JP2846583B2 - 吸収式空調装置 - Google Patents

吸収式空調装置

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JP2846583B2
JP2846583B2 JP6157700A JP15770094A JP2846583B2 JP 2846583 B2 JP2846583 B2 JP 2846583B2 JP 6157700 A JP6157700 A JP 6157700A JP 15770094 A JP15770094 A JP 15770094A JP 2846583 B2 JP2846583 B2 JP 2846583B2
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
    • Y02B30/62Absorption based systems

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、吸収式冷凍サイクルに
よって室内空調を行うことのできる吸収式空調装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】吸収式冷凍サイクルの基本的な構成は、
吸収液を加熱し、吸収液の一部を気化させる再生器と、
この再生器で発生した気化冷媒を冷却して液化する凝縮
器と、この凝縮器で液化した液化冷媒を低圧下で蒸発さ
せる蒸発器と、この蒸発器で蒸発した気化冷媒を吸収液
に吸収させる吸収器とから構成され、吸収器で気化冷媒
を吸収した吸収液は、溶液ポンプによって再生器へ送ら
れる。
【0003】蒸発器で冷媒が蒸発する際、蒸発器から冷
温水回路を介して室内熱交換器へ送られる作動流体とし
ての冷温水から潜熱を奪う。そして、熱が奪われて冷却
された冷温水は、室内熱交換器に送られて室内空気と熱
交換し、室内を冷房する。なお、室内熱交換器で室内空
気と熱交換した冷温水は、冷温水回路を介して再び蒸発
器へ導かれる。この冷温水回路には、内部に冷温水を蓄
えるシスターンが設けられ、シスターンを含む冷温水回
路には冷温水を充填する必要がある。凝縮器内には凝縮
用熱交換器が設置され、凝縮熱を外部(大気)に放出す
るため冷却水回路を介して、外部の冷却塔に連結され
る。冷却塔は、下位に冷却水タンクが設置され、冷却水
を一部蒸発させながらファンで強制冷却がなされる。こ
のため、冷却水回路には適宜に冷却水の補充を行う必要
があり、給水管を介して水道など水源に連結されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来、シスターン内へ
の冷温水の充填と、前記冷却水タンクへの水の供給とは
それぞれ独立した供給路が設けられ、それぞれに電磁バ
ルブが取り付けられていた。このため、電磁バルブが2
つ必要であり、部品数の増加とコストの増大とを招いて
いた。この発明の目的は、1つの給水バルブで、シスタ
ーンおよび冷却水タンクへの給水が可能である吸収式空
調装置の提供にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、吸収液を加熱
させる加熱手段と、この加熱手段で吸収液を加熱するこ
とによって吸収液の一部を気化させる再生器、この再生
器で発生した気化冷媒を冷却して液化する凝縮器、この
凝縮器で液化した液化冷媒を低圧下で蒸発させる蒸発
器、この蒸発器で蒸発した気化冷媒を吸収液に吸収させ
る吸収器を具備する吸収式冷凍サイクルと、室内に設置
され、室内空気と作動流体としての冷温水とを熱交換す
る室内熱交換器と、前記蒸発器で液化冷媒が蒸発する際
に蒸発潜熱が奪われて冷却された冷温水を、前記室内熱
交換器へ導くとともに、前記室内熱交換器で室内空気と
熱交換された冷温水を再び前記蒸発器へ導く冷温水回路
と、この冷温水回路に設けられ、冷温水を循環させる冷
温水ポンプと、前記冷温水回路に設けられ、冷温水を蓄
えるシスターンと、前記凝縮器内に設置された凝縮用熱
交換器を含む冷却水回路と、該冷却水回路に設けられ、
冷却水を冷却するための冷却塔と、該冷却塔の下方で且
つ前記シスターンの下位に設置された冷却水タンクと、
前記シスターン内へ水を給水する給水路と、前記シスタ
ーンから水を溢れさせ、溢れた水を前記冷却水タンク内
へ導くオーバーフロー水供給手段と、前記給水路に設け
られた給水バルブと、前記水タンクに水が所定量満たさ
れているか否かを検出するハイ水位センサ、および該ハ
イ水位センサよりも低い液位を検出するロー水位センサ
と、前記ロー水位センサがオフのとき前記給水バルブを
開き、前記ハイ水位センサがオンすると前記給水バルブ
を閉じる制御装置とからなる。
【0006】
【作用および発明の効果】この発明では、1つの給水バ
ルブでシスターンと水タンクの双方への給水および水の
自動補給が可能であり、部品数が低減でき、製造コスト
が下がる。
【0007】
【実施例】次に、本発明の吸収式空調装置を、図に示す
実施例に基づき説明する。 〔実施例の構成〕図1ないし図3は実施例を示すもの
で、図1は室内の空調を行う2重効用型の吸収式冷凍サ
イクルを用いた吸収式空調装置の概略構成図である。本
実施例の吸収式空調装置1は、大別して、吸収液(本実
施例では臭化リチウム水溶液)を加熱する加熱手段2
と、2重効用型の吸収式冷凍サイクル3と、吸収式冷凍
サイクル3で冷却または加熱された作動流体としての冷
温水(熱媒体)を室内空気と熱交換させる室内熱交換器
4を含む冷温水回路5と、冷温水(冷温水と同じ水)を
冷やす冷却塔6を含む冷却水回路7と、搭載された各電
気機能部品を制御する制御装置8とから構成される。
【0008】〔加熱手段2の説明〕本実施例の加熱手段
2は、燃料であるガスを燃焼して熱を発生させ、発生し
た熱によって吸収液を加熱するガス燃焼装置で、ガスの
燃焼を行うガスバーナ11、このガスバーナ11へガス
の供給を行うガス供給手段12、ガスバーナ11へ燃焼
用の空気を供給する燃焼ファン13等から構成される。
そして、ガスバーナ11のガス燃焼で得られた熱で、吸
収式冷凍サイクル3の沸騰器14を加熱し、沸騰器14
内の低濃度吸収液を加熱するように設けられている。
【0009】〔吸収式冷凍サイクル3の説明〕吸収式冷
凍サイクル3は、加熱手段2によって加熱される沸騰器
14を備え、この沸騰器14内の低濃度吸収液が加熱さ
れることによって低濃度吸収液に含まれる冷媒(水)を
気化(蒸発)させ、低濃度吸収液を中濃度吸収液にする
高温再生器15と、この高温再生器15内の気化冷媒の
凝縮熱を利用して中濃度吸収液を加熱し、中濃度吸収液
に含まれる冷媒を気化させて中濃度吸収液を高濃度吸収
液にする低温再生器16と、高温再生器15および低温
再生器16からの気化冷媒(水蒸気)を冷却して液化す
る凝縮器17と、この凝縮器17で液化した液化冷媒
(水)を真空に近い圧力下で蒸発させる蒸発器18と、
この蒸発器18で蒸発した気化冷媒を低温再生器16で
得られた高濃度吸収液に吸収させる吸収器19とから構
成される。
【0010】〔高温再生器15の説明〕高温再生器15
は、上述のように、加熱手段2によって低濃度吸収液を
加熱する沸騰器14を備える。この沸騰器14で沸騰し
た低濃度吸収液は、沸騰器14から上方へ延びる吹出筒
21から、円筒容器形状の高温再生容器22内に吹き出
す。この高温再生容器22内に吹き出された高温の低濃
度吸収液は、気液分離用のバッフル23に衝突する。そ
して、高温再生容器22内に吹き出された低濃度吸収液
は、一部蒸発して気化冷媒になり、残りが吹出筒21の
周囲に滴下して中濃度吸収液になる。なお、気化冷媒
は、高温再生容器22の壁によって低温再生器16内の
中濃度吸収液の蒸発時の気化熱として熱が奪われ冷却さ
れて液化冷媒(水)になる。
【0011】高温再生容器22内には、液化冷媒(水)
と、中濃度吸収液とを分離するために、吹出筒21と高
温再生容器22との間に仕切筒24が設けられている。
そして、高温再生容器22で冷却されて液化し、仕切筒
24の外側に分離された液化冷媒(水)は下部に接続さ
れた液冷媒管25を通って凝縮器17に供給される。ま
た、仕切筒24の内側と吹出筒21との間に分離された
中濃度吸収液は下部に接続された中液管26を通って低
温再生器16に供給される。なお、中液管26には、オ
リフィス等の絞り手段27が設けられている。この絞り
手段27は、後述する冷暖切替弁55が閉じられると、
高温再生器15と低温再生器16との圧力差を保った状
態で中濃度吸収液を流し、冷暖切替弁55が開かれると
中濃度吸収液を殆ど流さない。
【0012】〔低温再生器16の説明〕低温再生器16
は、高温再生容器22を覆う筒状容器形状の低温再生容
器31を備え、中液管26を通って供給される中濃度吸
収液を高温再生容器22の天井部分に向けて注入するも
のである。低温再生容器31内の温度は、高温再生容器
22の温度に比較して低いため、低温再生容器31内の
圧力は高温再生容器22の圧力に比較して低い。このた
め、中液管26から低温再生容器31内に供給された中
濃度吸収液は蒸発し易い。そして、中濃度吸収液が高温
再生容器22の天井部分に注入されると、高温再生容器
22の壁によって中濃度吸収液が加熱され、中濃度吸収
液に含まれる冷媒の一部が蒸発して気化冷媒になり、残
りが高濃度吸収液になる。
【0013】ここで、低温再生容器31の上方は、環状
容器形状の凝縮容器32の上側と、連通部33により連
通している。このため、低温再生容器31内で蒸発した
気化冷媒は、連通部33を通って凝縮容器32内に供給
される。一方、高濃度吸収液は、低温再生容器31の下
部に落下し、低温再生容器31の下部に接続された高液
管34を通って吸収器19に供給される。なお、低温再
生容器31内の上側には、天井板35が設けられ、この
天井板35の外周端と低温再生容器31との間には、気
化冷媒が通過する隙間36が設けられている。
【0014】〔凝縮器17の説明〕凝縮器17は、環状
容器形状の凝縮容器32によって覆われている。この凝
縮容器32の内部には、凝縮容器32内の気化冷媒を冷
却して液化させる凝縮用熱交換器37が配置されてい
る。この凝縮用熱交換器37は、環状のコイルで、内部
には冷却水が流れる。そして、低温再生器16から凝縮
容器32内に供給された液化冷媒は、凝縮用熱交換器3
7によって冷却されて液化し、凝縮用熱交換器37の下
方へ滴下する。
【0015】一方、凝縮容器32の下側には、上述の高
温再生器15から液冷媒管25を通って冷媒が供給され
る。なお、この供給冷媒は、凝縮容器32内に供給され
る際に、圧力の違い(凝縮容器32内は約70mmHg
の低圧)から、再沸騰し、気化冷媒と液化冷媒とが混合
した状態で供給される。また、凝縮容器32には、液化
冷媒を蒸発器18に導く低液供給管38が接続されてい
る。この低液供給管38には、凝縮容器32から蒸発器
18に供給される液化冷媒の供給量を調節する冷媒弁3
9が設けられている。
【0016】〔蒸発器18の説明〕蒸発器18は、吸収
器19とともに、凝縮容器32の下部に設けられるもの
で、低温再生容器31の周囲に設けられた環状容器形状
の蒸発吸収容器41によって覆われている。この蒸発吸
収容器41の内部の外側には、凝縮器17から供給され
る液化冷媒を蒸発させる蒸発用熱交換器42が配置され
ている。この蒸発用熱交換器42は、環状のコイルで、
内部には冷温水回路5によって室内熱交換器4に供給さ
れる熱媒体(冷却水)が流れる。そして、凝縮器17か
ら低液供給管38を介して供給された液化冷媒は、蒸発
用熱交換器42の上部に配置された冷媒散布具43から
蒸発用熱交換器42の上に散布される。
【0017】蒸発吸収容器41内は、ほぼ真空(例えば
6.5mmHg)に保たれるため、沸点が低く、蒸発用
熱交換器42に散布された液化冷媒は、大変蒸発しやす
い。そして、蒸発用熱交換器42に散布された液化冷媒
は、蒸発用熱交換器42内を流れる熱媒体から気化熱を
奪って蒸発する。この結果、蒸発用熱交換器42内を流
れる熱媒体が冷却される。そして、冷却された熱媒体
は、冷温水回路5を介して室内熱交換器4に導かれ、室
内に吹き出す空気と熱交換して室内を冷房する。
【0018】〔吸収器19の説明〕吸収器19は、上述
のように、蒸発吸収容器41に覆われる。そして、吸収
器19は、蒸発吸収容器41の内部の内側に、高液管3
4から供給される高濃度吸収液を冷却する吸収用熱交換
器44が配置されている。この吸収用熱交換器44は、
環状のコイルで、内部には、コイル上に散布された高濃
度吸収液を冷却する冷却水が供給される。なお、吸収用
熱交換器44を通過した冷却水は、凝縮器17の凝縮用
熱交換器37を通過した後、冷却水回路7に導かれ、冷
却塔6で冷却された後、再び吸収用熱交換器44に導か
れる。
【0019】一方、吸収用熱交換器44の上部には、高
液管34から供給される高濃度吸収液を吸収用熱交換器
44に散布する吸収液散布具45が配置される。吸収用
熱交換器44に散布された高濃度吸収液は、吸収用熱交
換器44のコイル表面を伝って上方から下方へ落下する
間に、蒸発用熱交換器42において蒸発により生成され
た気化冷媒を吸収する。その結果、蒸発吸収容器41の
底に落下した吸収液は、濃度が薄くなった低濃度吸収液
となる。蒸発吸収容器41の底には、蒸発吸収容器41
の底の低濃度吸収液を沸騰器14に供給するための低液
管46が接続されている。この低液管46には、ほぼ真
空状態の蒸発吸収容器41内から沸騰器14に向けて低
濃度吸収液を流すために、溶液ポンプ47が設けられて
いる。
【0020】〔吸収式冷凍サイクル3における上記以外
の構成部品の説明〕図1に示す符号51は、高温再生器
15から低温再生器16へ流れる中濃度吸収液と、吸収
器19から沸騰器14へ流れる低濃度吸収液とを熱交換
する高温熱交換器で、高温再生器15から低温再生器1
6へ流れる中濃度吸収液を冷却し、逆に吸収器19から
沸騰器14へ流れる低濃度吸収液を加熱するものであ
る。また、図1に示す符号52は、低温再生器16から
吸収器19へ流れる高濃度吸収液と、吸収器19から沸
騰器14へ流れる低濃度吸収液とを熱交換する低温熱交
換器で、低温再生器16から吸収器19へ流れる高濃度
吸収液を冷却し、逆に吸収器19から沸騰器14へ流れ
る低濃度吸収液を加熱するものである。
【0021】また、本実施例の吸収式冷凍サイクル3に
は、上述の作動による冷房運転の他に、暖房運転を行う
ための暖房運転手段53が設けられている。暖房運転手
段53は、高温再生器15から低温再生器16へ中濃度
吸収液を導く中液管26の途中から分岐して、温度の高
い吸収液を蒸発器18および吸収器19を収納する蒸発
吸収容器41へ導く暖房管54と、この暖房管54を開
閉する冷暖切替弁55とから構成される。この冷暖切替
弁55は、暖房運転時に開弁して高温の吸収液を蒸発吸
収容器41内へ導き、蒸発器18を通過する冷温水を加
熱するものである。
【0022】〔室内熱交換器4の説明〕室内熱交換器4
は、室内に設置されて、蒸発器18を通過した冷温水と
室内空気とを熱交換する気−液熱交換器で、室内熱交換
器4を流れる冷温水と室内空気とを強制的に熱交換し、
熱交換後の空気を室内に吹き出させるための室内ファン
61を備える。
【0023】〔冷温水回路5の説明〕また、冷温水回路
5は、蒸発器18を通過した冷温水を、室内に設置され
た室内熱交換器4に導き、室内空気と熱交換した冷温水
を再び蒸発器18へ導く回路で、この冷温水回路5中に
は、室内熱交換器4の他に、図2に示すように、冷温水
を圧送する冷温水ポンプ62(本発明の熱媒体ポンプに
相当)、および冷温水を蓄え、冷温水回路5内に冷温水
の補充を行うシスターン63を備える。
【0024】このシスターン63には、図2に示す如
く、内部に冷温水が所定量満たされているか否かを検出
するハイレベルスイッチ64(本発明のシスターンハイ
レベルセンサに相当)と、このハイレベルスイッチ64
よりも低い水位を検出するローレベルスイッチ65(本
発明のシスターンローレベルセンサに相当)とを備え、
その検出信号は、制御装置8へ出力するように設けられ
ている。
【0025】また、シスターン63には、内部へ水(水
道水)を供給する給水路66が接続されている。この給
水路66には、シスターン63内へ冷温水の供給、停止
を行う給水バルブ(電磁バルブ)67が設けられてい
る。さらに、シスターン63には、オーバーフローした
水を、後述する冷却水タンク76内へ導くオーバーフロ
ー水供給手段68が設けられている。この実施例では、
オーバーフロー水供給手段68は、シスターン63と冷
却水タンク76とのレベルの差によりオーバーフロー水
が自然流下する管路となっている。
【0026】〔冷却塔6の説明〕冷却塔6は、吸収器1
9および凝縮器17を通過した冷却水を、上方から下方
へ流し、流れている間に外気と熱交換して放熱するとと
もに、流れている間に一部蒸発させて、蒸発時に流れて
いる冷却水から気化熱を奪い、流れている冷却水を冷却
する蒸発型のもので、上方において冷却水を散布する散
布部71と、冷却水が流れる広い表面積の蒸発部72
と、この蒸発部72を通過した冷却水を集める収集部7
3とから構成される。この冷却塔6は、蒸発部72に空
気流を生じさせ、蒸発部72における冷却水の蒸発およ
び冷却を促進する冷却水ファン74を備える。
【0027】〔冷却水回路7の説明〕冷却水回路7は、
吸収器19および凝縮器17を通過して、温度の上昇し
た冷却水を、冷却塔6へ導き、この冷却塔6で冷却され
た冷却水を再び吸収器19および凝縮器17へ送る回路
で、この冷却水回路7中には、冷却塔6の他に、冷却さ
れた冷却水を吸収器19へ圧送する冷却水ポンプ75、
および冷却水を蓄える冷却水タンク76を備える。
【0028】冷却水タンク76は、冷却塔6の下方で、
且つシスターン63の下位に設置され、冷却塔6を通過
した冷却水が収集部73で集められて供給されるととも
に、蒸発部72での蒸発による消耗を補うため、水が水
源としての水道から供給され補充されるようになってい
る。この水の補充は、シスターン63、オーバーフロー
水供給手段68を介してなされる。
【0029】冷却水タンク76には、満水の水位を検出
するためにフロートスイッチなどのハイ水位センサ77
が装着されるとともに、正常な冷房運転に必要な許容限
度以下の低い水位を検出するためのロー水位センサ78
が装着される。冷房時に冷却塔6内における冷却水の蒸
発により冷却水タンク76内の水位がロー水位センサ7
8より低下すると、後記する制御装置8は、該ロー水位
センサ78の出力オフにより給水バルブ67を開き、シ
スターン63に水道水を供給する。シスターン63が満
水になると水を溢れさせ、溢れた水をオーバーフロー水
供給手段68から冷却水タンク76内へ導き、ハイ水位
センサ77の出力オンにより冷却水タンク76の満水が
判断されるまで冷却水を補充する。なお、前記の様にロ
ー水位センサ78の出力オフにより給水が開始されたと
きには、シスターン63内のハイレベルスイッチ64お
よびローレベルスイッチ65の出力によっては給水停止
を判断しない。
【0030】〔制御装置8の説明〕制御装置8は、上述
の冷媒弁39、溶液ポンプ47、室内ファン61、冷温
水ポンプ62、冷暖切替弁55、給水バルブ67、冷却
水ファン74、冷却水ポンプ75などの電気機能部品、
および加熱手段2の電気機能部品(燃焼ファン13、ガ
ス量調節弁81、ガス開閉弁82、点火装置83等)
を、使用者によって手動設定されるコントローラ(図示
しない)の操作指示や、複数設けられた各センサの入力
信号に応じて通電制御するものである。
【0031】制御装置8は、シスターン63に設けられ
たハイレベルスイッチ64およびローレベルスイッチ6
5と、冷却水タンク76に設けられたハイ水位センサ7
7およびロー水位センサ78との検出信号に基づき、つ
ぎの制御を行う。図3の(イ)に示す如く、設置当初に
シスターン63内に水がないときまたは主に冷房運転時
において冷却水タンク76の水位が低下し、ローレベル
スイッチ65またはロー水位センサ78のいずれかが出
力オフすると、制御装置8は給水バルブ67を開き、シ
スターン63に水を供給する。上記の如く、シスターン
63が満水になると溢れた水はオーバーフロー水供給手
段68から冷却水タンク76内へ供給される。給水バル
ブ67の開弁状態は、冷却水タンク76が満水となりハ
イ水位センサ77の出力(オン)がなされるまで持続さ
れる。
【0032】また、図3の(ロ)に示す如く、シスター
ン63の水位が低下し、ローレベルスイッチ65がオフ
すると、制御装置8は給水バルブ67を開き、シスター
ン63に水を供給する。ハイレベルスイッチ64がオン
すると給水バルブ67を閉じ給水を停止する。これによ
り、吸収式空調装置1の設置当初になされる冷温水回路
5への冷温水の充填運転、冷却水の消耗に伴う冷却水回
路7への冷却水の補充運転、冷温水の減少による冷温水
回路5への冷温水の補充運転が、1つの給水バルブ67
のみで実行できる。なお、冷温水の充填運転は、冷温水
ポンプ62の作動を、給水バルブ67の開閉に連動し
て、作動、停止を繰り返すか、冷温水ポンプ62を常に
作動させて行う。
【0033】また、シスターン63に、ハイレベルスイ
ッチ64とローレベルスイッチ65の2つのスイッチを
設けたことにより、ハイレベルスイッチ64がON状態
で、ローレベルスイッチ65がOFF 状態の場合に、どち
らか一方が故障していることを検出できる。同様に、冷
却水タンクに、ハイ水位センサ77とロー水位センサ7
8の2つのセンサを設けたことにより、ハイ水位センサ
77が水位を検出しているにもかかわらず、ロー水位セ
ンサ78が水位を検出していない場合は、どちらか一方
が故障していることを検出できる。
【0034】上記の実施例では、2重効用型の吸収式冷
凍サイクル3を例に示したが、1重効用型の吸収式冷凍
サイクルでも良いし、3重以上の多重効用型の吸収式冷
凍サイクルでも良い。また、低温再生器内に中濃度吸収
液を注入する際、低温再生器の上方から注入する例を示
したが、下方から注入しても良い。加熱手段の加熱源と
してガスバーナを用いたが、石油バーナや電気ヒータを
用いたり、他の装置(例えば内燃機関)の排熱を利用し
ても良い。
【0035】凝縮用熱交換器、蒸発用熱交換器、吸収用
熱交換器をコイル状に設けた例を示したが、チューブア
ンドフィンや、積層型熱交換器など他の形式の熱交換器
を用いても良い。吸収液の一例として臭化リチウム水溶
液を例に示したが、冷媒にアンモニア、吸収剤に水を利
用したアンモニア水溶液など他の吸収液を用いても良
い。
【0036】図4は他の実施例を示す。この実施例で
は、冷温水として不凍液を用いた寒冷地仕様に適する吸
収式空調装置1のために、シスターン63の中間部に混
合制限手段である面積絞り構造としての括れ部6Bを設
けるとともに、括れ部6Bの下位に不凍液注入口6Aを
形成している。不凍液の充填は、吸収式空調装置1の設
置時に、冷却水回路7への水道水の充填に先立ってなさ
れる。この実施例においても、シスターン63内に設け
たローレベルスイッチ65がオフしたときには給水バル
ブ67を開いて給水を開始し、ハイレベルスイッチ64
がオンしたときに給水バルブ67を閉じて給水を停止す
る。括れ部6Bは、冷却水回路7に水道水が、充填(設
置時)または補充(運転時)のために供給される際に、
上方から落下する水道水と不凍液とが混ざることを防止
する作用を有する。この構成により不凍液が薄まること
を少なくでき、冷温水の凍結防止機能を長期間維持でき
る利点がある。面積絞り構造は、シスターン63の内部
を多孔板、布などで水平的に区画する構成であってもよ
い。
【0037】なお、上記のいずれの実施例においても、
シスターン63への水の補給をローレベルスイッチ65
がオフしたとき開始するように設定しているが、ハイレ
ベルスイッチ64がオフしたとき給水を開始し、ハイレ
ベルスイッチ64がオンしたとき給水を停止させてもよ
い。この場合には、常にシスターン63内は十分な冷温
水で満たされ、ポンプ62に空気が吸引される恐れが少
なくなる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】吸収式空調装置の概略構成図である。
【図2】冷温水回路の要部概略図である。
【図3】制御装置の作動を示すフローチャートである。
【図4】他の実施例にかかるシスターンの断面図であ
る。
【符号の説明】
1 吸収式空調装置 2 加熱手段 3 吸収式冷凍サイクル 4 室内熱交換器 5 冷温水回路 6 冷却塔 7 冷却水回路 8 制御装置 15 高温再生器 16 低温再生器 17 凝縮器 18 蒸発器 19 吸収器 37 凝縮用熱交換器 62 冷温水ポンプ 63 シスターン 64 ハイレベルスイッチ(シスターンハイレベルセン
サ) 65 ローレベルスイッチ(シスターンローレベルセン
サ) 66 給水路 67 給水バルブ 68 オーバーフロー水供給手段 6B 括れ部(混合制限手段) 76 冷却水タンク 77 ハイ水位センサ 78 ロー水位センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F25B 15/00 F24F 5/00 101

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸収液を加熱させる加熱手段と、 この加熱手段で吸収液を加熱することによって吸収液の
    一部を気化させる再生器、この再生器で発生した気化冷
    媒を冷却して液化する凝縮器、この凝縮器で液化した液
    化冷媒を低圧下で蒸発させる蒸発器、この蒸発器で蒸発
    した気化冷媒を吸収液に吸収させる吸収器を具備する吸
    収式冷凍サイクルと、 室内に設置され、室内空気と作動流体としての冷温水と
    を熱交換する室内熱交換器と、 前記蒸発器で液化冷媒が蒸発する際に蒸発潜熱が奪われ
    て冷却された冷温水を、前記室内熱交換器へ導くととも
    に、前記室内熱交換器で室内空気と熱交換された冷温水
    を再び前記蒸発器へ導く冷温水回路と、 この冷温水回路に設けられ、冷温水を循環させる冷温水
    ポンプと、 前記冷温水回路に設けられ、冷温水を蓄えるシスターン
    と、 前記凝縮器内に設置された凝縮用熱交換器を含む冷却水
    回路と、 該冷却水回路に設けられ、冷却水を冷却するための冷却
    塔と、 該冷却塔の下方で且つ前記シスターンの下位に設置され
    た冷却水タンクと、 前記シスターン内へ水を給水する給水路と、 前記シスターンから水を溢れさせ、溢れた水を前記冷却
    水タンク内へ導くオーバーフロー水供給手段と、 前記給水路に設けられた給水バルブと、 前記水タンクに水が所定量満たされているか否かを検出
    するハイ水位センサ、および該ハイ水位センサよりも低
    い液位を検出するロー水位センサと、 前記ロー水位センサがオフのとき前記給水バルブを開
    き、前記ハイ水位センサがオンすると前記給水バルブを
    閉じる制御装置とからなる吸収式空調装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記冷温水は不凍液
    であり、前記冷却水は水道水であり、前記シスターン内
    に不凍液と水道水との混合制限手段が設けられたことを
    特徴とする吸収式空調装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記混合制限手段
    は、シスターン内に設けた面積絞り構造であることを特
    徴とする吸収式空調装置。
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