JPH07121073B2 - カラ−画像記録方法 - Google Patents

カラ−画像記録方法

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JPH07121073B2
JPH07121073B2 JP61240780A JP24078086A JPH07121073B2 JP H07121073 B2 JPH07121073 B2 JP H07121073B2 JP 61240780 A JP61240780 A JP 61240780A JP 24078086 A JP24078086 A JP 24078086A JP H07121073 B2 JPH07121073 B2 JP H07121073B2
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政司 浅野
公孝 畠山
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Olympus Optic Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ラスターデータを受信してライン記録ヘッド
によって記録紙上に記録を行なうと共に、記録紙とライ
ン記録ヘッドとをライン記録方向と直交する方向へ相対
的に移動させながら、同一記録紙面上に異なった色の画
像を重ね合わせて記録形成するカラー画像記録方法に関
する。
〔従来の技術〕
近年、種々のカラー画像記録方法が開発され実用化され
ているが、最も一般的な方法の一つとして、記録紙とラ
イン記録ヘッドとをライン記録方向と直交する方向へ相
対的に移動させながら、同一記録紙面上に異なった色、
例えばC(シアン)、M(マゼンダ)、Y(イエロー)
の3色の画像を、重ね合わせて記録形式する方法があ
る。この場合のカラー画像の重ね合わせの順番は、装置
の構成によって異なるが、C,M,YまたはY,M,Cの順番に固
定している場合が多い。この順番を固定している理由
は、下地になる画像の上に次の画素を塗り重ねるもので
あるため、順番が変わると使用する着色材の反射率と透
過率との関係で、カラーバランスが変化してしまうため
である。このカラーバランスを狂わせる他の原因とし
て、各画素相互間の位置ずれが挙げられる。例えばCの
上にMを塗った場合、第5図(a)(b)に示すよう
に、各画素が完全に重なった場合にはB(BLUE)とな
る。しかし各画素がずれると、第6図(a)(b)に示
すように、C+M+B(BLUE)となってしまう。さらに
上記ずれ量が多くなると、各色の画素形成位置そのもの
が大幅にくずれて正常な画像形成を行なえなくなる。こ
のようにカラー画像記録においては、画素の位置合わせ
が重要な課題となる。
カラー画像記録の位置合わせ手段として、例えばカラー
印刷においては、通称「とんぼ」と呼ばれる位置合わせ
用十字マークを印刷領域外、例えば閉じしろ等にC,M,Y,
Bの印刷を行なっておき、その十字マークが合致するよ
うに装置の紙送り調整を行なって位置合わせを行なう。
一方、ライン記録型のカラー画像記録装置においては、
上述の位置合わせを自動的に行なうために、所要の画像
記録に先だって例えば「タイミングマーク」と呼ばれる
位置合わせマークの記録を行ない、この位置合わせマー
クを読み取ることによって記録紙の位置ずれを検知し、
位置合わせを行なう装置が実用化されている。
第7図および第8図はその一例である。第7図および第
8図において、1はロール状記録紙であり、2および3
は記録ヘッドと記録紙のX軸方向の相対的な位置を検出
するセンサーである。このセンサー2,3としては、記録
紙1のエッジの有無により出力がオン・オフする例えば
CCD密着型ラインセンサー等のセンサーアレイが用いら
れていて、記録紙1のエッジ位置を記録する画素よりも
小さな単位で検出できるようになっている。また4,5は
反射型の1ビットセンサーであり、後述する方法により
記録紙1のY軸方向の位置を検出する。また6,7はロー
ラである。記録紙1とローラ7には図示はしてないが、
モータが取付けてあり、図中左右方向へ記録紙1を移送
できるものとなっている。ローラ6の一端部にはエンコ
ーダ8が取付けられており、記録紙1の移送量が検出で
きるようになっている。
第8図に示すコントローラ9は、送られてくる例えばCA
Dなどのベクトルデータをラスターデータに変換し、記
録回路10に送出する。記録回路10はラスターデータを記
録ヘッド11に供給する。記録ヘッド11は、記録紙1に対
して画像を記録形成するためのユニットであり、例えば
インクジェットヘッド、サーマルヘッドおよびリボン,
静電記録ヘッドおよび現像装置等からなり、ラスターデ
ータを記録可能ないわゆるライン記録ヘッドである。
第7図おび第8図に示す装置の場合,第1色目の画像記
録に先だって或いは第1色目の記録と同時に、まず記録
紙1の記録すべき画像領域外である両端部位に、位置合
わせ用のタイミングマーク12,13を記録する。そして記
録紙1を一度巻戻した後、センサー4,5によりタイミン
グマーク12,13を最初に検出した時点でコントローラ9
からラスターデータを貰い、所要の画像記録が開始され
る。以下タイミングマーク12,13によって書込み位置の
制御を行なう。
記録開始後において、例えば記録紙1がX軸方向にずれ
た場合、センター2,3によりそのずれ量が検出される。
そして、そのずれ量に応じて送られてくるデータの記録
端部位置をずらすことにより、X軸方向の位置合わせを
行なっている。またY軸方向についてはセンサー4,5が
出力する信号の時間差から記録紙1のスキュー量が検出
される。この検出されたスキュー量により、送られてく
るラスターデータを演算することにより、記録位置をラ
スターデータ上でスキューさせたり、記録ヘッドや紙送
り系を調整して位置合わせを行なっている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上述した位置合わせ手段によれば、記録紙1の走行上の
ずれに対しては有効であるが次の点で問題があった。記
録媒体が紙である場合、湿度変化によりその寸法が変化
してしまう。例えば湿度が上昇すると紙は伸びる傾向を
示し、湿度が低下すると、紙は収縮する傾向を示す。こ
のため、記録中に湿度変化が記録紙に作用すると、記録
される画像に位置ずれが生じる。例えば製造時において
60%の相対湿度にバランスするように調湿されている記
録紙1を用い、環境湿度が30%の雰囲気中でC,M,Yの順
序で画像記録を行なうものとすると、第9図に示すよう
に記録紙1の幅はW1,W2,W3のように、次第に収縮してい
く。このため、たとえ同じライン上に正確に画像記録を
行なっても、記録終了時の画像は記録ヘッド上での記録
幅Wに対し、図示の如くY,M,Cの順に小さなものとな
る。
このような問題を解決すべく、第7図,第8図に示すセ
ンサー2,3をペアで用い、記録紙1のX軸方向の寸法変
化を検出し、その値に基いてコントローラ9から受信し
たラスターデータを一定間隔で間引くことにより、X軸
方向の寸法を合わせる画像記録方法が考えられている。
しかるにこの記録方法によると、送られてくるラスター
データの一部を間引くものであるため、間引かれる位置
にある重要な画像データが消失してしまうおそれがあ
る。例えば記録紙の送り方向に沿って記録されるべき直
線が存在しているような場合、その線が記録されずに消
えてしまうといった不都合がある。
そこで本発明は、50〜60%の相対湿度にバランスする如
く調湿された記録紙に対しても、記録紙の幅方向の寸法
変化に起因する色ずれを適確に防止でき、しかも画像デ
ータを消失するおそれのないカラー画像記録方法を提供
することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は上記問題点を解決し目的を達成するために、次
のような手段を講じた。すなわち、ラスターデータを受
信してライン記録ヘッドによって記録紙上に記録を行な
うと共に、上記記録紙およびライン記録ヘッドをライン
記録方向と直交する方向へ相対的に移動させながら、同
一記録紙面上に異なった色の画像を重ね合わせて記録形
成するカラー画像記録方法において、 ラスターデータに対して離散的に、例えばラスターデー
タを構成する数〜数十ビットづつの単位データブロツク
毎に、例えば1〜数ビットの割合いで補正ドットを加え
ておき、記録中における記録紙の幅寸法変化情報に応じ
て前記補正ドットを除去しながら記録を行なうようにし
た。
〔作用〕
このような手段を講じたことにより、次のような作用を
呈する。第1色目の画像記録時には記録紙の幅寸法変化
が比較的少ないので、記録紙はほぼ正規の幅寸法を有し
ており、記録画像も正規の寸法のものとなる。この上に
第2,第3色目の画像を重ね合わせて形成する時点で、記
録紙の幅が例えば乾燥によって収縮してくると、はじめ
に形成した画像の寸法が小さくなってくる。しかるに後
続の第2,第3色の画像記録は、記録紙幅の変化情報に基
いて補正ドットが除去され、その長さが第1色目の画像
寸法に合致した長さのラスターデータに基いて行なわれ
るので、記録紙に経時的な寸法変化が生じても、色ずれ
の発生を防止できる。そしてこの場合、除去されるのは
予め付加した補正ドットであるので、上記補正ドットが
除去されても真の画像の一部が欠落することにはなら
ず、画像内容の変質は生じない。
なお記録中において記録紙の幅が例えば吸湿によって伸
長する場合には、上記とは逆に補正ドットの増加が行な
われ、同様に色ずれ防止が行なわれる。
〔実施例〕
第1図は本発明方法を実施するための装置例を示すブロ
ツク図である。同図において、21はラスターデータ発生
部であり、CADやコンピュータグラフィックスのベクタ
ーデータのように、コンピュータによってつくり出され
た情報、あるいは写真や書画のようなドキュメント情報
を供給する。22は受信バッファであり前記ラスターデー
タを受信する。23はその書込みアドレス回路、24はその
読出しアドレス回路である。25は読出しバッファであ
り、前記受信バッファ22に受信されたラスターデータを
順次読み出す。
26はビット列拡大回路であり、前記ララスターデータに
対して離散的に、例えばラスターデータを構成する数〜
数+ビットづつの単位データブロツク毎に、例えば1〜
数ビットの割合いで補正ドットすなわちダミービットを
加えることによって、所定長のラスターデータを得る機
能を有する。なおダミービットは、画像変質を避けるた
めに加える箇所の隣接ビットの状態に対応させることが
望ましい。すなわち黒白二値記録であって「1」「0」
の信号が用いられる場合には、ダミービットを加える箇
所の前後がいずれも「1」であれば追加する信号は
「1」とし、前後がいずれも「0」であれば、「0」を
加える。また前後が「1」と「0」または「0」と
「1」というような境界領域では、前側ビットまたは後
側ビットのいずれか一方のビットと同一のダミービット
を加えるか、あるいは両者の中間的性質のビットを加え
るようにする。ダミービット挿入箇所としては、データ
ライン毎に例えば50〜200ビットの範囲で挿入指定位置
をシフトさせて挿入の影響が目立たないようにしてもよ
い。
27はビット列縮小回路であり、次に説明する28,29など
により得られる記録中における記録紙の幅寸法変化情報
に基いて、前記補正ドットすなわちダミービットを必要
な分だけ除去してビット列の縮小を行なう。
用紙寸法データ発生部28は、記録紙の寸法データを発生
させるためのものであって、記録紙の幅方向の位置セン
サーを含む検知回路により記録紙の寸法を直接検知する
方式のもの、あるいは単に寸法変化の予測値を複数用意
しておき、これらを選択的にインプットする方式のもの
等である。
縮小コントローラ29は、用紙寸法データ発生部28からの
情報に応じて、ダミービットを除去する箇所を指定する
ためのものであが、その箇所は、ビット列拡大回路26で
ダミービットを挿入した位置を選択することにより行な
う。
かくして記録紙幅の縮小が生じないときにはダミービッ
トの除去は行なわず、また僅かな縮小があるときには少
数のダミービットの除去を行ない、大きな縮小があると
きには多数のダミービットの除去を行なう。このように
記録紙幅の縮小が大きくなるにしたがって除去するダミ
ービット数を増加して、最大限、ビット列拡大回路27で
挿入したダミービット数まで抜き取ることができるよう
になっている。
30は出力バッファであり、前記記録紙の幅の縮小に対応
してビット列を縮小したラスターデータを、直一並列変
換してラッチ回路31に送り込む。ラッチ回路31はパラレ
ルなラスターデータをヘッドドライブ回路32に送り込
む。ヘッドドライブ回路32はそのデータを記録紙に対し
て記録する。
第2図はビット列拡大回路26を中心とした画像拡大部の
具体的回路構成を示す図である。図中51はラッチ回路、
52は並一直変換回路、53,54はシフトレジスタ、55,56は
連動式の切換えスイッチ、57はフリップフロップ回路
(以下FF回路と略称する)、58はカウンタ、59,64はオ
アゲート、60は極性反転回路、61,63はアンドゲート、6
2は否定回路付きアンドゲートである。
以下、第3図に示す動作タイミング図を適時参照して第
2図に示す回路の動作を説明する。なおここでは1ライ
ンを8ビット毎の単位データブロツクに区切って処理す
る場合を例にとって説明する。
第3図に示す時点t1において書込み信号WRが与えられる
と、第1図に示してある受信バッファ22から読み出され
た画像データFDが、上記書込み信号WRによってラッチ回
路51に保持される。同時に上記書込み信号WRによって、
FF回路57がセットされると同時に、カウンタ58がクリア
される。
FF回路57がセットされた結果、そのセット出力信号S0に
よりゲート61が開き、クロック信号S1,S4が供給される
状態となる。上記クロック信号S4によりシフトレジスタ
53のシフト動作が開始される。
一方、カウンタ58がクリアされた結果、カウンタ58のQm
ax出力が零になる。したがってゲート62が開き、前記ク
ロック信号S1がシフトクロック信号S2として並一直変換
回路52に供給される。このため並一直変換回路52が作動
を開始し、ラッチ回路51にラッチされているパラレルな
ラスターデータを、シリアルなラスターデータに変換開
始する。変換されたシリアルデータは前記シフトレジス
タ53へ順次供給される。
ゲート61を通過した前記クロック信号S1はカウンタ58へ
供給される。このためカウンタ58が計数動作を開始す
る。これにより並一直変換回路52からシフトレジスタ53
へシリアル転送されるビット数が計数される。
第3図に示す時点t2において、8ビット目の転送が行な
われたとき、カウンタ58の最上位ビットのQmax出力が
「1」となる。このためゲート62が閉じ、クロック信号
S2が断たれるので、並一直変換回路52はその状態を保持
したまま停止する。しかしこの時点ではゲート63はまた
閉じた状態のままであるため、クロック信号S3は送出さ
れない。従ってFF回路57はセット状態のままであり、ゲ
ート61は開の状態を保っている。このためシフトレジス
タ53にはクロック信号S4がさらに入力され、シリアル入
力が継続される。つまり並一直変換回路52の最後のデー
タがシフトレジスタ53に入力されつづける。かくして転
送終了したデータにダミービットが付加され、画像デー
タFDが拡大されることになる。
なお本実施例では、並一直変換回路52が停止した後、カ
ウンタ58が次のクロック信号S1を計数する時点t3におい
て、カウンタ58のQAおよびQmax出力が共に「1」となる
ので、ゲート63が開きパルス信号S3が送出される。この
ため、一方においてFF回路57がリセットされ、他方にお
いてカウンタ58がクリアされる。FF回路57がリセットさ
れると、ゲート61が閉じ、シフトレジスタ53,カウンタ5
8,ゲート62へ供給されていたクロック信号S4,S1が断た
れる。それと同時に、極性反転回路60を通じてラッチ回
路51への書込みイネーブル信号WRENが出力されるので、
書込み動作は終了し、次のデータの待機状態となる。
かくして入力した画像データFDの8ビットに対してダミ
ービットが1ビットだけ付け加えられ、画像データFDが
拡大される。上述の動作を所定の回数だけ繰返すことに
より、8ビットの単位データブロツク毎に1ビットづつ
付加された拡大画像データが得られる。
なおシフトレジスタ53には、シフトレジスタ54が切換え
スイッチ55,56を介して並設されている。したがって切
換えスイッチ55,56を同時に切換え動作させることによ
り、一方のシフトレジスタ53に対して書込み動作を行な
っている期間、他方のシフトレジスタ54から読出しを行
ない、他方のシフトレジスタ54に対して書込み動作を行
なっている期間、一方のシフトレジスタ53から読出しを
行なうことができる。その結果、能率のよいビット列拡
大動作を行なえる上、次段の画像縮小用の回路とは非同
期で動作させることができる。
第4図はビット列縮小回路27を中心とした画像縮小部の
具体的回路構成を示す図である。第4図において70は、
第3図に示す画像拡大部の回路におけるシフトレジスタ
53または54の一方を、第2図の回路とは電気的に切離し
て取出した状態を示している。71,72は上記シフトレジ
スタ70と同様のシフトレジスタでり、第2図の場合と同
じ理由から2台を並設している。73は直一並列変換回路
である。74,75および76,77は前記2台のシフトレジスタ
71,72を切換えるための連動式の切換えスイッチであ
る。78は8クロック毎にパルスを出力するカウンタであ
り、79は9クロック毎にパルスを出力するカウンタであ
る。80は予め設定されたプリセット値が零になると、出
力「1」を送出する減算カウンタである。81は第1図の
甲紙寸法データ発生部28から送られてくる記録紙の幅寸
法データWDに応じて、前記ビット列拡大回路26で8ビッ
トの単位データブロツク毎に付加された補正ドットすな
わちダミービットを、何ブロック毎に除去するかを決定
するためのデータを形成するデコーダであり、第1図の
縮小コントローラ29に相当している。このデコーダ81の
内容は前記減算カウンタ80のプリセットデータとなる。
82は否定回路付きアンドゲート、83はアンドゲート、8
4,85はオアゲートである。
次に上記のように構成された回路の動作を説明する。1
ラインスタート信号LINE−STARTが入力すると、カウン
タ78,79がリセットされる共に、減算カウンタ80にプリ
セット指令信号が与えられるため、同カウンタ80にデコ
ーダ81の内容がプリセットされる。
今、記録紙の収縮量がきわめて大きい場合を想定する
と、その大きな幅寸法変化情報に応じて、デコーダ81に
は全単位データブロツクからダミービットを全て除去す
べく、[1]なるデータが設定される。記録紙の収縮量
が比較的小さい場合には、その幅寸法変化情報に応じ
て、2,3,…ブロツク毎にダミービットを除去すべく、
[2],[3]…なるデータが設定される。
転送クロックCLKが入力すると、シフトレジスタ70のデ
ータが、シフトレジスタ71へ順次転送されはじめる。同
時にカウンタ78,79はそのクロック数つまり転送数の計
数を開始する。8ビットの転送が終了すると、カウンタ
78の計数値が[8]となるので、パルスが1個出力され
る。このパルスが減算カウンタ80に入力すると、この減
算カウンタ80にプリセットされている[1]が減算され
[0]となる。そうすると、同カウンタ80から出力
「1」が送出され、ゲート82が閉じる。このため、シフ
トレジスタ71にそれまで供給されていたクロック信号が
断たれ、シフトレジスタ71は停止する。しかるにシフト
レジスタ70に対して、クロック信号が引続き供給される
ので、シフトレジスタ70はさらにシフト動作する。この
結果、先に付加された9ビット目のダミービットは、前
記シフトレジスタ71へ転送されずに捨てられる。つまり
ダミービットが除去される。そして9ビット目のシフト
が終了すると、カウンタ79の計数値が[9]となるた
め、パルスが1個出力される。このパルスはオアゲート
84を介してカウンタ78にクリア信号として与えられるた
め、カウンタ78はクリアされる。また前記パルスはアン
ドゲート83およびオアゲート85を介して減算カウンタ80
へプリセット指令信号として与えられる。このため減算
カウンタ80にデコーダ81による設定データが再度プリセ
ットされる。なおカウンタ79はこの時点で初期状態すな
わちクリア状態となる。そして再び上述した一連の動作
を繰返す。かくして各データブロツク毎に付加されてい
たダミービットが全て除去され、1ラインのラスターデ
ータは、ダミービットを付加する前の長さまで縮小され
る。
なお記録紙の収縮がそれほど大きくなく、減算カウンタ
80にプリセットされるデタが[2]以上の大きな値であ
る場合には、8ビットの転送終了時点においても、その
内容が零にならない。つまりその出力は「0」のままで
ある。したがってこのような場合には、ゲート82は開い
た状態を保持するので、シフトレジスタ71に9ビット目
も転送される。この転送が終了すると、前記したように
カウンタ78,79のクリアおよび減算カウンタ80の再プリ
セットが行なわれる。以下同様の動作を繰返す。そして
減算カウンタ80の内容が零になったとき、前述と同様の
ダミービットの除去が行なわれる。かくしてダミービッ
トが複数のデータブロツク毎に1ビットづつ除去される
ので、この場合のラスターデータ縮小度合いは比較的小
さいものとなる。
シフトレジスタ71に収容されたデータは、切換えスイッ
チ群の切換え動作により第4図の回路から電気的に切離
された状態で、直一並列変換回路73にてパラレルデータ
に再変換されたのち、次段の回路へ送り出される。
次に上述した本実施例を、第7図および第8図に示す従
来の装置に適用した場合について説明する。ロール状記
録紙1はロール状に巻込まれているときには製造時の含
水量を有しているが、巻ほどかれて記録部へ移送される
過程において環境湿度に応じて幅寸法変化を生じる。こ
の記録紙1の幅の変化は、エッジセンサー2,3あるいは
タイミングマークセンサー4,5により検知される。エッ
ジセンサー2,3により検知される場合においては、第1
色目の記録時から記録幅制御が行なわれる。またタイミ
ングマークセンサー4,5により検知される場合において
は、まずタイミングマーク12,13の記録が行なわれたの
ち、次の工程から記録幅制御が行なわれる。記録紙1の
幅寸法の変化は、記録紙1がロールから巻ほどかれてか
ら数分間は急激に進み、5〜10分経過して環境になじむ
と、その変化はかなり緩やかになる。記録紙1は通常50
〜60%の相対湿度にバランスするように製造時に調湿さ
れることが多いが、20〜30%の相対湿度の環境に巻解か
れた状態で置かれると、0.5%程度の幅方向の収縮を生
じる。したがって2色目,3色目と重ね合わせて記録され
るにしたがって、記録幅の補正量を増加させながら記録
が実行される。補正量の決定は、記録紙1のエッジを直
接検知したり、タイミングマーク12,13を検知して行な
う場合にはリアルタイムで行なわれる。タイミングマー
ク12,13等が部分的にしか配置されていない場合には、
マーク相互の間の寸法情報は、演算によって補足され
る。さらに記録紙幅を検知する機構を持たない場合に
は、同一種類の補正条件を予め定めておいて、これを適
宜選択して補正回路にインプットするように構成するこ
とにより、本発明を実施可能である。
なお本発明は前記実施例に限定されるものではない。た
とえば前記実施例では、記録紙が記録中に乾燥により収
縮する場合を想定して、ビット列縮小回路27を設けた場
合を例示したが、記録紙の幅が吸湿によって伸びる場合
にも対処できるように、ビット列縮小回路27に、ビット
列拡大回路26と同様のビット列拡大機能を付加するよう
にしてもよい。なお、記録装置を機密構造にし、かつ除
湿手段を組込むようにして記録環境が高湿度にならない
ようにしておけば、高湿度な記録環境下においても前記
実施例のまま使用可能であり好都合である。このほか本
発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能である
のは勿論である。
〔発明の効果〕
本発明によれば、ラスターデータに対して離散的に、例
えばラスターデータを構成する数〜数十ビットづつの単
位データブロツク毎に、例えば1〜数ビットの割合いで
補正ドットを加えておき、記録中における記録紙の幅寸
法変化情報に応じて前記補正ドットを除去しながら記録
を行なうようにしたので、50〜60%の相対湿度にバラン
スする如く調湿された記録紙に対しても、記録紙の幅方
向の寸法変化に起因する色ずれを適確に防止でき、しか
も画像データを消失するおそれのないカラー画像記録方
法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本発明の一実施例を示す図で、第1図
は本発明方法を実施するための装置例を示すブロック
図、第2図はビット列拡大回路を中心とした画像拡大部
の具体的回路構成を示す図、第3図は第2図の動作タイ
ミングを示す図、第4図はビット列縮小回路を中心とし
た画像縮小部の具体的回路構成を示す図である。第5図
(a)(b)および第6図(a)(b)は従来技術の問
題説明図、第7図および第8図は従来の装置例を示す
図、第9図は第7図および第8図に示す従来の装置の欠
点である色ずれ発生の模様を示す図である。 21…ラスターデータ発生部、22…受信バッファ、26…ビ
ット列拡大回路、27…ビット列縮小回路、28…用紙寸法
データ発生部、29…縮小コントローラ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/393 1/46 B41J 3/00 B 3/20 117 C

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ラスターデータを受信してライン記録ヘッ
    ドによって記録紙上に記録を行なうと共に、上記記録紙
    およびライン記録ヘッドをライン記録方向と直交する方
    向へ相対的に移動させながら、同一記録紙面上に異なっ
    た色の画像を重ね合わせて記録形成するカラー画像記録
    方法において、 ラスターデータに対して離散的に補正ドットを加えてお
    き、記録中における記録紙の幅寸法変化情報に応じて前
    記補正ドットを除去しながら記録を行なうことを特徴と
    するカラー画像記録方法。
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