JP2913914B2 - 吸収式冷凍機 - Google Patents

吸収式冷凍機

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JP2913914B2 JP16685791A JP16685791A JP2913914B2 JP 2913914 B2 JP2913914 B2 JP 2913914B2 JP 16685791 A JP16685791 A JP 16685791A JP 16685791 A JP16685791 A JP 16685791A JP 2913914 B2 JP2913914 B2 JP 2913914B2
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regenerator
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正之 藤本
淳 大久保
陽児 日向
浩行 高田
哲雄 宮本
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Tokyo Gas Co Ltd
Sanyo Denki Co Ltd
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Tokyo Gas Co Ltd
Sanyo Denki Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は家庭用若しくはその近
辺の小容量の吸収式冷凍機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】吸収式冷凍機の抽気装置としてはエゼク
ター方式(実公昭52−48044号公報参照)或いは
逆U字管方式がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、いずれも小容
量の吸収式冷凍機に適用するには所要臭化リチウム液量
が多く、本体内の吸収液循環量に匹敵する程度の量が必
要となる。
【0004】本発明は上記実情に鑑み、極く小容量な吸
収式に適した少量の吸収液量で抽気を行なえる抽気装置
を開発し、不凝縮ガスの影響を受けない安定した運転の
可能な吸収式冷凍機を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、吸収器と再生
器と凝縮器と蒸発器とから成る吸収式冷凍機において、
吸収器から溶液タンクを介して再生器に至る稀溶液管路
この稀溶液管路から溶液タンクにつながる分岐管路を
設け、この分岐管路の垂直に配置される部分の内部に
溶液の流量を制限する絞り部と、口径が下に向かって小
さくなっている先細り管とを上から下に向かって近接し
て順に設ける一方、前記分岐管路にはこの管路内へ吸収
器内の不凝縮ガスを前記先細り管の外壁に沿って導入す
るための吸気孔を設けたものである。
【0006】
【作用】上記のように、前記分岐管路の垂直に配置され
る部分の上部に設けたオリフィス等の絞り部により吸収
液の流量がその重力により安定的に制限されて静圧が低
下されると共に、先細り管によって吸気孔付近には吸収
液が流動していないので、流動の乱れによる影響を受け
ることなく、吸気孔より吸収器内の不凝縮ガスが確実に
抽気される。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1〜図3に基づい
て説明すれば、次の通りである。図3は家庭用などの小
容量の空冷もしくは水空冷方式の水−リチウム塩系吸収
式冷凍機における冷凍サイクル系統図を示し、1はバー
ナー等の燃焼装置2を備えた再生器で、該再生器1から
導いた濃溶液管路3は並列配置の濃溶液弁4とオリフィ
ス5を介して溶液熱交換器6に接続し、該溶液熱交換器
6を経た配管の先端を吸収器7の上部に配設の濃溶液分
配装置8に接続すると共に、この吸収器7には配管9を
介して溶液タンク11に接続し、該溶液タンク11に接
続した配管12は蒸発器13の冷媒散布装置14に接続
されている。また、再生器1には冷媒蒸気を導く凝縮器
15を配管16aにて連設し、該凝縮器15の下端に取
付けた配管16bの先端を蒸発器13の下部に有する冷
媒タンク17に接続し、且つ蒸発器13の上端には配管
18を介し吸収器7と連設している。尚、吸収器7と凝
縮器15はファン19にて冷却されるようになってい
る。また、吸収器7の下部より導出された抽気管20は
抽気装置21に連結され、該抽気装置21の下端に設置
した気液分離器22は稀溶液戻し管23で溶液タンク1
1に連結され、該溶液タンク11に接続された溶液循環
ポンプ24の先端は稀溶液管路25の稀溶液弁26,溶
液熱交換器6を経て再生器1に戻る循環回路としてい
る。この抽気装置21の構成は、図1,図2に示すよう
に、前記溶液循環ポンプ24と稀溶液弁26間から分岐
した分岐管路27の先端に形成した垂直管部21aの上
方内部に稀溶液の流量を制限する絞り部(オリフィス)
28と、該絞り部28の下流側に位置し口径が流出方向
に沿って小さくしたテーパー状となる先細り管29を内
設すると共に、この先細り管29の外側となる管路本体
に設けた吸気孔30に前記抽気管20の先端を臨ませ、
且つ管路本体の下端となる出口管部21bの下端を気液
分離器22に接続している。また、気液分離器22には
パラジウム31を有する不凝縮ガス抜き用の貯室32と
配管接続されている。33は蒸発器13内に臨む冷水入
口管で、34は蒸発器13から冷やされた水を排出する
冷水出口管である。
【0008】次にこの作用を説明すると、先ず再生器1
にて、冷媒を吸収して稀薄になった稀溶液を燃焼装置2
により加熱して沸騰し濃溶液と冷媒蒸気を生ずる。この
濃溶液は濃溶液管路3から同管中に並列の濃溶液弁4と
オリフィス5を経て溶液熱交換器6を通り、更に濃溶液
分配装置8により吸収器7の伝熱管内に分配される。こ
の吸収器7内で濃溶液は、蒸発器13で蒸発した冷媒蒸
気を吸収し、稀溶液となって稀溶液溜りである溶液タン
ク11に配管9を経て入る。この稀溶液は稀溶液管路2
5にて溶液循環ポンプ24,稀溶液弁26,溶液熱交換
器6を通って再び再生器1に戻る。
【0009】一方、冷媒は再生器1で蒸発し配管16a
を通って凝縮器15で冷却され液化して冷媒液となる。
この冷媒液は配管16bにより冷媒液溜りである冷媒タ
ンク17に入る。冷媒タンク17内の冷媒液は冷媒循環
ポンプ35により配管12を通って冷媒散布装置14か
ら蒸発器13の伝熱管上に分散される。この冷媒液は伝
熱管上で蒸発して冷水入口管33より入ってくる冷水を
冷やし冷水出口管34より送り出す。この冷水を室内の
冷房に用いる。蒸発器13で蒸発した冷媒蒸気は配管1
8から吸収器7に入り前記濃溶液で吸収される。
【0010】この吸収器7と凝縮器15の冷却は空冷若
しくは水空冷方式にて行う。例えば、空冷方式の場合
は、冷却ファン19により吸収器7,凝縮器15を冷却
する。水空冷方式の場合は、このファン19を用いると
共に図示しないが冷却水を吸収器7或いは凝縮器15に
散布し冷却する。
【0011】ここにおいて、吸収液(稀溶液)は溶液タ
ンク11から稀溶液管路25の溶液循環ポンプ24より
分岐して分岐管路27を経て抽気装置21に供給され
る。この抽気装置27に流入した吸収液は絞り部28に
より流量を制限されると共に、この絞り部28の流下側
に静圧の低下部をつくる。吸収液は流下して先細り管2
9を通過する。この場合、吸気孔30より吸収器7内の
不凝縮ガスが抽気管20を通って抽気される。この吸入
された不凝縮ガスと吸収液は共に出口管部21bを流下
し気液分離器22に入る。ここで不凝縮ガスは貯室32
に入りH2 ガスはパラジウム31により大気に放出され
る。また、吸収液は稀溶液戻し管23より溶液タンク1
1に戻る。
【0012】
【発明の効果】上記のように、本発明の吸収式冷凍機は
吸収器から再生器に至る稀溶液管路に分岐管路を設け、
この分岐管路の垂直に配置される部分の内部に絞り部と
先細り管を上から下に向かって近接して順に有する抽気
装置に接続するようにしたので、先細り管により吸収液
の流れの乱れの影響を受けないと共に、絞り部により吸
収液の流量をその重力により安定的に制限して、静圧減
少部をつくることにより吸収液が満液状態で流れないた
め、不凝縮ガスは小容量の吸収液で吸気孔より確実に抽
気される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す吸収式冷凍機の要部拡大
説明図である。
【図2】同抽気装置の断面図である。
【図3】吸収式冷凍機の冷凍サイクル系統図である。
【符号の説明】 1 再生器 7 吸収器 13 蒸発器 15 凝縮器 20 抽気管 21 抽気装置 25 稀溶液管路 27 分岐管路 28 絞り部 29 先細り部 30 吸気孔
フロントページの続き (72)発明者 高田 浩行 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 宮本 哲雄 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−32267(JP,A) 特開 昭52−7053(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F25B 43/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸収器と再生器と凝縮器と蒸発器とから
    成る吸収式冷凍機において、吸収器から溶液タンクを介
    して再生器に至る稀溶液管路にこの稀溶液管路から溶液
    タンクにつながる分岐管路を設け、この分岐管路の垂直
    に配置される部分の内部に稀溶液の流量を制限する絞り
    部と、口径が下に向かって小さくなっている先細り管と
    上から下に向かって近接して順に設ける一方、前記分
    岐管路にはこの管路内へ吸収器内の不凝縮ガスを前記先
    細り管の外壁に沿って導入するための吸気孔を設けたこ
    とを特徴とする吸収式冷凍機。
JP16685791A 1991-07-08 1991-07-08 吸収式冷凍機 Expired - Lifetime JP2913914B2 (ja)

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JPH0518641A JPH0518641A (ja) 1993-01-26
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