JPH0711395Y2 - 電磁継電器の構造 - Google Patents

電磁継電器の構造

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JPH0711395Y2
JPH0711395Y2 JP1987010451U JP1045187U JPH0711395Y2 JP H0711395 Y2 JPH0711395 Y2 JP H0711395Y2 JP 1987010451 U JP1987010451 U JP 1987010451U JP 1045187 U JP1045187 U JP 1045187U JP H0711395 Y2 JPH0711395 Y2 JP H0711395Y2
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JP
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隆 吉村
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [技術分野] 本考案は、シーソーアマチュア方式の電磁継電器の構造
に関するものである。
[背景技術] 従来例を第5図(例えば特開昭61−218033号公報参照)
に示す。第5図は従来のこの種の電磁継電器の分解斜視
図を示すものであり、鉄芯31にコイル32を巻回したコイ
ルブロック3と、コイルブロック3の鉄芯31の磁極間に
介装される永久磁石4と、中央部を中心に揺動自在とし
た接極子ブロック5とがベース11内に納装され、カバー
12が覆設される構成である。接極子ブロック5は、接極
子51と、接極子51の両側に配置される可動接触ばね片52
と、ヒンジバネ55とをばね支持体53にて成形により構成
されている。従って、接極子51の両側に設けられた可動
接触ばね片52の先端の下方には固定接点23がベース11に
配設してある。接極子ブロック5の両側の中央部に設け
たヒンジバネ55をベース11の凹所13に固定することによ
り接極子ブロック5のシーソー駆動の軸とし、且つ接極
子ブロック5の下面に突条の支点部を設け、この支点部
を永久磁石4の上面の中央部に設けた凹溝41により受け
て、この支点部が接極子51のシーソー駆動時に摺動する
という構成をとっている。
ここで、ベース11の側壁に植設された共通端子片22の上
端部に共通端子21が一体に形成されており、この共通端
子21がベース11の側壁の内側の面に向けて設けた凹所13
内に位置している。そして、共通端子21はベース11の上
面より下方の凹所13の底部に配置されている。この凹所
13内の共通端子21の上に接極子ブロック5のヒンジバネ
55が載置され、共通端子21とヒンジバネ55とを溶接で固
着されることになる。
ところが、従来のように接極子ブロック5のシーソー駆
動の軸となるヒンジバネ55は溶接後において外部からば
ね負荷調節を行うことができない構造となっている。つ
まり、上記凹所13は、ベース11の側壁の外側が閉塞され
ているため、溶接前でないとヒンジバネ55のひねり、ね
じり調整によるばね負荷調整を行うことができず、溶接
後はヒンジバネ55のねじれ、或いは接極子ブロック5の
突条と永久磁石4の凹溝との摩擦等によってヒンジバネ
55のばね負荷の特性が変化する場合があり、溶接後にば
ね負荷調整を行うことがきわめて困難であった。
[考案の目的] 本考案は、上述の点に鑑みて提供したものであって、共
通端子とヒンジバネとの溶接後も、任意にヒンジバネの
ひねり、ねじり調整によるばね負荷の調整を行えるるよ
うにした電磁継電器の構造を提供することを目的とした
ものである。
[考案の開示] (構成) 本考案は、ベースの側壁に上面と両側面とが開口した切
欠部を形成し、この切欠部の近傍位置にヒンジバネのば
ね負荷調整を行なう調整部を設け、切欠部内に位置する
調整部をベースの外側から調整できるようにしたことを
特徴とするものである。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。第1
図に示すようにケーシング1は上方に開放された箱状の
ベース11と、下方に開放された箱状であってベース11の
上方からベース11の側壁の外側を覆う形で被嵌されるカ
バー12とから構成されている。
ベース11は略直方体に形成された合成樹脂のような絶縁
性材料の成型品であり、巾方向の両側壁にはその長手方
向の中央部において上方および両側面が開口された切欠
部19がそれぞれ形成してある。この切欠部19内に共通端
子21が位置せしめてある。共通端子21はベース11の巾方
向の側壁の外側に露出して下方に突出する共通端子片22
と一体に導電板で形成されている。そして、共通端子片
22の上部が2股に形成されており、この2股を結ぶ形で
一体に共通端子21が形成され、ベース11の上面より下方
であって、切欠部19の略中央ぐらいに共通端子21が位置
するようにベース11に共通端子片22が植設されている。
ベース11の内側の四隅には上下に走り上端がベース11の
上面よりも下方に位置するリブ14がそれぞれ形成されて
いる。リブ14の上面には上面に固定接点23を有した固定
接点板24が重複し、固定接点板24はベース11の巾方向の
側壁の外側に露出して下方に突出する固定端子片25と一
体に導電板で形成されている。ベース11の長手方向の両
側壁にはそれぞれ巾方向の中央部において上方および側
壁の表裏に開放された切欠部15が形成されており、各切
欠部15の底面からはそれぞれ一対のコイル端子結合片26
が上方に向かって突設してある。コイル端子結合片26は
ベース11の巾方向の両側壁の外側に露出して下方に突出
するコイル端子片27と一体に導電板で形成されている。
カバー12はベース11と同様に略直方体に形成された合成
樹脂のような絶縁性材料の成形品にて形成されている。
ベース11とカバー12とにより形成されたケーシング1内
にはコイルブロック3と、永久磁石4と、接極子ブロッ
ク5とが配設されている。
コイルブロック3は、上方に開放された略コ字形の鉄芯
31の横片にコイル32が巻装されるとともに、鉄芯31の脚
片がそれぞれ絶縁性材料で形成された鍔33に覆われ鍔33
の周面の一所から脚片の先端部が露出した形状に形成さ
れている。コイル32に接続されたコイル端子34は各鍔33
に対応してそれぞれ一対設けられ、鍔33の上端よりも上
方に突出するとともに上記コイル端子結合片26に当接す
るように折曲されている。コイルブロック3がベース11
内に収納された状態でコイル端子34とコイル端子結合片
26とは溶接結合、あるいは半田結合などの方法で電気的
および機械的に結合される。鉄芯31の脚片の露出部分の
間には上記永久磁石4が磁極を当接させる形で取着され
ている。永久磁石4は、上記鉄芯31の両端を同極に着磁
するものであって、その中央には幅全長にわたって凹溝
41が形成してある。
接極子ブロック5は略矩形の平板状に形成された磁性体
製の接極子51と、接極子51の巾方向の両側において接極
子51と略同一平面に配設された可動接触ばね片52と、接
極子51および可動接触ばね片52とともに一体に成形され
た合成樹脂のような絶縁性材料の成形品であるばね支持
体53とから構成されている。接極子51は、その中央部が
上記永久磁石4により揺動支持されると共に永久磁石4
により異極に着磁されている。可動接触ばね片52は細長
い導電性の板ばねで形成されている。一側がわの可動接
触ばね片52,52は一枚の板ばねで形成され、その中央部
がばね支持体53と同時成形されて支持されている。ばね
支持体53の下面には、幅方向にわたる突条が一体に形成
されており、この突条が永久磁石4の凹溝41に枢支さ
れ、また、共通端子片22の共通端子21に溶接等で固着さ
れたヒンジバネ55により接極子ブロック5がヒンジバネ
55を支点軸としてベース11に揺動自在と配置されるもの
である。
ここで、第1図に示すベース11の共通端子21に接極子ブ
ロック5のシーソー駆動の軸であるヒンジバネ55を溶接
した後には、ヒンジバネ55のばね負荷調整を行うための
調整部(ヒンジバネ55の一部)が切欠部19の近傍に位置
しているから、溶接後に切欠部19の外側から調整部にて
ヒンジバネ55のひねり、ねじり調整によるばね負荷調整
を行うことが可能となる。また、溶接後は、ヒンジバネ
55のねじれ、或いは接極子ブロック5の突条と永久磁石
4の凹溝41との摩擦等によってヒンジバネ55のばね負荷
の特性が変化する場合があるが、上記のように切欠部19
の外部からヒンジバネ55のバネ負荷調整を行えるので、
溶接後において特性のばらつきをなくして品質を安定化
させ、生産性、良品率を大幅に向上させることができる
という利点がある。
しかも、実際のばね負荷調整を行う場合、切欠部19にお
いて手でヒンジバネ55だけをひねり調整、或いはねじり
調整ができるので、接極子ブロック5全体でばね負荷調
整を行う必要はなく、接極子ブロック5全体でばね負荷
調整を行った場合におけるような接極子ブロック5の突
条と永久磁石4の凹溝41との摩擦等によって特性が変化
するという問題を本考案によって解決できるものであ
る。
以上のようにして、ベース11内にコイルブロック3と永
久磁石4と接極子ブロック5とが収納された状態でベー
ス11にはカバー12が被嵌される。
しかして、コイル32に通電すれば、磁化の向きに応じて
接極子51の長手方向の一端部が鉄芯31の一方の脚片に吸
引されて接極子ブロック5が揺動し、鉄芯31→接極子51
→永久磁石4→鉄芯31の閉磁路が形成され、可動接触ば
ね片52の長手方向の一方の端部が対応する固定接点23に
接触するのである。この状態でコイル32への通電を停止
すると、永久磁石4の磁力により上記閉磁路がそのまま
維持され、接極子51が鉄芯31の一方に接触した状態が保
たれるのである。また、コイル32への通電方向を逆向き
にすれば、接極子51は鉄芯31の他方の脚片に吸引され、
可動接触ばね片52の長手方向の他方の端部が対応する固
定接点23に接触する。この状態においても通電を停止し
た後、そのままの状態が維持されるものであり、いわゆ
る双安定動作を行なうことができるのである。
第2図は本考案の要旨を示す図であり、共通端子片22は
ベース11の側壁に同時成形されている。共通端子片22を
下方に曲げることで、第1図に示すように共通端子片22
が下方に垂設される。しかして、共通端子片22の共通端
子21はベース11の側壁に形成した切欠部19内に位置して
おり、この上から接極子ブロック5を載置する。この
時、接極子ブロック5のヒンジバネ55が切欠部19内に位
置すると共に、共通端子21の上に載置され、ヒンジバネ
55と共通端子21とを溶接(図中X点)により固着する。
尚、切欠部19内に位置しているヒンジバネ55が可動接触
ばね片52のばね負荷を調整する調整部を形成する。従っ
て、ヒンジバネ55と共通端子21とを溶接した後でも、切
欠部19の外側が開放されているために、ベース11の側方
から、調整部つまりヒンジバネ55の部分を持ってばね負
荷特性の調整を行なうことができるものである。
つまり、第2図に示すように、ヒンジバネ55の一部をば
ね負荷用の調整部とし、この調整部をベース11の側壁に
設けた切欠部19の近傍位置に設けたことにより、ベース
11の外側から切欠部19に手を入れてヒンジバネ55のひね
り、ねじり調整によるバネ負荷調整を直接手で行うこと
ができる。また、仮りに共通端子22とヒンジバネ55との
溶接後に、接極子ブロック5のシーソー駆動の軸として
用いられるヒンジバネ55のねじれ等に起因して、ばね負
荷の特性が変化した場合であっても、溶接後にベース11
の外部からばね負荷調整を手で容易に行えるようにな
る。しかも、接極子ブロック5全体のばね負荷調整を行
う必要がなく、ヒンジバネ55のみを部分的に調整すれば
足りるので、ばね負荷の調整、修正に全く手間がかから
なくなるという利点がある。また、ヒンジバネ55の部分
だけでばね負荷の調整を行なえるので、接極子ブロック
5の突条54(第3図)と永久磁石4の凹溝41との摩擦も
なくなるものである。
第4図は他の実施例を示し、共通端子片22の先端部の一
方を削除して、共通端子21は共通端子片22の先端部の他
方と一体に形成され、この共通端子21とヒンジバネ55と
を上記同様に溶接(図中X点)で固着したものである。
この場合には、ヒンジバネ55は共通端子21が片側だけの
支持であるため、ねじれなどによるばね負荷の調整、修
正が非常に容易となるものである。また、ベース11の外
側からのヒンジバネ55の調整ができるため、突条54と凹
溝41との摩擦による影響がなくなり、特性が安定する。
従って、これらにより、生産性、良品率の大幅な向上と
なるものである。
[考案の効果] 本考案は上述のように、ベースの側壁に上面と両側面と
が開口した切欠部を形成し、この切欠部の近傍位置にヒ
ンジバネのばね負荷調整を行なう調整部を設けたもので
あるから、溶接後に切欠部の外側から調整部にてヒンジ
バネのひねり、ねじり調整によるばね負荷調整を行うこ
とが可能となり、特性のばらつきをなくして品質を安定
化させ、生産性、良品率を大幅に向上させることができ
るという効果を奏し、また、従来のように、接極子ブロ
ックを持って調整するのではないため、接極子ブロック
の突条と永久磁石との摩擦による突条の摩耗がなく、そ
のため、特性の変化がない効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の分解斜視図、第2図は同上の
説明図、第3図は同上の要部側面図、第4図は同上の他
の実施例を示す説明図、第5図は従来例の分解斜視図で
ある。 3はコイルブロック、4は永久磁石、5は接極子ブロッ
ク、11はベース、19は切欠部、21は共通端子、22は共通
端子片、31は鉄芯、32はコイル、51は接極子、52は可動
接触ばね片、55はヒンジバネである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】略コ字型に形成された鉄芯にコイルが巻回
    されたコイルブロックと、鉄芯の中間に取着されて該鉄
    芯の両端を同極に着磁する永久磁石と、中央部が永久磁
    石により揺動支持されると共に永久磁石により異極に着
    磁された接極子の側面中央部より夫々端部方向に先端が
    固定接点と相対する可動接触ばね片を一体的に突出形成
    すると共に、接極子の側面中央部より側方の方向に支点
    軸となり上記可動接触ばね片と一体的に形成されたヒン
    ジバネを突設した接極子ブロックと、上記各部材が納装
    されるベースとを有し、ベースの上面より下方に露設さ
    れて上記ヒンジバネを固着する共通端子を一端に有する
    共通端子片をベースの周壁に露出するように植設し、ヒ
    ンジバネを支点軸として接極子ブロックを揺動自在とし
    た電磁継電器において、ベースの側壁に上面と両側面と
    が開口した切欠部を形成し、この切欠部の近傍位置にヒ
    ンジバネのばね負荷調整を行なう調整部を設けて成るこ
    とを特徴とする電磁継電器の構造。
JP1987010451U 1987-01-27 1987-01-27 電磁継電器の構造 Expired - Lifetime JPH0711395Y2 (ja)

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