JPH0820135A - インクジェットプリンタの印字タイミング調整装置 - Google Patents
インクジェットプリンタの印字タイミング調整装置Info
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- JPH0820135A JPH0820135A JP15747994A JP15747994A JPH0820135A JP H0820135 A JPH0820135 A JP H0820135A JP 15747994 A JP15747994 A JP 15747994A JP 15747994 A JP15747994 A JP 15747994A JP H0820135 A JPH0820135 A JP H0820135A
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- Japan
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- ink
- output
- ink jet
- value
- platen
- Prior art date
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- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 インクジェットヘッドとプラテンとの間隔の
僅かな相違に起因する印字位置のずれを自動的に補正す
る。 【構成】 キャリア14に搭載し、プラテン16に沿っ
て移動させることによって主走査方向の各位置における
インクジェットヘッドとプラテンとの相対距離を測定す
る光センサを設けたダミーヘッド21と、このダミーヘ
ッドからの出力に対応するインク吐出しタイミングの基
準値からのディレイ値を予め記憶するROMと、主走査
方向の各位置における出力値を予め記憶するEP・RO
Mと、印字時にインク出力を行う主走査方向の位置に対
応するダミーヘッド出力値をROMから読出しこの出力
値に対応したディレイ値をEP・ROMから読出し、そ
のディレイ値に基づいて吐出しタイミングの基準値を補
正し、そのタイミングでインク出力を行う。
僅かな相違に起因する印字位置のずれを自動的に補正す
る。 【構成】 キャリア14に搭載し、プラテン16に沿っ
て移動させることによって主走査方向の各位置における
インクジェットヘッドとプラテンとの相対距離を測定す
る光センサを設けたダミーヘッド21と、このダミーヘ
ッドからの出力に対応するインク吐出しタイミングの基
準値からのディレイ値を予め記憶するROMと、主走査
方向の各位置における出力値を予め記憶するEP・RO
Mと、印字時にインク出力を行う主走査方向の位置に対
応するダミーヘッド出力値をROMから読出しこの出力
値に対応したディレイ値をEP・ROMから読出し、そ
のディレイ値に基づいて吐出しタイミングの基準値を補
正し、そのタイミングでインク出力を行う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェットプリン
タの印字タイミング調整装置に関する。
タの印字タイミング調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェットプリンタは、一般に、イ
ンクを吐出す複数の吐出ノズルが配設されたインク吐出
面を有するインクインクジェットヘッドを、プラテンに
沿って移動可能に設けられたキャリアに搭載するものが
知られている。
ンクを吐出す複数の吐出ノズルが配設されたインク吐出
面を有するインクインクジェットヘッドを、プラテンに
沿って移動可能に設けられたキャリアに搭載するものが
知られている。
【0003】このようなインクジェットヘッドは、その
インク吐出面をプラテンに対して一定間隔に離間して設
けているため、インク吐出し時、すなわち吐出しタイミ
ング(印字タイミング)からそのインクが用紙に達する
まで、一定の時間がかかっていた。
インク吐出面をプラテンに対して一定間隔に離間して設
けているため、インク吐出し時、すなわち吐出しタイミ
ング(印字タイミング)からそのインクが用紙に達する
まで、一定の時間がかかっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようなインクジェ
ットプリンタにおいては、例えばインクジェットヘッド
やプラテンの取付け誤差等により、インクジェットヘッ
ドのインク吐出面とプラテンとの間隔が一定でない場
合、特にキャリアが主走査方向への移動が高速になれ
ば、インクが用紙に到達する位置のずれも大きくなり、
印字結果に大きな影響を与えることが考えられる。
ットプリンタにおいては、例えばインクジェットヘッド
やプラテンの取付け誤差等により、インクジェットヘッ
ドのインク吐出面とプラテンとの間隔が一定でない場
合、特にキャリアが主走査方向への移動が高速になれ
ば、インクが用紙に到達する位置のずれも大きくなり、
印字結果に大きな影響を与えることが考えられる。
【0005】このようなインクジェットヘッドのインク
吐出面とプラテンとの間隔のずれが、僅かであっても、
一般にその間隔はインク到達時の時間的な遅れを最小限
に抑えるため等により、その間隔が短いのが一般的であ
るため、相対的には大きなずれとなる。
吐出面とプラテンとの間隔のずれが、僅かであっても、
一般にその間隔はインク到達時の時間的な遅れを最小限
に抑えるため等により、その間隔が短いのが一般的であ
るため、相対的には大きなずれとなる。
【0006】しかしながら、実際にはインクジェットヘ
ッドのインク吐出面とプラテンとの間隔をすべての製品
について同一間隔を保つように取付け精度を向上するこ
とは困難であり、また、このインクジェットヘッドのイ
ンク吐出面とプラテンとの間隔を同一の製品において
も、その主走査方向のすべての位置について同一間隔に
保つように取付け精度を向上することは困難であるとい
う問題があった。
ッドのインク吐出面とプラテンとの間隔をすべての製品
について同一間隔を保つように取付け精度を向上するこ
とは困難であり、また、このインクジェットヘッドのイ
ンク吐出面とプラテンとの間隔を同一の製品において
も、その主走査方向のすべての位置について同一間隔に
保つように取付け精度を向上することは困難であるとい
う問題があった。
【0007】そこで本発明は、インクジェットヘッドと
プラテンとの間隔の僅かな相違に起因する印字位置のず
れを補正することができるインクジェットプリンタの印
字タイミング調整装置を提供しようとするものである。
プラテンとの間隔の僅かな相違に起因する印字位置のず
れを補正することができるインクジェットプリンタの印
字タイミング調整装置を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、キャリアに搭
載したインクジェットヘッドをプラテンに沿って移動し
て印字を行うインクジェットプリンタにおいて、キャリ
アに搭載し、プラテンに沿って移動させることによって
主走査方向の各位置におけるインクジェットヘッドとプ
ラテンとの相対距離を測定する相対距離測定手段と、こ
の相対距離測定手段からの出力に対応する予め設定され
たインク吐出しタイミングの基準値からのディレイ値を
予め記憶するディレイ値記憶手段と、相対距離測定手段
により距離測定を行った場合の主走査方向の各位置にお
ける相対距離測定手段の出力値を予め記憶する測定出力
記憶手段と、印字時にインク出力を行う主走査方向の位
置に対応する相対距離測定手段からの出力値を測定出力
記憶手段から読出すとともに、この相対距離測定手段か
らの出力値に対応したディレイ値をディレイ値記憶手段
から読出し、そのディレイ値をインク吐出しタイミング
の基準値に加算してそのインク吐出しタイミングを補正
する吐出しタイミング補正手段と、この吐出しタイミン
グ補正手段からの補正後のインク吐出しタイミングでイ
ンクを出力するインク出力制御手段とを設けたものであ
る。
載したインクジェットヘッドをプラテンに沿って移動し
て印字を行うインクジェットプリンタにおいて、キャリ
アに搭載し、プラテンに沿って移動させることによって
主走査方向の各位置におけるインクジェットヘッドとプ
ラテンとの相対距離を測定する相対距離測定手段と、こ
の相対距離測定手段からの出力に対応する予め設定され
たインク吐出しタイミングの基準値からのディレイ値を
予め記憶するディレイ値記憶手段と、相対距離測定手段
により距離測定を行った場合の主走査方向の各位置にお
ける相対距離測定手段の出力値を予め記憶する測定出力
記憶手段と、印字時にインク出力を行う主走査方向の位
置に対応する相対距離測定手段からの出力値を測定出力
記憶手段から読出すとともに、この相対距離測定手段か
らの出力値に対応したディレイ値をディレイ値記憶手段
から読出し、そのディレイ値をインク吐出しタイミング
の基準値に加算してそのインク吐出しタイミングを補正
する吐出しタイミング補正手段と、この吐出しタイミン
グ補正手段からの補正後のインク吐出しタイミングでイ
ンクを出力するインク出力制御手段とを設けたものであ
る。
【0009】
【作用】このような構成の本発明においては、相対距離
測定手段からの出力に対応する予め設定されたインク吐
出しタイミングの基準値からのディレイ値をディレイ値
記憶手段に予め記憶しておく。そして、インクジェット
ヘッドとプラテンとの相対距離を検出する場合は、相対
距離測定手段によってインクジェットヘッドとプラテン
との距離を測定し、主走査方向の各位置における前記相
対距離測定手段の出力値を測定出力記憶手段に記憶す
る。
測定手段からの出力に対応する予め設定されたインク吐
出しタイミングの基準値からのディレイ値をディレイ値
記憶手段に予め記憶しておく。そして、インクジェット
ヘッドとプラテンとの相対距離を検出する場合は、相対
距離測定手段によってインクジェットヘッドとプラテン
との距離を測定し、主走査方向の各位置における前記相
対距離測定手段の出力値を測定出力記憶手段に記憶す
る。
【0010】そして、印字時には、インク出力を行う主
走査方向の位置に対応する前記相対距離測定手段からの
出力値を前記測定出力記憶手段から読出すとともに、こ
の前記相対距離測定手段からの出力値に対応したディレ
イ値を前記ディレイ値記憶手段から読出し、そのディレ
イ値を前記インク吐出しタイミングの基準値に加算して
そのインク吐出しタイミングを補正し、この補正後のイ
ンク吐出しタイミングでインクを出力する。
走査方向の位置に対応する前記相対距離測定手段からの
出力値を前記測定出力記憶手段から読出すとともに、こ
の前記相対距離測定手段からの出力値に対応したディレ
イ値を前記ディレイ値記憶手段から読出し、そのディレ
イ値を前記インク吐出しタイミングの基準値に加算して
そのインク吐出しタイミングを補正し、この補正後のイ
ンク吐出しタイミングでインクを出力する。
【0011】上述したディレイ値記憶手段に記憶する吐
出しタイミングの基準値からのディレイ値を算出する場
合の原理を図9を参照しながら説明する。
出しタイミングの基準値からのディレイ値を算出する場
合の原理を図9を参照しながら説明する。
【0012】インクジェットヘッド1が位置Aにあると
きに、その吐出し面1aから吐出されたインク2は、用
紙3に垂直な方向に飛出し、インク速度VH で用紙3に
到達する。このとき、インクジェットヘッド1自体も同
図に示す実線矢印の方向に移動しているため、吐出され
たインク2はインクジェットヘッド1の移動方向にも速
度VL が生じている。
きに、その吐出し面1aから吐出されたインク2は、用
紙3に垂直な方向に飛出し、インク速度VH で用紙3に
到達する。このとき、インクジェットヘッド1自体も同
図に示す実線矢印の方向に移動しているため、吐出され
たインク2はインクジェットヘッド1の移動方向にも速
度VL が生じている。
【0013】従って、この吐出されたインク2は、これ
らの速度VH ,VL のベクトル和の方向、すなわち同図
に示す点線矢印の方向に飛んで用紙3に付着する。この
ため、このインク2を吐出した位置よりも主走査方向に
距離h1 だけずれた位置にインク2が付着する。
らの速度VH ,VL のベクトル和の方向、すなわち同図
に示す点線矢印の方向に飛んで用紙3に付着する。この
ため、このインク2を吐出した位置よりも主走査方向に
距離h1 だけずれた位置にインク2が付着する。
【0014】この場合、インク2の速度VH ,VL が一
定の場合、インクジェットヘッド1のインク吐出面1a
と用紙2、すなわちプラテンとの距離Sが一定ならば、
吐出されたインク2が用紙3に到達するのに一定時間t
1 (吐出しタイミングの基準値)かかるため、主走査方
向に常に一定のずれh1 が生じる。ところが、インクジ
ェットヘッド1のインク吐出面1aとプラテンとの距離
Sが一定でなければ、用紙3に付着する位置のずれも異
なる。
定の場合、インクジェットヘッド1のインク吐出面1a
と用紙2、すなわちプラテンとの距離Sが一定ならば、
吐出されたインク2が用紙3に到達するのに一定時間t
1 (吐出しタイミングの基準値)かかるため、主走査方
向に常に一定のずれh1 が生じる。ところが、インクジ
ェットヘッド1のインク吐出面1aとプラテンとの距離
Sが一定でなければ、用紙3に付着する位置のずれも異
なる。
【0015】すなわち、例えばインクジェットヘッド1
が位置Cにあって、そのインク吐出面1aとプラテンと
の距離がS+αであった場合、距離αの分だけ用紙3に
到達するのに時間がかかる。
が位置Cにあって、そのインク吐出面1aとプラテンと
の距離がS+αであった場合、距離αの分だけ用紙3に
到達するのに時間がかかる。
【0016】なお、この場合、実際にはインクジェット
ヘッド1が用紙3に垂直方向に位置するわけではなく、
用紙3(プラテン)が垂直方向にずれているのである
が、ここでは説明の便宜上、用紙3に対してインクジェ
ットヘッド1を用紙3に垂直方向にずらしている。
ヘッド1が用紙3に垂直方向に位置するわけではなく、
用紙3(プラテン)が垂直方向にずれているのである
が、ここでは説明の便宜上、用紙3に対してインクジェ
ットヘッド1を用紙3に垂直方向にずらしている。
【0017】上記インク2は、距離αを飛んだ分の時間
t2 だけ、用紙3に付着する位置のずれが大きくなる。
そのずれをh2 とすれば、h2 −h1 は時間t2 によっ
て生じたずれであるから、これらのずれh1 ,h2 ,時
間t2 との間には、次の(1)式に示すような関係があ
る。
t2 だけ、用紙3に付着する位置のずれが大きくなる。
そのずれをh2 とすれば、h2 −h1 は時間t2 によっ
て生じたずれであるから、これらのずれh1 ,h2 ,時
間t2 との間には、次の(1)式に示すような関係があ
る。
【0018】h2 −h1 =VL ・t2 …(1) また、この時間t2 は距離αを飛んだ分の時間だから、
次の(2)式に示すように表せる。
次の(2)式に示すように表せる。
【0019】t2 =α/VH …(2) 従って、このようなインクジェットヘッド1のインク吐
出面1aとプラテンとの距離αのずれに起因する用紙3
への印字位置のずれは、吐出されたインク2がこの距離
αを飛ぶ時間t2 (ディレイ値)だけはやくインクを吐
出すように吐出しタイミングを補正することにより解消
できる。
出面1aとプラテンとの距離αのずれに起因する用紙3
への印字位置のずれは、吐出されたインク2がこの距離
αを飛ぶ時間t2 (ディレイ値)だけはやくインクを吐
出すように吐出しタイミングを補正することにより解消
できる。
【0020】本発明においては、上記原理を利用して、
吐出されたインク2の用紙3に直角方向の速度VH が既
知であることを考慮し、αを測定することによって
(2)式により時間t2 (ディレイ値)を算出するもの
である。
吐出されたインク2の用紙3に直角方向の速度VH が既
知であることを考慮し、αを測定することによって
(2)式により時間t2 (ディレイ値)を算出するもの
である。
【0021】
【実施例】以下、本発明をインクジェットプリンタに適
用した場合の実施例を図面を参照して説明する。
用した場合の実施例を図面を参照して説明する。
【0022】図1は、本実施例にかかるインクジェット
プリンタの外観構成を示す斜視図で、11はその先端に
複数の吐出ノズル(図示せず)が、その吐出口を鉛直方
向下から前方に傾けて設けられたインクジェットヘッド
である。
プリンタの外観構成を示す斜視図で、11はその先端に
複数の吐出ノズル(図示せず)が、その吐出口を鉛直方
向下から前方に傾けて設けられたインクジェットヘッド
である。
【0023】このインクジェットヘッド11は、キャリ
アモータの回転シャフトに固定された動力側プーリ12
と回動自在に軸支された固定側プーリとの間に架設され
たベルト13に固定されたキャリア14に載置され、キ
ャリア14により、用紙15の搬送方向Pに対して直交
方向Rに搬送されるようになっている。
アモータの回転シャフトに固定された動力側プーリ12
と回動自在に軸支された固定側プーリとの間に架設され
たベルト13に固定されたキャリア14に載置され、キ
ャリア14により、用紙15の搬送方向Pに対して直交
方向Rに搬送されるようになっている。
【0024】また、上記インクジェットヘッド11の吐
出面の対向位置には、図3にも示すように板状のプラテ
ン16が設けられている。このプラテン16の両側部や
や中央寄りには孔部が設けられ、この孔部にはそれぞれ
用紙搬送用の図3に示すようなフィードローラ17,1
7が設けられている。
出面の対向位置には、図3にも示すように板状のプラテ
ン16が設けられている。このプラテン16の両側部や
や中央寄りには孔部が設けられ、この孔部にはそれぞれ
用紙搬送用の図3に示すようなフィードローラ17,1
7が設けられている。
【0025】これらフィードローラ17,17は、紙送
りモータの駆動軸に接続している。上記用紙15は、こ
の紙送りモータ15によりフィードローラ17,17を
駆動することによって矢印方向P(紙面における垂直方
向)すなわち、搬送方向Pへ搬送されるようになってい
る。
りモータの駆動軸に接続している。上記用紙15は、こ
の紙送りモータ15によりフィードローラ17,17を
駆動することによって矢印方向P(紙面における垂直方
向)すなわち、搬送方向Pへ搬送されるようになってい
る。
【0026】上記フィードローラ17,17に対向して
リーフプレート18が設けられている。このリーフプレ
ート18には、フィードローラ17,17との対向面と
反対する面に付勢バネ19が設けられ、この付勢バネの
付勢力によりフィードローラ17,17に用紙15を押
さえつけるようになっている。これらフィードローラ1
7,17の上方には、プラテン16の途中に用紙15を
搬送する搬送ローラ20が設けられている また、上記キャリア14には、インクジェットヘッド1
1のインク吐出し面とプラテン16との間の相対距離を
検出するための図1に示すような相対距離検出手段とし
てのダミーヘッド21がインクジェットヘッド11と交
換可能に取付けられるようになっている。
リーフプレート18が設けられている。このリーフプレ
ート18には、フィードローラ17,17との対向面と
反対する面に付勢バネ19が設けられ、この付勢バネの
付勢力によりフィードローラ17,17に用紙15を押
さえつけるようになっている。これらフィードローラ1
7,17の上方には、プラテン16の途中に用紙15を
搬送する搬送ローラ20が設けられている また、上記キャリア14には、インクジェットヘッド1
1のインク吐出し面とプラテン16との間の相対距離を
検出するための図1に示すような相対距離検出手段とし
てのダミーヘッド21がインクジェットヘッド11と交
換可能に取付けられるようになっている。
【0027】このダミーヘッド21は、インクジェット
ヘッド11とは別体に構成される。またダミーヘッド2
1は、図2に示すようにインクジェットヘッド11のイ
ンク吐出し面21aに、吐出ノズルを設ける代わりに、
距離センサ22を設ける点でインクジェットヘッド11
とは相違する。
ヘッド11とは別体に構成される。またダミーヘッド2
1は、図2に示すようにインクジェットヘッド11のイ
ンク吐出し面21aに、吐出ノズルを設ける代わりに、
距離センサ22を設ける点でインクジェットヘッド11
とは相違する。
【0028】この距離センサ22は、例えば発光素子2
2aと受光素子22bとからなる反射型の光センサから
構成され、図3にも示すように発光素子22aから用紙
15に照射した光を受光素子22bで受光してその出力
によってインクジェットヘッド11のインク吐出し面2
1aとプラテン16との距離を検出するようになってい
る。
2aと受光素子22bとからなる反射型の光センサから
構成され、図3にも示すように発光素子22aから用紙
15に照射した光を受光素子22bで受光してその出力
によってインクジェットヘッド11のインク吐出し面2
1aとプラテン16との距離を検出するようになってい
る。
【0029】図4は、図1に示すインクジェットプリン
タの要部回路構成のブロック図で、31は制御部本体を
構成するCPU(中央処理装置)、32はディレイ値記
憶手段としてのROM(Read Only Memory)、33はR
AM(Random Access Memory)、34は測定出力記憶手
段としてのEP・ROM(Erasable and Programmable
Read Only Memory)、35は前記インクジェットヘッド
11を駆動するヘッド駆動回路、36は上記フィードロ
ーラ17,17、搬送ローラ20等を駆動する紙送りモ
ータ37及びキャリア14を駆動するキャリアモータ3
8をそれぞれ駆動するモータ駆動回路、39は上記ダミ
ーヘッド22の距離センサ21が接続したI/Oポート
である。
タの要部回路構成のブロック図で、31は制御部本体を
構成するCPU(中央処理装置)、32はディレイ値記
憶手段としてのROM(Read Only Memory)、33はR
AM(Random Access Memory)、34は測定出力記憶手
段としてのEP・ROM(Erasable and Programmable
Read Only Memory)、35は前記インクジェットヘッド
11を駆動するヘッド駆動回路、36は上記フィードロ
ーラ17,17、搬送ローラ20等を駆動する紙送りモ
ータ37及びキャリア14を駆動するキャリアモータ3
8をそれぞれ駆動するモータ駆動回路、39は上記ダミ
ーヘッド22の距離センサ21が接続したI/Oポート
である。
【0030】上記CPU31とROM32、RAM3
3、EP・ROM34、ヘッド駆動回路35、モータ駆
動回路36、I/Oポート39とはそれぞれシステムバ
ス41を介して接続されている。
3、EP・ROM34、ヘッド駆動回路35、モータ駆
動回路36、I/Oポート39とはそれぞれシステムバ
ス41を介して接続されている。
【0031】上記ROM32には、図8(c)に示すデ
ィレイ値設定テーブルが形成されている。このディレイ
値設定テーブルには、インクジェットヘッド11の吐出
し面1aと用紙3(プラテン16)との距離に応じて、
インクジェットヘッド11の吐出し面からインクを吐出
すインク吐出しタイミングの基準値からのディレイ値が
設定されている。
ィレイ値設定テーブルが形成されている。このディレイ
値設定テーブルには、インクジェットヘッド11の吐出
し面1aと用紙3(プラテン16)との距離に応じて、
インクジェットヘッド11の吐出し面からインクを吐出
すインク吐出しタイミングの基準値からのディレイ値が
設定されている。
【0032】具体的には、このディレイ値設定テーブル
には、上述の発明の作用の欄で説明した(2)式に基づ
いて算出されたディレイ値(Δt1 ,Δt2 …)が予め
設定されている。これらは、例えば16分割(16〜
1)したダミーヘッド21の受光素子22bから出力に
応じて設定されている。
には、上述の発明の作用の欄で説明した(2)式に基づ
いて算出されたディレイ値(Δt1 ,Δt2 …)が予め
設定されている。これらは、例えば16分割(16〜
1)したダミーヘッド21の受光素子22bから出力に
応じて設定されている。
【0033】上記RAM33には、後述するインクジェ
ットヘッド11の吐出し面1aと用紙3(プラテン)と
の距離検出における上記受光素子22bからの測定値を
設定した図8(a)に示すような出力値設定テーブルや
CPU31が処理を行う時に使用する各種メモリのエリ
アが形成されている。
ットヘッド11の吐出し面1aと用紙3(プラテン)と
の距離検出における上記受光素子22bからの測定値を
設定した図8(a)に示すような出力値設定テーブルや
CPU31が処理を行う時に使用する各種メモリのエリ
アが形成されている。
【0034】また、RAM33にはキャリア14のホー
ムポジションからの位置を検出するためのカウンタ33
aが設けられている。このカウンタ33aのカウント開
始及び終了は、例えばキャリアモータ38にエンコーダ
が設けられている場合はその出力により、またエンコー
ダがない場合はキャリアモータ38の相信号に基づいて
決定される。
ムポジションからの位置を検出するためのカウンタ33
aが設けられている。このカウンタ33aのカウント開
始及び終了は、例えばキャリアモータ38にエンコーダ
が設けられている場合はその出力により、またエンコー
ダがない場合はキャリアモータ38の相信号に基づいて
決定される。
【0035】上記EP・ROM34には、このRAM3
3の出力値設定テーブルに一次的に記憶された受光素子
からの測定値で最大の位置でのインクの吐出しタイミン
グを基準値として、その最大値に合わせて全体の測定値
をジフトアップしたデータからなる図8(b)に示すよ
うなシフトアップテーブルが形成されている。
3の出力値設定テーブルに一次的に記憶された受光素子
からの測定値で最大の位置でのインクの吐出しタイミン
グを基準値として、その最大値に合わせて全体の測定値
をジフトアップしたデータからなる図8(b)に示すよ
うなシフトアップテーブルが形成されている。
【0036】上記I/Oポート39には、後述のインク
ジェットヘッド11の吐出し面とプラテン16との距離
測定のための距離測定モード設定を行うキー等を備える
オペレーションパネル40が接続されている。また、こ
のI/Oポート39には、上記ダミーヘッド21の距離
センサ22がキャリア14に設けられたコネクタを介し
て接続されるようになっている。
ジェットヘッド11の吐出し面とプラテン16との距離
測定のための距離測定モード設定を行うキー等を備える
オペレーションパネル40が接続されている。また、こ
のI/Oポート39には、上記ダミーヘッド21の距離
センサ22がキャリア14に設けられたコネクタを介し
て接続されるようになっている。
【0037】すなわち、具体的には上記ダミーヘッド2
1には、図1及び図2に示すようにキャリア14の上部
に設けられた突起部14aに係合する孔部41が設けら
れ、この孔部41には上記キャリアの突起部14aに設
けられたコネクタ(図示しない)に当接するコネクタ部
41aが設けられている。
1には、図1及び図2に示すようにキャリア14の上部
に設けられた突起部14aに係合する孔部41が設けら
れ、この孔部41には上記キャリアの突起部14aに設
けられたコネクタ(図示しない)に当接するコネクタ部
41aが設けられている。
【0038】このコネクタ部41aには、図5に示すよ
うに上記距離センサ22の発光素子としてのLED(発
光ダイオ−ド)を駆動するためのLED駆動回路42が
接続され、このLED駆動回路42と接地間に上記LE
D22aが介在している。
うに上記距離センサ22の発光素子としてのLED(発
光ダイオ−ド)を駆動するためのLED駆動回路42が
接続され、このLED駆動回路42と接地間に上記LE
D22aが介在している。
【0039】また、距離センサ22の受光素子22b
は、フォトセンサドライバ43、DAコントバータ4
4、パラレル・シリアル変換回路45を介してコネクタ
部41aに接続している。
は、フォトセンサドライバ43、DAコントバータ4
4、パラレル・シリアル変換回路45を介してコネクタ
部41aに接続している。
【0040】さらに、コネクタ部41aの端子のうち上
記インクジェットヘッド11の各ノズルからのインク出
力信号を入力する端子に接続する部分は、ヘッドダミー
回路46に接続している。これにより、インク出力信号
を入力してもその信号は無視される。
記インクジェットヘッド11の各ノズルからのインク出
力信号を入力する端子に接続する部分は、ヘッドダミー
回路46に接続している。これにより、インク出力信号
を入力してもその信号は無視される。
【0041】上記CPU31は、インクジェットヘッド
11のインク吐出し面とプラテン16との距離を検出す
る場合、キャリア14にインクジェットヘッド11の代
わりにダミーヘッド21が搭載されると、図6に示すよ
うな距離検出処理を行うようになっている。すなわち、
先ずCPU31はST1にてオペレーションパネル40
のキー操作により距離測定モードに設定されたか否かを
判断する。
11のインク吐出し面とプラテン16との距離を検出す
る場合、キャリア14にインクジェットヘッド11の代
わりにダミーヘッド21が搭載されると、図6に示すよ
うな距離検出処理を行うようになっている。すなわち、
先ずCPU31はST1にてオペレーションパネル40
のキー操作により距離測定モードに設定されたか否かを
判断する。
【0042】このとき、距離検出指令があったと判断し
た場合、ST2にて紙送りモータ37によりフィードロ
ーラ17,17を駆動し、用紙15を所定位置まで搬送
する。そしてST3にてキャリアシークを行い、ST4
にてキャリア14のホームポジションからの位置Xn に
おけるインクジェットヘッド11のインク吐出し面とプ
ラテンとの距離Ln を用紙15を介して検出する。ここ
で、用紙15は、主走査方向の印字可能範囲の全範囲を
カバーするため、その印字可能範囲より幅の広いものを
使用する。
た場合、ST2にて紙送りモータ37によりフィードロ
ーラ17,17を駆動し、用紙15を所定位置まで搬送
する。そしてST3にてキャリアシークを行い、ST4
にてキャリア14のホームポジションからの位置Xn に
おけるインクジェットヘッド11のインク吐出し面とプ
ラテンとの距離Ln を用紙15を介して検出する。ここ
で、用紙15は、主走査方向の印字可能範囲の全範囲を
カバーするため、その印字可能範囲より幅の広いものを
使用する。
【0043】具体的には、図7に示すように、用紙15
の幅Dの分だけキャリア14を駆動しながら受光素子2
2bからの検出信号により検出を行う。このとき、例え
ば受光素子22bの検出出力を上記DAコンバータ44
により1V単位で16分割した場合には、受光素子22
bからの出力電圧を切上げして1V単位で、ST5にて
その出力を上記RAM33に記憶する。また、この1V
単位の出力にかかった時間(カウント値)を上記受光素
子22bの検出出力とともにRAM33に記憶する。な
お、受光素子22bの検出出力は16分割に限られな
い。
の幅Dの分だけキャリア14を駆動しながら受光素子2
2bからの検出信号により検出を行う。このとき、例え
ば受光素子22bの検出出力を上記DAコンバータ44
により1V単位で16分割した場合には、受光素子22
bからの出力電圧を切上げして1V単位で、ST5にて
その出力を上記RAM33に記憶する。また、この1V
単位の出力にかかった時間(カウント値)を上記受光素
子22bの検出出力とともにRAM33に記憶する。な
お、受光素子22bの検出出力は16分割に限られな
い。
【0044】次に、ST6にて1ライン分の距離検出が
終了したか否かを判断する。このとき、1ライン分の距
離検出が終了していないと判断した場合は、ST7にて
検出動作によってLn 値が変化しているか否かを判断す
る。そして、Ln 値が変化していると判断した場合は、
ST5の処理に戻り、Ln 値が変化していないと判断し
た場合は、ST6の処理に戻る。
終了したか否かを判断する。このとき、1ライン分の距
離検出が終了していないと判断した場合は、ST7にて
検出動作によってLn 値が変化しているか否かを判断す
る。そして、Ln 値が変化していると判断した場合は、
ST5の処理に戻り、Ln 値が変化していないと判断し
た場合は、ST6の処理に戻る。
【0045】ST6にて1ライン分の距離検出が終了し
たと判断した場合は、ST8にて上記RAM33に記憶
した受光素子22bの検出出力のうち最大値Lmax を検
出する。続いてST9にてこの最大値Lmax をROM3
2に設定してある最大値16に設定し、このときのイン
クの吐出しタイミングを基準値とする(基準値設定手
段)。そして、その他の検出出力に16−Lmax を加え
てすべての値をシフトアップして距離検出処理を終了す
る。
たと判断した場合は、ST8にて上記RAM33に記憶
した受光素子22bの検出出力のうち最大値Lmax を検
出する。続いてST9にてこの最大値Lmax をROM3
2に設定してある最大値16に設定し、このときのイン
クの吐出しタイミングを基準値とする(基準値設定手
段)。そして、その他の検出出力に16−Lmax を加え
てすべての値をシフトアップして距離検出処理を終了す
る。
【0046】また、CPU31は、印字時には図9に示
す印字処理を行うようになっている。すなわち、先ずS
T11にて印字を行う用紙の用紙幅を検出する。そし
て、ST12にて用紙の主走査方向における印字開始位
置を決定する。
す印字処理を行うようになっている。すなわち、先ずS
T11にて印字を行う用紙の用紙幅を検出する。そし
て、ST12にて用紙の主走査方向における印字開始位
置を決定する。
【0047】続いて、ST13にて印字開始位置に対応
するシフトアップ後の受光素子22bの出力電圧をEP
・ROM34から読出し、ST14にてこのシフトアッ
プ後の受光素子の出力電圧に対応するディレイ値をRO
M32から読出す。
するシフトアップ後の受光素子22bの出力電圧をEP
・ROM34から読出し、ST14にてこのシフトアッ
プ後の受光素子の出力電圧に対応するディレイ値をRO
M32から読出す。
【0048】そして、ST15にてインクの吐出しタイ
ミングの基準値にディレイ値を加えることにより、その
基準値を補正するとともに(吐出しタイミング補正手
段)、キャリア14を印字開始位置まで移動して、ST
16にて補正後の吐出しタイミングに基づいてインクジ
ェットヘッド11を駆動制御して主走査方向に1ドット
列の印字処理を行う(インク出力制御手段)。
ミングの基準値にディレイ値を加えることにより、その
基準値を補正するとともに(吐出しタイミング補正手
段)、キャリア14を印字開始位置まで移動して、ST
16にて補正後の吐出しタイミングに基づいてインクジ
ェットヘッド11を駆動制御して主走査方向に1ドット
列の印字処理を行う(インク出力制御手段)。
【0049】以降、このような主走査方向に1ドット列
の印字処理を繰り返すことによって1ラインの印字を行
う。
の印字処理を繰り返すことによって1ラインの印字を行
う。
【0050】このような構成の本実施例においては、イ
ンクジェットヘッド11のインク吐出し面とプラテン1
6との距離の検出を行う場合、キャリア14にインクジ
ェットヘッド11を載置する代わりにダミーヘッド21
を載置し、オペレーションパネル40をキー操作して距
離検出モードに設定すると、所定量用紙15が吸入され
る。
ンクジェットヘッド11のインク吐出し面とプラテン1
6との距離の検出を行う場合、キャリア14にインクジ
ェットヘッド11を載置する代わりにダミーヘッド21
を載置し、オペレーションパネル40をキー操作して距
離検出モードに設定すると、所定量用紙15が吸入され
る。
【0051】そして、インクジェットヘッド11の主走
査方向におけるホームポジションからの位置Xn でのイ
ンクジェットヘッド11のインク吐出し面とプラテンと
の距離Ln を検出してEP・ROM34に記憶する。こ
のとき、ダミーヘッド21の受光素子22bの検出電圧
の小数点以下を切上げる。
査方向におけるホームポジションからの位置Xn でのイ
ンクジェットヘッド11のインク吐出し面とプラテンと
の距離Ln を検出してEP・ROM34に記憶する。こ
のとき、ダミーヘッド21の受光素子22bの検出電圧
の小数点以下を切上げる。
【0052】例えば、図7(b)に示すような波形とな
る場合、受光素子の出力電圧が7Vより大きく8V以下
の場合は8Vとし、この8Vのときのホームポジション
からの距離、すなわちX1 〜X2 までのカウント数を検
出し、これらの出力電圧8V及びカウント数X1 〜X2
をRAM33に記憶する。
る場合、受光素子の出力電圧が7Vより大きく8V以下
の場合は8Vとし、この8Vのときのホームポジション
からの距離、すなわちX1 〜X2 までのカウント数を検
出し、これらの出力電圧8V及びカウント数X1 〜X2
をRAM33に記憶する。
【0053】次に、受光素子の出力電圧が8Vより大き
く9V以下の場合は9Vとし、この9Vのときのホーム
ポジションからの距離、すなわちX2 〜X3 までのカウ
ント数を検出し、これらの出力電圧9V及びカウント数
X2 〜X3 をRAM33に記憶する。
く9V以下の場合は9Vとし、この9Vのときのホーム
ポジションからの距離、すなわちX2 〜X3 までのカウ
ント数を検出し、これらの出力電圧9V及びカウント数
X2 〜X3 をRAM33に記憶する。
【0054】上記キャリア14を主走査方向に駆動しな
がら、このような処理を繰返し行い1ライン分の出力電
圧及びカウント数をRAM33に記憶する。
がら、このような処理を繰返し行い1ライン分の出力電
圧及びカウント数をRAM33に記憶する。
【0055】続いて、1ライン分の出力電圧のうちの最
大値、上記例の場合はLmax =12(カウント数X5 〜
X6 )を、ROM32に記憶された出力電圧値の最大値
である16に変更し、上記RAM33に記憶された出力
電圧のすべてをこの差4(=16−12)だけシフトア
ップし、そのシフトアップ後の出力電圧をEP・ROM
34に記憶する。
大値、上記例の場合はLmax =12(カウント数X5 〜
X6 )を、ROM32に記憶された出力電圧値の最大値
である16に変更し、上記RAM33に記憶された出力
電圧のすべてをこの差4(=16−12)だけシフトア
ップし、そのシフトアップ後の出力電圧をEP・ROM
34に記憶する。
【0056】次に、キャリア14に搭載されたダミーヘ
ッド21を取外してインクジェットヘッド11と交換し
て印字動作を行う場合、先ず印字を行う用紙の用紙幅を
検出するとともに用紙の主走査方向における印字開始位
置を決定する。
ッド21を取外してインクジェットヘッド11と交換し
て印字動作を行う場合、先ず印字を行う用紙の用紙幅を
検出するとともに用紙の主走査方向における印字開始位
置を決定する。
【0057】続いて、印字開始位置に対応するシフトア
ップ後の受光素子22bの出力電圧をEP・ROM34
から読出すとともに、このシフトアップ後の受光素子2
2bの出力電圧に対応するディレイ値をROM32から
読出す。
ップ後の受光素子22bの出力電圧をEP・ROM34
から読出すとともに、このシフトアップ後の受光素子2
2bの出力電圧に対応するディレイ値をROM32から
読出す。
【0058】例えば、上記例の場合、X1 〜X2 まで印
字処理においては、このX1 〜X2までのカウント数及
びこのときのシフトアップ後の出力電圧12をEP・R
OM34から読出すとともに、この出力電圧12に対応
するディレイ値Δt4 をROM32から読出す。
字処理においては、このX1 〜X2までのカウント数及
びこのときのシフトアップ後の出力電圧12をEP・R
OM34から読出すとともに、この出力電圧12に対応
するディレイ値Δt4 をROM32から読出す。
【0059】そして、このディレイ値を吐出しタイミン
グの基準値に加えることにより、基準値を補正し、補正
後の吐出しタイミングに基づいてインクジェットヘッド
11を駆動制御して主走査方向に1ドット列の印字処理
を行う。
グの基準値に加えることにより、基準値を補正し、補正
後の吐出しタイミングに基づいてインクジェットヘッド
11を駆動制御して主走査方向に1ドット列の印字処理
を行う。
【0060】以降、このような主走査方向に1ドット列
の印字処理を繰り返すことによって1ラインの印字を行
う。
の印字処理を繰り返すことによって1ラインの印字を行
う。
【0061】このように、インクジェットヘッド11の
インク吐出し面とプラテン16との距離を予め検出し、
この距離に応じてインクジェットヘッド11からのイン
クの吐出しタイミングの基準値を補正するため、インク
ジェットヘッド11からのインクが用紙に到達する位置
のずれ、すなわち印字位置のずれを補正することがで
き、従って印字品質を向上することができる。
インク吐出し面とプラテン16との距離を予め検出し、
この距離に応じてインクジェットヘッド11からのイン
クの吐出しタイミングの基準値を補正するため、インク
ジェットヘッド11からのインクが用紙に到達する位置
のずれ、すなわち印字位置のずれを補正することがで
き、従って印字品質を向上することができる。
【0062】また、キャリア14に光センサ22を設け
たダミーヘッド21を搭載して、この光センサ22でイ
ンクジェットヘッド11のインク吐出し面とプラテン1
6との距離を検出するため、主走査方向に自動的な距離
検出が可能となり、従って容易な距離検出が可能とな
る。
たダミーヘッド21を搭載して、この光センサ22でイ
ンクジェットヘッド11のインク吐出し面とプラテン1
6との距離を検出するため、主走査方向に自動的な距離
検出が可能となり、従って容易な距離検出が可能とな
る。
【0063】さらに、印字時には、インクジェットヘッ
ド11からのインク吐出しタイミングの基準値及び予め
プラテン16との距離に応じて算出したディレイ値に基
づいてインク吐出しタイミングの基準値の補正するた
め、印字時の補正も自動的に行うことができる。これに
より、容易に用紙への印字位置の補正ができる。
ド11からのインク吐出しタイミングの基準値及び予め
プラテン16との距離に応じて算出したディレイ値に基
づいてインク吐出しタイミングの基準値の補正するた
め、印字時の補正も自動的に行うことができる。これに
より、容易に用紙への印字位置の補正ができる。
【0064】また、ダミーヘッドを交換するという簡単
な作業で足り、インクジェットヘッド11のインク吐出
面とプラテン16との間隔をすべての製品について同一
間隔を保つように取付け精度を向上する必要もなく、ま
た、このインクジェットヘッド11のインク吐出面とプ
ラテン16との間隔を同一の製品においても、その主走
査方向のすべての位置を同一間隔に保つように取付け精
度を向上する必要もない。これにより、作業性も向上す
る。
な作業で足り、インクジェットヘッド11のインク吐出
面とプラテン16との間隔をすべての製品について同一
間隔を保つように取付け精度を向上する必要もなく、ま
た、このインクジェットヘッド11のインク吐出面とプ
ラテン16との間隔を同一の製品においても、その主走
査方向のすべての位置を同一間隔に保つように取付け精
度を向上する必要もない。これにより、作業性も向上す
る。
【0065】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、イ
ンクジェットヘッドとプラテンとの間隔の僅かな相違に
起因する印字位置のずれを補正することができるインク
ジェットプリンタの印字タイミング調整装置を提供でき
るものである。
ンクジェットヘッドとプラテンとの間隔の僅かな相違に
起因する印字位置のずれを補正することができるインク
ジェットプリンタの印字タイミング調整装置を提供でき
るものである。
【図1】本発明の実施例の外観構成の概略を示す斜視
図。
図。
【図2】同実施例におけるダミーヘッドの外観構成の概
略を示す斜視図。
略を示す斜視図。
【図3】図1に示すキャリアにダミーヘッドを搭載して
距離検出を行う場合の作用を説明する図。
距離検出を行う場合の作用を説明する図。
【図4】同実施例における制御部の構成を示すブロック
図。
図。
【図5】図2に示すダミーヘッドの回路構成を示すブロ
ック図。
ック図。
【図6】インクジェットヘッドの吐出し面とプラテンと
の距離検出制御を示す流れ図。
の距離検出制御を示す流れ図。
【図7】図2に示す受光素子からの検出電圧をメモリに
記憶する際の作用を示す図。
記憶する際の作用を示す図。
【図8】ROM、RAM、EP・ROMの各データテー
ブルの構成を示す図。
ブルの構成を示す図。
【図9】本実施例における印字制御動作を示す流れ図。
【図10】本発明の原理を説明する図。
11…インクジェットヘッド 14…キャリア 16…プラテン 21…ダミーヘッド 31…CPU 32…ROM 33…RAM 34…EP・ROM
Claims (1)
- 【請求項1】 キャリアに搭載したインクジェットヘッ
ドをプラテンに沿って移動して印字を行うインクジェッ
トプリンタにおいて、前記キャリアに搭載し、前記プラ
テンに沿って移動させることによって主走査方向の各位
置における前記インクジェットヘッドと前記プラテンと
の相対距離を測定する相対距離測定手段と、この相対距
離測定手段からの出力に対応する予め設定されたインク
吐出しタイミングの基準値からのディレイ値を予め記憶
するディレイ値記憶手段と、前記相対距離測定手段によ
る距離測定を行った場合の主走査方向の各位置における
前記相対距離測定手段の出力値を予め記憶する測定出力
記憶手段と、印字時にインク出力を行う主走査方向の位
置に対応する前記相対距離測定手段からの出力値を前記
測定出力記憶手段から読出すとともに、この前記相対距
離測定手段からの出力値に対応したディレイ値を前記デ
ィレイ値記憶手段から読出し、そのディレイ値を前記イ
ンク吐出しタイミングの基準値に加算してそのインク吐
出しタイミングを補正する吐出しタイミング補正手段
と、この吐出しタイミング補正手段からの補正後のイン
ク吐出しタイミングでインクを出力するインク出力制御
手段とを設けたことを特徴とするインクジェットプリン
タの印字タイミング調整装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15747994A JPH0820135A (ja) | 1994-07-08 | 1994-07-08 | インクジェットプリンタの印字タイミング調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15747994A JPH0820135A (ja) | 1994-07-08 | 1994-07-08 | インクジェットプリンタの印字タイミング調整装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0820135A true JPH0820135A (ja) | 1996-01-23 |
Family
ID=15650582
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15747994A Pending JPH0820135A (ja) | 1994-07-08 | 1994-07-08 | インクジェットプリンタの印字タイミング調整装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0820135A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1164023A3 (en) * | 2000-06-16 | 2003-08-20 | Canon Kabushiki Kaisha | Ink jet recording apparatus utilizing solid semiconductor element |
US7128383B2 (en) | 2002-09-19 | 2006-10-31 | Seiko Epson Corporation | Liquid ejection apparatus with bi-directional motion and tone matching |
-
1994
- 1994-07-08 JP JP15747994A patent/JPH0820135A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1164023A3 (en) * | 2000-06-16 | 2003-08-20 | Canon Kabushiki Kaisha | Ink jet recording apparatus utilizing solid semiconductor element |
EP1726438A3 (en) * | 2000-06-16 | 2007-02-28 | Canon Kabushiki Kaisha | Ink jet recording apparatus utilizing solid semiconductor element |
US7128383B2 (en) | 2002-09-19 | 2006-10-31 | Seiko Epson Corporation | Liquid ejection apparatus with bi-directional motion and tone matching |
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