JPH09240022A - プリント装置 - Google Patents

プリント装置

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JPH09240022A
JPH09240022A JP8049114A JP4911496A JPH09240022A JP H09240022 A JPH09240022 A JP H09240022A JP 8049114 A JP8049114 A JP 8049114A JP 4911496 A JP4911496 A JP 4911496A JP H09240022 A JPH09240022 A JP H09240022A
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JP
Japan
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ink
printing apparatus
cloth
head
electrode
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Application number
JP8049114A
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English (en)
Inventor
Takashi Yoshiyama
高史 吉山
Mikihiko Okamoto
幹彦 岡本
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH09240022A publication Critical patent/JPH09240022A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J3/00Typewriters or selective printing or marking mechanisms characterised by the purpose for which they are constructed
    • B41J3/407Typewriters or selective printing or marking mechanisms characterised by the purpose for which they are constructed for marking on special material
    • B41J3/4078Printing on textile

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Ink Jet (AREA)
  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリントに要する時間の短縮が可能で、多数
のノズルを高精度に制御でき、メンテナンス性に優れた
プリント装置を提供する。 【解決手段】 インクジェット方式の吐出ノズルから吐
出されるインク滴によってプリント媒体Cをプリントす
るプリント装置1。吐出ノズルが直線状に複数並べられ
たヘッドユニットを有し、ヘッドユニットはプリント媒
体の幅以上の幅にわたって幅方向に複数ユニット配置さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート状のプリン
ト媒体にプリントを施すプリント装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】シート
状のプリント媒体に絵柄や文字等を描画する手段とし
て、従来のスクリーンプリントに代わって柄の決定から
出来上がりまでの時間を短縮可能、色や柄の変更が容
易、更には多品種少量生産が可能である等の多くのメリ
ットを有するインクジェット方式が採用されるようにな
ってきた。
【0003】しかしながら、インクジェット方式におい
ては、吐出ノズルからインク滴を吐出させてプリント媒
体に絵柄等を描画する。このため、シート状の大型プリ
ント媒体に適用する場合、従来の吐出ノズルでは描画に
長時間を要するという問題があり、多数の吐出ノズルを
配列した複数のノズル列を必要としていた。また、品質
に優れたプリント製品を得るためには、各ノズル列の多
数の吐出ノズルを色別に高精度に制御する必要がある
が、必ずしもかかる要求を満たすものではなかった。
【0004】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、プリントに要する時間の短縮が可能で、多数のノズ
ルを高精度に制御でき、メンテナンス性に優れたプリン
ト装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明のプリント装置によれば、インクジェット方式の
吐出ノズルから吐出されるインク滴によってプリント媒
体をプリントするプリント装置であって、前記吐出ノズ
ルが直線状に複数並べられたヘッドユニットを有し、該
ヘッドユニットは前記プリント媒体の幅以上の幅にわた
って幅方向に複数ユニット配置されている構成としたも
のである。
【0006】好ましくは、前記各ヘッドユニットは、複
数ユニット配置後でも個別に交換可能とする。好ましく
は、前記インクジェット方式をオンデマンド型あるいは
コンティニュアス型とする。また好ましくは、前記各ヘ
ッドユニットの吐出ノズルは、隣接する吐出ノズル間に
おいて、吐出される各インク滴の体積差を±5%以内に
制御する。
【0007】更に好ましくは、前記各ヘッドユニットの
複数の吐出ノズルと同数の荷電電極を有し、該複数の荷
電電極を、電気絶縁性部材に前記各ヘッドユニットごと
に一体成形する。好ましくは、前記複数の荷電電極を、
導電性パターンによって形成する。より好ましくは、前
記複数の荷電電極を銅箔とする。
【0008】また好ましくは、前記荷電電極で帯電され
たインク滴を偏向させる複数の電極対からなる偏向電極
を有し、当該偏向電極の前記プリント媒体側に絶縁部材
を配置する。更に好ましくは、前記複数の電極対は、い
ずれか一方の電極を隣接する電極対と共用する。
【0009】好ましくは、前記偏向電極には、前記各電
極対ごとにプリントに供されなかったインク滴を捕集す
る捕集手段を配置する。また好ましくは、前記捕集手段
には、インクの捕集部と流路とを設ける。更に好ましく
は、前記捕集手段は、前記各電極対のグランド側と前記
プリント媒体との間に配置する。
【0010】好ましくは、前記プリント媒体を布帛とす
る。また好ましくは、前記複数ユニット配置されたヘッ
ドユニットを色数分複数列配列する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
乃至図16に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明
のプリント装置の概略構成を示す斜視図である。プリン
ト装置1は、導入部2、搬送部3、プリント部4、予備
乾燥部5、乾燥部6及び振り落とし部7の他、図示しな
いデータ作成・編集部、色調整部、画像データ格納部及
び定着部を備えている。
【0012】導入部2は、図1に示すように、シート状
のプリント媒体、例えば、ロール状あるいは箱2aに収
容された布帛Cを、複数のロール2bにより少なくとも
しわ伸ばしと搬送方向中央に位置決めするセンタリン
グ、更には布目矯正や両端(布帛の両耳)のカール是正
等を行いながら搬送部3の所定位置に導入する部分であ
る。布帛Cは、絵柄や文字等の描画処理における品位を
維持するために、予め薬品によるにじみ防止処理等が施
される。
【0013】搬送部3は、導入部2に隣接配置され、ロ
ール3a,3a間に掛け渡した搬送ベルト3b、複数段
の接着剤塗布ロール3c及び複数のブラシロール(ベル
ト面洗浄)3dを有し、導入部2から導入された布帛C
を搬送ベルト3bによってプリント部4側へと搬送する
部分である。搬送部3は、複数段の塗布ロール3cによ
って接着剤を搬送ベルト3bに塗布し、導入部2から導
入された布帛Cを押圧ロール3eで搬送ベルト3bに押
圧して張り付け、この状態で搬送する。接着剤は、水性
や油性のものが用いられる。複数のブラシロール3d
は、搬送ベルト3b上の接着剤を除去する際に使用され
る。搬送部3においては、布帛Cを搬送ベルト3bに張
り付けた状態が布帛Cの定常状態であるように、布帛C
の張力の調整、蛇行の調整並びに布目の調整を行う。
【0014】ここで、布帛Cが伸縮性の強い生地の場
合、張力が不均一な状態で搬送ベルト3bに張り付ける
と、布帛Cが搬送ベルト3bから剥がれたり、プリント
された布帛Cを搬送ベルト3bから外したときに、円形
の絵柄が楕円形となる等、描画に歪みが生じてしまう。
また、蛇行は、極端な場合には布帛Cが搬送ベルト3b
から外れたり、布目と布帛Cの絵柄とが不揃いとなり、
裁断・縫製工程で支障を来すので避ける必要がある。更
に、本発明のプリント装置1においては、従来のスクリ
ーンプリント装置に比べると、プリント工程において布
帛Cは搬送ベルト3bを除く他の部材と非接触である。
このため、接着剤は、搬送時に布帛Cが搬送ベルト3b
から動かない相対位置が保持される程度の接着力があれ
ば充分で、接着力はあまり必要ではない。
【0015】プリント部4は、コンティニュアス型イン
クジェット方式によって布帛Cに絵柄や文字等を描画す
る部分で、布帛Cの幅以上に搬送方向に直交させて対向
配置され、使用するインクの色数に対応した複数列のラ
インヘッド40を有している。ここで、ラインヘッド4
0の構成は、後に詳しく説明する。また、ラインヘッド
40は、図1では8列であるが、色の再現性向上のため
に、多数列のラインヘッドを用いることも可能である。
通常は、例えば、シアン(C)、黄色(Y)、マゼンタ
(M)及び黒(K)の4色分のラインヘッド、あるいは
更にこれらCYMKの濃淡を含めた合計8色分のライン
ヘッドと、絵柄によってインクを入れ替えするラインヘ
ッドを2つ用意する等、運用上の工夫は可能である。
【0016】予備乾燥部5は、プリント処理が施された
布帛Cからインク中の蒸発成分をヒータ等によって、少
なくとも20%以上乾燥させる部分である。図1に示し
たように、プリント部4でプリント処理された布帛C
は、プリント部4の下流でテンションロール5aから付
与される張力によって搬送ベルト3bから剥がされる。
このとき、プリント処理された布帛Cは、インク滴中の
蒸発成分が所定量乾燥する前に周囲の部材、例えば、テ
ンションロール5a等に触れるとインクがかすれたり、
混色したりして好ましくないので、このようなかすれ等
を防止する目的で乾燥処理を施す。
【0017】乾燥部6は、予備乾燥部5で乾燥された布
帛Cからインク中の蒸発成分を更に、例えば85%以上
乾燥させる部分である。一方、データ作成・編集部は、
プリント媒体(布帛C)に描画する絵柄や文字等を入力
する入力手段と、入力した絵柄や文字等に関する画像デ
ータを編集する編集手段とを備えたいわゆるCADで、
それぞれのラインヘッド40に設ける後述する画像デー
タ格納部との間で光通信により画像データを伝送する。
【0018】色調整部は、編集された絵柄や文字等に関
する画像データを所定色毎の画像データに色分解する部
分で、前記データ作成・編集部で作成された絵柄等の画
像データに対し、限られた色数のインクでプリント媒体
(布帛C)に描画された絵柄等が、より正確に色合いや
質感を再現するように色毎の画像データを補正する機能
をも有している。
【0019】画像データ格納部は、色分解された画像デ
ータを格納しておくバッファ部分で、最短時間でプリン
ト装置を稼働可能な位置、例えば、各ラインヘッド40
毎に設けられる。一般に、絵柄等に関する画像データ
は、多数のデータの集合体であることから大容量とな
る。画像データ格納部は、装置を稼働していない夜間等
にデータ処理を行い、各種処理データを格納しておくこ
とで、プリント装置全体として大容量の画像データの処
理に要する待ち時間を可能な限り少なくすることを目的
として設けたものである。
【0020】定着部は、プリント媒体(布帛C)に描か
れた絵柄等のインクを洗濯に耐えるように、例えば、加
熱処理等によって定着処理する部分である。以上のよう
に構成されるプリント装置1においては、以下に述べる
手順によりプリント製品を製造する。先ず、導入部2に
おいて、図1に示すように、箱2aに入った布帛Cを複
数のロール2bにより少なくともしわ伸ばしとセンタリ
ングとを行いながら搬送部3の所定位置に導入する。
【0021】搬送部3では、導入部2から導入された布
帛Cを押圧ロール3eで搬送ベルト3bに押圧して張り
付け、搬送ベルト3bによってプリント部4側へと連続
的に搬送する。このとき、搬送ベルト3bには複数段の
接着剤塗布ロール3cによって接着剤が塗布されてい
る。このため、布帛Cは、しわ伸ばしされた状態で搬送
ベルト3bに接着されて搬送されるので、布帛Cが伸縮
性の強い生地であっても、張力が均一な状態で搬送ベル
ト3bに張り付けられ、搬送ベルト3bから剥がれた
り、プリントされた絵柄等に歪みが生じることがない。
【0022】プリント部4においては、連続的に搬送さ
れてくる布帛Cに、布帛Cの幅以上に搬送方向に直交さ
せて対向配置した各ラインヘッド40から所定の色デー
タに基づくインク滴を色別に塗布し、編集された絵柄や
文字等を布帛Cに描画する。そして、プリント処理され
た布帛Cは、テンションロール5aから付与される張力
によってプリント部4の下流側で搬送ベルト3bから剥
がされ、予備乾燥部5で予備乾燥された後、乾燥部6を
経てインクの定着部へと搬送され、プリント製品とな
る。ここで、布帛Cが搬送ベルト3bから剥がされる位
置は、テンションロール5aから付与される張力によ
り、図1において搬送方向上流側にも下流側にも任意に
変化させることができる。ラインヘッドの構成 ラインヘッド40は、前記のようにコンティニュアス型
インクジェット方式に基づくもので、ヘッド部41、電
極部42、キャップ部45及びワイプ部46(図5,6
参照)を有しており、キャップ部45及びワイプ部46
でインクの乾燥によるノズルの目詰まりを防止するメン
テナンス部を構成している。
【0023】従来のプリント装置は、プリント媒体(布
帛C)を搬送方向に間歇的に搬送させると共に、インク
ジェットヘッドをプリント媒体の幅方向に移動させて絵
柄等を描画していた。これに対し、プリント部4を布帛
Cの幅以上に配置した本発明のプリント装置1は、従来
のプリント装置と異なり、布帛Cを連続的に搬送しなが
ら、固定状態の各列のラインヘッド40から各色毎のイ
ンク滴を吐出させて絵柄等を描画することができ、プリ
ント時間を短縮することができる。
【0024】ヘッド部41は、後述するインク供給系か
ら供給されるインクを複数の吐出ノズルに割り振り、吐
出されたインク柱をインク滴に分裂させる励振手段(圧
電振動素子)を有している。ヘッド部41は、例えば、
吐出ノズル410aと圧電振動素子410bとを有する公知の
ノズル410を8個を単位としてヘッドユニットUH に組
み上げられている(図9参照)。ヘッドユニットUH
は、8個の吐出ノズル410aが直線状に複数並べられ、
これらのヘッドユニットUH を25個ライン状に並べて
布帛Cの幅以上に搬送方向に直交させて配置している。
そして、ヘッド部41は、公知のインクジェットヘッド
と同様に、各偏向電極の下方にガター47が配置されて
いる。また、ヘッド部41は、搬送ベルト3bの両側に
上下方向に配置されたガイドシャフトSH,SHに、支持
部材41aが移動自在に支持されている(図5(a),
(c)、図6(a),(c)参照)。
【0025】電極部42は、ヘッドユニットUHの各吐
出ノズル410aから吐出されたインク柱がインク滴に分
裂する位置に荷電電極43が、荷電電極43のインク滴
飛翔方向下流側に布帛Cの幅方向にインク滴を偏向させ
る偏向電極44が、それぞれ配置され、各電極とも前記
ノズルと同様に8個ずつの単位で構成されている(図7
乃至図9参照)。従って、インク滴の偏向方向は、布帛
Cの搬送方向に対して略垂直である。電極部42は、後
述するように、搬送ベルト3bの上方に布帛Cの搬送方
向に沿って配置されたガイドシャフトSE,SEに支持部
材42aがスライド自在に支持されている(図5
(b),(d)、図6(b),(d)参照)。
【0026】キャップ部45は、本体45aとヘッドユ
ニットUH の下部全体を覆うキャップ45bとを有して
いる。また、ワイプ部46は、本体46aと、ヘッドユ
ニットUH 下面の吐出ノズル表面を拭うゴムブレード等
からなるワイパ46bとを有している。ここで、本体4
5a及び本体46aは、ガイドシャフトSE,SEと平行
に配置されたガイドシャフトSC,SC及びガイドシャフ
トSW,SWにそれぞれスライド自在に支持されている
(図5(b),(d)、図6(b),(d)参照)。
【0027】以下、ラインヘッド40の構成を、図7乃
至図15を参照して更に詳しく説明する。ラインヘッド
40は、図7及び図8に示すように、ヘッド部41、電
極部42、キャップ部45、ワイプ部46、ガター47
及びインク回収手段48がハウジング(図示せず)内に
一体に収容され、各ヘッドユニットUH の吐出ノズル41
0aから吐出されたインク滴を下部から布帛Cに向けて
飛翔させる。
【0028】ここで、図7は、ラインヘッド40の引き
出し方向から見た側面図で、布帛Cの下部に付した矢印
は布帛Cの搬送方向を、また、他の矢印は当該矢印を付
した部材の移動方向をそれぞれ示している。このとき、
図7からは不明であるが、ヘッド部41、ガター47及
びインク回収手段48は、電極部42と離れて移動する
ことが可能である(図10参照)。また、図8は、ライ
ンヘッド40を布帛Cの搬送方向から見た正面図で、布
帛Cは図8の表側から裏側へと搬送されてゆく。
【0029】ヘッド部41は、支持部材41a、固定板
41b、取付板41c及びヘッドユニットUH を有して
おり、固定板41bに支持部材41aと取付板41cが
固定され、取付板41cに複数のヘッドユニットUH が
取り付けられている。ヘッドユニットUHは、図9に示
すように、吐出ノズル410aと圧電振動素子410bとを有
するノズル410を8個並びに後述するインク供給系SKI
から供給されるインクが貯留されるインク室411を有し
ている。ヘッドユニットUH においては、各吐出ノズル
410aから吐出されるインク滴に起因する濃度ムラを防
ぐため、吐出される各インク滴の体積差が、隣接する吐
出ノズル 410a間において±5%以内、好ましくは、3
%以内となるように、コンティニュアス型においては圧
電振動素子410bの駆動周波数あるいはノズル形状を、
またオンデマンド型においては各圧電振動素子 410bへ
の供給電圧によって高精度に制御されている。また、各
ヘッドユニットUH は、ラインヘッド40として組み上
げて配置した後でも、個別に取り外して交換することが
できる。
【0030】ここで、図9に示したように、吐出ノズル
410aから吐出されたインク滴DIKは、荷電電極43で
電荷を付与された後、偏向電極44によって偏向されて
布帛Cに付着する。電極部42は、荷電電極43と偏向
電極44とを備え、図7に示すように、固定板42bに
荷電電極43の基板43aと偏向電極44が固定されて
いる。
【0031】荷電電極43は、ヘッドユニットUHの各
吐出ノズル410aから吐出されたインク滴に電荷を付与
する電極で、図8及び図9に示すように、複数の吐出ノ
ズル410 aの下部に同数配置されている。荷電電極43
は、電気絶縁性の合成樹脂からなる基板43a上に電極
となる複数の銅箔パターン43bを積層形成したもので
(図7参照)、各ヘッドユニットUH ごとに一体成形さ
れている。各銅箔パターン43bは、ヘッドユニットU
Hの各吐出ノズル410aからインクを吐出させた状態であ
っても荷電電極43のメンテナンスが可能なように、平
面視U字形に成形されている。
【0032】偏向電極44は、荷電電極43で帯電され
たインク滴を偏向させる電極で、図8及び図9に示すよ
うに、複数の電極対を有し、荷電電極43の下部に配置
されている。また、荷電電極43と偏向電極44は、同
一固定部材に取り付けられている。偏向電極44は、各
吐出ノズル 410aと対応する位置に、グランド側電極4
4aと高圧側電極44bとの電極対が配置され、一方の
電極を隣接する吐出ノズル 410aの電極と共用してい
る。また、偏向電極44は、下部に絶縁カバー49が着
脱自在に取り付けられている。
【0033】絶縁カバー49は、偏向電極44やヘッド
部41の固定板41b下部にインクミストが付着して生
ずる短絡を防止する。即ち、ヘッドユニットUH の各吐
出ノズル 410aから吐出されたインク滴は、ガター47
に衝突したときに一部がインクミストとなって飛散し、
近傍の偏向電極44に付着する。このため、偏向電極4
4の下部に絶縁カバー49を取り付けることによって、
偏向電極44へのインクミストの付着を防ぎ、インクミ
ストに起因するグランド側電極44aと高圧側電極44
bとの間の短絡を防止している。
【0034】キャップ部45は、図7に示すように、布
帛Cの搬送方向から見てヘッド部41の下流側近傍のワ
イプ部46の上方に、矢印で示す方向に移動自在に配置
されている。キャップ部45は、図中矢印で示したよう
に、本体45aが布帛Cの搬送方向に沿って前進あるい
は後退し、後述するキャップポジションにおいて、図1
2に示すように、ヘッドユニットUH の下部全体にキャ
ップ45bを被せる。キャップ45bは、図12及び図
13に示すように、底面を傾斜させてインク溜めHIKが
形成され、周縁には断面三角形のシール45cが取り付
けられている。従って、キャップ45bは、シール45
cが三角形の頂点でヘッドユニットUHの下部に接触す
るので、低荷重で確実なシールが可能である。
【0035】ワイプ部46は、図7に示したように、布
帛Cの搬送方向から見てヘッド部41の下流側近傍のキ
ャップ部45の下方に、矢印で示す方向に移動自在に配
置されている。ワイプ部46は、図中矢印で示したよう
に、本体46aが布帛Cの搬送方向に沿って前進あるい
は後退し、後述するワイプポジションにおいて、図15
に示すように、ワイパ46bがヘッドユニットUH 下面
の吐出ノズル表面を拭う。従って、ワイパ46bは、図
14に示すように、全てのヘッドユニットUHを1度に
拭うことができるように、布帛Cの幅以上の長さに設定
する。
【0036】ガター47は、プリントに供されなかった
インク滴を捕集する手段で、偏向電極44の各電極対ご
とに設けられている。ガター47は、図11に示すよう
に、インク滴を捕集する捕集部47aと、捕集部47a
に捕集されたインクを丸溝47bへ案内するスリット状
の流路47cとを有している。ガター47は、ヘッドユ
ニットUH の対応する吐出ノズル 410aに対して常に同
一位置を保持するように、図7に示すように、捕集部4
7aの先端側が高くなるようにして、丸溝47b側でヘ
ッド部41の固定板41bに取り付けられる。このと
き、ガター47は、固定板41bに取り付けることで、
偏向電極44のグランド側電極44aと同電位となる。
従って、ガター47は、偏向電極44の高圧側電極44
bとの間で短絡を防ぐため、グランド側電極44aの下
方に配置する。
【0037】インク回収手段48は、ヘッド部41の固
定板41b下部に取り付けられてガター47の下方に布
帛Cの幅以上に配置され、各ガター47で捕集され、流
路47cによって丸溝47bへと案内され、滴下したイ
ンクを回収する。インク回収手段48は、回収樋48
a、支持部材48b及び回収樋48aを支持部材48b
と共に布帛Cの搬送方向に沿って移動させるリニアブッ
シュ48cを有している。回収樋48aは、幅方向の一
方に回収口(図示せず)が設けられ、この回収口側を低
くして配置され、回収口から図示しない吸引手段によっ
て回収インクを吸引して回収する。ここで、この回収口
は、インク滴の飛翔経路と空間的に交差しない位置及び
向きに配置する。また、回収樋48aは、プリント待機
時(偏向電源をOFFにし、未偏向インクを回収してい
る時)には、図7に示す位置に配置され、プリント時に
はインク滴を回収しないように、図示しない駆動手段と
リニアブッシュ48cによって図中右方へ移動される。
【0038】ラインヘッド40は、図2に示すように、
プリント装置1側に設けたレール1a,1aに矢印で示
す方向に引き出し自在に吊り下げられている。従って、
各ラインヘッド40は、プリント部4のメンテナンスに
際して個々に引き出したり、使用するインクを交換する
ことができ、また、搬送ベルト3bの交換の際にも全ラ
インヘッド40を引き出した状態で作業することができ
る。このとき、各ラインヘッド40は、元の位置に戻し
た状態の位置再現性は充分考慮されている。
【0039】また、ラインヘッド40は、インクの温度
が描画される絵柄等の安定性に影響することから、外部
に設置したエアコンディショナーによって温度及び湿度
が管理された空気が一方の導入口から供給され、他方の
導出口から引き出し方向に排出されるように構成されて
いる。このとき、この空気は、インク滴の飛翔経路にお
ける流速を20cm/sec.以下に設定する。
【0040】更に、ラインヘッド40は、種々の生地を
プリント処理することから、プリント処理する生地の厚
さに応じて生地との間隔、即ち、高さ調整が可能なよう
に、図3に示すように、プリント装置1側の調整台1b
との間に調整手段としてスペーサ1cが配置され、スペ
ーサ1cを生地の厚さに応じて異なる厚さのものに交換
する。この場合、スペーサ1cに代えてエアシリンダを
使用することも可能である。インク供給系 図4に示すインク供給系SIKは、各ラインヘッド40に
色別のインクを供給する供給系で、インクタンクTIK、
ギヤポンプPG、フィルタFM,FLC及び熱交換器HEX等
を備え、図中点線で示す部分がプリント部4に対応する
部分である。
【0041】インク供給系SIKにおいては、インクタン
クTIK内のインクをギヤポンプPGでラインヘッド40
の各吐出ノズルへ圧送するが、前記吐出ノズルを詰まら
せたり、インクの吐出方向を狂わせる原因となるインク
中のゴミ等をフィルタFM,FLCで除去する。インクタ
ンクTIKには外部からインクが供給される。このとき、
コンティニュアス型インクジェット方式のプリント装置
においては、吐出ノズルから吐出されるインクの吐出量
の安定性が装置全体の安定性に最も大きく関係する。従
って、本発明のプリント装置1においては、吐出ノズル
から吐出されるインクの流量を一定に保持するように制
御する必要がある。
【0042】しかし、コンティニュアス型インクジェッ
ト方式においては、インク流量が小さいことから安価な
手段によって精度よく測定することが難しい。このた
め、本発明のプリント装置においては、インク供給系S
IKにおけるインクの供給圧力をギヤポンプPG で制御
し、更にインク温度、従って粘度を制御することとし
た。具体的には、インク供給系SIKに温度計(図示せ
ず)を取り付け、測定したインク温度に基づいてインク
が所定の粘度となるように、熱交換器HEXでインクを加
熱又は冷却する。
【0043】また、布帛Cへ描画する絵柄等によって
は、いわゆるCYMK(シアン,黄色,マゼンタ,黒)
では再現し得ない蛍光色を使用する必要がある。このた
め、蛍光色を使用する場合には、図示のように外部から
洗浄液を供給してインク供給系SIKを洗浄する。この場
合、各ラインヘッド40のインク供給系SIKは、図16
に示すように、インク交換を短時間で行うことができる
ように、インクタンクTIKと洗浄液タンクTWLをそれぞ
れ複数設ける。ラインヘッドの作動 プリント装置1においては、それぞれのラインヘッド4
0において、ヘッド部41、電極部42、キャップ部4
5及びワイプ部46が、プリント状態に応じて以下のよ
うに種々に位置決めされる。ここで、プリント装置1に
おいては、8つのラインヘッド40から色別のインクが
吐出されて予めデザインされた所定の絵柄等が描画され
るが、各ラインヘッド40における作動は同一であるの
で、説明の簡単のため単一のラインヘッド40について
説明する。
【0044】先ず、スイッチオンによりプリント装置1
を立ち上げて装置が安定するまでの間、各ラインヘッド
40は、図5(a),(b)に示す待機ポジションにお
いて、ヘッド部41が下部に移動し、電極部42の支持
部材42a、キャップ部45の本体45a及びワイプ部
46の本体46aは、布帛Cの搬送方向において各ガイ
ドシャフトSE,SC,SWのヘッド部41下流側の待機位
置側に移動している。このとき、ヘッド部41において
は、多数の吐出ノズルからインクが連続的に吐出されて
いる。
【0045】ここで、図5(a),(c)は、ラインヘ
ッド40を布帛Cの搬送方向から見た正面図、図5
(b),(d)はラインヘッド40を引き出し方向から
見た側面図で、矢印は布帛Cの搬送方向を示し、これら
は図6においても同様である。次に、ワイプポジション
においては、図5(c)、(d)に示すように、ヘッド
部41の支持部材41aがスライドシャフトSH,SHに
沿ってワイプポジションへ移動した後に、ワイプ部46
の本体46aがスライドシャフトSW,SWに沿って前進
する。これにより、図15に示すようにワイパ46bが
移動してヘッドユニットUH の多数の吐出ノズル表面か
らインクを拭い取り、表面に付着したインクによる吐出
方向の狂いを矯正する。このとき、電極部42及びキャ
ップ部45は、図5(d)に示したように、待機位置側
に移動している。
【0046】次いで、プリントポジションにおいては、
図6(a),(b)に示すように、ワイプ部46が待機
位置側に移動した後に、ヘッド部41がプリントポジシ
ョンまで下降し、電極部42がヘッド部41の直下まで
前進する。そして、予め画像データ格納部に格納された
画像データに基づいて、ヘッド部41の多数の吐出ノズ
ルから吐出されたインク滴の飛翔方向を電極部42によ
って制御しながら、布帛Cに所定の絵柄を描画する。こ
のとき、ヘッド部41及び電極部42は、より正確に色
合いや質感を再現した品質の優れたプリント製品を得る
ために、高精度で位置決めしておくことはいうまでもな
い。
【0047】このようにして、布帛Cへの描画が終了し
たら、図6(c),(d)に示すキャップポジションに
切り替わり、電極部42が待機位置側に移動した後に、
ヘッド部41が上昇する。そして、各ヘッドユニットU
H は、図12に示すように、下部全体が前進してきたキ
ャップ部45のキャップ45bによって覆われる。これ
により、ヘッド部41においては、インクジェットヘッ
ドの最大の問題点である、プリント停止時におけるイン
ク乾燥に起因する各吐出ノズルの目詰まりが解消され
る。ラインヘッドの安定運転 プリント装置1において常時安定して高品位のプリント
製品を製造するためには、特にラインヘッド40から吐
出されたインク滴が布帛C(プリント媒体)上の目的と
する位置に付着するように制御する必要がある。
【0048】インクジェット方式は、その原理から想像
できるように、以下のような不具合を有している。即
ち、 1. 吐出ノズルにおけるインクの吐出方向が変化する
と、その吐出ノズルの描画範囲がずれてしまう。 2. 吐出ノズルにおけるインクの吐出速度が変化する
と、吐出されたインクがインク滴に切断されるインク滴
の切断位相が変化してしまう。
【0049】3. 吐出ノズルにおけるインクの吐出速度
が変化すると、その吐出ノズルの描画幅が変化してしま
う。 このため、前記のように、ラインヘッド40の吐出ノズ
ルを詰まらせたり、インクの吐出方向を狂わせる原因と
なるインク中のゴミ等を除去するフィルタFM,FLCを
インク供給系SIKに配置している。また、インクの吐出
速度が変化しないように、インク供給系SIKにおいて
は、前記のように、インクの供給圧力をギヤポンプPG
で高精度に制御することはもちろんのこと、インクの温
度や粘度等を制御し、インクの吐出流量、つまりインク
滴の液滴速度を一定の目標速度に制御している。
【0050】しかし、上記のような制御を行っているに
もかかわらず、ラインヘッド40においては、一旦イン
クの吐出を停止し、再度インクの吐出を開始したとき
に、僅かではあるが吐出ノズルにおけるインクの吐出方
向が変化する。また、インクの種類によっては、吐出ノ
ズルの出口近辺にインクの小さな塊が発生する等によ
り、吐出方向が僅かずつ変化することが一般的である。
【0051】このため、プリント装置1においては、運
転開始時及び一定時間経過毎にインクの吐出状況を観測
し、フィードバック制御することにより、インク滴が適
正位置に付着するように自動調整している。この自動調
整は、各ラインヘッド40によってフィルム上にテスト
パターンを描画し、このテストパターンをCCDカメラ
で読み取って画像処理し、この画像処理した情報を各種
制御情報として各ラインヘッド40の作動をフィードバ
ック制御して行うものである。画像データの流れ 前記データ作成・編集部で作成された絵柄等に関する画
像データは、前記色調整部でラインヘッド40毎の所定
色の画像データに分解され、吐出ノズル毎の画像データ
に分割された後、各吐出ノズルに設けた前記画像データ
格納部に格納される。
【0052】布帛Cへの描画に際しては、各画像データ
格納部に格納された画像データに基づいて吐出ノズルか
ら吐出されるインク滴によって絵柄等が描画される。こ
のとき、各画像データ格納部に格納された画像データを
繰り返し使用すれば、同一パターンの絵柄等が繰り返し
描画された布帛Cを作成することができる。色合わせ プリント装置1は、所定ピッチ、例えば、1,000 mmピ
ッチで配列した8つのラインヘッド40によって色別の
インクを吐出しながら布帛Cに絵柄等を描画する。この
ため、プリント装置1は、最初のラインヘッド40と最
後のラインヘッド40との距離が7,000 mmにもなる。
従って、プリント装置1は、搬送ベルト3bによる布帛
Cの搬送量が不安定で変動すると、描画された絵柄等に
色ずれが生じ、プリント製品としての品質が低下してし
まう。
【0053】このような色ずれを防ぐ手段としては、通
常、搬送ベルト3bの移動量、従って搬送量をエンコー
ダ等の検出手段で所定時間間隔毎に検出して、搬送量の
変動量をカウントする方式が一般的である。しかし、搬
送ベルト3bの伸びや、最初と最後のラインヘッド40
との間の距離が大きすぎることから、エンコーダ等の検
出手段を用いた色合わせは、精度の向上が困難である。
【0054】そこで、プリント装置1では、高精度の色
合わせを行うために、搬送方向最上流のラインヘッド4
0で布帛Cに所定のマークを所定ピッチでプリントし、
これらのマークを下流側に配置された他の各ラインヘッ
ド40に設けた検出手段でマーク信号として検出する。
そして、この検出したマーク信号に基づいて遅延回路を
作動させて搬送ベルト3bによる布帛Cの搬送量を制御
することで、プリント装置1は高精度な色合わせを達成
している。
【0055】尚、上記実施形態においては、インクジェ
ット方式がコンティニュアス型の場合について説明した
が、本発明はオンデマンド型のインクジェット方式でも
使用可能なことは言うまでもない。
【0056】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、プリントに要する時間の短縮が可能で、多数の
ノズルを高精度に制御でき、メンテナンス性に優れたプ
リント装置を提供することができる。このとき、請求項
2のプリント装置によれば、前記各ヘッドユニットは、
複数ユニット配置後でも個別に交換可能とするので、各
ヘッドユニットの管理が容易になる。
【0057】また、請求項3又は4のプリント装置によ
れば、前記インクジェット方式をオンデマンド型あるい
はコンティニュアス型とするので、いずれのタイプのプ
リント装置にも使用することができる。更に、請求項5
のプリント装置によれば、前記各ヘッドユニットの吐出
ノズルは、隣接する吐出ノズル間において、吐出される
各インク滴の体積差を±5%以内に制御するので、描画
むらが発生せず、プリント精度を高い精度で管理するこ
とができる。請求項6のプリント装置によれば、前記各
ヘッドユニットの複数の吐出ノズルと同数の荷電電極を
有し、該複数の荷電電極を、電気絶縁性部材に前記各ヘ
ッドユニットごとに一体成形するので、ヘッドユニット
ごとに管理することができる。
【0058】請求項7及び8のプリント装置によれば、
前記複数の荷電電極を、導電性パターンによって形成
し、銅箔とするので、荷電電極を容易に作成することが
できる。請求項9のプリント装置によれば、前記荷電電
極で帯電されたインク滴を偏向させる複数の電極対から
なる偏向電極を有し、当該偏向電極の前記プリント媒体
側に絶縁部材を配置するので、インクミストに起因する
短絡を防止することができる。
【0059】請求項10のプリント装置によれば、前記
複数の電極対は、いずれか一方の電極を隣接する電極対
と共用するので、電極の数を低減でき、従って偏向電極
を小型化できる。請求項11及び12のプリント装置に
よれば、前記偏向電極には、前記各電極対ごとにプリン
トに供されなかったインク滴を捕集する捕集手段を配置
し、前記捕集手段にインクの捕集部と流路とを設けるの
で、インク滴を効率良く回収することができる。
【0060】請求項13のプリント装置によれば、前記
捕集手段は、前記各電極対のグランド側と前記プリント
媒体との間に配置するので、偏向電極の高圧側電極との
間の短絡を防止できる。請求項14のプリント装置によ
れば、前記プリント媒体を布帛とするので、種々の幅の
布帛にプリントを施すことができる。
【0061】請求項15のプリント装置によれば、前記
複数ユニット配置されたヘッドユニットを色数分複数列
配列するので、カラープリントに利用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプリント装置の概略構成を示す斜視図
である。
【図2】図1のプリント装置のラインヘッドの引き出し
機構を説明する斜視図である。
【図3】図1のプリント装置におけるラインヘッドの調
整手段を示す側面図である。
【図4】図1のプリント装置におけるインク供給系の構
成図である。
【図5】図1のプリント装置において、ラインヘッドの
待機ポジション及びワイピングポジションにおけるヘッ
ド部、電極部、キャップ部及びワイプ部の作動を示す作
動図である。
【図6】同じく、ラインヘッドのプリントポジション及
びキャップポジションにおけるヘッド部、電極部、キャ
ップ部及びワイプ部の作動を示す作動図である。
【図7】図1のプリント装置におけるラインヘッドをプ
リント媒体の搬送方向側面から見た側面図である。
【図8】図7のラインヘッドをプリント媒体の搬送方向
から見た正面図である。
【図9】図7において1つのヘッドユニット単位で見た
ラインヘッドの正面図である。
【図10】図7のラインヘッドから電源部を除いて見た
場合の側面図である。
【図11】図7のラインヘッドにおけるガターの斜視図
である。
【図12】図7のラインヘッドにおいてヘッドユニット
にキャップ部のキャップを被せた状態を示す正面図であ
る。
【図13】図7のヘッドユニットにおけるキャップの斜
視図である。
【図14】複数のヘッドユニットにワイプ部を移動した
状態を示す正面図である。
【図15】図14のヘッドユニットをワイプ部のワイパ
で拭っている状態を示す側面図である。
【図16】インクタンクTIKと洗浄液タンクTWLをそれ
ぞれ複数設けた各ラインヘッドのインク供給系の構成図
である。
【符号の説明】
1 プリント装置 1c スペーサ(調整手段) 2 導入部 2a 箱 3 搬送部 3a ロール 3b 搬送ベルト 3c 塗布ロール 3d ブラシロール 3e 押圧ロール 4 プリント部 5 予備乾燥部 5a テンションロール 6 乾燥部 7 振り落とし部 40 ラインヘッド 41 ヘッド部 42 電極部 43 荷電電極 44 偏向電極 45 キャップ部 45b キャップ 46 ワイプ部 46b ワイパ 47 ガター 47a 捕集部 47c 流路 48 インク回収手段 48a 回収樋 48c リニアブッシュ 49 絶縁カバー 410 ノズル 410a 吐出ノズル 410b 圧電振動素子 411 インク室 C 布帛(プリント媒体) FM,FLC フィルタ HEX 熱交換器 PG ギヤポンプ SIK インク供給系 TIK インクタンク TWL 洗浄液タンク UH ヘッドユニット

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクジェット方式の吐出ノズルから吐
    出されるインク滴によってプリント媒体をプリントする
    プリント装置であって、前記吐出ノズルが直線状に複数
    並べられたヘッドユニットを有し、該ヘッドユニットは
    前記プリント媒体の幅以上の幅にわたって幅方向に複数
    ユニット配置されていることを特徴とするプリント装
    置。
  2. 【請求項2】 前記各ヘッドユニットは、複数ユニット
    配置後でも個別に交換可能である、請求項1のプリント
    装置。
  3. 【請求項3】 前記インクジェット方式がオンデマンド
    型である、請求項1又は2のプリント装置。
  4. 【請求項4】 前記インクジェット方式がコンティニュ
    アス型である、請求項1又は2のプリント装置。
  5. 【請求項5】 前記各ヘッドユニットの吐出ノズルは、
    隣接する吐出ノズル間において、吐出される各インク滴
    の体積差が±5%以内に制御されている、請求項1乃至
    4いずれかのプリント装置。
  6. 【請求項6】 前記各ヘッドユニットの複数の吐出ノズ
    ルと同数の荷電電極を有し、該複数の荷電電極は、電気
    絶縁性部材に前記各ヘッドユニットごとに一体成形され
    ている、請求項4のプリント装置。
  7. 【請求項7】 前記複数の荷電電極は、導電性パターン
    によって形成されている、請求項6のプリント装置。
  8. 【請求項8】 前記複数の荷電電極が銅箔である、請求
    項7のプリント装置。
  9. 【請求項9】 更に、前記荷電電極で帯電されたインク
    滴を偏向させる複数の電極対からなる偏向電極を有し、
    当該偏向電極の前記プリント媒体側に絶縁部材が配置さ
    れている、請求項4乃至8いずれかのプリント装置。
  10. 【請求項10】 前記複数の電極対は、いずれか一方の
    電極を隣接する電極対と共用する、請求項4乃至9いず
    れかのプリント装置。
  11. 【請求項11】 更に、前記偏向電極は、前記各電極対
    ごとにプリントに供されなかったインク滴を捕集する捕
    集手段が配置されている、請求項4乃至10いずれかの
    プリント装置。
  12. 【請求項12】 前記捕集手段は、インクの捕集部と流
    路とが設けられている、請求項4乃至11のプリント装
    置。
  13. 【請求項13】 前記捕集手段は、前記各電極対のグラ
    ンド側と前記プリント媒体との間に配置されている、請
    求項4乃至12のプリント装置。
  14. 【請求項14】 前記プリント媒体が布帛である、請求
    項1乃至13いずれかのプリント装置。
  15. 【請求項15】 前記複数ユニット配置されたヘッドユ
    ニットが色数分複数列配列されている、請求項1乃至1
    4いずれかのプリント装置。
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