JP2001181974A - 防汚性及び/または汚れ落ち向上性を有する繊維製品用仕上げ剤組成物及び該組成物を用いた処理方法 - Google Patents

防汚性及び/または汚れ落ち向上性を有する繊維製品用仕上げ剤組成物及び該組成物を用いた処理方法

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JP2001181974A
JP2001181974A JP36889799A JP36889799A JP2001181974A JP 2001181974 A JP2001181974 A JP 2001181974A JP 36889799 A JP36889799 A JP 36889799A JP 36889799 A JP36889799 A JP 36889799A JP 2001181974 A JP2001181974 A JP 2001181974A
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acid
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polymer
salt
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JP36889799A
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Katsuyoshi Nakamura
功恵 中村
Shuichi Nihei
秀一 二瓶
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Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 繊維製品、特に綿ポリエステル混紡繊維製品
に高い防汚効果を付与し、しかも風合い、肌触りを損な
わない繊維製品用仕上げ剤組成物を提供すること。 【解決手段】 (A)水溶性もしくは水分散性の皮膜を
形成しうるポリマー、(B)有機電解質、及び(C)ア
ニオン性界面活性剤を含有することを特徴とする、繊維
製品用仕上げ剤組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、防汚性及び/また
は汚れ落ち向上性を有する繊維製品用仕上げ剤組成物に
関するものである。より具体的には、洗濯後の繊維製品
に対し、優れた洗浄力、防汚性及び/又は汚れ落ち向上
性を付与できる繊維製品用仕上げ剤組成物に関するもの
である。また、本発明は、上記組成物を用いた処理方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般家庭で現在広く用いられる繊維製品
用洗剤は、近年の技術革新によって、洗浄効果を高めて
はいるものの、洗濯機を用いた通常の洗濯方法では、衿
・袖口の汚れのような落ちにくい汚れに対して、洗い上
がりは十分ではないのが現状である。そこで、より汚れ
を落としやすくする方法として、固形石験を塗布した後
で揉み洗いをしたり、液体洗剤を直接塗布したり、さら
にブラシで擦るなどの前処理が一般に行われている。し
かし、これらの方法は、手間がかかる上、衣類が損傷す
るなどの問題が生じることがある。したがって、付着し
た汚れを通常の洗浄で容易に除去可能とする洗濯製品が
望まれていた。一方、付着した汚れを落としやすくする
ために、フッ素系またはシリコーン系化合物を主基剤と
する撥水・撥油性の防汚剤も知られているが、これらは
一般に高価であり、防汚効果も必ずしも満足できるもの
ではない。
【0003】また、特開昭53−49190号公報には付着し
た汚れを容易に除去することができる糊剤組成物につい
て開示されている。このような組成物はワイシャツ等の
ハリ、かたさを付与することが求められる繊維製品につ
いては適用できる。しかし、ブラウス等のデリケートな
衣類、靴下・下着、レースのカーテン等、糊剤処理のハ
リやかたさを必要としない繊維製品、風合いや肌触りの
変化が望ましくない繊維製品に対しては適当ではない。
また、ワイシャツ等の場合でも、糊剤処理のハリやかた
さを好まない消費者がいることもまた事実である。さら
に、特開昭51-78897号公報等には、アルカリ洗浄により
防汚性が認められる組成物について開示されているが、
ポリエステル綿混紡などの繊維製品に対する防汚効果は
必ずしも満足できるものではない。一般的には、業務
用、家庭用ともにポリエステル等の繊維製品に対しては
特表平6-506251号公報やUS特許第4,238,531号明細書に
記載のPermaloseやZELCONといったポリエチレンテレフ
タレート/ポリエチレングリコール共重合体がポリエス
テル繊維に対して効果があると言われており、また、綿
等の繊維製品には特開平9-273079号公報等に記載されて
いる組成物及び処理方法に防汚効果有りと言われている
が、これらのポリエステル/綿混紡などの繊維製品に対
する防汚効果は必ずしも満足できるものではない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、繊維製品、
特に綿ポリエステル混紡繊維製品に高い防汚効果を付与
し、しかも風合い、肌触りを損なわない繊維製品用仕上
げ剤組成物を提供することを目的とする。また、本発明
は、少なくとも1種のアルカリ剤を含有し0.05%水
溶液におけるpHが7.5〜11である洗浄剤組成物を
用いて洗濯した後の繊維製品を、上記繊維製品用仕上げ
剤組成物を用いて処理する方法を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意検討
を行った結果、特定のポリマー、有機電解質及びアニオ
ン界面活性剤を組み合わせることにより、上記課題を効
率的に解決することができることを見出した。すなわ
ち、本発明は、(A)水溶性もしくは水分散性の皮膜を
形成しうるポリマー、(B)有機電解質、及び(C)ア
ニオン性界面活性剤を含有することを特徴とする、防汚
性及び/または汚れ落ち向上性を有する繊維製品用仕上
げ剤組成物を提供する。また、本発明は、少なくとも1
種のアルカリ剤を含有し0.05%水溶液におけるpH
が7.5〜11である洗浄剤組成物を用いて洗濯した後
の繊維製品を、上記繊維製品用仕上げ剤組成物を用いて
処理する方法を提供する。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の防汚剤組成物は、乾燥後
の繊維製品上に水溶性もしくは水分散性の皮膜を形成
し、それにより、繊維製品の繊維自体に汚れが付着する
のを抑制する、次の洗濯時において汚れの離脱を促進す
る、或いはこれら両者の機能を発揮することにより繊維
の汚れを防止するものである。本発明で使用する(A)
成分は、水溶性もしくは水分散性の皮膜を形成しうるポ
リマーである。ここで、水分散性の皮膜とは、水中でポ
リマーが粒子となって分散している場合、組成物中の一
部の成分が粒子となって分散し他の成分が分散剤として
機能している場合、乾燥してできた皮膜が粒子となって
分散している場合、或いは、前記場合が混在している場
合等のことを意味する。(A)成分は、好ましくは、下
記ポリマー(i)〜(vii)からなる群より選ばれる1種
以上のポリマーである: (i)セルロース誘導体、(ii)アクリル酸メタクリル
酸系高分子、(iii)スルホン酸系高分子、(iv)化工
澱粉、(v)N−ビニル−2−ピロリドンのホモポリマ
ー又はコポリマー、(vi)ポリビニルアルコール系ポリ
マー、及び(vii)シリコーングラフトポリマー。
【0007】上記ポリマー(i)〜(vii)の具体例を
以下に記載する。 (i)セルロース誘導体 セルロース誘導体としては、ヒドロキシアルキルセルロ
ース、アルキルセルロース、カルボキシメチルセルロー
ス、第4級アンモニウム基を有するカチオン化セルロー
ス等が挙げられる。好ましくは、カルボキシメチルセル
ロースが使用される。この場合において、置換度(セル
ロースの無水グルコース単位中の水酸基3個のうち、置
換基(ヒドロキシアルキル基、アルキル基、カルボキシ
メチル基、アンモニウム基)が導入された水酸基の個
数)は、0.2〜1.6であるのが好ましく、より好ましくは
0.4〜1.5である。
【0008】(ii)アクリル酸メタクリル酸系高分子 アクリル酸メタクリル酸系高分子としては、(a)アク
リル酸及び/又はメタクリル酸モノマーと、(b)アク
リル酸エステル及び/またはメタクリル酸エステルモノ
マー、(c)カルボン酸モノマー、及び(d)ビニルモ
ノマーから選ばれる1種又は2種以上のモノマーとを重合
又は共重合した高分子化合物及び/またはその塩があげ
られる。上記(b)、(c)及び(d)の具体例を以下
に記載する。
【0009】(b)アクリル酸エステル及び/またはメ
タクリル酸エステルモノマー アクリル酸エステル及び/又はメタクリル酸エステルモ
ノマーのエステル基としては、炭素数1〜18であるのが
好ましく、より好ましくは炭素数1〜12、更に好ましく
は炭素数2〜6の炭化水素基を含有するものが挙げられ
る。好ましくは、前記炭素数を有するアルキルエステル
である。具体的なモノマーとしては、アクリル酸メチ
ル、アクリル酸エチル、アクリル酸プロピル、アクリル
酸ブチル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、
メタクリル酸プロピル、メタクリル酸ブチル等があげら
れる。 (c)カルボン酸モノマー カルボン酸モノマーとしては、アクリル酸、メタクリル
酸、エタクリル、マレイン酸、無水マレイン酸、ヒド
ロキシエチルアクリル酸、ヒドロキシエチルメタクリル
酸等があげられる。特に、アクリル酸、メタクリル酸、
マレイン酸が好ましい。 (d)ビニルモノマー ビニルモノマーとしては、エチレン、プロピレン、ブテ
ン、ペンテン、イソプレン、2−メチル−1−ブテン、n
−ヘキセン、2−メチル−1−ペンテン、3−メチル−1
−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、2−エチル−1−
ブテン、ブタジエン、シクロペンタジエン、ジシクロペ
ンタジエン、ビニルトルエン、インデン、ビニルナフタ
レン、スチレン等があげられる。
【0010】(a)モノマー単位と(b)モノマー単位
の割合は、(a)アクリル酸及び/又はメタクリル酸モ
ノマーのモル分率が、(a)+(b)を基準として20〜
95mol%となるようなものであるのが好ましく、より好
ましくは25〜90mol%、さらに好ましくは30〜85mol%で
ある。(a)アクリル酸及び/又はメタクリル酸モノマ
ーのモル分率をこの範囲内とすることにより、特に良好
な防汚幼果が得られる。これらの高分子化合物は市販品
として入手することもでき、例えばライオン(株)のレ
オアールMS−100、レオアールMS−200、ローム&ハース
社のAcusol 810A等が挙げられる。
【0011】(a)モノマー単位と(c)モノマー単位
の割合は、(a)アクリル酸及び/又はメタクリル酸モ
ノマーのモル分率が、(a)+(c)を基準として20mo
l%以上となるようなものであるのが好ましく、より好
ましくは25mol%以上、さらに好ましくは30mol%以上で
ある。これらの高分子化合物は、市販品として入手する
ことができる。例えば、ポリアクリル酸ナトリウムとし
てはBASF社のSokalanPAシリーズのSokalan PA15、PA2
0、PA25、PA30、PA40、PA50等や、ローム&ハース社のA
cuso1410N、Acuso1445N等、日本純薬(株)のジュリマ
ーAClON、AClO3、AClO7等が挙げられる。アクリル酸と
マレイン酸のコポリマーまたは塩としてはBASF社の80ka
lan CPシリーズのSokalanCP12、CP45、CP5、CP7等やロ
ーム&ハース社のAcuso1479N、Acuso1490N、Acuso1505N
等が挙げられる。アクリル酸とメタクリル酸のコポリマ
ーまたは塩としは日本純薬(株)のジュリマーAC20N、A
C203等が挙げられる。ポリメタクリル酸またはその塩と
しては日本純薬(株)のジュリマーAC30LN、AC303等が
挙げられる。(a)モノマー単位と(d)モノマー単位
の割合は、(a)アクリル酸及び/またはメタクリル酸
のモル分率が、(a)+(d)を基準として20〜95mol
%となるようなものであるのが好ましく、より好ましく
は25〜90mol%、さらに好ましくは30〜85mol%である。
【0012】上記高分子化合物は、酸として、あるいは
塩として用いることができる。塩としてはリチウム、ナ
トリウム、カリウム等のアルカリ金属塩、アンモニウム
塩、モノエタノールアミン塩、ジエタノールアミン塩、
トリエタノールアミン塩、エチレンジアミン、ヘキサメ
チレンジアミン、ポリエチレンイミン等の有機アミン塩
等が挙げられる。塩としては、特にナトリウム塩、カリ
ウム塩、アンモニウム塩が好ましく、ナトリウム塩が最
も好ましい。本発明の(A)成分としては、(a)モノ
マーと(b)モノマーの共重合物が特に好ましく用いら
れる。本発明の(A)成分の質量平均分子量は1,000〜
6,000,000であるのが好ましく、より好ましくは10,000
〜5,000,000であり、さらに好ましくは50,000〜3,000,0
00である。質量平均分子量がこの範囲のものを用いる
と、特に、優れた汚れ防止効果と良好な肌触り感が得ら
れる。更に本発明の(A)成分は質量平均分子量の異な
る2種以上の高分子を用いることにより更に良好な肌触
り感を得ることができる。併用例としては、質量平均分
子量1,000〜10,000のものと質量平均分子量50,000〜3,0
00,000のものが好ましく、より好ましくは質量平均分子
量1,000〜5,000のものと質量平均分子量500,000〜3,00
0,000のものである。
【0013】(iii)スルホン酸系高分子 スルホン酸系高分子としては、詳しくは、ビニル基及び
/又は芳香族環を有する少なくとも1種又は2種以上の
モノマーを重合して得られ、かつスルホン酸基を含有す
るポリマーもしくはその塩があげられ、例えば、以下の
(イ)、(ロ)の方法等によりホモポリマー又はコポリ
マーとして得られる。 (イ)ビニル基及び/又は芳香族環を有し、かつスルホ
ン酸基を有するモノマー(い)を重合するか、または該
モノマー(い)と重合可能な他のモノマー(ろ)とを共
重合する。 (ロ)ビニル基及び/又は芳香族環を有し、かつスルホ
ン酸基を有しない少なくとも1種又は2種以上のモノマ
ー(は)を重合した後スルホン化するか、または該モノ
マー(は)と重合可能な他のモノマー(ろ)とを共重合
する。
【0014】上記方法(イ)において使用されるモノマ
ー(い) としては、例えばスチレンスルホン酸、2−ア
クリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、アリル
スルホン酸、ビニルスルホン酸、メタリルスルホン酸、
スルホプロピルメタクリレート、α−メチルスチレンス
ルホン酸、ビニルトルエンスルホン酸、ビニルナフタレ
ンスルホン酸、インデンスルホン酸等、及びこれらの塩
が挙げられる。また、モノマー(ろ) としては、アクリ
ル酸、メタクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、ヒ
ドロキシエチルアクリル酸、ヒドロキシエチルメタクリ
ル酸、エチレン、プロピレン、n−ブテン、イソブテ
ン、ペンテン、イソプレン、2−メチル−1−ブテン、
n−ヘキセン、2−メチル−1−ペンテン、3−メチル
−1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、2−エチ
ル−1−ブテン、スチレン、α−メチルスチレン、ビニ
ルトルエン、ビニルナフタレン、インデン、ブタジエ
ン、シクロペンタジエン、ジシクロペンタジエン等が挙
げられる。これらの中でもアクリル酸、メタクリル酸、
マレイン酸、無水マレイン酸、ヒドロキシエチルアクリ
ル酸、ヒドロキシエチルメタクリル酸等の水溶性モノマ
ー及びこれらのモノマーの塩が好ましい。特にアクリル
酸、メタクリル酸、マレイン酸及びそれらの塩とスチレ
ンが好ましい。
【0015】(イ)の方法においてポリマー(iii)を
コポリマーとして得る場合には、スルホン酸基を有して
いる上記モノマー(い) の割合は、重合に供する全モノ
マー中の30mol%以上、好ましくは50mol%以上とするの
がよい。上記モノマー(い) と(ろ) とを組合せてポリマ
ー(iii)(コポリマー)を得る場合には、上記(い) 及
び(ろ) 中、特にスチレンスルホン酸とアクリル酸ナト
リウム、スチレンスルホン酸とスチレンの組合せが好ま
しい。一方(ロ)の方法により、ポリマー(iii)をコ
ポリマーとして得る場合には、スルホン酸基を有しない
上記モノマー(は)は、重合に供する全モノマー中の60〜
100 モル%であるのが好ましく、特に85〜100 モル%の
配合量とすることが好ましい。上記(ロ)の方法に於い
て使用するモノマー(は)としては、スチレン、α−メチ
ルスチレン、ビニルトルエン、ビニルナフタレン、イン
デン等が挙げられ、これらの1種又は2種以上を重合す
ることができる。これらの中でも特にスチレンが好まし
い。
【0016】また(ロ)の方法においては、モノマー
(は)の1種又は2種以上と、該モノマー(は)と共重合
し得る他のモノマー(に) とを重合することもできる。
この場合、モノマー(に) としては、例えば、アクリル
酸、メタクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、ヒド
ロキシエチルアクリル酸、エチレン、ヒドロキシエチル
メタクリル酸、プロピレン、ブテン、ペンテン、イソプ
レン、2−メチル−1−ブテン、n−ヘキセン、2−メ
チル−1−ペンテン、3−メチル−1−ペンテン、4−
メチル−1−ペンテン、2−エチル−1−ブテン、ブタ
ジエン、シクロペンタジエン、ジシクロペンタジエン等
が挙げられる。上記(ロ)の方法では、例えばポリスチ
レン、スチレン・エチレンコポリマー、スチレン・ジイ
ソブチレンコポリマー、スチレン・ジシクロペンタジエ
ンコポリマー、スチレン・ビニルトルエン・α−メチル
スチレン・インデンコポリマーのようなポリマー(これ
らの中でもポリスチレンが最も好ましい。)を得た後、
得られたポリマーを更にスルホン化する。スルホン化
は、無水硫酸、クロロスルホン酸、無水硫酸・ルイス塩
基錯体等のスルホン化剤を用い、任意のスルホン化方法
を適用することにより行うことができる。スルホン化に
際して、ポリマー(iii)のスルホン化率(ビニル基及
び/又は芳香族環を有するモノマーに起因する骨格1個
に対して、スルホン酸基が1個ついている場合をスルホ
ン化率 100%とする。)は、一層水溶性を向上させて、
洗濯の際に容易に除去可能とすることに鑑みれば60%以
上とすることが好ましく、更に好ましくは85%以上であ
る。
【0017】このようにして得られたスルホン酸基を含
有するポリマー(iii)は、そのまま本発明組成物中に
含有することができるが、更にそれらの塩を用いること
もできる。このような塩としては、1価の塩としてリチ
ウム、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属塩、アン
モニウム塩、又はモノ、ジあるいはトリエタノールアミ
ン、モルホリン、エチルアミン、ブチルアミン等の有機
アミン塩が挙げられ、2価の塩としてカルシウム、マグ
ネシウム、バリウム等のアルカリ土類金属塩、エチレン
ジアミン、ヘキサメチレンジアミン等の有機アミン塩が
あり、3価の塩としてはアルミニウム塩、ジエチレント
リアミン等の有機アミン塩、又はポリエチレンイミン等
の多価有機アミン等が挙げられる。塩としては特にナト
リウム塩が好ましい。本発明組成物の(A)成分として
使用されるポリマー(iii)の分子量は、一層汚れ落ち
を向上させる為に1000以上であることが望ましく、また
粘度を適度なものとして、より好ましいものとするため
には6,000,000以下であることが望ましい。かかる観点
から、該ポリマー(iii)の分子量は、好ましくは1000
〜6,000,000であるのが好ましく、より好ましくは5000
〜1,000,000、さらに好ましくは10,000〜50,000であ
る。
【0018】(iv)化工澱粉 化工澱粉としては、ヒドロキシアルキル(炭素数2〜
4)化澱粉、カルボキシアルキル(アルキルの炭素数2
〜4)化澱粉、カチオン化澱粉、特に第4級アンモニウ
ム基を有するカチオン化澱粉等の1種又は2種以上含有
するポリマーもしくはその塩があげられる。化工澱粉を
用いる場合には、その置換度は0.08〜0.3であるのが好
ましく、特に0.1〜0.2であるものを用いることが好まし
い。このような範囲のものを用いることにより、化工澱
粉の変性・長期保存により生じる沈殿物を抑えることが
でき、色物繊維製品に使用した場合には白化現象を抑え
ることができ、また、その合成も容易に行うことができ
る。
【0019】(v)N―ビニルー2−ピロリドンのホモ
ポリマー又はコポリマー 本発明に用いられるN-ビニル-2- ピロリドン系ポリマー
としては、具体的には下記の重合物(1) 、(2) が挙げら
れる。 重合物(1) :N-ビニル-2- ピロリドンモノマー〔以下、
モノマー(A) という〕の重合物。 重合物(2) :モノマー(A) と、モノマー(A) と共重合し
得るモノマー(A) 以外のビニル系モノマー〔以下、モノ
マー(B) という〕の少なくとも1種との共重合物又はそ
の塩〔但し、共重合物又はその塩のモノマー組成におい
て、モノマー(A)のモル分率は30%以上であるのが好ま
しい〕。 上記重合物(1) はモノマー(A) の重合物であり、その質
量平均分子量は、1,000〜6,000,000であるのが好まし
く、より好ましくは 2,000〜1,000,000である。
【0020】モノマー(A) の重合物として、例えばアイ
エスピー・ジャパン(株)のPVP Kホモポリマーシリー
ズ PVPK-15,K-30,K-60,K-90(いずれも商標)等が挙
げられる。これらの化学構造は例えば次のようである。
【化1】 〔式中、pは重合度を示す。〕
【0021】本発明においては、モノマー(A)とモノマ
ー(B)の共重合物又はその塩も使用し得る〔重合物
(2)〕。重合物(2)の分子量の好ましい範囲は重合物(1)
と同一である。モノマー(B)として使用し得るモノマー
としては水溶性ビニルモノマー、水不溶性ビニルモノマ
ー又は両者の混合モノマーが挙げられる。ここで水溶性
ビニルモノマーとしては、具体的には下記 (a)〜(k)か
らなるモノマー群より選ばれる少なくとも一種が使用さ
れる: (a) アクリル酸及びその塩、(b) メタクリル酸及びその
塩、(c) マレイン酸及びその塩、(d) 無水マレイン酸、
(e) 2−ヒドロキシエチルアクリル酸及びその塩、(f)
2−ヒドロキシエチルメタクリル酸及びその塩、(g) 2
−ヒドロキシプロピルアクリル酸及びその塩、(h) 2−
ヒドロキシプロピルメタクリル酸及びその塩、(i) アク
リルアミド、メタクリルアミド、N,N −ジアルキルアク
リルアミド及びN,N−ジアルキルメタクリルアミド(アル
キル基:炭素数1〜4のアルキル基)、
【0022】(j) 一般式(I)で表されるモノマー、並
びにその酸塩及びその第4級アンモニウム塩:
【化2】 〔式中、Rは水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基を
示し、R1及びR2は同一であっても異なっていてもよく、
水素原子、炭素数1〜4のアルキル基、ヒドロキシエチ
ル基、又はヒドロキシプロピル基を示し、xは1〜5を
示す。〕、及び
【0023】(k) 一般式(II)で表されるモノマー、並
びにその酸塩及びその第4級アンモニウム塩:
【化3】 〔式中、R、R1及びR2は、式(I)と同様の意味を示
し、yは1〜5を示す。〕。
【0024】なお、一般式(I)で表されるモノマーの
具体例として、N,N −ジメチルアミノプロピルアクリル
酸(またはメタクリル酸)アミド、N,N −ジメチルアミ
ノメチルアクリル酸(またはメタクリル酸)アミド、N,
N −ジメチルアミノエチルアクリル酸(またはメタクリ
ル酸)アミド、N,N −ジメチルアミノブチルアクリル酸
(またはメタクリル酸)アミド等が挙げられる。一般式
(I)で表されるモノマーの酸塩を使用する場合、例え
ば HCl、H2SO4、H3PO4 等の無機酸塩、又はp−トルエ
ンスルホン酸塩、グリコール酸、クエン酸、コハク酸等
の有機酸塩が使用され、又、第4級アンモニウム塩とし
て使用する場合、一般式(I)で表されるモノマーを従来
公知の方法で CH3Cl、(CH3)2SO4等のアルキル化剤に
て、第4級アンモニウム塩化したものが使用される。一
般式(II)で表されるモノマーの例として、アクリル酸
−N,N −ジメチルアミノエチル、アクリル酸−N,N −ジ
メチルアミノメチル、アクリル酸−N,N −ジメチルアミ
ノブチル、アクリル酸−N,N −ジメチルアミノプロピ
ル、メタクリル酸−N,N −ジメチルアミノエチル、メタ
クリル酸−N,N −ジメチルアミノメチル、メタクリル酸
−N,N −ジメチルアミノブチル、メタクリル酸−N,N −
ジメチルアミノプロピル、アクリル酸−N,N −ジエチル
アミノエチル、アクリル酸−N,N−ジエチルアミノメチ
ル、アクリル酸−N,N −ジエチルアミノブチル、アクリ
ル酸−N,N −ジエチルアミノプロピル、メタクリル酸−
N,N −ジエチルアミノエチル、メタクリル酸−N,N −ジ
エチルアミノメチル、メタクリル酸−N,N −ジエチルア
ミノブチル、メタクリル酸−N,N −ジエチルアミノプロ
ピル等が挙げられる。更に、一般式(II)で表されるモ
ノマーは、一般式(I)で表されるモノマーの場合と同
様に酸塩又は第4級アンモニウム塩として使用し得る。
【0025】また、モノマー(B) における水不溶性モノ
マーとしては、例えば、酢酸ビニル、N−ビニル−2−
カプロラクタム、エチレン、プロピレン、n−ブチレ
ン、イソブチレン、n−ペンテン、イソプレン、2−メ
チル−1−ブテン、n−ヘキセン、2−メチル−1−ペ
ンテン、3−メチル−1−ペンテン、4−メチル−1−
ペンテン、2−エチル−1−ブテン等が挙げられる。こ
の中で、特に酢酸ビニル、N−ビニル−2−カプロラク
タムが好ましい。上記のような2種のモノマーからなる
重合物(2)のモノマー組成において、モノマー(A)のモル
分率は、好ましくは30%以上、より好ましくは40〜99
%、さらに好ましくは50〜95%である。重合物(2)のモ
ノマー組成においてモノマー(A)のモル分率をこのよう
な範囲のものとすることにより、水への溶解性を良好な
ものとすることができ、結果として本発明の目的を達成
することが出来る。
【0026】モノマー(B)としては、水溶性ビニルモノ
マー、水不溶性ビニルモノマー又は両者の混合モノマー
を使用するのが好ましいが、水溶性ビニルモノマーを使
用する方が、共重合物又はその塩の水に対する良好な溶
解性を達成する為好ましい。本発明の防汚剤組成物の主
成分となり得る重合物(2)としては、モノマー(A)とモノ
マー(B) の共重合物の塩を用いることができる。このよ
うな塩としては、1価の塩としてリチウム、ナトリウ
ム、カリウム等の金属塩、アンモニウム塩、又はモノ、
ジあるいはトリエタノールアミン、モルホリン、エチル
アミン、ブチルアミン等の有機アミン塩が挙げられ、2
価の塩としてカルシウム、マグネシウム、バリウム等の
アルカリ土類金属塩、エチレンジアミン、ヘキサメチレ
ンジアミン等の有機アミン塩があり、3価の塩としては
アルミニウム塩、ジエチレントリアミン等の有機アミン
塩、又はポリエチレンイミン等の多価有機アミン等が挙
げられる。塩としては共重合物塩の水に対する溶解性及
び製造経済上の観点より特にナトリウム塩が好ましい。
モノマー(A) とモノマー(B) の共重合物は、常圧下又は
加圧下での従来公知のラジカル重合等により得ることが
できる。重合溶媒としてアセトン等が、又重合開始剤と
して、アゾビスイソブチロニトリル等が使用できる。重
合温度及び時間は、使用する重合溶媒やモノマーの組み
合わせによって異なるが、一般的には40〜90℃で5
〜20時間が適当である。
【0027】また本発明で使用することができる重合物
(2)は市販品として入手することもでき、例えばアイエ
スピー・ジャパン(株)のPVP/VA コポリマーシリーズ
PVP/VA735 (E=735:分子量56,700、W-735:分子量27,300)
(いずれも登録商標)等が挙げられ、化学構造は例えば
次のようである。
【化4】 〔式中、q,r:q+rは重合度を示し、q/rは7/
3である。〕
【0028】また、同社のコポリマーシリーズ Copolym
er 845(分子量700,000〜1,200,000), Copolymer 937
(分子量800,000〜1,100,000), Copolymer958(分子量
80,000〜150,000)(いずれも登録商標)等が挙げら
れ、化学構造は例えば次の様である。
【化5】 〔式中、s,t:s+tは重合度を示す。〕
【0029】さらにGAFQUAT 734, GAFQUAT 755N (いず
れもアイエスピー・ジャパン(株)製:登録商標)等も
挙げられ、化学構造は例えば次の様である。
【化6】 〔式中、s,t:s+tは重合度を示す。〕
【0030】又、次のものも例示される(いずれもアイ
エスピー・ジャパン(株)製:登録商標)。 コポリマー VC713 カチオン重合体(分子量82,7
00)
【化7】 〔式中、s,t,p:s+t+pは重合度を示す。〕
【0031】Hold EP−1 ターポリマー
【化8】 〔式中、s,t,p:s+t+pは重合度を示す。〕
【0032】GAFQUAT HS−100 カチオン
重合体(分子量900,000〜1,200,000)
【化9】 〔式中、s,t:s+tは重合度を示す。〕
【0033】(vi)ポリビニルアルコール系ポリマー 一般的に、酢酸ビニルのラジカル重合により得られるポ
リ酢酸ビニルの加水分解によって製造され、例えば、DU
PONT製EIVANOL、日本合成製ゴーセノール、クラレ製ポ
バール、Hoechst製ビニルエステルポリマーがあげられ
る。ただし、本発明のポリビニルアルコールポリマーの
製造法はこれに限定されない。本発明のポリビニルアル
コール系ポリマーにおいては、アニオン性基、カチオン
性基等で変性されているポリマーも含む。また、ビニル
エステルと共重合しうるモノマー、例えば、エチレン、
プロピレン、イソブチレン、オレフィン類、アクリル
酸、メタクリル酸、クロトン酸、マレイン酸、無水マレ
イン酸、イタコン酸等の不飽和酸類あるいはそのもの又
はジアルキルエステル等、ニトリル類、アクリルアミ
ド、メタクリルアミド等のアミド類、エチレンスルホン
酸類、アリルスルホン酸類、メタアクリルスルホン酸等
のオレフィンスルホン酸あるいはその塩、アルキルビニ
ルエーテル類、N−アクリルアミドメチルトリメチルア
ンモニウムクロサイド、アリルトリメチルアンモニウム
クロライド等のカチオン基を有する化合物ビニルケト
ン、N−ビニルピロリドン、塩化ビニル、塩化ビニリデ
ン等とのコポリマーを含む。
【0034】(vii)シリコーングラフトポリマー 本発明において使用されるシリコーングラフトポリマー
としては、特開平3-128909号公報及び特開平7-243173号
公報等に記載されている(a)親水性不飽和単量単位:
5〜99.9質量%、(b)ポリシロキサン含有不飽和
単量単位:0.1〜85質量%、(c)疎水性不飽和単
量単位:0〜84.9質量%からなる水溶性及び又は水
分散性コポリマーが挙げられる。なお、本発明において
使用されるシリコーングラフトポリマーは、上記記載の
特許に記載されているポリマーに限定されるものではな
い。
【0035】ポリマー(A)としては、上記ポリマー
(i)〜(vii)のなかでも(ii)が好ましい。さらに
好ましくは、上記ポリマー(ii)の中で質量分子量の異
なる2種を併用することが、ごわつきの少ない風合いと
なり好ましい。組成物中のポリマーとして、ポリマー
(ii)を単独配合する場合の質量分子量は、20,000〜5,
000,000が好ましく、質量分子量80,000〜4,000,000のも
のがさらに好ましい。また、ポリマー(iii)と併用す
る場合においてはポリマー(ii)の分子量は2,000〜10,
000であるのが好ましく、より好ましくは3,000〜8,00
0、ポリマー(iii)の分子量は、50,000〜5,000,000で
あるのが好ましく、より好ましくは100,000〜4,000,000
である。本発明で使用される(A)成分の高分子化合物
は、組成物中に、好ましくは0.01〜10質量%、より好ま
しくは0.05〜8質量%、さらに好ましくは0.1〜5質量%
配合するのがよい。
【0036】本発明で使用する(B)成分である有機電
解質としては、(I)カルボン酸及び/またはその塩、
(II)アミノ酸及び/又はその塩、(III)アミノカル
ボン酸及び/又はその塩等が挙げられる。以下これらに
ついて説明する。 (I)カルボン酸及び/又はその塩 本発明で用いられるカルボン酸としては、具体的には酢
酸、乳酸、グリコール酸、グルコン酸等のモノカルボン
酸や、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、ア
ジピン酸、リンゴ酸、酒石酸、マレイン酸、フマル酸、
ジグリコール酸等のジカルボン酸や、クエン酸等のトリ
カルボン酸等が挙げられる。これらの中で、炭素数が6
以下のカルボン酸が好ましく、マレイン酸、グリコール
酸、クエン酸、コハク酸、グルタル酸、リンゴ酸、酒石
酸が好ましい。カルボン酸の塩としては、リチウム、ナ
トリウム、カリウム等のアルカリ金属塩、アンモニウム
塩、モノエタノールアミン塩、ジエタノールアミン塩、
トリエタノールアミン塩、エチレンジアミン、ヘキサメ
チレンジアミン、ポリエチレンイミン等の有機アミン塩
等が挙げられる。塩としては、特にナトリウム塩、カリ
ウム塩、アンモニウム塩が好ましく、ナトリウム塩が最
も好ましい。
【0037】(II)アミノ酸及び/又はその塩 本発明で用いられるアミノ酸としては、グルタミン、シ
ステイン、アルギニン、グルタミン酸、アスパラギン
酸、ヒスチジン、アルギニン、オルニチン、リジン、ヒ
ドロキシリジン、シトルリン、シスチン、アスパラギン
等が挙げられる。中でもグルタミン酸、アスパラギン
酸、ヒスチジン、アルギニン、オルニチン、リジンが好
ましく、特にグルタミン酸、アスパラギン酸、アルギニ
ン、リジンが好ましい。アミノ酸の塩としては、有機酸
の場合と同様な塩が挙げられる。塩としては、特にナト
リウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩が好ましく、ナ
トリウム塩が最も好ましい。
【0038】(III)アミノカルボン酸及び/又はその
塩 本発明で用いられるアミノカルボン酸としては、ニトリ
ロ三酢酸、エチレンジアミン四酢酸、β−アラニンジ酢
酸、イミノジコハク酸、ヒドロキシイミノジコハク酸、
セリンジ酢酸、イソセリンジ酢酸等のアミノカルボン酸
等が挙げられる。なかでもイミノジコハク酸、ヒドロキ
シイミノジコハク酸が好ましい。アミノカルボン酸の塩
としては、有機酸の場合と同様な塩が挙げられる。塩と
しては、特にナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム
塩が好ましく、ナトリウム塩が最も好ましい。本発明の
(B)成分としては、上記(I)〜(III)の有機電解
質の中で、(I)カルボン酸及び/又はその塩と(II)
のアミノ酸及び/又はその塩が好ましく、さらに好まし
くは(I)のカルボン酸及び/又はその塩が最も好まし
い。これらは、1種類を用いてもよく、2種以上の混合物
でも良い。(B)成分である有機電解質は、組成物中
に、好ましくは0.001〜20質量%、より好ましくは0.01
〜10質量%、さらに好ましくは0.1〜5質量%配合するの
がよい。
【0039】本発明の防汚剤組成物において、(A)成
分のポリマーと(B)成分の有機電解質は合計量として
組成物中に、好ましくは0.011〜30質量%、より好まし
くは0.06〜18質量%、さらに好ましくは0.2〜10質量%
配合するのがよい。(A)成分と(B)成分の比は、質
量比で、好ましくは(A)/(B)=100/1〜1/100、
より好ましくは(A)/(B)=10/1〜1/10、更に好
ましくは(A)/(B)=5/1〜1/5であるのがよい。
本発明の防汚剤組成物のpHは、繊維製品への影響を鑑み
て、好ましくは3〜9、より好ましくは4〜8の範囲とする
のがよい。
【0040】本発明で使用される(C)成分であるアニ
オン界面活性剤は、疎水基部分の炭素数が8〜20である
ものが好ましく、更に好ましくは10〜18、例えば、脂肪
酸塩、脂肪酸メチルエステルスルホン酸塩(平均炭素鎖
長8〜18)、直鎖または分岐アルキル(平均炭素鎖長8〜
18)ベンゼンスルホン酸塩、長鎖アルキル(平均炭素鎖
長10〜20)スルホン酸塩、長鎖オレフィン(平均炭素鎖
長10〜20)スルホン酸塩、長鎖モノアルキル(平均炭素
鎖長10〜20)硫酸エステル塩、ポリオキシエチレン(平
均重合度1〜10)長鎖アルキル(平均炭素鎖長10〜20)
エーテル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレン(平均重
合度3〜30)アルキル(平均炭素鎖長6〜12)フェニルエ
ーテル硫酸エステル塩、長鎖モノアルキル(平均炭素鎖
長10〜20)酢酸塩、ポリオキシエチレン(平均重合度1
〜10)長鎖アルキル(平均炭素鎖長10〜20)エーテル酢
酸塩、長鎖モノアルキル、ジアルキルまたはセスキアル
キルリン酸塩、ポリオキシエチレンモノアルキル、ジア
ルキル、セスキアルキルリン酸塩、アミノ酸界面活性
剤、N―アシルアミノ酸型界面活性剤等から選ばれるア
ニオン界面活性剤であり、特に、ポリオキシエチレン
(平均重合度1〜10)長鎖アルキル(平均炭素鎖長10〜2
0)エーテル硫酸エステル塩、長鎖モノアルキル(平均
炭素鎖長10〜20)酢酸エステル塩、ポリオキシエチレン
(平均重合度1〜10)長鎖アルキル(平均炭素鎖長10〜2
0)エーテル酢酸エステル塩が好ましい。また、界面活
性剤の対イオンとしてはナトリウム、カリウム、マグネ
シウム、カルシウム、及びアルカノールアミン等の陽イ
オン及びそれらの混合物からなる群より選択される。
【0041】具体的には、炭素数12のポリオキシエチレ
ン(平均重合度3モル)硫酸ナトリウム、炭素数12のポ
リオキシエチレン(平均重合度5モル)硫酸ナトリウ
ム、炭素数12のポリオキシエチレン(平均重合度5モ
ル)酢酸ナトリウム等が挙げられる。(C)成分は
(A)及び(B)成分と併用することにより相乗的に防
汚及び/または汚れ落ち向上効果が発現され、その効果
は綿/ポリエステル混紡繊維製品において顕著であり、
機能発現の為に配合量は、好ましくは0.001〜10質量
%、より好ましくは0.01〜10質量%、更に好ましくは0.
1〜5質量%とするのがよい。配合量をこのような範囲内
のものとすることにより、本発明の効果が充分に発現さ
れ、かつ、経済的にも好ましい。
【0042】本発明の組成物は残部として水を含むこと
ができるが、さらに(D)成分として溶剤を含有させる
ことができる。(D)成分である溶剤としては、例えば
エチルアルコール、プロピルアルコール、イソプロピル
アルコール、ブチルアルコール、イソブチルアルコール
等の低級アルコール類、エチレングリコール、プロピレ
ングリコール、1,3−ブタンジオール、ベンジルアル
コール、シンナミルアルコール、フェネチルアルコー
ル、p−アシニルアルコール、p−メチルベンジルアル
コール、フェノキシエタノール、2−ベンジロキシエタ
ノール、メチルカルビトール、エチルカルビトール、ブ
チルカルビトール、トリエチレングリコールモノエチル
エーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテ
ル、グリセリン、N−メチルピロリドン、N−オクチル
ピロリドン、N−ラウリルピロリドン等があげられる。
【0043】なかでも好ましいものとしては、エチルア
ルコール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコー
ル、ブチルアルコール、イソブチルアルコール等の低級
アルコール類、エチレングリコール、プロピレングリコ
ール、1,3−ブタンジオール、ベンジルアルコール、
メチルカルビトール、エチルカルビトール、ブチルカル
ビトール、トリエチレングリコールモノエチルエーテ
ル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、グリ
セリン等があげられ、更に好ましくはエチルアルコー
ル、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、ブ
チルアルコール、イソブチルアルコール等の低級アルコ
ール類、エチレングリコール、プロピレングリコール、
トリエチレングリコールモノエチルエーテル、トリエチ
レングリコールモノブチルエーテル、グリセリン等があ
げられる。さらに、アルコールの変性剤としては、安息
香酸デナトニウム、ゲラニオール、8アセチル化ショ
糖、ブルシン、フェニールエチルアレウコル、リナロー
ル、ジエチルフタレート、リナリールアセテート、ベン
ジルアセテート、オレンジアルコールから選ばれる1種
または2種以上を0.000001〜1.0質量%含有
しているものを使用するのが好ましい。かかる有機溶剤
の配合量は繊維への浸透性の面から0.5〜50質量
%、特に2〜30質量%が好ましい。配合量をこのよう
な範囲内のものとすることにより、本発明の効果が十分
に発揮され、かつ、経済的にも好ましい。
【0044】本発明には、上記成分の他に界面活性剤
((C)成分を除く)、抗菌剤、殺菌剤、香料、色素、
紫外線吸収剤、キレート剤、酸化防止剤、顔料、蛍光増
白剤、ポリエチレングリコール等の多価アルコール
((D)成分を除く)、シリコーン、更にエアゾールと
して使用する場合には缶腐食防止剤等の添加剤等を任意
に添加することができる。界面活性剤としては、(C)
アニオン界面活性剤の他に、本発明の効果を妨げない範
囲で、カチオン界面活性剤、ノニオン界面活性剤、両性
界面活性剤等を使用できる。シリコーンとしては、未変
性シリコーン、ポリアルキレン変性シリコーン、カルボ
キシ変性シリコーン、アミノ変性シリコーン、アミド変
性シリコーン、アミノポリエーテル変性シリコーン、ア
ミドポリエーテル変性シリコーン等が挙げられる。本発
明の防汚剤組成物は、溶液特性が許容される場合には水
溶液の形で、またポリマー物性及び一定の補助剤が水溶
解度を限定する場合にはエマルションまたは分散液の形
とすることができる。本組成物の製造方法は特に限定さ
れないが、pHを調整するために、硫酸、塩酸、水酸化
ナトリウム、アルカノールアミンなどの無機酸、有機酸
及び/または無機アルカリ、有機アルカリを使用でき
る。
【0045】本発明の防汚剤組成物の繊維製品への適用
方法は、特に部分的に防汚性もしくは汚れ落ち向上性を
付与する場合は、トリガー、ポンプ等の手動式スプレー
を用いて噴霧してもよいし、あるいはエアゾールとして
高圧縮ガスとともに噴霧してもよい。エアゾールとして
用いる場合、噴射剤としては、液化石油ガス、ジメチル
エーテル、炭酸ガス、圧縮空気等を用いることができ
る。また、吐出口を持つ容器にて塗布してもよいし、ハ
ケ、ブラシ等の用具を用いて塗布してもよい。あるいは
スポンジ等の多孔性物質を介してもよいし、不織布など
の繊維状物質を介して塗布してもよい。また、防汚組成
物の希釈液に浸漬することも可能である。
【0046】トリガータイプの容器としては、特開平9-
258673号公報、特開平9-256272号公報、特開平10-15623
4号公報、特開平9-308841号公報、特開平9-308845号公
報、特開平10-79196号公報、特開平10-272391号公報、
特開平8-196974号公報、特開平8-198355号公報、特開平
8-198354号公報、特開平8-198301号公報、特開平8-3092
41号公報、特開平9-75800号公報等に記載のものが挙げ
られる。また、ディスペンサータイプの容器としては特
開平9-256272号公報等に記載のものが挙げられる。ま
た、エアゾールタイプの容器としては特開平9-3441号公
報、特開平9-58765号公報、特開平10-72074号公報等に
記載のものが挙げられる。また、吐出口付容器として
は、特開平9-279180号公報、特開平11-61196号公報等に
記載の容器、より具体的には、市販品プレケア エリそ
で用(ライオン(株)製)容器、市販品プレケア しみ
用(ライオン(株)製)容器、市販品プレケア ドロ用
(ライオン(株)製)容器、アタック ポイント洗い
(花王(株)製)用容器、しみとりーな(口紅・ファン
デーションタイプ等3種)(小林製薬(株))等が挙げら
れる。尚、本発明において使用される容器は、上記記載
の特許及び市販品に使用されている容器に限定されるも
のではない。
【0047】また、本組成物の粘度については、20℃
における粘度が0.1〜2000cpsのものが好まし
い。上記容器のうち、トリガー容器及び/またはディス
ペンサータイプの容器及び/またはエアゾール容器のよ
うに手動ポンプもしくは噴射剤を用いてガス圧で噴霧す
る機構をもつ容器を用いて噴霧する場合の本組成物の粘
度は、20℃における粘度が0.1〜200cpsであ
るのが好ましく、より好ましくは0.1〜50cpsで
あり、さらに好ましくは1〜50cpsである。また、
吐出口付容器等の用具を用いて使用する場合の本組成物
の粘度は、20℃における粘度が0.1〜2000cp
sであるのが好ましく、より好ましくは0.1〜100
0cpsであり、さらに好ましくは0.1〜300cp
sである。さらにハケ・ブラシなどの用具やスポンジ等
の多孔性物質や不織布などの繊維状物質を介して塗布す
る場合も、本組成物粘度は、20℃における粘度が0.
1〜2000cpsであるのが好ましく、より好ましく
は0.1〜1000cpsであり、さらに好ましくは
0.1〜300cpsである。防汚組成物の希釈液に浸
漬する場合については、適宜、使いやすい濃度に希釈し
て使用することができる。
【0048】本発明の防汚処理方法及び及び洗濯につい
て、以下に具体的に説明する。本発明における防汚処理
は、洗濯終了後、あるいは繊維製品使用前、すなわち汚
れが付着する前に、防汚剤を繊維製品に塗布し、あるい
は繊維製品を防汚剤溶液に浸漬した後乾燥して行われ
る。たとえば、洗濯終了後の濯ぎ液に防汚剤を添加し浸
漬させたり、脱水後の濡れた繊維製品にスプレー等を用
いて防汚剤を塗布し乾燥したり、乾燥後の衣料に塗布し
て使用することができる。特に、濡れた状態で使用する
方が、シミや輪じみの発生が少なく、かつ、繊維製品に
満遍なく浸透し好ましい。さらには、洗濯物を脱水後干
した直後にスプレーしたり、希釈液に浸漬する等して用
いれば面倒さが軽減されてより好ましい。濡れた状態で
使用する場合、含水率は5〜95%が好ましく、さらに
好ましくは5〜90%である。乾燥は、自然乾燥や乾燥
機、アイロン等による加熱乾燥を行うことができる。特
に、衣類を乾燥した状態において使用する場合には、防
汚剤組成物を塗布後、仕上がりの点から、アイロン等を
用いて乾燥することが好ましい。防汚処理に用いる防汚
剤の量は、繊維製品質量(自然乾操質量)に対して、本
発明の構成成分として(A)成分を0.01〜10質量%、好
ましくは0.005〜8質量%、さらに好ましくは0.01〜5質
量%、(B)成分を0.0001〜20質量%、好ましくは0.0
01〜10質量%、さらに好ましくは0.01〜5質量%、
(C)成分を0.0001〜20質量%、好ましくは0.001〜10
質量%、さらに好ましくは0.01〜5質量%となるように
処理することが防汚効果の面から好ましい。
【0049】本発明の防汚剤組成物で処理した衣類等の
繊維製品を使用した後、汚れた製品を洗濯する。洗濯に
使用される洗剤は、一般に家庭で使用される衣料用洗剤
であればいずれも使用することができる。なかでも、少
なくとも1種のアルカリ剤を配合した、0.05%水溶液の
pHが7.5〜11である洗剤を用いるのが汚れ落ちの点から
好ましい。好ましいアルカリ剤としては、炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウム、重炭酸ナトリウム、ケイ酸ナトリウ
ム、アルカノールアミン等が挙げられる。本発明の防汚
剤組戚物を使用前の繊維製品に適用することにより、使
用後の洗濯における汚れ落ちが向上し、かつ織維製品の
肌触りを良好なものにすることができる。
【0050】
【発明の効果】本発明の繊維製品用仕上げ剤組成物を用
いて、繊維製品、特に綿ポリエステル混紡繊維製品を処
理した場合、高い防汚効果を付与することができ、しか
も処理後の繊維製品の風合い、肌触りが損なわれない。
本発明の繊維製品用仕上げ剤組成物を、洗濯後等の濡れ
た状態にある繊維製品または着用前等の乾いた状態にあ
る繊維製品に用いることによって、簡便に繊維製品、特
にポリエステル綿混紡などの繊維製品に付着した汚れ
を、洗浄によって容易に除去できる。以下実施例にて本
発明を説明するが、本発明はこれらの実施例に限定され
るものではない。
【0051】
【実施例】表1〜表4に示す成分(A)〜(D)を用い
て、表5に記載の配合割合で配合することにより、23
種の防汚剤組成物を調製した(実施例1〜19及び比較
例1〜4)。なお、組成物のpHは、1mol/L硫酸と1mol
/L水酸化ナトリウムを用いてpH5に調整した。次いで、
以下に示す方法により、各組成物の汚れ防止効果および
処理布の肌触りの評価を行った。
【0052】(1)処理布の作成方法 1−1.乾燥布にスプレー塗布する方法 日清紡製テト綿布ブロード100番を10cmxlOcmの大きさに
裁断したものを試験布とし、試験布(乾燥状態)に防汚
剤組成物を約100%o.w.f.(on the weightof fabric
s:布質量に対する質量%)になるように均一に市販花
王アイロン用スムーザー仕様トリガー(吉野製,蓄圧式ト
リガータイプスプレーヤー)で塗布し、自然乾燥した。 1−2.濡れた布にスプレー塗布する方法 日清紡製テト綿布ブロード100番を10cmxlOcmの大きさに
裁断したものを試験布とし、試験布(含水率70%状
態)に防汚剤組成物を約100%o.w.f.(on theweight
of fabrics:布質量に対する質量%)になるように均
一に市販花王キーピング仕様トリガー((株)三谷バルブ
製,蓄圧式トリガータイプスプレーヤー)を用いて塗布
し、自然乾燥した。
【0053】(2)防汚効果の評価方法(洗浄力) 1.油性汚れの調製 カーボンブラック1.Ogをトリオレイン100gに入れて超音
波洗浄機で十分に分散して油性汚れとした。 2.汚れの付着・洗浄条件 (1)の方法にて処理した布上に、(2)1.で調製し
た油性汚れをに20μL滴下し、1時間以上自然乾燥した。
以下の条件にて試験布をTerg−0−Tometerで洗浄した。
なお、洗浄は以下の洗浄条件1又は2のいずれかにより
行った。
【0054】(洗浄条件1) 洗剤組成系:LAS-Na 25%、AS-Na 6%、ホ゜リオキシエチレンアルキルエー
テル 2%、セッケン 5%、炭酸ナトリウム 12%、珪酸Na 6%、炭酸K 10
%、酵素1.5%、亜硫酸Na1.5%、ホ゜リアクリル酸 4%、CMC2%、セ゛
オライト 20%、水分 5% 洗浄pH:pH 10.5(洗剤濃度0.05%) 水:25℃,3DH 洗浄時間:10分 攪拌速度:120rpm 浴比:30倍
【0055】(洗浄条件2) 洗剤組成系:市販品アクロン(ライオン株式会社製)ア
ルカリ剤なし 洗浄pH:pH 7.0(洗剤濃度0.05%) 水:25℃,3DH 洗浄時間:10分 攪拌速度:120rpm 浴比:30倍
【0056】防汚効果は、洗浄前後の反射率を日本電色
工業(株)製反射率計Σ90を用いて測定し、下記を用い
て算出した洗浄率から評価した。 洗浄率(%)={[(洗浄布の反射率)−(汚染布の反
射率)]/(清浄布の反射率)−(汚染布の反射率)}
×100
【0057】(3)処理布の肌触りの評価方法 (1)の方法において処理した布の肌触りを、10人のパ
ネラーにより以下の基準で評価し、評点の平均点で示し
た。 <評点> 5点:硬さを感じられないか、ごく僅かである。 4点:わずかに硬い。 3点:やや硬い。 2点:硬い。 1点:著しく硬い。
【0058】(表1)実施例に使用した高分子化合物 上記A-6に使用したモノマー(*1)(*2)の構造式は以
下の通りである。 シリコン系マクロモノマー(*1):下記構造式において
n=532のもの
【化10】
【0059】ポリアクリル酸ブチルマクロマー(*2) :
下記構造式においてm=45のもの
【化11】
【0060】(表2)実施例に使用した有機電解質
【0061】(表3)実施例に使用したアニオン界面活
性剤 (表4)実施例に使用した溶剤
【0062】(表5)実施例
【0063】(表5の続き)実施例15〜19及び比較
例1〜4
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) D06M 15/263 B65D 83/14 15/643

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)水溶性もしくは水分散性の皮膜を
    形成しうるポリマー、(B)有機電解質、及び(C)ア
    ニオン性界面活性剤を含有することを特徴とする、繊維
    製品用仕上げ剤組成物。
  2. 【請求項2】 さらに(D)溶剤を含有する請求項1記
    載の繊維製品用仕上げ剤組成物。
  3. 【請求項3】 スプレー容器に収容された、水性の液状
    組成物からなる請求項1又は2記載の繊維製品用仕上げ
    剤組成物。
  4. 【請求項4】 少なくとも1種のアルカリ剤を含有し
    0.05%水溶液におけるpHが7.5〜11である洗
    浄剤組成物を用いて洗濯した後の繊維製品を、請求項1
    〜3のいずれか1項に記載の繊維製品用仕上げ剤組成物
    を用いて処理する方法。
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JP2017115269A (ja) * 2015-12-25 2017-06-29 花王株式会社 衣料の洗浄方法
JP2017115270A (ja) * 2015-12-25 2017-06-29 花王株式会社 繊維製品用汚れ放出剤
JP2018095983A (ja) * 2016-12-12 2018-06-21 花王株式会社 繊維製品への易洗浄性の付与方法
CN115502060A (zh) * 2022-10-28 2022-12-23 索菲亚家居股份有限公司 一种肤感漆膜的制备方法

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