
断正面図である。 1・・・・・・蒸発器、2・・・・・・吸収器、3・・
・・・・再生器、4・・・・・・凝縮器、5・・・・・
・冷媒ポンプ、6・・・・・・吸収液ポンプ、30・・
・・・・分岐導管、31・・・・・・抽気管路、32・
・・・・・抽気室、33・・・・・・噴射孔、34・・
・・・・流出口、35・・・・・・オーバーフロ一孔、
36・・・・・・気液呑口、37・・・・・・降液管、
38・・・・・・気液降下管、39・・・・・・抽気分
離室、40・・・・・・上昇管、41・・・・・・抽気
溜め、42.43・・・・・・排気導管、44・・・・
・・真空ポンプ、45・・・・・・水銀マノメータ。
第1図の要部拡大詳細図、第3図は第2図の抽気室の縦
断正面図である。 1・・・・・・蒸発器、2・・・・・・吸収器、3・・
・・・・再生器、4・・・・・・凝縮器、5・・・・・
・冷媒ポンプ、6・・・・・・吸収液ポンプ、30・・
・・・・分岐導管、31・・・・・・抽気管路、32・
・・・・・抽気室、33・・・・・・噴射孔、34・・
・・・・流出口、35・・・・・・オーバーフロ一孔、
36・・・・・・気液呑口、37・・・・・・降液管、
38・・・・・・気液降下管、39・・・・・・抽気分
離室、40・・・・・・上昇管、41・・・・・・抽気
溜め、42.43・・・・・・排気導管、44・・・・
・・真空ポンプ、45・・・・・・水銀マノメータ。
Claims (1)
- ・1 抽気室32に吸収器2と連通した冷媒蒸気に同伴
させて非凝縮性ガスを流入せしめる抽気管路31を接続
した抽気装置を設けた吸収冷凍機において、稀吸収液循
環系から若干過冷された稀吸収液の一部を天井に向は噴
出させる複数の噴射孔33を頂部に有する比較的細かい
分岐導管30を抽気室33内に導入し、抽気分離室39
と接続した気液降下管38の気液呑口36に前記分岐導
管30の後流部から稀吸収液の残部を注入せしめるため
該後流部に設た流出口34を臨1せると共にその気液呑
口36の上位に該抽気室32の液面を一定に維持するた
めオーバフロ一孔35を有スる降液管37を前記抽気分
離室39に接続するようにしたことを特徴とする吸収冷
凍機の抽気装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53135757A JPS5828907B2 (ja) | 1978-11-06 | 1978-11-06 | 吸収冷凍機の抽気装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53135757A JPS5828907B2 (ja) | 1978-11-06 | 1978-11-06 | 吸収冷凍機の抽気装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5563365A JPS5563365A (en) | 1980-05-13 |
JPS5828907B2 true JPS5828907B2 (ja) | 1983-06-18 |
Family
ID=15159140
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP53135757A Expired JPS5828907B2 (ja) | 1978-11-06 | 1978-11-06 | 吸収冷凍機の抽気装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5828907B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5967778U (ja) * | 1982-10-29 | 1984-05-08 | 株式会社神戸製鋼所 | 吸収式冷凍機の抽気装置 |
JPS59139864U (ja) * | 1983-03-08 | 1984-09-18 | 川重冷熱工業株式会社 | 吸収式冷凍機の水素ガス排気装置 |
DE102005032266A1 (de) * | 2005-07-11 | 2007-02-15 | Technische Universität Berlin | Verfahren zum Abführen eines Gases aus einer Wärmepumpe und Wärmepumpe |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5327150A (en) * | 1976-08-27 | 1978-03-14 | Hitachi Ltd | Automatic bleed device for absorption system refrigerator |
-
1978
- 1978-11-06 JP JP53135757A patent/JPS5828907B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5327150A (en) * | 1976-08-27 | 1978-03-14 | Hitachi Ltd | Automatic bleed device for absorption system refrigerator |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5563365A (en) | 1980-05-13 |
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