JP3028820B2 - 冷凍機 - Google Patents
冷凍機Info
- Publication number
- JP3028820B2 JP3028820B2 JP01199430A JP19943089A JP3028820B2 JP 3028820 B2 JP3028820 B2 JP 3028820B2 JP 01199430 A JP01199430 A JP 01199430A JP 19943089 A JP19943089 A JP 19943089A JP 3028820 B2 JP3028820 B2 JP 3028820B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- refrigerant
- compressor
- oil
- condenser
- refrigerant liquid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Compressor (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、冷凍機に関するものである。
従来の冷凍機の油回収器を第１図，第２図に示す。
蒸発器1,凝縮器２より構成される冷凍機用熱交換器に
おいて、蒸発器１内の冷媒液面上部の比較的濃度の高い
油を含む冷媒液を、別置形の加熱器３に配管５を介して
導き、この加熱器３には、加熱用銅配管４を設け、この
中を圧縮機の吐出ガスを配管８を介して通し、加熱器内
で冷媒液を加熱蒸発させ、発生したガスを圧縮機の吸込
口に配管６を介して導く。
おいて、蒸発器１内の冷媒液面上部の比較的濃度の高い
油を含む冷媒液を、別置形の加熱器３に配管５を介して
導き、この加熱器３には、加熱用銅配管４を設け、この
中を圧縮機の吐出ガスを配管８を介して通し、加熱器内
で冷媒液を加熱蒸発させ、発生したガスを圧縮機の吸込
口に配管６を介して導く。
一方加熱器内で分離された油は、配管７を介して、圧
縮機の油タンク（図示せず）へ導かれる。
縮機の油タンク（図示せず）へ導かれる。
以上のように従来では、加熱源として圧縮機の高温吐
出ガスを、伝熱管に通し、熱交換器としての機能を加熱
器に持たせていた。
出ガスを、伝熱管に通し、熱交換器としての機能を加熱
器に持たせていた。
なお、上記のような従来の装置は、実開昭52−123085
号公報に記載されている。
号公報に記載されている。
上記従来技術は、加熱源が圧縮機の吐出ガスであり、
これを加熱器内に設けられた鋼管の内部に流し、蒸発器
へ加熱ガスを戻す方式のため、圧縮機にとって損失を招
き効率の低下を避けることが出来なかった。又、加熱器
の構造も部品点数が多くなりコストアップの要因になっ
ていた。
これを加熱器内に設けられた鋼管の内部に流し、蒸発器
へ加熱ガスを戻す方式のため、圧縮機にとって損失を招
き効率の低下を避けることが出来なかった。又、加熱器
の構造も部品点数が多くなりコストアップの要因になっ
ていた。
本発明の目的は、運転効率を比較的低下させることな
く簡単な構造の冷凍機を提供することにある。
く簡単な構造の冷凍機を提供することにある。
上記目的は、蒸発器と凝縮器と圧縮機とこの圧縮機を
駆動する駆動源と圧縮機の油タンクと冷媒系統とを備
え、前記圧縮機の軸受を油潤滑させる給油系統が冷媒雰
囲気と共存する冷凍機において、前記冷媒系統に洩れ込
んだ油を圧縮機の油タンクに回収するために、前記凝縮
器内の冷媒ガス温度又は液温度を用い前記凝縮器の胴板
を加熱板として兼ねた冷媒液溜め容器を前記蒸発器の冷
媒液を取り込める位置の前記凝縮器の胴板外表面に設
け、この冷媒液溜め容器内部にせきを設けて冷媒液溜め
容器を胴板側と仕切室側とに分け、前記蒸発器内の冷媒
液上部より油の混在した冷媒液をこの冷媒液溜め容器の
胴板側に導く流路と、前記凝縮器胴板を介して前記冷媒
液溜め容器内の冷媒液を加熱して発生する冷媒ガスを前
記圧縮機の吸込部分に戻す流路と、前記冷媒液溜め容器
で濃縮され、仕切室側にオーバーフローした油を前記圧
縮機の油タンクに導く流路を設ける、ことによって達成
される。
駆動する駆動源と圧縮機の油タンクと冷媒系統とを備
え、前記圧縮機の軸受を油潤滑させる給油系統が冷媒雰
囲気と共存する冷凍機において、前記冷媒系統に洩れ込
んだ油を圧縮機の油タンクに回収するために、前記凝縮
器内の冷媒ガス温度又は液温度を用い前記凝縮器の胴板
を加熱板として兼ねた冷媒液溜め容器を前記蒸発器の冷
媒液を取り込める位置の前記凝縮器の胴板外表面に設
け、この冷媒液溜め容器内部にせきを設けて冷媒液溜め
容器を胴板側と仕切室側とに分け、前記蒸発器内の冷媒
液上部より油の混在した冷媒液をこの冷媒液溜め容器の
胴板側に導く流路と、前記凝縮器胴板を介して前記冷媒
液溜め容器内の冷媒液を加熱して発生する冷媒ガスを前
記圧縮機の吸込部分に戻す流路と、前記冷媒液溜め容器
で濃縮され、仕切室側にオーバーフローした油を前記圧
縮機の油タンクに導く流路を設ける、ことによって達成
される。
凝縮器内の熱量は、胴板を介して外部に放熱される
が、この放熱は、冷凍サイクル上損失にはならない。
が、この放熱は、冷凍サイクル上損失にはならない。
従って、この放熱を積極的に利用するために、胴板の
一部を冷媒液の加熱板として、胴板の外表面に冷媒液溜
め容器を設け、液溜めの一部を凝縮器胴板が兼ねた構造
とする。
一部を冷媒液の加熱板として、胴板の外表面に冷媒液溜
め容器を設け、液溜めの一部を凝縮器胴板が兼ねた構造
とする。
冷媒液溜め容器内で加熱蒸発した冷媒ガスは、圧縮機
の吸込口へ導かれる。この蒸発ガスは、再び圧縮機に吸
込まれるため、損失になるが、その値は、通常小さいた
め無視出来る。
の吸込口へ導かれる。この蒸発ガスは、再び圧縮機に吸
込まれるため、損失になるが、その値は、通常小さいた
め無視出来る。
以下、本発明の一実施例を第３図及び第４図により説
明する。
明する。
蒸発器１と凝縮器２から構成される冷凍機用熱交換器
において、凝縮器２の胴板の一部に冷媒液溜め容器９を
設け、この冷媒液溜め容器９には、内部に一部切欠を有
したせき10を設け、さらに冷媒液溜め容器９には、蒸発
器１と通じる配管5,圧縮機吸込口と通じる配管6,圧縮機
の油タンク（図示せず）と通じる配管７が接続されてい
る。
において、凝縮器２の胴板の一部に冷媒液溜め容器９を
設け、この冷媒液溜め容器９には、内部に一部切欠を有
したせき10を設け、さらに冷媒液溜め容器９には、蒸発
器１と通じる配管5,圧縮機吸込口と通じる配管6,圧縮機
の油タンク（図示せず）と通じる配管７が接続されてい
る。
次に動作を説明する。
蒸発器１からは、冷媒液面上部の比較的濃度の高い油
を含む冷媒液を取り込める位置に配した液取り口より冷
媒液が、配管５を介して冷媒液溜め容器９に導かれる。
冷媒液溜め容器９は、一部が凝縮器２の胴板を兼ねてお
り、溜まった冷媒液は、凝縮器２から胴板を介して伝え
られる放熱で加熱され蒸発して一部冷媒ガスとなるた
め、冷媒液溜め容器９内の冷媒液は濃縮され油の濃度が
一層高くなる。
を含む冷媒液を取り込める位置に配した液取り口より冷
媒液が、配管５を介して冷媒液溜め容器９に導かれる。
冷媒液溜め容器９は、一部が凝縮器２の胴板を兼ねてお
り、溜まった冷媒液は、凝縮器２から胴板を介して伝え
られる放熱で加熱され蒸発して一部冷媒ガスとなるた
め、冷媒液溜め容器９内の冷媒液は濃縮され油の濃度が
一層高くなる。
発生した冷媒ガスは、配管６を介して、冷凍サイクル
上最も圧力の低くなる圧縮機吸込口に戻される。又、冷
媒液溜め容器９内で濃縮された油は、配管７を介して圧
縮機の油タンクに戻される。なお圧縮機の油タンクに油
を戻す手段としては、油ポンプで昇圧された高圧油量の
一部をべンチュリに通し冷媒液溜め容器９内の油を引き
上げる方法や、凝縮器２と圧縮機の油タンク内圧力との
差圧を利用しエゼクターを設けて油を引き上げる方法が
あるがここでは図面による説明を省略する。
上最も圧力の低くなる圧縮機吸込口に戻される。又、冷
媒液溜め容器９内で濃縮された油は、配管７を介して圧
縮機の油タンクに戻される。なお圧縮機の油タンクに油
を戻す手段としては、油ポンプで昇圧された高圧油量の
一部をべンチュリに通し冷媒液溜め容器９内の油を引き
上げる方法や、凝縮器２と圧縮機の油タンク内圧力との
差圧を利用しエゼクターを設けて油を引き上げる方法が
あるがここでは図面による説明を省略する。
又、冷媒液溜め容器９には、せきを設けているため、
蒸発器１から導かれた冷媒液をまず、せき10と胴板11の
間に溜めて加熱し濃縮された冷媒液をせき10の上部より
オーバーフローさせ仕切室12に流入させ、仕切室12から
液を抽出して圧縮機の油タンクへ戻される。
蒸発器１から導かれた冷媒液をまず、せき10と胴板11の
間に溜めて加熱し濃縮された冷媒液をせき10の上部より
オーバーフローさせ仕切室12に流入させ、仕切室12から
液を抽出して圧縮機の油タンクへ戻される。
本発明によれば、比較的簡素な構造で加熱器の機能を
もたせることが出来るので原価低減が可能となる。
もたせることが出来るので原価低減が可能となる。
第１図は従来の冷凍機の系統図、第２図は従来の油回収
器の詳細図、第３図は本発明に係る冷凍機の一実施例の
系統図、第４図は第３図の一部詳細図である。 １……蒸発器、２……凝縮器、３……加熱器、４……加
熱用胴配管、5,6,7,8……配管、９……冷媒液溜め容
器、10……せき、11……胴板、12……仕切室。
器の詳細図、第３図は本発明に係る冷凍機の一実施例の
系統図、第４図は第３図の一部詳細図である。 １……蒸発器、２……凝縮器、３……加熱器、４……加
熱用胴配管、5,6,7,8……配管、９……冷媒液溜め容
器、10……せき、11……胴板、12……仕切室。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−112974（ＪＰ，Ａ) 特開 昭53−48258（ＪＰ，Ａ) 実開 昭54−65454（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭56−157577（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) F25B 43/02
Claims (1)
- 【請求項１】蒸発器と凝縮器と圧縮機とこの圧縮機を駆
動する駆動源と圧縮機の油タンクと冷媒系統とを備え、
前記圧縮機の軸受を油潤滑させる給油系統が冷媒雰囲気
と共存する冷凍機において、前記冷媒系統に洩れ込んだ
油を圧縮機の油タンクに回収するために、前記凝縮器内
の冷媒ガス温度又は液温度を用い前記凝縮器の胴板を加
熱板として兼ねた冷媒液溜め容器を前記蒸発器の冷媒液
を取り込める位置の前記凝縮器の胴板外表面に設け、こ
の冷媒液溜め容器内部にせきを設けて冷媒液溜め容器を
胴板側と仕切室側とに分け、前記蒸発器内の冷媒液上部
より油の混在した冷媒液をこの冷媒液溜め容器の胴板側
に導く流路と、前記凝縮器胴板を介して前記冷媒液溜め
容器内の冷媒液を加熱して発生する冷媒ガスを前記圧縮
機の吸込部分に戻す流路と、前記冷媒液溜め容器で濃縮
され、仕切室側にオーバーフローした油を前記圧縮機の
油タンクに導く流路を設けたことを特徴とする冷凍機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP01199430A JP3028820B2 (ja) | 1989-08-02 | 1989-08-02 | 冷凍機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP01199430A JP3028820B2 (ja) | 1989-08-02 | 1989-08-02 | 冷凍機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0363476A JPH0363476A (ja) | 1991-03-19 |
| JP3028820B2 true JP3028820B2 (ja) | 2000-04-04 |
Family
ID=16407686
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP01199430A Expired - Fee Related JP3028820B2 (ja) | 1989-08-02 | 1989-08-02 | 冷凍機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3028820B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2018004142A (ja) * | 2016-06-30 | 2018-01-11 | 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 | 冷凍機 |
| CN107314586B (zh) * | 2017-07-20 | 2023-05-02 | 爱阔特(上海)清洗设备制造有限公司 | 一种混蒸油分离装置 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5348258A (en) * | 1976-10-13 | 1978-05-01 | Hitachi Ltd | Maintenance device of purity of cooling medium |
| JPS62112974A (ja) * | 1985-11-13 | 1987-05-23 | 株式会社日立製作所 | 冷凍機 |
-
1989
- 1989-08-02 JP JP01199430A patent/JP3028820B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0363476A (ja) | 1991-03-19 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH0633917B2 (ja) | 流下液膜式蒸発器 | |
| JP3028820B2 (ja) | 冷凍機 | |
| US1993300A (en) | Means and method of refrigeration and heating | |
| US2459311A (en) | Motor cooling system | |
| US2683361A (en) | Jet operated refrigerator | |
| JP2862614B2 (ja) | 空冷吸収冷暖房機の抽気排気装置 | |
| KR940011076B1 (ko) | 흡수식 냉동기의 용액 진공 입출장치 | |
| JP2006214698A (ja) | 抽気装置 | |
| JP3133441B2 (ja) | 吸収冷凍機の抽気装置 | |
| JPS6148067B2 (ja) | ||
| US3583177A (en) | Two-stage absorption machine with first stage generator outside the main shell | |
| CN200961972Y (zh) | 用于螺杆满液式空调机组的蒸发器 | |
| JPS61295473A (ja) | 吸収冷凍機 | |
| US3371706A (en) | Heating and cooling system | |
| US3414051A (en) | Heating and cooling system | |
| JPH0830629B2 (ja) | 吸収冷凍機 | |
| US1830626A (en) | Refrigerator | |
| JPS58108373A (ja) | 吸収式冷凍機の循環ポンブ駆動モ−タの冷却方法 | |
| JP3241498B2 (ja) | 吸収冷凍機 | |
| KR920007450Y1 (ko) | 자동차의 엔진 폐열을 이용한 흡수식 냉방장치 | |
| JP3344430B2 (ja) | 吸収式冷凍装置 | |
| JPH0712434A (ja) | 吸収式冷凍機 | |
| JPS6210348B2 (ja) | ||
| JPS58203363A (ja) | 吸収ヒ−トポンプ | |
| JPH02282672A (ja) | 吸収冷凍機 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |