JP3382430B2 - 衣料用処理剤組成物及び衣料用処理物品並びに衣料の処理方法 - Google Patents
衣料用処理剤組成物及び衣料用処理物品並びに衣料の処理方法Info
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Description
及び衣料用処理物品並びに衣料の処理方法に関し、更に
詳しくは、衣料に適度な風合い、肌ざわりを与え、かつ
洗濯脱水後等の濡れた状態にある衣料に処理すること
で、脱水時に機械的に生じる「シワ」を抑制する衣料用
処理剤組成物及び衣料用処理物品並びに衣料の処理方法
に関する。
られている衣類の処理剤としては、液状の糊剤・柔軟剤
及びスプレー糊、あるいはスプレー式の帯電防止剤等が
あるが、洗濯脱水時に生じる「シワ」を積極的に取り除
くことを目的としたものはない。また、乾燥している衣
類に生じたシワを取り除くことを目的とした、シワのば
しスプレー(特開平1−292184、特開平1−292185)で
は脱水後の濡れた衣類に対してはその効果が十分でな
い。
麻のような天然繊維に対する嗜好性が高まっていること
や、有職主婦等の職業を持つ女性の増加といったような
ライフスタイルの変化により従来のように脱水により生
じるシワに対し、アイロンがけ等の面倒な作業を必要と
しない簡単に衣料のシワを取り除くことができるような
処理剤に対する要求は高まってきている。しかしなが
ら、従来のスプレー式糊剤では、原則としてアイロンが
けが不可欠であり、非常に面倒であり、かつ衣類を硬く
仕上げるため、多様な衣類に使用できない。また帯電防
止剤では衣類のシワを充分に取り除くことはできない。
は、衣料に適度な風合い、肌触りを与え、かつ洗濯脱水
時に機械的に生じるシワを抑制する衣料用処理剤組成物
及び衣料用処理物品並びに衣料用処理方法を提供するこ
とである。
を解決するため鋭意検討した結果、特定の水溶性ポリマ
ー或いは水性エマルジョンと、第4級アンモニウム塩と
を、それぞれ特定範囲で配合して組成物を得、さらには
この組成物を処理されるべき衣料が湿潤状態にあるとき
に適用することにより、上記目的を達成し得ることを見
い出し本発明を完成するに至った。
重量%、及び(b) 成分を0.05〜30重量%含有することを
特徴とする衣料用処理剤組成物を提供するものである。 (a) 成分:下記 (i)〜 (ix) からなる群より選ばれる1
種又は2種以上の水溶性ポリマー及び/又は水性エマル
ジョン ポリマー (i) ;化工澱粉及びその誘導体 ポリマー (ii) ;セルロース誘導体 ポリマー (iii);ポリ酢酸ビニルの鹸化物及びその誘導
体 ポリマー (iv) ;少なくともビニル基及び/又は芳香族
環を有する1種又は2種以上のモノマーを重合して得ら
れ、且つスルホン酸基を含有するポリマーもしくはその
塩 ポリマー (v);N−ビニル−2−ピロリドン(D) のホモ
ポリマー ポリマー (vi) ;前記モノマー(D) と、該モノマー(D)
と共重合し得るビニル系モノマー(E) の1種又は2種以
上を重合して得られるコポリマー及びその塩(但し、コ
ポリマー及びその塩のモノマー組成においてモノマー
(D) のモル分率は30%以上である。) ポリマー (vii);アクリル酸又はメタクリル酸のホモポ
リマー及びコポリマー並びにこれらの塩 エマルジョン(viii);低級脂肪酸ビニルエステル(F) と
不飽和カルボン酸(G) 、又は該(F),(G) とこれらと共重
合可能なモノマー(H) とを共重合することによって得ら
れる水性エマルジョン エマルジョン(ix);重合性芳香族系モノマー(I) の1種
又は2種以上を(共)重合するか、又は該モノマー(I)
の1種又は2種以上と、該モノマー(I) と共重合可能な
モノマー(J) の1種又は2種以上とを共重合することに
よって得られる水性エマルジョン (b) 成分:下記一般式(I)で表される第4級アンモニ
ウム塩の1種又は2種以上
2個は炭素数8〜25のアルキル基又はアルケニル基を示
し、残りは炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシア
ルキル基を示す。X-は陰イオン基を示す。) また、本発明は、上記(a) 成分を0.01〜20重量%、及び
(b) 成分を0.05〜30重量%含有し、更に(c) 成分とし
て、分散粒子の平均粒子径が0.01〜10μmの範囲にある
水不溶性シリコーンを0.01〜10重量%含有することを特
徴とする衣料用処理剤組成物を提供するものである。
を、その内部に充填した液体をその外部へ噴霧する装置
を具備した容器の中へ充填してなる衣料用処理物品を提
供するものである。さらに本発明は上記本発明の衣料用
処理剤組成物を、濡れた状態にある衣料に噴霧すること
を特徴とする衣料の処理方法を提供するものである。
に説明する。
(a) 成分は、以下でそれぞれ詳述する (i)〜 (ix)から
なる群より選ばれる1種又は2種以上の水溶性ポリマー
及び/又は水性エマルジョンである。 <ポリマー(i);化工澱粉及びその誘導体>化工澱粉と
しては、ヒドロキシアルキル化澱粉(例えば、ヒドロキ
シエチル化澱粉、ヒドロキシプロピル化澱粉等)、カル
ボキシアルキル化澱粉(例えばカルボキシメチル化澱粉
等)、第4級アンモニウム基を有するカチオン化澱粉又
はこれらを酸化剤(例えばH2O2、NaClO 等)又は酵素に
より低粘度化したものが使用される。
ドロキシアルキル基、カルボキシアルキル基、カチオン
基等)が導入される割合を示す置換度(澱粉の全水酸基
数に対し、置換基が導入される水酸基数の割合)は、0.
08〜0.8 、好ましくは 0.1〜0.4 である。置換度が0.08
未満では、化工澱粉の変性により、長期間保存すると沈
澱物が生成し、色物の衣類に使用した時に白化現象が起
こる。また、置換度が0.8 より大きいものを用いた場
合、衣料の風合いの低下が認められるため好ましくな
い。ポリマー(i) として好ましいものは、ヒドロキシエ
チル化澱粉及び第4級アンモニウム基を有するカチオン
化澱粉であり、その平均分子量は 5,000〜500,000が好
ましい。
ルロース誘導体としては、ヒドロキシアルキルセルロー
ス(例えばヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエ
チルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース等)、
アルキルセルロース(例えばメチルセルロース、エチル
セルロース等)、カルボキシメチルセルロース、第4級
アンモニウム基を有するカチオン化セルロース等が使用
される。この場合において、セルロースに対し置換基
(ヒドロキシアルキル基、アルキル基、カルボキシメチ
ル基、カチオン基等)が導入される割合を示す置換度
(セルロースの全水酸基数に対し、置換基が導入される
水酸基数の割合)は 0.5〜1.5 、好ましくは 0.6〜1.0
である。ポリマー(ii)として好ましいものは、カチオ
ン化セルロースでありその平均分子量は10,000〜500,00
0 が好ましい。
物及びその誘導体>ビニルアルコールのホモポリマー
は、ポリ酢酸ビニルを100mol%鹸化して得られる。ポリ
酢酸ビニルを不完全に鹸化すれば、ビニルアルコールと
酢酸ビニルとのコポリマー状態のものが得られる。(a)
成分として使用する場合、ポリ酢酸ビニルを70〜100mol
%、好ましくは85〜100mol%鹸化したものが好適であ
る。又、このような範囲の鹸化度のポリマーに対しカル
ボン酸変性、カチオン変性を行い、変性ポリビニルアル
コールとして使用することができる。ポリマー(iii) の
平均分子量としては 5,000〜500,000が好ましい。
れるポリマー(iv)は、少なくともビニル基及び/又は芳
香族環を有する1種又は2種以上のモノマーを重合して
得られ、且つスルホン酸基を含有するポリマーもしくは
その塩である。
(イ)、(ロ)の方法等によりホモポリマー又はコポリ
マーとして得られる。 (イ)ビニル基及び/又は芳香族環を有し、且つスルホ
ン酸基を有するモノマー(A) を重合するか、又は該モノ
マー(A) と共重合可能な他のモノマー(B) とを共重合す
る。 (ロ)ビニル基及び/又は芳香族環を有し、スルホン酸
基を有しない少なくとも1種又は2種以上のモノマー
(A')を重合した後スルホン化するか、又は該モノマー
(A')と共重合可能な他のモノマー(C) とを共重合した後
スルホン化する。
ー(A) としては、例えばスチレンスルホン酸、2−アク
リルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、アリルス
ルホン酸、ビニルスルホン酸、メタリルスルホン酸、ス
ルホプロピルメタクリレート、α−メチルスチレンスル
ホン酸、ビニルトルエンスルホン酸、ビニルナフタレン
スルホン酸、インデンスルホン酸等、及びこれらの塩が
挙げられる。
酸、メタクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、ヒド
ロキシエチルアクリル酸、ヒドロキシエチルメタクリル
酸、エチレン、プロピレン、n−ブテン、イソブテン、
ペンテン、イソプレン、2−メチル−1−ブテン、n−
ヘキセン、2−メチル−1−ペンテン、3−メチル−1
−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、2−エチル−
1−ブテン、スチレン、α−メチルスチレン、ビニルト
ルエン、ビニルナフタレン、インデン、ブタジエン、シ
クロペンタジエン、ジシクロペンタジエン等が挙げられ
る。これらの中でもアクリル酸、メタクリル酸、マレイ
ン酸、無水マレイン酸、ヒドロキシエチルアクリル酸、
ヒドロキシエチルメタクリル酸等の水溶性モノマー及び
これらのモノマーの塩が好ましい。特にアクリル酸、メ
タクリル酸、マレイン酸及びそれらの塩とスチレンが好
ましい。
リマーとして得る場合には、スルホン酸基を有している
上記モノマー(A) の割合は、重合に供する全モノマー中
の30mol%以上、好ましくは 50mol%以上配合される。
ー(iv)(コポリマー)を得る場合には、上記(A)及び(B)
中、特にスチレンスルホン酸とアクリル酸ナトリウム、
スチレンスルホン酸とスチレンの組合せが好ましい。
コポリマーとして得る場合には、スルホン酸基を有しな
い上記モノマー(A')は、重合に供する全モノマー中の60
〜100 モル%、特に85〜100 モル%の配合量とすること
が好ましい。
ー(A')としては、スチレン、α−メチルスチレン、ビニ
ルトルエン、ビニルナフタレン、インデン等が挙げら
れ、これらの1種又は2種以上を重合することができ
る。これらの中でも特にスチレンが好ましい。
(A')の1種又は2種以上と、該モノマー(A')と共重合
し得る他のモノマー(C) とを重合することもできる。こ
の場合、モノマー(C) としては、例えば、アクリル酸、
メタクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、ヒドロキ
シエチルアクリル酸、ヒドロキシエチルメタクリル酸、
エチレン、プロピレン、ブテン、ペンテン、イソプレ
ン、2−メチル−1−ブテン、n−ヘキセン、2−メチ
ル−1−ペンテン、3−メチル−1−ペンテン、4−メ
チル−1−ペンテン、2−エチル−1−ブテン、ブタジ
エン、シクロペンタジエン、ジシクロペンタジエン等が
挙げられる。
ン、スチレン・エチレンコポリマー、スチレン・ジイソ
ブチレンコポリマー、スチレン・ジシクロペンタジエン
コポリマー、スチレン・ビニルトルエン・α−メチルス
チレン・インデンコポリマーのようなポリマー(就中ポ
リスチレンが最も好ましい。)を得た後、得られたポリ
マーを更にスルホン化する。スルホン化は、無水硫酸、
クロルスルホン酸、無水硫酸・ルイス塩基錯体等のスル
ホン化剤を用い、任意のスルホン化方法を適用すること
により行うことができる。
ルホン化率(ビニル基及び/又は芳香族環を有するモノ
マーに起因する骨格1個に対して、スルホン酸基が1個
ついている場合をスルホン化率 100%とする。)が60%
に満たないと水溶性が低下し、洗濯時に除去しにくくな
るため好ましくない。好ましいスルホン化率は85%以上
である。
有するポリマー (iv) は、そのまま本発明組成物中に含
有することができるが、更に塩として用いることもでき
る。このような塩としては、1価の塩としてリチウム、
ナトリウム、カリウム等の金属塩、アンモニウム塩、又
はモノ、ジあるいはトリエタノールアミン、モルホリ
ン、エチルアミン、ブチルアミン等の有機アミン塩が挙
げられ、2価の塩としてカルシウム、マグネシウム、バ
リウム等のアルカリ土類金属塩、エチレンジアミン、ヘ
キサメチレンジアミン等の有機アミン塩があり、3価の
塩としてはアルミニウム塩、ジエチレントリアミン等の
有機アミン塩、又はポリエチレンイミン等の多価有機ア
ミン等が挙げられる。塩としては特にナトリウム塩が好
ましい。
分子量は、1000〜 600万が好ましく、更に好ましくは50
00〜100万、特に好ましくは1万〜50万の範囲である。
分子量が1000以上では衣類の風合いが良好であり、また
600 万以下では適度な粘性を有するため好ましい。
るポリマー (v)は、N−ビニル−2−ピロリドン (D)の
ホモポリマーである。このポリマー(v) はモノマー(D)
の重合物であり、その重量平均分子量は、1,000 〜6,00
0,000 が好ましく、更に好ましくは 2,000〜1,000,000
である。ポリマーの分子量が 1,000以上では衣料の風合
いが良好であり、又、6,000,000 以下では適度な粘性を
有するため好ましい。
エスピー・ジャパン(株)のPVP Kホモポリマーシリー
ズ PVP K-15, K-30, K-60, K-90 (いずれも商標)等が
挙げられる。これらの化学構造は例えば次のようであ
る。
れるポリマー (vi) は、前記のN−ビニル−2−ピロリ
ドンモノマー(D) と、該モノマー(D) と共重合し得るビ
ニル系モノマー(E) の1種又は2種以上を重合して得ら
れるコポリマー又はその塩(但し、コポリマー又はその
塩のモノマー組成においてモノマー(D) のモル分率は30
%以上である)である。コポリマーの重量平均分子量
は、1,000 〜6,000,000 が好ましく、更に好ましくは
2,000〜1,000,000 である。コポリマーの分子量が 1,00
0以上では衣料の風合いが良好であり、又、6,000,000
以下では適度な粘性を有するため好ましい。
しては水溶性ビニルモノマー、水不溶性ビニルモノマー
又は両者の混合モノマーが挙げられる。
体的には下記 (1)〜(11)からなるモノマー群より選ばれ
る1種又は2種以上が使用される。 (1) アクリル酸及びその塩 (2) メタクリル酸及びその塩 (3) マレイン酸及びその塩 (4) 無水マレイン酸 (5) 2−ヒドロキシエチルアクリル酸及びその塩 (6) 2−ヒドロキシエチルメタクリル酸及びその塩 (7) 2−ヒドロキシプロピルアクリル酸及びその塩 (8) 2−ヒドロキシプロピルメタクリル酸及びその塩 (9) アクリルアミド、メタクリルアミド、N,N −ジアル
キルアクリルアミド及びN,N−ジアルキルメタクリルア
ミド(アルキル基:炭素数1〜4のアルキル基) (10)一般式(II)で表されるモノマー、並びにその酸塩
及びその第4級アンモニウム塩
ルキル基、ヒドロキシエチル基、又はヒドロキシプロピ
ル基を示す。 x :1〜5の数を示す。〕 この場合において一般式(II)で表されるモノマーの具
体例として、N,N −ジメチルアミノプロピルアクリル酸
アミド、N,N −ジメチルアミノプロピルメタクリル酸ア
ミド、N,N −ジメチルアミノメチルアクリル酸アミド、
N,N −ジメチルアミノメチルメタクリル酸アミド、N,N
−ジメチルアミノエチルアクリル酸アミド、N,N −ジメ
チルアミノエチルメタクリル酸アミド、N,N −ジメチル
アミノブチルアクリル酸アミド、N,N −ジメチルアミノ
ブチルメタクリル酸アミド等が挙げられる。
使用する場合、例えばHCl 、H2SO4、H3PO4 等の無機酸
塩、又はp−トルエンスルホン酸塩、グリコール酸、ク
エン酸、コハク酸等の有機酸塩が使用され、又、第4級
アンモニウム塩として使用する場合、一般式(II)で表
されるモノマーを従来公知の方法でCH3Cl、(CH3)2SO4等
のアルキル化剤にて、第4級アンモニウム塩化したもの
が使用される。
びにその酸塩及びその第4級アンモニウム塩
酸−N,N −ジメチルアミノエチル、アクリル酸−N,N −
ジメチルアミノメチル、アクリル酸−N,N −ジメチルア
ミノブチル、アクリル酸−N,N −ジメチルアミノプロピ
ル、メタクリル酸−N,N −ジメチルアミノエチル、メタ
クリル酸−N,N −ジメチルアミノメチル、メタクリル酸
−N,N −ジメチルアミノブチル、メタクリル酸−N,N −
ジメチルアミノプロピル、アクリル酸−N,N −ジエチル
アミノエチル、アクリル酸−N,N−ジエチルアミノメチ
ル、アクリル酸−N,N −ジエチルアミノブチル、アクリ
ル酸−N,N −ジエチルアミノプロピル、メタクリル酸−
N,N −ジエチルアミノエチル、メタクリル酸−N,N −ジ
エチルアミノメチル、メタクリル酸−N,N −ジエチルア
ミノブチル、メタクリル酸−N,N −ジエチルアミノプロ
ピル等が挙げられる。
は、一般式(II)で表されるモノマーの場合と同様に酸
塩又は第4級アンモニウム塩として使用し得る。このう
ち、モノマー(E) として用いられる水溶性ビニルモノマ
ーとしては、上記の(1) ,(2) ,(5) ,(6) ,(9) ,(1
0),(11)のモノマーが好ましく、より好ましくは(1) ,
(2) ,(10),(11)のモノマーである。
マーとしては、例えば、酢酸ビニル、N−ビニル−2−
カプロラクタム、エチレン、プロピレン、n−ブチレ
ン、イソブチレン、n−ペンテン、イソプレン、2−メ
チル−1−ブテン、n−ヘキセン、2−メチル−1−ペ
ンテン、3−メチル−1−ペンテン、4−メチル−1−
ペンテン、2−エチル−1−ブテン等が挙げられる。こ
の中で、特に酢酸ビニル、N−ビニル−2−カプロラク
タムが好ましい。
るコポリマーのモノマー組成において、モノマー(D) の
モル分率は30%以上、好ましくは40%以上、さらに好ま
しくは50%以上である。コポリマーのモノマー組成にお
いてモノマー(D) のモル分率が30%以上の共重合物又は
その塩の場合、良好な水への溶解性を示し、結果として
本発明の目的を十分に達成することができる。
マー、水不溶性ビニルモノマー又は両者の混合モノマー
が使用されるが、水溶性ビニルモノマーを使用する方
が、共重合物又はその塩の水に対する良好な溶解性を達
成する為好ましい。
ノマー(E) の共重合物の塩を用いることもできる。この
ような塩としては、<ポリマー(iv)>で述べたものと同
じものが使用し得る。
は、常圧下又は加圧下での従来公知のラジカル重合等に
より得ることができる。重合触媒としてアセトン等が、
又重合開始剤として、アゾビスイソブチロニトリル等が
使用できる。重合温度及び時間は、使用する重合溶媒や
モノマーの組み合わせによって異なるが、一般的には40
〜90℃で5〜20時間が適当である。
ことも出来、例えばアイエスピー・ジャパン(株)のPV
P/VAコポリマーシリーズPVP/VA735 (いずれも商標)等
が挙げられ、化学構造は例えば次のようである。
er 845, Copolymer 937, copolymer958(いずれも商
標)等が挙げられ、化学構造は例えば次の通りである。
れもアイエスピー・ジャパン(株)製、商標)等も挙げ
られ、化学構造は例えば次の通りである。
エスピー・ジャパン(株)製、商標)。
れるポリマー (vii)は、アクリル酸又はメタクリル酸の
ホモポリマー及びアクリル酸又はメタクリル酸のコポリ
マー並びにこれらの塩である。以下、アクリル酸又はメ
タクリル酸を (メタ) アクリル酸として表記する。この
ポリマー (vii)は(メタ)アクリル酸もしくはその塩の
ポリマー、又は(メタ)アクリル酸と無水マレイン酸と
のコポリマー、又はアクリル酸とメタクリル酸とのコポ
リマー等であり、平均分子量は1,000〜6,000,000、好ま
しくは2,000 〜1,000,000 である。
いられるエマルジョン(viii)は、低級脂肪酸ビニルエス
テル(F) と不飽和カルボン酸(G) 又は該(F),(G) とこれ
らと共重合可能なモノマー(H) とを共重合することによ
って得られる水性エマルジョンである。
酢酸ビニル、酪酸ビニル、プロピオン酸ビニルが使用さ
れるが、好ましくは酢酸ビニルである。
酸、メタクリル酸、クロトン酸、マレイン酸、フマル
酸、イタコン酸、アコニチン酸、ソルビン酸、ケイ皮
酸、α−クロロソルビン酸、シトラコン酸、p−ビニル
安息香酸等の他、イタコン酸、マレイン酸、フマル酸の
ような不飽和カルボン酸のアルキル半エステル、部分エ
ステル又は部分アミドが使用される。これらの不飽和カ
ルボン酸のうち好ましい例示としてはアクリル酸、メタ
クリル酸、クロトン酸が挙げられる。また、不飽和ポリ
カルボン酸のアルキル半エステルの例としては、イタコ
ン酸モノメチル、イタコン酸モノブチル、フマル酸モノ
メチル、フマル酸モノブチル、マレイン酸モノブチル等
の炭素数1〜6の低級アルキル半エステルが挙げられ
る。
としては、下記の (H-1)〜(H-7) に示されるものが使用
される。 (H-1) α, βのエチレン性不飽和ジカルボン酸のジエス
テル、例えばジブチルマレエート、ジエチルマレエー
ト、およびこれに相当するフマレート、イタコネート、
シトラコネート (H-2) エチレン (H-3) 塩化ビニルのようなハロゲン化ビニル (H-4) 塩化ビニリデンのようなハロゲン化ビニリデン (H-5) 低級脂肪酸ビニルエステル(F) と異なる低級脂肪
酸ビニルエステル (H-6) N,N−ジアルキルアクリルアミド(アルキルの炭
素数は1〜12) (H-7) 上記 (H-1)〜(H-6) に示されるものの中から選ば
れる2種以上の化合物 以上から選ばれる1種又は2種以上を乳化重合すること
によって水性エマルジョンを得る。共重合体の平均分子
量としては 1,000〜1,000,000 が好ましく、より好まし
くは10,000〜200,000 である。(F),(G),(H) の組合せと
しては、(F) 酢酸ビニル、(G) アクリル酸、メタクリル
酸、(H)(H-5)(H-6) が好ましく、より好ましくは、(F)
酢酸ビニル、(G) メタクリル酸、(H)(H-6)である。
るエマルジョン (ix) は、重合性芳香族系モノマー(I)
から選ばれる1種又は2種以上を(共)重合することに
よって得られる水性エマルジョン、又は該モノマー(I)
の1種又は2種以上と、該モノマー(I) と共重合可能な
モノマー(J) から選ばれる1種又は2種以上とを共重合
することによって得られる水性エマルジョンである。
えば、スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエ
ン、ビニルナフタレン、インデン等が使用される。
としては、下記の (J-1)〜(J-7) に示されるものが使用
される。
ン酸のジエステル、例えばジブチルマレエート、ジエチ
ルマレエート、およびこれに相当するフマレート、イタ
コネート、シトラコネート (J-2) エチレン (J-3) 塩化ビニルのようなハロゲン化ビニル (J-4) 塩化ビニリデンのようなハロゲン化ビニリデン (J-5) N,N −ジアルキルアクリルアミド(アルキルの炭
素数1〜12) (J-6) 上記 (J-1)〜(J-5) に示されるものの中から選ば
れる2種以上の化合物 以上から選ばれる1種又は2種以上を乳化重合すること
によって水性エマルジョンを得る。
1,000,000 が好ましく、より好ましくは10,000〜200,00
0 である。(I) と(J) の組合せとしては、エマルジョン
の安定性、分散性の点から(I) スチレン、ビニルトルエ
ン、(J)(J-5),(J-6)が好ましく、より好ましくは(I) ス
チレン、(J)(J-5)である。
(ix) の水溶性ポリマーもしくは水性エマルジョンのう
ち、(ii), (iv), (vii), (viii), (ix) が好ましく、よ
り好ましくは(ii), (iv), (vii), (viii) であり、更に
好ましくは(ii), (iv)である。
ましくは0.1 〜5重量%配合される。なお水性エマルジ
ョンの場合はエマルジョン中のポリマー純分がこの範囲
となるように配合する。(a) 成分の配合量が0.01重量%
以上であると衣類への十分な賦型効果を与えることがで
き、20重量%以下であると衣類の風合いも良好となる。
(b) 成分は、前記一般式(I)で表される第4級アンモ
ニウム塩の1種又は2種以上である。一般式(I)にお
いて、R1, R2, R3及びR4のうち1個又は2個は炭素数8
〜25のアルキル基又はアルケニル基を示すが、好ましく
は炭素数12〜18のアルキル基又はアルケニル基、特に好
ましくは炭素数12〜18のアルキル基である。また残りは
炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基を
示すが、好ましくは炭素数1〜3のアルキル基、特に好
ましくはメチル基である。またX-は陰イオン基を示す
が、陰イオン基としては、ハロゲン陰イオン基(Cl-, B
r-等)、炭素数1〜5のアルキルサルフェート陰イオン
基(CH3SO4 -, C2H5SO4 -, C3H7SO4 - 等)等が例示され、
Cl- が好ましい。
ウム塩の具体例としては、ステアリルトリメチルアンモ
ニウムクロライド、セチルトリメチルアンモニウムクロ
ライド、ジステアリルジメチルアンモニウムクロライ
ド、ジセチルジメチルアンモニウムクロライド、ステア
リルトリエチルアンモニウムクロライド等が挙げられ
る。
ましくは0.05〜5重量%、更に好ましくは0.05〜0.5 重
量%、特に好ましくは 0.1〜0.3 重量%配合される。
(b) 成分の配合量が0.05重量%以上であると衣類へ十分
なしわとり効果を与えることができ、30重量%以下であ
ると配合しやすく、0.5 重量%以下であると衣類の風合
いが特に良好となる。
として、分散粒子の平均粒子径が、0.01〜10μmの範囲
にある水不溶性シリコーンを配合すると、風合い、肌触
り、シワ抑制において更に効果があり好ましい。
リシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチル
ハイドロジェンポリシロキサン、アミノ変性ポリシロキ
サン、アミド変性ポリシロキサン、エポキシ変性ポリシ
ロキサン、カルボキシ変性ポリシロキサン、ポリエーテ
ル変性ポリシロキサン等が使用されるが、好ましくはジ
メチル変性シロキサン、アミノ変性シロキサンである。
かかるシリコーンの平均分子量は 1,000〜1,000,000 が
好ましく、より好ましくは 2,000〜100,000 である。
の平均粒子径が0.01〜10μmであり、好ましくは0.01〜
0.5 μm、より好ましくは0.05〜0.1 μmである。平均
粒子径が10μmを超える粒子の場合は、組成物中で分離
を生じるおそれがあり、好ましくない。また、水不溶性
シリコーンは、上記粒子が分散された水性エマルジョン
の形態で配合するのが好ましい。尚、シリコーンの平均
粒子径は、電気泳動光散乱光度計(ELS-800, OTSUKA EL
ECTRONICS Co.Ltd. )及びレーザー式回折/散乱式粒度
測定装置(LA−700 HORIBA製)を用いて測定した。
合することが好ましく、0.03〜1重量%が更に好まし
い。0.01重量%以上であると(c) 成分の添加効果が得ら
れ、10重量%以下では風合いや肌触りが良好となり好ま
しい。
剤組成物中には必要に応じて、ジブチルフタレート、ジ
ブチルアジペート、ジイソブチルアジペート、リン酸ト
リクレジル、ブチルフタリルグリコール酸ブチルのよう
な可塑剤(組成物中に0〜3重量%)、その他、香料、
殺菌・抗菌剤、防腐剤、顔料等を添加することができ
る。
(a) 及び(b) 成分、又は(a) 、(b)及び(c) 成分
と、必要に応じて配合される任意成分を上記した割合で
含有するが、残部は通常水である。
衣料用処理剤組成物は、衣類を浸漬する方法、スプレー
装置等でスプレーして処理する方法等、種々の方法で用
いることができるが、衣料用処理組成物をより効率的か
つ衣料のムラ付き、抑制部分処理を可能にさせる点で、
その内部に充填した液体をその外部へ噴霧する装置を具
備した容器の中へ、充填してなる衣料用処理物品の形態
で衣料用処理に使用されるのが好ましい。このような本
発明の衣料用処理物品を用いることにより、一層処理時
のムラ付きを抑制し、かつ部分的に処理をされる衣料に
対し極めて有効に処理を行うことができる。
部に充填した液体を外部へ噴霧する装置を具備した容器
としては、例えばエアゾル式容器、トリガー式容器又は
手動式ポンプ容器等が例示される。例えば本発明の衣料
用処理剤組成物をエアゾル式容器に充填してなる衣料用
処理物品は、常法に従い、エアゾル缶に噴射剤と共に本
発明の衣料用処理剤組成物を充填することにより得られ
る。噴射剤としては、液化プロパン、液化ブタン及びジ
メチルエーテルからなる群より選ばれる少なくとも一
種、又はこれらとCO2又はN2の組み合わせを使用するの
が良い。噴射剤と本発明の衣料用処理剤組成物との重量
比率は、噴射剤/本発明の衣料用処理剤組成物=3/97
〜50/50が好ましく、さらに好ましくは5/95〜40/60
である。
法は、上記した本発明の衣料用処理剤組成物を、濡れた
状態にある処理されるべき衣料(以下、対象物という)
に対して噴霧し、衣料用処理剤組成物を対象物の表面に
ムラなく塗布することにより行われる。その際、上記し
たような特定の容器に充填した衣料用処理物品にてかか
る処理を行なうのが好適である。なお「濡れた状態にあ
る」とは洗濯工程において脱水後から乾燥が終了するま
での間の湿った状態をいう。
ば脱水によりシワが生じやすい、綿、麻、羊毛のような
天然繊維織物等に対し特に有効である。この他、ポリア
ミド、ポリエステル、ポリビニルアセタール、ポリアク
リロニトリル、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレンの如き
種々の合成繊維、レーヨン、アセテートの如き半合成繊
維にも使用できる。また、対象物に対して本発明の衣料
用処理剤組成物は10〜150 重量%程度噴霧される。
肌触りを与え、かつ、洗濯脱水時に生じるシワを抑制す
る衣料用処理剤組成物及び衣料用処理物品並びに衣料の
処理方法を提供することができる。
明はこれらの実施例に限定されるものではない。
エマルジョン、(b) 成分として表7に示す第4級アンモ
ニウム塩、(c) 成分として表8に示す水不溶性シリコー
ンを添加して表9〜10に示す衣料用処理剤組成物を調製
した。この組成物をトリガー式容器に充填し、衣料用処
理物品を調製した。
の衣料用処理物品及び比較物品について以下に示す方法
により、風合い、肌ざわり、シワ抑制を評価した。
し、洗濯機(水容量40〜70リットル、回転羽根の回転速
度65〜90rpm 、回転角度 180〜240 °、脱水槽の回転速
度 500〜720rpm、内径40〜55cm)とJIS K3371(衣料用合
成洗剤)に規定の洗剤を用い自動洗濯操作(洗濯12分→
排水2分→脱水2分→給水3〜5分→すすぎ2分→排水
2分→脱水2分→遠心脱水3分)を行った。この試験片
に対し、試験片の乾燥時の重量に対し50%o.w.f.となる
よう処理剤組成物を噴霧し、ドリップ乾燥した。即ち、
試験片を脱水することなく縦方向が垂直になるように数
カ所つかみ、室温で風通しのないところでつるして乾燥
した。このように作成した処理試験片を未処理布を対照
として、一対比較法で、10人のパネラーによる感触テス
トで風合いと肌ざわりを評価した。評価は比較対照物に
対し、実施例(本発明品)の方が +2:非常によい +1:やや良い 0:どちらとも言えない −1:ややわるい −2:非常に悪い と答えた人数を示す。風合い及び肌ざわりの評価結果を
表11〜12にそれぞれ示す。
結果を表13〜14に示す。 (2-1)(1) の風合い・肌ざわり試験と同様に作成した処
理試験片を下記に示す基準で判定した。 判定値 判定基準 5 シワがない 4 シワが目立たない 3 僅かにシワが残っている 2 相当シワが残っている 1 著しくシワが残っている (2-2)20cm×20cmの木綿ブロード#60からなる試験片を
二つ折りにし、 105℃、30秒プレスを3回繰り返し、シ
ワを作成した。その試験片に水を 100% o.w.f噴霧し、
脱水後の衣類のシワのモデルとした。この試験片に対
し、試験片乾燥時の重量に対し、50%o.w.f.となるよう
処理剤組成物を噴霧し、ドリップ乾燥した。このように
作成した処理試験片を水平な場所に広げ、両端に200 g
の荷重をかけてシワの高さを図1に示すように測定し
た。
示図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 下記(a) 成分を0.01〜20重量%、及び
(b) 成分を0.05〜30重量%含有することを特徴とする、
シワ抑制のための衣料用処理剤組成物であって、シワ抑
制のためにアイロンを使用しない処理に供される衣料用
処理剤組成物。 (a) 成分:下記 (i)〜 (ix) からなる群より選ばれる1
種又は2種以上の水溶性ポリマー及び/又は水性エマル
ジョン ポリマー (i) ;化工澱粉及びその誘導体 ポリマー (ii) ;セルロース誘導体 ポリマー (iii);ポリ酢酸ビニルの鹸化物及びその誘導
体 ポリマー (iv) ;少なくともビニル基及び/又は芳香族
環を有する1種又は2種以上のモノマーを重合して得ら
れ、且つスルホン酸基を含有するポリマーもしくはその
塩 ポリマー (v);N−ビニル−2−ピロリドン(D) のホモ
ポリマー ポリマー (vi) ;前記モノマー(D) と、該モノマー(D)
と共重合し得るビニル系モノマー(E) の1種又は2種以
上を重合して得られるコポリマー及びその塩(但し、コ
ポリマー及びその塩のモノマー組成においてモノマー
(D) のモル分率は30%以上である。) ポリマー (vii);アクリル酸又はメタクリル酸のホモポ
リマー及びコポリマー並びにこれらの塩 エマルジョン(viii);低級脂肪酸ビニルエステル(F) と
不飽和カルボン酸(G) 、又は該(F),(G) とこれらと共重
合可能なモノマー(H) とを共重合することによって得ら
れる水性エマルジョン エマルジョン(ix);重合性芳香族系モノマー(I) の1種
又は2種以上を(共)重合するか、又は該モノマー(I)
の1種又は2種以上と、該モノマー(I) と共重合可能な
モノマー(J) の1種又は2種以上とを共重合することに
よって得られる水性エマルジョン (b) 成分:下記一般式(I)で表される第4級アンモニ
ウム塩の1種又は2種以上 【化1】 (式中、R1, R2, R3及びR4のうち1個又は2個は炭素数
8〜25のアルキル基又はアルケニル基を示し、残りは炭
素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基を示
す。X-は陰イオン基を示す。) - 【請求項2】 (c) 成分として、分散粒子の平均粒子径
が0.01〜10μmの範囲にある水不溶性シリコーンを0.01
〜10重量%含有する請求項1記載の衣料用処理剤組成
物。 - 【請求項3】 (a) 成分が、前記(ii)又は(iv)である請
求項1又は2記載の衣料用処理剤組成物。 - 【請求項4】 請求項1〜3の何れか1項記載の衣料用
処理剤組成物を、その内部に充填した液体をその外部へ
噴霧する装置を具備した容器の中へ充填してなる、シワ
抑制のための衣料用処理物品。 - 【請求項5】 請求項1〜3の何れか1項記載の衣料用
処理剤組成物を、濡れた状態にある衣料に噴霧すること
を特徴とする、シワ抑制のための衣料の処理方法。
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1995
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