JPH0890776A - インクジェット記録方法及びインクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録方法及びインクジェット記録装置

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JPH0890776A
JPH0890776A JP6229750A JP22975094A JPH0890776A JP H0890776 A JPH0890776 A JP H0890776A JP 6229750 A JP6229750 A JP 6229750A JP 22975094 A JP22975094 A JP 22975094A JP H0890776 A JPH0890776 A JP H0890776A
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recording
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ejecting
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JP6229750A
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Kazutoshi Fujisawa
和利 藤沢
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    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
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  • Ink Jet (AREA)
  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 インクジェット記録装置で、ドット位置ずれ
の無い高精細の印字を実現させること。 【構成】 記録媒体5にインクジェット印字ヘッド2で
画像を書き込むとき、ヘッド駆動装置6は各ノズルの着
弾時間が概略一致するように調整したヘッド駆動信号を
印字ヘッド2に送りインクを吐出する。着弾時間がほぼ
等しいのでローラ型プラテンであってもドット位置ずれ
の無い印字が実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェット記録方
法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェットプリンタは水性や油性或
いは加熱溶融インクを記録媒体に吐出し像を形成するプ
リンターであるが、臭気・安全性・滲みの面で水系イン
クが主流を占めるに至っている。
【0003】これらインクジェットプリンタの長所とし
ては、 ・プロセスが簡単 ・低騒音 ・カラー化が容易 ・低ランニングコストが可能 以上の特徴を有しており、プリンターとして有望な技術
である。
【0004】更にプリンターとしての印字速度を高める
べく、多ノズル化と高印字周波数化が図られている。
【0005】しかし、多ノズル化はノズル列が長くなっ
たりノズル列数が増えたりするため、構造的に、ノズル
と記録媒体との距離がノズル毎に違いが生じる恐れがあ
る。また、高印字周波数化はキャリッジ移動速度の増加
をもたらす。これら2つのことは吐出したインクドット
の着弾位置にずれを生じさせ、ひいては画質低下の原因
となる。
【0006】そしてこれらの課題を解決する方法とし
て、例えば特開昭59ー70587号公報に発明が示さ
れている。この方法はキャリッジ移動をインク吐出から
次のインク吐出までを高速で行い、インク吐出時はキャ
リッジを停止させるように、キャリッジの間欠移動させ
ることによって、キャリッジ移動によるドット位置ズレ
を無くすものである。
【0007】また、特開昭56−77153号公報に代
表される方法は、一個のノズルを有する複数個のキャリ
ッジを装着し、それぞれのノズルがインク吐出方向等を
機械的に調整できるようにして、キャリッジ移動に関わ
るノズル間のドット位置ずれを無くすようにするもので
ある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ノズルと記録媒体まで
の距離の差や、キャリッジ移動から起こるドット位置の
ズレに対して、キャリッジを間欠移動させる方法では、
停止と加減速を繰り返すことで、キャリッジの平均移動
速度は低下し、結果として印字速度の低下を招くという
欠点を有する。
【0009】また、機械的な調整により着弾位置を一定
にする方法は、機構が複雑化して調整にかなりの労力が
かかる。また、使用中に機構のゆるみやガタなどによっ
て記録位置がずれることがあるという欠点を有する。
【0010】本発明は、上述の観点からなされたもの
で、印字速度を低下させること無く、簡単な調整により
ドットの位置補正を行うことが出来、ドット位置ずれの
無い高精細な印字を得ることのできるインクジェット記
録方法及び、そのためのインクジェット記録装置を実現
することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のインクジェット
記録方法は、印字ヘッドから記録媒体にインク滴を吐出
してインク像を形成し記録するインクジェット記録方法
であり、記録媒体をインク吐出ノズルを有した印字ヘッ
ドと対峙する所定の記録位置に搬入する記録媒体搬入工
程と、前記記録媒体に複数のインク吐出ノズルからイン
ク滴を選択的に吐出しインク像を前記記録媒体に形成す
る記録工程と、インク像が形成された前記記録媒体を排
出する記録媒体排出工程と、各インク吐出ノズル毎にイ
ンク吐出速度を調整する吐出調整工程からなり、前記記
録工程において、各ノズル毎のインク吐出から記録媒体
に着弾するまでの時間が概略等しくなるように調整する
ことを特徴とする。
【0012】更にまた、本発明のインクジェット記録方
法は、記録工程における各ノズルとそれに対峙する記録
媒体までの距離を測定する距離測定工程を持つことを特
徴とする。
【0013】本発明のインクジェット記録装置は、印字
ヘッドから記録媒体にインク滴を吐出してインク像を形
成し記録するインクジェット記録装置であり、記録媒体
に対峙するように配置された複数のインク吐出ノズルを
持つインク吐出手段と、前記インク吐出手段を記録媒体
に対峙させつつ移動させるキャリッジ移動手段と、前記
記録媒体を装置に取り込み、記録終了後に前記記録媒体
を排出する記録媒体搬送手段と、前記インク吐出手段の
各インク吐出ノズル毎にインク吐出速度を調整する吐出
調整手段をからなり、吐出調整手段は、各ノズル毎のイ
ンク吐出から記録媒体への着弾するまでの時間が概略等
しくなるように調整されていることを特徴とする。
【0014】また、本発明のインクジェット記録装置
は、各ノズル毎のインク吐出から記録媒体への着弾する
までの時間が概略等しくなるように調整されているイン
クジェット記録装置であり、記録時における各ノズルと
それに対峙する記録媒体までの距離を測定する距離測定
手段を備えることを特徴とする。
【0015】更に、本発明のインクジェット記録装置
は、各ノズル毎のインク吐出から記録媒体への着弾する
までの時間が概略等しくなるように調整されているイン
クジェット記録装置であり、記録媒体を保持するローラ
型プラテンを備えていることを特徴とする。
【0016】更にまた、本発明のインクジェット記録装
置は、各ノズル毎のインク吐出から記録媒体への着弾す
るまでの時間が概略等しくなるように調整されているイ
ンクジェット記録装置であり、記録媒体を保持する凹面
型プラテンを備えていることを特徴とする。
【0017】
【作用】限られた数のインク吐出ノズルで一定の面積の
記録紙に印字するとき、インク吐出位置を順次変えて記
録紙全域に印字するように、キャリッジ移動と紙移動が
行われる。
【0018】キャリッジ移動中のインク吐出は、記録媒
体とインク吐出ノズルとの距離にノズル間で差が有った
場合、もしも各ノズルのインク吐出速度が同じであった
なら、ノズル毎のインク吐出から着弾までの時間(以下
着弾時間とする)に差が生じ、インクドットの着弾位置
がずれることになる。
【0019】例えば、同一キャリッジに設けられた二つ
のインク吐出ノズル(N1、N2)で、ノズルと記録媒
体の距離がそれぞれN1で1mmとN2で2mmであっ
た場合、インクの吐出速度を5m/sとすれば、それぞ
れの着弾時間はN1で0.2msとN2で0.4msと
なる。そのときキャリッジの移動速度が1m/sであっ
たなら、それぞれのドットの着弾位置は、N1では20
0μm、N2では400μmそれぞれ吐出時のノズル位
置から離れた位置となり、これらノズル間で着弾位置の
ずれは200μmに達し、そのずれは画像の品質に大き
な影響を与えることになる。
【0020】しかし本発明は、各ノズルでインク吐出速
度を変えてやることで、着弾時間を概略一致させ、着弾
位置にずれが生じないようにするものである。
【0021】つまり、前記二つの吐出ノズルに対してイ
ンク吐出速度をそれぞれN1で3m/sとN2で6m/
sとしてやれば、それぞれの着弾時間は等しくどちらも
0.33msとなり、着弾位置は両方が同じ333μm
となり、双方の着弾位置にずれは生じなくなり、きれい
な画像を得ることができる。
【0022】
【実施例】以下実施例に従って本発明によるインクジェ
ット記録装置及びインクジェット記録方法を説明する。
【0023】図1に本発明による第1実施例の記録方法
を用いたインクジェットプリンターの斜視図を示す。
【0024】まず、記録方法について説明する。
【0025】本発明の記録方法は、記録媒体搬入工程と
記録工程と搬出工程と吐出調整工程からなり、吐出調整
工程では、あらかじめ記録媒体である記録紙5と印字ヘ
ッド2の設計上の位置からその間の距離を求め、その距
離から各インク吐出ノズルのインク吐出から記録紙5に
着弾するまでの時間(以下着弾時間とする)が概略一致
するように、ノズル毎のインク吐出速度を調整するよう
に電圧及び波形を設定しておく。
【0026】記録媒体搬入工程は、印字信号を受け取る
と、図示しない給紙トレイから前記記録紙5を1枚づつ
印字位置に搬送する。
【0027】続く記録工程では、複数のインク吐出ノズ
ルが前記記録紙5に対峙した状態で、印字パターンに従
ってキャリッジ移動と選択的なインク吐出で列印字を行
う、更に前記記録紙5の位置をずらしながら列印字を繰
り返すことで、前記記録紙5のほぼ全体にわたる印字を
完了させる。
【0028】最後に記録媒体排出工程は、記録終了後の
記録紙5を記録装置外に排出し、一連の印字動作を終了
する。
【0029】次にインクジェットプリンターの構成を示
す。
【0030】インクジェット方式の印字ヘッド2が、プ
ラテン1と対峙した位置に、プラテンの長辺方向に移動
するキャリッジ装置7に搭載され、プラテン1には紙送
りローラ3と紙抑えローラ4が接していて、記録紙5を
プラテン1に沿わせている。印字ヘッド2には吐出調整
手段であるヘッド駆動装置6が接続されている。
【0031】プラテン1は、アルミニウム管を基材とし
て、表面にシリコンゴムコーティングが施されており、
図示しない駆動装置により回転する。
【0032】印字ヘッド2は圧電素子を用いる形式のイ
ンクジェット印字ヘッドであり、48個のインク吐出ノ
ズルをキャリッジの移動方向に対し垂直な方向に1列に
配置している。
【0033】インクは、溶媒である水に、色材等を含ん
だものである。
【0034】紙送りローラ3は鋼製の芯材にアクリルニ
トリルゴムで形成したゴムローラのの対であり、プラテ
ン1に接触するように配置され、プラテン1に従動し記
録紙5を搬送する。
【0035】紙押さえローラ4は鋼製の芯材にナイロン
糸を植毛したローラであり、プラテン1に軽く接すると
ともに、紙送りローラ3より僅かに早い速度で回転す
る。
【0036】次に、動作について説明する。
【0037】印字動作開始に当たって、図示しない給紙
装置によって、プラテン1と紙押さえローラ3の間に記
録紙5が送り込まれ、プラテン1と紙送りローラ3が所
定量回転することで、記録紙5を印字ヘッド2と対峙す
る場所に位置させる。記録紙5の先端は紙押さえローラ
4に噛み込まれ、紙抑えローラ4の回転により記録紙5
はプラテン1に密着する。
【0038】図示しないインクタンクよりインクが供給
された印字ヘッド2は、キャリッジ1の移動と印字パタ
ーンに従って、そのノズルから選択的にインク滴を吐出
し、記録紙5上にインク像の書き込みを行なう。
【0039】プラテン1と紙押さえローラ4の所定量の
回転と、キャリッジ移動による印字を繰り返すことで、
記録紙全体への印字を行った後、図示しない排紙トレイ
に記録紙5を排出し、印字終了とする。
【0040】次に吐出調整工程を詳しく説明する。
【0041】図2は印字ヘッド2と記録紙5の位置関係
を示した概略図である。
【0042】記録紙5はプラテン1と密着しており、ロ
ーラ型プラテンに沿って曲がった状態にある。
【0043】一方、インク吐出ノズルのn1からn48
は印字ヘッド2上に直線的に配置されており、ノズルと
記録紙間の距離は構造的にヘッドの中央のノズルn24
で最も短く、端の方のノズルn1等で最も長くなってい
る。
【0044】このとき、全てのノズルが同じ速度でイン
ク吐出をしたとすると、インクの到達時間の長いヘッド
の端の方のインクドットは、図3に示すようにキャリッ
ジの移動方向にずれる。
【0045】しかし、各ノズルに対し、ノズル記録紙間
距離が短いノズルはインク吐出速度を遅くして、逆に距
離の長いノズルのインク吐出速度を早くしてやること
で、各ノズルから同時に吐出したインクドットが、ほと
んど同時に着弾するようになり、ドットの着弾位置を図
4に示すように揃えることが出来る。
【0046】インク吐出速度は、印字ヘッドの圧電素子
への電圧の印加パターンを変えると変化する。例えば、
印加電圧が高くその上昇カーブが急であるほど速度は早
くなる。このときインク量も変わるが、圧電素子にかか
る電圧が、高電圧である時間や電圧の落とし方を調整す
ることで、インク量をほとんど変えずに速度のみを変え
ることが可能である。インク量が同一になるようにした
電圧の上昇下降のパターン(以下駆動信号とする)と、
インク吐出速度の状態を図5に示す。インク吐出速度を
約2m/sec〜15m/secまで変化させることが
可能であった。図6から図8に図5の駆動信号2と8及
び13の駆動信号の型を示す。
【0047】個々のノズルに対し記録紙5までの距離か
ら、着弾時間が概略一致するように、ノズル毎に適した
インク吐出速度を求め、その速度に合うような駆動信号
を選択し、吐出調整手段であるヘッド駆動装置6は、そ
れらの駆動信号をそれぞれのノズルに印加するように設
定することで、インク着弾時間を調整する。
【0048】以上の実施例に従えば、インクドットの着
弾位置が、吐出ノズルの位置によるずれを発生すること
無く、正確な位置にすることが可能で、ドットずれの無
い高精細できれいな印字が実現可能である。
【0049】また、プラテンにローラを用いていること
で、記録紙のプラテンに対する密着性も向上し、プラテ
ンによる記録紙駆動の精度が上がり、ノズル間のドット
位置のずれが無くなることとの相乗効果により、より高
精細な画像が実現可能である。
【0050】以上本実施例ではプラテンにローラを用い
て、設計上生じる構造的な記録紙とインク吐出ノズルの
距離の差を補正したが、組立公差から生じるずれを補正
することも可能であり、この時のプラテンは構造が簡単
な平板であってもよい。
【0051】次に本発明の第2実施例の記録方法につい
て説明する。
【0052】図9は本発明の第2実施例のインクジェッ
トプリンタを示す斜視図である。
【0053】本プリンタは湾曲したプラテン1の凹部に
記録紙5が紙送り装置8により押し付けられている。印
字ヘッド2はプラテン1の長手方向に移動するキャリッ
ジ装置7に並べて取り付けられる。
【0054】プラテン1はアルミの引き抜き材であり、
凹部に滑りを良くするためのテフロンコーティングが施
されている。
【0055】紙送りローラ3は構成の軸にゴムを塗布し
た一対のローラであり、記録紙5を挟んで搬送する。
【0056】記録手順は次のようである。記録紙5は紙
送りローラ3に送り出され、プラテン1の湾曲に沿う形
で搬送される。その時記録紙5はその曲がるまいとする
反力によりプラテン1に密着する、キャリッジ移動によ
る複数列の書き込みを行い、紙を移動し次の書き込みを
行い、これを繰り返して画像を完成させる。
【0057】記録紙を凹面に沿わせることで、記録紙と
ノズルの間の距離は一定ではないが、ヘッド駆動装置6
でノズル毎にインク吐出速度をそれぞれ調整し、インク
ドットの着弾位置のずれを無くすようにしている。
【0058】本実施例によれば、プラテン1が湾曲して
いて構造的にノズル毎の記録紙との距離が違っても、イ
ンクドットを位置ずれすることなく形成することが出来
て、高精細画像を得ることが出来る。また、記録紙5が
プラテン1に密着することで記録紙5の浮きが無くな
り、記録紙とノズルの位置関係を常に一定に保つことが
出来るため、常にドット位置精度の高い高精細な画像を
実現できる利点を有する。
【0059】次に本発明による第3実施例について説明
する。図10は本発明の第3実施例による印字ヘッドの
正面図と記録紙との位置関係を示す側面図である。
【0060】印字ヘッド2は、24個のノズルからなる
ノズル列9に隣接して赤外線を利用した5個の距離セン
サーからなる距離センサー列10をもち、常に印字ヘッ
ド2と記録紙5間の距離を、ノズル列に沿ったの5点で
観測している。
【0061】観測した距離データは演算装置に送られ、
演算装置は5つの距離データに基づいてそれぞれのイン
ク吐出ノズルの記録紙までの距離を推定して、それぞれ
着弾時間が一定になるように、ノズル毎のインク吐出速
度を求め、それぞれに合う駆動信号を選択し、ヘッド駆
動装置は選択された最適駆動信号をヘッドのそれぞれの
ノズルに印加する。
【0062】実際には、図11に示すチャートに従って
印字を行う。以下詳細に説明する。5個の距離センサー
10は、一定時間毎に距離測定を行い(S1)、距離デ
ータを電気信号として演算装置11に送る。演算装置は
5個の距離データに対して直線補完することで、各ノズ
ルの距離データを求めて(S2)、ヘッド駆動装置6に
距離データを転送する。
【0063】ヘッド駆動装置6は、想定されるノズルと
記録紙間の距離に対して、適合する駆動信号のテーブル
を持っており、演算装置より得られた距離データとテー
ブルデータを照合し(S3)駆動信号を選択し(S
4)、印字パターンによる印字信号と積をとり(S
5)、印字ヘッド2の各ノズルを駆動し印字する(S
6)。
【0064】本発明のよれば、常にノズルと記録紙間の
距離の変動を、印字位置近傍で確認しながら印字するの
で、局所的な紙浮き等にも対応して着弾時間を一定に調
整出来て、記録紙全面に渡ってドット位置ずれのない高
精細な画像を得ることが出来る。また、紙厚みが違う紙
種や織り重ね部のある封筒類等に対しても、一定の着弾
時間を保つことが出来て、紙種によらず高精細な画像を
得ることが可能である。
【0065】本実施例は5つの距離センサーによるもの
を示したが、センサーの数を増やしてより精度よく調整
することも効果的である。
【0066】上記実施例は応用機器としてプリンターに
限定されるものではなく、複写機やFAX等の様々な記
録装置に応用可能である。
【0067】
【発明の効果】本発明によれば、プラテン形状や取り付
け誤差等による、ノズルと記録紙間の距離のずれによる
ドット着弾位置のずれをなくすこが出来て、ドット位置
ずれの無い鮮明で高精細な印字が実現できる、インクジ
ェット記録装置を提供するという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1実施例のインクジェットプリ
ンタを示す斜視図である。
【図2】記録ヘッドと記録紙の位置関係を示す模式図で
ある。
【図3】従来のドット着弾位置を示す模式図である。
【図4】本発明によるドット着弾位置を示す模式図であ
る。
【図5】駆動信号とインク吐出速度の関係を示すグラフ
である。
【図6】駆動信号2の型を示すヒストグラムである。
【図7】駆動信号8の型を示すヒストグラムである。
【図8】駆動信号13の型を示すヒストグラムである。
【図9】本発明による第2実施例のインクジェットプリ
ンタを示す斜視図である。
【図10】本発明による第3実施例に用いた印字ヘッド
を示す正面図及び側面図である。
【図11】本発明による第3実施例の動作を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
1:プラテン 2:印字ヘッド 5:記録紙(記録媒体) 6:ヘッド駆動装置(吐出調整手段) 7:キャリッジ装置
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 2/055 B41M 5/00 A B41J 3/04 103 A

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字ヘッドから記録媒体にインク滴を吐
    出してインク像を形成するインクジェット記録方法にお
    いて、 前記記録媒体をインク吐出ノズルと対峙する所定の記録
    位置に搬入する記録媒体搬入工程と、 前記記録媒体に複数のインク吐出ノズルからインク滴を
    選択的に吐出しインク像を前記記録媒体に形成する記録
    工程と、 インク像が形成された前記記録媒体を排出する記録媒体
    排出工程と、 各インク吐出ノズル毎にインク吐出速度を調整する吐出
    調整工程を持ち、 前記記録工程において、各ノズル毎のインク吐出から記
    録媒体に着弾するまでの時間が概略等しくなるように調
    整することを特徴とするインクジェット記録方法。
  2. 【請求項2】 前記記録工程における各ノズルとそれに
    対峙する記録媒体までの距離を測定する距離測定工程を
    持つことを特徴とする請求項1記載のインクジェット記
    録方法。
  3. 【請求項3】 印字ヘッドから記録媒体にインク滴を吐
    出してインク像を形成し記録するインクジェット記録装
    置において、 記録媒体に対峙するように配置された複数のインク吐出
    ノズルを持つインク吐出手段と、 前記インク吐出手段を記録媒体に対峙させつつ移動させ
    るキャリッジ移動手段と、 前記記録媒体を装置に取り込み、記録終了後に前記記録
    媒体を排出する記録媒体搬送手段と、 前記インク吐出手段の各インク吐出ノズル毎にインク吐
    出速度を調整する吐出調整手段とからなり、 前記吐出調整手段は、各ノズル毎のインク吐出から記録
    媒体への着弾するまでの時間が概略等しくなるように、
    インク吐出速度を調整していることを特徴とするインク
    ジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 前記記録時における各インク吐出ノズル
    とそれに対峙する記録媒体までの距離を測定する距離測
    定手段を備えることを特徴とする請求項3記載のインク
    ジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 記録媒体を保持するローラ型プラテンを
    備えていることを特徴とする請求項3記載のインクジェ
    ット記録装置。
  6. 【請求項6】 記録媒体を保持する凹面型プラテンを備
    えていることを特徴とする請求項3記載のインクジェッ
    ト記録装置。
JP6229750A 1994-09-26 1994-09-26 インクジェット記録方法及びインクジェット記録装置 Pending JPH0890776A (ja)

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JP6229750A JPH0890776A (ja) 1994-09-26 1994-09-26 インクジェット記録方法及びインクジェット記録装置

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JP6229750A JPH0890776A (ja) 1994-09-26 1994-09-26 インクジェット記録方法及びインクジェット記録装置

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