JPH0711510A - 改善された表面を有する糸条案内構成部材 - Google Patents

改善された表面を有する糸条案内構成部材

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JPH0711510A
JPH0711510A JP6135601A JP13560194A JPH0711510A JP H0711510 A JPH0711510 A JP H0711510A JP 6135601 A JP6135601 A JP 6135601A JP 13560194 A JP13560194 A JP 13560194A JP H0711510 A JPH0711510 A JP H0711510A
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yarn guide
guide component
godet
load bearing
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Josef Bach
ヨゼフ・バッハ
Juergen Lorenz
イェルゲン・ロレンツ
Eugen Morach
オイゲン・モラッハ
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Hoechst AG
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Hoechst AG
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    • D02YARNS; MECHANICAL FINISHING OF YARNS OR ROPES; WARPING OR BEAMING
    • D02JFINISHING OR DRESSING OF FILAMENTS, YARNS, THREADS, CORDS, ROPES OR THE LIKE
    • D02J1/00Modifying the structure or properties resulting from a particular structure; Modifying, retaining, or restoring the physical form or cross-sectional shape, e.g. by use of dies or squeeze rollers
    • D02J1/22Stretching or tensioning, shrinking or relaxing, e.g. by use of overfeed and underfeed apparatus, or preventing stretch
    • D02J1/225Mechanical characteristics of stretching apparatus
    • D02J1/226Surface characteristics of guiding or stretching organs
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H57/00Guides for filamentary materials; Supports therefor
    • B65H57/24Guides for filamentary materials; Supports therefor with wear-resistant surfaces
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C30/00Coating with metallic material characterised only by the composition of the metallic material, i.e. not characterised by the coating process
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
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    • D01HSPINNING OR TWISTING
    • D01H5/00Drafting machines or arrangements ; Threading of roving into drafting machine
    • D01H5/18Drafting machines or arrangements without fallers or like pinned bars
    • D01H5/70Constructional features of drafting elements
    • D01H5/74Rollers or roller bearings
    • D01H5/78Rollers or roller bearings with flutes or other integral surface characteristics
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
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    • B65H2701/00Handled material; Storage means
    • B65H2701/30Handled filamentary material
    • B65H2701/31Textiles threads or artificial strands of filaments

Abstract

(57)【要約】 【目的】 繊維材料の製造、処理および加工用の設備の
中で、該繊維またはそれらの原材料と接触する表面を有
し、その表面の性質が長時間に及ぶ連続操業で殆ど変化
しない、実用寿命の長い糸条案内構成部材を提供する。 【構成】 繊維材料と接触する表面を有する糸条案内構
成部材は、最大平均粗面深度 の特定値および特定の刻線の深さで計算した荷重支持比
とによって規定された表面を有し、このように規定され
た表面はサーメット材料を含んでなり、望ましくはその
上に付加的に沈積された0.1から10.0μmの厚み
のチタンまたはクロムの窒化物および/または炭化物の
外層を有している。この構成部材はその表面の性質の長
期間の安定性が大きく向上している。該構成部材は、望
ましくはゴデットローラーである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は繊維材料の製造、処理
および加工用の設備の糸条案内構成部材(thread
guiding component)に関する。こ
の構成部材は繊維またはそれらの原材料と接触する表面
を有し、その表面の性質は長時間に及ぶ連続操業で殆ど
変化せず、従って対応する在来の構成部材に比べてかな
り改善された実用寿命を持つている。
【0002】
【従来の技術】合成繊維の製造においては、紡出され、
高速度で動いている糸条と密に接触し、その間各種の機
能を果さなければならない非常に多くの構成部材が用い
られている。このような構成部材の例として次のような
物がある:多数のフィラメントを集めたり、またはフィ
ラメント束の通過方向を変えることを目的とする集束装
置および方向変換装置;フィラメント走路の延伸点を決
めなければならないスナッビングピン(snubbin
g pins);引取りゴデットローラー、即ち紡糸口
からの糸条束を巻き取るローラー;それらの間でフィラ
メント束が延伸され、配向され、そして固定化される延
伸ゴデットローラー;ノズル内を通過するフィラメント
束が、吹込まれた圧縮空気により旋回されて、糸条の織
物効果(textile effect)および糸条の
個々のフィラメントが一緒になる効果(ヤーンの固着)
を改善するためのインターレースノズル(interm
ingling jets)。
【0003】役割の種類に依存するが、フィラメントは
方向変換装置またはインターレースノズルの場合のよう
に滑りながら構成部材と接触するか、または引取りまた
は延伸ゴデットローラーの場合のように、多かれ少なか
れ形状規定的に、または少なくとも摩擦の形で構成部材
と接触するか、またはスナッビングピンの例の場合のよ
うに一定の力がフィラメントに伝達される滑り接触で構
成部材と接触する。
【0004】得られる糸条の品質はこれら構成部材の表
面の完全さに大きく依存し、連続操業中に表面が変化す
ると、一定期間の操業(“実用寿命”)後には生産され
る繊維材料中のきずがかなり増えてきて、構成部材を取
替える必要が出て来ることは昔から知られている。構成
部材の交換は、新品のまたは再整備した部品の費用だけ
でなく、生産を一定期間中断しなければならず、追加の
費用が掛かるので高くつく。
【0005】それ故に、このような糸条案内部材は非常
に長い実用寿命を保証できるように、長期間に亘って一
定の表面を保持する、非常に耐磨耗性の大きい材料から
製造されるのが長い間の慣習であった。
【0006】特によく起きるトラブルの原因は繊維材料
を搬送するのに役立つゴデットローラーである。ゴデッ
トローラーは、一方ではその回りを動いている繊維材料
に大きい引張り応力を与えることができなければなら
ず、そのためには繊維材料との積極的な接触または少く
とも摩擦的接触が必要である。しかし、ゴデットローラ
ーは個々のフィラメントを余り強く結合させてはならな
い。さもないと、他の時にその繊維束からフィラメント
が引き千切れてゴデットローラー上に好ましくない巻き
付きが起きる。従って、このゴデットローラーは非常に
有利な把持‐開放挙動(grip‐release b
ehavior)を有することが期待される。フィラメ
ントの破断は生産工程を阻害するだけでなく、それ以上
の糸条の加工を極めて困難にする品質欠陥をもたらす。
【0007】表面が、望ましくは重量で3から20%の
TiO2、特に約13重量%のTiO2を含むAl23
合セラミックから成るセラミック材料を含んでなるゴデ
ットローラーが広く用いられている。
【0008】これらの標準ゴデットローラーは供給系お
よび巻取系の両方で用いることができ、紡糸機からの操
業を少くとも実用的な程度の持続期間維持することがで
きる。しかし、これらのゴデットローラーでもその実用
寿命は希望には未だ不足で、特にゴデットごとに統計的
に変動し、その上この変動はそれらゴデットに特定の役
割に依存して、異なる負荷が掛かることによって大きく
なる。ゴデットローラーの摩耗が増大していることは、
当該技術分野のに熟練者にはきず(フィラメントの切
断)が増すことから認識されるであろうが、紡糸装置内
の多数のゴデットローラーのどれがきずの原因であるか
を見付けるという余分の問題が生じる。
【0009】かくて、紡糸設備の糸条案内部材、特にゴ
デットローラーの実用寿命を改善する試みが少な過ぎた
ことはない。
【0010】例えば、ドイツ特許第3,218,402
号明細書に、セラミック成分としての50−90重量%
の炭化クロムと、金属成分としての50−10重量%の
ニッケル‐クロム合金を含むサーメット混合物の被覆を
有するゴデットローラーまたはスナッビングピンのよう
な糸条案内部材が開示されている。
【0011】在来のAl23/TiO2の表面に比べ
て、この表面は明かに優れていることが証明されたが、
それでもなお向上の余地があり、特にこの表面でも摩耗
状態の判別は容易にはならない。
【0012】欧州特許第0 230 633号明細書に
セラミックまたは金属炭化物の被覆を有する糸条案内部
材の表面が開示されており、その中で特に炭化タングス
テンが注目されるが、炭化チタン、タングステン/チタ
ン炭化物および炭化クロム単独またはコバルト、ニッケ
ル、クロムまたは鉄と組合わせて、更にまたアルミニウ
ム、アルミニウム/チタン、クロム、クロム/アルミニ
ウムまたはジルコニウム/チタンの各酸化物からの純粋
のセラミック組成物も強調されている。所定の表面状態
を得るために、これら表面層を先ずエポキシ樹脂で処理
して層内の孔を封止し、次いで低いあらさ(rough
ness):Ra=0.2から0.76μmになるまで
研磨し、最後にレーザー・エッチングによって、例えば
1インチ当たり80から550本の、深さが数μmから
140μm以上までの凹溝(depressions)
を付ける。
【0013】当該技術の不便な状態を克服するために、
繊維材料またはその原材料と接触する構成部材の表面
が、その上に直接、または比電気抵抗が25μΩ・cm
を超えない、望ましくは20から約1.5μΩ・cmで
ある材料からなる第2層の上に沈積させた0.1から1
0.0μm、望ましくは1から5μmの厚みのチタンま
たはクロムの窒化物および/または炭化物の第1層から
なることを特徴とする繊維材料の製造、処理および加工
用の設備を利用することが既に提案されている。
【0014】この方策は構成部材の実用性を有用に向上
させるが、表面の性質を長期間一定に保つためには希望
されることが未だ残されている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、好ま
しい把持‐開放特性を有する表面構造が操業中長期間保
持されるような方法でゴデットローラーの表面を作るこ
とである。
【0016】
【課題を解決するための手段】ゴデットローラーの表面
の長期間の安定性はその表面に特定の地形状態(top
ography)を持たせるように出発時から考慮する
ことにより、決定的に改善ができることを見いだした。
【0017】かくして、本発明は特定の表面地形状態を
有する糸条案内構成部材、特にゴデットローラーを提供
するものである。
【0018】本発明の糸条案内構成部材は、少くとも繊
維材料と接触する領域では比電気抵抗が25μΩ・cm
を超えない、望ましくは20から約1.5μΩ・cmで
あり、更に次のa)およびb)で特性化された材料から
成る表面を有するものである、 a)その最大粗面深度RMAXの5回の測定の平均値 が、二乗平均平方根偏差幅3〜8μmで20μmと30
μmの間にあり、そして b)その平均粗面深度RZの5回の測定の平均値 が、二乗平均平方根偏差幅2〜5μmで15μmと25
μmの間にある。
【0019】繊維材料と接触するこの表面は次のc)お
よびd)の条件を満たすような構造を持つことが望まし
い、 c)荷重支持比が、刻線の深さ6から12μmの面で1
0%で、刻線の深さ18から25μmの面で90%にな
るように計算され、 d)刻線の深さ/荷重支持比関数の勾配が、荷重支持比
範囲30〜70%で、0.11から0.16μm/%で
ある。
【0020】本発明の構成部材は、特にその寸法が比較
的小さい、例えばインターレースノズルのような場合、
その全体が25μΩ・cmを超えない、望ましくは20
から約1.5μΩ・cmの比電気抵抗を有する材料から
できていても良い。
【0021】一方、より大きい構成部材、例えばゴデッ
トローラーは通常それに適した鋼材から成るのが目的に
適い、そして少くとも繊維材料と接触するローラーの表
面の領域にサーメットのような材料の“厚い”層を備え
ている。
【0022】塗膜として付けられるこの“厚い”層は普
通100から400μm、望ましくは150から300
μmの厚みを有する。
【0023】表面の地形状態は、先端の曲率半径が、有
利には、約5μmの検知針を持つ、表面の高低に感じる
装置を用いて、普通は長さ5mmの線に沿って測定され
る。報告された表面の地形状態の値はこのような検知に
よるものである。この表面の地形状態を測定するのに適
した装置は、例えば曲率半径5μmの検知針:タイプT
KX300を備えた、ファインプリューフ‐ペルセン社
(Feinpruf‐Perthen)のペルソメータ
ーM4P(Perthometer)である。
【0024】検知針の振れがデジタル的に蓄積され、得
られた表面の輪郭に沿った針のコースが数値的に評価さ
れる。
【0025】同時に表面の断面図が測定線に沿ってグラ
フに描かれる。
【0026】図1は“最大粗面深度”および“平均粗面
深度”という用語を説明するために、そのような表面の
断面図を模式的に示すものである。
【0027】図2は“荷重支持比”という用語の説明に
役立てるためのものである。
【0028】図1から分るように、粗面深度はμmで表
した断面の最低点と最高点の間の距離である。
【0029】平均粗面深度RZを求めるために、測定断
面lmを5つの等しい部分l0に分割し、各部分l0の個
々の粗面深度測定値RZiを測定した。5っの個々のこの
値: RZ1,RZ2,………等の相加平均値が平均粗面深度RZ
である。
【0030】 最大粗面深度RMAXは、粗面深度の個々の測定値5っの
中の最大値である。
【0031】上記のa)で特定した平均 と平均 はRMAX とRZのそれぞれ5回の測定値の相加平均値で
ある。
【0032】 報告される各平均 と平均 は25の個々の部分l0での測定値を基にした値であ
る。
【0033】図2は点線で示した切断面(1)および
(2)での表面断面図の切り口を示す。切断面(1)は
より太い線で引かれた領域(11)、(12)および
(13)で断面図を切り、一方切断面(2)は領域(2
1)、(22)、(23)および(24)で断面図を切
っている。
【0034】測定幅の全長lXに対するこれら領域の長
さlisの和が切込みの深さSにおける荷重支持比TAS
である。
【0035】 従って、荷重支持比TASは切込みの深さSの関数であ
る。
【0036】 図3は荷重支持比10%から90%に亘ってこの関数を
グラフで示したものである。
【0037】本発明による構成部材、特に上に説明した
特定の地形状態を持つ表面の上に追加して特に硬い外層
を有するゴデットローラーが特に推奨される。
【0038】厚みが薄いので“薄層”と見做されるこの
外層は窒化チタン(TiN)および/または炭窒化チタ
ン[Ti(C,N)]および/または窒化クロム(Cr
N)、特に窒化チタン(TiN)および/または炭窒化
チタン[Ti(C,N)]からなるのが望ましい。
【0039】これらの材料の薄層は固有の色を持ってい
る。窒化チタンは黄色で、炭化チタンとの混合結晶層は
ブロンズ色または褐色に近い色で、炭窒化チタン層は青
灰色から紫色の色調で、窒化クロムは白から灰褐色の色
調を有する。
【0040】本発明の特に望ましい態様では、材料の組
成は外層がゴールデンイエローからブロンズ色の色調が
得られるように選ばれる。
【0041】本発明の方法による装置の優越性はこの外
層とそれが沈着されている表面の構造との協同作用の結
果である。
【0042】本発明の表面構造、即ち15μmと25μ
mの粗面深度を有するゴデットローラーは、例えば引取
りおよび延伸装置内の、高度にループさせて巻付けるゴ
デットローラー(highly looped god
ets)、またはインターレースノズルとして、繊維材
料の摩擦搬送または繊維材料の案内および収束に用いる
のに推奨される。
【0043】そのような特定の地形状態を有する表面と
上に説明した硬い外層との相互作用の結果、その表面と
繊維材料との間の乾摩擦係数は比較的小さい。
【0044】本発明の構成部材はそれ自身が、例えば比
電気抵抗が25μΩ・cmを超えないサーメット材料か
ら既知のプレス加工法および焼結法で造ることができ
る。そのような部材の例はインターレースノズルであ
る。
【0045】これと対照的に、より大きい構成部材、例
えばゴデットローラーは普通適当な鋼材から造られるの
が有利に目的に適うが、少くとも繊維材料と接触する表
面の領域にはそのようなサーメット材料の“厚い”層を
有している。
【0046】本発明の特に推奨される態様では、この特
定の表面構造の“厚い”層の上に硬い外層が存在する。
【0047】図4に金属で造られた基体(42)とその
上に沈積された、上に規定された粗面深度を有する厚い
層(43)およびその上に付けられた外層(44)から
なる本発明の円筒状のゴデットローラー(41)の正中
線に垂直な横断面を模式的に示した。ゴデットローラー
の半径および層の厚みの寸法は十分な分かり易さを確保
するために図中に目盛りで示さなかった。
【0048】この厚い層のために推奨されるサーメット
は少くとも6.15重量%の炭素を含み、加えて周期率
表第8族の金属、特にコバルトを10から20%含む炭
化タングステン(WC)である。
【0049】かかる厚い層のために特に適した材料の例
は85から88重量%のWCと15から12重量%のコ
バルトを含んでなるサーメットである。ただし、加え
て、この材料は硬い材料に普通の更なる添加剤を5重量
%まで含んでいるいてもよい。
【0050】本発明の構成部材の製造は、先ず上で規定
した地形状態の表面を有する対応する部材を造ることか
ら始められる。
【0051】その製造は本発明に従って組立てられる装
置の大きさと形状によって、例えば上に説明したサーメ
ット材料からよく知られているプレス加工法または焼結
法で表面の粗面深度RZが15μmと25μmの値にな
るようにして行われるか、または、例えばウルマンスの
工業化学百科事典(Ullmanns Encyklo
padie der technischen Che
mie)、第4版、第18巻、546頁および第2巻、
400〜405頁ならびにその中に引用されている主要
文献中に説明されているようなプラズマ溶射法を用い
て、上に説明した厚い層材料の100から400μmの
厚みの層を、通常の鋼材から作られた構成部材にコーテ
ィングすることにより行われる。溶射条件は上に説明し
た地形状態が生成するようにセットされる。
【0052】次いで、望ましい態様を実施するために、
このようにして造られた厚い層の上に蒸着法により上に
説明した材料の外層を付けることができる。薄い層の蒸
着は既知の操作と同様であり、例えばウルマンスの工業
化学百科事典、第4版、第10巻、257〜260頁お
よびその中に引用されている主要文献中に説明されてい
る。
【0053】本発明の方法でゴデットローラーを造るこ
とが特に推奨される。
【0054】次の表に13重量%のTiO2を含むAl2
3を含んでなる在来の表面で被覆されたゴデットロー
ラーと、本発明の方法で造られたゴデットローラーとの
同一の操業条件と同じ生産速度での実用寿命の差が示さ
れている。実用寿命の終点は、粗面深度RZが10μm
以下になり、適当な剥し装置を使っても巻付が起きる点
である。
【0055】 本発明の方法で外層を被覆した、推奨されるゴデットロ
ーラーの特別な利点は、その表面状態がその色で識別で
きるので製造される繊維材料の品質が悪化する前に計画
的な取換えができる点である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はゴデットローラー表面の断面としての地
形状態を模式的に示すグラフである。
【図2】図2は点線で示したローラー切断面における表
面断面図の切り口を示すグラフである。
【図3】図3は切込み深さSと荷重支持比の関係を示す
グラフである。
【図4】図4は本発明の円筒状のゴデットローラーの模
式的横断面図である。
【符号の説明】
41 ゴデットローラー 42 金属製基体 43 粗面を有する厚い層 44 外層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 オイゲン・モラッハ ドイツ連邦共和国デー−65835 リーデル バッハ,ヘーエンヴェーク 6

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少くとも繊維材料と接触する領域に比電
    気抵抗が25μΩ・cmを超えない、望ましくは20か
    ら約1.5μΩ・cmである材料から成る表面を有し、
    そして、 a)その最大粗面深度RMAXの5回の測定の平均値 が、二乗平均平方根偏差幅3〜8μmで、20μmと3
    0μmの間にあり、そして b)その平均粗面深度RZの5回の測定の平均値 が、二乗平均平方根偏差幅2〜5μmで、15μmと2
    5μmの間にあることを特徴とする、繊維材料を製造、
    処理および加工する装置の糸条案内構成部材。
  2. 【請求項2】 該表面が c)その荷重支持比が、刻線の深さ6から12μmの面
    で10%で、刻線の深さ18から25μmの面で90%
    であり、 d)刻線の深さ/荷重支持比関数の勾配が、荷重支持比
    範囲30〜70%で、0.11から0.16μm/%で
    あるように造られた請求項1に記載の糸条案内構成部
    材。
  3. 【請求項3】 全体が、25μΩ・cmを超えない、望
    ましくは20から約1.5μΩ・cmの比電気抵抗を有
    するサーメット材料から成るか、または少くとも繊維材
    料と接触する領域にそのような材料から成る厚い層を有
    する、請求項1および2のいずれか1項に記載の糸条案
    内構成部材。
  4. 【請求項4】 窒化チタン(TiN)および/または炭
    窒化チタン[Ti(C,N)]および/または窒化クロ
    ム(CrN)の外層を有する、請求項1乃至3のいずれ
    か1項に記載の糸条案内構成部材。
  5. 【請求項5】 25μΩ・cmを超えない、望ましくは
    20から約1.5μΩ・cmの比電気抵抗を有する該サ
    ーメット材料が少くとも6.15重量%の炭素を含み、
    加えて、周期率表第8族の金属、望ましくはコバルトを
    10から20重量%含む炭化タングステン(WC)を含
    んでなる、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の糸条
    案内構成部材。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の
    糸条案内構成部材としてのゴデットローラー。
JP6135601A 1993-06-19 1994-06-17 改善された表面を有する糸条案内構成部材 Pending JPH0711510A (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE9309155U DE9309155U1 (de) 1993-06-19 1993-06-19 Fadenführendes Bauteil mit verbesserter Oberfläche
DE9309155:9 1993-07-31
DE9311461:3 1993-07-31
DE9311461U DE9311461U1 (de) 1993-07-31 1993-07-31 Fadenführendes Bauteil mit verbesserter Oberfläche

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