JPH0348885Y2 - - Google Patents

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JPH0348885Y2
JPH0348885Y2 JP1984151047U JP15104784U JPH0348885Y2 JP H0348885 Y2 JPH0348885 Y2 JP H0348885Y2 JP 1984151047 U JP1984151047 U JP 1984151047U JP 15104784 U JP15104784 U JP 15104784U JP H0348885 Y2 JPH0348885 Y2 JP H0348885Y2
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JP
Japan
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instrument panel
bracket
parking
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cowl
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JP1984151047U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車の前部車体構造に関し、特に
インストルメントパネルを支持する前部車体構造
に関するものである。
(従来技術) 従来では、自動車のインストルメントパネルを
車体に固定するのに、その内部に金属製のインパ
ネフレームを設け、このインパネフレームにイン
ストルメントパネルをビス等で固着し、上記イン
パネフレームの両端部を車体に固定することによ
りインストルメントパネルを車体に固定してい
た。
ところで、上記のインストルメントパネルを支
持する前部車体構造においては、インパネフレー
ムをその両端部だけで車体に固定するので、イン
ストルメントパネルの車幅方向中央部における支
持が十分でないことから、インストルメントパネ
ルが振動し易くインストルメントパネルに組込ま
れる各種機器に悪影響を及ぼすこともある。そこ
で、インストルメントパネル自体の剛性やインパ
ネフレームの剛性を高めるなどの対策が採られて
来た。
これに対し、実開昭57−71225号公報には、イ
ンストルメントパネルの略中央部を車体前後方向
に沿う板状のステーを介して車体フロアパネルに
固定支持したものが記載されている。
しかし、上記公報に記載されているインストル
メントパネルの支持装置のように、インストルメ
ントパネルの中央部をステーを介してフロアパネ
ルに支持する場合には、インストルメントパネル
の下側の空間にステーが突出するので、空間がス
テーで著しく制約を受けて狭くなるだけでなく、
外観上も好ましくないという欠点がある。
(考案の目的) 本考案は、パーキングブラケツトを有効活用し
てインストルメントパネルの略中央部の上部と下
端部とを内部から高い支持剛性にて支持し得るよ
うにした自動車の前部車体構造を提供することで
ある。
(考案の構成) 本考案に係る自動車の前部車体構造は、インス
トルメントパネルの下端部を支持するインパネフ
レームであつて、インストルメントパネルの下端
部の内部に車幅方向に向けて配設され且つ両端部
が車体に固定されたインパネフレームと、パーキ
ングブレーキの操作部材取付け用のパーキングブ
ラケツトであつて、インストルメントパネルの前
側のカウル部の車幅方向略中央部において上端部
がカウル部のインナカウルの底壁と後壁とに接合
されたパーキングブラケツトと、上記パーキング
ブラケツトの後方近くにおいてインストルメント
パネルの内部に配設され且つ上端部がインストル
メントパネルの上部に結合されるとともに下端部
がインパネフレームに結合された支持部材と、上
記パーキングブラケツトの中段部と支持部材の中
段部とを結合するブラケツト部材とを備えたこと
を特徴とするものである。
(作 用) 本考案に係る自動車の前部車体構造において
は、車幅方向に延びるインパネフレームによりイ
ンストルメントパネルの下端部が支持される。
車幅方向略中央部に配設した支持部材の上端部
がインストルメントパネルの上部に結合され且つ
支持部材の下端部がインパネフレームに結合され
るので、インストルメントパネルの車幅方向略中
央部の上部が支持部材を介してインパネフレーム
に結合され、その部分の支持剛性が向上する。
更に、パーキングブラケツトの中段部と支持部
材の中段部とがブラケツト部材により結合される
ので、インストルメントパネルの車幅方向略中央
部を支持する支持剛性が格段に向上する。
しかも、パーキングブラケツトの上端部が、高
剛性のクロスメンバであるカウル部のインナカウ
ルの底壁と後壁とに接合されているので、パーキ
ングブラケツトの支持剛性が高く、これによりブ
ラケツト部材と支持部材を介してインストルメン
トパネルの車幅方向略中央部を支持する支持剛性
が著しく向上する。
車幅方向略中央部においてインストルメントパ
ネルの前方近くに位置するパーキングブラケツト
を有効活用してインストルメントパネルの車幅方
向略中央部の支持剛性を高めるので、1つの小型
のブラケツト部材と支持部材を付加するのみでイ
ンストルメントパネルを効果的に補強することが
できる。
更に、パーキングブラケツトの中段部と支持部
材の中段部とをブラケツト部材により結合する構
造としたので、ブラケツト部材が下方へ突出する
こともないし、またパーキングブラケツトの下方
側のスペースを空けることができるから、パーキ
ングブレーキの操作部材の取付け性にも影響を与
えることがない。
(考案の効果) 本考案に係る自動車の前部車体構造によれば、
上記作用の項で説明したように、車幅方向略中央
部に配設した支持部材を介してインストルメント
パネルの車幅方向略中央部の上部をインパネフレ
ームに結合してその支持剛性を向上できる。
更に、パーキングブラケツトの中段部と支持部
材の中段部とを結合するブラケツト部材により、
インストルメントパネルの車幅方向略中央部を支
持する支持剛性を格段に向上できる。
しかも、パーキングブラケツトの上端部が、高
剛性のクロスメンバであるカウル部のインナカウ
ルの底壁と後壁とに接合されているので、パーキ
ングブラケツトの支持剛性が高く、これによりブ
ラケツト部材と支持部材を介してインストルメン
トパネルの車幅方向略中央部を支持する支持剛性
を著しく向上できる。
車幅方向略中央部においてインストルメントパ
ネルの前方近くに位置するパーキングブラケツト
を有効活用してインストルメントパネルの車幅方
向略中央部の支持剛性を高めるので、1つの小型
のブラケツト部材と支持部材を付加するのみでイ
ンストルメントパネルを効果的に補強することが
できる。
更に、パーキングブラケツトの中段部と支持部
材の中段部とをブラケツト部材により結合する構
造としたので、ブラケツト部材が下方へ突出する
こともないし、またパーキングブラケツトの下方
側のスペースを空けることができるから、パーキ
ングブレーキの操作部材の取付け性にも影響を与
えることがない。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基いて説明す
る。
第1図及び第2図に示すように、自動車のフロ
ントガラス1取付用の開口部の下部にはカウル部
2が設けられ、このカウル部2にフロントガラス
1の下端部が装着される。
上記カウル部2はアウタカウル2aとインナカ
ウル2bとを上下に抱き合せ溶接等で一体結合し
たもので、車体のクロスメンバーとしての構造部
材である。
一方、車室の最前部の運転席及び助手席の前側
に配設されるインストルメントパネル3は各種計
器や機器類を装着する部分とダツシユボード部分
とを合成樹脂材料で一体形成してなり、車室の全
幅に互るものである。
上記インストルメントパネル3は上記カウル部
2の後方に多少スペースを空けて配設され、上記
インナカウル2bの車幅方向の略中央部にはパー
キングブレーキの操作用ハンドル15を取付ける
ためのパーキングブラケツト4が次のように固着
されている。
即ち、上記パーキングブラケツト4は、断面ハ
ツト状の部材として構成され、その上端部がイン
ナカウル2bの底壁5と後壁6にフランジ4b,
4aを介して溶接により固着され、このパーキン
グブラケツト4はインナカウル2bから下方且つ
やや後方に向けて突設され、その下端部にはパー
キングブレーキの操作用ハンドル15が取付けら
れる。
上記インストルメントパネル3に剛性を付与
し、かつそれを車体に支持するため、インストル
メントパネル3の内側下部(前側)にはインスト
ルメントパネル3の車幅方向全幅に至る金属製の
インパネフレーム7が配設され、適当個所におい
て複数のビス9をインストルメントパネル3から
インパネフレーム7に螺合することによりインス
トルメントパネル3とインパネフレーム7とが一
体化される。
更に、インパネフレーム7の略中央部に溶接等
でその下端が接合されるとともにインストルメン
トパネル3の略中央部にビス14等で固着される
支持部材10が設けられている。
上記インパネフレーム7の両端部にはインスト
ルメントパネル3の側壁3aの内面に沿つて前方
へ延設され、その前端に形成されたフランジ部7
aが車体側のブラケツト11にビス12等で固定
される。
以上により、インストルメントパネル3は、車
体に両端部で固定されたインパネフレーム7を介
して固定されることになるが、前記パーキングブ
ラケツト4を利用してインパネフレーム7の車幅
方向略中央部も次のようにカウル部2に支持固定
される。
即ち、前記インナカウル2bの略中央部に突設
されたパーキングブラケツト4の下端より少し上
方位置でブラケツト部材13が後方へ向けてパー
キングブラケツト4に突設され、このブラケツト
部材13の先端壁13aにインパネフレーム7に
設けられた支持部材10の前面が当接され、イン
パネフレーム7が支持部材10を介してボルト1
4でブラケツト部材13の先端壁13aに固着さ
れる。尚、上記ボルト14の後方に位置するイン
ストルメントパネル3の部分は計器類を取付ける
ため開口され、この開口からボルト14を締める
ことが出来る。
尚、上記インパネフレーム7の形状、構造はイ
ンストルメントパネル3の形状、構造との関係に
おいて適宜設定されるものであり、インストルメ
ントパネル3を支持しそれを車体に支持固定する
という機能を備えた部材がインパネフレーム7で
ある。尚、必要に応じて上記インパネフレーム7
と支持部材10とを一体化してもよいことは勿論
である。
上記の自動車の前部車体構造においては、車幅
方向略中央部でカウル部2に突設されインパネフ
レーム7の前側近傍に位置するパーキングブラケ
ツト4に、ブラケツト部材13および支持部材1
0を介してインパネフレーム7の略中央部が支持
固定されるので、インストルメントパネル3及び
インパネフレーム7が振動したり変形するのを防
止できるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
インストルメントパネルとインパネフレームの一
部破断斜視図、第2図は前部車体構造の要部縦断
側面図である。 2……カウル部、2a……アウタカウル、2b
……インナカウル、3……インストルメントパネ
ル、4……パーキングブラケツト、5……底壁、
6……後壁、7……インパネフレーム、10……
支持部材、13……ブラケツト部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 インストルメントパネルの下端部を支持するイ
    ンパネフレームであつて、インストルメントパネ
    ルの下端部の内部に車幅方向に向けて配設され且
    つ両端部が車体に固定されたインパネフレーム
    と、 パーキングブレーキの操作部材取付け用のパー
    キングブラケツトであつて、インストルメントパ
    ネルの前側のカウル部の車幅方向略中央部におい
    て上端部がカウル部のインナカウルの底壁と後壁
    とに接合されたパーキングブラケツトと、 上記パーキングブラケツトの後方近くにおいて
    インストルメントパネルの内部に配設され且つ上
    端部がインストルメントパネルの上部に結合され
    るとともに下端部がインパネフレームに結合され
    た支持部材と、 上記パーキングブラケツトの中段部と支持部材
    の中段部とを結合するブラケツト部材と、 を備えたことを特徴とする自動車の前部車体構
    造。
JP1984151047U 1984-10-04 1984-10-04 Expired JPH0348885Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984151047U JPH0348885Y2 (ja) 1984-10-04 1984-10-04

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JP1984151047U JPH0348885Y2 (ja) 1984-10-04 1984-10-04

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Publication Number Publication Date
JPS6166024U JPS6166024U (ja) 1986-05-07
JPH0348885Y2 true JPH0348885Y2 (ja) 1991-10-18

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ID=30709180

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JP1984151047U Expired JPH0348885Y2 (ja) 1984-10-04 1984-10-04

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6044751B2 (ja) * 2011-11-24 2016-12-14 マツダ株式会社 車両のインストルメントパネル支持構造

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5321178A (en) * 1976-08-09 1978-02-27 Kohjin Co Ltd Preparation of 1-(2-tetrahydrofuryl)uracils
JPS5871225A (ja) * 1981-10-23 1983-04-27 Nissan Motor Co Ltd インストルメントパネルの支持装置

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JPS5321178A (en) * 1976-08-09 1978-02-27 Kohjin Co Ltd Preparation of 1-(2-tetrahydrofuryl)uracils
JPS5871225A (ja) * 1981-10-23 1983-04-27 Nissan Motor Co Ltd インストルメントパネルの支持装置

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JPS6166024U (ja) 1986-05-07

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