JP2007001183A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【目的】 用紙の搬送ムラやラインヘッドの構成精度に起因する画像品質劣化を防止する画像形成装置を提供する。
【構成】 用紙2に、用紙検出手段22によって検出された用紙検出信号と搬送駆動モータ21cから得られた回転位置情報に基づいたマーカをマーカ印字手段23で印字し、この印字されたマーカをマーカ読取手段33によって読み取り、読み取ったマーカから得られる用紙搬送情報とラインヘッド32を構成する各モジュールごとのモジュール情報から得られるインク吐出制御信号に基づいてインク吐出制御して画像形成を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、インクを選択的に吐出可能なラインヘッドを用いて順次選択的に吐出してモノクロまたはフルカラー印刷を行う画像形成装置に係り、インクの吐出タイミングを制御してインク着弾位置の位置ズレの発生を低減させて高品質の印刷を行うことができる画像形成装置に関するもである。
従来より、インクの吐出を選択的に制御して枚葉用紙などの印刷記録媒体(以下、用紙と記す)にモノクロまたはフルカラーで画像形成を行う画像形成装置が知られている。図4に示すように、画像形成装置100は、給紙トレイ111を含む給紙部110、搬送ベルト121を含む用紙搬送部120と、画像形成部130、及び排紙部140等を備えて構成される。
さらに説明すると、給紙部110は、用紙101をセットする給紙トレイ111の他に、セットされた用紙101を給紙するピックアップローラ112、該ピックアップローラ112で給紙された用紙101を用紙搬送部120へと導く搬送ローラ113等から構成されている。用紙搬送部120は、搬送ベルト121、駆動モータ122、搬送ローラ123等から構成され、給紙部110から画像形成部130を通して排出部140まで用紙11を搬送する。搬送ベルト121は、吸引ファンや静電気等を利用して用紙101を吸引または吸着して搬送ベルト121の搬送面上に保持しながら用紙101を搬送する。画像形成部130は、画像形成装置100がフルカラー仕様である場合には、フルカラーの画像を形成するために、K(黒)、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロ)の4色のインクヘッドで構成される。また、排紙部140は、画像形成された用紙101をストックする排紙トレイ141等で構成される。
そして、この種の画像形成装置100において画像を所定位置に形成する方法としては、まず搬送ローラ123の回転軸の延長軸に連結したロータリーエンコーダ(図示略)等のベルト駆動速度検出手段で搬送ベルトに保持されて移動する用紙101の搬送移動量を検出し、検出した用紙101の搬送移動量にタイミングを合せて画像形成手段を駆動し、用紙101上に画像を形成している。
ところで、この種の画像形成装置におけるラインヘッドの構造は、一体で用紙幅分を構成することが経済的に不合理であるとされているため、図5(a)に示すように複数の小型ラインヘッドモジュール(図中の(1)〜(5)を示す)を二次元的に千鳥状に組み合わせて大型のラインヘッドを構成している。そして、画像を印刷する場合は、まず印刷時の用紙搬送方向に対する先行モジュールである(1)、(2)、(3)からインクが吐出され、用紙が副走査方向にモジュールのピッチ分搬送された時点で後方に配置した(4)と(5)のモジュールからインクの吐出を行い、図5(b)に示すようなインライン画像を形成する。
しかしながら、この種の画像形成装置において印刷を行った場合、主走査方向に並列した各モジュール同士の位置や副走査方向に対する各モジュールの間隔などのラインヘッド組立てた際に生じるモジュールの配設精度の誤差や、搬送部を構成する各装置が磨耗による経時変化や使用環境により生じる用紙搬送精度の低下により用紙搬送にムラが生じ、その結果、図5(c)、(d)に示すような副走査方向におけるインク着弾位置の位置ズレが起こるという問題があった。また、フルカラーの画像を印刷した場合、上記のような問題が生じると各色ごとに位置ズレが生じてしまい、モノクロ画像よりも位置ズレがさらに強調されてしまうため、品質的に大きな問題となっていた。
そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、用紙の搬送位置を直接的に検出し、この検出位置に応じてラインヘッドのインク吐出制御をモジュール単位で行う画像形成装置を提供することを目的とするものである。
上記した目的を達成するために、請求項1記載の画像形成装置は、複数のモジュールで二次元的に配置してなるラインヘッドを駆動制御して用紙に画像を形成する画像形成部を備えた画像形成装置において、
前記画像形成部の上流側に配置され、前記用紙に直接的に位置検出用のマーカを用紙搬送に同期して逐次印字するマーカ印字手段と、
前記ラインヘッド近傍の上流位置に配置し、前記印字したマーカを用紙搬送時に順次読み取るマーカ読取手段と、
前記マーカ読取手段から各モジュールの吐出口までの距離情報や前記ラインヘッドを構成する各モジュールごとの寸法に関する情報を含むモジュール情報を記憶する記憶部とを備え、
前記用紙に印字された前記マーカを前記マーカ読取手段にて読み取り、この読み取った前記マーカから得られる用紙搬送情報と前記記憶部に予め記憶された前記モジュール情報に基づいて前記ラインヘッドの各モジュール単位でインク吐出タイミングを前記用紙搬送情報に基づいて制御することを特徴とする。
請求項2記載の画像形成装置は、複数のモジュールが二次元的に配置された色の異なる複数のラインヘッドを駆動制御して用紙に多色の画像を形成する画像形成部を備えた画像形成装置において、
前記各色のラインヘッドは、
前記画像形成部の上流側に配置され、前記用紙に直接的に位置検出用のマーカを用紙搬送に同期して逐次印字するマーカ印字手段と、
前記各ラインヘッド近傍の上流位置に配置し、前記印字したマーカを用紙搬送時に順次読み取るマーカ読取手段と、
前記マーカ読取手段から各モジュールの吐出口までの距離情報や前記ラインヘッドを構成する各モジュールごとの寸法に関する情報を含むモジュール情報を記憶する記憶部とを備え、
前記用紙に印字された前記マーカを前記マーカ読取手段にて読み取り、この読み取った前記マーカから得られる用紙搬送情報と前記記憶部に予め記憶された前記モジュール情報に基づいて前記ラインヘッドのモジュール単位でインク吐出タイミングを前記用紙搬送情報に基づいて制御することを特徴とする。
請求項3記載の画像形成装置は、請求項1または2記載の画像形成装置において、前記マーカ印字手段は、マーカの印字を用紙の側端余白部分に施したことを特徴とする。
請求項4記載の画像形成装置は、請求項1乃至3の画像形成装置において、前記マーカ印字に、可視光で認知できないステルスインクを用いたことを特徴とする。
請求項5記載の画像形成装置は、請求項4記載の画像形成装置において、前記ステルスインクは、紫外線により励起されて可視光領域に発光中心波長を有するインクであることを特徴とする。
請求項6記載の画像形成装置は、請求項1乃至3記載の画像形成装置において、前記用紙に所望の画像を形成するときのみ認知でき、画像形成した後、所定時間経過後または所定処理を行うと消去するインクを用いたことを特徴とする。
請求項7記載の画像形成装置は、請求項1乃至6記載の画像形成装置において、前記マーカ印字手段は、複数回画面形成を行なう際に、最初の画像形成時に搬送された用紙にのみマーカを印字することを特徴とする。
本発明の画像形成装置によれば、用紙に印字されたマーカを読み取って直接用紙の搬送位置を把握し、ラインヘッドの各モジュールごとのモジュール情報と読み取ったマーカから得られる用紙搬送情報から各モジュールごとのインク吐出位置を設定し、モジュール単位でインク吐出制御をするため、搬送部の速度差や、ローラ径のバラツキや磨耗等の経年劣化などによる搬送ムラやラインヘッドの組立誤差などによるインク着弾位置の位置ズレを低減させる効果を奏し、高品位な画像を得ることができる。
さらに、複数のインクを使用するフルカラーの画像形成装置の場合では、主走査方向のインラインの欠如及びや各色ごとのインクの着弾位置のズレを防止することができ、より高画質なフルカラー画像を提供することができる。
以下、本発明の最良の形態について、添付した図面を参照しながら具体的に説明する。図1は本発明に係る画像形成装置の一構成例を示す概略説明図、図2(a)は本発明に係る画像形成部における搬送部の詳細を示す説明図、図2(b)は本発明に係る画像形成装置のマーカ印字の一例を示す説明図、図3は本発明に係る画像形成部における画像形成部の詳細を示す説明図である。
本例の画像形成装置は、ラインヘッドを構成する各モジュールごとのインク吐出タイミングを制御するためのマーカを用紙の余白端の所定箇所に印字し、このマーカに基づいて各モジュールのインク吐出タイミングを用紙の搬送位置に同期させて、用紙に所望の画像形成を行うものである。
まず、図1〜図3を参照しながら、本例の画像形成装置の各部の構成について説明する。図1に示すように、本例の画像形成装置1は、給紙部10と、搬送部20と、画像形成部30と、排出部40とで概略構成される。
給紙部10は、用紙2を積載する給紙台11aと、積載された用紙2を上部よりピックアップローラ11bで一枚ずつ捌いて搬送ローラ11c等で搬出する一次搬送手段11を備えて構成される。この給紙部10は、画像形成時において用紙搬送が途切れないようにするために、用紙2を上部方向に駆動制御されるとともに、用紙2の搬送先である搬送部20に対して斜行補正を行うために所定の弛みを持たせて搬送制御される。
搬送部20は、後述する画像形成部30の上流に位置し、給紙部10より搬送された用紙2を画像形成部30へ搬送するための二次搬送手段21と、用紙2の通過位置を検出する用紙検出手段22と、インク吐出制御に使用するマーカを用紙余白部分の所定位置に印字するマーカ印字手段23とを備えて構成される。以下、搬送部20の各構成についてさらに詳しく説明する。
二次搬送手段21は、用紙2を搬送する一対の搬送ローラ21a、回転軸上に速度検出用ロータリエンコーダ21bを備えた搬送駆動モータ21c、該搬送駆動モータ21cの駆動を搬送ローラ21aに伝達する駆動伝達手段21d等で構成される。二次搬送手段21は、給紙部10より用紙2が搬送されると、搬送駆動モータ制御部21eの制御に従い搬送駆動モータ21cが駆動する。搬送駆動モータ21cに取り付けられたロータリエンコーダ21bは、この駆動に伴い回転を始める。
ロータリエンコーダ21bは、搬送駆動モータ21cが1周分駆動した際の駆動速度や搬送ローラ21aのローラ径から得られる回転位置情報を回転位置検出信号として、マーカ印字手段に出力する。また、この回転位置検出信号は、搬送駆動モータ制御部21eにも出力され、例えばPID制御等のフィードバック制御を行い、用紙搬送を所定の搬送速度にするためのモータ駆動処理信号としても用いられる。
用紙検出手段22は、マーカを印字する際に必要な用紙検出信号を出力するためマーカ印字手段23の上流に配設され、搬送された用紙2が用紙検出手段22を通過した際に検出される用紙検出信号をマーカ印字手段23に出力する。
マーカ印字手段23は、マーカ印字制御部23aを備えて構成され、用紙検出手段22から出力された用紙検出信号と搬送駆動モータ制御部21eから出力された回転位置検出信号に基づき、例えば図2(b)に示すように用紙搬送に同期して位置検出用のマーカを用紙余白部分の所定位置に例えば赤外線インク、紫外線インク等の通常の可視光では見えないステルスインクや、用紙に所望の画像を形成するときのみ認知でき、その後所定時間経過後または所定処理を行うと消去するインクなどを用いてマーカを印字する。
ステルスインクとしては、可視光領域(波長400〜700nm)で実質的に不可視であり、且つ、紫外線(波長が400nm未満)により励起されて可視光領域に発光中心波長を有するインクである。その領域における発光色は、赤色の可視光を発光するものが検出性に優れているという点から例えばユウロピウム、サマリウムなどの希土類元素を発光中心とし、これにπ電子を多数有する配位子を対イオンとした赤色発光する金属錯体の有機蛍光色素を有するのが好ましいが、識別可能な色であれば特に限定はされない。
赤色発光が優れている点としては、発光の検出に安価で入手が容易なシリコーンフォトダイオードを使用できるためのである。すなわち、このダイオードは、可視光の受光感度が短波長側から長波長側で高いので、長波長の赤色の可視光に対する検出感度が高くなるためである。また、一般的に使用される白紙には蛍光増白剤が添加されており、紫外線を照射すると青く発光する場合があるが、赤色の発光波長にすることで蛍光増白剤からの青色の発光波長と離れるため、蛍光増白剤が添加された白紙上に印刷した場合でも、インクの発光を高感度に検出することができる。
また、消去するインクとしては、例えば画像形成後に所定時間が経過すると消去するインクや画像形成後に所定の処理を行うと消去するインクなど、用紙2に所望の画像を形成するときにのみ印字したマーカが認知できるようなインクである。従って、所望の画像を形成した後、用紙2の使用目的や印刷後から使用するまでの保管期間によってインクが消去する時間やインクを消去する処理タイミングなどを任意に設定することができる。
具体的には、酸−塩基反応を利用したタイプ、酸化還元反応を利用したタイプ、加熱によってのみ消去されるタイプ(例えば特開平9−165537号公報、特開平10−77437号公報、特開平10−287081号公報、特開平11−166149号公報など)、光によってのみ消去されるタイプ(例えば特開平6−73319号公報など)、溶剤並びに加熱によって消去可能なタイプ(例えば特開平10−88046号公報、特開平11−374187号公報など)を用いてマーカ印字を行うことができる。
なお、マーカ印字手段23のマーカ印字は、まず用紙2に例えばノートの罫線や賞状の飾り枠などを印字する際に同時にマーカ印字を行い、その後、記載内容が決定した時点で先に印字した前記用紙2に決定した記載内容を印字する。この際、2度目以降の印字時にはマーカ印字を行なわず、最初の画像形成時に印字したマーカ位置を読み取り、そのマーカに従って印字を行う。
また、印字するマーカ列のピッチは、後述するマーカ読取手段33の検出性能に適応する範囲であれば特に限定されない。また、マーカの印字方法としては、搬送駆動モータ21cが1回転した際に印字する構成で説明したが、これに限定されることはなく、例えば回転位置検出信号を分周する方法や、回転位置検出信号の1周期中に複数本のマーカ印字を行ってもよい。
画像形成部30は、用紙2を搬送する画像形成用搬送手段31と、搬送面の上方に非接触状態で配設され、複数のモジュールからなり各モジュールを駆動制御してインクを選択的に吐出するラインヘッド32と、用紙搬送方向に対してラインヘッド32の上流側に配設され、用紙2に印字されたマーカを読み取るマーカ読取手段33とで構成され、搬送された用紙2の所定位置に印字されたマーカに基づいて各ラインヘッド32のインク吐出制御を行い、所望の画像を形成する。以下、画像形成部30の各構成についてさらに詳しく説明する。
画像形成用搬送手段31は、搬送ベルト31a、搬送ローラ31b、駆動モータ31c等で構成され、搬送部20から搬送された用紙2に画像を形成ため、搬送された用紙2を搬送ベルト31aに吸引または吸着させた状態で、所定速度を維持しながら用紙2を画像形成位置まで搬送し、画像形成した後、排出部40まで用紙2を搬送する。
ラインヘッド32は、図5(a)に示すような二次元的な千鳥状に配設された複数のモジュールで構成され、搬送された用紙2にインクを選択的に吐出して画像形成を行う。また、画像形成装置1がフルカラー仕様である場合には、フルカラー画像を形成するため、K(黒)、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロ)の4色のヘッドで構成される。ラインヘッド32は、記憶部32aと、画像形成開始位置設定部32bと、インク吐出制御部32cとで構成されるラインヘッド制御部32dを備えて構成される。
記憶部32aは、ラインヘッド32を組み立てた際に測定したマーカ読取手段33から各モジュールの吐出口までの距離情報やラインヘッド32を構成する各モジュールごとの寸法をパルス数に換算した寸法パスル数などのモジュール情報や印刷する画像に関する画像形成情報などラインヘッド32を駆動するのに必要な各種情報を記憶する。
画像形成開始位置設定部32bは、記憶部32aに記憶される各モジュールごとのモジュール情報や画像形成情報と、マーカ読取手段33から出力された用紙搬送情報に基づいて各モジュールごとのインクの吐出開始位置やインクの吐出タイミングなどを含むインク吐出情報を設定し、このインク吐出情報をインク吐出制御信号としてをインク吐出制御部32cに出力する。
インク吐出制御部32cは、画像形成開始位置設定部32bから出力された各モジュールごとのインク吐出制御信号と記憶部32aに記憶された画像形成情報に基づき、ラインヘッド32のモジュール単位で最適なインクの吐出量や吐出タイミングを制御する。
なお、上記画像形成部30がフルカラー仕様である場合は、各色のラインヘッド32の上流にマーカ読取手段33を配設し、各ラインヘッド32にはそれぞれ記憶部32a、画像形成開始位置設定部32b、インク吐出制御部32cで構成されるラインヘッド制御部32dを備えて構成され、各色のラインヘッド32のインク吐出制御をモジュール単位で行う。
マーカ読取手段33は、ファーストマーカ検出部33aと、周波数逓倍部33bとで構成されたマーカ読取制御部33cを備えて構成される。ファーストマーカ検出部33aは、搬送された用紙先端のマーカを検出すると、用紙先端のマーカを検出したことを示す先端マーカ検出信号を周波数逓倍部33bへ出力する。周波数逓倍部33bは、先端マーカ検出信号が入力すると、印刷時に各モジュールから吐出するインクの位置ズレ誤差を極力低減させるため、用紙搬送に同期して用紙2に印字されたマーカを読み取った際に検出されるマーカ検出信号をn倍(n>0)に逓倍して逓倍パルス数として表し、この逓倍パルス数を用紙搬送情報としてラインヘッド32に出力する。
そして、上記構成の画像形成装置1では、オペレータが画像形成装置1の印刷操作を行うと、まず給紙部10に積載された用紙2が一枚ずつ搬送部20へ搬送される。搬送部20は、給紙部10より搬送された用紙2を画像形成部30へ搬送するため、二次搬送手段21の駆動を開始する。
この駆動に伴い、搬送駆動モータ21cに取り付けられたロータリエンコーダ21bが回転を始め、この回転から得られる回転検出信号がマーカ印字手段23に出力される。また、二次搬送手段21によって用紙2が搬送されると、用紙検出手段22が用紙2の通過位置を検出し、この検出した通過位置により得られた用紙検出信号がマーカ印字手段23に出力される。そして、用紙検出手段22から出力された用紙検出信号とロータリエンコーダ21bから出力された回転検出信号に基づいて、マーカ印字手段23は用紙余白部分の所定位置にマーカの印字行われる。
マーカ印字後、用紙2は画像形成部30に搬送され、搬送された用紙2は画像形成用搬送手段31によって画像形成位置まで搬送される。そして、用紙2が画像形成位置まで搬送されると、マーカ読取手段33によって用紙2に印字されたマーカが順次読み取られる。この読み取られたマーカから得られるマーカ検出信号は、周波数逓倍部33bにて所定数逓倍されて逓倍パルス数として表され、この逓倍パルス数が用紙搬送情報としてラインヘッド32の画像形成開始位置設定部32bに出力される。
マーカ読取手段33から出力された先端マーカ検出信号と用紙搬送情報が画像形成開始位置設定部32bに入力される、記憶部32aに記憶された各モジュールごとのモジュール情報が画像形成開始位置設定部32bに出力される。そして、画像形成開始位置設定部32bにおいて、記憶部32aに記憶される各モジュールごとのモジュール情報とマーカ読取手段33から出力された先端マーカ検出信号、用紙搬送情報に基づいて各モジュールごとのインク吐出開始位置やインク吐出タイミングなどのインク吐出情報が設定され、インク吐出制御信号としてインク吐出制御部32cへ出力されるとともに、記憶部32aに記憶された画像形成情報もインク吐出制御部32cに出力される。そして、インク吐出制御信号と画像形成情報に基づいて、ラインヘッド32のモジュール単位でインク吐出タイミングを用紙搬送に同期させて制御し、画像が形成される。画像を形成した後、用紙2は画像形成用搬送手段31により排出部40に搬送され排紙トレイ41に積層される。
このように、上述した画像形成装置1は、用紙2に用紙検出手段22によって検出された用紙検出信号と搬送駆動モータ21cから得られた回転位置検出情報に基づいたマーカを印字し、この印字されたマーカをマーカ読取手段33によって読み取り、この読み取ったマーカから得られる用紙搬送情報とラインヘッド32を構成する各モジュールごとのモジュール情報とから得られるインク吐出制御信号に基づいてインク吐出制御して画像形成を行う。すなわち、用紙2に印字したマーカを読み取ることで用紙2を直接スケール化し、用紙の搬送位置に同期させてモジュール単位でインクの吐出制御を行っている。
これにより、搬送ローラの経年劣化などによって生じる搬送ムラやラインヘッド32の組み立て時における各モジュール間の段差により生じるインクの着弾位置の位置ズレや低減させる効果を奏する。
ところで、上述した形態では、マーカの印字方法として搬送駆動モータ21cが1回転した際に印字する構成で説明したが、これに限定されることはなく、例えば回転位置検出信号を分周する方法や回転位置検出信号の1周期に複数本のマーカ印字を行ってもよい。
以上、本願発明における最良の形態について説明したが、この形態による記述及び図面により本発明が限定されることはない。すなわち、この形態に基づいて当業者等によりなされる他の形態、実施例及び運用技術等はすべて本発明の範疇に含まれることは勿論である。
本発明に係る画像形成装置の一構成例を示す概略説明図である。 (a) 本発明に係る画像形成装置における搬送部の詳細を示す説明図である。 (b) 本発明に係る画像形成装置のマーカ印字の一例を示す説明図である。 本発明に係る画像形成装置における画像形成部の詳細を示す説明図である。 一般的な画像形成装置の概略構成を示す説明図である。 (a)一般的な画像形成装置におけるラインヘッドの構成例を示す説明図である。 (b)同ラインヘッドで正常にインライン画像を形成した場合を示す説明図である。 (c)同ラインヘッドで正常にインライン画像が形成できなかった場合を示す説明図である。
符号の説明
1 画像形成装置
2 用紙
10 給紙部
20 搬送部
30 画像形成部
40 排出部

Claims (7)

  1. 複数のモジュールで二次元的に配置してなるラインヘッドを駆動制御して用紙に画像を形成する画像形成部を備えた画像形成装置において、
    前記画像形成部の上流側に配置され、前記用紙に直接的に位置検出用のマーカを用紙搬送に同期して逐次印字するマーカ印字手段と、
    前記ラインヘッド近傍の上流位置に配置し、前記印字したマーカを用紙搬送時に順次読み取るマーカ読取手段と、
    前記マーカ読取手段から各モジュールの吐出口までの距離情報や前記ラインヘッドを構成する各モジュールごとの寸法に関する情報を含むモジュール情報を記憶する記憶部とを備え、
    前記用紙に印字された前記マーカを前記マーカ読取手段にて読み取り、この読み取った前記マーカから得られる用紙搬送情報と前記記憶部に予め記憶された前記モジュール情報に基づいて前記ラインヘッドの各モジュール単位でインク吐出タイミングを前記用紙搬送情報に基づいて制御することを特徴とする画像形成装置。
  2. 複数のモジュールが二次元的に配置された色の異なる複数のラインヘッドを駆動制御して用紙に多色の画像を形成する画像形成部を備えた画像形成装置において、
    前記各色のラインヘッドは、
    前記画像形成部の上流側に配置され、前記用紙に直接的に位置検出用のマーカを用紙搬送に同期して逐次印字するマーカ印字手段と、
    前記各ラインヘッド近傍の上流位置に配置し、前記印字したマーカを用紙搬送時に順次読み取るマーカ読取手段と、
    前記マーカ読取手段から各モジュールの吐出口までの距離情報や前記ラインヘッドを構成する各モジュールごとの寸法に関する情報を含むモジュール情報を記憶する記憶部とを備え、
    前記用紙に印字された前記マーカを前記マーカ読取手段にて読み取り、この読み取った前記マーカから得られる用紙搬送情報と前記記憶部に予め記憶された前記モジュール情報に基づいて前記ラインヘッドのモジュール単位でインク吐出タイミングを前記用紙搬送情報に基づいて制御することを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記マーカ印字手段は、マーカの印字を用紙の側端余白部分に施したことを特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置。
  4. 前記マーカ印字に、可視光で認知できないステルスインクを用いたことを特徴とする請求項1乃至3記載の画像形成装置。
  5. 前記ステルスインクは、紫外線により励起されて可視光領域に発光中心波長を有するインクであることを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  6. 前記マーカ印字に、前記用紙に所望の画像を形成するときのみ認知でき、画像形成した後、所定時間経過後または所定処理を行うと消去するインクを用いたことを特徴とする請求項1乃至3記載の画像形成装置。
  7. 前記マーカ印字手段は、複数回画面形成を行なう際に、最初の画像形成時に搬送された用紙にのみマーカを印字することを特徴とする請求項1乃至6記載の画像形成装置。
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