JP5228446B2 - 液体噴射装置、及び、液体噴射装置の制御方法 - Google Patents

液体噴射装置、及び、液体噴射装置の制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、液体噴射装置、及び、液体噴射装置の制御方法に関するものであり、特に、ノズル群を所定のピッチで着弾対象物の最大幅に対応可能な長さに配置した長尺な液体噴射ヘッドを装置本体に対して配置位置を固定した状態又は着弾対象物を搬送させないで液体噴射ヘッドを印刷方向に移動させて液体を噴射するように構成した液体噴射装置、及び、その制御方法に関するものである。
液体噴射装置は液体を吐出可能な液体噴射ヘッドを備え、この液体噴射ヘッドから各種の液体を吐出する装置である。この液体噴射装置の代表的なものとして、例えば、着弾対象物としての記録紙等に対して液体状のインクを噴射(吐出)・着弾させて記録を行うインクジェット式プリンタ等の画像記録装置を挙げることができる。また、近年においては、この画像記録装置に限らず、各種の製造装置にも応用されている。例えば、液晶ディスプレー、プラズマディスプレー、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレー、或いはFED(面発光ディスプレー)等のディスプレー製造装置においては、色材や電極等の液体状の各種材料を、画素形成領域や電極形成領域等に対して吐出するためのものとして、液体噴射装置が用いられている。
液体噴射装置の一種であるインクジェット式記録装置(所謂プリンタ)は、記録媒体の幅よりも短尺なインクジェット式記録ヘッド(液体噴射ヘッドの一種。所謂シリアルヘッド)と、この記録ヘッドを主走査方向に往復移動させるヘッド移動機構と、記録紙等の記録媒体(着弾対象物)を主走査方向に直交する方向に送り出して副走査を行う搬送機構(記録媒体送り機構)等を備え、記録ヘッドの主走査でのインク滴の吐出と記録媒体の搬送(副走査)とを順次繰り返すことにより、記録媒体への画像等の記録を行うように構成されている。しかしながら、この方式では、記録ヘッドの走査速度に限界があるため、例えば、比較的大きなサイズの記録媒体の全面に画像を記録するような場合には、それだけ多くの時間を要するという問題があった。
このため、近年では、ノズル群を所定のピッチで記録媒体の最大記録幅に対応可能な長さに配置した長尺な記録ヘッド(ライン型液体噴射ヘッドの一種。以下、ライン型ヘッドと略記する。)を装置本体に対して移動させることなく固定した状態でインクを噴射するように構成したものが提案されている(特許文献1)。この構成によれば、記録ヘッドの主走査方向の移動が不要となり、記録媒体の副走査方向の搬送のみで画像等の記録を行うことができるので、シリアルヘッドを用いる構成と比較して記録時間を短縮化することができる。
特開平6−183029号公報(図2〜図4)
ところで、同一色のインク滴を吐出するヘッドを複数並設して、その並設方向とは直交する方向に沿って複数の噴射ステージ(記録ステージ)を設け、記録ヘッドと着弾対象物とを前記直交する方向に相対的に移動させながら、記録ヘッドを噴射ステージ毎に備え、各噴射ステージの記録ヘッドによって記録媒体に画像等を順次記録する構成のプリンタも提案されている。
例えば、図12に示すように、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色にそれぞれ対応したライン型の記録ヘッド51a〜51dを記録紙54の搬送経路に沿って噴射ステージ52a〜52d毎に配置し、各噴射ステージの搬送ベルト53a〜53d間で記録紙54を受け渡しながら当該記録紙54に対し色毎に画像等を形成する構成が挙げられる。各噴射ステージにおける搬送ベルトには、リニアスケール55とこのリニアスケール55のスケールパターンを光学的に検出するセンサ部を有するリニアエンコーダ56と設け、このリニアエンコーダ56からの検出信号を基準として記録動作が制御される。
この様な構成の場合、搬送ベルトを含む搬送手段等において機械的誤差が生じて、記録紙54の搬送速度に変動が生じることがある。また、各噴射ステージの搬送手段間で記録紙54を受け渡す際に、搬送方向に直交する方向(ノズル列設方向)に記録紙54の位置がずれる可能性もある。このような搬送誤差により、噴射ステージ間で、記録紙54に対するインクの着弾位置がずれる虞があり、その結果、記録紙54に記録された画像の画質が低下してしまう可能性がある。さらに、搬送方向に記録紙54を搬送させずに、ライン型の記録ヘッド51a〜51dを印刷方向に移動させることで印刷を実行する場合にあっても、記録紙54が印刷方向にずれている場合、記録紙54に対するインクの着弾位置がずれる虞があり、その結果、記録紙54に記録された画像の画質が低下してしまう可能性があることは上記記録紙54を搬送させる場合と同様である。
ここで、図13(a)〜(d)は、上記構成における第3噴射ステージ52cにおける記録紙54の画像Pの一部を拡大して示した図である。仮に、記録紙54に関して噴射ステージ間で搬送方向の位置ずれや搬送方向に直交する方向の位置ずれが全く生じていない場合、図13(a)に示すように、この例の場合には、第2噴射ステージ52bで形成された画素Px1(例えばシアンの画素)と第3噴射ステージ52cで形成された画素Px2(例えばマゼンタの画素)とが、縦横に千鳥状に整然と配置される。ところが、上記構成において何等対策を施していない場合には、縦横双方ともに着弾位置にずれが全く生じないケースは希である。
例えば、第2噴射ステージ52bと第3噴射ステージ52cとの間で記録紙54に搬送方向の位置ずれが生じた場合、図13(b)に示すように、画素Px1と画素Px2との間にも搬送方向の着弾位置ずれが生じる。また、第2噴射ステージ52bと第3噴射ステージ52cとの間で記録紙54にノズル列設方向の位置ずれが生じた場合、即ち、記録紙54が蛇行する状態となった場合、図13(c)に示すように、画素Px1と画素Px2との間にノズル列設方向の着弾位置ずれが生じる。実際には、図13(d)に示すように、搬送方向とノズル列設方向の両方向で位置ずれが生じる場合が多い。このような着弾位置ずれが生じると、異なる画素同士が重なることにより色相が変化したり、画素間に隙間が開くことによる画像のざらつきが生じる虞がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、着弾対象物の最大幅に対応可能な液体噴射ヘッドを備え液体を噴射するように構成した液体噴射装置において、着弾対象物に画像等を記録する際の液体の着弾位置ずれを抑制することにある。
本発明は、上記目的を達成するために提案されたものであり、液体を噴射するノズルを複数列設してなるノズル群を有し、当該ノズル群の各ノズルの噴射又は非噴射を示す情報である噴射シリアルデータに基づきノズルから液体を噴射する液体噴射ヘッドを備え、ノズルが列設された第1の方向に直交する第2の方向に前記液体噴射ヘッドと着弾対象物とが相対的に移動しながら当該着弾対象物に対して前記液体噴射ヘッドから液体を噴射する液体噴射装置であって、
ノズル群は、着弾対象物における規定着弾領域よりも外側の領域に対応する予備ノズルを有し、
前記第2の方向に沿って複数の噴射ステージを設け、
前記液体噴射ヘッドは噴射ステージ毎に備えられ、
着弾対象物における前記規定着弾領域外の余白部に前記第2の方向に沿って蛇行補正パターンを形成する蛇行補正パターン形成手段と、
前記蛇行補正パターン形成手段によって前記着弾対象物に形成された蛇行補正パターンを検出する蛇行補正パターン検出手段と、
前記蛇行補正パターン検出手段によって検出された蛇行補正パターンのずれに応じて噴射シリアルデータを補正するデータ補正手段と、
前記第1噴射ステージにおける着弾対象物又は液体噴射ヘッドを第2の方向に移動させる移動手段の駆動に伴ってエンコーダパルスを出力するエンコーダパルス出力手段と、
前記第1噴射ステージにおいて着弾対象物の余白部に第2の方向に沿ってタイミング補正パターンを形成するタイミング補正パターン形成手段と、
前記第1噴射ステージよりも後の噴射ステージ毎に配設され、前記タイミング補正パターン形成手段によって前記着弾対象物に形成されたタイミング補正パターンを検出するタイミング補正パターン検出手段と、
前記エンコーダパルス出力手段からのエンコーダパルス又は前記タイミング補正パターン検出手段によってタイミング補正パターンが検出されることによって出力される検出パルスに基づいてタイミングパルスを生成するタイミングパルス生成手段と、を備え、
前記蛇行補正パターン形成手段は、前記第2の方向の先頭に位置する第1噴射ステージにおいて当該第1噴射ステージに設けられた液体噴射ヘッドによって着弾対象物に蛇行補正パターンを形成し、
前記蛇行補正パターン検出手段は、前記第1噴射ステージよりも後の各噴射ステージにそれぞれ配設され、
前記データ補正手段は、
前記蛇行補正パターン検出手段によって検出された蛇行補正パターンが本来の位置よりも前記第1の方向の一側にずれていた場合、そのずれ量に応じた数の非噴射を示すダミーデータを前記噴射シリアルデータの先頭に付加する一方、検出された蛇行補正パターンが本来の位置よりも前記第1の方向の他側にずれていた場合、そのずれ量に応じた数だけ前記噴射シリアルデータの先頭側のデータを削除する補正を、前記第1噴射ステージよりも後の噴射ステージ毎に行い、
前記タイミングパルス生成手段は、前記第1噴射ステージでは前記エンコーダパルスに基づいてタイミングパルスを生成する一方、前記第1噴射ステージよりも後の噴射ステージでは前記検出パルスに基づいてタイミングパルスを生成し、
各液体噴射ヘッドは、前記タイミングパルスによって規定されるタイミングで液体を噴射することを特徴とする。
なお、「規定着弾領域」とは、本来あるべき規定位置に位置付けられた着弾対象物おいて、液体を着弾させて画像等を形成するための領域を意味する。
この構成によれば、着弾対象物における余白部に第2の方向に沿って蛇行補正パターンを形成し、蛇行補正パターンが本来の位置よりも第1の方向の一側にずれていた場合、そのずれ量に応じた数の非噴射を示すダミーデータを噴射シリアルデータの先頭に付加する一方、検出された蛇行補正パターンが本来の位置よりも第1の方向の他側にずれていた場合、そのずれ量に応じた数だけ噴射シリアルデータの先頭側のデータを削除するので、着弾対象物のノズル列設方向の位置ずれに応じてノズル群の各ノズルと噴射シリアルデータとの対応付けが変更される。これにより、噴射シリアルデータの再展開などの複雑な制御を行うことなくデータの付加又は削除という簡単な制御で着弾対象物に対する第1の方向の液体の着弾位置ずれを抑制することができる。
また、第1噴射ステージにおいて着弾対象物の余白部に第2の方向に沿ってタイミング補正パターンを形成し、第1噴射ステージよりも後の噴射ステージでは、着弾対象物に形成されたタイミング補正パターンを検出し、第1噴射ステージではエンコーダパルスに基づいてタイミングパルスを生成する一方、第1噴射ステージよりも後の噴射ステージではタイミング補正パターンを検出することで出力される検出パルスに基づいてタイミングパルスを生成し、各液体噴射ヘッドは、タイミングパルスによって規定されるタイミングで液体を噴射するので、着弾対象物の第2の方向の位置ずれに応じて液体噴射ヘッドにおける噴射タイミングを制御することができる。これにより、着弾対象物に対する第2の方向の液体の着弾位置ずれを抑制することができる。
また、本発明は、液体を噴射するノズルを複数列設してなるノズル群を有し、当該ノズル群の各ノズルの噴射又は非噴射を示す情報である噴射シリアルデータに基づきノズルから液体を噴射する液体噴射ヘッドを備え、ノズルが列設された第1の方向に直交する第2の方向に前記液体噴射ヘッドと着弾対象物とを相対的に移動させながら当該着弾対象物に対して前記液体噴射ヘッドから液体を噴射する液体噴射装置の制御方法であって、
ノズル群に、着弾対象物における規定着弾領域よりも外側の領域に対応する予備ノズルを設け、
前記第2の方向に沿って複数の噴射ステージを設け、
前記第2の方向の先頭に位置する第1噴射ステージにおいて当該第1噴射ステージに設けられた液体噴射ヘッドによって着弾対象物における前記規定着弾領域外の余白部に第2の方向に沿って蛇行補正パターンを形成し、
前記着弾対象物に形成された蛇行補正パターンを前記第1噴射ステージよりも後の各噴射ステージにおいて検出し、
検出された蛇行補正パターンが本来の位置よりも第1の方向の一側にずれていた場合、そのずれ量に応じた数の非噴射を示すダミーデータを前記噴射シリアルデータの先頭に付加する一方、検出された蛇行補正パターンが本来の位置よりも第1の方向の他側にずれていた場合、そのずれ量に応じた数だけ前記噴射シリアルデータの先頭側のデータを削除し、
前記第1噴射ステージにおいて、着弾対象物の余白部に第2の方向に沿ってタイミング補正パターンを形成し、
前記第1噴射ステージよりも後の噴射ステージにおいて、前記着弾対象物に形成されたタイミング補正パターンを検出し、
前記第1噴射ステージでは、前記第1噴射ステージにおける着弾対象物又は液体噴射ヘッドを第2の方向に移動させる移動手段の駆動に同期して出力されるエンコーダパルスに基づいてタイミングパルスを生成する一方、前記第1噴射ステージよりも後の噴射ステージではタイミング補正パターンが検出されることにより出力される検出パルスに基づいてタイミングパルスを生成し、
前記タイミングパルスによって規定されるタイミングで各液体噴射ヘッドによる液体の噴射を制御することを特徴とする。
この構成によれば、着弾対象物における余白部に第2の方向に沿って蛇行補正パターンを形成し、蛇行補正パターンが本来の位置よりも第1の方向の一側にずれていた場合、そのずれ量に応じた数の非噴射を示すダミーデータを噴射シリアルデータの先頭に付加する一方、検出された蛇行補正パターンが本来の位置よりも第1の方向の他側にずれていた場合、そのずれ量に応じた数だけ噴射シリアルデータの先頭側のデータを削除するので、着弾対象物の第1の方向の位置ずれに応じてノズル群の各ノズルと噴射シリアルデータとの対応付けが変更される。これにより、噴射シリアルデータの再展開などの複雑な制御を行うことなくデータの付加又は削除という簡単な制御で着弾対象物に対する第1の方向の液体の着弾位置ずれを抑制することができる。
また、第1噴射ステージにおいて着弾対象物の余白部に第2の方向に沿ってタイミング補正パターンを形成し、第1噴射ステージよりも後の噴射ステージでは、着弾対象物に形成されたタイミング補正パターンを検出し、第1噴射ステージではエンコーダパルスに基づいてタイミングパルスを生成する一方、第1噴射ステージよりも後の噴射ステージではタイミング補正パターンを検出することで出力される検出パルスに基づいてタイミングパルスを生成し、タイミングパルスによって規定されるタイミングで各液体噴射ヘッドによる液体の噴射を制御するので、着弾対象物の第2の方向の位置ずれに応じて液体噴射ヘッドにおける噴射タイミングを制御することができる。これにより、着弾対象物に対する第2の方向の液体の着弾位置ずれを抑制することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。なお、以下に述べる実施の形態では、本発明の好適な具体例として、記録紙が搬送される一方でヘッドユニット群となるライン型ヘッドが搬送方向に移動しない構成など種々の限定がされているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。また、本発明の液体噴射装置の一例として図1に示すインクジェット式プリンタ(以下、プリンタと略記する)を例示する。
図1は、本実施形態におけるプリンタ1の構成を説明する模式図であり、図1(a)はプリンタ1を側方から見た配置構成、図1(b)はプリンタ1を上方から見た平面配置構成を示している。例示したプリンタ1は、着弾対象物の一種である記録紙2の搬送経路(第2の方向)に沿って複数(この例では4つ)の噴射ステージ3a〜3dを設け、記録紙2を搬送する無端ベルト(搬送ベルト)4等から成る搬送機構5a〜5d(搬送手段の一種)と、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色にそれぞれ対応した記録ヘッド6a〜6d(本発明における液体噴射ヘッドに相当)とを噴射ステージ3毎に備え、記録紙2を搬送機構5によって各噴射ステージ3に順次搬送し、各噴射ステージ3の搬送ベルト4a〜4d間で記録紙2を受け渡しながら各噴射ステージ3において記録ヘッド6によって記録紙2の画像形成領域2a(図8参照)に対して画像等を記録するように構成されている。各々の「噴射ステージ」とは、各色のヘッド記録ヘッド6a〜6dがそれぞれ印刷する段階のことをいう。
搬送機構5は、駆動ローラ7a、従動ローラ7b、これらのローラ7a,7bに架け渡された無端ベルト4、及び、駆動ローラ7aを回転駆動させるための駆動モータ(図示せず)等を備えている。この搬送機構5は、駆動ローラ7aと従動ローラ7bに無端ベルト4を掛け渡し、駆動モータにより駆動ローラ7aを回転させることで無端ベルト4を駆動し、この無端ベルト4上に載置された記録紙2を搬送方向の後となる下流側へと送るように構成されている。
第1噴射ステージ3aにおける搬送機構5には、リニアスケール8とこのリニアスケール8のスケールパターンを光学的に検出するセンサ部を有するリニアエンコーダ9(本発明におけるエンコーダパルス出力手段に相当)とが設けられている。リニアスケール8は、無端ベルト4と共周りするように設けられた帯状部材であり、例えば透明なベースフィルム8aの表面に帯幅方向に横断する複数のストライプ8bがスケールパターンとして形成されたもので構成される(図6参照)。各ストライプ8bは、同じ幅とされ、帯長手方向に一定ピッチで形成されている。
上記リニアスケール8のスケールパターンは、リニアエンコーダ9によって検出される。リニアエンコーダ9は、図示しない発光素子と受光素子を有しており、これらの間にリニアスケール8が配置される。このため、受光素子からの検出信号(エンコーダパルスEP)は、発光素子からの光がリニアスケール8を透過した状態と、スケールパターンのストライプ8bが発光素子からの光を遮った状態とで出力レベルが異なる。本実施形態では、図6(b)に示すように、ストライプ8bが発光素子からの光を遮っている遮光状態で受光素子からの出力がHレベルになる。また、発光素子からの光がスケールパターンの透明部分に照射されている状態では、この光はベースフィルム8aを透過して受光素子に受光される。このため、この状態では受光素子からの出力がLレベルになる。従って、無端ベルト4の回転駆動に同期した周期で、リニアエンコーダ9からパルス状の信号がエンコーダパルスEPとして出力される。
ここで、スケールパターンは同じ幅のストライプ8bが一定ピッチで形成されているため、無端ベルト4の移動速度が一定であれば、図6(b)に示すように、エンコーダパルスEPは一定周期で出力されることになる。そして、後述するプリンタコントローラ30の制御部35は、このエンコーダパルスEPを基準として第1噴射ステージ3aにおける記録ヘッド6aによる記録紙2に対する噴射動作を制御する。なお、この第1噴射ステージ3aよりも下流の各噴射ステージ3b〜3dにおける噴射動作は、第1噴射ステージ3aにおいて記録紙2に形成されたタイミング補正パターンと蛇行補正パターンとに基づいて制御される。この点の詳細については後述する。
次に、図2および図3を参照して、上記記録ヘッド6について説明する。
図2は、本実施形態の記録ヘッド6の要部の構成を示す分解斜視図であり、図3は、記録ヘッド6の圧力室長手方向の要部断面図である。例示した記録ヘッド6は、ノズル群を所定のピッチで記録紙2の最大記録幅に対応可能な長さに配置した長尺なライン型ヘッドで構成されている。この「最大記録幅に対応可能な長さに配置した」方向を本発明では第1の方向としている。この記録ヘッド6は流路形成基板13の一方の面に、ノズル形成基板14を、流路形成基板13の他方の面に、電極基板15を各々配置して積層し、各部材間を接着剤によって接合することで3層構造となっている。
図4は、ノズル形成基板14の構成を説明する平面図である。このノズル形成基板14は、インク(本発明における液体の一種)を噴射するノズル16を記録紙2の搬送方向Tに直交する方向に複数列設してノズル列(ノズル群の一種)を構成し、このノズル列を搬送方向にA〜Dの4列形成している。本実施形態における1つのノズル列は、180dpiのピッチで開設された3422個のノズル16から成る。そして、各ノズル列は、隣り合うノズル列とのノズル16のノズル列設方向におけるピッチが720dpiとなるように、ノズル列設方向に相対的に位置をずらした状態で配置されている。したがって、本実施形態における記録ヘッド6は、ノズル列設方向で見て720dpiのピッチで合計13688個のノズル16を有している。これらのノズル16のうち、ノズル列設方向の両端部にそれぞれ4つずつ設けられた計8つのノズル16は、プリンタ1において対応可能な記録紙のうちの最大サイズの記録紙2における画像形成領域(本発明における規定着弾領域に相当)よりも外側の領域に対応する予備ノズル16′として機能する。なお、ノズル16と予備ノズル16′との間で構造上の相違は無い。また、予備ノズル16′として機能するノズル16の数は、記録紙2の大きさや画像形成領域の大小によって異なる。
上記流路形成基板13には、その表面から異方性エッチングを施すことにより、インク流路となる溝部が形成されており、この溝部の開口部分がノズル形成基板14によって塞がれることにより、各ノズル16に対応して設けられた複数の圧力室19、各圧力室共通のインクが導入される共通インク室20(共通液室)、及び、共通インク室20と各圧力室19とを連通するインク供給路21から成る一連のインク流路が区画される。
流路形成基板13において、共通インク室20となる溝部の底面には、基板厚さ方向に貫通したインク導入口18が開設されている。また、各圧力室19となる溝部の底面には、ヘッド積層方向(図3において上下方向)に弾性変位可能な弾性面として機能する薄肉部22が形成されている。そして、流路形成基板13には共通電極端子23が形成されており、この流路形成基板13は導電性を有するので、上記薄肉部22は、共通電極としても機能するようになっている。
上記電極基板15の流路形成基板13に接合される面において、圧力室19の薄肉部22に対向する位置には、トレイ状に浅くエッチングされた凹部25が、各圧力室19に対応して形成されている。この凹部25の底面には、個別電極26がそれぞれ敷設されている。各個別電極26は、各圧力室19に対応して延在するセグメント電極26aと、外部に露出している電極端子部26bとから構成されている。そして、電極基板15を流路形成基板13に接合すると、各圧力室19の薄肉部22と各個別電極26のセグメント電極26aとが、狭小な隙間を形成した状態でそれぞれ対向する。
また、この電極基板15には、基板厚さ方向を貫通したインク導入路27が形成されており、このインク導入路27は、流路形成基板13との接合状態でインク導入口18と連通するようになっている。このインク導入路27とインク導入口18を通じて、例えばプリンタ本体側に設けられたインクタンク(図示せず)からのインクが共通インク室20内に導入されるようになっている。そして、共通インク室20のインクは、この共通インク室20から分岐したインク供給路21を通って各圧力室19に分配供給される。
流路形成基板13の共通電極端子23と、電極基板15の個別電極26との間には、プリンタコントローラ30側からの駆動電圧(駆動信号COM)が印加される。駆動電圧が基準電圧よりも+側に変化することにより、共通電極として機能する薄肉部22と個別電極26との間に静電気力が発生し、この静電気力によって、薄肉部22が弾性変形して個別電極26側に撓み、セグメント電極26aの表面に吸着する。この結果、圧力室19の容積が増加して、インク供給路21を通じて共通インク室20側からインクが圧力室19内に流入する。そして、駆動電圧が−側に急激に変化して静電気力が急激に減少すると、薄肉部22はその弾性力によってセグメント電極26aの表面から離れて圧力室19側に変位する。その結果、圧力室19の容積が急激に減少する。これにより、圧力室19内のインクに圧力変動が生じ、この圧力変動によってノズル16からインクが吐出(噴射)される。
図5は、プリンタ1の電気的な構成を示すブロック図である。プリンタ1は、プリンタコントローラ30と、プリントエンジン31とを備えている。プリンタコントローラ30は、図示しないホストコンピュータ等の外部装置からの印刷データ等を受信する外部インタフェース(外部I/F)32と、各種データの記憶等を行うRAM33と、各種データ処理のためのルーチン等を記憶したROM34と、CPU等により構成され各部の電気的制御を行う制御部35と、噴射シリアルデータ及び駆動信号等をプリントエンジン31側に送信するための内部インタフェース(内部I/F)36とを、内部バス37によって相互に接続した状態で備えている。また、プリンタコントローラ30は、クロック信号(CK)を発生する発振回路38と、記録ヘッド6へ供給するための駆動信号(COM)を発生する駆動信号発生回路39と、記録ヘッド6へ転送する噴射シリアルデータを補正するデータ補正部40を備えている。
なお、本実施形態において「印刷データ」は外部装置からプリンタ1に送られてきたRGBの多階調画像データを意味し、「噴射シリアルデータ」は「印刷データ」に基づいて展開されて記録ヘッド6へ送られるシリアルデータを意味する。
RAM33は、受信バッファ、中間バッファ、出力バッファ、或いはワークメモリ(図示せず)等として利用されるものである。受信バッファには、外部I/F32が受信した外部装置からの印刷データが一時的に記憶される。中間バッファには、制御部35によって変換された中間コードデータが記憶される。出力バッファには、記録ヘッド6に送られる噴射シリアルデータが展開される。ROM34は、制御部35によって実行される各種制御ルーチン、フォントデータ及びグラフィック関数、各種手続き等を記憶している。
制御部35は、ホストコンピュータ等から送信された印刷データを記録ヘッド6の各ノズル16(16′)に対応した噴射シリアルデータに展開して記録ヘッド6に送信する。この場合において、制御部35は、受信バッファ内の印刷データを読み出して中間コードデータに変換し、この中間コードデータを中間バッファに記憶する。そして、制御部35は、中間バッファから読み出した中間コードデータを解析し、ROM34内のフォントデータやグラフィック関数等を参照して中間コードデータをドットサイズ毎の噴射シリアルデータに展開する。なお、本実施形態では、この噴射シリアルデータを、各ノズル16(16′)の噴射又は非噴射を示す2値のシリアルデータ(ラスタデータ)で構成している。
印刷データに基づいて展開された噴射シリアルデータはRAM33の出力バッファに記憶される。1ライン分(記録ヘッド6の全ノズル分)の噴射シリアルデータ(SI)が得られると、この噴射シリアルデータは内部I/F36を通じて記録ヘッド6にシリアル伝送される。なお、本実施形態においては、噴射シリアルデータの色に応じて伝送先の記録ヘッド6が異なる。即ち、例えばブラック(K)に対応する噴射シリアルデータは、第1噴射ステージ3aに設けられた記録ヘッド6aに送信される。
そして、出力バッファから1ライン(1ラスタ)分の噴射シリアルデータが送信されると、中間バッファの内容が消去されて次の中間コードデータに対する変換が行われる。そして、記録ヘッド6では、受信した噴射シリアルデータに基づき各ノズル16からインクの噴射動作が行われる。
上記の駆動信号発生回路39は、制御部35による制御の下、記録ヘッド6に供給するための駆動信号COMを発生する。この駆動信号COMは、図6(e)又は図7(f)に示すように一噴射周期(一記録周期)内に配置された駆動パルスPにより構成される一連の信号であり、記録ヘッド6の個別電極26と共通電極端子23との間に印加される。この駆動パルスPが印加される毎に、ノズル16(16′)からはインクが噴射される。この駆動パルスPの印加は、上記噴射シリアルデータにおいて噴射を示す値「1」に応じて行われ、非噴射を示す値「0」では、駆動パルスPは個別電極26と共通電極端子23との間に印加されないようになっている。
上記のプリントエンジン31は、噴射ステージ3毎に設けられた記録ヘッド6(6a〜6d)、搬送機構5(5a〜5d)の電気駆動系等から構成される。また、プリントエンジン31には、第1噴射ステージ3aに設けられたリニアエンコーダ9と、第2噴射ステージ3b〜第4噴射ステージ3dにそれぞれ設けられたフォトセンサ28が含まれている。
記録ヘッド6a〜6dのうち、第1噴射ステージ3aに配置された記録ヘッド6aを除く、記録ヘッド6b〜6dのフォトセンサ28は、後述するタイミング補正パターンと蛇行補正パターンを検出するために設けられている。即ち、フォトセンサ28は、本発明における蛇行補正パターン検出手段およびタイミング補正パターン検出手段として機能する。このフォトセンサ28は発光素子と受光素子とを備えており、図8および図9に示すように、第1噴射ステージ3aで記録紙2に印刷されたタイミング補正パターンXPと蛇行補正パターンYPの通過域に対応する位置の上方に配置されている。
そして、フォトセンサ28は、発光素子から記録紙2の印刷面に対して光を照射すると共に、当該印刷面から反射される反射光を受光素子で受光するように構成されている。そして、記録紙2の印刷面からの反射光の光量は、各補正パターンXP,YPが印刷されている部分と印刷されていない部分とで異なるため、受光素子からの検出信号は、補正パターンを照射している状態と、補正パターンを照射していない状態とで出力レベルが異なる。そして、受光素子からの検出信号AS(アナログデータ)は、A/D変換されて検出信号DS(デジタルデータ)としてプリンタコントローラ30側に出力される。
また、フォトセンサ28は、図10に示すように、受光素子のCCDにおける反射光の受光位置に応じて、蛇行補正パターンYPの搬送方向に直交する方向(ノズル列設方向)の位置ずれを検出することができる。したがって、フォトセンサ28から出力される検出信号DSには、検出位置情報も含まれる。
上記のように構成されたプリンタ1では、搬送手段5a〜5dを駆動して記録紙2を搬送し、無端ベルト4a〜4d間で記録紙2を順次受け渡しながら各噴射ステージ3において記録ヘッド6によって記録紙2に対し色毎にインクを着弾させて画像等を記録する。この様な構成の場合、搬送手段5等において機械的誤差が生じて、記録紙2の搬送速度に変動が生じたり、搬送方向に直交する方向(ノズル列方向)の位置がずれたりすることがある。これにより、何等対策をしない場合には、噴射ステージ間で記録紙2へのインクの着弾位置がずれる虞があり、その結果、記録画像の画質が低下してしまう可能性がある。
そこで、本発明に係るプリンタ1では、第1噴射ステージ3aにおいて、図8に示すように、記録紙2の画像形成領域外2aの余白部分2bにタイミング補正パターンXPと蛇行補正パターンYPを形成し、第1噴射ステージ3aよりも搬送方向において後となる下流側の各噴射ステージ3b〜3dでは、これらの補正パターンに基づいて記録ヘッド6b〜6dによる噴射制御を行うことで、記録紙2におけるインク着弾位置のずれを防止するようにしている。以下、この点について説明する。
まず、第1噴射ステージ3aにおける記録ヘッド6aの噴射制御について説明する。
図6は、この第1噴射ステージ3aにおける記録ヘッド6aの噴射制御についてのタイミングチャートである。第1噴射ステージ3aでは、上述したように、リニアスケール8のスケールパターン(図6(a))を検出することでリニアエンコーダ9から出力されるエンコーダパルスEP(図6(b))を基準として第1噴射ステージ3aにおける記録紙2に対する記録動作(噴射動作)が制御される。これにより、搬送機構5aによる記録紙2の搬送と記録ヘッド6aによるインクの噴射動作を同期させている。
リニアエンコーダ9からのエンコーダパルスEPは、プリンタコントローラ30の制御部35に出力される。このエンコーダパルスEPを受信すると、制御部35は本発明におけるタイミングパルス生成手段として機能し、エンコーダパルスEPからタイミングパルスPTS(図6(c))を生成する。このタイミングパルスPTSは、駆動信号発生回路39が発生する駆動信号COM(図6(e))の出力タイミングを定める信号である。言い換えると、駆動信号発生回路39は、このタイミングパルスPTSを受信する毎に単位周期の駆動信号COMを出力する。また、このタイミングパルスPTSに基づいて、シリアルクロックパルスCKが生成され、このシリアルクロックパルスCKに同期したタイミングで噴射シリアルデータが記録ヘッド6に送信されるようになっている。
なお、例えば、エンコーダパルスEPの間隔が360dpiに相当する間隔であるのに対し、タイミングパルスPTSを720dpiに対応する間隔で出力する場合、制御部35は、エンコーダパルスEPの受信周波数を逓倍することでタイミングパルスPTSを生成する。例えば、図6(c)に示すように、制御部35は、エンコーダパルスEPを受信すると、その1つ前に受信したエンコーダパルスEPと今回受信したエンコーダパルスEPとの間の間隔tを1/2にすることでタイミングパルスPTSの発生周期を求め、求めた発生周期に従ってタイミングパルスPTSを生成する。
駆動信号発生回路39は、制御部35からタイミングパルスPTSを受信すると、ラッチパルスLAT(図6(d))、及び駆動信号COM(図6(e))を出力する。このラッチパルスLATと駆動信号COMは、内部I/F36を通じて、記録ヘッド6に送信される。そして、記録ヘッド6は、プリンタコントローラ30側から受信した噴射シリアルデータをラッチパルスLATに基づくタイミングでラッチし、ラッチした噴射シリアルデータの噴射又は非噴射を示す情報(即ち、1又は0)に応じてスイッチング制御を行い、共通電極端子23と個別電極26に対する駆動信号COMの印加又は非印加を制御する。これにより、搬送機構5aによる記録紙2の搬送に同期した状態で各ノズル16(16′)からのインクの噴射が制御される。
ここで、第1噴射ステージ3aでは、記録紙2の余白部に搬送方向に沿ってタイミング補正パターンXPと蛇行補正パターンYPが形成される。即ち、データ補正部40は、本発明におけるタイミング補正パターン形成手段および蛇行補正パターン形成手段として機能し、記録ヘッド6aに送信する噴射シリアルデータ(本実施形態においてはブラックに対応する噴射シリアルデータ)を展開する際に、記録紙2において画像形成領域よりも外側の余白部に対応する予備ノズル16′を駆動するための補正パターン用データを付加する。これにより、記録ヘッド6aによる記録動作時に、図8および図9に示すように、補正パターン用データに基づいて予備ノズル16′からインクが噴射されて記録紙2の余白部に搬送方向に沿ってタイミング補正パターンXPと蛇行補正パターンYPが形成される。タイミング補正パターンXPは、記録紙2の搬送方向に沿って列設された複数のドットから構成されており、各ドットの形成間隔は上記のリニアスケール8のスケールパターンの配置間隔に揃えられている。一方、蛇行補正パターンYPは、搬送方向に沿って連続した直線から構成されている。なお、タイミング補正パターンXPは、蛇行補正パターンYPを兼ねることも可能である。
このようにして、第1噴射ステージ3aにおいて画像や各補正パターンXP,YPが形成された記録紙2は、下流側の各噴射ステージ3b〜3dに順次送られる。これらの噴射ステージ3b〜3dでは、第1噴射ステージ3aで記録紙2に印刷された各補正パターンXP,YPがフォトセンサ28によって検出され、これらの検出信号に基づいてインクの着弾位置の補正が行われる。
まず、図7を参照して、記録紙2の搬送方向における位置ずれに応じたインク着弾位置の補正について説明する。
図7は、タイミング補正パターンXPに基づく噴射制御についてのタイミングチャートである。噴射ステージ3b〜3dでは、記録紙2に形成されたタイミング補正パターンXP(図7(a))を検出することでフォトセンサ28から出力される検出信号AS(図7(b))をA/D変換して得られる検出信号DS(図7(c))を基準として記録紙2に対する記録動作が制御される。
即ち、タイミングパルス生成手段として機能する制御部35は、エンコーダパルスEPの替わりに検出信号DSに基づいて、タイミングパルスPTS(図7(d))を生成する。また、駆動信号発生回路39は、制御部35からタイミングパルスPTSを受信すると、ラッチパルスLAT(図7(d))、及び駆動信号COM(図7(e))を出力する。これにより、搬送機構5aによる記録紙2の搬送に同期した状態で記録ヘッド6(6b〜6d)における各ノズル16(16′)からのインクの噴射が制御される。即ち、例えば、図7において2個目と3個目のタイミング補正パターンXPの間において、記録紙2の搬送速度が本来のタイミングよりも遅くなった場合には、これに応じてノズル16(16′)からのインクの噴射のタイミングが遅らされる。またこれとは逆に、記録紙2の搬送速度が本来のタイミングよりも速い場合には、これに応じてノズル16(16′)からのインクの噴射のタイミングが早められる。これにより、各噴射ステージ間で記録紙2の搬送速度に誤差が生じた場合においても、記録紙2における搬送方向のインクの着弾位置ずれを抑制することができる。
次に、各噴射ステージ間で記録紙2を受け渡す際に、搬送方向に直交する方向(ノズル列設方向)の位置ずれが生じた場合のインク着弾位置の補正について説明する。
図10は、フォトセンサ28による検出例を説明する模式図であり、(a)はアナログ信号の状態、(b)はデジタル信号の状態を示している。また、図11は、噴射シリアルデータの補正を説明するための模式図である。なお、図10において、横軸は時間軸であり、縦軸はフォトセンサ28のノズル列設方向における検出位置を示している。同図の縦軸において0で示す位置は本来あるべき基準位置(ノズル列設方向の位置ずれが生じていない状態における蛇行補正パターンYPの検出位置)である。本実施形態においては、蛇行補正パターンYPの同図下側への位置ずれは+の数値で示す一方、同図上側への位置ずれは−の数値で示している。
また、図11において、2aで示す部分は記録紙2における画像形成領域であり、破線Eは記録紙2にノズル列設方向の位置ずれが生じた場合における画像形成領域2aのエッジの一部を示している。さらに、SIおよびSI′はそれぞれ補正前の噴射シリアルデータおよび補正後の噴射シリアルデータであり、記録ヘッド6の各ノズル16と画像形成領域2aのドット形成位置に対応して模式的に示している。つまり、同図におけるSIおよびSI′において四角で示された部分が個々の画素(又はノズル16(16′))に対応するデータを示し、噴射を示すデータはハッチングで示す一方、非噴射を示すデータは空白で示している。
上述したように、直線で構成された蛇行補正パターンYPは、蛇行補正パターン検出手段として機能するフォトセンサ28によって検出されるが、記録紙2の位置がノズル列設方向にずれた場合、時系列的に見ると、図10に示すように蛇行した状態で検出される。そして、記録紙2のノズル列設方向の位置ずれ量は、検出信号DSが基準位置に対して何画素分ずれているかによって認識することができる。例えば、T1で示す時点では、基準位置(0)に対し蛇行補正パターンYPの位置ずれが生じていない。また、T2で示す時点では、基準位置(0)に対し蛇行補正パターンYPが下側に画素2個分ずれている(+2)。即ち、画像形成領域が図11における下側に2画素分だけずれている。さらに、T3で示す時点では、基準位置(0)に対し蛇行補正パターンYPが上側に画素1個分ずれている(−1)。即ち、画像形成領域が図11における上側に1画素分だけずれている。
このように、画像形成領域の位置がノズル列設方向(第1の方向)にずれた場合、各記録ヘッド6はプリンタ1に対してノズル列設方向の配置位置が固定されているため、ヘッドの走査によるインク着弾位置ずれの補正は不可能である。このため、データ補正部40は、本発明におけるデータ補正手段として機能し、検出信号DSに基づき蛇行補正パターンYPが基準位置よりもノズル列設方向の一側(図11の例では下側(+側))にずれていた場合、そのずれ量に応じた数だけ非噴射を示すダミーデータを噴射シリアルデータの先頭に付加する一方、蛇行補正パターンYPが基準位置よりもノズル列設方向の他側(図11の例では上側(−側))にずれていた場合、そのずれ量に応じた数だけ噴射シリアルデータの先頭側のデータを削除する。
即ち、例えば、図10におけるT2の時点では、蛇行補正パターンYPが基準位置よりもノズル列設方向の+側に2画素分だけずれているので、データ補正部40は、噴射シリアルデータSIの先頭にダミーデータDD(図11において黒塗りで示すデータ)を2個付加する。そして、補正後の噴射シリアルデータSI′は、予備ノズル16′を含む全ノズル16の個数だけ先頭から順に記録ヘッド6に送られるため、ダミーデータDDを付加することにより押し出された余剰データ(図11においてSDで示すデータ)は自動的に削除される。同様に、図11におけるT3の時点では、蛇行補正パターンYPが基準位置よりもノズル列設方向の−側に1画素分だけずれているので、データ補正部40は、噴射シリアルデータSIの先頭にある1つのデータ(図11においてLDで示すデータ)を削除する。これにより、補正後の噴射シリアルデータSI′は、補正前と比較して全体的に1個ずつ先頭側にシフトする。そして、1個ずつシフトすることにより、各ノズル16のうち一側の端部に位置する予備ノズル16′(図11において#D−3422で示すノズル)に対応するデータが不足し、NULLとなるが、元々NULLは非噴射となるので問題は無い。
このようにして、記録紙2のノズル列設方向(第1の方向)の位置ずれに応じてノズル群の各ノズル16と噴射シリアルデータとの対応付けが変更される。これにより、噴射シリアルデータの再展開などの複雑な制御を行うことなくデータの付加又は削除という簡単な制御でノズル列設方向のインクの着弾位置ずれを抑制することができる。なお、本実施形態においては、予備ノズル16′をノズル列設方向の一側と他側にそれぞれ4つずつ設けているので、+と−にそれぞれ最大4画素分の位置ずれが生じた場合に対応することが可能である。
以上のように、本発明に係るプリンタ1では、記録紙2の余白部分2bに形成されたタイミング補正パターンXPと蛇行補正パターンYPに基づいて記録ヘッド6b〜6dによる噴射制御を行うことで、各噴射ステージ間で記録紙2の搬送誤差が生じた場合においても、記録紙2の画像形成領域におけるインクの着弾位置ずれを抑制することができる。これにより、着弾位置ずれによる色相の変化や画像のざらつきを抑えて記録画像の画質の低下を防止することが可能となる。
ところで、本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて種々の変形が可能である。つまり、搬送方向に記録紙2を搬送させずに、記録ヘッド6a〜6dを印刷方向に移動させることで印刷を実行する場合にあっても、記録紙が印刷方向にずれる可能性があるが、本発明を適用することにより、記録紙に対するインクの着弾位置ずれを効果的に防止することができる。
また、例えば、上記実施形態では、複数の噴射ステージ3と、噴射ステージ毎に設けられた搬送機構5とにより記録紙2を順次受け渡しながら画像の記録等を行う構成を例示したが、これには限られず、例えば、搬送経路に沿って長尺な無端ベルトを駆動する搬送機構を1つだけ備え、この1つの搬送機構によって記録紙2を搬送しながら各記録ヘッド6によって画像等を順次記録する構成を採用することも可能である。より長尺な無端ベルトを用いた場合、ベルトの弛み等によって記録紙2の搬送誤差が生じる可能性があるが、本発明を適用することにより、搬送誤差が生じた場合にも記録紙に対するインクの着弾位置ずれを効果的に防止することができる。
また、上記実施形態では、静電気力を利用して薄肉部22を変位させて圧力室内の液体に圧力変動を生じさせることにより液体を噴射する構成の記録ヘッド6を例示したが、これには限られず、駆動源として圧電振動子や発熱素子などを利用した液体噴射ヘッドを用いることも可能である。
さらに、本発明は、着弾対象物を搬送しながら当該着弾対象物に液体を着弾させる構成を採用するものであれば、上記プリンタ以外の液体噴射装置にも適用できる。例えば、ディスプレー製造装置、電極製造装置、チップ製造装置等にも適用することができる。
(a),(b)はプリンタの構成を説明する図である。 記録ヘッドの構成を説明する要部分解斜視図である。 記録ヘッドの構成を説明する要部断面図である。 ノズル形成基板の構成を説明する平面図である。 プリンタの電気的構成を説明するブロック図である。 第1噴射ステージにおける記録ヘッドの噴射制御についてのタイミングチャートである。 タイミング補正パターンに基づく噴射制御についてのタイミングチャートである。 記録紙における画像形成領域、余白部、タイミング補正パターン、蛇行補正パターンの構成を例示した図である。 図8におけるタイミング補正パターンおよび蛇行補正パターンを拡大して示した図である。 フォトセンサによる検出例を説明する模式図である。 噴射シリアルデータの補正を説明するための模式図である。 従来のプリンタの構成を説明する図である。 (a)〜(d)は従来のプリンタで記録された画像の拡大図である。
符号の説明
1…プリンタ,2…記録紙,3…噴射ステージ,4…無端ベルト,5…搬送機構,6…記録ヘッド,8…リニアスケール,9…リニアエンコーダ,16…ノズル,16′…予備ノズル,28…フォトセンサ,30…プリンタコントローラ,31…プリントエンジン,32…外部I/F,33…RAM,34…ROM,35…制御部,36…内部I/F,37…内部バス,39…駆動信号発生回路,40…データ補正部

Claims (2)

  1. 液体を噴射するノズルを複数列設してなるノズル群を有し、当該ノズル群の各ノズルの噴射又は非噴射を示す情報である噴射シリアルデータに基づきノズルから液体を噴射する液体噴射ヘッドを備え、ノズルが列設された第1の方向に直交する第2の方向に前記液体噴射ヘッドと着弾対象物とが相対的に移動しながら当該着弾対象物に対して前記液体噴射ヘッドから液体を噴射する液体噴射装置であって、
    ノズル群は、着弾対象物における規定着弾領域よりも外側の領域に対応する予備ノズルを有し、
    前記第2の方向に沿って複数の噴射ステージを設け、
    前記液体噴射ヘッドは噴射ステージ毎に備えられ、
    着弾対象物における前記規定着弾領域外の余白部に前記第2の方向に沿って蛇行補正パターンを形成する蛇行補正パターン形成手段と、
    前記蛇行補正パターン形成手段によって前記着弾対象物に形成された蛇行補正パターンを検出する蛇行補正パターン検出手段と、
    前記蛇行補正パターン検出手段によって検出された蛇行補正パターンのずれに応じて噴射シリアルデータを補正するデータ補正手段と、
    前記第1噴射ステージにおける着弾対象物又は液体噴射ヘッドを第2の方向に移動させる移動手段の駆動に伴ってエンコーダパルスを出力するエンコーダパルス出力手段と、
    前記第1噴射ステージにおいて着弾対象物の余白部に第2の方向に沿ってタイミング補正パターンを形成するタイミング補正パターン形成手段と、
    前記第1噴射ステージよりも後の噴射ステージ毎に配設され、前記タイミング補正パターン形成手段によって前記着弾対象物に形成されたタイミング補正パターンを検出するタイミング補正パターン検出手段と、
    前記エンコーダパルス出力手段からのエンコーダパルス又は前記タイミング補正パターン検出手段によってタイミング補正パターンが検出されることによって出力される検出パルスに基づいてタイミングパルスを生成するタイミングパルス生成手段と、を備え、
    前記蛇行補正パターン形成手段は、前記第2の方向の先頭に位置する第1噴射ステージにおいて当該第1噴射ステージに設けられた液体噴射ヘッドによって着弾対象物に蛇行補正パターンを形成し、
    前記蛇行補正パターン検出手段は、前記第1噴射ステージよりも後の各噴射ステージにそれぞれ配設され、
    前記データ補正手段は、
    前記蛇行補正パターン検出手段によって検出された蛇行補正パターンが本来の位置よりも前記第1の方向の一側にずれていた場合、そのずれ量に応じた数の非噴射を示すダミーデータを前記噴射シリアルデータの先頭に付加する一方、検出された蛇行補正パターンが本来の位置よりも前記第1の方向の他側にずれていた場合、そのずれ量に応じた数だけ前記噴射シリアルデータの先頭側のデータを削除する補正を、前記第1噴射ステージよりも後の噴射ステージ毎に行い、
    前記タイミングパルス生成手段は、前記第1噴射ステージでは前記エンコーダパルスに基づいてタイミングパルスを生成する一方、前記第1噴射ステージよりも後の噴射ステージでは前記検出パルスに基づいてタイミングパルスを生成し、
    各液体噴射ヘッドは、前記タイミングパルスによって規定されるタイミングで液体を噴射することを特徴とする液体噴射装置。
  2. 液体を噴射するノズルを複数列設してなるノズル群を有し、当該ノズル群の各ノズルの噴射又は非噴射を示す情報である噴射シリアルデータに基づきノズルから液体を噴射する液体噴射ヘッドを備え、ノズルが列設された第1の方向に直交する第2の方向に前記液体噴射ヘッドと着弾対象物とを相対的に移動させながら当該着弾対象物に対して前記液体噴射ヘッドから液体を噴射する液体噴射装置の制御方法であって、
    ノズル群に、着弾対象物における規定着弾領域よりも外側の領域に対応する予備ノズルを設け、
    前記第2の方向に沿って複数の噴射ステージを設け、
    前記第2の方向の先頭に位置する第1噴射ステージにおいて当該第1噴射ステージに設けられた液体噴射ヘッドによって着弾対象物における前記規定着弾領域外の余白部に第2の方向に沿って蛇行補正パターンを形成し、
    前記着弾対象物に形成された蛇行補正パターンを前記第1噴射ステージよりも後の各噴射ステージにおいて検出し、
    検出された蛇行補正パターンが本来の位置よりも第1の方向の一側にずれていた場合、そのずれ量に応じた数の非噴射を示すダミーデータを前記噴射シリアルデータの先頭に付加する一方、検出された蛇行補正パターンが本来の位置よりも第1の方向の他側にずれていた場合、そのずれ量に応じた数だけ前記噴射シリアルデータの先頭側のデータを削除し、
    前記第1噴射ステージにおいて、着弾対象物の余白部に第2の方向に沿ってタイミング補正パターンを形成し、
    前記第1噴射ステージよりも後の噴射ステージにおいて、前記着弾対象物に形成されたタイミング補正パターンを検出し、
    前記第1噴射ステージでは、前記第1噴射ステージにおける着弾対象物又は液体噴射ヘッドを第2の方向に移動させる移動手段の駆動に同期して出力されるエンコーダパルスに基づいてタイミングパルスを生成する一方、前記第1噴射ステージよりも後の噴射ステージではタイミング補正パターンが検出されることにより出力される検出パルスに基づいてタイミングパルスを生成し、
    前記タイミングパルスによって規定されるタイミングで各液体噴射ヘッドによる液体の噴射を制御することを特徴とする液体噴射装置の制御方法。
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