JPH09239968A - プリント装置及びプリント製品の製造方法 - Google Patents

プリント装置及びプリント製品の製造方法

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JPH09239968A
JPH09239968A JP8049113A JP4911396A JPH09239968A JP H09239968 A JPH09239968 A JP H09239968A JP 8049113 A JP8049113 A JP 8049113A JP 4911396 A JP4911396 A JP 4911396A JP H09239968 A JPH09239968 A JP H09239968A
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JP
Japan
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print medium
printing
unit
printing apparatus
ink
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Application number
JP8049113A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Tamura
佳弘 田村
Takashi Yoshiyama
高史 吉山
Tokuo Hisada
徳夫 久田
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリントに要する時間の短縮が可能で、多数
のノズルを高精度に制御でき、信頼性に優れたプリント
装置及びプリント製品の製造方法を提供する。 【解決手段】 しわ伸ばしと幅方向位置合わせとを行い
ながらプリント媒体Cを導入する導入部2、導入部に隣
接配置され、プリント媒体をベルトで搬送する搬送部
3、プリント媒体に対して対向配置され、色数分の複数
列のラインヘッド40を有するプリント部4及びプリント
部のプリント媒体搬送方向下流側に配置され、プリント
後のプリント媒体を乾燥する乾燥部6を備えたプリント
装置1及びプリント製品の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート状のプリン
ト媒体にプリントを施すプリント装置及びプリント製品
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】シート
状のプリント媒体に絵柄や文字等を描画する手段とし
て、従来のスクリーンプリントに代わって柄の決定から
出来上がりまでの時間を短縮可能、色や柄の変更が容
易、更には多品種少量生産が可能である等の多くのメリ
ットを有するインクジェット方式が採用されるようにな
ってきた。
【0003】しかしながら、インクジェット方式におい
ては、吐出ノズルからインク滴を吐出させてプリント媒
体に絵柄等を描画する。このため、シート状の大型プリ
ント媒体に適用する場合、従来の吐出ノズルでは描画に
長時間を要するという問題があり、多数の吐出ノズルを
配列した複数のノズル列を必要としていた。また、品質
に優れたプリント製品を得るためには、各ノズル列の多
数の吐出ノズルを色別に高精度に制御する必要がある
が、必ずしもかかる要求を満たすものではなかった。
【0004】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、プリントに要する時間の短縮が可能で、多数のノズ
ルを高精度に制御でき、信頼性に優れたプリント装置及
びプリント製品の製造方法を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明のプリント装置によれば、しわ伸ばしと幅方向位
置合わせとを行いながらプリント媒体を導入する導入
部、該導入部に隣接配置され、前記プリント媒体をベル
トで搬送する搬送部、前記プリント媒体に対して対向配
置され、色数分の複数列のラインヘッドを有するプリン
ト部及び該プリント部の前記プリント媒体搬送方向下流
側に配置され、プリント後の前記プリント媒体を乾燥す
る乾燥部を備えた構成としたものである。
【0006】好ましくは、前記各列のラインヘッドは、
前記プリント媒体の幅方向に引き出すガイドレールを有
している構成とする。また好ましくは、前記各列のライ
ンヘッドは、前記プリント媒体の厚さに応じて厚さ方向
の位置を調整する調整手段が設けられている構成とす
る。更に好ましくは、前記各列のラインヘッドは、イン
クジェット方式による多数の吐出ノズルと、インクの温
度制御部とが設けられている構成とする。
【0007】好ましくは、前記各列のラインヘッドは、
内部の温度・湿度が制御されている構成とする。また好
ましくは、前記各列のラインヘッドは、一方に温度・湿
度が制御された空気の導入口が、他方に導入した空気の
排出口を有する構成とする。更に好ましくは、前記各列
のラインヘッドは、前記導入口から排出口へと流れる空
気の流速を、インク滴の飛翔経路において20cm/sec.
以下に設定する。
【0008】好ましくは、前記複数の吐出ノズルは連続
吐出帯電制御型で、インク滴の偏向方向が前記プリント
媒体の搬送方向に対して交差する方向とする。また好ま
しくは、前記プリント部と乾燥部との間に、前記プリン
ト媒体上のインク滴の位置をプリント幅全体に亘って読
み取る読取部を設ける。更に好ましくは、前記乾燥部の
前記プリント媒体の搬送方向上流側にプレヒータを設け
る。
【0009】好ましくは、前記プリント媒体を布帛とす
る。また好ましくは、前記搬送部は、前記ベルト表面に
接着剤を塗布する塗布手段が設けられている構成とす
る。更に好ましくは、前記複数の吐出ノズルは、インク
滴の吐出方向を前記プリント媒体の面に対して実質的に
垂直とする。
【0010】好ましくは、前記プリント部は各吐出ノズ
ル毎に画像情報の記憶手段を有する構成とする。また好
ましくは、画像データを作成するデータ作成・編集手段
を備え、前記各吐出ノズルの駆動手段との間で光通信に
より画像データを伝送する構成とする。更に好ましく
は、前記プリント部は、前記プリント媒体の搬送方向最
上流から2番目以降の前記各列のラインヘッドに、最上
流のラインヘッドが前記プリント媒体にプリントした所
定のマークを検出する検出手段がそれぞれ設けられてい
る構成とする。
【0011】一方、上記目的を達成するため本発明のプ
リント製品の製造方法によれば、しわ伸ばしと幅方向位
置合わせとを行いながらプリント媒体をベルトに載置
し、該ベルトにより前記プリント媒体を搬送しながら色
数分の複数列のラインヘッドによりインク滴を吐出しな
がら前記プリント媒体に絵柄をプリントし、プリント済
みのプリント媒体を乾燥させる構成としたものである。
【0012】好ましくは、前記インク滴を、前記プリン
ト媒体の幅方向に多数の吐出ノズルをユニット化して配
置した複数のラインヘッドのそれぞれから色別に吐出さ
せる。また好ましくは、プリント環境の温度及び湿度を
制御しながらプリント媒体をプリントする。
【0013】更に好ましくは、前記各列のラインヘッド
から吐出されるインク滴の位置をプリント幅全体に亘っ
て読み取り、インク滴の位置を自動調整する。好ましく
は、インク滴を前記プリント媒体の面に実質的に垂直方
向から吐出させる。また好ましくは、前記各列のライン
ヘッドの各吐出ノズル毎に画像データを記憶させてお
く。
【0014】更に好ましくは、画像データを前記各吐出
ノズルの駆動手段との間で光通信により送受信する。好
ましくは、前記複数列のラインヘッドの前記プリント媒
体搬送方向の最上流のラインヘッドがプリントした所定
のマークを下流側の前記各列のラインヘッドでそれぞれ
検出し、当該マークを基準として前記プリント媒体の送
り量を制御する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
乃至図6に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の
プリント製品の製造方法を適用したプリント装置の概略
構成を示す斜視図である。プリント装置1は、導入部
2、搬送部3、プリント部4、予備乾燥部5、乾燥部6
及び振り落とし部7の他、図示しないデータ作成・編集
部、色調整部、画像データ格納部及び定着部を備えてい
る。
【0016】導入部2は、図1に示すように、シート状
のプリント媒体、例えば、ロール状あるいは箱2aに収
容された布帛Cを、複数のロール2bにより少なくとも
しわ伸ばしと搬送方向中央に位置決めするセンタリン
グ、更には布目矯正や両端(布帛Cの両耳)のカール是
正等を行いながら搬送部3の所定位置に導入する部分で
ある。布帛Cは、絵柄や文字等の描画処理における品位
を維持するために、予め薬品によるにじみ防止処理等が
施される。
【0017】搬送部3は、導入部2に隣接配置され、ロ
ール3a,3a間に掛け渡した搬送ベルト3b、複数段
の接着剤塗布ロール3c及び複数のブラシロール(ベル
ト面洗浄)3dを有し、導入部2から導入された布帛C
を搬送ベルト3bによってプリント部4側へと搬送する
部分である。搬送部3は、複数段の塗布ロール3cによ
って接着剤を搬送ベルト3bに塗布し、導入部2から導
入された布帛Cを押圧ロール3eで搬送ベルト3bに押
圧して張り付け、この状態で搬送する。接着剤は、水性
や油性のものが用いられる。複数のブラシロール3d
は、搬送ベルト3b上の汚れを除去する際に使用され
る。搬送部3においては、布帛Cを搬送ベルト3bに張
り付けた状態が布帛Cの定常状態であるように、布帛C
の張力の調整、蛇行の調整並びに布目の調整を行う。
【0018】ここで、布帛Cが伸縮性の強い生地の場
合、張力が不均一な状態で搬送ベルト3bに張り付ける
と、布帛Cが搬送ベルト3bから剥がれたり、プリント
された布帛Cを搬送ベルト3bから外したときに、円形
の絵柄が楕円形となる等、描画に歪みが生じてしまう。
また、蛇行は、極端な場合には布帛Cが搬送ベルト3b
から外れたり、布目と布帛Cの絵柄とが不揃いとなり、
裁断・縫製工程で支障を来すので避ける必要がある。更
に、本発明のプリント装置1においては、従来のスクリ
ーンプリント装置に比べると、プリント工程において布
帛Cは搬送ベルト3bを除く他の部材と非接触である。
このため、接着剤は、搬送時に布帛Cが搬送ベルト3b
から動かない相対位置が保持される程度の接着力があれ
ば充分で、接着力はあまり必要ではない。
【0019】プリント部4は、連続吐出帯電制御型イン
クジェット方式によって布帛Cに絵柄や文字等を描画す
る部分で、布帛Cの搬送方向に直交させて搬送ベルト3
bの全幅に亘って対向配置され、使用するインクの色数
に対応した8列のラインヘッド40を有している。ここ
で、ラインヘッド40は、後に詳しく説明する。また、
ラインヘッド40は、本実施形態では図1に示すように
8列としたが、色の再現性向上のために、更に多くのラ
インヘッドを用いることも可能である。通常は、例え
ば、シアン(C)、黄色(Y)、マゼンタ(M)及び黒
(K)の4色分のラインヘッド、あるいは更にこれらC
YMKの濃淡を含めた合計8色分のラインヘッドと、絵
柄によってインクを入れ替えするラインヘッドを2つ用
意する等、運用上の工夫は可能である。
【0020】予備乾燥部5は、プリント処理が施された
布帛Cからインク中の蒸発成分をヒータ等によって、少
なくとも20%以上乾燥させる部分である。図1に示し
たように、プリント部4でプリント処理された布帛C
は、プリント部4の下流でテンションロール5aから付
与される張力によって搬送ベルト3bから剥がされる。
このとき、プリント処理された布帛Cは、インク滴中の
蒸発成分が所定量乾燥する前に周囲の部材、例えば、テ
ンションロール5a等に触れるとインクがかすれたり、
混色したりして好ましくないので、このようなかすれ等
を防止する目的で乾燥処理を施す。
【0021】乾燥部6は、予備乾燥部5で乾燥された布
帛Cからインク中の蒸発成分を更に、例えば85%以上
乾燥させる部分である。一方、データ作成・編集部は、
プリント媒体(布帛C)に描画する絵柄や文字等を入力
する入力手段と、入力した絵柄や文字等に関する画像デ
ータを編集する編集手段とを備えたいわゆるCADで、
それぞれのラインヘッド40に設ける後述する画像デー
タ格納部との間で光通信により画像データを伝送する。
【0022】色調整部は、編集された絵柄や文字等に関
する画像データを所定色毎の画像データに色分解する部
分で、前記データ作成・編集部で作成された絵柄等の画
像データに対し、限られた色数のインクでプリント媒体
(布帛C)に描画された絵柄等が、より正確に色合いや
質感を再現するように色毎の画像データを補正する機能
をも有している。
【0023】画像データ格納部は、色分解された画像デ
ータを格納しておくバッファ部分で、最短時間でプリン
ト装置を稼働可能な位置、例えば、各ラインヘッド40
毎に設けられる。一般に、絵柄等に関する画像データ
は、多数のデータの集合体であることから大容量とな
る。画像データ格納部は、装置を稼働していない夜間等
にデータ処理を行い、各種処理データを格納しておくこ
とで、プリント装置全体として大容量の画像データの処
理に要する待ち時間を可能な限り少なくすることを目的
として設けたものである。
【0024】定着部は、プリント媒体(布帛C)に描か
れた絵柄等のインクを洗濯に耐えるように、例えば、加
熱処理等によって定着処理する部分である。以上のよう
に構成されるプリント装置1においては、以下に述べる
プリント製品の製造方法によりプリント製品を製造す
る。先ず、導入部2において、図1に示すように、箱2
aに入った布帛Cを複数のロール2bにより少なくとも
しわ伸ばしとセンタリングとを行いながら搬送部3の所
定位置に導入する。
【0025】搬送部3では、導入部2から導入された布
帛Cを押圧ロール3eで搬送ベルト3bに押圧して張り
付け、搬送ベルト3bによってプリント部4側へと連続
的に搬送する。このとき、搬送ベルト3bには複数段の
接着剤塗布ロール3cによって接着剤が塗布されてい
る。このため、布帛Cは、しわ伸ばしされた状態で搬送
ベルト3bに接着されて搬送されるので、布帛Cが伸縮
性の強い生地であっても、張力が均一な状態で搬送ベル
ト3bに張り付けられ、搬送ベルト3bから剥がれた
り、プリントされた絵柄等に歪みが生じることがない。
【0026】プリント部4においては、連続的に搬送さ
れてくる布帛Cに、搬送方向に直交させて全幅に亘って
対向配置した各ラインヘッド40から所定の色データに
基づくインク滴を色別に塗布し、編集された絵柄や文字
等を布帛Cに描画する。そして、プリント処理された布
帛Cは、テンションロール5aから付与される張力によ
ってプリント部4の下流側で搬送ベルト3bから剥がさ
れ、予備乾燥部5で予備乾燥された後、乾燥部6を経て
インクの定着部へと搬送され、プリント製品となる。こ
こで、布帛Cが搬送ベルト3bから剥がされる位置は、
テンションロール5aから付与される張力により、図1
において搬送方向上流側にも下流側にも任意に変化させ
ることができる。ラインヘッドの構成 ラインヘッド40は、前記のように連続吐出帯電制御型
インクジェット方式に基づくもので、ヘッド部41、電
極部42、キャップ部45及びワイプ部46(図5,6
参照)を有している。
【0027】従来のプリント装置は、プリント媒体(布
帛C)を搬送方向に間歇的に搬送させると共に、インク
ジェットヘッドをプリント媒体の幅方向に移動させて絵
柄等を描画していた。これに対し、プリント部4を布帛
Cの全幅に亘って配置した本発明のプリント装置1は、
従来のプリント装置と異なり、布帛Cを連続的に搬送し
ながら、固定状態の各列のラインヘッド40から各色毎
のインク滴を吐出させて絵柄等を描画することができ、
プリント時間を短縮することができる。
【0028】ヘッド部41は、後述するインク供給系か
ら供給されるインクを複数の吐出ノズルに割り振り、吐
出されたインク柱をインク滴に分裂させる励振手段(圧
電振動素子)を有している。ヘッド部41は、例えば、
吐出ノズルと圧電振動素子とを有する公知のノズルを8
個を単位として組み上げられ、これらの単位を25個ラ
イン状に並べて布帛Cの幅に対応させている。そして、
ヘッド部41は、公知のインクジェットヘッドと同様
に、各偏向電極の下方にガター(図示せず)が配置され
ている。また、ヘッド部41は、搬送ベルト3bの両側
に上下方向に配置されたガイドシャフトSH,SHに支持
部材41aが移動自在に支持されている(図5(a),
(c)、図6(a),(c)参照)。
【0029】電極部42は、前記各吐出ノズルから吐出
されたインク柱がインク滴に分裂する位置に荷電電極
が、荷電電極のインク滴飛翔方向下流側に布帛Cの幅方
向にインク滴を偏向させる偏向電極が、それぞれ配置さ
れ、各電極とも前記ノズルと同様に8個ずつの単位で構
成されている。従って、インク滴の偏向方向は、布帛C
の搬送方向に対して略垂直である。電極部42は、後述
するように、搬送ベルト3bの上方に布帛Cの搬送方向
に沿って配置されたガイドシャフトSE,SEに支持部材
42aがスライド自在に支持されている(図5(b),
(d)、図6(b),(d)参照)。
【0030】キャップ部45は、本体45aとヘッド部
41の下部全体を覆うキャップ45bとを有している。
また、ワイプ部46は、本体46aと、ヘッド部41下
面の吐出ノズル表面を拭うゴムブレード等からなるワイ
パ46bとを有している。ここで、本体45a及び本体
46aは、ガイドシャフトSE,SEと平行に配置された
ガイドシャフトSC,SC及びガイドシャフトSW,SWに
それぞれスライド自在に支持されている(図5(b),
(d)、図6(b),(d)参照)。
【0031】ラインヘッド40は、図2に示すように、
プリント装置1側に設けたレール1a,1aに矢印で示
す方向に引き出し自在に吊り下げられている。従って、
各ラインヘッド40は、プリント部4のメンテナンスに
際して個々に引き出したり、使用するインクを交換する
ことができる。また、搬送ベルト3bの交換の際にも全
ラインヘッド40を引き出した状態で作業することがで
きる。このとき、各ラインヘッド40は、元の位置に戻
した状態の位置再現性は充分考慮されている。
【0032】また、ラインヘッド40は、インクの温度
が描画される絵柄等の安定性に影響することから、外部
に設置したエアコンディショナーによって温度及び湿度
が管理された空気が一方の導入口から供給され、他方の
導出口から引き出し方向に排出されるように構成されて
いる。このとき、この空気は、インク滴の飛翔経路にお
ける流速を20cm/sec.以下に設定する。
【0033】更に、ラインヘッド40は、種々の布帛C
をプリント処理することから、プリント処理する布帛C
の厚さに応じて布帛Cとの間隔、即ち、高さ調整が可能
なように、図3に示すように、プリント装置1側の調整
台1bとの間に調整手段としてスペーサ1cが配置さ
れ、スペーサ1cを布帛Cの厚さに応じて異なる厚さの
ものに交換する。この場合、スペーサ1cに代えてエア
シリンダを使用することも可能である。インク供給系 図4に示すインク供給系SIKは、各ラインヘッド40に
色別のインクを供給する供給系で、インクタンクTIK、
ギヤポンプPG、フィルタFM,FLC及び熱交換器HEX等
を備え、図中点線で示す部分がプリント部4に対応する
部分である。
【0034】インク供給系SIKにおいては、インクタン
クTIK内のインクをギヤポンプPGでラインヘッド40
の各吐出ノズルへ圧送するが、前記吐出ノズルを詰まら
せたり、インクの吐出方向を狂わせる原因となるインク
中のゴミ等をフィルタFM,FLCで除去する。インクタ
ンクTIKには外部からインクが供給される。このとき、
連続型インクジェット方式のプリント装置においては、
吐出ノズルから吐出されるインクの吐出量の安定性が装
置全体の安定性に最も大きく関係する。従って、本発明
のプリント装置1においては、吐出ノズルから吐出され
るインクの流量を一定に保持するように制御する必要が
ある。
【0035】しかし、連続型インクジェット方式におい
ては、インク流量が小さいことから安価な手段によって
精度よく測定することが難しい。このため、本発明のプ
リント装置では、インク供給系SIKにおけるインクの供
給圧力をギヤポンプPG で制御し、更にインク温度、従
って粘度を制御することとした。具体的には、インク供
給系SIKに温度計(図示せず)を取り付け、測定したイ
ンク温度に基づいてインクが所定の粘度となるように、
熱交換器HEXでインクを加熱又は冷却する。
【0036】また、布帛Cへ描画する絵柄等によって
は、いわゆるCYMK(シアン,黄色,マゼンタ,黒)
では再現し得ない蛍光色を使用する必要がある。このた
め、蛍光色を使用する場合には、図示のように外部から
洗浄液を供給してインク供給系SIKを洗浄する。ラインヘッドの作動 プリント装置1においては、それぞれのラインヘッド4
0において、ヘッド部41、電極部42、キャップ部4
5及びワイプ部46が、プリント状態に応じて以下のよ
うに種々に位置決めされる。ここで、プリント装置1に
おいては、8つのラインヘッド40から色別のインクが
吐出されて予めデザインされた所定の絵柄等が描画され
るが、各ラインヘッド40における作動は同一であるの
で、説明の簡単のため単一のラインヘッド40について
説明する。
【0037】先ず、スイッチオンによりプリント装置1
を立ち上げて装置が安定するまでの間、各ラインヘッド
40は、図5(a),(b)に示す待機ポジションにお
いて、ヘッド部41が下部に移動し、電極部42、キャ
ップ部45のキャップ45b及びワイプ部46のワイパ
46bは、待機位置側となる各ガイドシャフトSE,SC,
SW のヘッド部41下流側に移動している。このとき、
ヘッド部41においては、多数の吐出ノズルからインク
が連続的に吐出されている。
【0038】ここで、図5(a),(c)は、ラインヘ
ッド40を布帛Cの搬送方向から見た正面図、図5
(b),(d)はラインヘッド40を引き出し方向から
見た側面図で、図6においても同様である。次に、ワイ
プポジションにおいては、図5(c)、(d)に示すよ
うに、ヘッド部41がガイドシャフトSH,SHに沿って
ワイプポジションへ移動した後に、ワイプ部46のワイ
パ46bがガイドシャフトSW,SWに沿って前進し、ヘ
ッド部41の多数の吐出ノズル表面からインクを拭い取
り、表面に付着したインクによる吐出方向の狂いを矯正
する。このとき、電極部42及びキャップ部45のキャ
ップ45bは、待機位置側に移動している。
【0039】次いで、プリントポジションにおいては、
図6(a),(b)に示すように、ワイパ46bが後退
すると共に、ヘッド部41が待機ポジションまで下降
し、電極部42がヘッド部41の直下まで前進する。そ
して、予め画像データ格納部に格納された画像データに
基づいて、ヘッド部41の多数の吐出ノズルから吐出さ
れたインク滴の飛翔方向を電極部42によって制御しな
がら、布帛Cに所定の絵柄を描画する。このとき、ヘッ
ド部41及び電極部42は、より正確に色合いや質感を
再現した品質の優れたプリント製品を得るために、高精
度で位置決めしておくことはいうまでもない。
【0040】このようにして、布帛Cへの描画が終了し
たら、図6(c),(d)に示すキャップポジションに
切り替わり、電極部42が後退すると共に、ヘッド部4
1が上昇し、ヘッド部41が前進してきたキャップ45
bによって覆われる。これにより、ヘッド部41におい
ては、インクジェットヘッドの最大の問題点である、プ
リント停止時におけるインク乾燥に起因する各吐出ノズ
ルの目詰まりが解消される。ラインヘッドの安定運転 プリント装置1において常時安定して高品位のプリント
製品を製造するためには、特にラインヘッド40から吐
出されたインク滴が布帛C(プリント媒体)上の目的と
する位置に付着するように制御する必要がある。
【0041】インクジェット方式は、その原理から想像
できるように、以下のような不具合を有している。即
ち、 1. 吐出ノズルにおけるインクの吐出方向が変化する
と、その吐出ノズルの描画幅がずれてしまう。 2. 吐出ノズルにおけるインクの吐出速度が変化する
と、吐出されたインクがインク滴に切断されるインク滴
の切断位相が変化してしまう。
【0042】3. 吐出ノズルにおけるインクの吐出速度
が変化すると、その吐出ノズルの描画面積が変化してし
まう。このため、前記のように、ラインヘッド40の吐
出ノズルを詰まらせたり、インクの吐出方向を狂わせる
原因となるインク中のゴミ等を除去するフィルタFM,
FLCをインク供給系SIKに配置している。また、インク
の吐出速度が変化しないように、インク供給系SIKにお
いては、前記のように、インクの供給圧力をギヤポンプ
PG で高精度に制御することはもちろんのこと、インク
の温度や粘度等を制御し、インクの吐出流量、つまりイ
ンク滴の液滴速度を一定の目標速度に制御している。
【0043】しかし、上記のような制御を行っているに
もかかわらず、ラインヘッド40においては、一旦イン
クの吐出を停止し、再度インクの吐出を開始したとき
に、僅かではあるが吐出ノズルにおけるインクの吐出方
向が変化する。また、インクの種類によっては、吐出ノ
ズルの出口近辺にインクの小さな塊が発生する等によ
り、吐出方向が僅かずつ変化することが一般的である。
【0044】このため、プリント装置1においては、運
転開始時及び一定時間経過毎にインクの吐出状況を観測
し、フィードバック制御することにより、インク滴が適
正位置に付着するように自動調整している。この自動調
整は、各ラインヘッド40によってフィルム上にテスト
パターンを描画し、このテストパターンをCCDカメラ
で読み取って画像処理し、この画像処理した情報を各種
制御情報として各ラインヘッド40の作動をフィードバ
ック制御して行うものである。画像データの流れ 前記データ作成・編集部で作成された絵柄等に関する画
像データは、前記色調整部でラインヘッド40毎の所定
色の画像データに分解され、吐出ノズル毎の画像データ
に分割された後、各吐出ノズルに設けた前記画像データ
格納部に格納される。
【0045】布帛Cへの描画に際しては、各画像データ
格納部に格納された画像データに基づいて吐出ノズルか
ら吐出されるインク滴によって絵柄等が描画される。こ
のとき、各画像データ格納部に格納された画像データを
繰り返し使用すれば、同一パターンの絵柄等が繰り返し
描画された布帛Cを作成することができる。色合わせ プリント装置1は、所定ピッチ、例えば、1,000 mmピ
ッチで配列した8つのラインヘッド40によって色別の
インクを吐出しながら布帛Cに絵柄等を描画する。この
ため、プリント装置1は、最初のラインヘッド40と最
後のラインヘッド40との距離が7,000 mmにもなる。
従って、プリント装置1は、搬送ベルト3bによる布帛
Cの搬送量が不安定で変動すると、描画された絵柄等に
色ずれが生じ、プリント製品としての品質が低下してし
まう。
【0046】このような色ずれを防ぐ手段としては、通
常、搬送ベルト3bの移動量、従って搬送量をエンコー
ダ等の検出手段で所定時間間隔毎に検出して、搬送量の
変動量をカウントする方式が一般的である。しかし、搬
送ベルト3bの伸びや、最初と最後のラインヘッド40
との間の距離が大きすぎることから、エンコーダ等の検
出手段を用いた色合わせは、精度の向上が困難である。
【0047】そこで、プリント装置1では、高精度の色
合わせを行うために、搬送方向最上流のラインヘッド4
0で布帛Cに所定のマークを所定ピッチでプリントし、
これらのマークを下流側に配置された他の各ラインヘッ
ド40に設けた検出手段でマーク信号として検出する。
そして、この検出したマーク信号に基づいて遅延回路を
作動させて搬送ベルト3bによる布帛Cの搬送量を制御
することで、プリント装置1は高精度な色合わせを達成
している。
【0048】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、プリントに要する時間の短縮が可能で、多数の
ノズルを高精度に制御でき、信頼性に優れたプリント装
置及びプリント製品の製造方法を提供することができ
る。このとき、請求項2のプリント装置によれば、前記
各列のラインヘッドは、前記プリント媒体の幅方向に引
き出すガイドレールを有しているので、各列のラインヘ
ッドを個々に引き出して着脱することができる。
【0049】また、請求項3のプリント装置によれば、
前記各列のラインヘッドは、前記プリント媒体の厚さに
応じて厚さ方向の位置を調整する調整手段が設けられて
いるので、プリント媒体の厚さに応じて位置を調整する
ことができる。更に、請求項4のプリント装置によれ
ば、前記各列のラインヘッドは、インクジェット方式に
よる多数の吐出ノズルと、インクの温度制御部とが設け
られているので、ラインヘッドを移動させることなくプ
リント媒体のみを一方向に連続的に移動させてプリント
することができる。
【0050】請求項5、6、8のプリント装置によれ
ば、前記各列のラインヘッドは、内部の温度・湿度が制
御されているので、プリント性能が安定しており、特
に、導入口から排出口へと流れる空気の流速を、インク
滴の飛翔経路において20cm/sec.以下に設定する請求
項7のプリント装置によれば、インク滴の飛翔経路を妨
害しないので、プリント性能が一層安定する。
【0051】また、請求項9のプリント装置によれば、
前記プリント部と乾燥部との間に、前記プリント媒体上
のインク滴の位置をプリント幅全体に亘って読み取る読
取部を設けるので、インク滴を適正位置に自動調整する
ことができる。更に、請求項10のプリント装置によれ
ば、前記乾燥部の前記プリント媒体の搬送方向上流側に
プレヒータを設けるので、プリント処理されたプリント
媒体が周囲の部材と干渉したときにインクがにじむこと
を防止できる。
【0052】請求項11のプリント装置によれば、プリ
ント媒体を布帛とするので、プリント媒体の適用範囲が
広がる。また請求項12のプリント装置によれば、前記
搬送部は、前記ベルト表面に接着剤を塗布する塗布手段
が設けられているので、プリント媒体をベルト表面に接
着させて搬送することができる。
【0053】更に請求項13のプリント装置によれば、
前記複数の吐出ノズルのインク滴の吐出方向が前記プリ
ント媒体の面に対して実質的に垂直なので、インク滴の
飛翔状態を安定させることができる。請求項14のプリ
ント装置によれば、前記プリント部は各吐出ノズル毎に
画像情報の記憶手段を有するので、画像データの処理に
伴う待ち時間を短縮することができる。
【0054】また請求項15のプリント装置によれば、
画像データを作成するデータ作成・編集手段を備え、前
記各吐出ノズルの駆動手段との間で光通信により画像デ
ータを伝送するので、画像データを高速で伝送すること
ができる。更に請求項16のプリント装置によれば、前
記プリント部は、前記プリント媒体の搬送方向最上流か
ら2番目以降の前記各列のラインヘッドに、最上流のラ
インヘッドが前記プリント媒体にプリントした所定のマ
ークを検出する検出手段がそれぞれ設けられているの
で、色合わせの精度を向上させることができる。
【0055】一方、請求項18のプリント製品の製造方
法によれば、インク滴をプリント媒体の幅方向に多数の
吐出ノズルをユニット化して配置した複数のラインヘッ
ドのそれぞれ色別に吐出させるので、プリント媒体を搬
送させるだけで広範囲に亘ってプリントすることができ
る。また、請求項19のプリント製品の製造方法によれ
ば、プリント環境の温度及び湿度を制御しながらプリン
ト媒体をプリントするので、プリント性能を安定させる
ことができる。
【0056】更に、請求項20のプリント製品の製造方
法によれば、各列のラインヘッドから吐出されるインク
滴の位置をプリント幅全体に亘って読み取り、インク滴
の位置を自動調整するので、インク滴を適正位置に自動
調整することができる。請求項21のプリント製品の製
造方法によれば、インク滴を前記プリント媒体の面に実
質的に垂直方向から吐出させるので、インク滴の飛翔状
態を安定させることができる。
【0057】また、請求項22のプリント製品の製造方
法によれば、各列のラインヘッドの各吐出ノズル毎に画
像データを記憶させておくので、記憶させた画像データ
を用いて同一パターンのプリントを繰り返すことができ
る。更に、請求項23のプリント製品の製造方法によれ
ば、画像データを前記各吐出ノズルの駆動手段との間で
光通信により送受信するので、画像データを高速で伝送
することができる。
【0058】また、請求項24のプリント製品の製造方
法によれば、複数列のラインヘッドの前記プリント媒体
搬送方向の最上流のラインヘッドがプリントした所定の
マークを下流側の前記各列のラインヘッドでそれぞれ検
出し、当該マークを基準として前記プリント媒体の送り
量を制御するので、色合わせの精度を向上させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプリント製品の製造方法を適用したプ
リント装置の概略構成を示す斜視図である。
【図2】図1のプリント装置のラインヘッドの引き出し
機構を説明する斜視図である。
【図3】図1のプリント装置におけるラインヘッドの調
整手段を示す側面図である。
【図4】図1のプリント装置におけるインク供給系の構
成図である。
【図5】図1のプリント装置において、ラインヘッド4
0の待機ポジション及びワイピングポジションにおける
ヘッド部、電極部、キャップ部及びワイプ部の作動を示
す作動図である。
【図6】同じく、ラインヘッド40のプリントポジショ
ン及びキャップポジションにおけるヘッド部、電極部、
キャップ部及びワイプ部の作動を示す作動図である。
【符号の説明】
1 プリント装置 1c スペーサ(調整手段) 2 導入部 2a 箱 3 搬送部 3a ロール 3b 搬送ベルト 3c 塗布ロール 3d ブラシロール 3e 押圧ロール 4 プリント部 5 予備乾燥部 5a テンションロール 6 乾燥部 7 振り落とし部 40 ラインヘッド 41 ヘッド部 41a ガター 42 電極部 45 キャップ部 45b キャップ 46 ワイプ部 46b ワイパ C 布帛(プリント媒体) FM,FLC フィルタ HEX 熱交換器 PG ギヤポンプ SIK インク供給系 TIK インクタンク

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 しわ伸ばしと幅方向位置合わせとを行い
    ながらプリント媒体を導入する導入部、該導入部に隣接
    配置され、前記プリント媒体をベルトで搬送する搬送
    部、前記プリント媒体に対して対向配置され、色数分の
    複数列のラインヘッドを有するプリント部及び該プリン
    ト部の前記プリント媒体搬送方向下流側に配置され、プ
    リント後の前記プリント媒体を乾燥する乾燥部を備えた
    ことを特徴とするプリント装置。
  2. 【請求項2】 前記各列のラインヘッドは、前記プリン
    ト媒体の幅方向に引き出すガイドレールを有している、
    請求項1のプリント装置。
  3. 【請求項3】 前記各列のラインヘッドは、前記プリン
    ト媒体の厚さに応じて厚さ方向の位置を調整する調整手
    段が設けられている、請求項1又は2のプリント装置。
  4. 【請求項4】 前記各列のラインヘッドは、インクジェ
    ット方式による多数の吐出ノズルと、インクの温度制御
    部とが設けられている、請求項1乃至3いずれかのプリ
    ント装置。
  5. 【請求項5】 前記各列のラインヘッドは、内部の温度
    ・湿度が制御されている、請求項4のプリント装置。
  6. 【請求項6】 前記各列のラインヘッドは、一方に温度
    ・湿度が制御された空気の導入口が、他方に導入した空
    気の排出口を有する、請求項5のプリント装置。
  7. 【請求項7】 前記各列のラインヘッドは、前記導入口
    から排出口へと流れる空気の流速が、インク滴の飛翔経
    路において20cm/sec.以下に設定された、請求項6の
    プリント装置。
  8. 【請求項8】 前記複数の吐出ノズルは連続吐出帯電制
    御型で、インク滴の偏向方向が前記プリント媒体の搬送
    方向に対して交差する方向である、請求項4のプリント
    装置。
  9. 【請求項9】 前記プリント部と乾燥部との間に、前記
    プリント媒体上のインク滴の位置をプリント幅全体に亘
    って読み取る読取部が設けられている、請求項1乃至8
    いずれかのプリント装置。
  10. 【請求項10】 前記乾燥部の前記プリント媒体の搬送
    方向上流側にプレヒータが設けられている、請求項1乃
    至9いずれかのプリント装置。
  11. 【請求項11】 前記プリント媒体が布帛である、請求
    項1乃至10いずれかのプリント装置。
  12. 【請求項12】 前記搬送部は、前記ベルト表面に接着
    剤を塗布する塗布手段が設けられている、請求項1乃至
    11いずれかのプリント装置。
  13. 【請求項13】 前記複数の吐出ノズルは、インク滴の
    吐出方向が前記プリント媒体の面に対して実質的に垂直
    である、請求項4のプリント装置。
  14. 【請求項14】 前記プリント部は各吐出ノズル毎に画
    像情報の記憶手段を有する、請求項1乃至13のプリン
    ト装置。
  15. 【請求項15】 画像データを作成するデータ作成・編
    集手段を備え、前記各吐出ノズルの駆動手段との間で光
    通信により画像データを伝送する、請求項1乃至14の
    プリント装置。
  16. 【請求項16】 前記プリント部は、前記プリント媒体
    の搬送方向最上流から2番目以降の前記各列のラインヘ
    ッドに、最上流のラインヘッドが前記プリント媒体にプ
    リントした所定のマークを検出する検出手段がそれぞれ
    設けられている、請求項1乃至15のプリント装置。
  17. 【請求項17】 しわ伸ばしと幅方向位置合わせとを行
    いながらプリント媒体をベルトに載置し、該ベルトによ
    り前記プリント媒体を搬送しながら色数分の複数列のラ
    インヘッドによりインク滴を吐出しながら前記プリント
    媒体に絵柄をプリントし、プリント済みのプリント媒体
    を乾燥させることを特徴とするプリント製品の製造方
    法。
  18. 【請求項18】 前記インク滴を、前記プリント媒体の
    幅方向に多数の吐出ノズルをユニット化して配置した複
    数列のラインヘッドのそれぞれから色別に吐出させる、
    請求項17のプリント製品の製造方法。
  19. 【請求項19】 プリント環境の温度及び湿度を制御し
    ながらプリント媒体をプリントする、請求項17又は1
    8のプリント製品の製造方法。
  20. 【請求項20】 前記各列のラインヘッドから吐出され
    るインク滴の位置をプリント幅全体に亘って読み取り、
    インク滴の位置を自動調整する、請求項18又は19い
    ずれかのプリント製品の製造方法。
  21. 【請求項21】 インク滴を前記プリント媒体の面に実
    質的に垂直方向から吐出させる、請求項17乃至20い
    ずれかのプリント製品の製造方法。
  22. 【請求項22】 前記各列のラインヘッドの各吐出ノズ
    ル毎に画像データを記憶させておく、請求項18乃至2
    1いずれかのプリント製品の製造方法。
  23. 【請求項23】 画像データを前記各吐出ノズルの駆動
    手段との間で光通信により送受信する、請求項18乃至
    22いずれかのプリント製品の製造方法。
  24. 【請求項24】 前記複数列のラインヘッドの前記プリ
    ント媒体搬送方向の最上流のラインヘッドがプリントし
    た所定のマークを下流側の前記各列のラインヘッドでそ
    れぞれ検出し、当該マークを基準として前記プリント媒
    体の送り量を制御する、請求項18乃至23いずれかの
    プリント製品の製造方法。
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