JPH0860549A - スプレー型糊剤組成物 - Google Patents

スプレー型糊剤組成物

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JPH0860549A
JPH0860549A JP6187576A JP18757694A JPH0860549A JP H0860549 A JPH0860549 A JP H0860549A JP 6187576 A JP6187576 A JP 6187576A JP 18757694 A JP18757694 A JP 18757694A JP H0860549 A JPH0860549 A JP H0860549A
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JP
Japan
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polymer
monomer
group
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salt
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JP6187576A
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English (en)
Inventor
Yasushi Yoshida
靖 吉田
Miyuki Nakamura
美由紀 中村
Yoshitaka Hasegawa
美貴 長谷川
Junichi Inokoshi
淳一 猪腰
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 (a) 化工澱粉、セルロース誘導体、ポリ酢酸
ビニルの鹸化物、スルホン酸基を含有するビニル系モノ
マーを重合して得られるポリマー及びその塩並びに前記
ビニル系モノマーの2種以上を重合して得られるコポリ
マー及びその塩、重合性芳香族系モノマーを必須成分と
する1種又は2種以上の重合性モノマーを重合して得た
ポリマーをスルホン化して得られるポリマー又はその塩
等の水溶性ポリマーを 0.1〜20重量%、(b) デービス(D
avies)氏によるHLBが2〜16の非イオン性界面活性剤
及び/又は臨界ミセル濃度が 1.0ミリモル濃度以下のイ
オン性界面活性剤を 0.001〜10重量%、及び (c)バラン
ス量の水を含有するスプレー型糊剤組成物。 【効果】 張り性能に優れ、且つスプレー性(スプレー
時の粒子の細かさや広がり等)が良好である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスプレー型糊剤組成物に
関する。更に詳しくは、噴霧時のスプレー性(スプレー
した時の霧の細かさ、広がり等の状態)が良好なスプレ
ー型糊剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】スプレー型の糊剤は、手軽
に使用することができるので便利である。従来のスプレ
ー型糊剤は、処理衣料を着用後、通常の家庭洗濯で、糊
剤を完全に洗い落とせるよう水溶性のポリマーを配合し
たものが主であった。
【0003】しかしながら、そのようなポリマーは一般
的に高粘度であり、糊剤処理した衣料において十分な張
り性能が得られる程度までにポリマーを含有した配合物
の粘度も高くなり、スプレー性が良好でなくなる。その
結果、糊剤が被処理体である衣料にむら付きする等の現
象が生じることがあった。
【0004】そこで、本発明の課題は、糊剤本来の性能
を具備し、且つスプレー性の向上したスプレー型糊剤組
成物を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するため鋭意検討した結果、水溶性ポリマーを配
合したスプレー型糊剤組成物に、極めて選択された特定
の界面活性剤を配合することにより、高粘度である組成
物のスプレー性を向上させることを見出し、本発明を完
成するに至った。
【0006】即ち、本発明は、下記(a) 成分、 (b)成分
及び(c) 成分を含有するスプレー型糊剤組成物を提供す
る。
【0007】(a) 成分:下記ポリマー (i)〜(ix)からな
る群より選ばれる1種又は2種以上の水溶性ポリマー
0.1〜20重量% ポリマー (i) ;化工澱粉 ポリマー (ii) ;セルロース誘導体 ポリマー (iii);ポリ酢酸ビニルの鹸化物 ポリマー (iv) ;スルホン酸基を含有するビニル系モノ
マー(A) を重合して得られるポリマー及びその塩並びに
該モノマー(A) の2種以上を重合して得られるコポリマ
ー及びその塩 ポリマー (v) ;スルホン酸基を含有するビニル系モノ
マー(A) の1種又は2種以上とその他のビニル系モノマ
ー(B) の1種又は2種以上を重合して得られる、前記モ
ノマー(A) の割合が30mol %以上であるコポリマー及び
その塩 ポリマー (vi) ;重合性芳香族系モノマーを必須成分と
する1種又は2種以上の重合性モノマーを重合して得た
ポリマーをスルホン化して得られるポリマー又はその塩 ポリマー (vii);N−ビニル−2−ピロリドン(C) のホ
モポリマー ポリマー(viii);前記モノマー(C)と、モノマー(C)と共
重合し得るモノマー(C)以外のビニル系モノマー(D) の
1種又は2種以上を重合して得られるコポリマー及びそ
の塩(但し、コポリマー及びその塩のモノマー組成にお
いてモノマー(C) のモル分率は30%以上である) ポリマー (ix) ;アクリル酸又はメタクリル酸のホモポ
リマー及びコポリマー並びにこれらの塩 (b) 成分:デービス (Davies) 氏によるHLBが2〜16
の非イオン性界面活性剤及び/又は臨界ミセル濃度が
1.0ミリモル濃度以下のイオン性界面活性剤 0.001〜
1.0 重量% (c) 成分:水 以下、本発明について詳細に説明する。
【0008】〔(a) 成分〕本発明組成物に使用される
(a) 成分は、上記ポリマー (i)〜(ix)からなる群より選
ばれる1種又は2種以上の水溶性ポリマーが使用され
る。
【0009】<ポリマー(i);化工澱粉>化工澱粉とし
ては、ヒドロキシアルキル化澱粉(例えば、ヒドロキシ
エチル化澱粉、ヒドロキシプロピル化澱粉等)、カルボ
キシアルキル化澱粉(例えばカルボキシメチル化澱粉
等)、第4級アンモニウム基を有するカチオン化澱粉又
はこれらを酸化剤(例えばH2O2、NaClO 等)又は酵素に
より低粘度化したものが使用される。
【0010】この場合において、澱粉に対し置換基(ヒ
ドロキシアルキル基、カルボキシアルキル基、カチオン
基等)が導入される割合を示す置換度(澱粉の全水酸基
に対し、置換基が導入される割合)は、0.08〜0.3 好ま
しくは 0.1〜0.2 である。置換度が0.08未満では、化工
澱粉の変性により、長期間保存すると沈澱物が生成し、
色物の衣類に使用した時に白化現象が起こる。また、置
換度が0.3 より大きいものを用いた場合、張り強度の低
下が認められるため好ましくない。
【0011】前述の如く、化工澱粉の水溶液の粘度は、
過酸化水素、次亜塩素酸ナトリウム等の酸化剤又は酵素
で分解することにより低下可能である。例えば、5重量
%水溶液の粘度が40センチポイズ(以下cpとする。20
℃)以下である化工澱粉が好ましく、これ以上の粘度で
はスプレー性が良好でない。
【0012】<ポリマー(ii);セルロース誘導体>セ
ルロース誘導体としては、ヒドロキシアルキルセルロー
ス(例えばヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエ
チルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース等)、
アルキルセルロース(例えばメチルセルロース、エチル
セルロース等)、カルボキシメチルセルロース、第4級
アンモニウム基を有するカチオン化セルロース等が使用
される。この場合において、セルロースに対し置換基
(ヒドロキシアルキル基、アルキル基、カルボキシメチ
ル基、カチオン基等)が導入される割合を示す。置換度
(セルロースの全水酸基に対し、置換基が導入される割
合)は、 0.5〜1.5 、好ましくは 0.6〜1.0 である。
又、本発明組成物で使用されるセルロース誘導体は、20
℃にて1重量%の水溶液としたとき100cp 以下、好まし
くは50cp以下であることが望ましい。この理由は<ポリ
マー(i)>において述べたのと同じである。
【0013】<ポリマー(iii);ポリ酢酸ビニルの鹸化
物>ビニルアルコールのホモポリマーは、ポリ酢酸ビニ
ルを100mol%鹸化して得られる。ポリ酢酸ビニルを不完
全に鹸化すれば、ビニルアルコールと酢酸ビニルとのコ
ポリマー状態のものが得られる。
【0014】(a) 成分として使用する場合、ポリ酢酸ビ
ニルを70〜100mol%、好ましくは85〜100mol%鹸化した
ものが好適である。又、このような範囲の鹸化度のポリ
マーに対しカルボン酸変性、カチオン変性を行い、変性
ポリビニルアルコールとして使用することができる。
【0015】以上のようなポリビニルアルコール又はこ
れらの変性物は、20℃にて4重量%水溶液としたとき20
0cp 以下、好ましくは100cp 以下であることが望まし
い。
【0016】<ポリマー(iv)>本発明組成物に用いられ
るポリマー(iv)は、スルホン酸基を含有するビニル系モ
ノマー(A) を重合して得られるポリマーもしくはその
塩、又は該モノマー(A)の2種以上を重合して得られる
コポリマーもしくはその塩である。
【0017】本発明組成物の(a)成分として使用される
ポリマー(iv)の分子量は、1000〜600万が好ましく、更
に好ましくは5000〜100 万、特に好ましくは1万〜50万
の範囲である。分子量が1000よりも小さい場合には十分
な張り性能が得られないし、また 600万よりも大きい場
合にはスプレー性が良好でなくなるために好ましくな
い。
【0018】上記のポリマー若しくはコポリマーを構成
するスルホン酸基を含有するビニル系モノマー(A) とし
ては、スチレンスルホン酸、2−アクリルアミド−2−
メチルプロパンスルホン酸、アリルスルホン酸、ビニル
スルホン酸、メタリルスルホン酸、スルホプロピルメタ
クリレート及びこれらモノマーの塩からなる群から選ば
れる1種又は2種以上を用いるのが好ましい。この中で
もスチレンスルホン酸が特に好ましい。塩としては、1
価の塩としてリチウム、ナトリウム、カリウム等の金属
塩、アンモニウム塩、又はモノ、ジあるいはトリエタノ
ールアミン、モルホリン、エチルアミン、ブチルアミン
等の有機アミン塩が挙げられ、2価の塩としてカルシウ
ム、マグネシウム、バリウム等のアルカリ土類金属塩、
エチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン等の有機ア
ミン塩があり、3価の塩としてはアルミニウム塩、ジエ
チレントリアミン等の有機アミン塩、又はポリエチレン
イミン等の多価有機アミン等が挙げられる。塩としては
特にナトリウム塩が好ましい。
【0019】<ポリマー(v)>本発明組成物に用いられ
るポリマー(v) は、スルホン酸基を含有するビニル系モ
ノマー(A) の1種又は2種以上とその他のビニル系モノ
マー(B) の1種又は2種以上を重合して得られる、前記
モノマー(A) の割合が30 mol%以上であるコポリマー又
はその塩である。
【0020】本発明組成物の(a) 成分として使用される
ポリマー(v) の分子量は<ポリマー(iv)>で述べた範囲
が好ましく、その範囲が好ましい理由も<ポリマー(iv)
>と同じである。また、ここで使用されるモノマー(A)
の種類も<ポリマー(iv)>で述べた通りである。この場
合において、モノマー(A) の共重合相手であるモノマー
(B) としては、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン
酸、無水マレイン酸、ヒドロキシエチルアクリル酸、ヒ
ドロキシエチルメタクリル酸等の水溶性モノマー及びこ
れらのモノマーの塩、エチレン、プロピレン、n−ブチ
レン、イソブチレン、n−ペンテン、イソプレン、2−
メチル−1−ブテン、n−ヘキセン、2−メチル−1−
ペンテン、3−メチル−1−ペンテン、4−メチル−1
−ペンテン、2−エチル−1−ブテン、スチレン等のオ
レフィンが挙げられる。これらの中でも特にアクリル
酸、メタクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、ヒド
ロキシエチルアクリル酸、ヒドロキシエチルメタクリル
酸等の水溶性モノマー及びこれらのモノマーの塩が好ま
しい。コポリマー中のモノマー(A) の比率は 30mol%以
上、好ましくは 50mol%以上である。
【0021】ここで使用されるコポリマーは塩として使
用することもでき、そのときの塩の種類は、<ポリマー
(iv)>で述べた通りである。
【0022】<ポリマー(vi)>本発明組成物に用いられ
るポリマー(vi)は、重合性芳香族系モノマーを必須成分
とする1種又は2種以上の重合性モノマーを重合して得
たポリマーをスルホン化して得られるポリマー又はその
塩である。
【0023】このポリマー(vi)の原料となる重合性モノ
マーは、1種でも2種以上を用いてもよいが、このうち
少なくとも1種は芳香族系のモノマーである。この芳香
族系モノマーとしては、例えば、スチレン、α−メチル
スチレン、ビニルトルエン、ビニルナフタレン、インデ
ン等が挙げられる。また芳香族以外のモノマーとして
は、エチレン、ブテン、ブタジエン、ジイソブチレン、
シクロペンタジエン、ジシクロペンタジエン等が挙げら
れる。芳香族系モノマーの全モノマー中に占める割合は
60〜100 モル%、特に85〜100 モル%とすることが好ま
しい。
【0024】このようなモノマーから得られるポリマー
の具体例としては、ポリスチレン、スチレン・エチレン
コポリマー、スチレン・ジイソブチレンコポリマー、ス
チレン・ジシクロペンタジエンコポリマー、スチレン・
ビニルトルエン・α−メチルスチレン・インデンコポリ
マーのようなポリマーが挙げられる。就中、最も好まし
いものはポリスチレンであり、これは、スチレンをラジ
カル重合、イオン重合、熱重合等常法により重合するこ
とで得られる。
【0025】このようにして得られたポリマーは、更に
スルホン化する必要がある。スルホン化は、無水硫酸、
クロルスルホン酸、無水硫酸・ルイス塩基錯体等のスル
ホン化剤を用い、任意のスルホン化方法を適用すること
により行うことができる。スルホン化率(スチレン骨格
1個に対してスルホン酸基が1個ついている場合がスル
ホン化率 100%)が60%に満たないと、水溶性が低下
し、洗濯時に除去しにくくなるため好ましくない。好ま
しいスルホン化率は85%以上である。
【0026】このようにスルホン化したポリマー(vi)
は、そのまま本発明組成物中に含有せしめることができ
るが、更に塩として用いることができる。このような塩
としては、<ポリマー(iv)> にて述べたものと同じで
ある。このようにして得られた重合体は、その重量平均
分子量が5000〜100 万、好ましくは5万〜50万であるも
のが好ましい。
【0027】<ポリマー(vii)>本発明組成物に用いら
れるポリマー(vii)は、N−ビニル−2−ピロリドン(C)
のホモポリマーである。
【0028】このポリマー(vii) はモノマー(C) の重合
物であり、その重量平均分子量は、1,000 〜6,000,000
が好ましく、更に好ましくは2,000 〜1,000,000 であ
る。ポリマーの分子量が1,000 より小さい場合、糊剤処
理された衣料において、十分な張り性能が得られず、
又、6,000,000 より大きい場合には、得られる糊剤をス
プレーする際、スプレー性(スプレーした場合の霧の状
態)が良好でなく、その結果、糊剤が被処理体である衣
料にむら付きする等の現象が生じる為、好ましくない。
【0029】モノマー(C) の重合物として、例えばアイ
エスピー・ジャパン(株)のPVP Kホモポリマーシリー
ズ PVP K-15, K-30, K-60, K-90 (いずれも商標)等が
挙げられる。これらの化学構造は例えば次のようであ
る。
【0030】
【化4】
【0031】〔式中、e:重合度を示す。〕。
【0032】<ポリマー(viii)>本発明組成物に用いら
れるポリマー(viii)は、前記モノマー(C) と、モノマー
(C) と共重合し得るモノマー(C) 以外のビニル系モノマ
ー(D) の1種又は2種以上を重合して得られるコポリマ
ー又はその塩(但し、コポリマー又はその塩のモノマー
組成においてモノマー(C) のモル分率は30%以上であ
る)である。
【0033】また、(a) 成分として、モノマー(C) とモ
ノマー(D) のコポリマー又はその塩も使用し得る。この
場合、コポリマーの分子量の好ましい範囲及び好ましい
理由については<ポリマー(vii)>にて述べた通りであ
る。
【0034】モノマー(D) として使用し得るモノマーと
しては水溶性ビニルモノマー、水不溶性ビニルモノマー
又は両者の混合モノマーが挙げられる。
【0035】ここで水溶性ビニルモノマーとしては、具
体的には下記(イ)〜(ル)からなるモノマー群より選
ばれる1種又は2種以上が使用される。
【0036】(イ)アクリル酸及びその塩 (ロ)メタクリル酸及びその塩 (ハ)マレイン酸及びその塩 (ニ)無水マレイン酸 (ホ)2−ヒドロキシエチルアクリル酸及びその塩 (ヘ)2−ヒドロキシエチルメタクリル酸及びその塩 (ト)2−ヒドロキシプロピルアクリル酸及びその塩 (チ)2−ヒドロキシプロピルメタクリル酸及びその塩 (リ)アクリルアミド、メタクリルアミド、N,N −ジア
ルキルアクリルアミド及びN,N−ジアルキルメタクリ
ルアミド(アルキル基:炭素数1〜4のアルキル基) (ヌ)一般式(I)で表されるモノマー、並びにその酸
塩及びその第4級アンモニウム塩
【0037】
【化5】
【0038】〔式中、 R10 :水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基を示す。 R11,R12 :同一又は異なって水素原子、炭素数1〜4の
アルキル基、ヒドロキシエチル基、又はヒドロキシプロ
ピル基を示す。 x :1〜5の数を示す。〕 この場合において一般式(I)で表されるモノマーの具
体例として、N,N −ジメチルアミノプロピルアクリル酸
(またはメタクリル酸)アミド、N,N −ジメチルアミノ
メチルアクリル酸(またはメタクリル酸)アミド、N,N
−ジメチルアミノエチルアクリル酸(またはメタクリル
酸)アミド、N,N −ジメチルアミノブチルアクリル酸
(またはメタクリル酸)アミド等が挙げられる。
【0039】一般式(I)で表されるモノマーを酸塩で
使用する場合、例えばHCl 、H2SO4、H3PO4 等の無機酸
塩、又はp−トルエンスルホン酸塩、グリコール酸、ク
エン酸、コハク酸等の有機酸塩が使用され、又、第4級
アンモニウム塩として使用する場合、一般式(I)で表
されるモノマーを従来公知の方法でCH3Cl、(CH3)2SO4
のアルキル化剤にて、第4級アンモニウム塩化したもの
が使用される。
【0040】(ル)一般式(II)で表されるモノマー、並
びにその酸塩及びその第4級アンモニウム塩
【0041】
【化6】
【0042】〔式中、 R10,R11,R12:前記の意味を示す。 y:1〜5の数を示す。〕 一般式(II)で表されるモノマーの例として、アクリル
酸−N,N −ジメチルアミノエチル、アクリル酸−N,N −
ジメチルアミノメチル、アクリル酸−N,N −ジメチルア
ミノブチル、アクリル酸−N,N −ジメチルアミノプロピ
ル、メタクリル酸−N,N −ジメチルアミノエチル、メタ
クリル酸−N,N −ジメチルアミノメチル、メタクリル酸
−N,N −ジメチルアミノブチル、メタクリル酸−N,N −
ジメチルアミノプロピル、アクリル酸−N,N −ジエチル
アミノエチル、アクリル酸−N,N−ジエチルアミノメチ
ル、アクリル酸−N,N −ジエチルアミノブチル、アクリ
ル酸−N,N −ジエチルアミノプロピル、メタクリル酸−
N,N −ジエチルアミノエチル、メタクリル酸−N,N −ジ
エチルアミノメチル、メタクリル酸−N,N −ジエチルア
ミノブチル、メタクリル酸−N,N −ジエチルアミノプロ
ピル等が挙げられる。
【0043】更に、一般式(II)で表されるモノマー
は、一般式(I)で表されるモノマーの場合と同様に酸
塩又は第4級アンモニウム塩として使用し得る。
【0044】また、モノマー(D) における水不溶性モノ
マーとしては、例えば、酢酸ビニル、N−ビニル−2−
カプロラクタム、エチレン、プロピレン、n−ブチレ
ン、イソブチレン、n−ペンテン、イソプレン、2−メ
チル−1−ブテン、n−ヘキセン、2−メチル−1−ペ
ンテン、3−メチル−1−ペンテン、4−メチル−1−
ペンテン、2−エチル−1−ブテン等が挙げられる。こ
の中で、特に酢酸ビニル、N−ビニル−2−カプロラク
タムが好ましい。
【0045】上記のような2種のモノマーからなるコポ
リマーのモノマー組成において、モノマー(C) のモル分
率は30%以上、好ましくは40%以上、さらに好ましくは
50%以上である。コポリマーのモノマー組成においてモ
ノマー(C) のモル分率が30%未満の共重合物又はその塩
の場合、良好な水への溶解性が達成されず、結果として
糊剤組成物において本発明の目的を達成することが出来
ない。
【0046】モノマー(D) としては、水溶性ビニルモノ
マー、水不溶性ビニルモノマー又は両者の混合モノマー
が使用されるが、水溶性ビニルモノマーを使用する方
が、共重合物又はその塩の水に対する良好な溶解性を達
成する為好ましい。
【0047】本発明の糊剤の主成分であるコポリマー
は、モノマー(C) とモノマー(D) の共重合物の塩を用い
ることができる。
【0048】このような塩としては、<ポリマー(iv)>
で述べたものと同じものが使用し得る。
【0049】モノマー(C) とモノマー(D) のコポリマー
は、常圧下又は加圧下での従来公知のラジカル重合等に
より得ることができる。重合触媒としてアセトン等が、
又重合開始剤として、アゾビスイソブチロニトリル等が
使用できる。重合温度及び時間は、使用する重合溶媒や
モノマーの組み合わせによって異なるが、一般的には40
〜90℃で5〜20時間が適当である。
【0050】また本発明で使用されるコポリマーは市販
品として入手することも出来、例えばアイエスピー・ジ
ャパン(株)のPVP/VAコポリマーシリーズPVP/VA735
(いずれも商標)等が挙げられ、化学構造は例えば次の
ようである。
【0051】
【化7】
【0052】〔式中、f, g: f+g は重合度を示し、 f
/g =7/3である(fはモノマー(C)の重合度であり、
gはモノマー(D) の重合度)。〕 また、同社のコポリマーシリーズ Copolymer 845, Copo
lymer 937, copolymer958(いずれも商標)等が挙げら
れ、化学構造は例えば次の様である。
【0053】
【化8】
【0054】〔式中、h,i : h+i は重合度を示す。〕 さらにGAFQUAT 734, GAFQUAT 755N (いずれもアイエス
ピー・ジャパン(株)製、商標)等も挙げられ、化学構
造は例えば次の様である。
【0055】
【化9】
【0056】〔式中、h,i :前記の意味を示す。〕 又、次のものも例示される(いずれもアイエスピー・ジ
ャパン(株)製、商標)。
【0057】
【化10】
【0058】<ポリマー(ix)>本発明組成物に用いられ
るポリマー(ix)は、アクリル酸又はメタクリル酸のホモ
ポリマー及びコポリマー並びにこれらの塩である。以
下、アクリル酸又はメタクリル酸を(メタ)アクリル酸
として表記する。
【0059】このポリマー(ix)は(メタ)アクリル酸も
しくはその塩のポリマー、又は(メタ)アクリル酸と無
水マレイン酸とのコポリマー、又はアクリル酸とメタク
リル酸とのコポリマー等であり、分子量は 1,000〜6,00
0,000 、好ましくは 2,000〜1,000,000 である。
【0060】〔(b) 成分〕本発明においては、 (b)成分
としてデービス (Davies) 氏によるHLBが2〜16の非
イオン性界面活性剤及び/又は臨界ミセル濃度が 1.0ミ
リモル濃度以下のイオン性界面活性剤が使用される。
【0061】ここで、デービス (Davies) 氏によるHL
Bは、 J. D. Davies and E. R. Rideal, "Interfacial
Phenomend" p.364, Academic Press, N.Y.(1961) に記
載されているものであり、次式に従って計算される。 HLB=7+Σ(親水基の基数) +Σ(親油基の基数) 本発明において、デービス (Davies) 氏のHLBが2未
満の非イオン性界面活性剤を使用すれば、界面活性剤の
親油性が強くなり、本発明組成物の安定性が良好でなく
なるので好ましくない。また、デービス (Davies) 氏の
HLBが16を超える非イオン性界面活性剤を使用すれ
ば、界面活性剤が完全に水に溶解してしまい、スプレー
性を改善する効果が小さくなるので好ましくない。
【0062】そして、臨界ミセル濃度が 1.0ミリモル濃
度を超えるイオン性界面活性剤を使用すれば、界面活性
剤の水への溶解性が高まるために、上述のデービス(D
avies)氏のHLBが16を超える非イオン性界面
活性剤を使用したときと同様に、スプレー性改善の効果
が小さくなるので好ましくない。なお、本発明において
臨界ミセル濃度とは電気電導度法(25℃)により測定し
たものをいう。
【0063】(b) 成分として使用される界面活性剤を例
示すれば、界面活性剤 (1)〜(12)からなる群より選ばれ
る少なくとも1種である。
【0064】
【化11】
【0065】
【化12】
【0066】〔式中、 R1,R2,R3:同一又は異なって、直鎖又は分岐鎖の炭素数
8〜16のアルキル基又はヒドロキシアルキル基を示す。 R4,R5 :同一又は異なって、直鎖又は分岐鎖の炭素数6
〜10のアルキル基又はヒドロキシアルキル基を示す。 R6 , R7:同一又は異なって、炭素数1〜5のアルキル基
又はヒドロキシアルキル基を示す。 A:炭素数2〜3のアルキレン基を示す。 M:陽イオン基を示す。 X-:陰イオン基を示す。 a,b,c :同一又は異なって0以上の数を示し、a+b+
c=2〜20である。 n:0〜1の数を示す。 m:2〜20の数を示す。 p,q,r :同一又は異なって0以上の数を示し、p+r=
10〜30であり、q=10〜60である。 但し、R1,R2,R3,R4,R5,R6,R7,A,M,X-,a,b,c,n,m,p,q,r
は、非イオン性界面活性剤の場合、デービス(Davies)氏
によるHLBが2〜16となるように選択され、イオン性
界面活性剤の場合、臨界ミセル濃度が 1.0ミリモル濃度
以下となるよう選択される。〕 この中でも、界面活性剤(1),(2),(3),(4) もしくは(11)
又はこれらの混合物が、糊剤組成物のスプレー性向上の
ために好ましい。ここで、界面活性剤(11)において、 M
は陽イオン基を示すが、例えばアルカリ金属イオン(N
+, K+) 、アンモニウムイオン等であり、界面活性剤
(12)において、X-は陰イオン基を示すが、例えばハロゲ
ンイオン(Cl+, Br+) 、アルキル(炭素数1〜5)
サルフェートイオン等である。
【0067】〔糊剤組成物〕本発明組成物において、
(a)成分は、組成物中0.1〜20重量%、好ましくは0.5〜1
0重量%配合される。この場合において(a) 成分の配合
量が 0.1重量%未満の場合には、糊剤としての十分な張
り性能が得られない。一方、20重量%を超える場合には
張り性能が高すぎ、被処理体である衣料の風合いをかな
り損なう恐れがあり、好ましくない。
【0068】また、(b) 成分は組成物中0.001〜1.0重量
%、好ましくは 0.003〜0.5 重量%配合される。この場
合において、(b) 成分の配合量が 0.001重量%未満の場
合には、スプレー性向上の効果において十分でなく、一
方、 1.0重量%を超える場合には、アイロン処理時にベ
タ付きの原因となり、アイロンの滑り性を損なう。
【0069】なお、(c) 成分の水は残部としてバランス
量が配合される。
【0070】本発明組成物において、アイロン滑り性を
向上させるため、(d) 成分として、分散粒子の粒子径が
0.001〜1μmの範囲にある水不溶性シリコーンを組成
物中0〜1重量%、好ましくは 0.005〜1重量%(有効
分として)配合することができる。
【0071】水不溶性シリコーンとしては、ジメチルポ
リシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチル
ハイドロジェンポリシロキサン、アミノ変性ポリシロキ
サン、エポキシ変性ポリシロキサン、カルボキシル変性
ポリシロキサン等が挙げられるが、ジメチルポリシロキ
サン、カルボキシル変性ポリシロキサンが特に好まし
い。
【0072】これらの水不溶性シリコーンは、分散粒子
の粒子径が 0.001〜1μmであり、好ましくは 0.001〜
0.5μm、より好ましくは 0.005〜 0.1μmである。1
μmを超える粒子の場合は、分離を生じるおそれがあ
り、好ましくない。また、水不溶性シリコーンは、上記
粒子が分散されたエマルジョンの形態で配合するのが好
ましい。
【0073】さらに、本発明組成物において、クエン
酸、リンゴ酸、安息香酸、酒石酸等の有機酸を組成物中
0〜10重量%、ポリエチレングリコール、グリセリン、
ポリプロピレングリコールの如きアイロン付着防止剤を
組成物中0〜10重量%、シリコーンの如きアイロンすべ
り剤、エチルアルコール、プロピルアルコール等の如き
低級アルコール、エチレングリコール、プロピレングリ
コール、ジプロピレングリコール等の溶媒、硫酸ナトリ
ウム、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化カルシウ
ム、硫酸マグネシウム、硫酸亜鉛、塩化リチウム、硫酸
リチウム、塩化バリウム、塩化マグネシウム、塩化マン
ガン、硫酸アンモニウム等の如き水溶性無機塩を組成物
中0〜10重量%、その他の蛍光染料、殺菌剤、抗菌剤、
香料、更にエアゾールとして使用する場合には罐腐食防
止剤の如き添加剤を加えることができる。
【0074】本発明のスプレー型糊剤組成物はポンプ式
或いはトリガー式のスプレー容器に充填して使用しても
良いが、エアゾール用の耐圧罐に噴射剤と共に充填し使
用することもできる。この時の噴射剤としては液化プロ
パン、液化ブタン、及びそれらの混合物、或いはジメチ
ルエーテルを使用するのが良い。噴射剤と本発明の組成
物との重量比率は噴射剤:本発明組成物=3:97〜40:
60が好ましく、更に好ましくは5:95〜30:70である。
【0075】
【実施例】以下実施例にて本発明を説明するが、本発明
はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0076】実施例1〜46、比較例1〜14 (a) 成分として表1〜7に示すポリマー、及び(b) 成分
として表8に示す界面活性剤を水に分散させ、各組成物
にシリコーンエマルジョンを添加し、表9〜11に示す糊
剤組成物を調製した。
【0077】この糊剤組成物を、トリガー式容器又はエ
アゾール缶に充填し、スプレー性を評価した後に、綿 1
00%ブロードグレーに 100% o.w.f (on the weight of
fabrics) になるように均一にスプレーし、アイロンの
温度目盛りを綿にしてアイロンがけをして乾燥させた。
20℃、65%相対湿度の条件で12時間調湿し、試験布を
得、張り性能の評価を行った。この結果を表9〜11に示
した。
【0078】但し、エアゾール缶に糊剤組成物を充填す
る場合、糊剤組成物と液化プロパンガス(内圧3.1kg /
cm2, 20 ℃)とを、糊剤組成物:液化プロパンガス80:
20の重量比率でエアゾール缶に充填し、充分に振盪した
後、糊剤組成物を布帛上にスプレーした。
【0079】<張り性能の評価>カンチレバー法(JIS
L 1096)によった。 <スプレー性の評価>垂直面に張りつけた黒紙に対し、
15cmの距離から、上記糊剤組成物をトリガー又はエアゾ
ールにより水平に1回(エアゾールの場合1秒)噴射
し、黒紙上に残ったスプレーの広がりをタテ(cm)×ヨコ
(cm)により測定し、より広がりが大きいものを優良であ
ると評価した。
【0080】
【表1】
【0081】
【表2】
【0082】
【表3】
【0083】
【表4】
【0084】
【表5】
【0085】
【表6】
【0086】
【表7】
【0087】
【表8】
【0088】
【表9】
【0089】
【表10】
【0090】
【表11】
【0091】
【発明の効果】本発明によれば、優れた張り性能を維持
しつつ、スプレー性が向上したスプレー型糊剤組成物を
提供し得る。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記(a) 成分、 (b)成分及び(c) 成分を
    含有するスプレー型糊剤組成物。 (a) 成分:下記ポリマー(i) 〜(ix)からなる群より選ば
    れる1種又は2種以上の水溶性ポリマー 0.1〜20重量
    % ポリマー (i) ;化工澱粉 ポリマー (ii) ;セルロース誘導体 ポリマー (iii);ポリ酢酸ビニルの鹸化物 ポリマー (iv) ;スルホン酸基を含有するビニル系モノ
    マー(A) を重合して得られるポリマー及びその塩並びに
    該モノマー(A) の2種以上を重合して得られるコポリマ
    ー及びその塩 ポリマー (v) ;スルホン酸基を含有するビニル系モノ
    マー(A) の1種又は2種以上とその他のビニル系モノマ
    ー(B) の1種又は2種以上を重合して得られる、前記モ
    ノマー(A) の割合が30mol %以上であるコポリマー及び
    その塩 ポリマー (vi) ;重合性芳香族系モノマーを必須成分と
    する1種又は2種以上の重合性モノマーを重合して得た
    ポリマーをスルホン化して得られるポリマー又はその塩 ポリマー (vii);N−ビニル−2−ピロリドン(C) のホ
    モポリマー ポリマー(viii);前記モノマー(C)と、モノマー(C)と共
    重合し得るモノマー(C)以外のビニル系モノマー(D) の
    1種又は2種以上を重合して得られるコポリマー及びそ
    の塩(但し、コポリマー及びその塩のモノマー組成にお
    いてモノマー(C) のモル分率は30%以上である) ポリマー (ix) ;アクリル酸又はメタクリル酸のホモポ
    リマー及びコポリマー並びにこれらの塩 (b) 成分:デービス (Davies) 氏によるHLBが2〜16
    の非イオン性界面活性剤及び/又は臨界ミセル濃度が
    1.0ミリモル濃度以下のイオン性界面活性剤 0.001〜
    1.0 重量% (c) 成分:水
  2. 【請求項2】 (b) 成分が下記界面活性剤(1) 〜(12)か
    らなる群より選ばれる請求項1記載のスプレー型糊剤組
    成物。 【化1】 【化2】 〔式中、 R1,R2,R3:同一又は異なって、直鎖又は分岐鎖の炭素数
    8〜16のアルキル基又はヒドロキシアルキル基を示す。 R4,R5 :同一又は異なって、直鎖又は分岐鎖の炭素数6
    〜10のアルキル基又はヒドロキシアルキル基を示す。 R6 , R7:同一又は異なって、炭素数1〜5のアルキル基
    又はヒドロキシアルキル基を示す。 A:炭素数2〜3のアルキレン基を示す。 M:陽イオン基を示す。 X-:陰イオン基を示す。 a,b,c :同一又は異なって0以上の数を示し、a+b+
    c=2〜20である。 n :0〜1の数を示す。 m :2〜20の数を示す。 p,q,r :同一又は異なって0以上の数を示し、p+r=
    10〜30であり、q=10〜60である。 但し、R1,R2,R3,R4,R5,R6,R7,A,M,X-,a,b,c,n,m,p,q,r
    は、非イオン性界面活性剤の場合、デービス(Davies)氏
    によるHLBが2〜16となるように選択され、イオン性
    界面活性剤の場合、臨界ミセル濃度が 1.0ミリモル濃度
    以下となるよう選択される。〕
  3. 【請求項3】 (b) 成分が下記界面活性剤(1),(2),(3),
    (4) もしくは(11)又はこれらの混合物である請求項1記
    載のスプレー型糊剤組成物。 【化3】 〔式中、 R1,R2,R3:同一又は異なって、直鎖又は分岐鎖の炭素数
    8〜16のアルキル基又はヒドロキシアルキル基を示す。 R4,R5:同一又は異なって、直鎖又は分岐鎖の炭素数6
    〜10のアルキル基又はヒドロキシアルキル基を示す。 A:炭素数2〜3のアルキレン基を示す。 M:陽イオン基を示す。 a,b,c:同一又は異なって0以上の数を示し、a+b+
    c=2〜20である。 但し、R1,R2,R3,R4,R5,A,M,a,b,cは、非イオン性界面活
    性剤の場合、デービス(Davies)氏によるHLBが2〜16
    となるように選択され、イオン性界面活性剤の場合、臨
    界ミセル濃度が 1.0ミリモル濃度以下となるよう選択さ
    れる。〕
  4. 【請求項4】 さらに (d)成分として分散粒子の粒子径
    が 0.001〜1μmの範囲にある水不溶性シリコーン 0.0
    05〜1重量%を含有するスプレー型糊剤組成物。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH101874A (ja) * 1996-06-17 1998-01-06 Kao Corp 衣料用くすみ防止剤組成物
JP4519264B2 (ja) * 2000-05-10 2010-08-04 花王株式会社 繊維製品処理剤

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