JP2867725B2 - 吸収式冷凍機 - Google Patents

吸収式冷凍機

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JP2867725B2
JP2867725B2 JP6036591A JP6036591A JP2867725B2 JP 2867725 B2 JP2867725 B2 JP 2867725B2 JP 6036591 A JP6036591 A JP 6036591A JP 6036591 A JP6036591 A JP 6036591A JP 2867725 B2 JP2867725 B2 JP 2867725B2
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regenerator
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absorber
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concentrated solution
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正之 藤本
信幸 有永
昇三 加藤
哲雄 宮本
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Tokyo Gas Co Ltd
Sanyo Denki Co Ltd
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Tokyo Gas Co Ltd
Sanyo Denki Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は家庭用若しくはその近
辺の小容量の吸収式冷凍機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来用いられている単効用自然循環式の
吸収式冷凍機にあっては、高低差を利用しているため、
吸収液の循環制御は不要である(例えば、特公昭45−
1032号公報参照)。しかし、家庭用などの小容量機
でコンパクト化が要求される吸収式冷凍機にあっては、
高さが充分に取れないため自然循環式を採用することは
不可能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】即ち、単効用吸収式冷
凍機では、吸収液の流れ系統が稀溶液系統と濃溶液系統
との2系統である。この稀溶液管路は吸収器から稀溶液
タンク,溶液ポンプを経て溶液熱交換器を通って再生器
までと、濃溶液管路は再生器を出て溶液熱交換器を経て
吸収器までであり、この両管路の循環液量がマッチング
しないと各要素での液量に過不足が生じ安定した運転を
維持できない。
【0004】本発明は上記実情に鑑み、再生器内の濃液
側液面検知のフロートセンサーで液面高さを検知し、こ
の液面に応じ稀溶液の流量を増減させ、且つ再生器内の
圧力大きさに応じ濃溶液の流量を増減させ、前記課題を
解決する吸収式冷凍機を提供することを目的としたもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、吸収器と再生
器と凝縮器と蒸発器とから成る吸収式冷凍機において、
吸収器から再生器に至る稀溶液管路にはこの管路内の稀
溶液の流量を再生器内の濃溶液の液面高さに応じて増減
させる溶液ポンプを設け、再生器から吸収器に至る濃溶
液管路にはこの管路内の濃溶液の流量を再生器内の圧力
の大きさに応じて増減させる流量制御装置を設けたもの
である。
【0006】
【作用】上記のような構成のため、再生器で発生した冷
媒蒸気を凝縮器に導き冷媒液とし、この冷媒液を蒸発器
で散布しこの蒸発潜熱で冷房作用を行うと共に、この溶
液を吸収器で吸収して稀溶液とし、溶液タンクから再生
器へ戻る。
【0007】この場合、再生器圧力0〜hmmHgの時
(hは再生器の液面と吸収器の最高所の位置差に相当す
る圧力)に、再生器フロートセンサーがHi信号を発す
ると稀溶液弁を開き、Loを発すると稀溶液弁が開く。
この時には、濃溶液弁は開いたままであり、溶液循環ポ
ンプはHi運転を持続する。
【0008】再生器圧力h〜HmmHgの時(Hは濃液
系統の最高所と最低所の位置差に相当する圧力)に、再
生器フロートセンサーがHi信号を発すると溶液ポンプ
がLo運転をする。この時には濃溶液弁と稀溶液弁とは
開いたままである。
【0009】再生圧力HmmHg以上の時に、再生器フ
ロートセンサーがHi信号を発すると溶液ポンプがLo
運転し、再生器フロートセンサーがLo信号を発すると
溶液ポンプがHi運転する。この時には、流量制御装置
の濃溶液弁は閉じたままで、オリフィスにより流量が絞
られ、且つ稀溶液弁は開いたままである。
【0010】
【実施例】以下、本発明を実施例の図面に基づい説明す
れば、次の通りである。
【0011】図1は吸収式冷凍機の概略図を示し、1は
燃焼装置2を備えた再生器で,該再生器1に冷媒蒸気を
冷媒液とする凝縮器3を配管4を介して連通し、該凝縮
器3より導出した冷媒液の配管5の先端を蒸発器6の下
部に設けた冷媒タンク7に接続し、冷媒タンク7の下端
出口側に設けた冷媒循環ポンプ8を冷媒循環系統の配管
9にて溶液タンク10に接続し、該溶液タンク10に導
出の稀溶液配管11に溶液ポンプ12とON−OFF制
御の稀溶液弁13及び溶液熱交換器14を順次接続し、
この先端を再生器1に連絡する。再生器1の側部には再
生器フロートセンサー15を設け、且つ再生器1の濃液
系統となる濃溶液配管16には並列接続された濃溶液弁
17aとオリフィス17bとからなる流量制御装置17
を設けている。18は冷媒タンク7内に設けた冷媒フロ
ートセンサー、19は凝縮器3に臨む配管4に取付けた
サーミスタタイプの凝縮器温度センサーである。
【0012】次にこの作用を説明すると、再生器1に
て、冷媒を吸収し稀薄になった稀溶液は燃焼装置2によ
り加熱されて沸騰し濃溶液と冷媒蒸気を生じる。濃溶液
は濃溶液配管16と同配管中に並列配置の濃溶液弁17
aとオリフィス17bを通って溶液熱交換器14に入
る。更に、濃溶液配管16を通って濃溶液分配装置20
により吸収器21の伝熱管内に分配される。吸収器21
内で濃溶液は蒸発器6で蒸発し、配管22を通って導入
された冷媒蒸気を吸収し、稀溶液となって配管23を通
って稀溶液溜りである溶液タンク10に入る。稀溶液は
稀溶液配管11とその途中に設置された溶液ポンプ1
2,稀溶液弁13,溶液熱交換器14を通って再び再生
器1に戻る。
【0013】一方、冷媒は再生器1で蒸発し配管4を通
って凝縮器3にて冷却され液化して冷媒液となる。冷媒
液は配管5により冷媒液溜りである冷媒タンク7に入
る。冷媒タンク7内の冷媒液は配管9を通って冷媒循環
ポンプ8により冷媒散布装置24から蒸発器6の伝熱管
上に分散される。冷媒液はこの伝熱管上で蒸発して冷水
入口管25より入ってくる冷水を冷やし冷水出口管26
より送り出す。この冷水を室内冷房に用いる。蒸発した
冷媒蒸気は配管22を通って吸収器21に入り吸収され
る。
【0014】吸収器21と凝縮器3の冷却は空冷若しく
は水空冷方式にて行う。冷却ファン27により吸収器2
1,凝縮器3を冷却する。水空冷方式の場合は、冷却水
タンク28内の冷却水を冷却水ポンプ29により冷却水
配管30を通って冷却水散布装置31から吸収器21或
いは凝縮器3に散布し冷却を行う。
【0015】この場合、吸収器21から再生器1に至る
稀溶液配管11にはこの管路内の稀溶液の流量を再生器
1内の濃溶液の液面高さに応じて増減させ、再生器1か
ら吸収器21に至る濃溶液配管16にはこの管路内の濃
溶液の流量を再生器1内の圧力の大きさに応じて増減さ
せる。先ず凝縮器温度センサー19により再生器内圧力
を想定する。
【0016】ここで、再生圧力0〜hmmHgの時
は、濃液系統は再生器1から吸収器3への流れは望めな
い。このため、溶液ポンプ12により稀溶液が再生器1
に送り込めないように稀溶液弁13を閉じる(但し、再
生器1の液面が吸収器21側の最高所より高い場合は除
く)。即ち、再生器フロートセンサー9がHi信号を発
すると稀溶液弁13を閉とし、Lo信号を発すると稀溶
液弁13を開とする。溶液ポンプ12はHi運転を継続
する。濃溶液弁17aは開となり抵抗がないようにして
いる。
【0017】再生圧力h〜HmmHgの時は、濃液系
統は再生器1から吸収器21へ流れだす。再生圧力が高
くなるに従って再生器1から溶液熱交換器14間の吸収
液液面は下がって行くが、HmmHg未満では液面が必
ず存在するので冷媒蒸気が吸収器21側に抜けることは
ない。それ故、稀溶液を再生器1に送り過ぎることを防
止すれば安定した運転となる。即ち、再生器フロートセ
ンサー15がHi信号を発すると溶液ポンプ12がLo
運転し、再生器1への送り込みを減じる。稀溶液弁13
は開として再生器1への送り込み量を0とはしない(停
止すると結晶しやすくなる)。また、濃溶液弁17aは
抵抗を少なくするため開とする。
【0018】再生圧力HmmHg以上の時は、濃液系
統の吸収液液面が低下し再生器1から溶液熱交換器14
間の高さでは冷媒の蒸気が吸収器21の方へ抜けてしま
って安定運転不能となる。このため、濃溶液弁10aを
閉として流路抵抗をつける(オリフィス17bのみを吸
収液が流れる)。再生器フロートセンサー15がHi信
号を発すると溶液ポンプ12がLo運転をし、再生器フ
ロートセンサー15がLo信号を発すると溶液ポンプ1
2がHi運転をして冷媒蒸気の吹き抜けを防止し、安定
運転を継続する。
【0019】
【発明の効果】上記のように稀溶液の流量を再生器内の
濃溶液の液面高さに応じて増減させ、濃溶液の流量を再
生器内の圧力の大きさに応じて増減させるようにしたた
め、各要素での流量に過不足を招かず安定した運転が維
持でき、延いては吸収液充填量を減少させ、コストダウ
ンに寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す概略図。
【符号の説明】
1 再生器 3 凝縮器 6 蒸発器 7 冷媒タンク 8 冷媒循環ポンプ 10 溶液タンク 12 溶液ポンプ 13 稀溶液弁 14 溶液熱交換器 15 再生器フロートセンサー 17 流量制御装置 17a 濃溶液弁 17b オリフィス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 昇三 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 宮本 哲雄 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−84267(JP,A) 特開 昭63−187074(JP,A) 特開 昭64−19259(JP,A) 実開 昭53−75857(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F25B 15/00 306

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸収器と再生器と凝縮器と蒸発器とから
    成る吸収式冷凍機において、吸収器から再生器に至る稀
    溶液管路にはこの管路内の稀溶液の流量を再生器内の濃
    溶液の液面高さに応じて増減させる溶液ポンプを設け、
    再生器から吸収器に至る濃溶液管路にはこの管路内の濃
    溶液の流量を再生器内の圧力の大きさに応じて増減させ
    る流量制御装置を設けたことを特徴とする吸収式冷凍
    機。
JP6036591A 1991-03-25 1991-03-25 吸収式冷凍機 Expired - Lifetime JP2867725B2 (ja)

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JPH04295559A JPH04295559A (ja) 1992-10-20
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