JPH07119042A - スプレー型糊剤組成物 - Google Patents
スプレー型糊剤組成物Info
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- JPH07119042A JPH07119042A JP5265129A JP26512993A JPH07119042A JP H07119042 A JPH07119042 A JP H07119042A JP 5265129 A JP5265129 A JP 5265129A JP 26512993 A JP26512993 A JP 26512993A JP H07119042 A JPH07119042 A JP H07119042A
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Abstract
ビニルの鹸化物、スルホン酸基を含有するビニル系モノ
マーを重合して得られるポリマー及びその塩並びに前記
ビニル系モノマーの2種以上を重合して得られるコポリ
マー及びその塩、重合性芳香族系モノマーを必須成分と
する1種又は2種以上の重合性モノマーを重合して得た
ポリマーをスルホン化して得られるポリマー又はその塩
等の水溶性ポリマーを 0.1〜20重量%、(b) 硫酸ナトリ
ウム、硫酸亜鉛、塩化カルシウム等の水溶性無機塩を
0.1〜10重量%、及び (c)バランス量の水を含有するス
プレー型糊剤組成物。 【効果】 張り性能に優れ、処理後の衣料に水滴が付着
した場合でも輪ジミが生じない。
Description
関する。更に詳しくは、処理後の衣料へ水滴が付着した
場合の、糊剤が衣料表面で形成する被膜の再溶解による
輪ジミ現象を低減させることができるスプレー型糊剤組
成物に関する。
に使用することができるので便利である。従来のスプレ
ー型糊剤は、処理衣料を着用後、通常の家庭洗濯で、糊
剤を完全に洗い落とせるよう水溶性のポリマーを配合し
たものが主であった。
性が高いために、処理後の衣料を着用している時に、
雨、汗などの水滴が少量付着しただけでもポリマーの被
膜が再溶解し、布上で移動し、輪ジミを生じさせること
があった。ここで、「輪ジミ」とは濃色化された輪状の
シミをいう。この輪ジミ現象は特に色物衣料で顕著であ
る。
を具備し、且つこのような輪ジミ現象を抑制できるスプ
レー型の糊剤組成物を提供することである。
を解決する為、鋭意検討した結果、水溶性ポリマーを配
合したスプレー型糊剤組成物に、水溶性無機塩を配合す
ることにより、この輪ジミ現象を低減させることを見出
し、本発明を完成するに至った。
び(c) 成分を含有するスプレー型糊剤組成物を提供する
ものである。 (a) 成分:下記ポリマー(i) 〜(ix)からなる群より選ば
れる1種又は2種以上の水溶性ポリマー 0.1〜20重量
% ポリマー (i) ;化工澱粉 ポリマー (ii) ;セルロース誘導体 ポリマー (iii);ポリ酢酸ビニルの鹸化物 ポリマー (iv) ;スルホン酸基を含有するビニル系モノ
マー(A) を重合して得られるポリマー及びその塩並びに
該モノマー(A) の2種以上を重合して得られるコポリマ
ー及びその塩 ポリマー (v) ;スルホン酸基を含有するビニル系モノ
マー(A) の1種又は2種以上とその他のビニル系モノマ
ー(B) の1種又は2種以上を重合して得られる、前記モ
ノマー(A) の割合が30mol %以上であるコポリマー及び
その塩 ポリマー (vi) ;重合性芳香族系モノマーを必須成分と
する1種又は2種以上の重合性モノマーを重合して得た
ポリマーをスルホン化して得られるポリマー又はその塩 ポリマー (vii);N−ビニル−2−ピロリドン(C) のホ
モポリマー ポリマー(viii);前記モノマー(C)と、モノマー(C)と共
重合し得るモノマー(C)以外のビニル系モノマー(D) の
1種又は2種以上を重合して得られるコポリマー及びそ
の塩(但し、コポリマー及びその塩のモノマー組成にお
いてモノマー(C) のモル分率は30%以上である) ポリマー (ix) ;アクリル酸又はメタクリル酸のホモポ
リマー及びコポリマー並びにこれらの塩 (b) 成分:水溶性無機塩 0.1〜20重量% (c) 成分:水。
(a) 成分は、上記ポリマー (i)〜(ix)からなる群より選
ばれる1種又は2種以上の水溶性ポリマーが使用され
る。
ては、ヒドロキシアルキル化澱粉(例えば、ヒドロキシ
エチル化澱粉、ヒドロキシプロピル化澱粉等)、カルボ
キシアルキル化澱粉(例えばカルボキシメチル化澱粉
等)、第4級アンモニウム基を有するカチオン化澱粉又
はこれらを酸化剤(例えばH2O2、NaClO 等)又は酵素に
より低粘度化したものが使用される。
ドロキシアルキル基、カルボキシアルキル基、カチオン
基等)が導入される割合を示す置換度(澱粉の全水酸基
に対し、置換基が導入される割合)は、0.08〜0.3 好ま
しくは 0.1〜0.2 である。置換度が0.08未満では、化工
澱粉の変性により、長期間保存すると沈澱物が生成し、
色物の衣類に使用した時に白化現象が起こる。また、置
換度が0.3 より大きいものを用いた場合、張り強度の低
下が認められるため好ましくない。
過酸化水素、次亜塩素酸ナトリウム等の酸化剤又は酵素
で分解することにより低下可能である。例えば、5重量
%水溶液の粘度が40センチポイズ(以下cpとする。20
℃)以下である化工澱粉が好ましく、これ以上の粘度で
はスプレー性が良好でない。
ルロース誘導体としては、ヒドロキシアルキルセルロー
ス(例えばヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエ
チルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース等)、
アルキルセルロース(例えばメチルセルロース、エチル
セルロース等)、カルボキシメチルセルロース、第4級
アンモニウム基を有するカチオン化セルロース等が使用
される。この場合において、セルロースに対し置換基
(ヒドロキシアルキル基、アルキル基、カルボキシメチ
ル基、カチオン基等)が導入される割合を示す。置換度
(セルロースの全水酸基に対し、置換基が導入される割
合)は、 0.5〜1.5 、好ましくは 0.6〜1.0 である。
又、本発明組成物で使用されるセルロース誘導体は、20
℃にて1重量%の水溶液としたとき100cp 以下、好まし
くは50cp以下であることが望ましい。この理由は<ポリ
マー(i)>において述べたのと同じである。
物>ビニルアルコールのホモポリマーは、ポリ酢酸ビニ
ルを100mol%鹸化して得られる。ポリ酢酸ビニルを不完
全に鹸化すれば、ビニルアルコールと酢酸ビニルとのコ
ポリマー状態のものが得られる。
ニルを70〜100mol%、好ましくは85〜100mol%鹸化した
ものが好適である。又、このような範囲の鹸化度のポリ
マーに対しカルボン酸変性、カチオン変性を行い、変性
ポリビニルアルコールとして使用することができる。
れらの変性物は、20℃にて4重量%水溶液としたとき20
0cp 以下、好ましくは100cp 以下であることが望まし
い。
るポリマー(iv)は、スルホン酸基を含有するビニル系モ
ノマー(A) を重合して得られるポリマーもしくはその
塩、又は該モノマー(A)の2種以上を重合して得られる
コポリマーもしくはその塩である。
ポリマー(iv)の分子量は、1000〜600万が好ましく、更
に好ましくは5000〜100 万、特に好ましくは1万〜50万
の範囲である。分子量が1000よりも小さい場合には十分
な張り性能が得られないし、また 600万よりも大きい場
合にはスプレー性が良好でなくなるために好ましくな
い。
するスルホン酸基を含有するビニル系モノマー(A) とし
ては、スチレンスルホン酸、2−アクリルアミド−2−
メチルプロパンスルホン酸、アリルスルホン酸、ビニル
スルホン酸、メタリルスルホン酸、スルホプロピルメタ
クリレート及びこれらモノマーの塩からなる群から選ば
れる1種又は2種以上を用いるのが好ましい。この中で
もスチレンスルホン酸が特に好ましい。塩としては、1
価の塩としてリチウム、ナトリウム、カリウム等の金属
塩、アンモニウム塩、又はモノ、ジあるいはトリエタノ
ールアミン、モルホリン、エチルアミン、ブチルアミン
等の有機アミン塩が挙げられ、2価の塩としてカルシウ
ム、マグネシウム、バリウム等のアルカリ土類金属塩、
エチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン等の有機ア
ミン塩があり、3価の塩としてはアルミニウム塩、ジエ
チレントリアミン等の有機アミン塩、又はポリエチレン
イミン等の多価有機アミン等が挙げられる。塩としては
特にナトリウム塩が好ましい。
るポリマー(v) は、スルホン酸基を含有するビニル系モ
ノマー(A) の1種又は2種以上とその他のビニル系モノ
マー(B) の1種又は2種以上を重合して得られる、前記
モノマー(A) の割合が30 mol%以上であるコポリマー又
はその塩である。
ポリマー(v) の分子量は<ポリマー(iv)>で述べた範囲
が好ましく、その範囲が好ましい理由も<ポリマー(iv)
>と同じである。また、ここで使用されるモノマー(A)
の種類も<ポリマー(iv)>で述べた通りである。この場
合において、モノマー(A) の共重合相手であるモノマー
(B) としては、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン
酸、無水マレイン酸、ヒドロキシエチルアクリル酸、ヒ
ドロキシエチルメタクリル酸等の水溶性モノマー及びこ
れらのモノマーの塩、エチレン、プロピレン、n−ブチ
レン、イソブチレン、n−ペンテン、イソプレン、2−
メチル−1−ブテン、n−ヘキセン、2−メチル−1−
ペンテン、3−メチル−1−ペンテン、4−メチル−1
−ペンテン、2−エチル−1−ブテン、スチレン等のオ
レフィンが挙げられる。これらの中でも特にアクリル
酸、メタクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、ヒド
ロキシエチルアクリル酸、ヒドロキシエチルメタクリル
酸等の水溶性モノマー及びこれらのモノマーの塩が好ま
しい。コポリマー中のモノマー(A) の比率は 30mol%以
上、好ましくは 50mol%以上である。
用することもでき、そのときの塩の種類は、<ポリマー
(iv)>で述べた通りである。
るポリマー(vi)は、重合性芳香族系モノマーを必須成分
とする1種又は2種以上の重合性モノマーを重合して得
たポリマーをスルホン化して得られるポリマー又はその
塩である。
マーは、1種でも2種以上を用いてもよいが、このうち
少なくとも1種は芳香族系のモノマーである。この芳香
族系モノマーとしては、例えば、スチレン、α−メチル
スチレン、ビニルトルエン、ビニルナフタレン、インデ
ン等が挙げられる。また芳香族以外のモノマーとして
は、エチレン、ブテン、ブタジエン、ジイソブチレン、
シクロペンタジエン、ジシクロペンタジエン等が挙げら
れる。芳香族系モノマーの全モノマー中に占める割合は
60〜100 モル%、特に85〜100 モル%とすることが好ま
しい。
の具体例としては、ポリスチレン、スチレン・エチレン
コポリマー、スチレン・ジイソブチレンコポリマー、ス
チレン・ジシクロペンタジエンコポリマー、スチレン・
ビニルトルエン・α−メチルスチレン・インデンコポリ
マーのようなポリマーが挙げられる。就中、最も好まし
いものはポリスチレンであり、これは、スチレンをラジ
カル重合、イオン重合、熱重合等常法により重合するこ
とで得られる。
スルホン化する必要がある。スルホン化は、無水硫酸、
クロルスルホン酸、無水硫酸・ルイス塩基錯体等のスル
ホン化剤を用い、任意のスルホン化方法を適用すること
により行うことができる。スルホン化率(スチレン骨格
1個に対してスルホン酸基が1個ついている場合がスル
ホン化率 100%)が60%に満たないと、水溶性が低下
し、洗濯時に除去しにくくなるため好ましくない。好ま
しいスルホン化率は85%以上である。
は、そのまま本発明組成物中に含有せしめることができ
るが、更に塩として用いることができる。このような塩
としては、<ポリマー(iv)> にて述べたものと同じで
ある。このようにして得られた重合体は、その重量平均
分子量が5000〜100 万、好ましくは5万〜50万であるも
のが好ましい。
れるポリマー(vii)は、N−ビニル−2−ピロリドン(C)
のホモポリマーである。
物であり、その重量平均分子量は、1,000 〜6,000,000
が好ましく、更に好ましくは2,000 〜1,000,000 であ
る。ポリマーの分子量が1,000 より小さい場合、糊剤処
理された衣料において、十分な張り性能が得られず、
又、6,000,000 より大きい場合には、得られる糊剤をス
プレーする際、スプレー性(スプレーした場合の霧の状
態)が良好でなく、その結果、糊剤が被処理体である衣
料にむら付きする等の現象が生じる為、好ましくない。
エスピー・ジャパン(株)のPVP Kホモポリマーシリー
ズ PVP K-15, K-30, K-60, K-90 (いずれも商標)等が
挙げられる。これらの化学構造は例えば次のようであ
る。
(viii)は、前記モノマー(C) と、モノマー(C) と共重合
し得るモノマー(C) 以外のビニル系モノマー(D) の1種
又は2種以上を重合して得られるコポリマー又はその塩
(但し、コポリマー又はその塩のモノマー組成において
モノマー(C) のモル分率は30%以上である)である。
ノマー(D) のコポリマー又はその塩も使用し得る。この
場合、コポリマーの分子量の好ましい範囲及び好ましい
理由については<ポリマー(vii)>にて述べた通りであ
る。
しては水溶性ビニルモノマー、水不溶性ビニルモノマー
又は両者の混合モノマーが挙げられる。
体的には下記 (1)〜(11)からなるモノマー群より選ばれ
る1種又は2種以上が使用される。
キルアクリルアミド及びN,N−ジアルキルメタクリルア
ミド(アルキル基:炭素数1〜4のアルキル基) (10)一般式(I)で表されるモノマー、並びにその酸塩
及びその第4級アンモニウム塩
ルキル基、ヒドロキシエチル基、又はヒドロキシプロピ
ル基を示す。 x :1〜5の数を示す。〕 この場合において一般式(I)で表されるモノマーの具
体例として、N,N −ジメチルアミノプロピルアクリル酸
(またはメタクリル酸)アミド、N,N −ジメチルアミノ
メチルアクリル酸(またはメタクリル酸)アミド、N,N
−ジメチルアミノエチルアクリル酸(またはメタクリル
酸)アミド、N,N −ジメチルアミノブチルアクリル酸
(またはメタクリル酸)アミド等が挙げられる。
使用する場合、例えばHCl 、H2SO4、H3PO4 等の無機酸
塩、又はp−トルエンスルホン酸塩、グリコール酸、ク
エン酸、コハク酸等の有機酸塩が使用され、又、第4級
アンモニウム塩として使用する場合、一般式(I)で表
されるモノマーを従来公知の方法でCH3Cl、(CH3)2SO4等
のアルキル化剤にて、第4級アンモニウム塩化したもの
が使用される。
にその酸塩及びその第4級アンモニウム塩
酸−N,N −ジメチルアミノエチル、アクリル酸−N,N −
ジメチルアミノメチル、アクリル酸−N,N −ジメチルア
ミノブチル、アクリル酸−N,N −ジメチルアミノプロピ
ル、メタクリル酸−N,N −ジメチルアミノエチル、メタ
クリル酸−N,N −ジメチルアミノメチル、メタクリル酸
−N,N −ジメチルアミノブチル、メタクリル酸−N,N −
ジメチルアミノプロピル、アクリル酸−N,N −ジエチル
アミノエチル、アクリル酸−N,N−ジエチルアミノメチ
ル、アクリル酸−N,N −ジエチルアミノブチル、アクリ
ル酸−N,N −ジエチルアミノプロピル、メタクリル酸−
N,N −ジエチルアミノエチル、メタクリル酸−N,N −ジ
エチルアミノメチル、メタクリル酸−N,N −ジエチルア
ミノブチル、メタクリル酸−N,N −ジエチルアミノプロ
ピル等が挙げられる。
は、一般式(I)で表されるモノマーの場合と同様に酸
塩又は第4級アンモニウム塩として使用し得る。
マーとしては、例えば、酢酸ビニル、N−ビニル−2−
カプロラクタム、エチレン、プロピレン、n−ブチレ
ン、イソブチレン、n−ペンテン、イソプレン、2−メ
チル−1−ブテン、n−ヘキセン、2−メチル−1−ペ
ンテン、3−メチル−1−ペンテン、4−メチル−1−
ペンテン、2−エチル−1−ブテン等が挙げられる。こ
の中で、特に酢酸ビニル、N−ビニル−2−カプロラク
タムが好ましい。
リマーのモノマー組成において、モノマー(C) のモル分
率は30%以上、好ましくは40%以上、さらに好ましくは
50%以上である。コポリマーのモノマー組成においてモ
ノマー(C) のモル分率が30%未満の共重合物又はその塩
の場合、良好な水への溶解性が達成されず、結果として
糊剤組成物において本発明の目的を達成することが出来
ない。
マー、水不溶性ビニルモノマー又は両者の混合モノマー
が使用されるが、水溶性ビニルモノマーを使用する方
が、共重合物又はその塩の水に対する良好な溶解性を達
成する為好ましい。
は、モノマー(C) とモノマー(D) の共重合物の塩を用い
ることができる。
で述べたものと同じものが使用し得る。
は、常圧下又は加圧下での従来公知のラジカル重合等に
より得ることができる。重合触媒としてアセトン等が、
又重合開始剤として、アゾビスイソブチロニトリル等が
使用できる。重合温度及び時間は、使用する重合溶媒や
モノマーの組み合わせによって異なるが、一般的には40
〜90℃で5〜20時間が適当である。
品として入手することも出来、例えばアイエスピー・ジ
ャパン(株)のPVP/VAコポリマーシリーズPVP/VA735
(いずれも商標)等が挙げられ、化学構造は例えば次の
ようである。
/q=7/3である(p はモノマー(A) の重合度。〕 また、同社のコポリマーシリーズ Copolymer 845, Copo
lymer 937, copolymer958(いずれも商標)等が挙げら
れ、化学構造は例えば次の様である。
ピー・ジャパン(株)製、商標)等も挙げられ、化学構
造は例えば次の様である。
ャパン(株)製、商標)。
るポリマー(ix)は、アクリル酸又はメタクリル酸のホモ
ポリマー及びコポリマー並びにこれらの塩である。以
下、アクリル酸又はメタクリル酸を(メタ)アクリル酸
として表記する。
しくはその塩のポリマー、又は(メタ)アクリル酸と無
水マレイン酸とのコポリマー、又はアクリル酸とメタク
リル酸とのコポリマー等であり、分子量は 1,000〜6,00
0,000 、好ましくは 2,000〜1,000,000 である。
用される水溶性無機塩として、硫酸ナトリウム、塩化ナ
トリウム、塩化カリウム、塩化カルシウム、硫酸マグネ
シウム、硫酸亜鉛、塩化リチウム、硫酸リチウム、塩化
バリウム、塩化マグネシウム、塩化マンガン及び硫酸ア
ンモニウムからなる群より選ばれる1種又は2種以上が
例示される。これらの中でも、硫酸ナトリウム、塩化カ
ルシウム、硫酸マグネシウム、硫酸亜鉛等が特に好まし
い。
重量%以上の水溶性無機塩を使用するのが好ましい。こ
こで、溶解度は25℃の飽和水溶液中に含まれる溶質(水
溶性無機塩)の量を重量%で表したものであり、下記の
式により算出される。
(g) 〔糊剤組成物〕本発明組成物において、(a)成分は、組
成物中0.1〜20重量%、好ましくは0.5〜10重量%配合さ
れる。この場合において(a) 成分の配合量が 0.1重量%
未満の場合には、糊剤としての十分な張り性能が得られ
ない。一方、20重量%を超える場合には粘度が高くな
り、良好なスプレー状態が得られない。
%、好ましくは 0.2〜10重量%配合される。この場合に
おいて、(b) 成分の配合量が 0.1重量%未満の場合に
は、輪ジミを抑制する効果において十分でなく、一方10
重量%を超える場合には、布表面での無機塩の析出が顕
著になり、濃色の衣類において白化現象を起こす。
量が配合される。
酸、安息香酸、酒石酸等の有機酸を組成物中0〜10重量
%、ポリエチレングリコール、グリセリン、ポリプロピ
レングリコールの如きアイロン付着防止剤を組成物中0
〜10重量%、シリコーンの如きアイロンすべり剤、エチ
ルアルコール、プロピルアルコール等の如き低級アルコ
ール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジ
プロピレングリコール等の溶媒、ポリオキシエチレンア
ルキルエーテルの如き浸透剤を組成物中0〜20重量%、
その他の蛍光染料、殺菌剤、抗菌剤、香料、更にエアゾ
ールとして使用する場合には罐腐食防止剤の如き添加剤
を加えることができる。
或いはトリガー式のスプレー容器に充填して使用しても
良いが、エアゾール用の耐圧罐に噴射剤と共に充填し使
用することもできる。この時の噴射剤としては液化プロ
パン、液化ブタン、及びそれらの混合物、或いはジメチ
ルエーテルを使用するのが良い。噴射剤と本発明の組成
物との重量比率は噴射剤:本発明組成物=3:97〜40:
60が好ましく、更に好ましくは5:95〜30:70である。
はこれらの実施例に限定されるものではない。
として表8〜10に示す水溶性無機塩を水に溶解させ、各
組成物にシリコーンエマルジョンを添加し、表8〜10に
示す糊剤組成物を調製した。
アゾール缶に充填し、綿 100%ブロードグレーに 100%
o.w.f (on the weight of fabrics) になるように均一
にスプレーし、アイロンの温度目盛りを綿にしてアイロ
ンがけをして乾燥させた。20℃、65%相対湿度の条件で
12時間調湿し、試験布を得、張り性能と輪ジミの評価を
行った。この結果を表8〜10に示した。
る場合、糊剤組成物と液化プロパンガス(内圧3.1kg /
cm2, 20 ℃)とを、糊剤組成物:液化プロパンガス80:
20の重量比率でエアゾール缶に充填し、充分に振盪した
後、糊剤組成物を布帛上にスプレーした。
L 1096)によった。 <輪ジミの評価>上記試験布を水平に置き、その表面へ
ビュレットで0.1ml の水を150mm の高さから落とし、そ
の試験布を20℃、65%相対湿度の条件で24時間放置し、
自然乾燥させた。乾燥後の輪ジミの輪郭の濃さを、目視
にて評価した。 ◎…輪郭はわからない ○…うすく輪郭がわかる ×…はっきりと輪郭がわかる
び(c) 成分を含有するスプレー型糊剤組成物を提供する
ものである。 (a) 成分:下記ポリマー(i) 〜(ix)からなる群より選ば
れる1種又は2種以上の水溶性ポリマー 0.1〜20重量
% ポリマー (i) ;化工澱粉 ポリマー (ii) ;セルロース誘導体 ポリマー (iii);ポリ酢酸ビニルの鹸化物 ポリマー (iv) ;スルホン酸基を含有するビニル系モノ
マー(A) を重合して得られるポリマー及びその塩並びに
該モノマー(A) の2種以上を重合して得られるコポリマ
ー及びその塩 ポリマー (v) ;スルホン酸基を含有するビニル系モノ
マー(A) の1種又は2種以上とその他のビニル系モノマ
ー(B) の1種又は2種以上を重合して得られる、前記モ
ノマー(A) の割合が30mol %以上であるコポリマー及び
その塩 ポリマー (vi) ;重合性芳香族系モノマーを必須成分と
する1種又は2種以上の重合性モノマーを重合して得た
ポリマーをスルホン化して得られるポリマー又はその塩 ポリマー (vii);N−ビニル−2−ピロリドン(C) のホ
モポリマー ポリマー(viii);前記モノマー(C)と、モノマー(C)と共
重合し得るモノマー(C)以外のビニル系モノマー(D) の
1種又は2種以上を重合して得られるコポリマー及びそ
の塩(但し、コポリマー及びその塩のモノマー組成にお
いてモノマー(C) のモル分率は30%以上である) ポリマー (ix) ;アクリル酸又はメタクリル酸のホモポ
リマー及びコポリマー並びにこれらの塩 (b) 成分:水溶性無機塩 0.1〜10重量% (c) 成分:水。
lymer 937, copolymer958(いずれも商標)等が挙げら
れ、化学構造は例えば次の様である。
ャパン(株)製、商標)。
Claims (3)
- 【請求項1】 下記(a) 成分、 (b)成分及び(c) 成分を
含有するスプレー型糊剤組成物。 (a) 成分:下記ポリマー(i) 〜(ix)からなる群より選ば
れる1種又は2種以上の水溶性ポリマー 0.1〜20重量
% ポリマー (i) ;化工澱粉 ポリマー (ii) ;セルロース誘導体 ポリマー (iii);ポリ酢酸ビニルの鹸化物 ポリマー (iv) ;スルホン酸基を含有するビニル系モノ
マー(A) を重合して得られるポリマー及びその塩並びに
該モノマー(A) の2種以上を重合して得られるコポリマ
ー及びその塩 ポリマー (v) ;スルホン酸基を含有するビニル系モノ
マー(A) の1種又は2種以上とその他のビニル系モノマ
ー(B) の1種又は2種以上を重合して得られる、前記モ
ノマー(A) の割合が30mol %以上であるコポリマー及び
その塩 ポリマー (vi) ;重合性芳香族系モノマーを必須成分と
する1種又は2種以上の重合性モノマーを重合して得た
ポリマーをスルホン化して得られるポリマー又はその塩 ポリマー (vii);N−ビニル−2−ピロリドン(C) のホ
モポリマー ポリマー(viii);前記モノマー(C)と、モノマー(C)と共
重合し得るモノマー(C)以外のビニル系モノマー(D) の
1種又は2種以上を重合して得られるコポリマー及びそ
の塩(但し、コポリマー及びその塩のモノマー組成にお
いてモノマー(C) のモル分率は30%以上である) ポリマー (ix) ;アクリル酸又はメタクリル酸のホモポ
リマー及びコポリマー並びにこれらの塩 (b) 成分:水溶性無機塩 0.1〜10重量% (c) 成分:水 - 【請求項2】 水溶性無機塩の25℃の水に対する溶解度
が10重量%以上である請求項1記載のスプレー型糊剤組
成物。 - 【請求項3】 水溶性無機塩が、硫酸ナトリウム、塩化
ナトリウム、塩化カリウム、塩化カルシウム、硫酸マグ
ネシウム、硫酸亜鉛、塩化リチウム、硫酸リチウム、塩
化バリウム、塩化マグネシウム、塩化マンガン及び硫酸
アンモニウムからなる群より選ばれる1種又は2種以上
である請求項1又は2記載のスプレー型糊剤組成物。
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JP26512993A JP3207029B2 (ja) | 1993-10-22 | 1993-10-22 | スプレー型糊剤組成物 |
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JPH07119042A true JPH07119042A (ja) | 1995-05-09 |
JP3207029B2 JP3207029B2 (ja) | 2001-09-10 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001348779A (ja) * | 2000-06-08 | 2001-12-21 | Kao Corp | スプレー用繊維製品処理剤 |
CN102936839A (zh) * | 2012-11-26 | 2013-02-20 | 愉悦家纺有限公司 | 一种浆纱方法 |
US11331838B2 (en) | 2018-04-03 | 2022-05-17 | Westfall Acquisition Iii, Inc. | System for micro-molding articles |
-
1993
- 1993-10-22 JP JP26512993A patent/JP3207029B2/ja not_active Expired - Fee Related
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