JPH0712227Y2 - 自動車のスポイラー取付構造 - Google Patents

自動車のスポイラー取付構造

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JPH0712227Y2
JPH0712227Y2 JP1988123998U JP12399888U JPH0712227Y2 JP H0712227 Y2 JPH0712227 Y2 JP H0712227Y2 JP 1988123998 U JP1988123998 U JP 1988123998U JP 12399888 U JP12399888 U JP 12399888U JP H0712227 Y2 JPH0712227 Y2 JP H0712227Y2
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mounting stay
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車のスポイラー取付構造に関する。
(従来の技術) 一般に、自動車のスポイラー取付構造においては、ボデ
ィパネル面に対して接着剤などを用いてスポイラーが接
着(固着)されている。
また、このようなスポイラーに、付近の車(他車)に対
する自車の挙動(例えば制動など)を高位置から効果的
に知らしめるランプ装置を収納する収納部が外方側に開
口して設けられているものもある(実開昭61-138684号
公報参照)。そして、上記ランプ装置は、スポイラーの
収納部にランプ装置用取付ステーを介して取付けられる
とともに、スポイラーに設けた結合部に結合されるカバ
ー部材によって外方側から覆われている。
(考案が解決しようとする課題) ところが、上記の如きランプ装置を収納したスポイラー
がボディパネル面に対して接着剤などによって直に固着
されていると、ランプ装置の故障時(例えばハーネス類
の断線)などには接着剤を無理やり剥がさなければなら
ず、スポイラーの脱着性が悪いという問題がある。
また、接着剤は熱などの要因によって経時的に硬化して
車体振動などで破断する恐れがあり、スポイラーのボデ
ィパネル面に対する取付剛性強度の面で信頼性に欠ける
という問題もある。
そこで、上記の如き問題点を解決するために、ボディパ
ネル面にスポイラー用取付ステーを固定するとともに、
該スポイラー用取付ステーに設けられた取付部に、スポ
イラーに設けられた取付片をボルトなどで締結(結合)
し、スポイラーがスポイラー用取付ステーを介してボデ
ィパネル面に取付けられるようにして、スポイラーの脱
着性の向上を図るとともに、ボディパネル面に対する取
付剛性強度の向上を図ることが考えられる。
しかしながら、上記の如きものでは、ランプ装置用取付
ステーとスポイラー用取付ステーとの2つの取付ステー
が必要なため、部品点数が嵩んで不利なものになる。
本考案はかかる諸点に鑑みてなされたもので、その目的
とするところは、ランプ装置用取付ステーとスポイラー
用取付ステーとが兼用される取付ステーを構成して、一
つの取付ステーによる幅の広い兼用化を図ろうとするも
のである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本考案の解決手段は、自動車
のスポイラー取付構造として、ボディパネル面に取付ス
テーを介してスポイラーが取付けられているものを前提
とする。そして、上記取付ステーに、該取付ステーを上
記ボディパネル面に取付けるための第1の取付部と、ス
ポイラーに設けられた取付片を取付けるための第2の取
付部とを設けるとともに、ランプ装置を収納可能とする
収納部を外方側に開口させて設ける構成としたものであ
る。
(作用) 上記の構成により、本考案では、ボディパネル面に対し
て第1の取付部がボルトなどで締結(結合)されること
によって取付ステーが取付けられ、スポイラーに設けた
取付片が上記取付ステーの第2の取付部にボルトなどで
締結されることによって取付けられ、ボディパネル面に
対する取付ステーを介したスポイラーの取付けがなされ
ている。このため、第1の取付部は、ランプ装置の設置
位置に制約されることなくスポイラーの長手方向に効果
的に設定される一方、第2の取付部も第1の取付部に制
約されることなく設定され、両取付部の設計自由度が拡
大される。
また、上記取付ステーには、ランプ装置を収納可能とす
る収納部が外方側に開口して設けられているので、ラン
プ装置用取付ステーとスポイラー用取付ステーとをそれ
ぞれ別個に設ける必要がなく、該ランプ装置用取付ステ
ーとスポイラー用取付ステーとが一つの取付ステーによ
って兼用されることになる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図および第2図は本考案の実施例に係るスポイラー
取付構造を適用したハッチバックタイプの自動車の車体
後部を示し、1はルーフ、2は車体左右のリヤフェンダ
パネル、3はバックドアであって、該バックドア3は、
外方側に位置するリッドパネル4(ボディパネル)と内
方側に位置する補強パネル5とで構成された枠部材6
と、該枠部材6に周縁部が固定保持されたリヤウインド
ガラス7とからなる。また、上記枠部材6のリッドパネ
ル4の下端部(後端部)は、略水平状の水平リッドパネ
ル面8a(ボディパネル面)と、車体後端部にてリヤエン
ドパネル9の上端部にラップする略垂直状の垂直リッド
パネル面8b(ボディパネル面)とで屈曲形成されてな
る。そして、上記バックドア3は、その枠部材6の上端
部(前端部)に設けられた一対のヒンジ部材(図示せ
ず)によってルーフ1の後端部に枢支され、該バックド
ア3の上方への開閉操作を可能にしている。尚、上記リ
ヤエンドパネル9の左右端部には、ブレーキランプ14,1
4が設けられている。
また、第3図ないし第5図にも示すように、上記リッド
パネル4(枠部材6)の水平リッドパネル面8aの後縁部
には第1孔部10(図では1つだけ示す)が車幅方向の所
定間隔毎に設けられている。また、上記リッドパネル4
の水平リッドパネル面8aの後縁部には、車幅方向に延び
る略ボックス形状の取付ステー11が設けられている。上
記取付ステー11は、平板状の前面11aおよび左右側面11
b,11cと、内方側(前面11a側)に略凸字状に凹む後面11
dと、平板状の底面11eとからなる。さらに、上記取付ス
テー11には、上方に開口する開口部12が設けられてい
る。また、上記取付ステー11の底面11eには第1の取付
部としての略円形状の穴部15(図では1箇所のみ示す)
が設けられており、該穴部15には、脚部が下方に延びる
クリップ部材13の頭部が引掛った状態で係止されてい
る。そして、上記クリップ部材13の脚部は、上記リッド
パネル4(水平リッドパネル面8a)の第1孔部10に挿通
されていて、上記取付ステー11がリッドパネル4の水平
リッドパネル面8a上に取付けられている。
さらに、上記リッドパネル4の水平リッドパネル面8aの
後端部および左右のリヤフェンダパネル2,2の後部上端
には、断面略三角形状のスポイラー20が取付けられてい
る。上記スポイラー20は、上記リッドパネル4の水平リ
ッドパネル面8aの後端部に上記取付ステー11の開口部12
を外方(上方)から覆うように設けられた第1スポイラ
ー20aと、左側のリヤフェンダパネル2の後部上端に設
けられた第2スポイラー20bと、右側のリヤフェンダパ
ネル2の後部上端に設けられた第3スポイラー20cとか
らなる三分割タイプのもので構成されている。上記各ス
ポイラー20a〜20c(スポイラー20)は、表面を覆う強化
プラスチック製の表皮材21と、該表皮材21内に充填され
た発泡材22とからなる。上記各スポイラー20a〜20cのう
ち、第1スポイラー20aについてのみ説明するが、第1
スポイラー20aの略中央部の下面には、第6図にも示す
ように、後部側左右端部(第6図では下部側左右端部)
および前部側左端部(第6図では上部側左端部)からそ
れぞれ下方へ延びる断面略L字状の脚部23a,23b,23cを
有する略長方形プレート状の取付片23が第1ボルト24,
…によって締結されている。上記取付片23の各脚部23a,
23b,23cの下端部には、第2孔部25a,25b,25cがそれぞれ
設けられている。また、上記取付ステー11の後面11dの
後部側左右端部および前部側略中間部(前部側左端部)
には、上記取付片23の各脚部23a,23b,23cの第2孔部25
a,25b,25cに対応する第2の取付部としての取付孔部
(取付部)26a,26b,26cが設けられている。そして、上
記各取付孔部26a,26b,26cおよび第2孔部25a,25b,25cに
挿通された第2ボルト27,…によって第1スポイラー20a
(取付片23)が取付ステー11に締結(結合)されてい
る。尚、上記リッドパネル4の水平リッドパネル面8aの
後端部左右端にも上記取付ステー11とは若干形状の異な
る取付ステー(図示せず)が取付けられていて、この各
取付ステーによって第1スポイラー20の左右端部がリッ
ドパネル4に対して同様に締結(結合)されている。
そして、上記取付ステー11の後面11dの外面側(後面
側)には、ランプ装置30を収納可能とする収納部31が設
けられており、該ランプ装置30は、上記ブレーキランプ
14,14に連動して発光するようになっていて、後続車に
対する視認性の向上が図られている。また、上記収納部
31の後部側左右端部、つまり取付ステー11の後面11dの
後部側左右端部(取付孔部26a,26bよりも後方かつ左右
端部寄りの後部側左右端部)には、それぞれ第3孔部3
2,32を有してなる結合部33,33が設けられている。さら
に、上記収納部31には、該収納部31を外方(後方)から
覆うカバー形状のレンズ34が設けられている。上記レン
ズ34の左右端部には、第4孔部35,35が設けられてい
る。そして、上記取付ステー11(後面11d)の結合部33
の第3孔部32と、上記レンズ34の第4孔部35,35とにビ
ス36,36がそれぞれ挿通され、該各ビス36によって、上
記レンズ34が取付ステー11の結合部33に締結(結合)さ
れている。尚、上記ランプ装置30は、図示しないハーネ
スによってブレーキランプ14,14に連結された電球37
と、該電球37の光を拡散する反射板38とによって構成さ
れている。
次に、上記実施例の作用・効果について説明するが、取
付ステー11底面11eの穴部15に頭部を係止したクリップ
部材13の脚部をリッドパネル4の第1孔部10に挿通させ
ることによって取付ステー11がリッドパネル4の水平リ
ッドパネル面8a上に取付けられ、第1スポイラー20aの
略中央部下面に各第1ボルト24により締結した取付片23
が、その取付片23の各脚部23a,23b,23cの下端部の第2
孔部25a,25b,25cおよび取付ステー11の後面11dの取付孔
部26a,26b,26cに挿通される第2ボルト27,…によって取
付ステー11に締結されて、リッドパネル4の水平リッド
パネル面8aに対する取付ステー11を介した第1スポイラ
ー20a(取付片23)の取付けがなされている。このた
め、上記穴部15は、ランプ装置30の設置位置に制約され
ることなく第1スポイラー20aの長手方向に効果的に設
定される一方、取付孔部26a,26b,26cも穴部15に制約さ
れることなく設定され、穴部15および取付孔部26a〜26c
の設計自由度を拡大させることができる。
しかも、上記取付ステー11の後面11dの後部側左右端部
(取付孔部26a,26bよりも後方かつ左右端部寄りの後部
側左右端部)には、ランプ装置30を収納可能とする収納
部31が外方(後方)側に開口して設けられているので、
ランプ装置用取付ステーとスポイラー用取付ステーとを
それぞれ別個に設ける必要がなく、該ランプ装置用取付
ステーとスポイラー用取付ステーとが一つの取付ステー
11によって兼用されることになる。その上、取付ステー
11の後面11d側(収納部31)には、その外方側に開口す
る収納部31を覆う(塞ぐ)レンズ34の左右端部に設けた
第4孔部35,35をビス36,36でもって締結する結合部33,3
3(第3孔部32,32)が設けられているので、ランプ装置
30に必要不可欠なレンズ34を結合可能とする結合部33,3
3もが取付ステー11に設けられることになる。この結
果、1つの取付ステー11でもって幅の広い兼用化を図る
ことができ、実施する上で非常に有利なものとなる。
また、取付ステー11は、該取付ステー11の底面11eの穴
部15,15に頭部を係止したクリップ部材13の脚部がバッ
クドア3のリッドパネル4の第1孔部10に挿通されるこ
とによって固着されているので、例えばリッドパネルの
第1孔部にボルトなどを挿通して補強パネルに設けた作
業穴からナットを締結する,リッドパネル内方側からの
面倒な作業が不要となり、リッドパネル4に対する取付
ステー11の取付作業がリッドパネル4外方側からの作業
のみでなされ、よって取付ステー11のリッドパネル4に
対する取付作業性の簡単化を図ることができる。
(考案の効果) 以上の如く、本考案における自動車のスポイラー取付構
造によれば、取付ステーに、ボディパネル面およびスポ
イラをそれぞれ個別に取付ける別個の取付部と、ランプ
装置を収納するための収納部とが設けられているので、
互いに制約されることなく両取付部の設計自由度を拡大
させることができるとともに、一つの取付ステーでもっ
て幅の広い兼用化を図ることができ、実施する上で非常
に有利なものとなる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は第2図の
I−I線における断面図、第2図は自動車後部の斜視
図、第3図は第4図のIII-III線付近で切断した状態の
第1図相当図、第4図は第1図のIV-IV線における断面
図、第5図は取付ステーおよびレンズの分解斜視図、第
6図はスポイラーの底面図である。 4……リッドパネル、11……取付ステー、15……穴部、
20a……第1スポイラー、23……取付片、26a,26b,26c…
…取付孔部、30……ランプ装置、31……収納部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボディパネル面に取付ステーを介してスポ
    イラーが取付けられており、 上記取付ステーには、該取付ステーを上記ボディパネル
    面に取付けるための第1の取付部と、スポイラーに設け
    られた取付片を取付けるための第2の取付部とが設けら
    れているとともに、ランプ装置を収納可能とする収納部
    が外方側に開口して設けられていることを特徴とする自
    動車のスポイラー取付構造。
JP1988123998U 1988-09-22 1988-09-22 自動車のスポイラー取付構造 Expired - Lifetime JPH0712227Y2 (ja)

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