JPH07122716A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JPH07122716A
JPH07122716A JP5262550A JP26255093A JPH07122716A JP H07122716 A JPH07122716 A JP H07122716A JP 5262550 A JP5262550 A JP 5262550A JP 26255093 A JP26255093 A JP 26255093A JP H07122716 A JPH07122716 A JP H07122716A
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    • H01L24/04Structure, shape, material or disposition of the bonding areas prior to the connecting process
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アドレスプリデコーダに入力される信号に時
間差が生じにくいようにして、プリデコーダの誤動作を
防止する。 【構成】 例えば、メモリチップ1の左右の辺に組とな
るアドレスパッドA3、A4が位置した場合に、これら
のパッドが接続されるべきアドレスプリデコーダ9を、
夫々のアドレスパッドからほぼ等距離に位置するように
配置することにより、信号線10、11の長さにアンバ
ランスが生じることを防止するので、信号入力に時間差
が生じにくく、プリデコーダが誤動作しにくい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、DRAM等の半導体記
憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】DRAM(Dynamic Random Access Memor
y)等の半導体記憶装置にあっては、そのパッケージとし
て、SOJ(Small Outline packege with J-lead)やT
SOP−II(Thin Small Outline packege-II)がよく用
いられている。前記SOJは実装密度を高めるためにパ
ッケージ自体を小型化したものであり、リード線がJ形
状をしていることからこの名前で呼ばれている。TSO
P−IIはリード線の形状は異なるが、SOJに比べてパ
ッケージの厚みを薄くしたものである。
【0003】これらSOJやTSOP−IIは、長方形の
長辺に端子が配列されているため、DRAM等のチップ
のアドレスパッド等のボンディングパッドもこれに並行
するように、チップの長辺に配列されることが一般的で
ある。ところで、近年は、半導体装置の高密度化が進
み、半導体メモリに用いられるデコーダも高密度化が要
求されている。そのため、回路が簡単で配線面積が小さ
くなるプリデコーダとポストデコーダを用いる方式が採
用されている。即ち、アドレスパッドを複数組に分け、
各組毎にプリデコーダでプリデコードし、これらの信号
をポストデコーダに入力するものである(例えば特開昭
63−202045号公報(H01L/90)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】アドレスプリデコーダ
は、例えば、アドレスパッドA1とA2の信号が入力さ
れた場合に、A1、バーA1、A2及びバーA2を、
(A1・A2)、(バーA1・A2)、(A1・バーA
2)、(バー1・バーA2)の4つの信号にする回路
で、隣接するアドレスパッドA1とA2が組の場合、こ
れらのパッドの間に配置すれば、この間のデッドスペー
スを有効に利用することができる。
【0005】さて、DRAMのような半導体メモリで
は、パッケージのピンの配置が標準化されており、例え
ば、16MDRAMでは図4に示すようになっており、
必然的に、メモリチップのアドレスパッドも、チップ左
側長辺に[A0]〜[A3]、[A10]及び[A1
1]用パッドを、チップ右側の長辺には[A4]〜[A
9]用パッドを配置することになる。
【0006】また、16MDRAMでは、16ビット並
列テストモードが採用されており、例えば、2M×8ビ
ットの場合は、カラムアドレス信号[CA0]を不使用
とすることが一般的である。従って、2M×8ビットの
16MDRAMを設計する場合には、カラムアドレスプ
リデコードを、[CA0]と[CA1]、[CA2]と
[CA3]、[CA4]と[CA5]及び[CA6]と
[CA7]とすると、テストモード時には、CA0、バ
ーCA0共に活性化されるため、[CA0]と[CA
1]のプリデコード信号(CA0・CA1)、(バーC
A0・CA1)、(CA0・バーCA1)及び(バーC
A0・バーCA1)のうち、2つが同時に活性化させる
ことになる。仮に、[CA0]と[CA1]のプリデコ
ード信号をカラムセレクト信号(ビット線上のデータを
I/O線に転送するスイッチ信号)に用いるとすると、
設計によっては、データの多重選択をしてしまう恐れが
ある。
【0007】そこで、カラムアドレスプリデコードは、
[CA0]を外し、[CA1]と[CA2]、[CA
3]と[CA4]、[CA5]と[CA6]及び[CA
7]と[CA8]とすることが考えられる。しかしなが
ら、このような組み合わせにすると、図3に示す通り、
[A3]用パッドと[A4]用パッドとが互いに対向す
る左右の長辺に位置するために、例えば[A3]用パッ
ドの近傍にカラムアドレスプリデコーダ51を配置する
と、[A4]用パッドからの距離が遠くなって、[A
3]用パッド−カラムアドレスプリデコーダ51−[A
4]用パッド間の配線長がアンバランスとなり、[A
3]用パッドから入力される信号と[A4]用パッドか
ら入力される信号とに時間差が生じ、カラムアドレスプ
リデコーダ51が誤動作してしまう危惧がある。
【0008】また、図3に示す通り、ATD回路52や
ポストデコーダ等のような各アドレスプリデコーダから
の信号を集中させる回路は、メモリチップの中央部に配
置することが多いが、このような場合、前記カラムアド
レスプリデコーダ51からの信号配線長と他のカラムア
ドレスプリデコーダからの信号配線長との差が大きくな
って、ATD回路に対する入力信号に時間差が生じ、や
はり、ATD回路等が誤動作してしまう問題がある。
【0009】尚、カラムアドレスプリデコードを、[C
A1]と[CA2]と[CA3]、[CA4]と[CA
5]と[CA6]及び[CA7]と[CA8]とするよ
うな3アドレスと2アドレスの組み合わせが考えられる
が、この場合、プリデコード信号が、23+23+22
20本となり、前述の場合のプリデコード信号数22
2+22+22=16本と比べて多くなる問題がある。
【0010】本発明は半導体記憶装置の改良に関し、斯
かる問題点を解消するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1の本発明における半
導体記憶装置は、外部から指定入力されたアドレスに対
応するメモリセルに対し、データを出し入れするもので
あって、アドレスプリデコーダに接続されるアドレスパ
ッドの内、夫々がチップの異なる辺に位置するパッドが
接続されるべきアドレスプリデコーダを、夫々のアドレ
スパッドからほぼ等距離に位置するように配置したもの
である。
【0012】また、第2の発明における半導体記憶装置
は、複数存在するアドレスプリデコーダからの出力をA
TD回路やポストデコーダ等の回路に接続するものであ
って、各アドレスプリデコーダからの信号線の長さの差
が極力小さくなるように、各信号線の配線経路を設定す
るものである。
【0013】
【作用】即ち、第1の発明にあっては、例えば、メモリ
チップの左右の辺に組となるアドレスパッドが位置した
場合に、これらのパッドが接続されるべきアドレスプリ
デコーダを、夫々のアドレスパッドからほぼ等距離に位
置するように配置することにより、信号配線長にアンバ
ランスが生じることを防止する。
【0014】また、第2の発明にあっては、複数存在す
るアドレスプリデコーダからの出力をATD回路やポス
トデコーダ等の回路に接続する場合、各アドレスプリデ
コーダからの信号線の長さの差が極力小さくなるよう
に、例えば、最も離れたカラムアドレスプリデコーダか
らの信号線が最短経路を通るように設計する。
【0015】
【実施例】本発明における第1の実施例を図1に基づい
て説明する。図1は16MDRAMチップの内部構造の
概観図であるる。長方形状のチップ本体1には、4M単
位のメモリブロック2〜5が四方に配置されている。前
記チップ本体1の向かって左辺には、VCC、入出力DQ
1〜DQ4、バーWE(Write Enable)、バーRAS(Row
Address Strobe)、アドレスA11及びA10、A0〜
A3、並びにVCCの各パッド(パッケージのピンを接続
される端子)が縦方向に順に配列されている。
【0016】また、前記チップ本体1の向かって右辺に
は、VSS、入出力DQ8〜DQ5、バーCAS(Column
Address Strobe)、バーOE(Output Enable)、アドレス
A9〜A4、及びVSSの各パッドが縦方向に順に配列さ
れている。前記アドレスパッドA0〜A8の内、A0は
不使用と定められているので、アドレスパッドA1とA
2、A3とA4、A5とA6、及びA7とA8とが夫々
組となる。
【0017】そして、各アドレスパッドから出力される
カラムアドレス信号[CA1]と[CA2]をプリデコ
ードするプリデコーダ6を、アドレスパッド[A1]と
[A2]の間に配置し、以下同様に、カラムアドレス信
号[CA5]と[CA6]をプリデコードするプリデコ
ーダ7を、アドレスパッド[A5]と[A6]の間に、
カラムアドレス信号[CA7]と[CA8]をプリデコ
ードするプリデコーダ8を、アドレスパッド[A7]と
[A8]の間に配置する。
【0018】また、夫々対向する辺に位置するアドレス
パッド[A3]と[A4]からのカラムアドレス信号
[CA3]と[CA4]をプリデコードするプリデコー
ダ9は、アドレスパッド[A3]と[A4]から近い側
の短辺(図1では下辺)に沿って、アドレスパッド[A
3]と[A4]から夫々等しい距離に位置する場所に配
置する。
【0019】尚、図1の場合は、アドレスパッド[A
3]と[A4]とが対向位置にあるため、チップ本体1
下辺のちょうど中央部にプリデコーダ9を位置させてい
るが、アドレスパッド[A3]と[A4]の位置がずれ
ていた場合には、プリデコーダ9の配置も、両者から等
距離になるように左右にずれることになる。このよう
に、前記プリデコーダ9は、どうしてもアドレスパッド
[A3]と[A4]から離れた位置に配置する必要があ
るが、プリデコーダ9を両者から等しい距離にある位置
に設けたので、各パッドからの信号線10、11の長さ
に差がなくなり、信号の到達に時間差が生じにくい。
【0020】さて、前記チップ本体の中心部には、AT
D(Address Transition Detection)回路12が設けられ
おり、このATD回路12には前記各プリデコーダ6〜
9からの出力信号線群13〜16が接続されている。各
プリデコーダ6〜9の内、プリデコーダ6〜8はATD
回路12からの距離が近いので、出力信号線群13〜1
5の長さにそれ程差が生じないが、前記プリデコーダ9
はATD回路12から離れた位置にあるので、ATD回
路に至る出力信号線群16の長さが、長くなりがちであ
る。
【0021】そこで、この長さを最短とするために、プ
リデコーダ9からATD回路12へ至る最短経路、即
ち、メモリブロック4と5との間を通るように配線して
いる。これにより、その他の出力信号線群13〜15と
の長さの差を少しでも縮めることができる。尚、前記メ
モリブロック4と5との間には、通常ロウアドレスプリ
デコーダからの出力信号線群が配線されていることが多
いが、その場合は、前記出力信号線群16をこれに並行
して配線してもよいし、例えば面積縮小のために、配線
を積層構造として、ロウアドレスプリデコーダからの出
力信号線群を下層配線とし、カラムアドレスプリデコー
ダからの出力信号線群16を上層配線としてもよい。
【0022】また、チップ本体1には、各プリデコーダ
6〜9からの出力信号線群13〜16が接続されるもの
として、ATD回路12以外にポストデコーダを設ける
場合もあるが、この場合であっても、各出力信号線群1
3〜16の長さの差を極力縮めるという技術的思想にそ
って配線すればよい。図2は本発明における第2の実施
例を示したものである。図1に示す第1の実施例との違
いは、プリデコーダ9からATD回路12に至る出力信
号線群16が、メモリブロック4の外側を迂回している
ことのみである。
【0023】この第2実施例にあっては、プリデコーダ
9に対するアドレスパッド[A3]と[A4]からの信
号入力に時間差は生じにくいが、ATD回路に対するプ
リデコーダ9から信号入力時間が、他のプリデコーダ6
〜8からの信号入力に比べて若干遅延する危惧はある。
【0024】
【発明の効果】第1の発明にあっては、例えば、メモリ
チップの左右の辺に組となるアドレスパッドが位置した
場合に、これらのパッドが接続されるべきアドレスプリ
デコーダを、夫々のアドレスパッドからほぼ等距離に位
置するように配置することにより、信号配線長にアンバ
ランスが生じることを防止するので、信号入力に時間差
が生じにくく、プリデコーダが誤動作しにくい。
【0025】また、第2の発明にあっては、複数存在す
るアドレスプリデコーダからの出力をATD回路やポス
トデコーダ等の回路に接続する場合、各アドレスプリデ
コーダからの信号線の長さの差が極力小さくなるよう
に、例えば、最も離れたカラムアドレスプリデコーダか
らの信号線が最短経路を通るように設計するので、第1
の発明同様に、信号入力に時間差が生じにくく、ATD
回路等が誤動作しにくい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるメモリチップの
概観図である。
【図2】本発明の第2の実施例におけるメモリチップの
概観図である。
【図3】従来例におけるメモリチップの概観図である。
【図4】メモリチップが内蔵されたSOJパッケージの
概観図である。
【符号の説明】
A1〜A8 アドレスパッド A3、A4 アドレスパッド(チップの異なる辺に位置
するパッド) 1 チップ本体 6〜9 アドレスプリデコーダ 10、11 信号線 12 ATD回路 13〜16 出力信号線群
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11C 11/401 H01L 27/04 21/822 8832−4M H01L 27/04 A

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部から指定入力されたアドレスに対応
    するメモリセルに対し、データを出し入れするものであ
    って、アドレスプリデコーダに接続されるアドレスパッ
    ドの内、夫々がチップの異なる辺に位置するパッドが接
    続されるべきアドレスプリデコーダを、夫々のアドレス
    パッドからほぼ等距離に位置するように配置したことを
    特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 複数存在するアドレスプリデコーダから
    の出力をATD(Adress Transition Detection)回路や
    ポストデコーダ等の回路に接続するものであって、各ア
    ドレスプリデコーダからの信号線の長さの差が極力小さ
    くなるように、各信号線の配線経路を設定することを特
    徴とした請求項1に記載の半導体記憶装置。
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