JPH07121072B2 - カラ−画像記録方法 - Google Patents

カラ−画像記録方法

Info

Publication number
JPH07121072B2
JPH07121072B2 JP61240779A JP24077986A JPH07121072B2 JP H07121072 B2 JPH07121072 B2 JP H07121072B2 JP 61240779 A JP61240779 A JP 61240779A JP 24077986 A JP24077986 A JP 24077986A JP H07121072 B2 JPH07121072 B2 JP H07121072B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
recording paper
raster data
circuit
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP61240779A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6395780A (ja
Inventor
正治 西川
政司 浅野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optic Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optic Co Ltd filed Critical Olympus Optic Co Ltd
Priority to JP61240779A priority Critical patent/JPH07121072B2/ja
Publication of JPS6395780A publication Critical patent/JPS6395780A/ja
Publication of JPH07121072B2 publication Critical patent/JPH07121072B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Color Image Communication Systems (AREA)
  • Dot-Matrix Printers And Others (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)
  • Color, Gradation (AREA)
  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、原記録情報に基いてラスターデータを発生さ
せ、このラスターデータを受信してライン記録ヘッドに
よって記録紙上に記録を行なうと共に、記録紙とライン
記録ヘッドとをライン記録方向と直交する方向へ相対的
に移動させながら、同一記録紙面上に異なった色の画像
を重ね合わせて記録形成するカラー画像記録方法に関す
る。
〔従来の技術〕
熱溶融転写、感光紙を用いた電子写真記録,静電記録な
どの記録技術を用い、例えばロール状記録紙等の記録紙
における同一記録紙面上に、異なる色の画像を重ね合わ
せて記録形成するカラー画像記録方法は公知である。か
かるカラー画像記録においては、各色画像に位置ずれを
生じないことが重要であり、上記位置ずれによる色ずれ
防止のために従来から種々の改良が行なわれている。
例えば米国特許第4007489号明細書には、記録紙上に設
けたマークを読取って記録紙の幅方向位置を検知し、記
録ヘッドの書込みタイミングを制御して各色画像の位置
合わせを行なう技術が記載されている。また米国特許第
4485982号明細書,同じく米国特許第4569584号明細書に
は、記録紙上の追跡指標を読取って画像の記録位置の制
御を行なう技術が記載されている。
第6図は米国特許第4485982号明細書に記載されている
技術内容を示す図である。第6図において、1はロール
状記録紙、2は供給ローラ、3は供給用モータ、4a,4b
および5a,5bはそれぞれ記録紙両側に形成されているx
およびy方向の追跡指標、6a,6bおよび7a,7bは上記各追
跡指標の読取りセンサー、8はロータリエンコーダ、9
は記録紙エッジセンサー、10はパルスモータ、11はスク
リュー、12は紙送りローラである。また13,14,15は記録
ヘッドや現像ヘッドなどの画像記録処理ステーション、
16は巻取りローラ、17は巻取り用モータ、18は与圧ロー
ラである。
追跡指標4a,4bおよび5a,5bは、各色の画像形成に先だっ
て形成され、これらの追跡指標4a,4bおよび5a,5bを、セ
ンサー6a,6bおよび7a,7bによってそれぞれ読み取ること
により記録紙1のx,y方向位置を検知し、その検知信号
に基いて記録ヘッドを制御することにより各色の画像形
成位置が制御される。この場合、追跡指標4a,4bをセン
サー6a,6bにより読み取った信号は、記録紙1の幅方向
すなわちy方向の記録位置制御に用いられる。また追跡
指標5a,5bをセンサー7a,7bにより読み取った信号は、記
録紙1の長手方向すなわちx方向の記録位置制御に用い
られる。
なお追跡指標4a,4bの読み取りを行なうセンサー6a,6b
は、図示はしてないが記録ヘッドと一体的に保持されて
おり、センサー6aの検知信号の大きさとセンサー6bの検
知信号の大きさとが常に等しくなるように、記録ヘッド
のy方向位置をサーボコントロールすることによって、
記録紙1の幅方向中心位置と記録ヘッドの中心位置とを
常に一致させ、記録される各色画像のy方向への位置ず
れを防止するものとなっている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記の従来技術においては、次のような問題がある。す
なわち記録紙1の吸湿状態が常に一定化されていて、記
録紙1に伸縮が生じない場合には、上記従来技術におい
ても各色の画像の位置合わせは正確に行なわれ、色ずれ
は生じない。しかし、環境条件の変化に伴って記録紙1
の吸湿状態が変化すると、記録紙1に伸縮が生じるの
で、色ずれが発生してしまうという問題があった。特に
幅方向への伸縮による色ずれに対しては、その補正手段
がないために、色ずれ発生が顕著である。
第7図(a)(b)(c)は、上記色ずれ発生の模様を
示す図である。同図(a)は記録紙1の左端部に形成さ
れた画像を示し、同図(b)は記録紙1の中央部に記録
された画像を示し、同図(c)は記録紙1の右端部に記
録された画像を示している。適度の吸湿状態にある記録
紙1を乾燥した雰囲気中に置くと、記録紙1は漸次収縮
していく。したがって、そのような雰囲気中で記録紙1
を往復動作させながら、C(シアン)、M(マゼン
ダ)、Y(イエロー)の順序で、各色の画像記録を行な
うと、C、M、Yの各色画像記録は、記録紙1の幅方向
の収縮度合いが異なる状況下で行なわれることになる。
その結果、第7図(a)(b)(c)に示すように、最
初に記録したC色の画像は紙面の最内側に形成され、次
に記録したM色の画像はその外側に形成され、最後に記
録したイエロー色の画像は紙面の最外側に形成される。
かくして記録紙1の幅方向の収縮による色ずれが発生す
る。
一般に記録紙は、製造時において50〜60%の相対湿度に
バランスする如く調湿されている。このような記録紙を
20〜30%の相対湿度の環境下に置くと、5〜10分の間に
0.5%程度の幅方向の収縮が生じる。したがってA0版ま
たは36インチ幅の記録紙では、5mmもの収縮が生じるこ
とになる。したがって上記収縮に対する補正手段なしで
は、正常なカラー画像の記録形成は期待できない。
このような問題を解決すべく、第6図に示すセンサー6
a,6bを用い、記録紙1の幅方向の寸法変化を検出し、そ
の値に基いてコントローラ等から受信したラスターデー
タを一定間隔で間引くことにより、幅方向の寸法を合わ
せる画像記録方法が考えられている。しかるにこの記録
方法によると、送られてくるラスターデータの一部を間
引くものであるため、間引かれる位置にある重要な画像
データが消失してしまうおそれがある。例えば記録紙の
送り方向に沿って記録されるべき直線が存在しているよ
うな場合、その線が記録されずに消えてしまうといった
不都合がある。
そこで本発明は、50〜60%の相対湿度にバランスする如
く調湿された記録紙に対しても、記録紙の幅方向の寸法
変化に起因する色ずれを適確に防止でき、しかも画像デ
ータを消失するおそれがなく、加えて画像寸法を記録紙
の幅方向の寸法変化がない場合においては正規な寸法に
保ち得るカラー画像記録方法を提供することを目的とす
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は上記問題点を解決し目的を達成するために、次
のような手段を講じた。すなわち、原記録情報に基いて
ラスターデータを発生させ、このラスターデータを受信
してライン記録ヘッドによって記録紙上に記録を行なう
と共に、記録紙およびライン記録ヘッドをライン記録方
向と直交する方向へ相対的に移動させながら、同一記録
紙面上に異なった色の画像を重ね合わせて記録形成する
カラー画像記録方法において、 原記録情報をラスターデータに変換する過程で、上記ラ
スターデータを正規の1ライン長さから一定値、例えば
記録中に乾燥によって縮小する記録紙幅の最大推定縮小
値、を差引いた長さに平均的に縮小する。しかるのち上
記縮小ラスターデータに対し離散的に、例えばラスター
データを構成する数〜数十ビットづつの単位データブロ
ック毎に、例えば1〜数ビットの割合いで補正ドットを
加えることによって、縮小前のラスターデータ長に戻
す。このようにして得たラスターデータを基準にして、
記録中における記録紙の幅寸法変化情報に応じて、前記
補正ドットを増減しながら記録を行なうようにした。
〔作用〕
このような手段を講じたことにより、次のような作用を
呈する。第1色目の画像記録時には記録紙の幅寸法変化
が比較的少ないので、記録紙はほぼ正規の幅寸法を有し
ており、記録画像も正規の寸法のものとなる。この上に
第2,第3色目の画像を重ね合わせて形成する時点で、記
録紙の幅が例えば乾燥によって収縮してくると、はじめ
に形成した画像の寸法が小さくなってくる。しかるに後
続の第2,第3色の画像記録は、記録紙幅の変化情報に基
いて補正ドットが除去され、その長さが第1色目の画像
寸法に合致した長さのラスターデータに基いて行なわれ
るので、記録紙に経時的な寸法変化が生じても、色ずれ
の発生を防止できる。そしてこの場合、除去されるのは
予め付加した補正ドットであるので、上記補正ドットが
除去されても真の画像の一部が欠落することにはなら
ず、画像内容の変質は生じない。
なお記録中において記録紙の幅が例えば吸湿によって伸
長する場合には、上記とは逆に補正ドットの増加が行な
われ、同様に色ずれ防止が行なわれる。
また記録原情報をラスターデータに変換する過程でラス
ターデータの長さを一定値だけ平均的に縮小しておき、
これに補正をドットを加えて正規の寸法に戻したラスタ
ーデータを基準のラスターデータとなし、以下この基準
ラスターデータに対して、記録紙幅の変化に対応した補
正ドットの増減を行なうようにしているので、形成され
た画像寸法は記録紙幅の伸縮によって変化するが、記録
紙幅に変化が生じない場合には、画像寸法は正規の寸法
となる。したがって補正ドットの増減による色ずれ補正
を行なうものでありながら、画像寸法自体の変化を最少
限に抑制できる。
〔実施例〕
第1図は本発明方法を実施するための装置例を示すブロ
ック図である。同図において、20は原記録情報であり、
後述するようにCADやコンピュータグラフィックスのベ
クターデータのように、コンピュータによってつくり出
された情報、あるいは写真や書画のようなドキュメント
情報そのものである。21は縮小ラスターデータ発生部で
あり、原記録情報20をラスターデータに変換すると同時
に、そのラスターデータの長さを正規の1ライン長から
一定値、例えば記録中に乾燥によって縮小する記録紙幅
の最大推定縮小値、を差引いた長さに平均的に縮小す
る。なお記録ライン方向とと直交する方向の信号配列
は、正規の寸法で送出する機能を有している。22は受信
バッファであり前記縮小されたラスターデータを受信す
る。23はその書込みアドレス回路、24はその読出しアド
レス回路である。25は読出しバッファであり、前記受信
バッファ22に受信されたラスターデータを順次読み出
す。
26はビット列拡大回路であり、前記縮小ララスターデー
タ発生部21により縮小された縮小ラスターデータに対
し、離散的に、例えばラスターデータを構成する数〜数
+ビットづつの単位データブロック毎に、例えば1〜数
ビットの割合いで補正ドットすなわちダミービットを加
えることによって、縮小前の正規のラスターデータ長に
戻す機能を有する。なおダミービットは、画像変質を避
けるために加える箇所の隣接ビットの状態に対応させる
ことが望ましい。すなわち黒白二値記録であって「1」
「0」の信号が用いられる場合には、ダミービットを加
える箇所の前後がいずれも「1」であれば追加する信号
は「1」とし、前後がいずれも「0」であれば、「0」
を加える。また前後が「1」と「0」または「0」と
「1」というような境界領域では、前側ビットまたは後
側ビットのいずれか一方のビットと同一のダミービット
を加えるか、あるいは両者の中間的性質のビットを加え
るようにする。ダミービット挿入箇所としては、データ
ライン毎に例えば50〜200ビットの範囲で挿入指定位置
をシフトさせて挿入の影響が目立たないようにしてもよ
い。
27はビット列縮小回路であり、次に説明する28,29など
により得られる記録中における記録紙の幅寸法変化情報
に基いて、前記補正ドットすなわちダミービットを必要
な分だけ除去してビット列の縮小を行なう。
記録紙幅データ発生部28は、第6図でいえば記録紙の幅
方向位置センサー6a,6bを含む検知回路に相当するが、
この場合のセンサーとしては追跡指標を読取るセンサー
ではなしに記録紙エッジを読取るセンサーであってもよ
い。なお記録紙幅データ発生部28としては、記録紙の寸
法を直接検知せずに、単に寸法変化の予測値を複数用意
しておき、これらを選択的にインプットする方式のもの
であってもよい。
縮小コントローラ29は、記録紙幅データ発生部28からの
情報に応じてダミービットを除去する箇所を指定するた
めのものであが、その箇所は、ビット列拡大回路26でダ
ミービットを挿入した位置を選択することにより行な
う。
かくして記録紙幅の縮小が生じないときにはダミービッ
トの除去は行なわず、また僅かな縮小があるときには少
数のダミービットの除去を行ない、大きな縮小があると
きには多数のダミービットの除去を行なう。このように
記録紙幅の縮小が大きくなるにしたがって除去するダミ
ービット数を増加して、最大限、ビット列拡大回路27で
挿入したダミービット数まで抜き取ることができるよう
になっている。
30は出力バッファであり、前記記録紙の幅の縮小に対応
してビット列を縮小したラスターデータを、直一並列変
換してラッチ回路31に送り込む。ラッチ回路31はパラレ
ルなラスターデータをヘッドドライブ回路32に送り込
む。ヘッドドライブ回路32はそのデータを記録紙に対し
て記録する。
第2図(a)は、原記録情報20がベクター信号である場
合の縮小ラスターデータ発生部21の構成を示す図であ
る。同図において、41はベクター信号発生部であり、コ
ンピュータによってつくられるCAD,グラフィックスなど
の信号を発生させる。42は上記ベクター信号をビット列
情報の形でラスターデータに変換する部分である。この
ラスターデータの各ビットは、ハードコピーに記録され
るときの画素ピッチに対応した長さ分の情報を表示する
ものであるから、ビット数が決まると、記録画像上での
記録ラインの長さが決まる。本実施例においては、ベク
ター信号をラスターデータに変換するときに、ラスター
データが指定する1ライン長さに平均的に縮小されるよ
うに、ベクター・ラスター変換を行なうものである。す
なわちこの場合の縮小は、原記録情報20の各部分に対し
て比例的に行なうものであって、ラスター変換後にビッ
トを抜き取るような方法は部分的に記録情報が消失して
しまうので不適当である。
第2図(b)は、原記録情報20が原画像である場合の縮
小ラスターデータ発生部21の構成を示す図である。同図
において43は原画像であり、44は縮小ラインスキャナー
である。縮小ラインスキャナー44は、原画像43を読取る
ときに、スキャナーの光学系の投影倍率を1より若干小
さな値に設定した状態で原画像43を分解縮小してラスタ
ーデータを得るものとなっている。
なお第2図(a)(b)いずれの場合においても、ラス
ターデータ長の縮小は行なうが、記録ラインと直交する
方向の信号配列の寸法については原記録情報20をそのま
ま変換し、縮小は行なわない。
第3図はビット列拡大回路26を中心とした画像拡大部の
具体的回路構成を示す図である。図中51はラッチ回路、
52は並−直変換回路、53,54はシフトレジスタ、55,56は
連動式の切換えスイッチ、57はフリップフロップ回路
(以下FF回路と略称する)、58はカウンタ、59,64はオ
アゲート、60は極性反転回路、61,63はアンドゲート、6
2は否定回路付きアンドゲートである。
以下、第4図に示す動作タイミング図を適時参照して第
3図に示す回路の動作を説明する。なおここでは1ライ
ンを8ビット毎の単位データブロックに区切って処理す
る場合を例にとって説明する。
第4図に示す時点t1において書込み信号WRが与えられる
と、第1図に示してある受信バッファ22から読み出され
た画像データFDが、上記書込み信号WRによってラッチ回
路51に保持される。同時に上記書込み信号WRによって、
FF回路57がセットされると同時に、カウンタ58がクリア
される。
FF回路57がセットされた結果、そのセット出力信号S0に
よりゲート61が開き、クロック信号S1,S4が供給される
状態となる。上記クロック信号S4によりシフトレジスタ
53のシフト動作が開始される。
一方、カウンタ58がクリアされた結果、カウンタ58のQm
ax出力が零になる。したがってゲート62が開き、前記ク
ロック信号S1がシフトクロック信号S2として並−直変換
回路52に供給される。このため並−直変換回路52が作動
を開始し、ラッチ回路51にラッチされているパラレルな
ラスターデータを、シリアルなラスターデータに変換開
始する。変換されたシリアルデータは前記シフトレジス
タ53へ順次供給される。
ゲート61を通過した前記クロック信号S1はカウンタ58へ
供給される。このためカウンタ58が計数動作を開始す
る。これにより並−直変換回路52からシフトレジスタ53
へシリアル転送されるビット数が計数される。
第4図に示す時点t2において、8ビット目の転送が行な
われたとき、カウンタ58の最上位ビットのQmax出力が
「1」となる。このためゲート62が閉じ、クロック信号
S2が断たれるので、並−直変換回路52はその状態を保持
したまま停止する。しかしこの時点ではゲート63はまだ
閉じた状態のままであるため、クロック信号S3は送出さ
れない。従ってFF回路57はセット状態のままであり、ゲ
ート61は開の状態を保っている。このためシフトレジス
タ53にはクロック信号S4がさらに入力され、シリアル入
力が継続される。つまり並−直変換回路52の最後のデー
タがシフトレジスタ53に入力されつづける。かくして転
送終了したデータにダミービットが付加され、画像デー
タFDが拡大されることになる。
なお本実施例では、並−直変換回路52が停止した後、カ
ウンタ58が次のクロック信号S1を計数する時点t3におい
て、カウンタ58のQAおよびQmax出力が共に「1」となる
ので、ゲート63が開きパルス信号S3が送出される。この
ため、一方においてFF回路57がリセットされ、他方にお
いてカウンタ58がクリアされる。FF回路57がリセットさ
れると、ゲート61が閉じ、シフトレジスタ53,カウンタ5
8,ゲート62へ供給されていたクロック信号S4,S1が断た
れる。それと同時に、極性反転回路60を通じてラッチ回
路51への書込みイネーブル信号WRENが出力されるので、
書込み動作は終了し、次のデータの待機状態となる。
かくして入力した画像データFDの8ビットに対してダミ
ービットが1ビットだけ付け加えられ、画像データFDが
拡大される。上述の動作を所定の回数だけ繰返すことに
より、8ビットの単位データブロック毎に1ビットづつ
付加された拡大画像データが得られる。
なおシフトレジスタ53には、シフトレジスタ54が切換え
スイッチ55,56を介して並設されている。したがって切
換えスイッチ55,56を同時に切換え動作させることによ
り、一方のシフトレジスタ53に対して書込み動作を行な
っている期間、他方のシフトレジスタ54から読出しを行
ない、他方のシフトレジスタ54に対して書込み動作を行
なっている期間、一方のシフトレジスタ53から読出しを
行なうことができる。その結果、能率のよいビット列拡
大動作を行なえる上、次段の画像縮小用の回路とは非同
期で動作させることができる。
第5図はビット列縮小回路27を中心とした画像縮小部の
具体的回路構成を示す図である。第5図において70は、
第3図に示す画像拡大部の回路におけるシフトレジスタ
53または54の一方を、第3図の回路とは電気的に切離し
て取出した状態を示している。71,72は上記シフトレジ
スタ70と同様のシフトレジスタでり、第3図の場合と同
じ理由から2台を並設している。73は直−並列変換回路
である。74,75および76,77は前記2台のシフトレジスタ
71,72を切換えるための連動式の切換えスイッチであ
る。78は8クロック毎にパルスを出力するカウンタであ
り、79は9クロック毎にパルスを出力するカウンタであ
る。80は予め設定されたプリセット値が零になると、出
力「1」を送出する減算カウンタである。81は第1図の
記録紙幅データ発生部28から送られてくる記録紙の幅寸
法データWDに応じて、前記ビット列拡大回路26で8ビッ
トの単位データブロック毎に付加された補正ドットすな
わちダミービットを、何ブロック毎に除去するかを決定
するためのデータを形成するデコーダであり、第1図の
縮小コントローラ29に相当している。このデコーダ81の
内容は前記減算カウンタ80のプリセットデータとなる。
82は否定回路付きアンドゲート、83はアンドゲート、8
4,85はオアゲートである。
次に上記のように構成された回路の動作を説明する。1
ラインスタート信号LINE−STARTが入力すると、カウン
タ78,79がリセットされる共に、減算カウンタ80にプリ
セット指令信号が与えられるため、同カウンタ80にデコ
ーダ81の内容がプリセットされる。
今、記録紙の収縮量がきわめて大きい場合を想定する
と、その大きな幅寸法変化情報に応じて、デコーダ81に
は全単位データブロックからダミービットを全て除去す
べく、[1]なるデータが設定される。記録紙の収縮量
が比較的小さい場合には、その幅寸法変化情報に応じ
て、2,3,…ブロック毎にダミービットを除去すべく、
[2],[3]…なるデータが設定される。
転送クロックCLKが入力すると、シフトレジスタ70のデ
ータが、シフトレジスタ71へ順次転送されはじめる。同
時にカウンタ78,79はそのクロック数つまり転送数の計
数を開始する。8ビットの転送が終了すると、カウンタ
78の計数値が[8]となるので、パルスが1個出力され
る。このパルスが減算カウンタ80に入力すると、この減
算カウンタ80にプリセットされている[1]が減算され
[0]となる。そうすると、同カウンタ80から出力
「1」が送出され、ゲート82が閉じる。このため、シフ
トレジスタ71にそれまで供給されていたクロック信号が
断たれ、シフトレジスタ71は停止する。しかるにシフト
レジスタ70に対して、クロック信号が引続き供給される
ので、シフトレジスタ70はさらにシフト動作する。この
結果、先に付加された9ビット目のダミービットは、前
記シフトレジスタ71へ転送されずに捨てられる。つまり
ダミービットが除去される。そして9ビット目のシフト
が終了すると、カウンタ79の計数値が[9]となるた
め、パルスが1個出力される。このパルスはオアゲート
84を介してカウンタ78にクリア信号として与えられるた
め、カウンタ78はクリアされる。また前記パルスはアン
ドゲート83およびオアゲート85を介して減算カウンタ80
へプリセット指令信号として与えられる。このため減算
カウンタ80にデコーダ81による設定データが再度プリセ
ットされる。なおカウンタ79はこの時点で初期状態すな
わちクリア状態となる。そして再び上述した一連の動作
を繰返す。かくして各データブロック毎に付加されてい
たダミービットが全て除去され、1ラインのラスターデ
ータは、ダミービットを付加する前の長さまで縮小され
る。
なお記録紙の収縮がそれほど大きくなく、減算カウンタ
80にプリセットされるデタが[2]以上の大きな値であ
る場合には、8ビットの転送終了時点においても、その
内容が零にならない。つまりその出力は「0」のままで
ある。したがってこのような場合には、ゲート82は開い
た状態を保持するので、シフトレジスタ71に9ビット目
も転送される。この転送が終了すると、前記したように
カウンタ78,79のクリアおよび減算カウンタ80の再プリ
セットが行なわれる。以下同様の動作を繰返す。そして
減算カウンタ80の内容が零になったとき、前述と同様の
ダミービットの除去が行なわれる。かくしてダミービッ
トが複数のデータブロック毎に1ビットづつ除去される
ので、この場合のラスターデータ縮小度合いは比較的小
さいものとなる。
シフトレジスタ71に収容されたデータは、切換えスイッ
チ群の切換え動作により第5図の回路から電気的に切離
された状態で、直−並列変換回路73にてパラレルデータ
に再変換されたのち、次段の回路へ送り出される。
次に上述した本実施例を、第6図に示す従来の装置に適
用した場合について説明する。ロール状記録紙1はロー
ル状に巻込まれているときには製造時の含水量を有して
いるが、差ほどかれて記録部へ移送される過程において
環境湿度に応じて幅寸法変化を生じる。この記録紙1の
幅の変化は、エッジ検知器9あるいは追跡指標センサー
6a,6bにより検知される。エッジ検知器9により検知さ
れる場合においては、第1色目の記録時から記録幅制御
が行なわれる。また追跡指標センサー6a,6bにより検知
される場合においては、まず追跡指標センサー6a,6bの
記録が行なわれたのち、次の工程から記録幅制御が行な
われる。記録紙1の幅寸法の変化は、記録紙1がロール
から巻ほどかれてから数分間は急激に進み、5〜10分経
過して環境になじむと、その変化はかなり緩やかにな
る。記録紙1は通常50〜60%の相対湿度にバランスする
ように製造時に調湿されることが多いが、20〜30%の相
対湿度の環境に巻解かれた状態で置かれると、0.5%程
度の幅方向の収縮を生じる。したがって2色目,3色目と
重ね合わせて記録されるにしたがって、記録幅の補正量
を増加させながら記録が実行される。補正量の決定は、
記録紙1のエッジを直接検知したり、追跡指標4a,4bを
検知して行なう場合にはリアルタイムで行なわれる。追
跡指標4a,4bが部分的にしか配置されていない場合に
は、追跡指標相互の間の寸法情報は、演算によって補足
される。さらに記録紙幅を検知する機構を持たない場合
には、同一種類の補正条件を予め定めておいて、これを
適宜選択して補正回路にインプットするように構成する
ことにより、本発明を実施可能である。
なお本発明は前記実施例に限定されるものではない。た
とえば前記実施例では、記録紙が記録中に乾燥により収
縮する場合を想定して、ビット列縮小回路27を設けた場
合を例示したが、記録紙の幅が吸湿によって伸びる場合
にも対処できるように、ビット列縮小回路27に、ビット
列拡大回路26と同様のビット列拡大機能を付加するよう
にしてもよい。このほか本発明の要旨を逸脱しない範囲
で種々変形実施可能であるのは勿論である。
〔発明の効果〕
本発明によれば、原記録情報をラスターデータに変換す
る過程で、上記ラスターデータを正規の1ライン長さか
ら一定値を差引いた長さに平均的に縮小し、しかるのち
上記縮小ラスターデータに対して離散的に補正ドットを
加えることによって、縮小前のラスターデータ長に戻
し、このようにして得たラスターデータを基準にして、
記録中における記録紙の幅寸法変化情報に応じて前記補
正ドットを増減しながら記録を行なうようにしたので、
50〜60%の相対湿度にバランスする如く調湿された記録
紙に対しても、記録紙の幅方向の寸法変化に起因する色
ずれを適確に防止でき、しかも画像データを消失するお
それがなく、加えて画像寸法を記録紙の幅方向の寸法変
化がない場合においては正規な寸法に保ち得るカラー画
像記録方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本発明の一実施例を示す図で、第1図
は本発明方法を実施するための装置例を示すブロック
図、第2図(a)(b)は原記録情報がベクター信号で
ある場合および原画像である場合の縮小ラスターデータ
発生部の構成を示す図、第3図はビット列拡大回路を中
心とした画像拡大部の具体的回路構成を示す図、第4図
は第3図の動作タイミングを示す図、第5図はビット列
縮小回路を中心とした画像縮小部の具体的回路構成を示
す図である。第6図は米国特許第4485982号明細書に記
載されている技術内容を示す図、第7図(a)(b)
(c)は第6図に示す装置の欠点である色ずれ発生の模
様を示す図である。 20…原記録情報、21…縮小ラスターデータ発生部、22…
受信バッファ、26…ビット列拡大回路、27…ビット列縮
小回路、28…記録紙幅データ発生部、29…縮小コントロ
ーラ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/393 1/46 B41J 3/00 B 3/20 117 C

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原記録情報に基いてラスターデータを発生
    させ、このラスターデータを受信してライン記録ヘッド
    によって記録紙上に記録を行なうと共に、上記記録紙お
    よびライン記録ヘッドをライン記録方向と直交する方向
    へ相対的に移動させながら、同一記録紙面上に異なった
    色の画像を重ね合わせて記録形成するカラー画像記録方
    法において、 原記録情報をラスターデータに変換する過程で、上記ラ
    スターデータを正規の1ライン長から一定値を差引いた
    長さに平均的に縮小し、この縮小ラスターデータに対し
    て離散的に補正ドットを加えることにより縮小前のラス
    ターデータ長に戻し、得られたラスターデータを基準に
    して、記録中における記録紙の幅寸法変化情報に応じて
    前記補正ドットを増減しながら記録を行なうことを特徴
    とするカラー画像記録方法。
JP61240779A 1986-10-10 1986-10-10 カラ−画像記録方法 Expired - Lifetime JPH07121072B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61240779A JPH07121072B2 (ja) 1986-10-10 1986-10-10 カラ−画像記録方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61240779A JPH07121072B2 (ja) 1986-10-10 1986-10-10 カラ−画像記録方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6395780A JPS6395780A (ja) 1988-04-26
JPH07121072B2 true JPH07121072B2 (ja) 1995-12-20

Family

ID=17064579

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61240779A Expired - Lifetime JPH07121072B2 (ja) 1986-10-10 1986-10-10 カラ−画像記録方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07121072B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011167849A (ja) * 2010-02-16 2011-09-01 Sinfonia Technology Co Ltd プリンタ
US8376516B2 (en) * 2010-04-06 2013-02-19 Xerox Corporation System and method for operating a web printing system to compensate for dimensional changes in the web
JP2012196787A (ja) * 2011-03-18 2012-10-18 Seiko Epson Corp 液体噴射装置及び液体噴射方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6395780A (ja) 1988-04-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6137521A (en) Information recording apparatus and information recording method
JPH0712194B2 (ja) 画像処理装置
JP4942414B2 (ja) プリント装置
JPH07121072B2 (ja) カラ−画像記録方法
JP4374822B2 (ja) 印刷制御装置、印刷制御方法、印刷装置および印刷制御プログラム
JPH07121073B2 (ja) カラ−画像記録方法
JP3487255B2 (ja) カラー印刷装置及びそのビデオデータ出力方法
JP2925198B2 (ja) メモリ駆動装置
JP2739481B2 (ja) ページプリンタ
JPH0233195B2 (ja) Dejitarujohonokirokuhohooyobikirokutantai
JP3120616B2 (ja) 画像記録装置
JPH05142916A (ja) 画像記録装置
JP3098435B2 (ja) 複数サーマルヘッド用制御システム
JP3703273B2 (ja) 画像データ変換装置、画像データ変換装置を具えた印字装置および画像データ変換方法
JP3247456B2 (ja) カラー画像形成装置
JPH09191390A (ja) 画像処理装置及びその方法
JPH1044530A (ja) 印刷制御装置、情報処理装置、印刷装置および印刷情報処理方法
JP2985303B2 (ja) 記録装置の領域認識方式
JPH05284306A (ja) 画像形成装置
JPH0516593A (ja) 画像記録方法
JPH05301384A (ja) 多色画像形成装置
JPH04150148A (ja) 記録装置
JPS62213464A (ja) 画像記録装置
JP2003230002A (ja) 画像回転処理方法および画像処理装置並びにそれを備えた画像形成装置
JPS62230156A (ja) フアクシミリ受信装置