JPH07116201B2 - 新規セフェム化合物 - Google Patents

新規セフェム化合物

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JPH07116201B2
JPH07116201B2 JP61279037A JP27903786A JPH07116201B2 JP H07116201 B2 JPH07116201 B2 JP H07116201B2 JP 61279037 A JP61279037 A JP 61279037A JP 27903786 A JP27903786 A JP 27903786A JP H07116201 B2 JPH07116201 B2 JP H07116201B2
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JP
Japan
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methyl
cephem
pyrazolio
syn isomer
carboxylate
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JP61279037A
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隆男 高谷
和夫 坂根
健二 宮井
浩二 川端
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藤沢薬品工業株式会社
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D501/00Heterocyclic compounds containing 5-thia-1-azabicyclo [4.2.0] octane ring systems, i.e. compounds containing a ring system of the formula:, e.g. cephalosporins; Such ring systems being further condensed, e.g. 2,3-condensed with an oxygen-, nitrogen- or sulfur-containing hetero ring
    • C07D501/14Compounds having a nitrogen atom directly attached in position 7
    • C07D501/16Compounds having a nitrogen atom directly attached in position 7 with a double bond between positions 2 and 3
    • C07D501/207-Acylaminocephalosporanic or substituted 7-acylaminocephalosporanic acids in which the acyl radicals are derived from carboxylic acids
    • C07D501/247-Acylaminocephalosporanic or substituted 7-acylaminocephalosporanic acids in which the acyl radicals are derived from carboxylic acids with hydrocarbon radicals, substituted by hetero atoms or hetero rings, attached in position 3
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    • C07D501/56Methylene radicals, substituted by hetero rings with the 7-amino radical acylated by carboxylic acids containing hetero rings
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C07D501/00Heterocyclic compounds containing 5-thia-1-azabicyclo [4.2.0] octane ring systems, i.e. compounds containing a ring system of the formula:, e.g. cephalosporins; Such ring systems being further condensed, e.g. 2,3-condensed with an oxygen-, nitrogen- or sulfur-containing hetero ring
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    • C07D501/16Compounds having a nitrogen atom directly attached in position 7 with a double bond between positions 2 and 3
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    • C07D501/247-Acylaminocephalosporanic or substituted 7-acylaminocephalosporanic acids in which the acyl radicals are derived from carboxylic acids with hydrocarbon radicals, substituted by hetero atoms or hetero rings, attached in position 3
    • C07D501/38Methylene radicals, substituted by nitrogen atoms; Lactams thereof with the 2-carboxyl group; Methylene radicals substituted by nitrogen-containing hetero rings attached by the ring nitrogen atom; Quaternary compounds thereof
    • C07D501/46Methylene radicals, substituted by nitrogen atoms; Lactams thereof with the 2-carboxyl group; Methylene radicals substituted by nitrogen-containing hetero rings attached by the ring nitrogen atom; Quaternary compounds thereof with the 7-amino radical acylated by carboxylic acids containing hetero rings
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
    • A61P31/04Antibacterial agents
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は新規セフェム化合物およびその塩類に関す
る。
さらに詳細には、この発明は抗菌作用を有する新規セフ
ェム化合物およびその塩類に関する。
すなわち、この発明の目的は、多くの病原菌に対して高
い活性を示すセフェム化合物およびその塩類を提供する
ことである。
目的とするセフェム化合物は新規であり、次の一般式
[I]で示すことができる。
[式中、R1はアミノ基または保護されたアミノ基、 R2は水素、ヒドロキシ保護基、低級アルキル基、ジハ
ロゲン化(低級)アルキル基、シクロ(低級)アルケニ
ル基、チエタニル基、カルボキシ(低級)アルキル基ま
たは保護されたカルボキシ(低級)アルキル基、 R3は低級アルキル基、 R4およびR5はそれぞれ水素、低級アルキル基、ヒドロ
キシ(低級)アルキル基、低級アルコキシ基、アミノ基
または保護されたアミノ基、 R6はCOO 基、カルボキシ基または保護されたカルボキ
シ基、 X は陰イオン、および nは0または1をそれぞれ意味する。
ただし、 (i) R2がカルボキシ(低級)アルキル基または保
護されたカルボキシ(低級)アルキル基である場合は、
4は水素であり、かつ、R5はアミノ基であり、 (ii) R6がCOO 基である場合は、nは0であり、 (iii)R6がカルボキシ基または保護されたカルボキシ
基である場合は、nは1である。] 目的化合物[I]について次の点に留意を要する。
すなわち、目的化合物[I]にはシン異性体、アンチ異
性体およびそれらの混合物が含まれる。シン異性体は、
式: (式中、R1およびR2はそれぞれ前と同じ意味)で示さ
れる部分構造を有する一つの幾何異性体を意味し、アン
チ異性体は、式: (式中、R1およびR2はそれぞれ前と同じ意味)で示さ
れる部分構造を有する別の幾何異性体を意味し、そのよ
うな幾何異性体およびそれらの混合物はすべて、この発
明の範囲内に包含される。
この明細書においては、これらの幾何異性体およびそれ
らの混合物の部分構造は便宜上、下記の式: (式中、R1およびR2はそれぞれ前と同じ意味)で示す
ことにする。
もう一つの別の留意点は、化合物[I]のピラゾリオ基
には互変異性体が存在しうることで、そのような互変異
性平衡は下記の式によって示すことができる。
(式中、R3、R4およびR5はそれぞれ前と同じ意
味)。
上記互変異性体は両者共にこの発明の範囲内に包含され
るが、この明細書においては、目的化合物[I]のピラ
ゾリオ基は、上記の式(A)を用いて表現することとす
る。
この発明のセフェム化合物[I]は、下記反応式で説明
される製造法により製造することができる。
製造法1 製造法2 製造法3 製造法4 製造法5 製造法6 製造法7 製造法8 製造法9 [式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、X およびn
はそれぞれ前と同じ意味であり、 ▲R1 a▼は保護されたアミノ基、 ▲R2 a▼はヒドロキシ保護基、 ▲R2 b▼は保護されたカルボキシ(低級)アルキル基、 ▲R2 c▼はカルボキシ(低級)アルキル基、 ▲R5 a▼は保護されたアミノ基、 ▲R6 a▼はカルボキシ基または保護されたカルボキシ
基、 ▲R6 b▼は保護されたカルボキシ基、 ▲R6 c▼はCOO 基またはカルボキシ基、 Yは脱離基、および Zは酸残基を意味する。] この明細書の以上および以下の記載における種々の定義
の好適な例を以下詳細に説明する。
「低級」とは、特に指示がなければ、炭素原子1〜6個
を意味するものとする。
「保護されたアミノ基」の好適な「保護基」としては、
例えばベンジル、フェネチル、1−フェニルエチル、ベ
ンズヒドリル、トリチル等のモノ−(またはジ−または
トリ−)フェニル(低級)アルキル基のようなアル(低
級)アルキル基、以下に説明するようなアシル基等が挙
げられる。
好適な「アシル基」としては、カルボン酸、炭酸、カル
バミン酸、スルホン酸等から誘導された脂肪族アシル
基、芳香族アシル基、アリール脂肪族アシル基および複
素環脂肪族アシル基が挙げられる。
以上に説明したようなアシル基の好適な例としては、例
えばホルミル、アセチル、プロピオニル、ヘキサノイ
ル、ピバロイル等の低級アルカノイル基、例えばクロロ
アセチル、トリフルオロアセチル等のモノ(またはジま
たはトリ)−ハロ(低級)アルカノイル基、例えばメト
キシカルボニル、エトキシカルボニル、第三級ブトキシ
カルボニル、第三級ペンチルオキシカルボニル、ヘキシ
ルオキシカルボニル等の低級アルコキシカルボニル基、
例えばクロロメトキシカルボニル、ジクロロエトキシカ
ルボニル、トリクロロエトキシカルボニル等のモノ(ま
たはジまたはトリ)−ハロ(低級)アルコキシカルボニ
ル基、例えばベンゾイル、トルオイル、キシロイル、ナ
フトイル等のアロイル基、例えばフェニルアセチル、フ
ェニルプロピオニル等のフェニル(低級)アルカノイル
基のようなアル(低級)アルカノイル基、例えばフェノ
キシカルボニル、ナフチルオキシカルボニル等のアリー
ルオキシカルボニル基、例えばフェノキシアセチル、フ
ェノキシプロピオニル等のフェノキシ(低級)アルカノ
イル基のようなアリールオキシ(低級)アルカノイル
基、例えばフェニルグリオキシロイル、ナフチルグリオ
キシロイル等のアリールグリオキシロイル基、例えばベ
ンジルオキシカルボニル、フェネチルオキシカルボニ
ル、p−ニトロベンジルオキシカルボニル、p−メトキ
シベンジルオキシカルボニル等のニトロ基または低級ア
ルコキシ基を有していてもよいフェニル(低級)アルコ
キシカルボニル基のような適当な置換基を有していても
よいアル(低級)アルコキシカルボニル基、チエニルア
セチル基、イミダゾリルアセチル基、フリルアセチル
基、テトラゾリルアセチル基、チアゾリルアセチル基、
チアジアゾリルアセチル基、チエニルプロピオニル基、
チアジアゾリルプロピオニル基、例えばメチルスルホニ
ル、エチルスルホニル、プロピルスルホニル、イソプロ
ピルスルホニル、ペンチルスルホニル、ブチルスルホニ
ル等の低級アルキルスルホニル基、例えばフェニルスル
ホニル、トリスルホニル、キシリルスルホニル、ナフチ
ルスルホニル等のアリールスルホニル等、例えばベンジ
ルスルホニル、フェネチルスルホニル、ベンズヒドリル
スルホニル等のフェニル(低級)アルキルスルホニル基
のようなアル(低級)アルキルスルホニル基等が挙げら
れる。
「保護されたアミノ基」の好ましい例としては、アル
(低級)アルキルアミノ基および低級アルカノイルアミ
ノ基が挙げられ、さらに好ましい例としては、トリフェ
ニル(C1-C4)アルキルアミノ基および(C1-C4)アルカ
ノイルアミノ基が挙げられ、最も好ましい例としては、
トリチルアミノ基およびホルムアミド基が挙げられる。
好適な「ヒドロキシ保護基」としては上に例示したよう
なアシル基、例えば2−テトラヒドロピラニル等のテト
ラヒドロピラニル基等が挙げられ、それらの中で好まし
いものとしては2−テトラヒドロピラニル基が挙げられ
る。
好適な「低級アルキル基」としては、メチル、エチル、
プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、第三級
ブチル、ペンチル、ヘキシル基のような直鎖状または分
枝鎖状アルキル基が挙げられ、それらの中で好ましいも
のとしては(C1-C4)アルキル基が挙げられ、最も好ま
しいものとしてはメチル基およびイソプロピル基が挙げ
られる。
好適な「シクロ(低級)アルケニル基」としては、シク
ロプロペニル、シクロブテニル、シクロペンテニル、シ
クロヘキセニル等が挙げられ、それらの中で好ましいも
のとしてはシクロ(C5-C6)アルケニル基が挙げられ、
さらに好ましいものとしてはシクロペンテニル基が挙げ
られ、最も好ましいものとしては2−シクロペンテン−
1−イル基および3−シクロペンテン−1−イル基が挙
げられる。
好適な「ジハロゲン化(低級)アルキル基」としては、
ジフルオロメチル、ジクロロメチル、ジフルオロエチ
ル、ジクロロエチル、ジフルオロプロピル、ジクロロブ
チル、ジフルオロヘキシル等が挙げられ、それらの中で
好ましいものとしてはシフルオロ(C1-C4)アルキル基
が挙げられ、最も好ましいものとしてはジフルオロメチ
ル基が挙げられる。
好適な「チエタニル基」としては2−または3−チエタ
ニル基が挙げられる。
好適な「ヒドロキシ(低級)アルキル基」としては、ヒ
ドロキシメチル、ヒドロキシエチル、ヒドロキシプロピ
ル、ヒドロキシブチル、ヒドロキシペンチル、ヒドロキ
シヘキシル等が挙げられ、それらの中で好ましいものと
してはヒドロキシ(C1-C4)アルキル基が挙げられ、最
も好ましいものとしてはヒドロキシメチル基が挙げられ
る。
好適な「低級アルコキシ基」としては、メトキシ、エト
キシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、第三級
ブトキシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキシ等が挙げら
れ、それらの中で好ましいものとしては(C1-C4)アル
コキシ基が挙げられ、最も好ましいものとしてはメトキ
シ基が挙げられる。
好適な「保護されたカルボキシ基」としては、エステル
化されたカルボキシ基等が挙げられ、それらのエステル
化されたカルボキシ基のエステル部分の具体例として
は、例えばメチルエステル、エチルエステル、プロピル
エステル、イソプロピルエステル、ブチルエステル、イ
ソブチルエステル、第三級ブチルエステル、ベンチルエ
ステル、ヘシキルエステル、1−シクロプロピルエチル
エステル等の低級アルキルエステルが挙げられる。これ
らの低級アルキルエステルは適当な置換基を有していて
もよく、その例として、例えばアセトキシメチルエステ
ル、プロピオニルオキシメチルエステル、ブチリルオキ
シメチルエステル、バレリルオキシメチルエステル、ピ
バロイルオキシメチルエステル、1−アセトキシエチル
エステル、1−プロピオニルオキシエチルエステル、2
−プロピルオニルオキシエチルエステル、ヘキサノイル
オキシメチルエステル等の低級アルカノイルオキシ(低
級)アルキルエステル、例えば2−メシルエチルエステ
ル等の低級アルカンスルホニル(低級)アルキルエステ
ルまたは例えば2−ヨードエチルエステル、2,2,2−ト
リクロロエチルエステル等のモノ(またはジまたはト
リ)−ハロ(低級)アルキルエステルが挙げられる。;
さらに、エステル部分としては、例えばビニルエステ
ル、アリルエステル等の低級アルケニルエステル;例え
ばエチニルエステル、プロピニルエステル等の低級アル
キニルエステル;例えばベンジルエステル、4−メトキ
シベンジルエステル、4−ニトロベンジルエステル、フ
ェネチルエステル、トリチルエステル、ベンズヒドリル
エステル、ビス(メトキシフェニル)メチルエステル、
3,4−ジメトキシベンジルエステル、4−ヒドロキシ−
3,5−ジ第三級ブチルベンジルエステル等の適当な置換
基を有していてもよいアル(低級)アルキルエステル;
例えばフェニルエステル、4−クロロフェニルエステ
ル、トリルエステル、4−第三級ブチルフェニルエステ
ル、キシリルエステル、メシチルエステル、クメニルエ
ステル等の適当な置換基を有していてもよいアリールエ
ステル等のようなものが挙げられ、それらの中で好まし
いものとしてはモノ−(またはジ−またはトリ−)フェ
ニル(C1-C4)アルキルエステルが挙げられ、最も好ま
しいものとしてはベンズヒドリルエステルが挙げられ
る。
好適な「カルボキシ(低級)アルキル基」としては、カ
ルボキシメチル、1−カルボキシエチル、2−カルボキ
シエチル、1−カルボキシ−1−メチルエチル、3−カ
ルボキシプロピル、2−カルボキシプロピル、2−カル
ボキシメチルプロピル、1−カルボキシブチル、2−カ
ルボキシメチル−2−メチルプロピル、5−カルボキシ
ヘキシル等が挙げられるが、それらの中で好ましいもの
としてはカルボキシ(C1-C4)アルキル基が、最も好ま
しいものとしてはカルボキシメチル基が挙げられる。
「保護されたカルボキシ(低級)アルキル基」における
好適な「保護されたカルボキシ」としては前に例示され
たものを挙げることができるが、好ましい「保護された
カルボキシ(低級)アルキル基」としてはエステル化さ
れたカルボキシ(低級)アルキル基が挙げられるが、そ
の中でより好ましいものとしては、メトキシカルボニル
メチル、エトキシカルボニルメチル、第三級ブトキシカ
ルボニルメチル、1−第三級ブトキシカルボニルエチ
ル、2−エトキシカルボニルエチル、1−第三級ブトキ
シカルボニル−1−メチルエチル、3−プロポキシカル
ボニルプロピル、2−イソプロポキシカルボニルプロピ
ル、2−イソブトキシカルボニルメチルプロピル、1−
第三級ブトキシカルボニルブチル、2−ペンチルオキシ
カルボニルメチル−2−メチルプロピル、5−ヘキシル
オキシカルボニルヘキシル等の低級アルコキシカルボニ
ル(低級)アルキル基が挙げられる。さらに好ましいも
のとしては、(C1-C4)アルコキシカルボニル(C1-C4
アルキル基が挙げられ、最も好ましいものとしては第三
級ブトキシカルボニルメチル基が挙げられる。
好適な「脱離基」としては、例えば塩素、臭素、ヨー素
等のハロゲン、例えばベンゼンスルホニルオキシ、トシ
ルオキシ、メシルオキシ等のスルホニルオキシ基のよう
なアシルオキシ基、例えばアセチルオキシ、プロピオニ
ルオキシ等の低級アルカノイルオキシ基等が挙げられ
る。
好適な「陰イオン」としては、ホルメート、アセター
ト、トリフルオロアセタート、マレエート、タートレー
ト、メタンスルホネート、ベンゼンスルホネート、トル
エンスルホネート、クロライド、ブロマイド、ヨージ
ド、スルフェート、ホスフェート等が挙げられる。
好適な「酸残基」としては、例えば、フッ素、塩素、臭
素、ヨー素のようなハロゲン、前に説明されたアシルオ
キシ基等が挙げられる。
目的化合物[I]の好適な塩類は慣用の無毒性モノ塩類
またはジ塩類であり、例えばナトリウム塩、カリウム塩
等のアルカリ金属塩および例えばカルシウム塩、マグネ
シウム塩等のアルカリ土類金属塩のような金属塩、アン
モニウム塩、例えばトリメチルアミン塩、トリエチルア
ミン塩、ピリジン塩、ピコリン塩、ジシクロヘキシルア
ミン塩、N,N−ジベンジルエチレンジアミン塩等の有機
塩基塩、例えばギ酸塩、酢酸塩、トリフルオロ酢酸塩、
マレイン酸塩、酒石酸塩、メタンスルホン酸塩、ベンゼ
ンスルホン酸塩、トルエンスルホン酸塩等の有機酸付加
塩、例えば塩酸塩、臭化水素酸塩、よう化水素酸塩、硫
酸塩、リン酸塩等の無機酸付加塩、例えばアルギニン
塩、アスパラギン酸塩、グルタミン酸塩等のアミノ酸と
の塩等が挙げられる。
なお、化合物[Ia]、[Ib]、[Ic]、[Id]、[I
e]、[If]、[Ig]、[Ih]、[Ii]、[Ij]、およ
び[Ik]は化合物[I]の範囲に含まれるので、化合物
[Ia]から[Ik]の好適な塩類についても、化合物
[I]について例示されたものが挙げられる。
この発明の目的化合物の製造法を以下に詳細に説明す
る。
製造法1 目的化合物[I]またはその塩類は、化合物[II]もし
くはそのアミノ基における反応性誘導体またはその塩類
を、化合物[III]もしくはそのカルボキシ基における
反応性誘導体またはその塩類と反応させることにより製
造することができる。
化合物[II]のアミノ基における好適な反応性誘導体と
しては、化合物[II]とアルデヒド、ケトン等のような
カルボニル化合物との反応によって生成するシッフ塩基
型のイミノ基またはそのエナミン型互変異性体;化合物
[II]とビス(トリメチルシリル)アセトアミド、モノ
(トリメチルシリル)アセトアミド、ビス(トリメチル
シリル)尿素等のようなシリル化合物との反応によって
生成するシリル誘導体;化合物[II]と三塩化リンまた
はホスゲンとの反応によって生成する誘導体等が挙げら
れる。
化合物[II]およびその反応性誘導体の好適な塩類につ
いては、化合物[I]について例示した塩類を挙げるこ
とができる。
化合物[III]のカルボキシ基における好適な反応性誘
導体としては、酸ハロゲン化物、酸無水物、活性化アミ
ド、活性化エステル等が挙げられる。反応性誘導体の好
適な例としては、酸塩化物;酸アジド;例えばジアルキ
ルリン酸、フェニルリン酸、ジフェニルリン酸、ジベン
ジルリン酸、ハロゲン化リン酸等の置換されたリン酸、
ジアルキル亜リン酸、亜硫酸、チオ硫酸、硫酸、例えば
メタンスルホン酸等のスルホン酸、例えば酢酸、プロピ
オン酸、酪酸、イソ酪酸、ピバリン酸、ペンタン酸、イ
ソペンタン酸、2−エチル酪酸、トリクロロ酢酸等の脂
肪族カルボン酸または例えば安息香酸等の芳香族カルボ
ン酸のような酸との混合酸無水物;対称酸無水物;イミ
ダゾール、4−置換イミダゾール、ジメチルピラゾー
ル、トリアゾール、テトラゾールまたは1−ヒドロキシ
−1H−ベンゾトリアゾールとの活性化アミド;例えばシ
アノメチルエステル、メトキシメチルエステル、ジメチ
ルイミノメチル エステル、ビニルエステル、プロパルギルエステル、p
−ニトロフェニルエステル、2,4−ジニトロフェニルエ
ステル、トリクロロフェニルエステル、ペンタクロロフ
ェニルエステル、メシルフェニルエステル、フェニルア
ゾフェニルエステル、フェニルチオエステル、p−ニト
ロフェニルチオエステル、p−クレジルチオエステル、
カルボキシメチルチオエステル、ピラニルエステル、ピ
リジルエステル、ピペリジルエステル、8−キノリルチ
オエステル等の活性化エステル、または例えばN,N−ジ
メチルヒドロキシルアミン、1−ヒドロキシ−2−(1
H)−ピリドン、N−ヒドロキシスクシンイミド、N−
ヒドロキシフタルイミド、1−ヒドロキシ−1H−ベンゾ
トリアゾール等のN−ヒドロキシ化合物とのエステル等
が挙げられる。これらの反応性誘導体は使用すべき化合
物[III]の種類によってそれらの中から任意に選択す
ることができる。
化合物[III]およびその反応性誘導体の好適な塩類と
しては、化合物[I]について例示したようなものが挙
げられる。
反応は通常、水、例えばメタノール、エタノール等のア
ルコール、アセトン、ジオキサン、アセトニトリル、ク
ロロホルム、塩化メチレン、塩化エチレン、テトラヒド
ロフラン、酢酸エチル、N,N−ジメチルホルムアミド、
ピリジンのような慣用の溶媒中で行われるが、反応に悪
影響を及ぼさない溶媒であればその他のいかなる有機溶
媒中でも反応を行うことができる。これらの慣用の溶媒
は水との混合物として使用してもよい。
この反応において化合物[III]を遊離酸の形またはそ
の塩類の形で使用する場合には、N,N′−ジシクロヘキ
シルカルボジイミド;N−シクロヘキシル−N′−モルホ
リノエチルカルボジイミド;N−シクロヘキシル−N′−
(4−ジエチルアミノシクロヘキシル)カルボジイミ
ド;N,N′−ジエチルカルボジイミド;N,N′−ジイソプロ
ピルカルボジイミド;N−エチル−N′−(3−ジメチル
アミノプロピル)カルボジイミド;N,N′−カルボニルビ
ス(2−メチルイミダゾール);ペンタメチレンケテン
−N−シクロヘキシルイミン;ジフェニルケテン−N−
シクロヘキシルイミン;エトキシアセチレン;1−アルコ
キシ−1−クロロエチル;トリアルキル亜リン酸;ポリ
リン酸エチルエステル;ポリリン酸イソプロピルエステ
ル;オキシ塩化リン(塩化ホスホリル);三塩化リン;
塩化チオニル;塩化オキザリル;例えばクロロギ酸エチ
ルエステル、クロロギ酸イソプロピルエステル等のハロ
ゲン化ギ酸(低級)アルキルエステル;トリフェニルホ
スフィン;2−エチル−7−ヒドロキシベンズイソオキサ
ゾリウム塩;2−エチル−5−(m−スルホフェニル)イ
ソオキサゾリウムヒドロキシド分子内塩;1−(p−クロ
ロベンゼンスルホニルオキシ)−6−クロロ−1H−ベン
ゾトリアゾール;N,N−ジメチルホルムアミドと塩化チオ
ニル、ホスゲン、クロロギ酸トリクロロメチルエステ
ル、オキシ塩化リン、塩化メタンスルホニル等との反応
によって調製したいわゆるビルスマイヤー試薬等のよう
な慣用の縮合剤の存在下に反応を行うのが好ましい。
反応はまた、アルカリ金属炭酸塩、アルカリ金属炭酸水
素塩、トリ(低級)アルキルアミン、ビリジン、N−
(低級)アルキルモルホリン、N,N−ジ(低級)アルキ
ルベンジルアミン等のような無機塩基または有機塩基の
存在下に行ってもよい。
反応温度は特に限定されないが、通常は冷却下ないし加
温下に反応が行われる。
製造法2 目的化合物[Ib]またはその塩類は、化合物[Ia]また
はその塩類を▲R1 a▼のアミノ保護基の脱離反応に付す
ことにより製造することができる。
この反応は加水分解、還元等のような慣用の方法によっ
て行われる。
加水分解は塩基またはルイス酸を含む酸の存在下に行う
のが好ましい。好適な塩基としては、例えばナトリウ
ム、カリウム等のアルカリ金属、マグネシウム、カルシ
ウム等のアルカリ土類金属、それらの金属の水酸化物ま
たは炭酸塩または炭酸水素塩、例えばトリメチルアミ
ン、トリエチルアミン等のトリアルキルアミン、ピコリ
ン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノン−5−エン、1,
4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン、1,8−ジアザビ
シクロ[5.4.0]ウンデク−7−エン等のような無機塩
基および有機塩基が挙げられる。
好適な酸としては、例えばギ酸、酢酸、プロピオン酸、
トリクロロ酢酸、トリフルオロ酢酸等の有機酸および例
えば塩酸、臭化水素酸、硫酸等の無機酸が挙げられる。
例えばトリクロロ酢酸、トリフルオロ酢酸等のトリハロ
酢酸等のようなルイス酸を使用する脱離は、例えばアニ
ソール、フェノール等の陽イオン捕捉剤の存在下に行う
のが好ましい。
反応は通常、水、例えばメタノール、エタノール等のア
ルコール、塩化メチレン、テトラヒドロフラン、それら
の混合物のような慣用の溶媒中で行われるが、反応に悪
影響を及ぼさない溶媒であればその他のいかなる溶媒中
でも反応を行うことができる。液状の塩基または酸も溶
媒として使用することができる。
反応温度は特に限定されないが、通常は冷却下ないし加
温下に反応が行われる。
脱離反応に適用されうる還元法としては、化学的還元お
よび接触還元が挙げられる。
化学的還元に使用される好適な還元剤は、例えばスズ、
亜鉛、鉄等の金属または例えば塩化クロム、酢酸クロム
等の金属化合物と、例えばギ酸、酢酸、プロピオン酸、
トリフルオロ酢酸、p−トルエンスルホン酸、塩酸、臭
化水素酸等の有機酸または無機酸との組合せである。
接触還元に使用される好適な触媒は、例えば白金板、白
金海綿、白金黒、コロイド白金、酸化白金、白金線等の
白金触媒、例えばパラジウム海綿、パラジウム黒、酸化
パラジウム、パラジウム−炭素、コロイドパラジウム、
パラジウム−硫酸バリウム、パラジウム−炭酸バリウム
等のパラジウム触媒、例えば還元ニッケル、酸化ニッケ
ル、ラネーニッケル等のニッケル触媒、例えば還元コバ
ルト、ラネーコバルト等のコバルト触媒、例えば還元
鉄、ラネー鉄等の鉄触媒、例えば還元銅、ラネー銅、ウ
ルマン銅等の銅触媒等のような慣用の触媒である。
還元は通常、水、メタノール、エタノール、プロパノー
ル、N,N−ジメチルホルムアミドのような反応に悪影響
を及ぼさない慣用の溶媒またはそれらの混合物中で行わ
れる。
さらに、化学的還元に使用される上記酸が液状である場
合にはそれらを溶媒として使用することもできる。さら
にまたは、接触還元に使用される好適な溶媒としては、
上記溶媒およびジエチルエーテル、ジオキサン、テトラ
ヒドロフラン等のようなその他の慣用の溶媒またはそれ
らの混合物が挙げられる。
反応温度は特に限定されないが、通常は冷却下ないし加
温下に反応が行われる。
この反応中において、a)式:−O−R2[式中、R2
ヒドロキシ保護基またはシクロ(低級)アルニケル基を
意味する。]で示される基が水酸基に変換される場合、
b)R4および/またはR5が保護されたアミノ基である
時は、それがアミノ基に変換される場合、c)R6が保
護されたカルボキシ基である時、それがカルボキシ基に
変換される場合、およびd)R2が保護されたカルボキ
シ(低級)アルキル基である時、それがカルボキシ(低
級)アルキル基に変換される場合があるが、いずれの場
合もこの発明の範囲内に包含される。
製造法3 目的化合物[I]またはその塩類は、化合物[IV]また
はその塩類を化合物[V]またはその塩類と反応される
ことにより製造することができる。
化合物[IV]の好適な塩類については、化合物[I]に
ついて例示したような塩類を挙げることができる。
化合物[V]の好適な塩類としては、例えばギ酸塩、酢
酸塩、トリフルオロ酢酸塩、マレイン酸塩、酒石酸塩、
メタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、トルエン
スルホン酸塩等の有機酸塩、例えば塩酸塩、臭化水素酸
塩、硫酸塩、リン酸塩等の無機酸塩等が挙げられる。
この反応は、水、リン酸塩緩衝液、アセトン、クロロホ
ルム、アセトニトリル、ニトロベンゼン、塩化メチレ
ン、塩化エチレン、ホルムアミド、N,N−ジメチルホル
ムアミド、メタノール、エタノール、ジエチルエーテ
ル、テトラヒドロフラン、ジメチルスルホキシドのよう
な溶媒中で行えばよいが、反応に悪影響を及ぼさない溶
媒であればその他のいかなる有機溶媒中でも反応を行う
ことができる。この反応は、好ましくは強い極性を有す
る溶媒中で行われる。
これらの溶媒中、親水性溶媒は水との混合物として使用
してもよい。化合物[V]が液状であれば、それを溶媒
として使用することもできる。
反応は、例えば、アルカリ金属水酸化物、アルカリ金属
炭酸塩、アルカリ金属炭酸水素塩のような無機塩基、ト
リアルキルアミンのような有機塩基等の塩基の存在下に
行うのが好ましい。
反応温度は特に限定されないが、通常は室温、加温下ま
たは加熱下に反応が行われる。
この反応は好ましくは、例えばヨー化ナトリウム、ヨー
化カリウム等のアルカリ金属ハロゲン化物、例えばチオ
シアン酸ナトリウム、チオシアン酸カリウム等のアルカ
リ金属チオシアン酸塩等の存在下に行われる。
陰イオンX は脱離基Yに由来するものであってもよい
し、また、それから常法によって変換された他の陰イオ
ンであってもよい。
製造法4 目的化合物[Id]またはその塩類は、化合物[Ic]また
はその塩類を▲R6 b▼のカルボキシ保護基の脱離反応に
付すことにより製造することができる。
この反応は上記製造法2と同様にして行うことができ、
従ってこの反応の反応様式および例えば塩基、酸、触
媒、溶媒、反応温度等の反応条件については製造法2の
説明を参照すればよい。
この反応中に、a)R1および/またはR4および/また
はR5が保護されたアミノ基である時、それがアミノ基
に変換される場合、b)式:−O−R2[式中、R2はヒ
ドロキシ保護基またはシクロ(低級)アルケニル基を意
味する。]で示される基が水酸基に変換される場合、お
よびc)R2が保護されたカルボキシ(低級)アルキル
基である時、それがカルボキシ(低級)アルキル基に変
換される場合があるが、いずれの場合もこの発明の範囲
内に包含される。
製造法5 目的化合物[If]またはその塩類は、化合物[Ie]また
はその塩類を▲R2 a▼のヒドロキシ保護基の脱離反応に
付すことにより製造することができる。
この反応は上記製造法2と同様にして行うことができ、
従ってこの反応の反応様式および例えば塩基、酸、触
媒、溶媒、反応温度等の反応条件については製造法2の
説明を参照すればよい。
この反応中に、a)R1および/またはR4および/また
はR5が保護されたアミノ基である時、それがアミノ基
に変換される場合、b)R2が保護されたカルボキシ
(低級)アルキル基である時、それがカルボキシ(低
級)アルキル基に変換される場合、およびc)R6が保
護されたカルボキシ基である時、それがカルボキシ基に
変換される場合があるが、いずれの場合もこの発明の範
囲内に包含される。
製造法6 目的化合物[Ih]またはその塩類は、化合物[Ig]また
はその塩類を▲R5 a▼のアミノ保護基の脱離反応に付す
ことにより製造することができる。
この反応は前述の製造法2と同様の方法で行うことがで
き、従って反応様式および、例えば塩類、酸、触媒、溶
媒、反応温度等の反応条件は製造法2において説明され
たものを参照すればよい。
この反応中に、a)R1および/またはR4が保護された
アミノ基である時、それがアミノ基に変換される場合、
b)R2が保護されたカルボキシ(低級)アルキル基で
ある時、それがカルボキシ(低級)アルキル基に変換さ
れる場合、c)式:−O−R2[式中、R2はヒドロキシ
保護基またはシクロ(低級)アルケニル基を意味す
る。]で示される基が水酸基に変換される場合、および
d)R6が保護されたカルボキシ基である時、それがカ
ルボキシ基に変換される場合があるが、いずれの場合も
この発明の範囲内に包含される。
製造法7 目的化合物[Ij]またはその塩類は化合物[Ii]または
その塩類を▲R2 b▼のカルボキシ保護基の脱離反応に付
すことにより製造することができる。
この反応は上記製造法2と同様にして行うことができ、
従ってこの反応の反応様式および例えば塩基、酸、触
媒、溶媒、反応温度等の反応条件については製造法2の
説明を参照すればよい。
この反応中に、R1が保護されたアミノ基である時、そ
れがアミノ基に変換される場合があるが、その場合もこ
の発明の範囲内に包含される。
製造法8 目的化合物[Ik]またはその塩類は化合物[VI]または
その塩類を化合物[VII]と反応させることにより製造
することができる。
化合物[VI]の好適な塩類としては、化合物[I]につ
いて例示されたものを挙げることができる。
この反応は通常、酢酸エチル、塩化メチレン、クロロホ
ルム、四塩化炭素、テトラヒドロフラン、N,N−ジメチ
ルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、ジオキ
サン、水、酢酸、ギ酸あるいはそれらの混合物のような
反応に悪影響を及ぼさない慣用の溶媒中で行われる。
反応温度は特に限定されないが、通常冷却下から加温下
において行われる。
製造法9 目的化合物[I]またはその塩類は化合物[VIII]また
はその塩類を還元することにより製造することができ
る。
化合物[VIII]の好適な塩類としては、化合物[I]に
ついて例示されたものを挙げることができる。
この還元反応は を−S−に変換するのに適用される慣用の方法により行
うことができる。例えば、三塩化リンを用いる方法、塩
化第1スズとアセチルクロリドの組み合せを用いる方
法、ヨー化ナトリウム等のアルカリ金属ヨー化物とトリ
フルオロ酢酸無水物のようなトリハロ酢酸無水物との組
み合せを用いる方法等が挙げられる。
この還元反応はアセトン、ジオキサン、アセトニトリ
ル、N,N−ジメチルホルムアミド、ベンゼン、ヘキサ
ン、クロロホルム、塩化メチレン、塩化エチレン、テト
ラヒドロフラン、酢酸エチルやその他この反応に悪影響
を及ぼさないいかなる溶媒中でも行うことができる。
反応温度は特に限定されないが、通常冷却下あるいは室
温下に反応が行われる。
化合物[I]の陰イオンX は、後記の実施例において
示されるように慣用の方法により他の陰イオンへと変換
することができる。
以上の各製造法により得られた化合物[I]が塩の形で
ある場合には、例えば塩基との処理や非イオン性吸着樹
脂を通過させるなどの慣用の方法により遊離の形に変換
することができる。
製造法1において使用される原料化合物[II]および
[III]のあるもの、製造法8において使用される原料
化合物[VI]の全て、ならびに製造法9において使用さ
れる原料化合物[VIII]の全ては新規であり、それらは
以下の一般式で示すことができる。
[式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、X 、nおよ
びZはそれぞれ前と同じ意味であり、▲R4 a▼および▲
5 b▼はそれぞれ水素、低級アルキル基、ヒドロキシ
(低級)アルキル基、低級アルコキシ基、アミノ基また
は保護されたアミノ基を意味する。ただし、▲R4 a▼と
▲R5 b▼とは同時には水素ではない。] 新規な原料化合物[IIa]、[IIIa]、[VI]および[V
III]は以下に示される方法により製造することができ
る。
化合物[IIa]の製造法 方法A 工程1 工程2 工程3 化合物[IIIa]の製造法 方法B 化合物[VI]の製造法 方法C 化合物[VIII]の製造法 方法D [式中、R1、R2、R3、▲R4 a▼、R4、R5、▲R5 b
▼、R6、X 、Zおよびnはそれぞれ前と同じ意味で
あり、▲R2 d▼はヒドロキシ保護基、低級アルキル基、
ジハロゲン化(低級)アルキル基、シクロ(低級)アル
ケニル基、チエタニル基、カルボキシ(低級)アルキル
基または保護されたカルボキシ(低級)アルキル基、R
7は保護されたアミノ基、R8はカルボキシ基または保護
されたカルボキシ基、▲R8 a▼は保護されたカルボキシ
基をそれぞれ意味し、Y1ならびにY2はそれぞれ脱離基
を意味する。] 原料化合物[IIa]、[IIIa]、[VI]および[VIII]
の製造法である方法Aから方法Dを以下に詳細に説明す
る。
方法A 工程1 目的化合物[XI]またはその塩類は、化合物[IX]また
はその塩類を化合物[X]またはその塩類と反応させる
ことにより製造することができる。
化合物[IX]および[XI]の好適な塩類としては、化合
物[I]について例示したものを挙げることができ、化
合物[X]の好適な塩類としては化合物[I]について
例示した酸付加塩を挙げることができる。
この反応は前記製造法3と同様にして行うことができ、
従ってこの反応の反応様式および例えば溶媒、反応温度
等の反応条件は製造法3の説明を参照すればよい。
この工程で得られた化合物[XI]は、単離または精製し
て、またはしないままで次の工程に使用することができ
る。
陰イオンX は脱離基Y1に由来するものであってもよ
いし、また、それから常法によって変換された他の陰イ
オンであってもよい。
工程2 目的化合物[XII]またはその塩類は、化合物[XI]ま
たはその塩類を還元することにより製造することができ
る。
化合物[XII]の好適な塩類としては、化合物[I]に
ついて例示されたものを挙げることができる。
この反応は の−S−への変換に適用される常法、例えば、三塩化リ
ン、塩化第一スズとアセチルクロリドとの組合わせ、例
えばヨー化ナトリウム等のアルカリ金属ヨー化物と例え
ばトリフルオロ酢酸無水物等のトリハロ酢酸無水物との
組合わせ等を使用する方法によって行われる。
この反応は通常、アセトン、ジオキサン、アセトニトリ
ル、N,N−ジメチルホルムアミド、ベンゼン、ヘキサ
ン、クロロホルム、塩化メチレン、塩化エチレン、テト
ラヒドロフラン、酢酸エチルのような溶媒中で行われる
が、反応に悪影響を及ぼさない溶媒であればその他のい
かなる溶媒中でも反応を行うことができる。
反応温度は特に限定されないが、通常は冷却下または室
温で行われる。
工程3 目的化合物[IIa]またはその塩類は、化合物[XII]を
アミノ保護基の脱離反応に付すことにより製造すること
ができる。
化合物[IIa]の好適な塩類としては、化合物[I]に
ついて例示したような塩類が挙げられる。
この反応は前記製造法2と同様にして行うことができ、
従ってこの反応の反応様式および例えば塩基、酸、触
媒、溶媒、反応温度等の反応条件については、製造法2
の説明を参照すればよい。
この反応中に、R6が保護されたカルボキシ基である
時、それがカルボキシ基に変換される場合があるが、そ
の場合もこの発明の範囲内に包含される。
方法B 目的化合物[IIIa]またはその塩類は、化合物[XIII]
またはその塩類を、3−シクロペンテン−1−イルオキ
シアミンまたはその塩類と反応させることにより製造す
ることができる。
化合物[IIIa]および[XIII]の好適な塩類としては、
化合物[III]について例示した塩類を挙げることがで
きる。
3−シクロペンテン−1−イルオキシアミンの好適な塩
類としては、化合物[I]について例示した酸付加塩が
挙げられる。
反応は通常、水、例えばメタノール、エタノール等のア
ルコール、ジオキサン、アセトニトリル、テトラヒドロ
フラン、塩化メチレン、クロロホルム、酢酸エチル、N,
N−ジメチルホルムアミドのような慣用の溶媒中、また
はそれらの混合物中で行われるが、反応に悪影響を及ぼ
さない溶媒であればその他のいかなる有機溶媒中でも反
応を行うことができる。
反応温度は特に限定されないが通常は冷却下ないし加温
下に反応が行われる。
この反応は製造法2で例示したような触媒量の慣用の酸
または塩基の存在下に行うことができる。
方法C 工程1 目的化合物[XV]またはその塩類は、化合物[XIV]ま
たはその塩類をアニリンまたはその塩類と反応させるこ
とにより製造することができる。
アニリンの好適な塩類としては、化合物[I]について
例示された酸付加塩を挙げることができる。
この反応は通常酢酸、p−トルエンスルホン酸等の酸の
存在下に行われる。
この反応は通常、ベンゼン、トルエン、その他反応に悪
影響を及ぼさない溶媒中で行われる。
反応温度は特に限定されないが、通常加温下から加熱下
に反応が行われる。
工程2 目的化合物[XVI]またはその塩類は、化合物[XV]を
▲R2 d▼基の導入反応に付すことにより製造することが
できる。
化合物[XVI]の好適な塩類としては、化合物[I]に
ついて例示された塩基との塩を挙げることができる。
好適な▲R2 d▼基の導入反応としては、 式: (式中、▲R2 d▼は前と同じ意味であり、Y3は前に説
明されたような脱離基を意味する。)で示される化合物
との置換反応を挙げることができる。
この置換反応は前記製造法3と同様にして行うことがで
き、従ってこの反応の反応様式および例えば溶媒、反応
温度等の反応条件は製造法3の説明を参照すればよい。
導入される▲R2 d▼基が低級アルキル基である場合に
は、例えば、ジメチル硫酸、ジエチル硫酸等のジ(低
級)アルキル硫酸、例えば、ジアゾメタン等のジアゾ
(低級)アルカン、例えば、ジフルオロクロロメタン等
のトリハロ(低級)アルカン等も導入試薬として用いる
ことができる。
これらを用いる反応は慣用の方法で行うことができる。
工程3 目的化合物[XVII]またはその塩類は、化合物[XV
I′]またはその塩類をカルボニル保護基の脱離反応に
付すことにより製造するとができる。
化合物[XVI′]および[XVII]の好適な塩類としては
化合物[I]について例示した塩基との塩を挙げること
ができる。
この反応の脱離反応としては加水分解反応が挙げられ、
この加水分解反応は前記製造法2において説明されたも
のに準じて行うことができる。
8が保護されたカルボキシ基である時、それがこの反
応中にカルボキシ基に変換される場合があるが、その場
合もこの発明の範囲内に包含される。
工程4 目的化合物[XVIII]またはその塩類は化合物[XVI
I′]またはその塩類をカルボキシ保護基の脱離反応に
付すことにより製造することができる。
化合物[XVII]の好適な塩類としては化合物[I]につ
いて例示された塩基との塩を挙げることができる。
この反応は前記製造法2と同様にして行うことができ、
従ってこの反応の反応様式および例えば塩基、酸、触
媒、溶媒、反応温度等の反応条件については、製造法2
の説明を参照すればよい。
スルフリルクロリド等のスルフリルハライドもこの反応
に用いることができる。この場合反応は通常用いられる
方法で行うことができる。この反応の際に、次の工程で
あるハロゲン化が同時に行われる場合があるが、この場
合もこの発明の範囲内に包含される。
工程5 目的化合物[XIX]またはその塩類は、化合物[XVIII]
またはその塩類をハロゲン化反応に付すことにより製造
することができる。
化合物[XIX]の好適な塩類としては化合物[I]につ
いて例示された塩基との塩を挙げることができる。
この工程のハロゲン化反応としては、例えばスルフリル
クロリド等のスルフリルハライドとの反応を挙げること
ができる。
スルフリルハライドとの反応は通常、酢酸、四塩化炭
素、塩化メチレン、その他反応に悪影響を及ぼさない溶
媒中で行われる。
反応温度は特に限定されないが、通常反応は冷却下から
加熱下において行われる。
工程6 目的化合物[VI]またはその塩類は化合物[II]もしく
はそのアミノ基における反応性誘導体またはその塩類を
化合物[XIX]もしくはそのカルボキシ基における反応
性誘導体またはその塩類と反応させることにより製造す
ることができる。
化合物[XIX]のカルボキシ基における好適な反応性誘
導体としては製造法1において化合物[III]の反応性
誘導体として例示したものを挙げることができる。
この反応は前記製造法1と同様にして行うことができ、
従ってこの反応の反応様式および例えば塩基、酸、触
媒、溶媒、反応温度等の反応条件については、製造法1
の説明を参照すればよい。
方法D 目的化合物[VIII]またはその塩類は、化合物[XX]ま
たはその塩類を化合物[V]またはその塩類と反応させ
ることにより製造することができる。
化合物[VIII]および[XX]の好適な塩類としては、化
合物[I]について例示したような塩類が挙げられる。
この反応は前記製造法3と同様にして行うことができ、
従ってこの反応様式および例えば溶媒、反応温度等の反
応条件については製造法3の説明を参照すればよい。
陰イオンX は脱離基Y2に由来するものであってもよ
いし、また、それから常法によって変換されたれ他の陰
イオンであってもよい。
上記製造法および方法で得られた化合物[I]、[I
b]、[Id]、[If]、[Ih]、[Ij]、[Ik]、[II
a]、[IIIa]、[VI]、[XI]、[XII]、[XV]、
[XVI]、[XVII]、[XVIII]、[XIX]および[VII
I]は、粉砕、再結晶、カラムクロマトグラフィー、再
沈殿等のような常法により単離、精製することができ
る。
化合物[I]〜[VI]、[VIII]〜[XIII]、[XVI]
〜[XX]、[Ia]〜[In]、[IIa]および[IIIa]に
は不斉炭素原子に基づく1個以上の立体異性体が含ま
れ、そのような異性体すべて、およびそれらの混合物も
この発明の範囲内に包含されるものとする。
目的化合物[I]およびその塩類は新規であり、高い抗
菌活性を発揮してグラム陽性菌およびグラム陰性菌を含
む広汎な病原菌の生育を阻止し、抗菌剤として有用であ
る。
目的化合物[I]の中で、とりわけ優れた抗菌活性を有
するものは以下の一般式: [式中、R2は水素、低級アルキル基、ジハロゲン化
(低級)アルキル基、シクロ(低級)アルケニル基また
はチエタニル基、R3は低級アルキル基、R4およびR5
はそれぞれ水素、低級アルキル基、ヒドロキシ(低級)
アルキル基、低級アルコキシ基またはアミノ基を意味す
る] で示される化合物[Il]またはその塩類である。
その中でも、最も優れたものは、一般式: [式中、R2はジハロゲン化(低級)アルキル基および
3は低級アルキル基をそれぞれ意味する。] で示される化合物[Im]またはその塩類であるか、もし
くは一般式: [式中、R2は低級アルキル基またはジハロゲン化(低
級)アルキル基、R3は低級アルキル基、R4は低級アル
キル基およびR5はアミノ基をそれぞれ意味する。] で示される化合物[In]またはその塩類である。
目的化合物[I]の有用性を示すために、この発明の代
表的な化合物についてのMIC(最小発育阻止濃度)値を
以下に示す。
試験法 試験管内抗菌活性を下記寒天平板希釈法により測定し
た。
各試験菌株をトリプトケース−ソイ−ブロス中一夜培養
してその1白金耳(生菌数106個/ml)を、各濃度段階の
代表的試験化合物を含むハート−インフュージョン寒天
(HI−寒天)に画線し、37℃、20時間インキュベートし
た後、最小発育阻止濃度(MIC)をμg/mlで表わした。
試験化合物 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(ジフルオロメトキシイミノ)アセトアミド]−3−
(2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェム
−4−カルボキシラート(シン異性体)(以後化合物A
と呼称する) 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(2−シクロペンテン−1−イルオキシイミノ)アセ
トアミド]−3−(2−メチル−1−ピラゾリオ)メチ
ル−3−セフェム−4−カルボキシラート(シン異性
体)(以後化合物Bと呼称する) 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−メトキシイミノアセトアミド]−3−(3−アミノ−
2,4−ジメチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェ
ム−4−カルボキシラート(シン異性体)(以後化合物
Cと呼称する) 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(ジフルオロメトキシイミノ)アセトアミド]−3−
(3−アミノ−2,4−ジメチル−1−ピラゾリオ)メチ
ル−3−セフェム−4−カルボキシラート(シン異性
体)(以後化合物Dと呼称する) この発明の化合物を治療のために使用するにあたり、前
記化合物を有効成分として含有し、経口、非経口または
外用投与に適した有機もしくは無機固体状もしくは液状
賦形剤のような医薬として許容される担体と混合して慣
用の医薬製剤の形で使用することができる。医薬製剤は
カプセル、錠剤、糖衣錠、軟膏または坐剤のような固体
状であってもよいし、溶液、懸濁液またはエマルジョン
のような液状であってもよい。所望によっては上記製剤
中に助剤、安定剤、湿潤剤または乳化剤、緩衝液および
その他乳糖、フマール酸、クエン酸、酒石酸、ステアリ
ン酸、マレイン酸、コハク酸、リンゴ酸、ステアリン酸
マグネシウム、白土、シュークロース、コーンスター
チ、タルク、ゼラチン、寒天、ペクチン、落花生油、オ
リーブ油、カカオ脂、エチレングリコール等のような常
用の添加剤が含まれていてもよい。
化合物の投与量は患者の年齢および症状によって変化す
るが、この発明の化合物は平均1回投与量約10mg、50m
g、100mg、250mg、500mg、1000mgで病原菌感染症治療に
有効である。また、一般的には1日当り1mg/固体〜約60
00mg/固体またはそれ以上を投与してもよい。
以下製造例および実施例に従って、この発明を説明す
る。
製造例1 7β−第三級ブトキシカルボニルアミノ−3−ヨードメ
チル−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリルエ
ステル 1−オキシド(18.5g)およびN−メチルピラ
ゾール(37ml)の混合物を室温で15時間攪拌する。反応
混合物をジイソプロピルエーテル(500ml)に加えた
後、沈殿を濾取し、ジイソプロピルエーテルで洗浄し
て、7β−第三級ブトキシカルボニルアミノ−3−(2
−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェム−4
−カルボン酸ベンズヒドリルエステル 1−オキシド・
ヨージド(20.3g)を得る。
IR(ヌジョール):3400,1800,1720,1630,1500cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):1.45(7H,s),3.72,4.05(2H,ABq,
J=18Hz),3.87(3H,s),5.10(1H,d,J=5Hz),5.32,5.
55(2H,ABq,J=14Hz),5.90(1H,dd,J=5Hzおよび8H
z),6.52(1H,d,J=8Hz),6.90(1H,t,J=3Hz),7.00
(1H,s),7.42(10H,m),8.33(1H,d,J=3Hz),8.53(1
H,d,J=3Hz) 製造例2 製造例1と同様にして、7β−第三級ブトキシカルボニ
ルアミノ−3−(2,5−ジメチル−1−ピラゾリオ)メ
チル−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリルエ
ステル 1−オキシド・ヨージドを得る。
IR(ヌジョール):1795,1715,1630cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):1.43(9H,s),2.41(3H,s),3.58,
3.97(2H,ABq,J=18Hz),3.69(3H,s),5.06(1H,d,J=
5Hz),5.38(2H,br.s),5.86(1H,dd,J=8Hzおよび5H
z),6.47(1H,d,J=8Hz),6.71(1H,d,J=3Hz),6.93
(1H,s),7.15-7.60(10H,m),8.15(1H,d,J=3Hz) 製造例3 7β−第三級ブトキシカルボニルアミノ−3−(2−メ
チル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェム−4−カ
ルボン酸ベンズヒドリルエステル 1−オキシド・ヨー
ジド(20g)のN,N−ジメチルホルムアミド(100ml)溶
液を−35℃で攪拌する。これに三塩化リン(7.8g)を加
え、同温で10分間攪拌する。反応混合物を水(600ml)
に加える。沈殿を濾取、水洗して、7β−第三級ブトキ
シカルボニルアミノ−3−(2−メチル−1−ピラゾリ
オ)メチル−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒド
リルエステル・ヨージド(15.4g)を得る。
IR(ヌジョール):3300,1780,1710,1500cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):1.48(9H,s),3.60(2H,ブロード
s),3.87(3H,s),5.20(1H,d,J=5Hz),5.53(2H,ブ
ロードs),5.63(1H,dd,J=5Hzおよび8Hz),6.87(1H,
t,J=3Hz),6.97(1H,s),7.43(10H,m),7.92(1H,d,J
=8Hz),8.45(1H,d,J=3Hz),8.55(1H,d,J=3Hz) 製造例4 製造例3と同様にして、7β−第三級ブトキシカルボニ
ルアミノ−3−(2,5−ジメチル−1−ピラゾリオ)メ
チル−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリルエ
ステル・ヨージドを得る。
IR(ヌジョール):3300,1780,1710,1610cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):1.44(9H,s),2.44(3H,s),3.43
(2H,ブロードs),3.71(3H,s),5.18(1H,d,J=5H
z),5.48(2H,ブロードs),5.63(1H,dd,J=8Hzおよび
5Hz),6.74(1H,d,J=3Hz),6.94(1H,s),7.10-7.60
(10H,m),7.97(1H,d,J=8Hz),8.30(1H,d,J=3Hz) 製造例5 7β−第三級ブトキシカルボニルアミノ−3−(2−メ
チル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェム−4−カ
ルボン酸ベンズヒドリルエステル・ヨージド(22.3g)
およびアニソール(22ml)の塩化メチレン(66ml)溶液
に、トリフルオロ酢酸(44ml)を氷冷下に加える。混合
物を室温で1時間攪拌し、反応混合物をジイソプロピル
エーテル(600ml)に滴下する。生成する沈殿を濾取し
て、7β−アミノ−3−(2−メチル−1−ピラゾリ
オ)メチル−3−セフェム−4−カルボキシラート・ビ
ス(トリフルオロ酢酸)塩(16.83g)を得る。
IR(ヌジョール):1770cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):3.50(2H,ブロードs),4.11(3H,
s),5.26(2H,s),5.60(2H,ブロードs),6.94(1H,t,
J=3Hz),8.48(1H,d,J=3Hz),8.62(1H,d,J=3Hz) 製造例6 製造例5と同様にして、7β−アミノ−3−(2,5−ジ
メチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェム−4−
カルボキシラート・ビス(トリフルオロ酢酸)塩を得
る。
IR(ヌジョール):1775,1670,1620cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):2.49(3H,s),3.49(2H,ブロード
s),3.92(3H,s),5.28(2H,ブロードs),5.58(2H,
ブロードs),6.79(1H,d,J=3Hz),8.38(1H,d,J=3H
z) 製造例7 ヨー化ナトリウム(1.46g)のアセトン(5ml)溶液に、
7β−第三級ブトキシカルボニルアミノ−3−クロロメ
チル−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリルエ
ステル(5g)を室温で加える。混合物を同温で10分間攪
拌し、これにN−メチルピラゾール(5ml)を加える。
この混合物を同温で24時間攪拌し、テトラヒドロフラン
(25ml)、酢酸エチル(25ml)および水(25ml)の混合
物中に注ぐ。有機層を分取し、食塩水で洗浄して硫酸マ
グネシウムで乾燥する。溶媒を減圧下に留去して、7β
−第三級ブトキシカルボニルアミノ−3−(2−メチル
−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェム−4−カルボ
ン酸ベンズヒドリルエステル・ヨージド(6.45g)を得
る。その物理的分析値は製造例3で製造したものの結果
と一致した。
製造例8 製造例7と同様にして、7β−(2−ヒドロキシベンジ
リデンアミノ)−3−(2−メチル−1−ピラゾリオ)
メチル−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル
エステル・ヨージドを得る。
IR(ヌジョール):1780,1720,1620cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):3.45(2H,ブロードs),3.88(3H,
s),5.12(1H,d,J=5Hz),5.40(2H,ブロードs),5.85
(1H,d,J=5Hz),6.83(1H,t,J=3Hz),6.94(1H,s),
7.12-7.66(14H,m),8.37(1H,d,J=3Hz),8.43(1H,d,
J=3Hz),8.81(1H,s) 製造例9 7β−(2−ヒドロキシベンジリデンアミノ)−3−
(2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェム
−4−カルボン酸ベンズヒドリルエステル・ヨージド
(1g)のテトラヒドロフラン(20ml)およびエタノール
(3ml)混合物中溶液に、濃塩酸(0.14ml)を室温で加
える。同温で1時間攪拌後混合物をテトラヒドロフラン
(20ml)中に注ぐ。生成する沈殿を濾取して、7β−ア
ミノ−3−(2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−3
−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリルエステル・
ヨージド・塩酸塩(0.65g)を得る。
IR(ヌジョール):1785,1720cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):3.47および3.83(2H,ABq,J=18H
z),3.91(3H,s),5.31(1H,d,J=5Hz),5.39(1H,d,J
=5Hz),5.66(2H,ブロードs),6.87(1H,t,J=3Hz),
6.96(1H,s),7.10-7.57(10H,m),8.65(2H,d,J=3H
z) 製造例10 7β−[2−(2−シクロペンテン−1−イルオキシイ
ミノ)−2−(2−ホルムアミドチアゾール−4−イ
ル)アセトアミド]−3−ヨードメチル−3−セフェム
−4−カルボン酸ベンズヒドリルエステル1−オキシド
(シン異性体、7g)およびN−メチルピラゾール(17.5
ml)の混合物を、室温で4.5時間攪拌する。反応混合物
を酢酸エチル(500ml)中に注ぐ。沈殿を濾取し、酢酸
エチルおよびジイソプロピルエーテルで洗浄して、7β
−[2−(2−シクロペンテン−1−イルオキシイミ
ノ)−2−(2−ホルムアミドチアゾール−4−イル)
アセトアミド]−3−(2−メチル−1−ピラゾリオ)
メチル−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル
エステル 1−オキシド・ヨージド(シン異性体、5.4
g)を得る。
IR(ヌジョール):3300,1800,1720,1670,1540cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):2.15(2H,m),2.33(2H,m),3.53,
3.80(2H,ABq,J=18Hz),3.87(3H,s),5.15(1H,d,J=
5Hz),5.40(3H,m),6.10(2H,m),6.90(1H,t,J=2H
z),7.00(1H,s),7.10-7.60(10H,m),7.48(1H,s),
8.35(1H,d,J=2Hz),8.54(1H,s),8.54(1H,m),9.15
(1H,d,J=8Hz) 製造例11 3−シクロペンテン−1−オール(15.3g)、N−ヒド
ロキシフタルイミド(29.7g)およびトリフェニルホス
フィン(47.7g)のテトラヒドロフラン(250ml)溶液
に、アゾジカルボン酸ジエチルエステル(31.7g)を40
〜50℃で加える。45℃で2時間攪拌後、反応混合物を氷
水中に注ぎ、酢酸エチルで抽出する。有機層を分取して
炭酸水素ナトリウム5%水溶液、食塩水で順次洗浄し、
硫酸マグネシウムで乾燥する。溶媒を減圧下に留去し、
油状残渣をシリカゲルを使用するカラムクロマトグラフ
ィーに付す。所望の生成物を15%酢酸エチルn−ヘキサ
ン中溶液で溶出して、N−(3−シクロペンテン−1−
イルオキシ)フタルイミド(25.6g)を得る。
IR(ヌジョール):1790,1730cm-1 NMR(CDCl3,δ):2.6-2.9(4H,m),5.30(1H,m),5.80
(2H,s),7.85(4H,m) 製造例12 N−(3−シクロペンテン−1−イルオキシ)フタルイ
ミド(5.0g)およびヒドラジン・水和物(1.32g)、メ
タノール(10ml)および塩化メチレン(50ml)の混合物
を室温で30分間攪拌する。沈殿を濾去し、濾液を水洗す
る。有機層を分取して減圧濃縮する。残渣に2−(2−
ホルムアミドチアゾール−4−イル)グリオキシル酸
(3.50g)、ピリジン(3.5ml)、水(35ml)およびテト
ラヒドロフラン(15ml)を加える。常温で1時間攪拌
後、混合物を水(100ml)中に注ぎ、炭酸水素ナトリウ
ム5%水溶液でpH8.0に調整する。水層を酢酸エチルで
2回洗浄し、10%塩酸で酸性にしてpH2.0にして酢酸エ
チルで抽出する。有機層を分取して水洗した後、硫酸マ
グネシウムで乾燥し、減圧濃縮して、2−(3−シクロ
ペンテン−1−イルオキシイミノ)−2−(2−ホルム
アミドチアゾール−4−イル)酢酸(シン異性体、4.65
g)を得る。
mp:160-161℃ IR(ヌジョール):3200,1710,1545cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):2.4-2.8(4H,m),5.0(1H,m),5.7
7(2H,s),7.54(1H,s),8.57(1H,s),12.5(ブロード
s) 製造例13 2−(2−トリチルアミノチアゾール−4−イル)−2
−ジフルオロメトキシイミノ酢酸(シン異性体、2.4g)
およびジイソプロピルエチルアミン(1.29g)のN,N−ジ
メチルホルムアミド(35ml)中混合物を−30℃に冷却
し、メシルクロリド(1.15g)をこれに滴下する。混合
物を−20〜−30℃で30分間攪拌して活性化酸溶液を得
る。一方別に、7β−アミノ−3−クロロメチル−3−
セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリルエステル(2.
18g)およびN−トリメチルシリルアセトアミド(5.25
g)の塩化メチレン(20ml)中混合物を室温で透明な溶
液になるまで30分間攪拌し、次いで−20℃に冷却する。
この溶液に上記で得られた活性化酸溶液を一挙に加え
る。混合物を−15〜−10℃で30分間攪拌し、水中に注い
で酢酸エチルで抽出する。抽出液を3回水洗し、硫酸マ
グネシウムで乾燥して溶媒を減圧下に留去する。残渣を
ジイソプロピルエーテルで粉砕して、7β−[2−(2
−トリチルアミノチアゾール−4−イル)−2−ジフル
オロメトキシイミノアセトアミド]−3−クロロメチル
−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリルエステ
ル(シン異性体、4.64g)を得る。
IR(ヌジョール):1780,1720,1670,1590,1520cm-1 製造例14 無水酢酸(38.86ml)およびぎ酸(15.54ml)の混合物を
45℃で45分間攪拌する。この混合物に5−アミノ−1−
メチルピラゾール(10g)を氷冷下に加え、反応混合物
を同温で10分間攪拌する。この混合物を水と酢酸エチル
との混合物中に注ぎ、溶液を炭酸カリウムでpH8に調整
する。有機層を分取し、水層を酢酸エチルで6回抽出す
る。有機層を合わせて硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒
を減圧下に留去して、5−ホルムアミド−1−メチルピ
ラゾール(12.88g)を得る。
融点:71-73℃ IR(ヌジョール):3300,3200,1705,1590cm-1 NMR(CDCl3,δ):3.69および3.74(3H,それぞれs),
6.04および6.23(1H,それぞれd,J=3Hz),7.34(1H,
s),8.21(1H,s) 製造例15 製造例14と同様にして下記化合物を得る。
(1) 4−ホルムアミド−1−メチルピラゾール。
融点:44-45℃ IR(ヌジョール):3250,1665,1585cm-1 NMR(CDCl3,δ):3.83(3H,s),7.33(1H,s),7.83(1
H,s),8.17(1H,s) (2) 5−ホルムアミド−1,4−ジメチルピラゾー
ル。
IR(ヌジョール):3200,1665,1585cm-1 NMR(CDCl3,δ):1.90および1.98(3H,それぞれs),
3.64および3.72(3H,それぞれs),7.29および7.31(1
H,それぞれs),8.10(1H,ブロードs),8.33および9.0
3(1H,それぞれs) 製造例16 7β−第三級ブトキシカルボニルアミノ−3−クロロメ
チル−3−セフェム−4−カルボン酸のベンズヒドリル
エステル(15g)およびよう化ナトリウム(4.37g)のア
セトン(15ml)中混合物に、5−ホルムアミド−1−メ
チルピラゾール(15g)を常温で加える。同温で40時間
攪拌後、混合物を水と酢酸エチルとの混合物中に注ぐ。
有機層を分取し、水、塩化ナトリウム水溶液で洗浄して
硫酸マグネシウムで乾燥する。溶媒を減圧下に留去し
て、7β−第三級ブトキシカルボニルアミノ−3−(3
−ホルムアミド−2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル
−3−セフェム−4−カルボン酸のベンズヒドリルエス
テル・よう化物(20.95g)を得る。
IR(ヌジョール):1780,1710,1580cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):1.40(9H,s),3.41(2H,ブロード
s),3.65(3H,s),5.12(1H,d,J=5Hz),5.36(2H,ブ
ロードs),5.57(1H,dd,J=8Hzおよび5Hz),6.88(1H,
s),6.89(1H,m),7.10-7.48(10H,m),7.83(1H,d,J=
8Hz),8.24(1H,d,J=3Hz),8.45(1H,s) 製造例17 製造例16と同様にして下記化合物を得る。
(1) 7β−第三級ブトキシカルボニルアミノ−3−
(4−ホルムアミド−2−メチル−1−ピラゾリオ)メ
チル−3−セフェム−4−カルボン酸のベンズヒドリル
エステル・よう化物。
IR(ヌジョール):1785,1720,1605cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):1.39(9H,s),3.42(2H,ブロード
s),3.77(3H,s),5.11(1H,d,J=5Hz),5.41(2H,ブ
ロードs),5.60(1H,dd,J=8Hzおよび5Hz),6.89(1H,
s),7.18-7.52(10H,m),7.96(1H,d,J=8Hz),8.25(1
H,s),8.51(1H,s),8.57(1H,s) (2) 7β−第三級ブトキシカルボニルアミノ−3−
(3−ホルムアミド−2,4−ジメチル−1−ピラゾリ
オ)メチル−3−セフェム−4−カルボン酸のベンズヒ
ドリルエステル・よう化物。
IR(ヌジョール):3300,1780,1705cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):1.42(9H,s),1.98(3H,s),3.45
(2H,ブロードs),3.63(3H,s),5.19(1H,d,J=5H
z),5.40(2H,ブロードs),5.61(1H,dd,J=5Hzおよび
8Hz),6.95(1H,s),7.21-7.58(10H,m),8.00(1H,d,J
=8Hz),8.21(1H,s),8.43(1H,s) 製造例18 7β−第三級ブトキシカルボニルアミノ−3−(3−ホ
ルムアミド−2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−3
−セフェム−4−カルボン酸のベンズヒドリルエステル
・よう化物(20.9g)およびアニソール(20ml)の塩化
メチレン(40ml)溶液に、トリフルオロ酢酸(40ml)を
氷冷下に滴下する。常温で1.5時間攪拌後、混合物をジ
イソプロピルエーテル(300ml)と酢酸エチル(300ml)
との混合物中に注ぐ。生成する沈殿を濾取して、7β−
アミノ−3−(3−ホルムアミド−2−メチル−1−ピ
ラゾリオ)メチル−3−セフェム−4−カルボキシラー
トのビス(トリフルオロ酢酸)塩(16.20g)を得る。
IR(ヌジョール):3350,1770,1660cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):3.45(2H,s),3.87(3H,s),5.18
(2H,s),5.47(2H,s),6.95(1H,d,J=3Hz),8.33(1
H,d,J=3Hz),8.47(1H,s) 製造例19 製造例18と同様にして下記化合物を得る。
(1) 7β−アミノ−3−(4−ホルムアミド−2−
メチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェム−4−
カルボキシラートのビス(トリフルオロ酢酸)塩。
IR(ヌジョール):3400,1780,1660,1605cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):3.51(2H,ブロードs),4.06(3H,
s),5.23(2H,s),5.55(2H,ブロードs),8.30(1H,
s),8.61(1H,s),8.67(1H,s) (2) 7β−アミノ−3−(3−ホルムアミド−2,4
−ジメチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェム−
4−カルボキシラートのビス(トリフルオロ酢酸)塩。
NMR(DMSO-d6,δ):2.01(3H,s),3.48(2H,ブロード
s),3.83(3H,s),5.24(2H,s),5.50(2H,ブロード
s),8.26(1H,s),8.41(1H,s) 製造例20 濃塩酸(4.09g)を7β−第三級ブトキシカルボニルア
ミノ−3−(2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−3
−セフェム−4−カルボン酸のベンズヒドリルエステル
・よう化物(27g)のぎ酸(108ml)溶液に加え、常温で
2.5時間攪拌する。反応混合物をアセトン(720ml)と酢
酸エチル(1440ml)との混合物に加える。沈殿を濾取
し、引続いて酢酸エチルで洗浄して、7β−アミノ−3
−(2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェ
ム−4−カルボキシラート・塩酸塩・よう化水素酸塩
(15.3g)を得る。
IR(ヌジョール):3350,3100,1780,1710,1620cm-1 NMR(D2O-NaHCO3,δ):3.42および3.56(2H,ABq,J=18
Hz),4.10(3H,s),5.02(1H,d,J=5Hz),5.22(1H,d,J
=5Hz),5.27および5.52(2H,ABq,J=14Hz),6.80(1H,
t,J=3Hz),8.23(2H,d,J=3Hz) 製造例21 7β−アミノ−3−(2−メチル−1−ピラゾリオ)メ
チル−3−セフェム−4−カルボキシラート・塩酸塩・
よう化水素酸塩(10g)の水(70ml)およびアセトン(1
30ml)中混合物を0〜5℃で1.5時間攪拌する。この溶
液から結晶化させた沈殿を濾取してアセトン(24ml)と
水(6ml)との混合物、次いでアセトンで洗浄し、7β
−アミノ−3−(2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル
−3−セフェム−4−カルボキシラート・塩酸塩・四水
和物(6.6g)を得る。
IR(ヌジョール):3350,3100,1800,1780(s),1600,15
10cm-1 NMR(DO,δ):3.33および3.60(2H,ABq,J=18Hz),
4.11(3H,s),5.18(1h,d,J=5Hz)5.32(1H,d,J=5H
z),5.32および5.53(2H,ABq,J=14Hz),6.80(1H,t,J
=3Hz),8.23(2H,d,J=3Hz) 製造例22 濃塩酸(0.353ml)を7β−アミノ−3−(3−ホルム
アミド−2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セ
フェム−4−カルボキシラートのビス(トリフルオロ酢
酸)塩(0.565g)のテトラヒドロフラン(3ml)および
メタノール(3ml)中混合物に常温で加える。同温で12
時間攪拌後、混合物を酢酸エチル(100ml)に滴下す
る。生成する沈殿を濾取して、7β−アミノ−3−(3
−アミノ−2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−
セフェム−4−カルボキシラート・トリ塩酸塩(292m
g)を得る。
NMR(DMSO-d6,δ):3.31および3.56(2H,ABq,J=18H
z),3.67(3H,s),5.20(2H,ブロードs),5.29(2H,ブ
ロードs),5.87(1H,d,J=3Hz),8.12(1H,d,J=3Hz) 製造例23 2−ヒドロキシイミノ−3−オキソ酪酸の第三級ブチル
エステル(130g)、アニリン(76ml)および酢酸(14m
l)のベンゼン(1.2l)中混合物をディーン・スターク
(Dean Stark)水分離器を付して5時間還流する。この
溶液を冷却し、炭酸水素ナトリウム5%水溶液および水
で洗浄する。硫酸マグネシウムで乾燥後、有機溶媒を減
圧下に留去する。残渣をn−ヘキサン(300ml)とジイ
ソプロピルエーテル(100ml)との混合物で粉砕する。
沈殿を濾取し、n−ヘキサンで洗浄して、2−ヒドロキ
シイミノ−3−フェニルイミノ酪酸の第三級ブチルエス
テル(71.2g)を得る。
IR(ヌジョール):3380,1722,1625cm-1 NMR(CDCl3,δ):1.50(9H,s),2.12(3H,s),6.5-7.3
(5H,m) 製造例24 製造例23と同様にして、2−ヒドロキシイミノ−3−フ
ェニルイミノ酪酸のエチルエステルを得る。
IR(フィルム):3550,1735,1639,1598cm-1 製造例25 2−ヒドロキシイミノ−3−フェニルイミノ酪酸の第三
級ブチルエステル(2.0g)の1,4−ジオキサン(50ml)
およびエタノール(10ml)混合物溶液に、ジフルオロク
ロロメタンを氷冷、攪拌下、溶液がガスを飽和するまで
吹込む。この混合物に4N水酸化ナトリウム溶液(19ml)
を15℃で、ジフルオロクロロメタンを徐々に吹込みなが
ら滴下する。加え終った後、混合物を同条件で2時間攪
拌する。この混合物を6N塩酸で中和してpH7.0にして酢
酸エチルで抽出する。有機層を分取して塩化ナトリウム
5%水溶液で3回洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、
減圧濃縮して油状物(2.03g)を得る。
残渣の油状物をシリカゲル(20g)を使用するカラムク
ロマトグラフィーに付し、n−ヘキサンとジエチルエー
テルとの混合物(15:1)で溶出して、2−ジフルオロメ
トキシイミノ−3−フェニルイミノ酪酸の第三級ブチル
エステル(0.80g)を得る。
IR(フィルム):1740,1639,1598cm-1 NMR(CDCl3,δ):1.50(9H,s),2.10(3H,s),6.60(1
H,t,J=72Hz),6.7-7.3(5H,m) 製造例26 製造例25と同様にして、2−ジフルオロメトキシイミノ
−3−フェニルイミノ酪酸のエチルエステルを得る。
IR(ヌジョール):1755,1640,1598cm-1 NMR(CDCl3,δ):1.35(3H,t,J=7Hz),2.08(3H,s),
4.33(2H,q,J=7Hz),6.62(1H,t,J=72Hz),6.6-7.5
(5H,m) 製造例27 (1) 2−ジフルオロメトキシイミノ−3−フェニル
イミノ酪酸の第三級ブチルエステル(0.76g)のテトラ
ヒドロフラン(3.8ml)溶液に、1N塩酸(3.64ml)を氷
冷下に加える。20℃で1.5時間攪拌後、混合物を酢酸エ
チルで抽出する。有機層を分取し、3回水洗して硫酸マ
グネシウムで乾燥し、減圧濃縮して、2−ジフルオロメ
トキシイミノ−3−オキソ酪酸の第三級ブチルエステル
(0.55g)を得る。
IR(フィルム):1750,1715cm-1 NMR(CDCl3,δ):1.40(9H,s),2.39(3H,s),6.57(1
H,t,J=72Hz) (2) 2−ジフルオロメトキシイミノ−3−オキソ酪
酸の第三級ブチルエステル(5.0g)の酢酸(5ml)溶液
に、塩化スルフリル(8.5ml)を加える。混合物を60〜6
3℃で7時間攪拌する。溶媒を減圧下に留去して、4−
クロロ−2−ジフルオロメトキシイミノ−3−オキソ酪
酸(4.5g)をガラス状塊として得る。
IR(フィルム):1710-1750(ブロード)cm-1 NMR(CDCl3,δ):4.63(2H,s),6.73(1H,t,J=72Hz) 製造例28 製造例27(1)と同様にして、2−ジフルオロメトキシ
イミノ−3−オキソ酪酸のエチルエステルを得る。
IR(フィルム):1755,1715cm-1 NMR(CDCl3,δ):1.38(3H,t,J=7Hz),2.43(3H,s),
4.36(2H,q,J=7Hz),6.65(1H,t,J=72Hz) 製造例29 2−ジフルオロメトキシイミノ−3−オキソ酪酸の第三
級ブチルエステル(9.4g)の酢酸(9.4ml)溶液に、塩
化スルフリル(2.55ml)を氷冷下に加える。常温で1時
間攪拌後、反応混合物を減圧濃縮する。油状残渣を酢酸
エチルに溶解する。酢酸エチル溶液を水洗して硫酸マグ
ネシウムで乾燥し、溶媒を減圧下に留去する。残渣をジ
イソプロピルエーテルで結晶化させて、(Z)−2−ジ
フルオロメトキシイミノ−3−オキソ酪酸(4.73g)を
得る。
融点:118-120℃ IR(ヌジョール):2660,1730,1710cm-1 NMR(CDCl3+DMSO-d6,δ):2.45(3H,s),6.42(1H,t,
J=70.4Hz) 製造例30 2−ヒドロキシイミノ−3−フェニルイミノ酪酸の第三
級ブチルエステル(1.0g)のアセトン(10ml)溶液に、
炭酸カリウム(0.63g)および硫酸ジメチル(0.43ml)
を氷冷下に加える。混合物を同温で30分間攪拌し、常温
で4時間攪拌する。この懸濁液を氷水中に注ぎ、ジイソ
プロピルエーテルで抽出する。有機層を水洗して硫酸マ
グネシウムで乾燥し、溶媒を減圧下に留去する。油状残
渣をシリカゲルを使用するカラムクロマトグラフィーに
付して、2−メトキシイミノ−3−フェニルイミノ酪酸
の第三級ブチルエステル(0.68g)を得る。
IR(フィルム):1735,1632,1592cm-1 NMR(CDCl3,δ):1.54(9H,s),2.00(3H,s),4.01(3
H,s),6.7-6.9(2H,m),7.0-7.5(3H,m) 実施例1 N,N−ジメチルホルムアミド(0.36ml)および塩化ホス
ホリル(0.42ml)から常法によりビルスマイヤー試薬を
調製する。ビルスマイヤー試薬を酢酸エチル(7.5ml)
に懸濁し、これに2−(2−ホルムアミドチアゾール−
4−イル)−2−メトキシイミノ酢酸(シン異性体、0.
88g)を氷冷下に加える。混合物を同温で30分間攪拌し
て活性化酸溶液を生成せしめる。7β−アミノ−3−
(2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェム
−4−カルボキシラートのビス(トリフルオロ酢酸)塩
(2g)およびN,O−ビス(トリメチルシリル)アセトア
ミド(3.79ml)のテトラヒドロフラン(20ml)溶液を、
上記活性化酸溶液に−30℃で加え、反応混合物を−20〜
−10℃で30分間攪拌する。混合物をジエチルエーテル
(300ml)に滴下し、沈殿を濾取して、7β−[2−
(2−ホルムアミドチアゾール−4−イル)−2−メト
キシイミノアセトアミド]−3−(2−メチル−1−ピ
ラゾリオ)メチル−3−セフェム−4−カルボキシラー
トのトリフルオロ酢酸塩(シン異性体、2.25g)を得
る。
IR(ヌジョール):1785,1675cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):3.42(2H,br.s),3.89(3H,s),4.
10(3H,s),5.23(1H,d,J=5Hz),5.56(2H,br.s),5.8
9(1H,dd,J=8Hz,5Hz),6.93(1H,t,J=3Hz),7.41(1
H,s),8.49(1H,d,J=3Hz),8.52(1H,s),8.60(1H,d,
J=3Hz),9.70(1H,d,J=8Hz) 実施例2 塩化メタンスルホニル(0.61ml)を2−(2−アミノチ
アゾール−4−イル)−2−(3−チエタニルオキシイ
ミノ)酢酸(シン異性体、0.99g)およびN,N−ジイソプ
ロピル−N−エチルアミン(1.33ml)のN,N−ジメチル
ホルムアミド(20ml)溶液に−55〜−50℃で加え、混合
物を10分間攪拌して活性化酸溶液を生成せしめる。7β
−アミノ−3−(2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル
−3−セフェム−4−カルボキシラートのビス(トリフ
ルオロ酢酸)塩(2g)およびN,O−ビス(トリメチルシ
リル)アセトアミド(3.79ml)のテトラヒドロフラン
(20ml)溶液に、上記活性化酸溶液を氷冷下に加え、反
応混合物を同温で1時間攪拌する。この混合物をジエチ
ルエーテル中に注ぎ、沈殿を濾取する。この沈殿を水
(20ml)中に懸濁し、懸濁液を炭酸水素ナトリウム5%
水溶液でpH5に調整し、大孔非イオン吸着樹脂「ダイヤ
イオンHP-20」(商標、三菱化成工業社製)を使用する
カラムクロマトグラフィーに付し、イソプロピルアルコ
ール10%水溶液で溶出する。目的化合物を含む画分を集
め、イソプロピルアルコールを減圧下に留去し、凍結乾
燥して、7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−(3−チエタニルオキシイミノ)アセトアミ
ド]−3−(2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−3
−セフェム−4−カルボキシラート(シン異性体、0.5
g)を得る。
IR(ヌジョール):1770,1660,1605cm-1 NMR(D2O,δ):3.2-3.8(4H,m),3.22,3.63(2H,ABq,J
=18Hz),4.13(3H,s),5.10-5.32(1H,m),5.20,5.54
(2H,ABq,J=15Hz),5.34(1H,d,J=5Hz),5.89(1H,d,
J=5Hz),6.76-6.83(1H,m),7.03(1H,s),8.16-8.23
(2H,m) 実施例1および2と同様にして、実施例3〜18の下記化
合物を得る。
実施例3 7β−[2−(2−ホルムアミドチアゾール−4−イ
ル)−2−イソプロポキシイミノアセトアミド]−3−
(2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェム
−4−カルボキシラートのトリフルオロ酢酸塩(シン異
性体)。
IR(ヌジョール):3400,1770,1650cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):1.28(6H,d,J=6Hz),3.28,3.63
(2H,ABq,J=18Hz),3.50(1H,m),4.13(3H,s),5.17
(1H,d,J=5Hz),5.45,5.72(2H,ABq,J=15Hz),5.78
(1H,dd,J=5Hz,8Hz),6.93(1H,t,J=3Hz),7.40(1H,
s),8.53(2H,m),9.62(1H,d,J=8Hz) 実施例4 7β−[2−(2−シクロペンテン−1−イルオキシイ
ミノ)−2−(2−ホルムアミドチアゾール−4−イ
ル)アセトアミド−3−(2,5−ジメチル−1−ピラゾ
リオ)メチル−3−セフェム−4−カルボキシラートの
トリフルオロ酢酸塩(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3350,1770,1670cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):1.80-2.40(4H,m),2.48(3H,s),
3.37(2H,ブロードs),3.90(3H,s),5.18(1H,d,J=5
Hz),5.30(1H,m),5.50(2H,ブロードs),5.80-6.22
(2H,m),5.82(1H,dd,J=8Hz,5Hz),6.77(1H,d,J=3H
z),7.35(1H,s),8.32(1H,d,J=3Hz),8.48(1H,s),
9.60(1H,d,J=8Hz) 実施例5 7β−[2−(2−テトラヒドロピラニルオキシイミ
ノ)−2−(2−トリチルアミノチアゾール−4−イ
ル)アセトアミド]−3−(2メチル−1−ピラゾリ
オ)メチル−3−セフェム−4−カルボキシラートのト
リフルオロ酢酸塩(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,3150,1775,1675cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):1.50-1.93(6H,m),3.40(2H,ブロ
ードs),3.50(2H,m),4.08(3H,s),5.20(1H,d,J=5
Hz),5.25(1H,m),5.53(2H,ブロードs),5.78(1H,d
d,J=8Hz,5Hz),6.75(1H,d,J=2Hz),7.15-7.60(16H,
m),8.43(1H,d,J=2Hz),8.56(1H,d,J=2Hz),9.60
(1H,d,J=8Hz) 実施例6 7β−[2−ジフルオロメトキシイミノ)−2−(2−
トリチルアミノチアゾール−4−イル)アセトアミド]
−3−(2,5−ジメチル−1−ピラゾリオ)メチル−3
−セフェム−4−カルボキシラートのトリフルオロ酢酸
塩(シン異性体)。
IR(ヌジョール):1780,1660cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):2.43(3H,s),3.30-3.61(2H,m),
3.84(3H,s),5.13(2H,d,J=5Hz),5.47(2H,ブロード
s),5.70(1H,dd,J=5Hz,8Hz),6.60-7.35(18H,m),
8.27(1H,s),9.60(1H,d,J=8Hz) 実施例7 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(ジフルオロメトキシイミノ)アセトアミド]−3−
(2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェム
−4−カルボキシラート(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3400,1770,1660,1600,1530cm-1 NMR(D2O,δ):3.20,3.50(2H,ABq,J=18Hz),4.10(3
H,s),5.25(1H,d,J=5Hz),5.25,5.50(2H,ABq,J=14H
z),5.85(1H,d,J=5Hz),6.75(1H,t,J=72Hz),7.20
(1H,s),8.17(2H,m) 実施例8 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(2−シクロペンテン−1−イルオキシイミノ)アセ
トアミド]−3−(2−メチル−1−ピラゾリオ)メチ
ル−3−セフェム−4−カルボキシラート(シン異性
体)。
IR(ヌジョール):3300,1770,1650,1610,1530cm-1 NMR(D2O-NaHCO3,δ):2.10(2H,m),2.35(2H,m),3.
30,3.50(2H,ABq,J=18Hz),4.12(3H,s),5.25(1H,d,
J=5Hz),5.15-5.60(3H,m),5.80-6.30(3H,m),6.80
(1H,t,J=2Hz),7.00(1H,s),8.23(2H,m) 実施例9 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−メトキシイミノアセトアミド]−3−(2−メチル−
1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェム−4−カルボキ
シラート(シン異性体)。
IR(ヌジョール):1775,1660,1600cm-1 NMR(D2O,δ):3.21および3.53(2H,ABq,J=17Hz),4.
01(3H,s),4.13(3H,s),5.26(1H,d,J=5Hz),5.28お
よび5.52(2H,ABq,J=15Hz),5.86(1H,d,J=5Hz),6.8
0(1H,t,J=3Hz),6.99(1H,s),8.22(1H,d,J=3Hz),
8.24(1H,d,J=3Hz) 実施例10 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−イソプロポキシイミノアセトアミド]−3−(2−メ
チル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェム−4−カ
ルボキシラート(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,1770,1660,1610,1530cm-1 NMR(D2O-NaHCO3,δ):1.27(6H,d,J=6Hz),3.22,3.5
3(2H,ABq,J=18Hz),3.80(1H,m),4.12(3H,s),5.27
(1H,d,J=5Hz),6.80(1H,t,J=3Hz),6.98(1H,s),
8.23(2H,m) 実施例11 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(2−テトラヒドロピラニルオキシイミノ)アセトア
ミド]−3−(2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−
3−セフェム−4−カルボキシラート(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,1775,1680,1620cm-1 NMR(D2O,δ):1.40-1.95(6H,m),3.28,3.50(2H,AB
q,J=18Hz),3.53-3.82(2H,m),4.09(3H,s),5.24(1
H,d,J=5Hz),5.26,5.48(2H,ABq,J=15Hz),5.40(1H,
m),5.85(1H,d,J=5Hz),6.73(1H,t,J=2Hz),6.99
(1H,s),8.16(2H,ブロードs) 実施例12 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(2−シクロペンテン−1−イルオキシイミノ)アセ
トアミド]−3−(2,5−ジメチル−1−ピラゾリオ)
メチル−3−セフェム−4−カルボキシラート(シン異
性体)。
IR(ヌジョール):3300,1770,1660,1600cm-1 NMR(D2O,δ):1.83-2.58(4H,m),2.43(3H,s),3.1
2,3.42(2H,ABq,J=18Hz),3.91(3H,s),5.17,5.45(2
H,ABq,J=15Hz),5.19(1H,d,J=5Hz),5.41(1H,m),
5.80(1H,d,J=5Hz),5.80-6.27(2H,m),6.58(1H,d,J
=3Hz),6.93(1H,s),8.05(1H,d,J=3Hz) 実施例13 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(ヒドロキシイミノ)アセトアミド]−3−(2−メ
チル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェム−4−カ
ルボキシラート(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3320,1775,1660,1620,1600cm-1 NMR(D2O,δ):3.20,3.51(2H,ABq,J=18Hz),4.11(3
H,s),5.25(1H,d,J=5Hz),5.25および5.50(2H,ABq,J
=15Hz),5.86(1H,d,J=5Hz),6.76(1H,t,J=2Hz),
6.94(1H,s),8.18(2H,d,J=2Hz) 実施例14 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(ジフルオロメトキシイミノ)アセトアミド]−3−
(2,5−ジメチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフ
ェム−4−カルボキシラート(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,1770,1670,1610cm-1 NMR(D2O,δ):2.43(3H,s),3.13および3.43(2H,AB
q,J=18Hz),3.91(3H,s),5.18および5.43(2H,ABq,J
=15Hz),5.22(1H,d,J=5Hz),5.83(1H,d,J=5Hz),
6.56(1H,d,J=3Hz),6.87(1H,t,J=78Hz),7.18(1H,
s),8.14(1H,d,J=3Hz) 実施例15 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(3−シクロペンテン−1−イルオキシイミノ)アセ
トアミド]−3−(2−メチル−1−ピラゾリオ)メチ
ル−3−セフェム−4−カルボキシラート(シン異性
体)。
IR(ヌジョール):3250,3100,1770,1662,1608cm-1 NMR(D2O-NaHCO3,δ):2.65(4H,m),3.14および3.44
(2H,ABq,J=18Hz),4.07(3H,s),5.0(1H,m),5.18
(1H,d,J=5Hz),5.21および5.47(2H,ABq,J=16Hz),
5.68(2H,s),5.77(1H,d,J=5Hz),6.73(1H,m),6.90
(1H,s),8.13(2H,m) 実施例16 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(2−シクロペンテン−1−イルオキシイミノ)アセ
トアミド]−3−(4−ヒドロキシメチル−2−メチル
−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェム−4−カルボ
キシラート(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3260,1765,1660,1605cm-1 NMR(D2O,δ):1.87-2.52(4H,m),3.27および3.47(2
H,ABq,J=18Hz),4.07(3H,s),4.57(2H,s),5.20(1
H,d,J=5Hz),5.30(1H,m),5.39(2H,ブロードs),5.
80(1H,d,J=5Hz),5.82-6.23(2H,m),6.90(1H,S),
8.14(1H,s),8.17(1H,s) 実施例17 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(ヒドロキシイミノ)アセトアミド]−3−(4−ヒ
ドロキシメチル−2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル
−3−セフェム−4−カルボキシラート(シン異性
体)。
IR(ヌジョール):3200,1765,1660,1600cm-1 NMR(D2O,δ):3.18および3.49(2H,ABq,J=18Hz),4.
07(3H,s),4.56(2H,s),5.20および5.45(2H,ABq,J=
15Hz),5.22(1H,d,J=5Hz),5.82(1H,d,J=5Hz),6.8
8(1H,s),8.18(2H,s) 実施例18 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(ジフルオロメトキシイミノ)アセトアミド]−3−
(2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェム
−4−カルボキシラートの硫酸塩(シン異性体)。
NMR(D2O,δ):3.33および3.57(2H,ABq,J=18Hz),4.
15(3H,s),5.30(1H,d,J=5Hz),5.47(2H,ブロード
s),5.87(1H,d,J=5Hz),6.73-6.90(1H,m),7.0(1
H,t,J=71Hz),7.40(1H,s),8.20-8.35(2H,m) 実施例19 7β−[2−(2−ホルムアミドチアゾール−4−イ
ル)−2−メトキシイミノアセトアミド]−3−(2−
メチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェム−4−
カルボキシラートのトリフルオロ酢酸塩(シン異性体、
2.2g)のメタノール(11ml)溶液に、濃塩酸(0.78ml)
を室温で加え、混合物を同温で2時間攪拌する。反応混
合物をジエチルエーテル(300ml)に加え、沈殿を濾取
する。沈殿を水(20ml)に溶解し、溶液を炭酸水素ナト
リウム飽和水溶液でpH5に調整する。この溶液を大孔非
イオン吸着樹脂「ダイヤイオンHP-20」を使用するカラ
ムクロマトグラフィーに付し、イソプロピルアルコール
15%水溶液で溶出する。目的化合物を含む画分を集め、
イソプロピルアルコールを減圧下に留去する。溶液を凍
結乾燥して、7β−[2−(2−アミノチアゾール−4
−イル)−2−メトキシイミノアセトアミド]−3−
(2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェム
−4−カルボキシラート(シン異性体、0.78g)を得
る。
IR(ヌジョール):1775,1660,1600cm-1 NMR(D2O,δ):3.21および3.53(2H,ABq,J=17Hz),4.
01(3H,s),4.13(3H,s),5.26(1H,d,J=5Hz),5.28お
よび5.52(2H,ABq,J=15Hz),5.86(1H,d,J=5Hz),6.8
0(1H,t,J=3Hz),6.99(1H,s),8.22(1H,d,J=3Hz),
8.24(1H,d,J=3Hz) 実施例19と同様にして、実施例20〜28の下記化合物を得
る。
実施例20 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(2−シクロペンテン−1−イルオキシイミノ)アセ
トアミド−3−(2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル
−3−セフェム−4−カルボキシラート(シン異性
体)。
IR(ヌジョール):3300,1770,1650,1610,1530cm-1 NMR(D2O-NaHCO3,δ):2.10(2H,m),2.35(2H,m),3.
30および3.50(2H,ABq,J=18Hz),4.12(3H,s),5.25
(1H,d,J=5Hz),5.15-5.60(3H,m),5.80-6.30(3H,
m),6.80(1H,t,J=2Hz),7.00(1H,s),8.23(2H,m) 実施例21 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(ジフルオロメトキシイミノ)アセトアミド]−3−
(2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェム
−4−カルボキシラート(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3400,1770,1660,1600,1530cm-1 NMR(D2O,δ):3.20および3.50(2H,ABq,J=18Hz),4.
10(3H,s),5.25(1H,d,J=5Hz),5.25および5.50(2H,
ABq,J=14Hz),5.85(1H,d,J=5Hz),6.75(1H,t,J=72
Hz),7.20(1H,s),8.17(2H,m) 実施例22 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−イソプロポキシイミノアセトアミド]−3−(2−メ
チル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェム−4−カ
ルボキシラート(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,1770,1660,1610,1530cm-1 NMR(D2O-NaHCO3,δ):1.27(6H,d,J=6Hz),3.22およ
び3.53(2H,ABq,J=18Hz),3.80(1H,m),4.12(3H,
s),5.27(1H,d,J=5Hz),6.80(1H,t,J=3Hz),6.98
(1H,s),8.23(2H,m) 実施例23 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(2−テトラヒドロピラニルオキシイミノ)アセトア
ミド]−3−(2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−
3−セフェム−4−カルボキシラート(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,1775,1680,1620cm-1 NMR(D2O,δ):1.40-1.95(6H,m),3.28および3.50(2
H,ABq,J=18Hz),3.53-3.82(2H,m),4.09(3H,s),5.2
4(1H,d,J=5Hz),5.26および5.48(2H,ABq,J=15Hz),
5.40(1H,m),5.85(1H,d,J=5Hz),6.73(1H,t,J=2H
z),6.99(1H,s),8.16(2H,ブロードs) 実施例24 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(2−シクロペンテン−1−イルオキシイミノ)アセ
トアミド]−3−(2,5−ジメチル−1−ピラゾリオ)
メチル−3−セフェム−4−カルボキシラート(シン異
性体)。
IR(ヌジョール):3300,1770,1660,1600cm-1 NMR(D2O,δ):1.83-2.58(4H,m),2.43(3H,s),3.12
および3.42(2H,ABq,J=18Hz),3.91(3H,s),5.17およ
び5.45(2H,ABq,J=15Hz),5.19(1H,d,J=5Hz),5.41
(1H,m),5.80(1H,d,J=5Hz),5.80-6.27(2H,m),6.5
8(1H,d,J=3Hz),6.93(1H,s),8.05(1H,d,J=3Hz) 実施例25 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(3−チエタニルオキシイミノ)アセトアミド]−3
−(2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェ
ム−4−カルボキシラート(シン異性体)。
IR(ヌジョール):1770,1660,1605cm-1 NMR(D2O,δ):3.2-3.8(4H,m),3.22および3.63(2H,
ABq,J=18Hz),4.13(3H,s),5.10-5.32(1H,m),5.20
および5.54(2H,ABq,J=15Hz),5.34(1H,d,J=5Hz),
5.89(1H,d,J=5Hz),6.76-6.83(1H,m),7.03(1H,
s),8.16-8.23(2H,m) 実施例26 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(2−シクロペンテン−1−イルオキシイミノ)アセ
トアミド]−3−(4−ヒドロキシメチル−2−メチル
−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェム−4−カルボ
キシラート(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3260,1765,1660,1605cm-1 NMR(D2O,δ):1.87-2.52(4H,m),3.27および3.47(2
H,ABq,J=18Hz),4.07(3H,s),4.57(2H,s),5.20(1
H,d,J=5Hz),5.30(1H,m),5.39(2H,ブロードs),5.
80(1H,d,J=5Hz),5.82-6.23(2H,m),6.90(1H,s),
8.14(1H,s),8.17(1H,s) 実施例27 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(ヒドロキシイミノ)アセトアミド]−3−(4−ヒ
ドロキシメチル−2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル
−3−セフェム−4−カルボキシラート(シン異性
体)。
IR(ヌジョール):3200,1765,1660,1600cm-1 NMR(D2O,δ):3.18および3.49(2H,ABq,J=18Hz),4.
07(3H,s),4.56(2H,s),5.20および5.45(2H,ABq,J=
15Hz),5.22(1H,d,J=5Hz),5.82(1H,d,J=5Hz),6.8
8(1H,s),8.18(2H,s) 実施例28 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(ジフルオロメトキシイミノ)アセトアミド]−3−
(2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェム
−4−カルボキシラートの硫酸塩(シン異性体)。
NMR(D2O,δ):3.33および3.57(2H,ABq,J=18Hz),4.
15(3H,s),5.30(1H,d,J=5Hz),5.47(2H,ブロード
s),5.87(1H,d,J=5Hz),6.73-6.90(1H,m),7.0(1
H,t,J=71Hz),7.40(1H,s),8.20-8.35(2H,m) 実施例29 7β−[2−(2−テトラヒドロピラニルオキシイミ
ノ)−2−(2−トリチルアミノチアゾール−4−イ
ル)アセトアミド]−3−(2−メチル−1−ピラゾリ
オ)メチル−3−セフェム−4−カルボキシラートのト
リフルオロ酢酸塩(シン異性体、25.9g)、アニソール
(25ml)および塩化メチレン(75ml)の溶液に、トリフ
ルオロ酢酸(50ml)を氷冷、攪拌下に加える。同温で1
時間攪拌後、混合物をジイソプロピルエーテル(3500m
l)中に注ぐ。
生成する沈殿を濾取し、ジイソプロピルエーテルで洗浄
し、得られる固体を水(700ml)に溶解する。溶液を大
孔非イオン吸着樹脂「ダイヤイオンHP-20」を使用する
カラムクロマトグラフィーに付し、メタノール30%水溶
液で溶出する。目的化合物を含む画分を集め、減圧濃縮
し、凍結乾燥して、7β−[2−(2−アミノチアゾー
ル−4−イル)−2−(ヒドロキシイミノ)アセトアミ
ド]−3−(2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−3
−セフェム−4−カルボキシラート(シン異性体、3.90
g)を得る。
IR(ヌジョール):3320,1775,1660,1620,1600cm-1 NMR(D2O,δ):3.20および3.51(2H,ABq,J=18Hz),4.
11(3H,s),5.25(1H,d,J=5Hz),5.25および5.50(2H,
ABq,J=15Hz),5.86(1H,d,J=5Hz),6.76(1H,t,J=2H
z),6.94(1H,s),8.18(2H,d,J=2Hz) 実施例30 実施例29と同様にして、7β−[2−ジフルオロメトキ
シイミノ−2−(2−トリチルアミノチアゾール−4−
イル)アセトアミド]−3−(2,5−ジメチル−1−ピ
ラゾリオ)メチル−3−セフェム−4−カルボキシラー
トのトリフルオロ酢酸塩(シン異性体)から、7β−
[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−(ジ
フルオロメトキシイミノ)アセトアミド]−3−(2,5
−ジメチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェム−
4−カルボキシラート(シン異性体)を得る。
IR(ヌジョール):3300,1770,1670,1610cm-1 NMR(D2O,δ):2.43(3H,s),3.13および3.43(2H,AB
q,J=18Hz),3.91(3H,s),5.18および5.43(2H,ABq,J
=15Hz),5.22(1H,d,J=5Hz),5.83(1H,d,J=5Hz)6.
56(1H,d,J=3Hz),6.87(1H,t,J=78Hz),7.18(1H,
s),8.14(1H,d,J=3Hz) 実施例31 テトラヒドロフラン(20ml)中2−(3−シクロペンテ
ン−1−イルオキシイミノ)−2−(2−オルムアミド
チアゾール−4−イル)酢酸(シン異性体、2.0g)を、
N,N−ジメチルホルムアミド(0.66ml)およびオキシ塩
化燐(0.72ml)から調製したビルスマイヤー試薬で活性
化する。7β−アミノ−3−(2−メチル−1−ピラゾ
リオ)メチル−3−セフェム−4−カルボキシラートの
ビス(トリフルオロ酢酸)塩(3.70g)およびN−モノ
(トリメチルシリル)アセトアミド(18.6g)のテトラ
ヒドロフラン(37ml)溶液に、上記で得られる活性化酸
溶液を氷冷下に加える。同温で1時間攪拌後、反応混合
物を酢酸エチル(200ml)およびジイソプロピルエーテ
ル(200ml)混合物中に注ぐ。溶媒を傾斜して除去す
る。残渣のガラス状塊を酢酸エチルで傾斜して洗浄し、
次いでメタノール(40ml)に溶解する。この溶液に濃塩
酸(8.2ml)を加え、混合物を常温で2時間攪拌する。
この溶液を減圧濃縮し、残渣を水(80ml)に溶解する。
溶液を酢酸エチルで2回洗浄し、希塩酸でpH2.0に調整
する。溶液を大孔非イオン吸着樹脂「ダイヤイオンHP-2
0」を使用するカラムクロマトグラフィーに付し、水洗
後、40%メタノール水溶液で溶出する。目的化合物を含
む画分を集め、減圧濃縮し、次いで凍結乾燥して、7β
−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−
(3−シクロペンテン−1−イルオキシイミノ)アセト
アミド]−3−(2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル
−3−セフェム−4−カルボキシラート(シン異性体、
1.12g)を得る。
IR(ヌジョール):3250,3100,1770,1662,1608cm-1 NMR(D2O-NaHCO3,δ):2.65(4H,m),3.14および3.44
(2H,ABq,J=18Hz),4.07(3H,s),5.0(1H,m),5.18
(1H,d,J=5Hz),5.21および5.47(2H,ABq,J=16Hz),
5.68(2H,s),5.77(1H,d,J=5Hz),6.73(1H,m),6.90
(1H,s),8.13(2H,m) 実施例32 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(ジフルオロメトキシイミノ)アセトアミド]セファ
ロスポラン酸(シン異性体、2g)、N−メチルピラゾー
ル(0.67g)、よう化ナトリウム(4.2g)、水(0.7ml)
およびアセトニトリル(2.1ml)の混合物を63〜65℃で
3.5時間攪拌する。反応混合物を水(130ml)中に注ぎ、
10%塩酸でpH2.0に調製する。溶液を大孔非イオン吸着
樹脂「ダイヤイオンHP-20」(100ml)を使用するカラム
クロマトグラフィーに付し、メタノール30%水溶液で溶
出する。目的化合物を含む画分を集め、減圧濃縮し、凍
結乾燥して、7β−[2−(2−アミノチアゾール−4
−イル)−2−(ジフルオロメトキシイミノ)アセトア
ミド]−3−(2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−
3−セフェム−4−カルボキシラート(シン異性体、0.
15g)を得る。
IR(ヌジョール):3400,1770,1660,1600,1530cm-1 NMR(D2O,δ):3.20および3.50(2H,ABq,J=18Hz),4.
10(3H,s),5.25(1H,d,J=5Hz),5.25および5.50(2H,
ABq,J=14Hz),5.85(1H,d,J=5Hz),6.75(1H,t,J=72
Hz),7.20(1H,s),8.17(2H,m) 実施例32と同様にして、実施例33〜44の下記化合物を得
る。
実施例33 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(2−シクロペンテン−1−イルオキシイミノ)アセ
トアミド]−3−(2−メチル−1−ピラゾリオ)メチ
ル−3−セフェム−4−カルボキシラート(シン異性
体)。
IR(ヌジョール):3300,1770,1650,1610,1530cm-1 NMR(D2O-NaHCO3,δ):2.10(2H,m),2.35(2H,m),3.
30および3.50(2H,ABq,J=18Hz),4.12(3H,s),5.25
(1H,d,J=5Hz),5.15-5.60(3H,m),5.80-6.30(3H,
m),6.80(1H,t,J=2Hz),7.00(1H,s),8.23(2H,m) 実施例34 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−メトキシイミノアセトアミド]−3−(2−メチル−
1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェム−4−カルボキ
シラート(シン異性体)。
IR(ヌジョール):1775,1660,1600cm-1 NMR(D2O,δ):3.21および3.53(2H,ABq,J=17Hz),4.
01(3H,s),4.13(3H,s),5.26(1H,d,J=5Hz),5.28お
よび5.52(2H,ABq,J=15Hz),5.86(1H,d,J=5Hz),6.8
0(1H,t,J=3Hz),6.99(1H,s),8.22(1H,d,J=3Hz),
8.24(1H,d,J=3Hz) 実施例35 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(3−チエタニルオキシイミノ)アセトアミド]−3
−(2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェ
ム−4−カルボキシラート(シン異性体)。
IR(ヌジョール):1770,1660,1605cm-1 NMR(D2O,δ):3.2-3.8(4H,m),3.22および3.63(2H,
ABq,J=18Hz),4.13(3H,s),5.10-5.32(1H,m),5.20
および5.54(2H,ABq,J=15Hz),5.34(1H,d,J=5Hz),
5.89(1H,d,J=5Hz),6.76-6.83(1H,m),7.03(1H,
s),8.16-8.23(2H,m) 実施例36 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−イソプロポキシイミノアセトアミド]−3−(2−メ
チル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェム−4−カ
ルボキシラート(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,1770,1660,1610,1530cm-1 NMR(D2O-NaHCO3,δ):1.27(6H,d,J=6Hz),3.22およ
び3.53(2H,ABq,J=18Hz),3.80(1H,m),4.12(3H,
s),5.27(1H,d,J=5Hz),6.80(1H,t,J=3Hz),6.98
(1H,s),8.23(2H,m) 実施例37 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(2−テトラヒドロピラニルオキシイミノ)アセトア
ミド]−3−(2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−
3−セフェム−4−カルボキシラート(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,1775,1680,1620cm-1 NMR(D2O,δ):1.40-1.95(6H,m),3.28および3.50(2
H,ABq,J=18Hz),3.53-3.82(2H,m),4.09(3H,s),5.2
4(1H,d,J=5Hz),5.26および5.48(2H,ABq,J=15Hz),
5.40(1H,m),5.85(1H,d,J=5Hz),6.73(1H,t,J=2H
z),6.99(1H,s),8.16(2H,ブロードs) 実施例38 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(2−シクロペンテン−1−イルオキシイミノ)アセ
トアミド]−3−(2,5−ジメチル−1−ピラゾリオ)
メチル−3−セフェム−4−カルボキシラート(シン異
性体)。
IR(ヌジョール):3300,1770,1660,1600cm-1 NMR(D2O,δ):1.83-2.53(4H,m),2.43(3H,s),3.12
および3.42(2H,ABq,J=18Hz),3.91(3H,s),5.17およ
び5.45(2H,ABq,J=15Hz),5.19(1H,d,J=5Hz),5.41
(1H,m),5.80(1H,d,J=5Hz),5.80-6.27(2H,m),6.5
8(1H,d,J=3Hz),6.93(1H,s),8.05(1H,d,J=3Hz) 実施例39 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(ヒドロキシイミノ)アセトアミド]−3−(2−メ
チル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェム−4−カ
ルボキシラート(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3320,1775,1660,1620,1600cm-1 NMR(D2O,δ):3.20および3.51(2H,ABq,J=18Hz),4.
11(3H,s),5.25(1H,d,J=5Hz),5.25および5.50(2H,
ABq,J=15Hz),5.86(1H,d,J=5Hz),6.76(1H,t,J=2H
z),6.94(1H,s),8.18(2H,d,J=2Hz) 実施例40 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(ジフルオロメトキシイミノ)アセトアミド]−3−
(2,5−ジメチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフ
ェム−4−カルボキシラート(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,1770,1670,1610cm-1 NMR(D2O,δ):2.43(3H,s),3.13および3.43(2H,AB
q,J=18Hz),3.91(3H,s),5.18および5.43(2H,ABq,J
=15Hz),5.22(1H,d,J=5Hz),5.83(1H,d,J=5Hz),
6.56(1H,d,J=3Hz),6.87(1H,t,J=78Hz),7.18(1H,
s),8.14(1H,d,J=3Hz) 実施例41 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(3−シクロペンテン−1−イルオキシイミノ)アセ
トアミド]−3−(2−メチル−1−ピラゾリオ)メチ
ル−3−セフェム−4−カルボキシラート(シン異性
体)。
IR(ヌジョール):3250,3100,1770,1662,1608cm-1 NMR(D2O-NaHCO3,δ):2.65(4H,m),3.14および3.44
(2H,ABq,J=18Hz),4.07(3H,s),5.0(1H,m),5.18
(1H,d,J=5Hz),5.21および5.47(2H,ABq,J=16Hz),
5.68(2H,s),5.77(1H,d,J=5Hz),6.73(1H,m),6.90
(1H,s),8.13(2H,m) 実施例42 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(2−シクロペンテン−1−イルオキシイミノ)アセ
トアミド]−3−(4−ヒドロキシメチル−2−メチル
−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェム−4−カルボ
キシラート(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3260,1765,1660,1605cm-1 NMR(D2O,δ):1.87-2.52(4H,m),3.27および3.47(2
H,ABq,J=18Hz),4.07(3H,s),4.57(2H,s),5.20(1
H,d,J=5Hz),5.30(1H,m),5.39(2H,ブロードs),5.
80(1H,d,J=5Hz),5.82-6.23(2H,m),6.90(1H,s),
8.14(1H,s),8.17(1H,s) 実施例43 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(ヒドロキシイミノ)アセトアミド]−3−(4−ヒ
ドロキシメチル−2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル
−3−セフェム−4−カルボキシラート(シン異性
体)。
IR(ヌジョール):3200,1765,1660,1600cm-1 NMR(D2O,δ):3.18および3.49(2H,ABq,J=18Hz),4.
07(3H,s),4.56(2H,s),5.20および5.45(2H,ABq,J=
15Hz),5.22(1H,d,J=5Hz),5.82(1H,d,J=5Hz),6.8
8(1H,s),8.18(2H,s) 実施例44 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(ジフルオロメトキシイミノ)アセトアミド]−3−
(2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェム
−4−カルボキシラートの硫酸塩(シン異性体)。
NMR(D2O,δ):3.33および3.57(2H,ABq,J=18Hz),4.
15(3H,s),5.30(1H,d,J=5Hz),5.47(2H,ブロード
s),5.87(1H,d,J=5Hz),6.73-6.90(1H,m),7.0(1
H,t,J=71Hz),7.40(1H,s),8.20-8.35(2H,m) 実施例45 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(2−シクロペンテン−1−イルオキシイミノ)アセ
トアミド]−3−(2−メチル−1−ピラゾリオ)メチ
ル−3−セフェム−4−カルボン酸のベンズヒドリルエ
ステル・塩化物(シン異性体、3.6g)、アニソール(3.
6ml)および塩化メチレン(15ml)よりなる溶液にトリ
フルオロ酢酸(7.2ml)を氷冷、攪拌下に加える。同温
で1時間攪拌後、混合物をジイソプロピルエーテル(50
0ml)中に注ぐ。
生成する沈殿を濾取してジイソプロピルエーテルで洗浄
し、固体を水(100ml)に溶解する。この溶液を大孔非
イオン吸着樹脂「ダイヤイオンHP-20」を使用するカラ
ムクロマトグラフィーに付し、メタノール30%水溶液で
溶出する。目的化合物を含む画分を集め、減圧濃縮し、
凍結乾燥して、7β−[2−(2−アミノチアゾール−
4−イル)−2−(2−シクロペンテン−1−イルオキ
シイミノ)アセトアミド]−3−(2−メチル−1−ピ
ラゾリオ)メチル−3−セフェム−4−カルボキシラー
ト(シン異性体、1.05g)を得る。
IR(ヌジョール):3300,1770,1650,1610,1530cm-1 NMR(D2O-NaHCO3,δ):2.10(2H,m),2.35(2H,m),3.
30および3.50(2H,ABq,J=18Hz),4.12(3H,s),5.25
(1H,d,J=5Hz),5.15-5.60(3H,m),5.80-6.30(3H,
m),6.80(1H,t,J=2Hz),7.00(1H,s),8.23(2H,m) 実施例45と同様にして、実施例46〜55の下記化合物を得
る。
実施例46 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(ジフルオロメトキシイミノ)アセトアミド]−3−
(2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェム
−4−カルボキシラート(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3400,1770,1660,1600,1530cm-1 NMR(D2O,δ):3.20および3.50(2H,ABq,J=18Hz),4.
10(3H,s),5.25(1H,d,J=5Hz),5.25および5.50(2H,
ABq,J=14Hz),5.85(1H,d,J=5Hz),6.75(1H,t,J=72
Hz),7.20(1H,s),8.17(2H,m) 実施例47 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(メトキシイミノアセトアミド]−3−(2−メチル
−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェム−4−カルボ
キシラート(シン異性体)。
IR(ヌジョール):1775,1660,1600cm-1 NMR(D2O,δ):3.21および3.53(2H,ABq,J=17Hz),4.
01(3H,s),4.13(3H,s),5.26(1H,d,J=5Hz),5.28お
よび5.52(2H,ABq,J=15Hz),5.86(1H,d,J=5Hz),6.8
0(1H,t,J=3Hz),6.99(1H,s),8.22(1H,d,J=3Hz),
8.24(1H,d,J=3Hz) 実施例48 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(3−チエタニルオキシイミノ)アセトアミド]−3
−(2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェ
ム−4−カルボキシラート(シン異性体)。
IR(ヌジョール):1770,1660,1605cm-1 NMR(D2O,δ):3.2-3.8(4H,m),3.22および3.63(2H,
ABq,J=18Hz),4.13(3H,s),5.10-5.32(1H,m),5.20
および5.54(2H,ABq,J=15Hz),5.34(1H,d,J=5Hz),
5.89(1H,d,J=5Hz),6.76-6.83(1H,m),7.03(1H,
s),8.16-8.23(2H,m) 実施例49 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−イソプロポキシイミノアセトアミド]−3−(2−メ
チル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェム−4−カ
ルボキシラート(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,1770,1660,1610,1530cm-1 NMR(D2O-NaHCO3,δ):1.27(6H,d,J=6Hz),3.22およ
び3.53(2H,ABq,J=18Hz),3.80(1H,m),4.12(3H,
s),5.27(1H,d,J=5Hz),6.80(1H,t,J=3Hz),6.98
(1H,s),8.23(2H,m) 実施例50 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(2−テトラヒドロピラニルオキシイミノ)アセトア
ミド]−3−(2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−
3−セフェム−4−カルボキシラート(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,1775,1680,1620cm-1 NMR(D2O,δ):1.40-1.95(6H,m),3.28および3.50(2
H,ABq,J=18Hz),3.53-3.82(2H,m),4.09(3H,s),5.2
4(1H,d,J=5Hz),5.26および5.48(2H,ABq,J=15Hz),
5.40(1H,m),5.85(1H,d,J=5Hz),6.73(1H,t,J=2H
z),6.99(1H,s),8.16(2H,ブロードs) 実施例51 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(2−シクロペンテン−1−イルオキシイミノ)アセ
トアミド]−3−(2,5−ジメチル−1−ピラゾリオ)
メチル−3−セフェム−4−カルボキシラート(シン異
性体)。
IR(ヌジョール):3300,1770,1660,1600cm-1 NMR(D2O,δ):1.83-2.58(4H,m),2.43(3H,s),3.12
および3.42(2H,ABq,J=18Hz),3.91(3H,s),5.17およ
び5.45(2H,ABq,J=15Hz),5.19(1H,d,J=5Hz),5.41
(1H,m),5.80(1H,d,J=5Hz),5.80-6.27(2H,m),6.5
8(1H,d,J=3Hz),6.93(1H,s),8.05(1H,d,J=3Hz) 実施例52 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(ヒドロキシイミノアセトアミド]−3−(2−メチ
ル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェム−4−カル
ボキシラート(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3320,1775,1660,1620,1600cm-1 NMR(D2O,δ):3.20および3.51(2H,ABq,J=18Hz),4.
11(3H,s),5.25(1H,d,J=5Hz),5.25および5.50(2H,
ABq,J=15Hz),5.86(1H,d,J=5Hz),6.76(1H,t,J=2H
z),6.94(1H,s),8.18(2H,d,J=2Hz) 実施例53 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(ジフルオロメトキシイミノ)アセトアミド]−3−
(2,5−ジメチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフ
ェム−4−カルボキシラート(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,1770,1670,1610cm-1 NMR(D2O,δ):2.43(3H,s),3.13および3.43(2H,AB
q,J=18Hz),3.91(3H,s),5.18および5.43(2H,ABq,J
=15Hz),5.22(1H,d,J=5Hz),5.83(1H,d,J=5Hz),
6.56(1H,d,J=3Hz),6.87(1H,t,J=78Hz),7.18(1H,
s),8.14(1H,d,J=3Hz) 実施例54 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(3−シクロペンテン−1−イルオキシイミノ)アセ
トアミド]−3−(2−メチル−1−ピラゾリオ)メチ
ル−3−セフェム−4−カルボキシラート(シン異性
体)。
IR(ヌジョール):3250,3100,1770,1662,1608cm-1 NMR(D2O-NaHCO3,δ):2.65(4H,m),3.14および3.44
(2H,ABq,J=18Hz),4.07(3H,s),5.0(1H,m),5.18
(1H,d,J=5Hz),5.21および5.47(2H,ABq,J=16Hz),
5.68(2H,s),5.77(1H,d,J=5Hz),6.73(1H,m),6.90
(1H,s),8.13(2H,m) 実施例55 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(ジフルオロメトキシイミノ)アセトアミド]−3−
(2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェム
−4−カルボキシラートの硫酸塩(シン異性体)。
NMR(D2O,δ):3.33および3.57(2H,ABq,J=18Hz),4.
15(3H,s),5.30(1H,d,J=5Hz),5.47(2H,ブロード
s),5.87(1H,d,J=5Hz),6.73-6.90(1H,m),7.0(1
H,t,J=71Hz),7.40(1H,s),8.20-8.35(2H,m) 実施例56 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(2−シクロペンテン−1−イルオキシイミノ)アセ
トアミド]−3−(4−ヒドロキシメチル−2−メチル
−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェム−4−カルボ
ン酸のベンズヒドリルエステル・塩化物(シン異性体、
1.9g)、アニソール(2ml)および塩化メチレン(6ml)
の溶液に、トリフルオロ酢酸(4ml)を氷冷、攪拌下に
加える。同温で1時間攪拌後、混合物を水に溶解し、溶
液を炭酸水素ナトリウム5%水溶液でpH4に調整する。
溶液を大孔非イオン吸着樹脂「ダイヤイオンHP-20」を
使用するカラムクロマトグラフィーに付し、イソプロピ
ルアルコール3%水溶液で溶出する。目的化合物を含む
画分を集め、合わせて濃縮し、最終的に凍結乾燥して、
7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(ヒドロキシイミノ)アセトアミド]−3−(4−ヒ
ドロキシメチル−2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル
−3−セフェム−4−カルボキシラート(シン異性体、
0.32g)を得る。
IR(ヌジョール):3200,1765,1660,1600cm-1 NMR(D2O,δ):3.18および3.49(2H,ABq,J=18Hz),4.
07(3H,s),4.56(2H,s),5.20および5.45(2H,ABq,J=
15Hz),5.22(1H,d,J=5Hz),5.82(1H,d,J=5Hz),6.8
8(1H,s),8.18(2H,s) 次いでさらに、上記カラムをイソプロピルアルコール10
%水溶液で引続いて連続的に溶出する。別の目的化合物
を含む画分を集め、合わせて濃縮し、最終的に凍結乾燥
して、7B−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)
−2−(2−シクロペンテン−1−イルオキシイミノ)
アセトアミド]−3−(4−ヒドロキシメチル−2−メ
チル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェム−4−カ
ルボキシラート(シン異性体、0.32g)を得る。
IR(ヌジョール):3260,1765,1660,1605cm-1 NMR(D2O,δ):1.87-2.52(4H,m),3.27および3.47(2
H,ABq,J=18Hz),4.07(3H,s),4.57(2H,s),5.20(1
H,d,J=5Hz),5.30(1H,m),5.39(2H,ブロードs),5.
80(1H,d,J=5Hz),5.82-6.23(2H,m),6.90(1H,s),
8.14(1H,s),8.17(1H,s) 実施例57 7β−[2−ジフルオロメトキシイミノ−2−(2−ト
リチルアミノチアゾール−4−イル)アセトアミド]−
3−クロロメチル−3−セフェム−4−カルボン酸のベ
ンズヒドリルエステル(シン異性体、8.76g)、N−メ
チルピラゾール(8.76g)、よう化ナトリウム(1.5g)
およびアセトン(9ml)の混合物を常温で19時間攪拌す
る。反応混合物の溶媒を留去し、残渣に酢酸エチル(20
0ml)およびチオ硫酸ナトリウム5%水溶液を加える。
有機層を分取し、これにテトラヒドロフラン(100ml)
を加える。溶液を硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を留
去して残渣をテトラヒドロフラン(200ml)と水(65m
l)との混合物に溶解する。溶液をイオン交換樹脂「ア
ンバーライトIRA-400」(Cl 型)を使用するカラムク
ロマトグラフィーに付し、テトラヒドロフランと水との
混合物(容量比:15:1)で溶出する。目的化合物を含む
画分を集め、合わせて溶媒を留去する。残渣をジイソプ
ロピルエーテルで粉砕して、7β−[2−ジフルオロメ
トキシイミノ−2−(2−トリチルアミノチアゾール−
4−イル)アセトアミド]−3−(2−メチル−1−ピ
ラゾリオ)メチル−3−セフェム−4−カルボン酸のベ
ンズヒドリルエステル・塩化物(シン異性体、8.0g)を
得る。
7β−[2−ジフルオロメトキシイミノ−2−(2−ト
リチルアミノチアゾール−4−イル)アセトアミド]−
3−(2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフ
ェム−4−カルボン酸のベンズヒドリルエステル・塩化
物(シン異性体、7.3g)の塩化メチレン(28ml)溶液を
0〜5℃で攪拌する。これにアニソール(7ml)および
トリフルオロ酢酸(28ml)を加え、混合物を同温で1時
間攪拌する。反応混合物にジイソプロピルエーテルを加
え、沈殿を濾取する。固体をジイソプロピルエーテルで
洗浄し、水(100ml)に溶解する。水溶液を炭酸水素ナ
トリウム水溶液でpH2.0に調整し、酢酸エチルで洗浄す
る。水層を大孔非イオン吸着樹脂「ダイヤイオンHP-2
0」を使用するカラムクロマトグラフィーに付し、メタ
ノール30%水溶液で溶出する。目的化合物を含む画分を
合わせて濃縮する。残渣の水溶液に1M硫酸(2.2ml)を
加え、混合物を凍結乾燥して、7β−[2−(2−アミ
ノチアゾール−4−イル)−2−(ジフルオロメトキシ
イミノ)アセトアミド]−3−(2−メチル−1−ピラ
ゾリオ)メチル−3−セフェム−4−カルボキシラート
の硫酸塩(シン異性体、1.35g)を得る。
NMR(D2O,δ):3.33および3.57(2H,ABq,J=18Hz),4.
15(3H,s),5.30(1H,d,J=5Hz),5.47(2H,br.s),5.8
7(1H,d,J=5Hz),6.73-6.90(1H,m),7.0(1H,t,J=71
Hz),7.40(1H,s),8.20-8.35(2H,m) 実施例58 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(ジフルオロメトキシイミノ)アセトアミド]−3−
(2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェム
−4−カルボキシラート(シン異性体、2.0g)の水(10
0ml)溶液に、1M硫酸(3.5ml)を常温で加え、溶液を凍
結乾燥して、7β−[2−(2−アミノチアゾール−4
−イル)−2−(ジフルオロメトキシイミノ)アセトア
ミド]−3−(2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−
3−セフェム−4−カルボキシラートの硫酸塩(シン異
性体、2.25g)を得る。
この生成物(2.1g)を水(8.4ml)とアセトン(33.6m
l)との混合物から再結晶して、上記化合物(1.3g)を
精製結晶として得る。
IR(ヌジョール):3220,3075,1790,1690,1665,1640,161
0,1600,1550cm-1 NMR(D2O,δ):3.33および3.57(2H,ABq,J=18Hz),4.
15(3H,s),5.30(1H,d,J=5Hz),5.47(2H,ブロード
s),5.87(1H,d,J=5Hz),6.73-6.90(1H,m),7.0(1
H,t,J=71Hz),7.40(1H,s),8.20-8.35(2H,m) 実施例59 7β−[2−(2−トリチルアミノチアゾール−4−イ
ル)−2−ジフルオロメトキシイミノアセトアミド]−
3−(4−メトキシ−2−メチル−1−ピラゾリオ)メ
チル−3−セフェム−4−カルボン酸のベンズヒドリル
エステル・トリフルオロアセタート(シン異性体、2.1
g)、アニソール(2ml)および塩化メチレン(6ml)の
溶液に、トリフルオロ酢酸(4ml)を氷冷、攪拌下に加
える。同温で1時間攪拌後、混合物をジエチルエーテル
中に注ぐ。
生成する沈殿を濾取し、ジエチルエーテルで洗浄して固
体を水に溶解し、次いで溶液を炭酸水素ナトリウム5%
水溶液でpH4に調整する。
溶液を大孔非イオン吸着樹脂「ダイヤイオンHP-20」(3
0ml)を使用するカラムクロマトグラフィーに付し、イ
ソプロピルアルコール5%水溶液で溶出する。目的化合
物を含む画分を集めて減圧濃縮し、凍結乾燥して、7β
−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−ジ
フルオロメトキシイミノアセトアミド]−3−(4−メ
トキシ−2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セ
フェム−4−カルボキシラート(シン異性体、0.63g)
を得る。
IR(ヌジョール):3300,1775,1675,1605cm-1 NMR(D2O,δ):3.18,3.50(2H,ABq,J=18Hz),3.84(3
H,s),4.04(3H,s),5.16および5.44(2H,ABq,J=15H
z),5.24(1H,d,J=5Hz),5.83(1H,d,J=5Hz),6.88
(1H,t,J=78Hz),7.16(1H,s),7.96(2H,ブロード
s) 実施例60 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(2−シクロペンテン−1−イルオキシイミノ)アセ
トアミド]−3−(4−メトキシ−2−メチル−1−ピ
ラゾリオ)メチル−3−セフェム−4−カルボン酸のベ
ンズヒドリルエステル・トリフルオロアセタート(シン
異性体、2.5g)、アニソール(2.5ml)および塩化メチ
レン(7.5ml)の溶液に、トリフルオロ酢酸(5ml)を氷
冷、攪拌下に加える。同温で1.5時間攪拌後、混合物を
ジエチルエーテル中に注ぐ。
生成する沈殿を濾取し、ジエチルエーテルで洗浄して固
体を水に溶解し、次いで溶液を炭酸水素ナトリウム5%
水溶液でpH4に調整する。
溶液を大孔非イオン吸着樹脂「ダイヤイオンHP-20」(5
0ml)を使用するカラムクロマトグラフィーに付し、ま
ずイソプロピルアルコール3%水溶液で溶出する。目的
化合物を含む画分を集めて減圧濃縮し、凍結乾燥して、
7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−ヒドロキシイミノアセトアミド]−3−(4−メトキ
シ−2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェ
ム−4−カルボキシラート(シン異性体、0.345g)を得
る。
IR(ヌジョール):3250,1765,1660,1600cm-1 NMR(D2O,δ):3.17および3.47(2H,ABq,J=18Hz),3.
81(3H,s),4.01(3H,s),5.12および5.41(2H,ABq,J=
16Hz),5.18(1H,d,J=5Hz),5.78(1H,d,J=5Hz),6.8
4(1H,s),7.97(2H,s) 次にイソプロピルアルコール15%水溶液で溶出を行う。
目的化合物を含む画分を集めて減圧濃縮し、凍結乾燥し
て、7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)
−2−(2−シクロペンテン−1−イルオキシイミノ)
アセトアミド]−3−(4−メトキシ−2−メチル−1
−ピラゾリオ)メチル−3−セフェム−4−カルボキシ
ラート(シン異性体、0.162g)を得る。
IR(ヌジョール):3300,1675,1605cm-1 NMR(D2O,δ):1.69-2.56(4H,m),3.16および3.46(2
H,ABq,J=18Hz),3.74(3H,m),4.03(3H,m),5.17(1
H,d,J=5Hz),5.33(3H,m),5.76(1H,d,J=5Hz),5.77
-6.22(2H,m),6.87(1H,s),7.97(2H,s) 実施例1と同様にして、実施例61〜78の下記化合物を得
る。
実施例61 7β−[2−(2−トリチルアミノチアゾール−4−イ
ル)−2−メトキシイミノアセトアミド]−3−(3−
ホルムアミド−2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−
3−セフェム−4−カルボキシラート(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3350,1775,1660,1580cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):3.34(2H,ブロードs),3.77(3H,
s),3.91(3H,s),5.11(1H,d,J=5Hz),5.41(2H,ブロ
ードs),5.69(1H,dd,J=8Hzおよび5Hz),6.94(1H,d,
J=3Hz),7.00-7.60(16H,m),8.32(1H,d,J=3Hz),8.
47(1H,s),8.70(1H,s),9.47(1H,d,J=8Hz) 実施例62 7β−[2−(2−ホルムアミドチアゾール−4−イ
ル)−2−第三級ブトキシカルボニルメトキシイミノア
セトアミド]−3−(3−ホルムアミド−2−メチル−
1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェム−4−カルボキ
シラート(シン異性体)。
IR(ヌジョール):1770,1670,1605cm-1 NMR(D2O+DMSO-d6,δ):1.43(9H,s),3.07および3.38
(2H,ABq,J=18Hz),3.87(3H,s),4.63(2H,s),5.08
(1H,d,J=5Hz),5.20および5.44(2H,ABq,J=16Hz),
5.74(1H,d,J=5Hz),6.87(1H,m),7.45(1H,s),8.22
(1H,d,J=3Hz),8.43(1H,s),8.47(1H,s) 実施例63 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−メトキシイミノアセトアミド]−3−(3−ホルムア
ミド−2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフ
ェム−4−カルボキシラート(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3350,1770,1660,1610cm-1 実施例64 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(ジフルオロメトキシイミノ)アセトアミド]−3−
(4−ホルムアミド−2−メチル−1−ピラゾリオ)メ
チル−3−セフェム−4−カルボキシラート(シン異性
体)。
IR(ヌジョール):1775,1675,1605cm-1 実施例65 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(ジフルオロメトキシイミノ)アセトアミド]−3−
(3−ホルムアミド−2−メチル−1−ピラゾリオ)メ
チル−3−セフェム−4−カルボキシラート(シン異性
体)。
IR(ヌジョール):3300,1770,1665cm-1 実施例66 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−メトキシイミノアセトアミド]−3−(3−アミノ−
2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェム−
4−カルボキシラート・トリ塩酸塩(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,1770,1660,1630cm-1 実施例67 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(ジフルオロメトキシイミノ)アセトアミド]−3−
(3−アミノ−2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−
3−セフェム−4−カルボキシラート(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,1765,1660cm-1 実施例68 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(ジフルオロメトキシイミノ)アセトアミド]−3−
(4−アミノ−2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−
3−セフェム−4−カルボキシラート(シン異性体)。
IR(ヌジョール):1760,1660,1600cm-1 実施例69 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−第三級ブトキシカルボニルメトキシイミノアセトアミ
ド]−3−(3−アミノ−2−メチル−1−ピラゾリ
オ)メチル−3−セフェム−4−カルボキシラート・ト
リ塩酸塩(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,1775,1715,1670,1630cm-1 実施例70 7β−[2−(2−トリチルアミノチアゾール−4−イ
ル)−2−(ジフルオロメトキシイミノ)アセトアミ
ド]−3−(4−ホルムアミド−2−メチル−1−ピラ
ゾリオ)メチル−3−セフェム−4−カルボン酸のベン
ズヒドリルエステル・トリフルオロアセタート(シン異
性体)。
IR(ヌジョール):1795,1725,1675,1615cm-1 実施例71 7β−[2−(2−トリチルアミノチアゾール−4−イ
ル)−2−(ジフルオロメトキシイミノ)アセトアミ
ド]−3−(3−ホルムアミド−2−メチル−1−ピラ
ゾリオ)メチル−3−セフェム−4−カルボン酸のベン
ズヒドリルエステル・トリフルオロアセタート(シン異
性体)。
IR(ヌジョール):3200,1790,1720,1680cm-1 実施例72 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−カルボキシメトキシイミノアセトアミド]−3−(3
−アミノ−2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−
セフェム−4−カルボキシラート(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,1760,1650cm-1 実施例73 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−メトキシイミノアセトアミド]−3−(2,5−ジメチ
ル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェム−4−カル
ボキシラート(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,1760,1660,1605cm-1 実施例74 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−メトキシイミノアセトアミド]−3−(アミノ−2,4
−ジメチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェム−
4−カルボキシラート(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,1770,1640,1600cm-1 実施例75 7β−[2−(2−トリチルアミノチアゾール−4−イ
ル)−2−(ジフルオロメトキシイミノ)アセトアミ
ド]−3−(3−ホルムアミド−2,4−ジメチル−1−
ピラゾリオ)メチル−3−セフェム−4−カルボン酸の
ベンズヒドリルエステル・トリフルオロアセタート(シ
ン異性体)。
IR(ヌジョール):1785,1720,1675cm-1 実施例76 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(ジフルオロメトキシイミノ)アセトアミド]−3−
(3−ホルムアミド−2,4−ジメチル−1−ピラゾリ
オ)メチル−3−セフェム−4−カルボキシラート(シ
ン異性体)。
IR(ヌジョール):3250,1765,1665,1600cm-1 実施例77 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(ジフルオロメトキシイミノ)アセトアミド]−3−
(3−アミノ−2,4−ジメチル−1−ピラゾリオ)メチ
ル−3−セフェム−4−カルボキシラート(シン異性
体)。
IR(ヌジョール):3300,1765,1640,1600cm-1 実施例78 7β−[2−(2−ホルムアミドチアゾール−4−イ
ル)−2−メトキシイミノアセトアミド]−3−(2,5
−ジメチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェム−
4−カルボキシラートのトリフルオロ酢酸塩(シン異性
体)。
IR(ヌジョール):3350,1770,1655cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):2.50(3H,s),3.40(2H,ブロード
s),3.88(3H,s),4.03(3H,s),5.19(1H,d,J=5H
z),5.52(2H,ブロードs),5.88(1H,dd,J=8Hz and 5
Hz),6.77(1H,ブロードs),7.39(1H,s),8.37(1H,
ブロードs),8.50(1H,s),9.67(1H,d,J=8Hz) 実施例79 常法によりビルスマイヤー試薬を調製する。2−(2−
ホルムアミドチアゾール−4−イル)−2−メトキシイ
ミノ酢酸(シン異性体、1.19g)を酢酸エチル(3ml)お
よびテトラヒドロフラン(6ml)中、氷冷下に30分間活
性化する。この活性化酸溶液を7β−アミノ−3−(3
−ホルムアミド−2,4−ジメチル−1−ピラゾリオ)メ
チル−3−セフェム−4−カルボキシラートのビス(ト
リフルオロ酢酸)塩(3g)およびビス(トリメチルシリ
ル)アセトアミド(5.12ml)のテトラヒドロフラン(30
ml)溶液に氷冷下に加える。同温で1時間攪拌後、反応
混合物をジエチルエーテル(300ml)に滴下し、生成す
る沈殿を濾取して、7β−[2−(2−ホルムアミドチ
アゾール−4−イル)−2−メトキシイミノアセトアミ
ド]−3−(3−ホルムアミド−2,4−ジメチル−1−
ピラゾリオ)メチル−3−セフェム−4−カルボキシラ
ートのトリフルオロ酢酸塩(シン異性体、3.10g)を得
る。
IR(ヌジョール):3300,1780,1650cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):1.99(3H,s),3.41(2H,ブロード
s),3.83(3H,s),3.88(3H,s),5.22(1H,d,J=5H
z),5.46(2H,ブロードs),5.88(1H,dd,J=5Hzおよび
8Hz),7.38(1H,s),8.27(1H,s),8.37(1H,s),8.49
(1H,s),9.68(1H,d,J=5Hz) 実施例80 2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−メトキ
シイミノ酢酸(シン異性体、24.14g)、ジシクロヘキシ
ルカルボジイミド(24.76g)、1−ヒドロキシ−1H−ベ
ンゾトリアゾール(16.12g)および4−(N,N−ジメチ
ルアミノ)ビリジン(733mg)を常法により反応させ
て、1−ヒドロキシ−1H−ベンゾトリアゾールで活性化
した2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−メ
トキシイミノ酢酸(シン異性体)を製造する。
このようにして得られる活性化酸(1.04g)を、7β−
アミノ−3−(4−ホルムアミド−2−メチル−1−ピ
ラゾリオ)メチル−3−セフェム−4−カルボキシラー
トのビス(トリフルオロ酢酸)塩(1.5g)のテトラヒド
ロフラン(40ml)および水(20ml)溶液に常温で加え
る。混合物を、炭酸水素ナトリウム飽和水溶液でpH7〜
7.5に保ちながら4時間攪拌し、混合物を酢酸エチルで
洗浄する。水層を1N塩酸でpH3に調整し、酢酸エチルで
5回抽出する。溶媒を減圧下に留去し、残渣を大孔非イ
オン吸着樹脂「ダイヤイオンHP-20」を使用するカラム
クロマトグラフィーに付す。目的化合物をイソプロピル
アルコール5%水溶液で溶出し、凍結乾燥して、7β−
[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−メト
キシイミノアセトアミド]−3−(4−ホルムアミド−
2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェム−
4−カルボキシラート(シン異性体、407.5mg)を得
る。
IR(ヌジョール):3300,1770,1665,1605cm-1 NMR(D2O+NaHCO3,δ):3.20および3.57(2H,ABq,J=18
Hz),3.98(3H,s),4.10(3H,s),5.26(1H,d,J=5H
z),5.27および5.51(2H,ABq,J=15Hz),5.85(1H,d,J
=5Hz),7.00(1H,s),8.34(1H,s),8.48(1H,s),8.5
0(1H,s) 実施例81 実施例80と同様にして、7β−[2−(2−アミノチア
ゾール−4−イル)−2−メトキシイミノアセトアミ
ド]−3−(3−ホルムアミド−2,4−ジメチル−1−
ピラゾリオ)メチル−3−セフェム−4−カルボキシラ
ート(シン異性体)を得る。
IR(ヌジョール):3300,1765,1665,1600cm-1 NMR(D2O,δ):2.04(3H,s),3.20および3.53(2H,AB
q,J=18Hz),3.88(3H,s),3.99(3H,s),5.23および5.
47(2H,ABq,J=15Hz),5.25(1H,d,J=5Hz),5.84(1H,
d,J=5Hz),6.99(1H,s),8.13(1H,s),8.43(1H,s) 実施例19と同様にして、実施例82〜87の下記化合物を得
る。
実施例82 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−メトキシイミノアセトアミド]−3−(2,5−ジメチ
ル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェム−4−カル
ボキシラート(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,1760,1660,1605cm-1 NMR(D2O,δ):2.54(3H,s),3.0-3.6(2H,m),4.03
(3H,s),4.08(3H,s),5.1-5.7(2H,m),5.26(1H,d,J
=5Hz),5.86(1H,d,J=5Hz),6.63(1H,ブロードs),
7.00(1H,s),8.09(1H,ブロードs) 実施例83 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−カルボキシメトキシイミノアセトアミド]−3−(3
−アミノ−2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−
セフェム−4−カルボキシラート(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,1760,1650cm-1 実施例84 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−メトキシイミノアセトアミド]−3−(3−アミノ−
2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェム−
4−カルボキシラート・トリ塩酸塩(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,1770,1660,1630cm-1 実施例85 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(ジフルオロメトキシイミノ)アセトアミド]−3−
(3−アミノ−2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−
3−セフェム−4−カルボキシラート(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,1765,1660cm-1 実施例86 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(ジフルオロメトキシイミノ)アセトアミド]−3−
(4−アミノ−2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−
3−セフェム−4−カルボキシラート(シン異性体)。
IR(ヌジョール):1760,1660,1600cm-1 実施例87 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(ジフルオロメトキシイミノ)アセトアミド]−3−
(3−アミノ−2,4−ジメチル−1−ピラゾリオ)メチ
ル−3−セフェム−4−カルボキシラート(シン異性
体)。
IR(ヌジョール):3300,1765,1640,1600cm-1 実施例88 実施例19と同様にして、7β−[2−(2−ホルムアミ
ドチアゾール−4−イル)−2−第三級ブトキシカルボ
ニルメトキシイミノアセトアミド]−3−(3−ホルム
アミド−2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セ
フェム−4−カルボキシラーシ(シン異性体)から、7
β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−
第三ブトキシカルボニルメトキシイミノアセトアミド]
−3−(3−アミノ−2−メチル−1−ピラゾリオ)メ
チル−3−セフェム−4−カルボキシラート・トリ塩酸
塩(シン異性体)を得る。
IR(ヌジョール):3300,1775,1715,1670,1630cm-1 NMR(D2O,δ):1.48(9H,s),3.25-3.50(2H,m),3.68
(3H,s),4.68(2H,s),5.21(2H,ブロードs),5.24
(1H,d,J=5Hz),5.83(1H,d,J=5Hz),5.93(1H,d,J=
3Hz),7.19(1H,s),7.82(1H,d,J=3Hz) 実施例89 7β−[2−(2−ホルムアミドチアゾール−4−イ
ル)−2−メトキシイミノアセトアミド]−3−(2,4
−ジメチル−3−ホルムアミド−1−ピラゾリオ)メチ
ル−3−セフェム−4−カルボキシラートのトリフルオ
ロ酢酸塩(シン異性体、3g)のメタノール(15ml)溶液
に、濃塩酸(1.57ml)を常温で加える。同温で4時間撹
拌後、反応混合物をジエチルエーテルに滴下し、生成す
る沈殿を濾取する。沈殿を水に溶解し、溶液を炭酸水素
ナトリウム5%水溶液でpH2に調整し、大孔非イオン吸
着樹脂「ダイヤイオンHP-20」を使用するカラムクロマ
トグラフィーに付す。所望の化合物をイソプロピルアル
コール5%水溶液で溶出する。目的画分を集め、イソプ
ロピルアルコールを留去する。残る水溶液を凍結乾燥し
て、7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)
−2−メトキシアミノアセトアミド]−3−(3−アミ
ノ−2,4−ジメチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セ
フェム−4−カルボキシラート(シン異性体、763.5m
g)を得る。
IR(ヌジョール):3300,1770,1640,1600cm-1 NMR(D2O,δ):1.93(3H,s),3.08および3.33(2H,AB
q,J=18Hz),3.65(3H,s),3.98(3H,s),4.88および5.
21(2H,ABq,J=15Hz),5.18(1H,d,J=5Hz),5.81(1H,
d,J=5Hz),6.97(1H,s),7.66(1H,s) 実施例29と同様にして、実施例90〜95の下記化合物を得
る。
実施例90 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−メトキシイミノアセトアミド]−3−(3−ホルムア
ミド−2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフ
ェム−4−カルボキシラート(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3350,1770,1660,1610cm-1 NMR(D2O,δ):3.17および3.50(2H,ABq,J=18Hz),3.
93(3H,s),3.98(3H,s),5.20および5.44(2H,ABq,J=
16Hz),5.21(1H,d,J=5Hz),5.81(1H,d,J=5Hz),6.9
6(1H,m),6.97(1H,s),8.16(1H,d,J=3Hz),8.43(1
H,s) 実施例91 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(ジフルオロメトキシイミノ)アセトアミド]−3−
(3−ホルムアミド−2−メチル−1−ピラゾリオ)メ
チル−3−セフェム−4−カルボキシラート(シン異性
体)。
IR(ヌジョール):3300,1770,1665cm-1 NMR(D2O,δ):3.12および3.42(2H,ABq,J=18Hz),3.
87(3H,s),5.15および5.42(2H,ABq,J=16Hz),5.19
(1H,d,J=5Hz),5.81(1H,d,J=5Hz),6.75(1H,d,J=
3Hz),6.84(1H,t,J=77Hz),7.11(1H,s),8.06(1H,
d,J=3Hz),8.43(1H,s) 実施例92 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(ジフルオロメトキシイミノ)アセトアミド]−3−
(3−ホルムアミド−2−メチル−1−ピラゾリオ)メ
チル−3−セフェム−4−カルボキシラート(シン異性
体)。
IR(ヌジョール):1775,1675,1605cm-1 NMR(D2O,δ):3.20および3.50(2H,ABq,J=17Hz),4.
09(3H,s),5.22および5.50(2H,ABq,J=15Hz),5.23
(1H,d,J=5Hz),5.83(1H,d,J=5Hz),6.87(1H,t,J=
77Hz),7.13(1H,s),8.23(1H,s),8.39(2H,s) 実施例93 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(ジフルオロメトキシイミノ)アセトアミド]−3−
(3−ホルムアミド−2,4−ジメチル−1−ピラゾリ
オ)メチル−3−セフェム−4−カルボキシラート(シ
ン異性体)。
IR(ヌジョール):3250,1765,1665,1600cm-1 NMR(D2O,δ):2.03(3H,s),3.21および3.50(2H,AB
q,J=18Hz),3.83(3H,s),5.19および5.45(2H,ABq,J
=15Hz),5.29(1H,d,J=5Hz),5.88(1H,d,J=5Hz),
6.93(1H,t,J=71Hz),7.26(1H,s),8.07(1H,s),8.3
8(1H,s) 実施例94 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−メトキシイミノアセトアミド]−3−(4−ホルムア
ミド−2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフ
ェム−4−カルボキシラート(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,1770,1665,1605cm-1 実施例95 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−メトキシイミノアセトアミド]−3−(3−ホルムア
ミド−2,4−ジメチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−
セフェム−4−カルボキシラート(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,1765,1665,1600cm-1 実施例32と同様にして、実施例96〜116の下記化合物を
得る。
実施例96 7β−[2−(2−トリチルアミノチアゾール−4−イ
ル)−2−(ジフルオロメトキシイミノ)アセトアミ
ド]−3−(3−ホルムアミド−2−メチル−1−ピラ
ゾリオ)メチル−3−セフェム−4−カルボン酸のベン
ズヒドリルエステル・トリフルオロアセタート(シン異
性体)。
IR(ヌジョール):3200,1790,1720,1680cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):3.41(2H,m),3.67(3H,s),5.22
(1H,d,J=5Hz),5.40(2H,m),5.82(1H,dd,J=8Hzお
よび5Hz),6.90(1H,s),6.93(1H,s),6.97(1H,s),
7.02(1H,t,J=77Hz),7.02〜7.63(25H,m),8.22(1H,
s),8.52(1H,s),8.88(1H,s),9.85(1H,d,J=8Hz) 実施例97 7β−[2−(2−トリチルアミノチアゾール−4−イ
ル)−2−(ジフルオロメトキシイミノ)アセトアミ
ド]−3−(4−ホルムアミド−2−メチル−1−ピラ
ゾリオ)メチル−3−セフェム−4−カルボン酸のベン
ズヒドリルエステル・トリフルオロアセタート(シン異
性体)。
IR(ヌジョール):1795,1725,1675,1615cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):3.40(2H,ブロードs),3.83(3H,
s),5.22(1H,d,J=5Hz),5.41(2H,ブロードs),5.81
(1H,dd,J=5Hzおよび8Hz),6.91(1H,s),6.95(1H,
s),7.01(1H,t,J=78Hz),7.03〜7.63(25H,m),8.27
(1H,s),8.48(1H,s),8.57(1H,s),8.86(1H,s),9.
88(1H,d,J=8Hz),10.81(1H,s) 実施例98 7β−[2−(2−トリチルアミノチアゾール−4−イ
ル)−2−(ジフルオロメトキシイミノ)アセトアミ
ド]−3−(3−ホルムアミド−2,4−ジメチル−1−
ピラゾリオ)メチル−3−セフェム−4−カルボン酸の
ベンズヒドリルエステル(シン異性体)。
IR(ヌジョール):1785,1720,1675cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):1.98(3H,s),3.43(2H,ブロード
s),3.64(3H,s),5.28(1H,d,J=5Hz),5.44(2H,ブ
ロードs),5.85(1H,dd,J=5Hzおよび8Hz),6.94(1H,
s),7.02(1H,s),7.10(1H,t,J=72Hz),7.12-7.64(2
5H,m),8.21(1H,s),8.43(1H,s),8.96(1H,s),9.95
(1H,d,J=5Hz) 実施例99 7β−[2−(2−トリチルアミノチアゾール−4−イ
ル)−2−メトキシイミノアセトアミド]−3−(3−
ホルムアミド−2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−
3−セフェム−4−カルボキシラート(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3350,1775,1660,1580cm-1 実施例100 7β−[2−(2−ホルムアミドチアゾール−4−イ
ル)−2−第三級ブトキシカルボニルメトキシイミノア
セトアミド]−3−(3−ホルムアミド−2−メチル−
1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェム−4−カルボキ
シラート(シン異性体)。
IR(ヌジョール):1770,1670,1605cm-1 実施例101 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−メトキシイミノアセトアミド]−3−(3−ホルムア
ミド−2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフ
ェム−4−カルボキシラート(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3350,1770,1660,1610cm-1 実施例102 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(ジフルオロメトキシイミノ)アセトアミド]−3−
(4−ホルムアミド−2−メチル−1−ピラゾリオ)メ
チル−3−セフェム−4−カルボキシラート(シン異性
体)。
IR(ヌジョール):1775,1675,1605cm-1 実施例103 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(ジフルオロメトキシイミノ)アセトアミド]−3−
(3−ホルムアミド−2−メチル−1−ピラゾリオ)メ
チル−3−セフェム−4−カルボキシラート(シン異性
体)。
IR(ヌジョール):3300,1770,1665cm-1 実施例104 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−メトキシイミノアセトアミド]−3−(3−アミノ−
2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェム−
4−カルボキシラート・トリ塩酸塩(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,1770,1660,1630cm-1 実施例105 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(ジフルオロメトキシイミノ)アセトアミド]−3−
(3−アミノ−2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−
3−セフェム−4−カルボキシラート(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,1765,1660cm-1 実施例106 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(ジフルオロメトキシイミノ)アセトアミド]−3−
(4−アミノ−2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−
3−セフェム−4−カルボキシラート(シン異性体)。
IR(ヌジョール):1760,1660,1600cm-1 実施例107 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−第三級ブトキシカルボニルメトキシイミノアセトアミ
ド]−3−(3−アミノ−2−メチル−1−ピラゾリ
オ)メチル−3−セフェム−4−カルボキシラート・ト
リ塩酸塩(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,1775,1715,1670,1630cm-1 実施例108 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−カルボキシメトキシイミノアセトアミド]−3−(3
−アミノ−2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−
セフェム−4−カルボキシラート(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,1760,1650cm-1 実施例109 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−メトキシイミノアセトアミド]−3−(2,5−ジメチ
ル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェム−4−カル
ボキシラート(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,1760,1660,1605cm-1 実施例110 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−メトキシイミノアセトアミド]−3−(3−アミノ−
2,4−ジメチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェ
ム−4−カルボキシラート(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,1770,1640,1600cm-1 実施例111 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(ジフルオロメトキシイミノ)アセトアミド]−3−
(3−ホルムアミド−2,4−ジメチル−1−ピラゾリ
オ)メチル−3−セフェム−4−カルボキシラート(シ
ン異性体)。
IR(ヌジョール):3250,1765,1665,1600cm-1 実施例112 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(ジフルオロメトキシイミノ)アセトアミド]−3−
(3−アミノ−2,4−ジメチル−1−ピラゾリオ)メチ
ル−3−セフェム−4−カルボキシラート(シン異性
体)。
IR(ヌジョール):3300,1765,1640,1600cm-1 実施例113 7β−[2−(2−ホルムアミドチアゾール−4−イ
ル)−2−メトキシイミノアセトアミド]−3−(2,5
−ジメチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェム−
4−カルボキシラートのトリフルオロ酢酸塩(シン異性
体)。
IR(ヌジョール):3350,1770,1655cm-1 実施例114 7β−[2−(2−ホルムアミドチアゾール−4−イ
ル)−2−メトキシイミノアセトアミド]−3−(ホル
ムアミド−2,4−ジメチル−1−ピラゾリオ)メチル−
3−セフェム−4−カルボキシラートのトリフルオロ酢
酸塩(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,1780,1650cm-1 実施例115 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−メトキシイミノアセトアミド]−3−(4−ホルムア
ミド−2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフ
ェム−4−カルボキシラート(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,1770,1665,1605cm-1 実施例116 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−メトキシイミノアセトアミド]−3−(3−ホルムア
ミド−2,4−ジメチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−
セフェム−4−カルボキシラート(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,1765,1665,1600cm-1 実施例117 実施例45と同様にして、7β−[2−(2−トリチルア
ミノチアゾール−4−イル)−2−ジフルオロメトキシ
イミノ)アセトアミド]−3−(3−ホルムアミド−2
−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェム−4
−カルボン酸のベンズヒドリルエステル・トリフルオロ
アセタート(シン異性体)から、7β−[2−(2−ア
ミノチアゾール−4−イル)−2−(ジフルオロメトキ
シイミノ)アセトアミド]−3−(3−ホルムアミド−
2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェム−
4−カルボキシラート(シン異性体)を得る。
IR(ヌジョール):3300,1770,1665cm-1 NMR(D2O,δ):3.12および3.42(2H,ABq,J=18Hz),3.
87(3H,s),5.15および5.42(2H,ABq,J=16Hz),5.19
(1H,d,J=5Hz),5.81(1H,d,J=5Hz),6.75(1H,d,J=
3Hz),6.84(1H,t,J=77Hz),7.11(1H,s),8.06(1H,
d,J=3Hz),8.43(1H,s) 実施例118 実施例45と同様にして、7β−[2−(2−トリチルア
ミノチアゾール−4−イル)−2−(ジフルオロメトキ
シイミノ)アセトアミド−3−(4−ホルムアミド−2
−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェム−4
−カルボン酸のベンズヒドリルエステル・トリフルオロ
アセタート(シン異性体)から、7β−[2−(2−ア
ミノチアゾール−4−イル)−2−(ジフルオロメトキ
シイミノ)アセトアミド]−3−(4−ホルムアミド−
2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェム−
4−カルボキシラート(シン異性体)を得る。
IR(ヌジョール):1775,1675,1605cm-1 NMR(D2O,δ):3.20および3.50(2H,ABq,J=17Hz),4.
09(3H,s),5.22および5.50(2H,ABq,J=15Hz),5.23
(1H,d,J=5Hz),5.83(1H,d,J=5Hz),6.87(1H,t,J=
77Hz),7.13(1H,s),8.23(1H,s),8.39(2H,s) 実施例119 実施例45と同様にして、7β−[2−(2−トリチルア
ミノチアゾール−4−イル)−2−(ジフルオロメトキ
シイミノ)アセトアミド]−3−(3−ホルムアミド−
2,4−ジメチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェ
ム−4−カルボン酸のベンズヒドリルエステル・トリフ
ルオロアセタート(シン異性体)から、7β−[2−
(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−(ジフルオ
ロメトキシイミノ)アセトアミド]−3−(3−ホルム
アミド−2,4−ジメチル−1−ピラゾリオ)メチル−3
−セフェム−4−カルボキシラート(シン異性体)を得
る。
IR(ヌジョール):3250,1765,1665,1600cm-1 NMR(D2O,δ):2.03(3H,s),3.21および3.50(2H,AB
q,J=18Hz),3.83(3H,s),5.19および5.45(2H,ABq,J
=15Hz),5.29(1H,d,J=5Hz),5.88(1H,d,J=5Hz),
6.93(1H,t,J=71Hz),7.26(1H,s),8.07(1H,s),8.3
8(1H,s) 実施例45と同様にして、実施例120〜131の下記化合物を
得る。
実施例120 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(メトキシイミノアセトアミド]−3−(3−ホルム
アミド−2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セ
フェム−4−カルボキシラート(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3350,1770,1660,1610cm-1 実施例121 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−メトキシイミノアセトアミド]−3−(3−アミノ−
2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェム−
4−カルボキシラート・トリ塩酸塩(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,1770,1660,1630cm-1 実施例122 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(ジフルオロメトキシイミノ)アセトアミド]−3−
(3−アミノ−2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−
3−セフェム−4−カルボキシラート(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,1765,1660cm-1 実施例123 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(ジフルオロメトキシイミノ)アセトアミド]−3−
(4−アミノ−2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−
3−セフェム−4−カルボキシラート(シン異性体)。
IR(ヌジョール):1760,1660,1600cm-1 実施例124 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−カルボキシメトキシイミノアセトアミド]−3−(3
−アミノ−2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−
セフェム−4−カルボキシラート(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,1760,1650cm-1 実施例125 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−メトキシイミノアセトアミド]−3−(2,5−ジメチ
ル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェム−4−カル
ボキシラート(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,1760,1660,1605cm-1 実施例126 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−メトキシイミノアセトアミド]−3−(3−アミノ−
2,4−ジメチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェ
ム−4−カルボキシラート(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,1770,1640,1600cm-1 実施例127 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(ジフルオロメトキシイミノ)アセトアミド]−3−
(3−アミノ−2,4−ジメチル−1−ピラゾリオ)メチ
ル−3−セフェム−4−カルボキシラート(シン異性
体)。
IR(ヌジョール):3300,1765,1640,1600cm-1 実施例128 7β−[2−(2−ホルムアミドチアゾール−4−イ
ル)−2−メトキシイミノアセトアミド]−3−(2,5
−ジメチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェム−
4−カルボキシラートのトリフルオロ酢酸塩(シン異性
体)。
IR(ヌジョール):3350,1770,1655cm-1 実施例129 7β−[2−(2−ホルムアミドチアゾール−4−イ
ル)−2−メトキシイミノアセトアミド]−3−(3−
ホルムアミド−2,4−ジメチル−1−ピラゾリオ)メチ
ル−3−セフェム−4−カルボキシラートのトリフルオ
ロ酢酸塩(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,1780,1650cm-1 実施例130 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−メトキシイミノアセトアミド]−3−(4−ホルムア
ミド−2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフ
ェム−4−カルボキシラート(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,1770,1665,1605cm-1 実施例131 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−メトキシイミノアセトアミド]−3−(3−ホルムア
ミド−2,4−ジメチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−
セフェム−4−カルボキシラート(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,1765,1665,1600cm-1 実施例132 濃塩酸(0.136ml)を7β−[2−(2−アミノチアゾ
ール−4−イル)−2−メトキシイミノアセトアミド]
−3−(3−ホルムアミド−2−メチル−1−ピラゾリ
オ)メチル−3−セフェム−4−カルボキシラート(シ
ン異性体、0.2g)のメタノール(1ml)中懸濁液に常温
で加える。同温で3時間撹拌後、混合物をジエチルエー
テル(100ml)に滴下し、沈殿を濾取する。沈殿を水に
溶解し、大孔非イオン吸着樹脂「ダイヤイオンHP-20」
を使用するカラムクロマトグラフィーに付す。所望の物
質を水で溶出し、凍結乾燥して、7β−[2−(2−ア
ミノチアゾール−4−イル)−2−メトキシイミノアセ
トアミド]−3−(3−アミノ−2−メチル−1−ピラ
ゾリオ)メチル−3−セフェム−4−カルボキシラート
・トリ塩酸塩(シン異性体、71.20mg)を得る。
IR(ヌジョール):3300,1770,1660,1630cm-1 NMR(D2O,δ):3.17および3.43(2H,ABq,J=18Hz),3.
66(3H,s),4.03(3H,s),5.18(2H,ブロードs),5.21
(1H,d,J=5Hz),5.78(1H,d,J=5Hz),5.92(1H,d,J=
3Hz),7.08(1H,s),7.79(1H,d,J=3Hz) 実施例133 実施例132と同様にして、7β−[2−(2−アミノチ
アゾール−4−イル)−2−メトキシイミノアセトアミ
ド]−3−(3−ホルムアミド−2,4−ジメチル−1−
ピラゾリオ)メチル−3−セフェム−4−カルボキシラ
ートのトリフルオロ酢酸塩(シン異性体)から、7β−
[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−メト
キシイミノアセトアミド]−3−(3−アミノ−2,4−
ジメチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェム−4
−カルボキシラート(シン異性体)を得る。
IR(ヌジョール):3300,1770,1640,1600cm-1 NMR(D2O,δ):1.93(3H,s),3.08および3.33(2H,AB
q,J=18Hz),3.65(3H,s),3.98(3H,s),4.88および5.
21(2H,ABq,J=15Hz),5.18(1H,d,J=5Hz),5.81(1H,
d,J=5Hz),6.97(1H,s),7.66(1H,s) 実施例132と同様にして、実施例134〜136の下記化合物
を得る。
実施例134 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−ジフルオロメトキシイミノ)アセトアミド]−3−
(3−アミノ−2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−
3−セフェム−4−カルボキシラート(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,1765,1660cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):2.94および3.22(2H,ABq,J=18H
z),3.68(3H,s),4.96および5.27(2H,ABq,J=15Hz),
5.00(1H,d,J=5Hz),5.57(1H,dd,J=8Hzおよび5Hz),
5.75(1H,d,J=3Hz),6.90(1H,s),7.01(1H,t,J=77H
z),7.26(2H,ブロードs),8.01(1H,d,J=3Hz),9.76
(1H,d,J=8Hz) 実施例135 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(ジフルオロメトキシイミノ)アセトアミド]−3−
(4−アミノ−2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−
3−セフェム−4−カルボキシラート(シン異性体)。
IR(ヌジョール):1760,1660,1600cm-1 NMR(D2O,δ):3.13および3.43(2H,ABq,J=18Hz),3.
93(3H,s),5.06および5.34(2H,ABq,J=15Hz),5.18
(1H,d,J=5Hz),5.76(1H,d,J=5Hz),6.86(1H,t,J=
77Hz),7.13(1H,s),7.70(2H,s) 実施例136 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−カルボキシメトキシイミノアセトアミド]−3−(3
−アミノ−2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−
セフェム−4−カルボキシラート(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,1760,1650cm-1 実施例137 実施例132と同様にして、7β−[2−(2−アミノチ
アゾール−4−イル)−2−(ジフルオロメトキシイミ
ノ)アセトアミド]−3−(3−ホルムアミド−2,4−
ジメチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェム−4
−カルボキシラート(シン異性体、923mg)を濃塩酸
(0.57ml)とメタノール(5ml)中で反応させて、7β
−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−
(ジフルオロメトキシイミノ)アセトアミド]−3−
(3−アミノ−2,4−ジメチル−1−ピラゾリオ)メチ
ル−3−セフェム−4−カルボキシラート(シン異性
体、432.3mg)を得る。
IR(ヌジョール):3300,1765,1640,1600cm-1 NMR(D2O,δ):1.93(3H,s),3.08および3.31(2H,AB
q,J=18Hz),3.64(3H,s),4.88および5.23(2H,ABq,J
=15Hz),5.19(1H,d,J=5Hz),5.83(1H,d,J=5Hz),
6.90(1H,t,J=78Hz),7.19(1H,s),7.66(1H,s) 実施例138 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−第三級ブトキシカルボニルメトキシイミノアセトアミ
ド]−3−(3−アミノ−2−メチル−1−ピラゾリ
オ)メチル−3−セフェム−4−カルボキシラート・ト
リ塩酸塩(シン異性体、1.2g)のアニソール(1.2ml)
および塩化メチレン(3.6ml)中懸濁液に、トリフルオ
ロ酢酸(2.4ml)を氷冷下に滴下する。常温で3時間攪
拌後、混合物をイソプロピルエーテル(200ml)に滴下
する。生成する沈殿を濾取する。沈殿を水(30ml)に溶
解し、溶液を炭酸水素ナトリウム5%水溶液でpH2に調
整し、次いで大孔非イオン吸着樹脂「ダイヤイオンHP-2
0」を使用するカラムクロマトグラフィーに付す。所望
の物質をイソプロピルアルコール5%水溶液で溶出し、
イソプロピルアルコールを留去する。水層を凍結乾燥し
て、7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)
−2−カルボキシメトキシイミノアセトアミド]−3−
(3−アミノ−2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−
3−セフェム−4−カルボキシラート(シン異性体、13
1.3mg)を得る。
IR(ヌジョール):3300,1760,1650cm-1 NMR(D2O,δ):3.16および3.32(2H,ABq,J=18Hz),3.
62(3H,s),4.51(2H,s),4.93および5.21(2H,ABq,J=
15Hz),5.14(1H,d,J=5Hz),5.78(1H,d,J=5Hz),5.8
7(1H,d,J=3Hz),6.95(1H,s),7.77(1H,d,J=3Hz) 実施例139 N,N−ジメチルホルムアミド(0.158ml)および塩化ホス
ホリル(0.187ml)から調製したビルスマイヤー試薬の
テトラヒドロフラン(1ml)中懸濁液に、4−クロロ−
2−ジフルオロメトキシイミノ−3−オキソ酪酸(0.4
g)のテトラヒドロフラン(4ml)溶液を氷冷攪拌下に加
える。同温で30分間攪拌後、この活性化酸溶液を、7β
−アミノ−3−(2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル
−3−セフェム−4−カルボキシラートの、ビス(トリ
フルオロ酢酸)塩(0.80g)およびN−(トリメチルシ
リル)アセトアミド(2.9g)のテトラヒドロフラン(20
ml)溶液に氷冷下に加える。混合物を同温で1.5時間攪
拌する。この混合物にチオ尿素(230mg)のN,N−ジメチ
ルアセトアミド(2.3ml)溶液を加える。30〜35℃で4
時間攪拌後、この溶液をn−ヘキサン(30ml)とジイソ
プロピルエーテル(50ml)との混合物中に注ぐ。沈殿塊
を酢酸エチル中で粉砕し、減圧乾燥する。乾燥したガラ
ス状塊を水(20ml)に溶解し、水溶液を酢酸エチルで2
回洗浄して炭酸水素ナトリウム5%水溶液でpH2.0に調
整し、大孔非イオン吸着樹脂「ダイヤイオンHP-20」を
使用するカラムクロマトグラフィーに付す。カラムを水
洗し、目的化合物をメタノール30%水溶液で溶出する。
目的化合物を含む画分を減圧濃縮し、濃縮液を凍結乾燥
して、7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−(ジフルオロメトキシイミノ)アセトアミ
ド]−3−(2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−3
−セフェム−4−カルボキシラート(シン異性体、0.25
g)を得る。
IR(ヌジョール):3400,1770,1660,1600,1530cm-1 NMR(D2O,δ):3.20および3.50(2H,ABq,J=18Hz),4.
10(3H,s),5.25(1H,d,J=5Hz),5.25および5.50(2H,
ABq,J=14Hz),5.85(1H,d,J=5Hz),6.75(1H,t,J=72
Hz),7.20(1H,s),8.17(2H,m) 実施例140 製造例27と同様にして、2−メトキシイミノ−3−フェ
ニルイミノ酪酸の第三級ブチルエステルから予じめ得ら
れた4−クロロ−2−メトキシイミノ−3−オキソ酪酸
を、7β−アミノ−3−(2−メチル−1−ピラゾリ
オ)メチル−3−セフェム−4−カルボキシラートと、
実施例139と同様にして反応させて、7β−[2−(2
−アミノチアゾール−4−イル)−2−メトキシイミノ
アセトアミド]−3−(2−メチル−1−ピラゾリオ)
メチル−3−セフェム−4−カルボキシラート(シン異
性体)が得る。
IR(ヌジョール):1775,1660,1600cm-1 実施例139と同様にして、実施例141〜177の下記化合物
を得る。
実施例141 7β−[2−(2−ホルムアミドチアゾール−4−イ
ル)−2−メトキシイミノアセトアミド]−3−(2−
メチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェム−4−
カルボキシラートのトリフルオロ酢酸塩(シン異性
体)。
IR(ヌジョール):1785,1675cm-1 実施例142 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(3−チエタニルオキシイミノ)アセトアミド]−3
−(2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェ
ム−4−カルボキシラート(シン異性体)。
IR(ヌジョール):1770,1660,1605cm-1 実施例143 7β−[2−(2−ホルムアミドチアゾール−4−イ
ル)−2−イソプロキシイミノアセトアミド]−3−
(2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェム
−4−カルボキシラートのトリフルオロ酢酸塩(シン異
性体)。
IR(ヌジョール):3400,1770,1650cm-1 実施例144 7β−[2−(2−シクロペンテン−1−イルオキシイ
ミノ)−2−(2−ホルムアミドチアゾール−4−イ
ル)アセトアミド]−3−(2,5−ジメチル−1−ピラ
ゾリオ)メチル−3−セフェム−4−カルボキシラート
のトリフルオロ酢酸塩(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3350,1770,1670cm-1 実施例145 7β−[2−(2−テトラヒドロピラニルオキシイミ
ノ)−2−(2−トリチルアミノチアゾール−4−イ
ル)アセトアミド]−3−(2−メチル−1−ピラゾリ
オ)メチル−3−セフェム−4−カルボキシラートのト
リフルオロ酢酸塩(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,3150,1775,1675cm-1 実施例146 7β−[2−ジフルオロメトキシイミノ−2−(2−ト
リチルアミノチアゾール−4−イル)アセトアミド]−
3−(2,5−ジメチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−
セフェム−4−カルボキシラートのトリフルオロ酢酸塩
(シン異性体)。
IR(ヌジョール):1780,1660cm-1 実施例147 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(2−シクロペンテン−1−イルオキシイミノ)アセ
トアミド]−3−(2−メチル−1−ピラゾリオ)メチ
ル−3−セフェム−4−カルボキシラート(シン異性
体)。
IR(ヌジョール):3300,1770,1650,1610,1530cm-1 実施例148 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−イソプロポキシイミノアセトアミド]−3−(2−メ
チル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェム−4−カ
ルボキシラート(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,1770,1660,1610,1530cm-1 実施例149 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(2−テトラヒドロピラニルオキシイミノ)アセトア
ミド]−3−(2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−
3−セフェム−4−カルボキシラート(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,1775,1680,1620cm-1 実施例150 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(2−シクロペンテン−1−イルオキシイミノ)アセ
トアミド]−3−(2,5−ジメチル−1−ピラゾリオ)
メチル−3−セフェム−4−カルボキシラート(シン異
性体)。
IR(ヌジョール):3300,1770,1660,1600cm-1 実施例151 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(ヒドロキシイミノ)アセトアミド]−3−(2−メ
チル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェム−4−カ
ルボキシラート(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3320,1775,1660,1620,1600cm-1 実施例152 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(ジフルオロメトキシイミノ)アセトアミド]−3−
(2,5−ジメチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフ
ェム−4−カルボキシラート(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,1770,1670,1610cm-1 実施例153 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(3−シクロペンテン−1−イルオキシイミノ)アセ
トアミド]−3−(2−メチル−1−ピラゾリオ)メチ
ル−3−セフェム−4−カルボキシラート(シン異性
体)。
IR(ヌジョール):3250,3100,1770,1662,1608cm-1 実施例154 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(2−シクロペンテン−1−イルオキシイミノ)アセ
トアミド]−3−(4−ヒドロキシメチル−2−メチル
−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェム−4−カルボ
キシラート(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3260,1765,1660,1605cm-1 実施例155 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(ヒドロキシイミノ)アセトアミド]−3−(4−ヒ
ドロキシメチル−2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル
−3−セフェム−4−カルボキシラート(シン異性
体)。
IR(ヌジョール):3200,1765,1660,1600cm-1 実施例156 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(ジフルオロメトキシイミノ)アセトアミド]−3−
(2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェム
−4−カルボキシラートの硫酸塩(シン異性体)。
NMR(D2O,δ):3.33および3.57(2H,ABq,J=18Hz),4.
15(3H,s),5.30(1H,d,J=5Hz),5.47(2H,br.s),5.8
7(1H,d,J=5Hz),6.73-6.90(1H,m),7.0(1H,t,J=71
Hz),7.40(1H,s),8.20-8.35(2H,m) 実施例157 7β−[2−(2−トリチルアミノチアゾール−4−イ
ル)−2−メトキシイミノアセトアミド]−3−(3−
ホルムアミド−2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−
3−セフェム−4−カルボキシラート(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3350,1775,1660,1580cm-1 実施例158 7β−[2−(2−ホルムアミドチアゾール−4−イ
ル)−2−第三級ブトキシカルボニルメトキシイミノア
セトアミド]−3−(3−ホルムアミド−2−メチル−
1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェム−4−カルボキ
シラート(シン異性体)。
IR(ヌジョール):1770,1670,1605cm-1 実施例159 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−メトキシイミノアセトアミド]−3−(3−ホルムア
ミド−2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフ
ェム−4−カルボキシラート(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3350,1770,1660,1610cm-1 実施例160 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(ジフルオロメトキシイミノ)アセトアミド]−3−
(4−ホルムアミド−2−メチル−1−ピラゾリオ)メ
チル−3−セフェム−4−カルボキシラート(シン異性
体)。
IR(ヌジョール):1775,1675,1605cm-1 実施例161 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(ジフルオロメトキシイミノ)アセトアミド]−3−
(3−ホルムアミド−2−メチル−1−ピラゾリオ)メ
チル−3−セフェム−4−カルボキシラート(シン異性
体)。
IR(ヌジョール):3300,1770,1665cm-1 実施例162 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−メトキシイミノアセトアミド]−3−(3−アミノ−
2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェム−
4−カルボキシラート・トリ塩酸塩(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,1770,1660,1630cm-1 実施例163 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(ジフルオロメトキシイミノ)アセトアミド]−3−
(3−アミノ−2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−
3−セフェム−4−カルボキシラート(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,1765,1660cm-1 実施例164 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(ジフルオロメトキシイミノ)アセトアミド]−3−
(4−アミノ−2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−
3−セフェム−4−カルボキシラート(シン異性体)。
IR(ヌジョール):1760,1660,1600cm-1 実施例165 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−第三級ブトキシカルボニルメトキシイミノアセトアミ
ド]−3−(3−アミノ−2−メチル−1−ピラゾリ
オ)メチル−3−セフェム−4−カルボキシラート・ト
リ塩酸塩(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,1775,1715,1670,1630cm-1 実施例166 7β−[2−(2−トリチルアミノチアゾール−4−イ
ル)−2−(ジフルオロメトキシイミノ)アセトアミ
ド]−3−(4−ホルムアミド−2−メチル−1−ピラ
ゾリオ)メチル−3−セフェム−4−カルボン酸のベン
ズヒドリルエステル・トリフルオロアセタート(シン異
性体)。
IR(ヌジョール):1795,1725,1675,1615cm-1 実施例167 7β−[2−(2−トリチルアミノチアゾール−4−イ
ル)−2−(ジフルオロメトキシイミノ)アセトアミ
ド]−3−(3−ホルムアミド−2−メチル−1−ピラ
ゾリオ)メチル−3−セフェム−4−カルボン酸のベン
ズヒドリルエステル・トリフルオロアセタート(シン異
性体)。
IR(ヌジョール):3200,1790,1720,1680cm-1 実施例168 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−カルボキシメトキシイミノアセトアミド]−3−(3
−アミノ−2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−
セフェム−4−カルボキシラート(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,1760,1650cm-1 実施例169 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−メトキシイミノアセトアミド]−3−(2,5−ジメチ
ル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェム−4−カル
ボキシラート(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,1760,1660,1605cm-1 実施例170 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−メトキシイミノアセトアミド]−3−(3−アミノ−
2,4−ジメチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェ
ム−4−カルボキシラート(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,1770,1640,1600cm-1 実施例171 7β−[2−(2−トリチルアミノチアゾール−4−イ
ル)−2−(ジフルオロメトキシイミノ)アセトアミ
ド]−3−(3−ホルムアミド−2,4−ジメチル−1−
ピラゾリオ)メチル−3−セフェム−4−カルボン酸の
ベンズヒドリルエステル・トリフルオロアセタート(シ
ン異性体)。
IR(ヌジョール):1785,1720,1675cm-1 実施例172 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(ジフルオロメトキシイミノ)アセトアミド]−3−
(3−ホルムアミド−2,4−ジメチル−1−ピラゾリ
オ)メチル−3−セフェム−4−カルボキシラート(シ
ン異性体)。
IR(ヌジョール):3250,1765,1665,1600cm-1 実施例173 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(ジフルオロメトキシイミノ)アセトアミド]−3−
(3−アミノ−2,4−ジメチル−1−ピラゾリオ)メチ
ル−3−セフェム−4−カルボキシラート(シン異性
体)。
IR(ヌジョール):3300,1765,1640,1600cm-1 実施例174 7β−[2−(2−ホルムアミドチアゾール−4−イ
ル)−2−メトキシイミノアセトアミド]−3−(2,5
−ジメチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェム−
4−カルボキシラートのトリフルオロ酢酸塩(シン異性
体)。
IR(ヌジョール):3350,1770,1655cm-1 実施例175 7β−[2−(2−ホルムアミドチアゾール−4−イ
ル)−2−メトキシイミノアセトアミド]−3−(3−
ホルムアミド−2,4−ジメチル−1−ピラゾリオ)メチ
ル−3−セフェム−4−カルボキシラートのトリフルオ
ロ酢酸塩(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,1780,1650cm-1 実施例176 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−メトキシイミノアセトアミド]−3−(4−ホルムア
ミド−2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフ
ェム−4−カルボキシラート(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,1770,1665,1605cm-1 実施例177 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−メトキシイミノアセトアミド]−3−(3−ホルムア
ミド−2,4−ジメチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−
セフェム−4−カルボキシラート(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,1765,1665,1600cm-1 実施例1と同様にして、実施例178〜185の下記化合物を
得る。
実施例178 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(2−シクロペンテン−1−イルオキシイミノ)アセ
トアミド]−3−(2−メチル−1−ピラゾリオ)メチ
ル−3−セフェム−4−カルボン酸のベンズヒドリルエ
ステル・塩化物(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,1785,1720,1670,1620,1530cm-1 実施例179 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(2−シクロペンテン−1−イルオキシイミノ)アセ
トアミド]−3−(4−ヒドロキシメチル−2−メチル
−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェム−4−カルボ
ン酸のベンズヒドリルエステル・塩化物(シン異性
体)。
IR(ヌジョール):1785,1720,1675,1630cm-1 実施例180 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(2−シクロペンテン−1−イルオキシイミノ)アセ
トアミド]−3−(4−メトキシ−2−メチル−1−ピ
ラゾリオ)メチル−3−セフェム−4−カルボン酸のベ
ンズヒドリルエステル・トリフルオロアセタート(シン
異性体)。
IR(ヌジョール):1780,1720,1670,1625,1600cm-1 実施例181 7β−[2−(2−シクロペンテン−1−イルオキシイ
ミノ)−2−(2−ホルムアミドチアゾール−4−イ
ル)アセトアミド]−3−(4−ヒドロキシメチル−2
−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェム−4
−カルボン酸のベンズヒドリルエステル・トリフルオロ
アセタート(シン異性体)。
IR(ヌジョール):1785,1720,1685,1670cm-1 実施例182 7β−[2−(2−トリチルアミノチアゾール−4−イ
ル)−2−ジフルオロメトキシイミノアセトアミド]−
3−(4−メトキシ−2−メチル−1−ピラゾリオ)メ
チル−3−セフェム−4−カルボン酸のベンズヒドリル
エステル・トリフルオロアセタート(シン異性体)。
IR(ヌジョール):1790,1720,1685,1605cm-1 実施例183 7β−[2−(2−ホルムアミドチアゾール−4−イ
ル)−2−(2−シクロペンテン−1−イルオキシイミ
ノ)アセトアミド]−3−(4−メトキシ−2−メチル
−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェム−4−カルボ
ン酸のベンズヒドリルエステル・トリフルオロアセター
ト(シン異性体)。
IR(ヌジョール):1785,1720,1680,1600cm-1 実施例184 7β−[2−(2−シクロペンテン−1−イルオキシイ
ミノ)−2−(2−ホルムアミドチアゾール−4−イ
ル)アセトアミド]−3−(2−メチル−1−ピラゾリ
オ)メチル−3−セフェム−4−カルボン酸のベンズヒ
ドリルエステル・よう化物(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,1780,1720,1670,1540cm-1 実施例185 7β−[2−(2−シクロペンテン−1−イルオキシイ
ミノ)−2−(2−ホルムアミドチアゾール−4−イ
ル)アセトアミド]−3−(2−メチル−1−ピラゾリ
オ)メチル−3−セフェム−4−カルボン酸のベンズヒ
ドリルエステル・トリフルオロアセタート(シン異性
体)。
IR(ヌジョール):3200,1780,1720,1670,1540cm-1 実施例186 7β−[2−(2−シクロペンテン−1−イルオキシイ
ミノ)−2−(2−ホルムアミドチアゾール−4−イ
ル)アセトアミド]−3−(2−メチル−1−ピラゾリ
オ)メチル−3−セフェム−4−カルボン酸のベンズヒ
ドリルエステル・トリフルオロアセタート(シン異性
体、4.9g)のメタノール(50ml)およびテトラヒドロフ
ラン(10ml)混合溶媒中混合物に、濃塩酸(2.13g)を
加え、混合物を常温で3時間攪拌する。これに水(50m
l)および酢酸エチル(50ml)を加え、混合物を炭酸水
素ナトリウム5%水溶液でpH7.0に調整する。有機層を
分取し、食塩水で洗浄して硫酸マグネシウムで乾燥し、
溶媒を留去して、7β−[2−(2−アミノチアゾール
−4−イル)−2−(2−シクロペンテン−1−イルオ
キシイミノ)アセトアミド]−3−(2−メチル−1−
ピラゾリオ)メチル−3−セフェム−4−カルボン酸の
ベンズヒドリルエステル・塩化物(シン異性体、3.66
g)を得る。
IR(ヌジョール):3300,1785,1720,1670,1620,1530cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):2.00(2H,m),2.32(2H,m),3.50
(2H,m),3.85(3H,s),5.28(1H,d,J=5Hz),5.30-6.3
2(5H,m),6.73(1H,s),6.87(1H,t,J=2Hz),6.95(1
H,s),7.42(10H,m),8.45(1H,d,J=2Hz),7.55(1H,
d,J=2Hz),9.58(1H,d,J=8Hz) 実施例187 実施例186と同様にして、7β−[2−(2−アミノチ
アゾール−4−イル)−2−(2−シクロペンテン−1
−イルオキシイミノ)アセトアミド]−3−(4−ヒド
ロキシメチル−2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−
3−セフェム−4−カルボン酸のベンズヒドリルエステ
ル・塩化物(シン異性体)を得る。
IR(ヌジョール):1785,1720,1675,1630cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):1.82-2.48(4H,m),3.48(2H,br.
s),3.83(3H,s),4.49(2H,s),5.28(1H,d,J=5Hz),
5.30(1H,m),5.48(2H,br.s),5.90-6.18(2H,m),5.9
3(1H,dd,J=8Hz,5Hz),6.86(1H,s),6.91(1H,s),7.
18-7.57(10H,m),8.33(1H,s),8.43(1H,s),9.74(1
H,d,J=8Hz) 実施例188 実施例186と同様にして、7β−[2−(2−アミノチ
アゾール−4−イル)−2−(2−シクロペンテン−1
−イルオキシイミノ)アセトアミド]−3−(4−メト
キシ−2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフ
ェム−4−カルボン酸のベンズヒドリルエステル・トリ
フルオロアセタート(シン異性体)を得る。
IR(ヌジョール):1780,1720,1670,1625,1600cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):1.72-2.53(4H,m),3.50(2H,br.
s),3.79(6H,s),5.28(1H,d,J=5Hz),5.30(1H,m),
5.47(2H,br s),5.80-6.18(3H,m),6.86(1H,s),6.9
1(1H,s),7.12-7.56(10H,m),8.33(1H,s),8.44(1
H,s),9.68(1H,d,J=8Hz) 実施例189 4−ヒドロキシメチル−1−メチルピラゾール(2.5m
l)を、7β−[2−(2−シクロペンテン−1−イル
オキシイミノ)−2−(2−ホルムアミドチアゾール−
4−イル)アセトアミド]−3−クロロメチル−3−セ
フェム−4−カルボン酸のベンズヒドリルエステル(シ
ン異性体、2.5g)およびよう化ナトリウム(0.553g)の
アセトン(2.5ml)溶液に常温で加える。12時間攪拌
後、反応混合物を酢酸エチル、テトラヒドロフランおよ
び水の混合物中に注ぐ。有機層を分取し、食塩水で洗浄
して硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を留去する。残渣
をテトラヒドロフランに溶解し、溶液をアンバーライト
IRA-400(CF3COO 型)を使用するカラムクロマトグラ
フィーに付し、テトラヒドロフランで溶出する。目的化
合物を含む画分を集め、溶媒を留去して、7β−[2−
(2−シクロペンテン−1−イルオキシイミノ)−2−
(2−ホルムアミドチアゾール−4−イル)アセトアミ
ド]−3−(4−ヒドロキシメチル−2−メチル−1−
ピラゾリオ)メチル−3−セフェム−4−カルボン酸の
ベンズヒドリルエステル・トリフルオロアセタート(シ
ン異性体、2.25g)を得る。
IR(ヌジョール):1785,1720,1685,1670cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):1.87-2.52(4H,m),3.83(2H,s),
3.82(3H,s),4.42(2H,s),5.28(1H,d,J=5Hz),5.30
(1H,m),5.43(2H,br.s),5.87(1H,dd,J=8Hz,5Hz),
5.88-6.18(2H,m),6.93(1H,s),7.18-7.52(11H,m),
8.26(1H,s),8.40(1H,s),8.48(1H,s),9.64(1H,d,
J=8Hz) 実施例189と同様にして、実施例190〜198の下記化合物
を得る。
実施例190 7β−[2−(2−トリチルアミノチアゾール−4−イ
ル)−2−(ジフルオロメトキシイミノアセトアミド]
−3−(4−メトキシ−2−メチル−1−ピラゾリオ)
メチル−3−セフェム−4−カルボン酸のベンズヒドリ
ルエステル・トリフルオロアセタート(シン異性体)。
IR(ヌジョール):1790,1720,1685,1605cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):3.49および3.76(2H,ABq,J=18H
z),3.74(6H,s),5.19(1H,d,J=5Hz),5.24および5.4
9(2H,ABq,J=16Hz),5.77(1H,dd,J=8Hz,5Hz),6.86
(1H,s),6.92(1H,s),6.97(1H,t,J=79Hz),7.01-7.
56(25H,m),8.13(1H,s),8.31(1H,s),8.83(1H,
s),9.78(1H,d,J=8Hz) 実施例191 7β−[2−(2−ホルムアミドチアゾール−4−イ
ル)−2−(2−シクロペンテン−1−イルオキシイミ
ノ)アセトアミド]−3−(4−メトキシ−2−メチル
−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェム−4カルボン
酸のベンズヒドリルエステル・トリフルオロアセタート
(シン異性体)。
IR(ヌジョール):1785,1720,1680,1600cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):1.72-2.50(4H,m),3.40(2H,br.
s),3.73(3H,s),3.77(3H,s),5.10-5.51(3H,m),5.
22(1H,d,J=5Hz),5.75-6.12(3H,m),6.87(1H,s),
7.10-7.52(11H,m),8.13(1H,s),8.31(1H,s),8.42
(1H,s),9.55(1H,d,J=8Hz) 実施例192 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(2−シクロペンテン−1−イルオキシイミノ)アセ
トアミド]−3−(2−メチル−1−ピラゾリオ)メチ
ル−3−セフェム−4−カルボン酸のベンズヒドリルエ
ステル・塩化物(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,1785,1720,1670,1620,1530cm-1 実施例193 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(2−シクロペンテン−1−イルオキシイミノ)アセ
トアミド]−3−(4−ヒドロキシメチル−2−メチル
−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェム−4−カルボ
ン酸のベンズヒドリルエステル・塩化物(シン異性
体)。
IR(ヌジョール):1785,1720,1675,1630cm-1 実施例194 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(2−シクロペンテン−1−イルオキシイミノ)アセ
トアミド]−3−(4−メトキシ−2−メチル−1−ピ
ラゾリオ)メチル−3−セフェム−4−カルボン酸のベ
ンズヒドリルエステル・トリフルオロアセタート(シン
異性体)。
IR(ヌジョール):1780,1720,1670,1625,1600cm-1 実施例195 7β−[2−(2−シクロペンテン−1−イルオキシイ
ミノ)−2−(2−ホルムアミドチアゾール−4−イ
ル)アセトアミド]−3−(2−メチル−1−ピラゾリ
オ)メチル−3−セフェム−4−カルボン酸のベンズヒ
ドリルエステル・よう化物(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,1780,1720,1670,1540cm-1 実施例196 7β−[2−(2−シクロペンテン−1−イルオキシイ
ミノ)−2−(2−ホルムアミドチアゾール−4−イ
ル)アセトアミド]−3−(2−メチル−1−ピラゾリ
オ)メチル−3−セフェム−4−カルボン酸のベンズヒ
ドリルエステル・トリフルオロアセタート(シン異性
体)。
IR(ヌジョール):3200,1780,1720,1670,1540cm-1 実施例197 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−ヒドロキシイミノアセトアミド]−3−(4−メトキ
シ−2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェ
ム−4−カルボキシラート(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3250,1765,1660,1600cm-1 実施例198 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(2−シクロペンテン−1−イルオキシイミノ)アセ
トアミド]−3−(4−メトキシ−2−メチル−1−ピ
ラゾリオ)メチル−3−セフェム−4−カルボキシラー
ト(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,1675,1605cm-1 実施例139と同様にして、実施例199〜208の下記化合物
を得る。
実施例199 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(2−シクロペンテン−1−イルオキシイミノ)アセ
トアミド]−3−(2−メチル−1−ピラゾリオ)メチ
ル−3−セフェム−4−カルボン酸のベンズヒドリルエ
ステル・塩化物(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,1785,1720,1670,1620,1530cm-1 実施例200 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(2−シクロペンテン−1−イルオキシイミノ)アセ
トアミド]−3−(4−ヒドロキシメチル−2−メチル
−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェム−4−カルボ
ン酸のベンズヒドリルエステル・塩化物(シン異性
体)。
IR(ヌジョール):1785,1720,1675,1630cm-1 実施例201 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(2−シクロペンテン−1−イルオキシイミノ)アセ
トアミド]−3−(4−メトキシ−2−メチル−1−ピ
ラゾリオ)メチル−3−セフェム−4−カルボン酸のベ
ンズヒドリルエステル・トリフルオロアセタート(シン
異性体)。
IR(ヌジョール):1780,1720,1670,1625,1600cm-1 実施例202 7β−[2−(2−シクロペンテン−1−イルオキシイ
ミノ)−2−(2−ホルムアミドチアゾール−4−イ
ル)アセトアミド]−3−(4−ヒドロキシメチル−2
−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェム−4
−カルボン酸のベンズヒドリルエステル・トリフルオロ
アセタート(シン異性体)。
IR(ヌジョール):1785,1720,1685,1670cm-1 実施例203 7β−[2−(2−トリチルアミノチアゾール−4−イ
ル)−2−ジフルオロメトキシイミノアセトアミド]−
3−(4−メトキシ−2−メチル−1−ピラゾリオ)メ
チル−3−セフェム−4−カルボン酸のベンズヒドリル
エステル・トリフルオロアセタート(シン異性体)。
IR(ヌジョール):1790,1720,1685,1605cm-1 実施例204 7β−[2−(2−ホルムアミドチアゾール−4−イ
ル)−2−(2−シクロペンテン−1−イルオキシイミ
ノ)アセトアミド]−3−(4−メトキシ−2−メチル
−1−ピラゾリオ)メチル−1−セフェム−4−カルボ
ン酸のベンズヒドリルエステル・トリフルオロアセター
ト(シン異性体)。
IR(ヌジョール):1785,1720,1680,1600cm-1 実施例205 7β−[2−(2−シクロペンテン−1−イルオキシイ
ミノ)−2−(2−ホルムアミドチアゾール−4−イ
ル)アセトアミド]−3−(2−メチル−1−ピラゾリ
オ)メチル−3−セフェム−4−カルボン酸のベンズヒ
ドリルエステル・よう化物(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,1780,1720,1670,1540cm-1 実施例206 7β−[2−(2−シクロペンテン−1−イルオキシイ
ミノ)−2−(2−ホルムアミドチアゾール−4−イ
ル)アセトアミド]−3−(2−メチル−1−ピラゾリ
オ)メチル−3−セフェム−4−カルボン酸のベンズヒ
ドリルエステル・トリフルオロアセタート(シン異性
体)。
IR(ヌジョール):3200,1780,1720,1670,1540cm-1 実施例207 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−ヒドロキシイミノアセトアミド]−3−(4−メトキ
シ−2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェ
ム−4−カルボキシラート(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3250,1765,1660,1600cm-1 実施例208 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(2−シクロペンテン−1−イルオキシイミノ)アセ
トアミド]−3−(4−メトキシ−2−メチル−1−ピ
ラゾリオ)メチル−3−セフェム−4−カルボキシラー
ト(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,1675,1605cm-1 実施例209 7β−[2−(2−シクロペンテン−1−イルオキシイ
ミノ)−2−(2−ホルムアミドチアゾール−4−イ
ル)アセトアミド]−3−(2−メチル−1−ピラゾリ
オ)メチル−3−セフェム−4−カルボン酸のベンズヒ
ドリルエステル・1−オキシド・よう化物(シン異性
体、5.3g)およびN,N−ジメチルホルムアミド(50ml)
の混合物を−33℃で攪拌し、これに三塩化燐(1.68g)
を攪拌下に加える。反応混合物を同温で10分間攪拌し、
水(400ml)中に注ぐ。沈殿を濾取、水洗して、7β−
[2−(2−シクロペンテン−1−イルオキシイミノ)
−2−(2−ホルムアミドチアゾール−4−イル)アセ
トアミド]−3−(2−メチル−1−ピラゾリオ)メチ
ル−3−セフェム−4−カルボン酸のベンズヒドリルエ
ステル・よう化物(シン異性体、4.95g)を得る。
IR(ヌジョール):3300,1780,1720,1670,1540cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):2.20(2H,m),2.32(2H,m),3.30-
3.75(2H,m),3.85(3H,s),5.30(1H,d,J=5Hz),5.30
-6.27(5H,m),6.90(1H,t,J=2Hz),6.98(1H,s),7.4
3(11H,m),8.45(1H,d,J=2Hz),8.54(1H,s),8.54
(1H,m),9.68(1H,d,J=8Hz) 実施例210 7β−[2−(2−シクロペンテン−1−イルオキシイ
ミノ)−2−(2−ホルムアミドチアゾール−4−イ
ル)アセトアミド]−3−(2−メチル−1−ピラゾリ
オ)メチル−3−セフェム−4−カルボン酸のベンズヒ
ドリルエステル・よう化物(シン異性体、4.9g)をテト
ラヒドロフラン(18.75ml)および水(1.25ml)に溶解
し、溶液をイオン交換樹脂「アンバーライトIRA-400」
(商標、ローム・アンド・ハース社製)(CF3COO 型)
を使用するカラムクロマトグラフィーに付し、水とテト
ラヒドロフランとの混合物(1:15)で溶出する。目的化
合物を含む画分を集めて溶媒を留去する。残渣をジイソ
プロピルエーテルで粉砕して、7β−[2−(2−シク
ロペンテン−1−イルオキシイミノ)−2−(2−ホル
ムアミドチアゾール−4−イル)アセトアミド]−3−
(2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェム
−4−カルボン酸のベンズヒドリルエステル・トリフル
オロアセタート(シン異性体、5.0g)を得る。
IR(ヌジョール):3200,1780,1720,1670,1540cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):2.17(2H,m),2.33(2H,m),3.43
(2H,m),3.82(3H,s),5.28(1H,d,J=5Hz),5.33-6.2
5(5H,m),6.85(1H,t,J=2Hz),7.37(1H,m),8.32(1
H,d,J=2Hz),8.47(1H,br.s),8.47(1H,m),9.62(1
H,d,J=8Hz) 実施例209と同様にして、実施例211〜231の下記化合物
を得る。
実施例211 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(ジフルオロメトキシイミノ)アセトアミド]−3−
(2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェム
−4−カルボキシラート(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3400,1770,1660,1600,1530cm-1 実施例212 7β−[2−(2−ホルムアミドチアゾール−4−イ
ル)−2−メトキシイミノアセトアミド]−3−(2−
メチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェム−4−
カルボキシラートのトリフルオロ酢酸塩(シン異性
体)。
IR(ヌジョール):1785,1675cm-1 実施例213 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(3−チエタニルオキシイミノ)アセトアミド]−3
−(2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェ
ム−4−カルボキシラート(シン異性体)。
IR(ヌジョール):1770,1660,1605cm-1 実施例214 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(2−シクロペンテン−1−イルオキシイミノ)アセ
トアミド]−3−(2−メチル−1−ピラゾリオ)メチ
ル−3−セフェム−4−カルボキシラート(シン異性
体)。
IR(ヌジョール):3300,1770,1650,1610,1530cm-1 実施例215 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−イソプロポキシイミノアセトアミド]−3−(2−メ
チル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェム−4−カ
ルボキシラート(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,1770,1660,1610,1530cm-1 実施例216 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(2−テトラヒドロピラニルオキシイミノ)アセトア
ミド]−3−(2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−
3−セフェム−4−カルボキシラート(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,1775,1680,1620cm-1 実施例217 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(2−シクロペンテン−1−イルオキシイミノ)アセ
トアミド]−3−(2,5−ジメチル−1−ピラゾリオ)
メチル−3−セフェム−4−カルボキシラート(シン異
性体)。
IR(ヌジョール):3300,1770,1660,1600cm-1 実施例218 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(ジフルオロメトキシイミノ)アセトアミド]−3−
(2,5−ジメチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフ
ェム−4−カルボキシラート(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,1770,1670,1610cm-1 実施例219 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(3−シクロペンテン−1−イルオキシイミノ)アセ
トアミド]−3−(2−メチル−1−ピラゾリオ)メチ
ル−3−セフェム−4−カルボキシラート(シン異性
体)。
IR(ヌジョール):3250,3100,1770,1662,1608cm-1 実施例220 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(ヒドロキシイミノ)アセトアミド]−3−(4−ヒ
ドロキシメチル−2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル
−3−セフェム−4−カルボキシラート(シン異性
体)。
IR(ヌジョール):3200,1765,1660,1600cm-1 実施例221 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(ジフルオロメトキシイミノ)アセトアミド]−3−
(2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェム
−4−カルボキシラートの硫酸塩。
NMR(D2O,δ):3.33および3.57(2H,ABq,J=18Hz),4.
15(3H,s),5.30(1H,d,J=5Hz),5.47(2H,br.s),5.8
7(1H,d,J=5Hz),6.73-6.90(1H,m),7.0(1H,t,J=71
Hz),7.40(1H,s),8.20-8.35(2H,m) 実施例222 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−ヒドロキシイミノアセトアミド]−3−(4−メトキ
シ−2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェ
ム−4−カルボキシラート(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3250,1765,1660,1600cm-1 実施例223 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(2−シクロペンテン−1−イルオキシイミノ)アセ
トアミド]−3−(4−メトキシ−2−メチル−1−ピ
ラゾリオ)メチル−3−セフェム−4−カルボキシラー
ト(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,1675,1605cm-1 実施例224 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−メトキシイミノアセトアミド]−3−(3−ホルムア
ミド−2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフ
ェム−4−カルボキシラート(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3350,1770,1660,1610cm-1 実施例225 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(ジフルオロメトキシイミノ)アセトアミド]−3−
(4−ホルムアミド−2−メチル−1−ピラゾリオ)メ
チル−3−セフェム−4−カルボキシラート(シン異性
体)。
IR(ヌジョール):1775,1675,1605cm-1 実施例226 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−第三級ブトキシカルボニルメトキシイミノアセトアミ
ド]−3−(3−アミノ−2−メチル−1−ピラゾリ
オ)メチル−3−セフェム−4−カルボキシラート・ト
リ塩酸塩(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,1775,1715,1670,1630cm-1 実施例227 7β−[2−(2−トリチルアミノチアゾール−4−イ
ル)−2−(ジフルオロメトキシイミノ)アセトアミ
ド]−3−(4−ホルムアミド−2−メチル−1−ピラ
ゾリオ)メチル−3−セフェム−4−カルボン酸のベン
ズヒドリルエステル・トリフルオロアセタート(シン異
性体)。
IR(ヌジョール):1795,1725,1675,1615cm-1 実施例228 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−カルボキシメトキシイミノアセトアミド]−3−(3
−アミノ−2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−
セフェム−4−カルボキシラート(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,1760,1650cm-1 実施例229 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−メトキシイミノアセトアミド]−3−(3−アミノ−
2,4−ジメチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェ
ム−4−カルボキシラート(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,1770,1640,1600cm-1 実施例230 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(ジフルオロメトキシイミノ)アセトアミド]−3−
(3−ホルムアミド−2,4−ジメチル−1−ピラゾリ
オ)メチル−3−セフェム−4−カルボキシラート(シ
ン異性体)。
IR(ヌジョール):3250,1765,1665,1650cm-1 実施例231 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(ジフルオロメトキシイミノ)アセトアミド]−3−
(3−アミノ−2,4−ジメチル−1−ピラゾリオ)メチ
ル−3−セフェム−4−カルボキシラート(シン異性
体)。
IR(ヌジョール):3300,1765,1640,1600cm-1 実施例1と同様にして、実施例232および233の下記化合
物を得る。
実施例232 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−ヒドロキシイミノアセトアミド]−3−(4−メトキ
シ−2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェ
ム−4−カルボキシラート(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3250,1765,1660,1600cm-1 実施例233 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(2−シクロペンテン−1−イルオキシイミノ)アセ
トアミド]−3−(4−メトキシ−2−メチル−1−ピ
ラゾリオ)メチル−3−セフェム−4−カルボキシラー
ト(シン異性体)。
IR(ヌジョール):3300,1675,1605cm-1 実施例234 炭酸ナトリウム(6.06g)を7β−[2−(2−アミノ
チアゾール−4−イル)−2−(ジフルオロメトキシイ
ミノ)アセトアミド]−3−(2−メチル−1−ピラゾ
リオ)メチル−3−セフェム−4−カルボキシラートの
硫酸塩(シン異性体、35g)の水(105ml)中懸濁液に加
え、次いで溶液を3〜5℃で14時間放置する。生成する
沈殿を濾取して冷水(50ml)で洗浄し、乾燥して、7β
−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−
(ジフルオロメトキシイミノ)アセトアミド]−3−
(2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェム
−4−カルボキシラート・二水和物(シン異性体、23.8
g)を結晶として得る。
融点:249-251℃ IR(ヌジョール):3480,3150,1775,1650,1610,1530cm-1 実施例235 1N塩酸(3.9ml)を7β−[2−(2−アミノチアゾー
ル−4−イル)−2−(ジフルオロメトキシイミノ)ア
セトアミド]−3−(2−メチル−1−ピラゾリオ)メ
チル−3−セフェム−4−カルボキシラート・二水和物
(シン異性体、2g)の水(50ml)溶液に加える。この水
溶液を凍結乾燥して、7β−[2−(2−アミノチアゾ
ール−4−イル)−2−(ジフルオロメトキシイミノ)
アセトアミド]−3−(2−メチル−1−ピラゾリオ)
メチル−3−セフェム−4−カルボキシラート・塩酸塩
(シン異性体、2.1g)を得る。
IR(ヌジョール):3120,1780,1670,1630,1530cm-1 NMR(D2O,δ):3.28および3.60(2H,ABq,J=18Hz),4.
13(3H,s),5.30(1H,d,J=5Hz),5.35および5.53(2H,
ABq,J=14Hz),5.87(1H,d,J=5Hz),6.80(1H,t,J=3H
z),6.87(1H,t,J=72Hz),7.37(1H,s),8.23(2H,d,J
=3Hz) 実施例236 実施例235と同様にして、7β−[2−(2−アミノチ
アゾール−4−イル)−2−(ジフルオロメトキシイミ
ノ)アセトアミド]−3−(2−メチル−1−ピラゾリ
オ)メチル−3−セフェム−4−カルボキシラート・二
水和物(シン異性体、1g)を1N塩酸(3.9ml)で処理し
て、7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)
−2−(ジフルオロメトキシイミノ)アセトアミド]−
3−(2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフ
ェム−4−カルボキシラート・ジ塩酸塩(シン異性体、
1.02g)を得る。
IR(ヌジョール):3200(ブロード),1780,1670,1630,1
540cm-1 NMR(D2O,δ):3.33および3.65(2H,ABq,J=18Hz),4.
15(3H,s),5.33(1H,d,J=5Hz),5.52(2H,s),5.88
(1H,d,J=5Hz),6.82(1H,t,J=3Hz),6.98(1H,t,J=
72Hz),7.42(1H,s),8.25(2H,d,J=3Hz) 製造例31 2−(2−ホルムアミドチアゾール−4−イル)−2−
(2−シクロペンテン−1−イルオキシイミノ)酢酸
(100g)(シン異性体)(RS混合物)、(R)−(+)
−1−フェニルエチルアミン(38.8g)およびエタノー
ル(100ml)の混合物を常温で3時間攪拌する。溶液か
ら結晶化した沈殿を濾取し、エタノールおよびジイソプ
ロピルエーテルで洗浄して、それらの粗製塩(50g)を
得る。
この塩をエタノール(750ml)に還流下に溶解し、冷却
する。最初の沈殿を濾去し、濾液を常温で4日間放置す
る。溶液から結晶化した沈殿を濾取し、エタノールおよ
びジイソプロピルエーテルで洗浄して、一つの異性体2
−(2−ホルムアミドチアゾール−4−イル)−2−
(2−シクロペンテン−1−イルオキシイミノ)酢酸の
(R)−(+)−1−フェニルエチルアミン塩(シン異
性体、17.3g)を得る。
炭酸水素ナトリウム(7.1g)を上記で得られる塩(17
g)の酢酸エチル(200ml)および水(200ml)溶液に加
え、混合物を常温で3時間攪拌する。水層を分取し、6N
塩酸でpH2.5に調整する。沈殿を濾取、水洗して、一つ
の異性体2−(2−ホルムアミドチアゾール−4−イ
ル)−2−(2−シクロペンテン−1−イルオキシイミ
ノ)酢酸(シン異性体、11.2g)を得る。
融点:160℃(分解) [α]D=−25.5°(C=1.0%,メタノール:水=1:
1) IR(ヌジョール):3200,3100,3050,2570,2400,1705,169
0,1590,1550cm-1 以下この異性体を「A異性体」と呼称し、この異性体か
ら誘導される化合物も「A異性体」と呼称する。
製造例32 2−(2−ホルムアミドチアゾール−4−イル)−2−
(2−シクロペンテン−1−イルオキシイミノ)酢酸
(シン異性体、RS混合物、100g)および(S)−(−)
−1−フェニルエチルアミン(38.8g)のエタノール(5
00ml)中混合物を常温で18時間攪拌する。溶液から結晶
化した沈殿を濾取し、エタノールおよびジイソプロピル
エーテルで洗浄して、それらの粗製塩(71.7g)を得
る。
この塩(70g)を還流下エタノール(1050ml)に溶解
し、次いで冷却する。生成する沈殿を濾取し、エタノー
ルおよびジイソプロピルエーテルで洗浄して、別の異性
体2−(2−ホルムアミドチアゾール−4−イル)−2
−(2−シクロペンテン−1−イルオキシイミノ)酢酸
の(S)−(−)−1−フェニルエチルアミン塩(31.5
g)を得る。
この塩(30g)を、製造例31と同様にして遊離酸に変化
させて、別の異性体2−(2−ホルムアミドチアゾール
−4−イル)−2−(2−シクロペンテン−1−イルオ
キシイミノ)酢酸(シン異性体、19.36g)を得る。
融点:164℃(分解) [α]D=+22.3°(C=1.0%,メタノール:水=1:
1) IR(ヌジョール):3200,3100,3050,2570,2400,1715,171
0,1595,1560cm-1 以下この異性体を「B異性体」と呼称し、この異性体か
ら誘導される化合物も「B異性体」と呼称する。
実施例237 N,N−ジメチルホルムアミド(0.75g)とホスホリルクロ
リド(1.57ml)とから常法に従ってビルスマイヤー試薬
を調製し、その試薬を無水酢酸エチル(22ml)中に懸濁
する。この懸濁液に2−(2−ホルムアミドチアゾール
−4−イル)−2−(2−シクロペンテン−1−イルオ
キシイミノ)酢酸(A異性体)(シン異性体)(2.3g)
を氷冷攪拌下に加え、その後混合物を1時間攪拌して活
性化酸溶液を調製する。7β−アミノ−3−(2−メチ
ル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェム−4−カル
ボキシラート・ビス(トリフルオロ酢酸)塩(4.7g)と
N−モノ(トリメチルシリル)アセトアミド(11.8g)
の酢酸エチル(50ml)中溶液に、上記活性化酸溶液を3
℃にて加える。同温度で1時間攪拌した後、混合物をジ
イソプロピルエーテル(500ml)に注ぎ込む。沈殿を濾
取し、ジイソプロピルエーテルで洗浄して、7β−[2
−(2−ホルムアミドチアゾール−4−イル)−2−
(2−シクロペンテン−1−イルオキシイミノ)アセト
アミド]−3−(2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル
−3−セフェム−4−カルボキシラート・トリフルオロ
酢酸塩(A異性体)(シン異性体)(6.02g)を得る。
IR(ヌジョール):3100,1780,1660,1540cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):2.07(2H,m),2.30(2H,m),3.38
(2H,ブロードs),4.03(3H,s),5.17(1H,d,J=5H
z),5.40(1H,m),5.53(2H,ブロードs),5.87(1H,d
d,J=5Hzおよび8Hz),5.95(2H,m),6.87(1H,t,J=3H
z),7.32(1H,s),8.47(1H,s),8.57(1H,d,J=3Hz),
9.60(1H,d,J=8Hz) 実施例238 7β−[2−(2−ホルムアミドチアゾール−4−イ
ル)−2−(2−シクロペンテン−1−イルオキシイミ
ノ)アセトアミド]−3−(2−メチル−1−ピラゾリ
オ)メチル−3−セフェム−4−カルボキシラート・ト
リフルオロ酢酸塩(B異性体)(シン異性体)を2−
(2−ホルムアミドチアゾール−4−イル)−2−(2
−シクロペンテン−1−イルオキシイミノ)酢酸(B異
性体)(シン異性体)と7β−アミノ−3−(2−メチ
ル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェム−4−カル
ボキシラート・ビス(トリフルオロ酢酸)塩より実施例
237と同様の方法に従って得る。
IR(ヌジョール):3150,1780,1660,1540cm-1 NMR(DMSO-d6,δ):2.10(2H,m),2.33(2H,m),3.40
(2H,ブロードs),4.07(3H,s),5.20(1H,d,J=5H
z),5.22(1H,m),5.57(2H,ブロードs),5.93(1H,d
d,J=5Hzおよび8Hz),5.80-6.20(2H,m),6.90(1H,t,J
=3Hz),7.35(1H,s),8.50(1H,s),8.67(1H,d,J=3H
z),9.60(1H,d,J=8Hz) 実施例239 濃塩酸(4.1g)を7β−[2−(2−ホルムアミドチア
ゾール−4−イル)−2−(2−シクロペンテン−1−
イルオキシイミノ)アセトアミド]−3−(2−メチル
−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェム−4−カルボ
キシラート・トリフルオロ酢酸塩(A異性体)(シン異
性体)(5.8g)のメタノール(60ml)中溶液に加え、混
合物を室温で2時間攪拌する。
反応混合物に水(60ml)を加え、炭酸水素ナトリウム5
%水溶液を用いてpH2.0に調整する。水溶液を大孔性非
イオン性吸着樹脂「ダイヤイオンHP-20」(120ml)を用
いるカラムクロマトグラフィーに付し、30%メタノール
水溶液にて溶出する。目的化合物を含む画分を集め減圧
下に濃縮し、凍結乾燥して7β−[2−(2−アミノチ
アゾール−4−イル)−2−(2−シクロペンテン−1
−イルオキシイミノ)アセトアミド]−3−(2−メチ
ル−1−ピラゾリオ)メチル−3−セフェム−4−カル
ボキシラート(A異性体)(シン異性体)(1.1g)を得
る。
[α]D=+38.5°(C=1.0%,メタノール:水=1:
1) IR(ヌジョール):3300,1770,1660,1610,1530cm-1 NMR(D2O-NaHCO3,δ):2.10(2H,m),2.34(2H,m),3.
13および3.43(2H,ABq,J=18Hz),4.06(3H,s),5.16
(1H,d,J=5Hz),5.30(1H,m),5.18および5.48(2H,AB
q,J=14Hz),5.75(1H,d,J=5Hz),5.88(1H,m),6.10
(1H,m),6.70(1H,t,J=3Hz),6.86(1H,s),8.10(2
H,m) 実施例240 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(2−シクロペンテン−1−イルオキシイミノ)アセ
トアミド]−3−(2−メチル−1−ピラゾリオ)メチ
ル−3−セフェム−4−カルボキシラート(B異性体)
(シン異性体)を実施例239と同様の方法に従って得
る。
[α]D=+64°(C=1.0%,メタノール:水=1:1) IR(ヌジョール):3250,1760,1660,1600,1615cm-1 NMR(D2O-NaHCO3,δ):2.10(2H,m),2.32(2H,m),3.
13および3.42(2H,ABq,J=18Hz),4.06(3H,s),5.16
(1H,d,J=5Hz),5.30(1H,m),5.20および5.43(2H,AB
q,J=14Hz),5.75(1H,d,J=5Hz),5.90(1H,m),6.10
(1H,m),6.70(1H,t,J=3Hz),6.87(1H,s),8.10(2
H,m)
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−97982(JP,A) 特開 昭60−97984(JP,A) 特開 昭59−144786(JP,A) 特開 昭58−4789(JP,A) 特開 昭55−66591(JP,A)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式: [式中、R1はアミノ基または保護されたアミノ基、 R2は水素、ヒドロキシ保護基、低級アルキル基、ジハ
    ロゲン化(低級)アルキル基、シクロ(低級)アルケニ
    ル基、チエタニル基、カルボキシ(低級)アルキル基ま
    たは保護されたカルボキシ(低級)アルキル基、 R3は低級アルキル基、 R4およびR5はそれぞれ水素、低級アルキル基、ヒドロ
    キシ(低級)アルキル基、低級アルコキシ基、アミノ基
    または保護されたアミノ基、 R6はCOO 基、カルボキシ基または保護されたカルボキ
    シ基、 X は陰イオン、および nは0または1をそれぞれ意味する。 ただし、 (i) R2がカルボキシ(低級)アルキル基または保
    護されたカルボキシ(低級)アルキル基である場合は、
    4は水素であり、かつ、R5はアミノ基であり、 (ii) R6がCOO 基である場合は、nは0であり、 (iii)R6がカルボキシ基または保護されたカルボキシ
    基である場合は、nは1である。] で示される化合物およびその塩類。
  2. 【請求項2】シン異性体である特許請求の範囲第1項記
    載の化合物。
  3. 【請求項3】R2が水素、ヒドロキシ保護基、低級アル
    キル基、ジハロゲン化(低級)アルキル基、シクロ(低
    級)アルケニル基またはチエタニル基である特許請求の
    範囲第2項記載の化合物。
  4. 【請求項4】R1がアミノ基、R2が低級アルキル基また
    はジハロゲン化(低級)アルキル基、R4およびR5がそ
    れぞれ水素、低級アルキル基またはアミノ基、およびR
    6がCOO 基である特許請求の範囲第3項記載の化合物。
  5. 【請求項5】R2がジハロゲン化(低級)アルキル基、
    4およびR5がそれぞれ水素である特許請求の範囲第4
    項記載の化合物。
  6. 【請求項6】7β−[2−(2−アミノチアゾール−4
    −イル)−2−(ジフルオロメトキシイミノ)アセトア
    ミド]−3−(2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−
    3−セフェム−4−カルボキシラート(シン異性体)で
    ある特許請求の範囲第5項記載の化合物。
  7. 【請求項7】7β−[2−(2−アミノチアゾール−4
    −イル)−2−(ジフルオロメトキシイミノ)アセトア
    ミド]−3−(2−メチル−1−ピラゾリオ)メチル−
    3−セフェム−4−カルボキシラートの硫酸塩(シン異
    性体)である特許請求の範囲第5項記載の化合物。
  8. 【請求項8】R4が低級アルキル基であり、R5がアミノ
    基である特許請求の範囲第4項記載の化合物。
  9. 【請求項9】7β−[2−(2−アミノチアゾール−4
    −イル)−2−メトキシイミノアセトアミド]−3−
    (3−アミノ−2,4−ジメチル−1−ピラゾリオ)メチ
    ル−3−セフェム−4−カルボキシラート(シン異性
    体)および 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
    −(ジフルオロメトキシイミノ)アセトアミド]−3−
    (3−アミノ−2,4−ジメチル−1−ピラゾリオ)メチ
    ル−3−セフェム−4−カルボキシラート(シン異性
    体)よりなる群から選択された特許請求の範囲第8項記
    載の化合物。
JP61279037A 1985-11-22 1986-11-21 新規セフェム化合物 Expired - Lifetime JPH07116201B2 (ja)

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GB8528803 1985-11-22
GB8610720 1986-05-01
GB868610720A GB8610720D0 (en) 1986-05-01 1986-05-01 Cephem compounds

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