JPH07113260B2 - 建築用板材の留付け方法 - Google Patents

建築用板材の留付け方法

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JPH07113260B2
JPH07113260B2 JP62302170A JP30217087A JPH07113260B2 JP H07113260 B2 JPH07113260 B2 JP H07113260B2 JP 62302170 A JP62302170 A JP 62302170A JP 30217087 A JP30217087 A JP 30217087A JP H07113260 B2 JPH07113260 B2 JP H07113260B2
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洋 中田
政弘 岩本
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昭和電工建材株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は対向する縁に本実接合部を有する長方形の建築
用板材を接合部を横にして、構造材(下地材)に下から
上に向って順次取付ける際に、簡単な現場施工によって
容易に留付けることが出来る建築用板材の留付け方法に
関する。
〔従来の技術〕
従来、対向する縁に本実接合部を有する長方形の建築用
板材(以下板材という)を構造材(下地材)に留付ける
場合には、第11図に示すように下段板材11の上縁本実接
合部(以下上縁接合部という)2に上段板材3の下縁本
実接合部(以下下縁接合部という)4を接合し、脳天よ
り釘またはタッピンねじ5によって構造材6に留付け、
さらにこれを下段板材として順次上段板材を留付ける方
法、或は第12図に示すように、上縁接合部2が嵌合する
部分7a、および下縁接合部が嵌合する部分7bが前面に設
けられた背板7cよりなる金具7を用い、第13図に示すよ
うに、下段板材1の上縁接合部2に金具7の嵌合部分7a
を当接し、背板7cを釘またはタッピンねじ5で構造材6
に留付け、嵌合部分7bに上段板材3の下縁接合部4を嵌
合し、次いでこれを下段板材として上縁接合部を金具7
で順次留付ける方法が行なわれている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、上記前者の方法においては、上段板材を接合し
た後、これが当接する多数本の構造材に釘またはタッピ
ンねじで留付ける必要があり、施工能率が悪く、施工に
人手と時間を要するばかりでなく、釘またはタッピンね
じの費用が嵩む欠点があり、後者は、板材同志の接合部
分に、構造材に下孔をあけて金具を留付けなければなら
ないため、施工に手間がかかり、特に構造材の不陸が調
整出来ない欠点があった。
本発明は上記の事情に鑑み、釘またはタッピンねじによ
る板材の留付けを必要とせず、金具を下段板材の上縁接
合部にかぶせ、次いで上段板をのせるのみで、構造材に
板材を留付けることが出来る、効率のよい板材の留付け
方法を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は上記の目的を達成すべくなされたもので、その
要旨は、対向する長手縁にそれぞれ本実接合部が設けら
れた長方形の建築用板材を、構造材に、本実接合部を横
にして下より上に向って順次留付ける建築用板材の留付
け方法において、上記構造材に沿って、複数の引掛け孔
が所定の間隔に設けられた付け胴縁を、上記引掛け孔を
建築用板材の取付け側に向けて取付け、一方の端部に、
上記本実接合部の形状に合わせて折曲された板材係止部
が設けられ、他方の端部に、上記板材係止部と反対側に
鉤状に折曲された胴縁係止部が設けられた板状の留付け
金具の上記胴縁係止部を、上記付け胴縁の引掛け孔に引
掛け、下段建築用板材の状縁本実接合部に板材係止部を
当接し、次いで上記下段建築用板材の上縁本実接合部に
上段建築用板材の下縁本実接合部を接合して、上記留付
け金具の板材係止部を挾持させる建築用板材の留付け方
法にあり、前記付け胴縁は、胴縁係止部が引掛けられる
引掛け孔の縁部に、付け胴縁の内側に突出する引掛け爪
が設けられ、留付け金具は、胴縁係止部先端がさらに内
側に折曲された係止爪が設けられてなるものである。
〔作用〕
本発明の方法は、構造材に沿って複数の引掛け孔が穿設
された付け胴縁を取付け、この引掛け孔に引掛けられた
留付け金具によって、下段板材の上縁接合部を押え、上
段板材の下縁接合部をのせればよいので、現場施工が極
めて容易となり、付け胴縁によって構造材の不陸が調整
される。また、引掛孔の縁および、胴縁係止部にそれぞ
れ、引掛け爪、係止爪を設けることによって、留付け金
具を引掛けた場合、付け胴縁と留付け金具の係止が強固
になる。
〔実施例〕
まず、第1図から第6図によって本発明の方法の基本と
なる留付け方法を説明する。第1図は構造材6に付け胴
縁11を取付けた正面図、第2図はその横断面図である。
付け胴縁11は、正面板11aを前に向け、取付け板部11bに
おいて、ねじ切りねじなどのビス12によって構造材6に
固定されている。これらビス12か挿通される付け胴縁の
ビス孔は、横方向の長孔となっており、多数本並んで設
けられている構造材6の不陸が調整出来るようになって
いる。上記正面板11aには、引掛け孔13が所定の間隔に
穿設されている。
また、第3図は留付け金具14の一例を示す斜視図で、板
状体の一方の端部は、板材の本実接合部に沿った形状に
接曲された板材係止部15が形成され、他方の端部は、板
材係止部と反対側に鉤状に折曲された胴縁係止部16が形
成されている。
上記付け胴縁11および留付け金具14を用いて板材を留付
けるには、第4図に示すように構造材の不陸を調整した
付け胴縁11の引掛け孔13に留付け金具14の胴縁係止部16
を引掛けるとともに、下段板材1の上縁接合部2を板材
係止部15で押える。次いで上段板材3の下縁接合部4を
上記下段板材1の上縁接合部2に接合する。この上段板
材を下段板材として、同様に板材を上に向って留付け
る。この際、付け胴縁の引掛け孔13の間隔は、板材の幅
によって決められているので、留付け金具14を引掛孔に
引掛け、下段板材を押え、次いで上段板材を載置するこ
とによって容易に構造材に板材を取付けることが出来
る。
第5図(a)(b)(c)(d)は、付け胴縁11の他の
例を示すもので、第5図(a)は付け胴縁11の正面板11
aを構造体6の側方外部に位置せしめたもの、第5図
(b)は付け胴縁11の正面板11aの両側で構造材6に取
付け、取付け強度を高めたものである。第5図(c)
(d)は、構造体6の前面部に付け胴縁11を固定したも
ので、この場合構造材6の不陸調整は、構造材6と付け
胴縁11の当接面に、板等を挾持せしめることによって行
なわれる。このタイプは、構造材が木製の場合多く用い
られるが、鉄骨材であっても採用出来る。
第6図(a)(b)(c)(d)(e)は、留付け金具
の他の例を示すもので、第6図(a)は絞り加工によっ
てつくられたもの、第6図(b)は胴縁係止部16の両側
に張出部17を設け、引掛け孔13に引掛けた際の安定性を
高めたもの、第6図(c)は板材係止部15の幅を広くし
て板材の係止を安定化したもの、第6図(d)は張出部
17を設けるとともに板材係止部15の幅を広げたもの、第
6図(e)は第6図(d)形状の留付け金具を絞り加工
によってつくったものである。
次に、前述した留付け方法を基本とした本発明の留付け
方法の実施例を説明する。第7図から第9図は、本発明
の方法の実施例を示すもので、この留付け方法が使用さ
れる付け胴縁11′の引掛け孔13の、留付け金具14′の胴
縁係止部16が当接する縁に、第7図に示すように、付け
胴縁11′の内に折曲された引掛爪18が設けられ、また、
これに引掛けられる胴縁係止部16の先端は、第8図に示
すように、さらに鉤状の胴縁係止部15の内側に折曲され
た係止爪19が形成されている。この際、引掛爪18を引掛
け孔13の上下に設けておけば、付け胴縁11′は上下を逆
にして使用することも出来る。
これらの付け胴縁11′、留付け金具14′を用い板材を留
め付ける場合、第9図に示すように、引掛爪18と係止爪
が係合するので、施工は前記方法と同様簡単であるが、
留付け金具14′が付け胴縁11′に強固に係合するので、
留付けられた板材は、正負圧によってがたつくことがな
い。
この場合使用される付け胴縁11′は、前記付け胴縁11の
引掛け孔13の留付け金具11の当接縁に引掛爪18を設けれ
ばよい。また留付け金具14′は、留付け金具14の胴縁係
合部16先端に係止爪19を有するものが用いられるが、張
出部17を有するものは、係止爪19の形成に費用がかかる
ため、第10図(a)(b)(c)に示すように、張出部
17のない、ものが使用される。なお、第4図、第9図の
20はシール材である。
〔発明の効果〕
以上述べたように本発明に係る建築用板材の留付け方法
は、留付け金具を引掛ける引掛孔が所定の間隔に穿設さ
れた付け胴縁を構造材に取付け、留付け金具を引掛けて
板材を留付けるので、極めて施工が簡単で、不陸の多い
構造材の不陸が調整され、それぞれの板材を凹凸なく留
付けることが出来、板材の破損が防止され、特に引掛
爪、係止爪を設けることによって、正負圧によって板材
ががたつくことがなくなる。これにより、例えば、地
震、強風等においても壁体の確実な留付け状態を維持す
ることができる。さらに、付け胴縁によって、その厚さ
分が通気層、空気層となるので、板材が外壁板の場合で
も結露が発生することがない等多くの長所を有する方法
である。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は、本発明の方法の基本となる留付
け方法で使用する付け胴縁および留付け金具の一例を示
すもので、第1図は構造材に付け胴縁を取付けた状態を
示す正面図、第2図は第1図のII−II線矢視断面図、第
3図は留付け金具の斜視図、第4図は第1図の付け胴縁
に第3図の留付け金具を用いて板材を取付けた状態を示
す図、第5図(a)(b)(c)(d)は構造材に付け
胴縁を取付けた他の例を示す第2図相当図、第6図
(a)(b)(c)(d)(e)は留付け金具の種々な
例を示す斜視図、第7図ないし第9図は、本発明の留付
け方法に使用する付け胴縁、留付け金具を示すもので、
第7図は第2図相当図、第8図は留付け金具の斜視図、
第9図は第7図の付け胴縁と第8図の留付け金具を用い
て板材を留付けた状態を示す第4図相当図、第10図
(a)(b)(c)は第8図の留付け金具の他の例を示
す斜視図、第11図ないし第13図は、従来の板材の留付け
方法の例を示す図である。 1……下段建築用板材(下段板材)、2……上縁本実接
合部(上縁接合部)、3……上段建築用板材(上段板
材)、4……下縁本実接合部(下縁接合部)、6……構
造材(下地材)、11,11′……付け胴縁、11a……正面
板、11b……取付け板部、12……ビス、13……引掛け
孔、14,14′……留付け金具、15……板材係止部、16…
…胴縁係止部、17……張出部、18……引掛爪、19……係
止爪。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】構造材に沿って複数の引掛け孔が所定の間
    隔に設けられた付け胴縁を、上記引掛け孔を対向する長
    手縁にそれぞれ本実接合部が設けられた長方形の建築用
    板材の取付け側に向けて取付け、一方の端部に、上記本
    実接合部の形状に合わせて折曲された板材係止部が設け
    られ、他方の端部に、上記板材係止部と反対側に鉤状に
    折曲された胴縁係止部が設けられた板状の留付け金具の
    上記胴縁係止部を、上記付け胴縁の引掛け孔に引掛け、
    下段建築用板材の上縁本実接合部に板材係止部を当接
    し、次いで上記下段建築用板材の上縁本実接合部に上段
    建築用板材の下縁本実接合部を接合して、上記留付け金
    具の板材係止部を挟持させることにより、上記建築用板
    材を、上記構造材に本実接合部を横にして下より上に向
    かって順次留付ける建築用板材の留め付け方法におい
    て、 前記付け胴縁は、胴縁係止部が引掛けられる引掛け孔の
    縁部に、付け胴縁の内側に突出する引掛け爪が設けら
    れ、留付け金具は、胴縁係止部先端がさらに内側に折曲
    された係止爪が設けられてなることを特徴とする建築用
    板材の留付け方法。
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