JPH07121655B2 - ウエザストリップ - Google Patents
ウエザストリップInfo
- Publication number
- JPH07121655B2 JPH07121655B2 JP29668590A JP29668590A JPH07121655B2 JP H07121655 B2 JPH07121655 B2 JP H07121655B2 JP 29668590 A JP29668590 A JP 29668590A JP 29668590 A JP29668590 A JP 29668590A JP H07121655 B2 JPH07121655 B2 JP H07121655B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weather strip
- cured film
- fine powder
- reactive silicone
- glass
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E06—DOORS, WINDOWS, SHUTTERS, OR ROLLER BLINDS IN GENERAL; LADDERS
- E06B—FIXED OR MOVABLE CLOSURES FOR OPENINGS IN BUILDINGS, VEHICLES, FENCES OR LIKE ENCLOSURES IN GENERAL, e.g. DOORS, WINDOWS, BLINDS, GATES
- E06B7/00—Special arrangements or measures in connection with doors or windows
- E06B7/16—Sealing arrangements on wings or parts co-operating with the wings
- E06B7/22—Sealing arrangements on wings or parts co-operating with the wings by means of elastic edgings, e.g. elastic rubber tubes; by means of resilient edgings, e.g. felt or plush strips, resilient metal strips
- E06B7/23—Plastic, sponge rubber, or like strips or tubes
- E06B7/2305—Plastic, sponge rubber, or like strips or tubes with an integrally formed part for fixing the edging
- E06B7/2312—Plastic, sponge rubber, or like strips or tubes with an integrally formed part for fixing the edging with two or more sealing-lines or -planes between the wing and part co-operating with the wing
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60J—WINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
- B60J10/00—Sealing arrangements
- B60J10/15—Sealing arrangements characterised by the material
- B60J10/17—Sealing arrangements characterised by the material provided with a low-friction material on the surface
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60J—WINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
- B60J10/00—Sealing arrangements
- B60J10/70—Sealing arrangements specially adapted for windows or windscreens
- B60J10/74—Sealing arrangements specially adapted for windows or windscreens for sliding window panes, e.g. sash guides
- B60J10/75—Sealing arrangements specially adapted for windows or windscreens for sliding window panes, e.g. sash guides for sealing the lower part of the panes
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E06—DOORS, WINDOWS, SHUTTERS, OR ROLLER BLINDS IN GENERAL; LADDERS
- E06B—FIXED OR MOVABLE CLOSURES FOR OPENINGS IN BUILDINGS, VEHICLES, FENCES OR LIKE ENCLOSURES IN GENERAL, e.g. DOORS, WINDOWS, BLINDS, GATES
- E06B7/00—Special arrangements or measures in connection with doors or windows
- E06B7/16—Sealing arrangements on wings or parts co-operating with the wings
- E06B7/22—Sealing arrangements on wings or parts co-operating with the wings by means of elastic edgings, e.g. elastic rubber tubes; by means of resilient edgings, e.g. felt or plush strips, resilient metal strips
- E06B7/23—Plastic, sponge rubber, or like strips or tubes
- E06B7/2305—Plastic, sponge rubber, or like strips or tubes with an integrally formed part for fixing the edging
- E06B7/2307—Plastic, sponge rubber, or like strips or tubes with an integrally formed part for fixing the edging with a single sealing-line or -plane between the wing and the part co-operating with the wing
- E06B7/2309—Plastic, sponge rubber, or like strips or tubes with an integrally formed part for fixing the edging with a single sealing-line or -plane between the wing and the part co-operating with the wing with a hollow sealing part
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E06—DOORS, WINDOWS, SHUTTERS, OR ROLLER BLINDS IN GENERAL; LADDERS
- E06B—FIXED OR MOVABLE CLOSURES FOR OPENINGS IN BUILDINGS, VEHICLES, FENCES OR LIKE ENCLOSURES IN GENERAL, e.g. DOORS, WINDOWS, BLINDS, GATES
- E06B7/00—Special arrangements or measures in connection with doors or windows
- E06B7/16—Sealing arrangements on wings or parts co-operating with the wings
- E06B7/22—Sealing arrangements on wings or parts co-operating with the wings by means of elastic edgings, e.g. elastic rubber tubes; by means of resilient edgings, e.g. felt or plush strips, resilient metal strips
- E06B7/23—Plastic, sponge rubber, or like strips or tubes
- E06B7/2314—Plastic, sponge rubber, or like strips or tubes characterised by the material
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T428/00—Stock material or miscellaneous articles
- Y10T428/23907—Pile or nap type surface or component
- Y10T428/23943—Flock surface
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T428/00—Stock material or miscellaneous articles
- Y10T428/24—Structurally defined web or sheet [e.g., overall dimension, etc.]
- Y10T428/2419—Fold at edge
- Y10T428/24198—Channel-shaped edge component [e.g., binding, etc.]
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T428/00—Stock material or miscellaneous articles
- Y10T428/29—Coated or structually defined flake, particle, cell, strand, strand portion, rod, filament, macroscopic fiber or mass thereof
- Y10T428/2902—Channel shape
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、自動車その他の乗物、建築物、ケース等にお
いて、ガラスが摺動する箇所に使用されるウエザストリ
ップに関し、詳しくはガラスとの摺接面に植毛が施され
たウエザストリップに係るものである。
いて、ガラスが摺動する箇所に使用されるウエザストリ
ップに関し、詳しくはガラスとの摺接面に植毛が施され
たウエザストリップに係るものである。
[従来の技術] 自動車のドアガラスの昇降口に使用されるウエザストリ
ップを例にとって説明すると、該ウエザストリップは、
ドアパネルに固定するための取付部と、摺動するドアガ
ラスとの間をシールするためのシール部とから構成され
ており、さらにシール部のドアガラスとの摺接面には、
ドアガラスの摺動抵抗を減少させるために植毛が施され
たものも多い。
ップを例にとって説明すると、該ウエザストリップは、
ドアパネルに固定するための取付部と、摺動するドアガ
ラスとの間をシールするためのシール部とから構成され
ており、さらにシール部のドアガラスとの摺接面には、
ドアガラスの摺動抵抗を減少させるために植毛が施され
たものも多い。
[発明が解決しようとする課題] しかし、上記植毛は一般にナイロン製であり、撥水性が
ほとんどなかったため、該植毛に雨水、洗浄水、結露水
等(以下、雨水等という。)がもたらされると、該雨水
等は植毛間に浸透して溜っていた。そのため、寒冷時に
この雨水等が凍ると、ドアガラスがウエザストリップに
凍結してしまい、ドアガラスの昇降が困難乃至不可能に
なるという問題があった。
ほとんどなかったため、該植毛に雨水、洗浄水、結露水
等(以下、雨水等という。)がもたらされると、該雨水
等は植毛間に浸透して溜っていた。そのため、寒冷時に
この雨水等が凍ると、ドアガラスがウエザストリップに
凍結してしまい、ドアガラスの昇降が困難乃至不可能に
なるという問題があった。
そこで、従来からこの凍結の防止対策について種々研究
がなされているが、実際に採用できる対策は未だ無かっ
た。
がなされているが、実際に採用できる対策は未だ無かっ
た。
例えば、植毛に撥水性のあるシリコーンオイル(ジメチ
ルシロキサン)を塗布すれば、凍結を防止することだけ
は可能であるが、該シリコーンオイルは反応基を持たな
いフリーシリコーンであるため、昇降するドアガラスに
転写して油膜となりドアガラス越しの視界を悪化させた
り、乗員の衣服に付着して汚れとなったりする弊害があ
り、実用化は無理であった。
ルシロキサン)を塗布すれば、凍結を防止することだけ
は可能であるが、該シリコーンオイルは反応基を持たな
いフリーシリコーンであるため、昇降するドアガラスに
転写して油膜となりドアガラス越しの視界を悪化させた
り、乗員の衣服に付着して汚れとなったりする弊害があ
り、実用化は無理であった。
本発明の目的は、上記課題を解決し、ガラスの凍結を防
止することができるとともに、視界を悪化させたり衣服
を汚したりする物質を放出することがない新規有用なウ
エザストリップを提供することにある。
止することができるとともに、視界を悪化させたり衣服
を汚したりする物質を放出することがない新規有用なウ
エザストリップを提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、請求項1記載のウエザスト
リップは、ガラスとの摺接面に植毛が施され、該植毛に
反応性シリコーンの硬化膜が被覆された構成とした。
リップは、ガラスとの摺接面に植毛が施され、該植毛に
反応性シリコーンの硬化膜が被覆された構成とした。
また、請求項2記載のウエザストリップは、前記硬化膜
には微小粉体が含有されている構成とした。
には微小粉体が含有されている構成とした。
さらに、請求項3記載のウエザストリップは、前記微小
粉体として前記反応性シリコーンに対する接着性を有す
るものを採用した。
粉体として前記反応性シリコーンに対する接着性を有す
るものを採用した。
次に、上記各手段における主要な構成要素の詳細につい
て説明する。
て説明する。
(1)ウエザストリップ本体について ウエザストリップ本体の材料としては、EPDM、EPM等の
ゴム、塩化ビニル樹脂等の合成樹脂を例示することがで
きる。また、ガラスとの摺接面を有するシール部の形状
は特に限定されず、中空状、中実状、リップ状等を例示
することができる。
ゴム、塩化ビニル樹脂等の合成樹脂を例示することがで
きる。また、ガラスとの摺接面を有するシール部の形状
は特に限定されず、中空状、中実状、リップ状等を例示
することができる。
(2)植毛について 植毛の材料としては、6−ナイロン樹脂、6・6−ナイ
ロン樹脂、ポリエステル樹脂等を例示することができ
る。また、植毛の直径は1〜10デニールが一般的であ
り、2〜5デニールが好ましい。植毛の長さは0.4〜1.5
mmが一般的であり、0.6〜1.2mmが好ましい。
ロン樹脂、ポリエステル樹脂等を例示することができ
る。また、植毛の直径は1〜10デニールが一般的であ
り、2〜5デニールが好ましい。植毛の長さは0.4〜1.5
mmが一般的であり、0.6〜1.2mmが好ましい。
(3)反応性シリコーンについて (3−1)反応性シリコーンの縮合反応硬化前の配合主
成分としては、次のものを例示することができ、また特
公昭56-19813号公報に例示のものを使用することもでき
る。
成分としては、次のものを例示することができ、また特
公昭56-19813号公報に例示のものを使用することもでき
る。
主剤 両末端水酸基閉塞ジオルガノポリシロキサンとオルガノ
ハイドロジエンシロキサンの混合ポリシロキサン。有機
基としては、アルキル基、アルケニル基、アリール基、
アラルキル基等。
ハイドロジエンシロキサンの混合ポリシロキサン。有機
基としては、アルキル基、アルケニル基、アリール基、
アラルキル基等。
触媒:主剤の硬化を促進させる硬化剤である。
有機錫化合物、白金、白金化合物等。
溶剤:反応性シリコーンを植毛への塗布作業性の良
い粘度に調製するための希釈剤である。
い粘度に調製するための希釈剤である。
n−ヘキサン、n−ヘプタン、トルエン、イソプロピル
アルコール、ブチルアルコール、メチルアルコール、エ
チルアルコール、1.1.1−トリクロロエタン、トリクロ
ロエチレン等。
アルコール、ブチルアルコール、メチルアルコール、エ
チルアルコール、1.1.1−トリクロロエタン、トリクロ
ロエチレン等。
(3−2)反応性シリコーンへの添加物としては、次の
ものを例示することができる。
ものを例示することができる。
カップリング剤:植毛に対する反応性シリコーンの
接着性を高めるものである。
接着性を高めるものである。
γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グ
リシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、γ−アミ
ノプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルト
リエトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキ
シシラン、γ−クロロプロピルトリメトキシシラン、γ
−クロロプロピルメチルジクロロシラン、γ−クロロプ
ロピルメチルジメトキシシラン等のシラン系カップリン
グ剤、チタネート系カップリング剤等。
リシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、γ−アミ
ノプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルト
リエトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキ
シシラン、γ−クロロプロピルトリメトキシシラン、γ
−クロロプロピルメチルジクロロシラン、γ−クロロプ
ロピルメチルジメトキシシラン等のシラン系カップリン
グ剤、チタネート系カップリング剤等。
紫外線遮蔽顔料:ウエザストリップ本体及び植毛の
紫外線劣化を防止するものである。
紫外線劣化を防止するものである。
チャンネルブラック、アセチレンブラック、オイルファ
ーネスブラック、ガスファーネスブラック、サーマルブ
ラック等のカーボンブラック、グラファイト、酸化鉄粉
末等。これらのうち好ましいのはカーボンブラックであ
り、さらに好ましくはチャンネルブラックである。
ーネスブラック、ガスファーネスブラック、サーマルブ
ラック等のカーボンブラック、グラファイト、酸化鉄粉
末等。これらのうち好ましいのはカーボンブラックであ
り、さらに好ましくはチャンネルブラックである。
(3−3)反応性シリコーンの植毛への塗布方法 スプレーコート、ロールコート、ディップコート、刷毛
塗り等の汎用の方法を例示することができる。塗布厚さ
は、前記溶剤の配合割合や形成しようとする硬化膜の厚
さによって異なる。塗膜の硬化条件は、通常、80〜150
℃×5〜20分とする。
塗り等の汎用の方法を例示することができる。塗布厚さ
は、前記溶剤の配合割合や形成しようとする硬化膜の厚
さによって異なる。塗膜の硬化条件は、通常、80〜150
℃×5〜20分とする。
(4)反応性シリコーンの反応硬化膜について 上記反応性シリコーンが植毛表面において縮合反応硬化
してなる硬化膜の厚さは、5〜20μmが一般的であり、
好ましくは7〜15μmである。この厚さが5μm未満だ
と耐久性が乏しい。
してなる硬化膜の厚さは、5〜20μmが一般的であり、
好ましくは7〜15μmである。この厚さが5μm未満だ
と耐久性が乏しい。
(5)微小粉体について 微小粉体の材料としては、ポリカーボネイト樹脂、ナイ
ロン樹脂、シリコーン樹脂等の合成樹脂、シリカ、ジル
コニア、アルミナ等の無機物を例示することができる。
これらのうち好ましいのは前記反応性シリコーンに対す
る接着性を有するポリカーボネイト樹脂、ナイロン樹
脂、シリコーン樹脂等である。
ロン樹脂、シリコーン樹脂等の合成樹脂、シリカ、ジル
コニア、アルミナ等の無機物を例示することができる。
これらのうち好ましいのは前記反応性シリコーンに対す
る接着性を有するポリカーボネイト樹脂、ナイロン樹
脂、シリコーン樹脂等である。
微小粉体の形状は、球体が好ましいが、多面体、片体、
異形体等でもよい。微小粉体の大きさは、例えば球体の
場合、直径1〜5μm程度が好ましい。
異形体等でもよい。微小粉体の大きさは、例えば球体の
場合、直径1〜5μm程度が好ましい。
また、硬化膜に含有される微小粉体の状態は、その1個
1個が独立して分散した状態でもよいし、複数個が房状
に凝集したものが分散した状態でもよい。
1個が独立して分散した状態でもよいし、複数個が房状
に凝集したものが分散した状態でもよい。
[作用] 請求項1記載のウエザストリップによれば、植毛に被覆
された反応性シリコーンの硬化膜が、強力な撥水性を発
揮し、植毛間に雨水等が浸透する現象を抑える。従っ
て、植毛間において凍る雨水等の量が従来より減少す
る。また、反応性シリコーンの硬化膜は、ガラスに転写
したり衣服に付着したりすることがない。
された反応性シリコーンの硬化膜が、強力な撥水性を発
揮し、植毛間に雨水等が浸透する現象を抑える。従っ
て、植毛間において凍る雨水等の量が従来より減少す
る。また、反応性シリコーンの硬化膜は、ガラスに転写
したり衣服に付着したりすることがない。
また、請求項2記載のウエザストリップによれば、前記
硬化膜のみではガラスとの動摩擦係数が多少高くなって
しまうのに対して、前記硬化膜に含有した微小粉体がこ
の高くなるはずの動摩擦係数を低くする作用がある。
硬化膜のみではガラスとの動摩擦係数が多少高くなって
しまうのに対して、前記硬化膜に含有した微小粉体がこ
の高くなるはずの動摩擦係数を低くする作用がある。
さらに、請求項3記載のウエザストリップによれば、前
記微小粉体と前記反応性シリコーンの硬化膜との接着力
が強くなる。
記微小粉体と前記反応性シリコーンの硬化膜との接着力
が強くなる。
[実施例] 以下、本発明を具体化したウエザストリップの実施例に
ついて、図面を参照して説明する。
ついて、図面を参照して説明する。
まず、第1表に示す配合割合のゴム配合物を使用して、
第2図に示すような2つのリップ状シール部11を有する
ウエザストリップ1と、第3図に示すような中空状シー
ル部21を有するウエザストリップ2を押出成形した。
第2図に示すような2つのリップ状シール部11を有する
ウエザストリップ1と、第3図に示すような中空状シー
ル部21を有するウエザストリップ2を押出成形した。
次に、前記リップ状シール部11及び中空状シール部21の
うちドアガラス3との摺接面12,22に、植毛用接着剤を
介して植毛13,23を施した。この植毛13,23には6−ナイ
ロン樹脂製の太さ3デニール(直径約20μm)、長さ0.
8mmのものを使用した。
うちドアガラス3との摺接面12,22に、植毛用接着剤を
介して植毛13,23を施した。この植毛13,23には6−ナイ
ロン樹脂製の太さ3デニール(直径約20μm)、長さ0.
8mmのものを使用した。
次に、前記ウエザストリップ1の摺接面12及び植毛13
に、第2表に示す成分から微小粉体だけを除いた配合割
合の反応性シリコーンをスプレーコートし、これを90℃
×10分の条件で縮合反応硬化させて厚さ5μmの硬化膜
を被覆形成し、該ウエザストリップ1を第一実施例とし
た。
に、第2表に示す成分から微小粉体だけを除いた配合割
合の反応性シリコーンをスプレーコートし、これを90℃
×10分の条件で縮合反応硬化させて厚さ5μmの硬化膜
を被覆形成し、該ウエザストリップ1を第一実施例とし
た。
また、前記ウエザストリップ2の摺接面22及び植毛23
に、第2表に示す配合割合のの反応性シリコーンをスプ
レーコートし、これを90℃×10分の条件で縮合反応硬化
させて、第1図に示すような凝集した微小粉体24が分散
した厚さ5μmの硬化膜25を被覆形成し、該ウエザスト
リップ2を第二実施例とした。
に、第2表に示す配合割合のの反応性シリコーンをスプ
レーコートし、これを90℃×10分の条件で縮合反応硬化
させて、第1図に示すような凝集した微小粉体24が分散
した厚さ5μmの硬化膜25を被覆形成し、該ウエザスト
リップ2を第二実施例とした。
このように形成した第一実施例のウエザストリップ1
と、第二実施例のウエザストリップ2を、自動車のドア
のドアガラス昇降口(図示略)に取り付けた。そして、
これらのウエザストリップ1,2とドアガラス3との摺接
面に水を導入し、この水を凍らせた後にドアガラス3の
昇降を行ったところ、いずれの実施例においても平常時
より少し大きな力をかければ容易に昇降させることがで
きた。
と、第二実施例のウエザストリップ2を、自動車のドア
のドアガラス昇降口(図示略)に取り付けた。そして、
これらのウエザストリップ1,2とドアガラス3との摺接
面に水を導入し、この水を凍らせた後にドアガラス3の
昇降を行ったところ、いずれの実施例においても平常時
より少し大きな力をかければ容易に昇降させることがで
きた。
上記効果を数値的に確認するために、下記項目の試験を
行った。
行った。
(1)凍結試験 前記第一実施例及び第二実施例のウエザストリップ1,2
のうち摺接面12,22の部分と全く同一の植毛及び硬化膜
を有する寸法25mm×10mmの二つの試験片を作成し、これ
らの試験片を水中に30分浸漬した。そして、ガラス板に
水を点下させ、その上に前記水中から取り出した各試験
片を載せ、−15℃の雰囲気に60分放置して水を完全に凍
らせた後、該−15℃の雰囲気において試験片とガラス板
とを引張り、両者が剥離するときの引張強度を測定し
た。また比較のために、植毛は有るが硬化膜は無い従来
例に相当する試験片も作成し、同様に引張強度を測定し
た。この試験結果を第4図に示す。
のうち摺接面12,22の部分と全く同一の植毛及び硬化膜
を有する寸法25mm×10mmの二つの試験片を作成し、これ
らの試験片を水中に30分浸漬した。そして、ガラス板に
水を点下させ、その上に前記水中から取り出した各試験
片を載せ、−15℃の雰囲気に60分放置して水を完全に凍
らせた後、該−15℃の雰囲気において試験片とガラス板
とを引張り、両者が剥離するときの引張強度を測定し
た。また比較のために、植毛は有るが硬化膜は無い従来
例に相当する試験片も作成し、同様に引張強度を測定し
た。この試験結果を第4図に示す。
(2)動摩擦係数(摺動抵抗)試験 前記第一実施例及び第二実施例のウエザストリップ1,2
のうち摺接面12,22の部分と全く同一の材料により第6
図に示すような寸法50mm×50mm×2mmの二つの試験片本
体を作成し、これらの試験片本体表面の斜線で示す10mm
×50mmの範囲の二箇所に植毛を施すとともに硬化膜を被
覆し、各実施例に対応する試験片1a,2aを作成した。次
に、各試験片1a,2aの重量を測定した後、第7図に示す
ように固定された水平なガラス板4の上に試験片1a,2a
をその植毛面が接するようにセットした。この試験片1
a,2aの中心部の上に重量1kgに調整された重り5を起
き、引張速度100mm/分で試験片1a,2aを水平に引張っ
た。試験片1a,2aが30mm移動した時点から120mm移動する
までの範囲で最大荷重を測定した。前記(1)の凍結試
験と同様、植毛は有るが硬化膜は無い従来例に相当する
試験片についても、同様に最大荷重を測定した。この試
験結果を第5図に示す。
のうち摺接面12,22の部分と全く同一の材料により第6
図に示すような寸法50mm×50mm×2mmの二つの試験片本
体を作成し、これらの試験片本体表面の斜線で示す10mm
×50mmの範囲の二箇所に植毛を施すとともに硬化膜を被
覆し、各実施例に対応する試験片1a,2aを作成した。次
に、各試験片1a,2aの重量を測定した後、第7図に示す
ように固定された水平なガラス板4の上に試験片1a,2a
をその植毛面が接するようにセットした。この試験片1
a,2aの中心部の上に重量1kgに調整された重り5を起
き、引張速度100mm/分で試験片1a,2aを水平に引張っ
た。試験片1a,2aが30mm移動した時点から120mm移動する
までの範囲で最大荷重を測定した。前記(1)の凍結試
験と同様、植毛は有るが硬化膜は無い従来例に相当する
試験片についても、同様に最大荷重を測定した。この試
験結果を第5図に示す。
[発明の効果] 本発明のウエザストリップは、上記の通り構成されてい
るので、次のような優れた効果を奏する。
るので、次のような優れた効果を奏する。
まず、請求項1記載のウエザストリップによれば、ガラ
スの凍結を防止することができるとともに、視界を悪化
させたり衣服を汚したりする物質を放出することがな
い。
スの凍結を防止することができるとともに、視界を悪化
させたり衣服を汚したりする物質を放出することがな
い。
また、請求項2記載のウエザストリップによれば、ガラ
スの摺動抵抗を低く保つことができる。
スの摺動抵抗を低く保つことができる。
さらに、請求項3記載のウエザストリップによれば、微
小粉体と硬化膜との剥離を防ぎ、耐久性を高めることが
できる。
小粉体と硬化膜との剥離を防ぎ、耐久性を高めることが
できる。
第1図は本発明を具体化した第二実施例の植毛及び硬化
膜の拡大断面図、第2図は第一実施例の断面図、第3図
は第二実施例の断面図、第4図は凍結試験の試験結果を
示すグラフ、第5図は動摩擦係数試験の試験結果を示す
グラフ、第6図は該動摩擦係数試験に用いる試験片の底
面図、第7図は該動摩擦係数試験の概要を示す正面図で
ある。 1,2……ウエザストリップ、3……ドアガラス、12,22…
…摺接面、13,23……植毛、24……微小粉体、25……硬
化膜。
膜の拡大断面図、第2図は第一実施例の断面図、第3図
は第二実施例の断面図、第4図は凍結試験の試験結果を
示すグラフ、第5図は動摩擦係数試験の試験結果を示す
グラフ、第6図は該動摩擦係数試験に用いる試験片の底
面図、第7図は該動摩擦係数試験の概要を示す正面図で
ある。 1,2……ウエザストリップ、3……ドアガラス、12,22…
…摺接面、13,23……植毛、24……微小粉体、25……硬
化膜。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−201716(JP,A) 実開 昭57−199695(JP,U) 実開 昭57−199696(JP,U) 実開 昭60−168621(JP,U) 実開 平2−81212(JP,U)
Claims (3)
- 【請求項1】ガラス(3)との摺接面(12,22)に植毛
(13,23)が施され、該植毛に反応性シリコーンの硬化
膜(25)が被覆されたウエザストリップ。 - 【請求項2】前記硬化膜(25)には微小粉体(24)が含
有されている請求項1記載のウエザストリップ。 - 【請求項3】前記微小粉体(24)は前記反応性シリコー
ンに対する接着性を有するものである請求項2記載のウ
エザストリップ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29668590A JPH07121655B2 (ja) | 1990-10-31 | 1990-10-31 | ウエザストリップ |
US07/784,504 US5354594A (en) | 1990-10-31 | 1991-10-31 | Weather strip |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29668590A JPH07121655B2 (ja) | 1990-10-31 | 1990-10-31 | ウエザストリップ |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8320799A Division JP2927258B2 (ja) | 1996-11-15 | 1996-11-15 | ウエザストリップ用表面処理剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04169324A JPH04169324A (ja) | 1992-06-17 |
JPH07121655B2 true JPH07121655B2 (ja) | 1995-12-25 |
Family
ID=17836757
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29668590A Expired - Fee Related JPH07121655B2 (ja) | 1990-10-31 | 1990-10-31 | ウエザストリップ |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5354594A (ja) |
JP (1) | JPH07121655B2 (ja) |
Families Citing this family (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0827356B2 (ja) * | 1991-05-08 | 1996-03-21 | 日本鋼管株式会社 | 放射線計数方法 |
GB9303678D0 (en) * | 1993-02-24 | 1993-04-14 | Schlegel Uk Holdings | Coloured extruded strips |
JP3682169B2 (ja) | 1998-08-04 | 2005-08-10 | 豊田合成株式会社 | ウエザストリップ |
KR20000054012A (ko) * | 2000-05-17 | 2000-09-05 | 심규진 | 자동차 도어벨트몰딩 및 그 제조방법 |
US6865767B1 (en) * | 2000-06-05 | 2005-03-15 | James A. Gavney, Jr. | Device with multi-structural contact elements |
KR20030008851A (ko) * | 2001-07-20 | 2003-01-29 | 현대자동차주식회사 | 도어 실링성이 우수한 웨더스트립 조성물 및 이를 이용한자동차용 웨더스트립 |
US8051607B2 (en) * | 2005-11-09 | 2011-11-08 | Toyoda Gosei Co., Ltd. | Weather strip and manufacturing method thereof |
DE102008027877A1 (de) * | 2008-06-11 | 2009-12-17 | Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft | Dichtung für eine Tür eines Kraftfahrzeuges |
US20120098207A1 (en) * | 2009-02-12 | 2012-04-26 | Krishnamachari Gopalan | Crosslinkable ultraviolet (uv) cured coating over flock fibers for improved performance |
JP6110397B2 (ja) * | 2012-10-04 | 2017-04-05 | 東海興業株式会社 | 車両用ベルトモール |
DE102016218255A1 (de) * | 2016-09-22 | 2018-03-22 | Roto Frank Ag | Gebäudeverschluss |
DE102017112090A1 (de) * | 2017-06-01 | 2018-12-06 | Cqlt Saargummi Technologies S.À.R.L. | Beflockter Dichtungsstrang zur Abdichtung bewegbarer Fahrzeugfensterscheiben |
CN113295113B (zh) * | 2021-04-29 | 2022-03-18 | 中国科学院武汉岩土力学研究所 | 一种基于边坡稳定状态分析的北斗gnss监测系统布设方法 |
Family Cites Families (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3943018A (en) * | 1970-04-10 | 1976-03-09 | Congoleum Industries, Inc. | Decorative surface coverings |
US3819444A (en) * | 1970-11-16 | 1974-06-25 | A Ungerer | Weather strip and method of making |
JPS5493192A (en) * | 1977-12-27 | 1979-07-24 | Toyoda Gosei Kk | Electrostatically flocking product |
JPS5619813A (en) * | 1979-07-27 | 1981-02-24 | Mitsubishi Electric Corp | Switching device |
JPS5746742A (en) * | 1980-09-04 | 1982-03-17 | Univ Michigan Tech | Pallet and other article with non-flat section molded from mat of wood flake |
JPS5933111A (ja) * | 1982-08-20 | 1984-02-22 | Mitsubishi Plastics Ind Ltd | プリスタ−成形方法 |
JPS60163977A (ja) * | 1984-02-03 | 1985-08-26 | Toyoda Gosei Co Ltd | 自動車用グラスラン |
JPS60174320A (ja) * | 1984-02-17 | 1985-09-07 | Kinugawa Rubber Ind Co Ltd | 自動車用ウエザ−ストリツプ |
JPS60192620A (ja) * | 1984-03-13 | 1985-10-01 | 豊田合成株式会社 | 静電植毛製品 |
JPS61159427A (ja) * | 1984-12-29 | 1986-07-19 | Toshiba Silicone Co Ltd | 表面処理用ポリオルガノシロキサン組成物 |
US4943466A (en) * | 1986-10-07 | 1990-07-24 | Automotive Moulding Company | Plastic molding |
JPH07116364B2 (ja) * | 1987-04-06 | 1995-12-13 | 東芝シリコ−ン株式会社 | 表面処理方法 |
JPH022734A (ja) * | 1988-06-16 | 1990-01-08 | Nec Corp | 隠蔽文字列入力制御方式 |
-
1990
- 1990-10-31 JP JP29668590A patent/JPH07121655B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1991
- 1991-10-31 US US07/784,504 patent/US5354594A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04169324A (ja) | 1992-06-17 |
US5354594A (en) | 1994-10-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH07121655B2 (ja) | ウエザストリップ | |
JP2863001B2 (ja) | エラストマー部品用減摩塗料 | |
JP2002309172A (ja) | 水性コーティング組成物 | |
EP0655488A1 (en) | Functional coating for reducing friction | |
JP2004510835A (ja) | 自動車のウェザーシール用のオレフィンスリップコーティング | |
CA2071739C (en) | Automotive weatherstripping | |
JP2927258B2 (ja) | ウエザストリップ用表面処理剤 | |
JP5389035B2 (ja) | ストランド形状の異形成形材ならびにストランド形状の異形成形材を被覆する方法 | |
JP3965094B2 (ja) | 表面処理組成物及びウェザーストリップ | |
JPH09268281A (ja) | 車両ガラス用撥水剤組成物および車両用撥水性ガラス | |
EP1172403A1 (en) | Paint composition and its use | |
JP2000118361A (ja) | 機能性ワイパーブレード | |
KR100371303B1 (ko) | 고무 표면처리용 도료 조성물 | |
EP1433828A1 (en) | Coating composition | |
JPS61111374A (ja) | 塗料組成物 | |
JP3603677B2 (ja) | 自動車用樹脂成形塗装部品 | |
JP3297633B2 (ja) | 自動車用ウエザーストリップ | |
JP4056627B2 (ja) | 着色層付き透明樹脂板と金属との接合構造 | |
KR20060002063A (ko) | 저온 또는 상온에서 경화 가능한 고무 표면처리용 도료조성물 | |
JPS58109542A (ja) | 摺動面形成材料 | |
KR101909523B1 (ko) | 낙서 방지 및 광고물 부착 방지용 도료 조성물 및 이를 포함하는 시트 | |
JPH0726056B2 (ja) | 塗料組成物 | |
KR101909497B1 (ko) | 낙서 방지 및 광고물 부착 방지용 도료 조성물 및 이를 포함하는 시트 | |
JPH0220675B2 (ja) | ||
JPH0148164B2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |