JPS625847Y2 - - Google Patents

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JPS625847Y2
JPS625847Y2 JP1978088438U JP8843878U JPS625847Y2 JP S625847 Y2 JPS625847 Y2 JP S625847Y2 JP 1978088438 U JP1978088438 U JP 1978088438U JP 8843878 U JP8843878 U JP 8843878U JP S625847 Y2 JPS625847 Y2 JP S625847Y2
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shaft
ram
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workpiece
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JP1978088438U
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、穿孔加工部とリセス加工部とを同一
の軸頭本体に装備してなる複合加工装置に関する
ものである。
<従来技術とその問題点> 従来一搬に、穿孔加工とリセス加工とはそれぞ
れ独自の専用機械にて加工を行なつていたが、こ
れによつては工作物の取付け、取外し、また位置
決め等の作業が繁雑となり、作業能率を低下せし
めると同時に加工精度を悪化せしめていた。
<問題点を解決するための手段> 本考案は、工作物を取付けたままで穿孔加工お
よびリセス加工を連続的かつ高精度に行うことを
目的とするのもので、ドリルまたはリマー等によ
る穿孔加工部と、工作物端面から一定深さの溝入
れ、座ぐり等を行なうリセス加工部とを同一軸頭
本体に装備してなり、リセス加工部を、穿孔加工
時に工作物に対して正確に位置決めし穿孔加工終
了と同時にリセス加工を開始するように構成し
て、加工能率および加工精度を高め、かつ構成を
簡素化してコンパクトになした複合加工装置を提
供するものである。
<実施例> 以下、本考案の詳細を図示の実施例により説明
する。
本複合加工装置Mは第1図および第2図に示す
ように、軸頭本体1が、ベツド2の補助台20上
を送り用シリンダ21、送り制御バルブ22等か
らなる送りユニツトにより前進後退されるスライ
ドテーブル23上に載置されている。軸頭本体1
には、複数のドリル用主軸10と、ラム30を介
してリセツシング用主軸31とが軸受11によつ
てそれぞれ平行関係にかつ回転可能に支承されて
いる。上記ドリル用主軸10は軸頭本体1に対し
て回転のみ可能で、その先端にドリル12が着脱
自在で一体回転可能に装着されている。上記ドリ
ル用主軸10およびリセツシング用主軸31の各
後端には、第2図に示すように歯車40,41,
42が楔止されている。各歯車40,41,42
は軸頭本体1上に設置された駆動モータ4よりベ
ルト43、プーリ44をそれぞれ介して、更に軸
頭本体1内に軸承せしめた駆動歯車45,46、
各中間歯車47よりなる歯車伝動機構Gを介して
回転連結されている。
ラム30内に同軸的かつ相対回転可能に軸支さ
れたリセツシング用主軸31には、第2図ないし
第4図に示すように、その内側に偏心孔32が穿
設され、これには偏心軸33が滑り軸受34、球
軸受34′を介して相対回転可能に軸支されてい
る。リセツシング用主軸31の軸心Oと偏心軸3
3の軸心O′とは偏心量εとしてある。偏心軸3
3の先端には工具ヘツド35が一体的に設けら
れ、これの開放端36にはバイト37が所定角度
にて一体的に取付けられている。また上記偏心軸
33の後端には螺条38を施したスパイラル軸3
9が一体回転可能に設けられている。この螺条部
38は、上記リセツシング用主軸31内に軸方向
摺動自在に嵌合された摺動軸5の側端に一体連結
した係合部材50の螺旋孔51に嵌合してある。
上記摺動軸5にはキー52が固定してあり、この
キー52はリセツシング用主軸31の内周面軸方
向に形成したキー溝53に摺動自在に係合されて
いる。これにより摺動軸5はリセツシング用主軸
31に対する相対回転が規制され、軸方方向には
所定距離の摺動が可能である。摺動軸5の他端
は、上記軸頭本体1に支持し油圧機構(図示せ
ず)に連通する油室55a,55bをそれぞれ配
設するリセツシング送り用シリンダ54に継手5
6を介して相対回転のみ許容して連結している。
また上記ラム30は、その外周が軸頭本体1
の、先端面外筒6に軸方向摺動自在に嵌合してい
る。外筒6に設けた回り止めピン61は、ラム3
0の軸方向に設けた溝62に軸方向所定距離摺動
可能に、かつラム30の回動を阻止すべく係合し
ている。ラム30の後端にはストツパナツト63
が一体的に取付けられ、その側端に軸頭本体1に
嵌合支持せしめられた押圧ロツド64の先端が当
接される。この押圧ロツド64の他端にはこれを
軸方向に往復動せしめるラム押圧シリンダ65が
装備してある。また上記ラム30の先端には偏心
軸33および工具ヘツド35の直下に所定間隔を
保持したストツパ70が穿設され、工作物Wの所
定端面(基準端面)に当接してラム30の位置決
めを行なう。ストツパ70内には加圧空気供給源
(図示せず)に連通された連絡路72が設けら
れ、これはストツパ70の工作物Wとの対向端面
に設けたエアノズル73と連通している。このエ
アノズル73が工作物Wに当接して閉路されるこ
とにより、ラム30が工作物Wに対して位置決め
されたことが確認される。
また、本装置Mは治具ベース8上に上記軸頭本
体1と対向する治具本体81を備え、これにて工
作物Wを支持するようになされている。
次に、以上の如く構成した本考案実施例Mにて
ドリル加工およびリセス加工を行なう作動につい
て説明する。
第5図は本装置Mのサイクル線図であつて、
A0からA1は早送り工程、A1からA2は切削送り工
程、A2からA3はドウエル、A3からA4はリセス送
り工程、A4からA5はドウエル、A5からA6は早戻
し工程、A6からA7はリセス戻し工程を示す。
先ず、軸頭本体1の原位置において、ラム30
を軸頭本体1の前方へ突出させておく。これは押
圧シリンダ65の一方の油室に油圧機構(共に図
示せず)よりの油圧を加えることにより押圧ロツ
ド64を前進方向(第2図中左方向)へ押圧せし
め、押圧ロツド64の先端よりラム30に前進方
向の押圧力を加えることにより達成される。
この状態において、スライドテーブル23は、
油圧機構にて送り用シリンダ21および送り制御
バルブ22によつて第5図中A0よりA1の間、早
送りで前進させ、ドリル用主軸10を治具本体8
1に支持させた工作物Wに対し所定位置に近接さ
せ対向せしめた後、第5図中A1よりドリル12
にて加工を施す。このとき、ドリル用主軸10お
よびリセツシング用主軸31は、それぞれ駆動モ
ータ4によりベルト43、プーリ44、駆動歯車
45、中間歯車46,47、歯車40,41,4
2を介して所定回転数にて回転駆動される。
しかる後、軸頭本体1が前進端(第5図中
A2)に到達する以前にストツパ70が工作物Wの
所定端面に到達し、ラム30の前進が阻止され、
ラム30が位置決めされる。一方、軸頭本体1は
前進端に至るまでなおも前進してドリル加工を継
続し、前進端に達してからはドドウエルが行なわ
れる(第5図中A2よりA3)。このようにして工作
物に所定深さのドリル孔hを穿設する。なお、押
圧シリンダ65によるラム押圧力は弱く設定して
ありストツパ70が工作物に当接後の軸頭本体1
の前進時、ラム30は本体1に対して相対的に後
退し得る。
この間、ストツパ70と工作物端面の当接状態
は持続されているのでエアノズル73は閉止状態
となり、ラム30の位置決め信号が発せられる。
この状態において軸頭本体1が前進端に達し、か
つドウエルが完了すると(第5図中A3)、リセツ
シング送りシリンダ54が作動を開始する。即
ち、リセツシング送りシリンダ54は一方の油圧
55bに油圧を加えることにより摺動軸5を移動
させ、これと螺合する偏心軸33をリセツシング
用主軸31に対して相対回転させ、バイト37を
半径方向へ移動させて工作物Wの端面の加工孔H
に対して端面から一定深さのリセス加工としての
座ぐりを行なう(第5図中A3よりA4)。リセツシ
ング送りシリンダ54により移動せしめられる摺
動軸5の前進に伴ない偏心軸33は回転しつつ摺
動軸5との螺合を深めて、これと相対的に摺動軸
5の偏心を中心として回動して両者の相対関係位
置を変化させる。このためバイト37は第4図に
示すように、角αだけ回動し、かつ偏心軸33が
リセツシング用主軸31に対して偏心量εにて偏
心されていることより、第4図中二線鎖線に示す
ように最も外方に突出した状態となつて、工作物
Wの加工孔Hの端面に所定外径の座ぐり加工が施
される。なお、この座ぐりによる半径方向の切込
み量はリセツシング送りシリンダ54のストロー
クによる他、ストツパ70と工作物Wが当接して
からの軸頭本体1の移動量によつても変化する
が、座ぐりの外径寸法は深さ寸法に比してそれ程
精度を要しないのでほとんど問題とはならない。
リセツシング送り用シリンダ54にて摺動軸5
が前進端に達するとバイト37は加工孔Hの端面
全周にわたつて所定深さ座ぐりを完了し、第5図
中A4からA5の間、ドウエルが行われる。なお、
この状態でバイト37の刃先は加工孔Hの端面と
だけ接触している。
しかる後、軸頭本体1はスライドテーブル23
とともに制御装置(図示せず)により早戻り後退
されてバイト37は加工孔Hの端面より離脱され
る(第5図中A5よりA6)。次にリセツシング送り
用シリンダ54の油室55bに加えられている油
圧を開放し油室55aに油圧を供給する。これに
よつて摺動軸5は左右方向に戻され偏心軸33を
角度α逆回転させ、バイト37は第4図中二点鎖
線にて示すように内方へ引込んだ状態となつて加
工孔Hの内周線に接触しない状態となる。このよ
うにしてバイト37は引込まれて初期状態である
原位置に復帰するのである(第5図A6からA7)。
<考案の効果> 以上説明したように本考案の装置は、穿孔加工
部とリセス加工部とを同一の軸頭本体に装備し、
順次両者の加工を工作物に施すことができるので
加工能率を高めることができ、加工ステーシヨン
を大幅に減少させることができる。更に本装置
は、リセツシング用主軸を軸頭本体に対してラム
を介して軸承し、かつラムに突設したストツパを
工作物端面に適確に当接せしめて位置決めを行な
うため、工作物によつて基準端面位置にバラツキ
があつた場合にも、ドリルによる穿孔加工と同時
に同一軸頭で一定深さのリセツシング加工がで
き、加工能率、加工精度とも高められる。その他
本装置は、構成を簡素、コンパクトとなし得る
等、多大の実用効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例装置を示すもので、第
1図は本装置の正面図、第2図はその軸頭本体の
要部拡大断面図、第3図はラムおよび偏心軸の要
部断面図、第4図は偏心軸の一側面図、第5図は
本装置のサイクル線図である。 1……軸頭本体、5……摺動軸、10……ドリ
ル用主軸、12……ドリル、30……ラム、31
……リセツシング用主軸、33……偏心軸、35
……工具ヘツド、37……バイト、54……リセ
ツシング送り用シリンダ、64……押圧ロツド、
65……ラム押圧シリンダ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 工作物に対し前後進自在とした軸頭本体に、穿
    孔加工部の穿孔用主軸を回転のみ可能に軸承する
    とともに、リセス加工部のリセツシング用主軸を
    軸承するラムを軸方向摺動可能に設け、このラム
    の後端部に当接して前進方向の弱い押圧力を付与
    せしめる押圧シリンダを上記軸頭本体に設置し、
    上記ラムの前端部にはその前進により加工を施す
    べき工作物の基準端面に当接するストツパを突設
    し、上記リセツシング用主軸には先端にバイトを
    挿着した偏心軸を所定の偏心量にて相対回転可能
    に軸支し、上記軸頭本体には偏心軸後端と螺合関
    係を有するとともにリセツシング主軸との相対回
    転が規制されかつ軸方向には摺動可能として偏心
    軸に所定量の回転を与える摺動軸を設けこの摺動
    軸を該軸の相対回転を許容する継手を介して作動
    するリセツシング送り用シリンダと連結し、上記
    穿孔用主軸およびリセツシング用主軸をそれぞれ
    減速機構を介して回転駆動源と連結したことを特
    徴とする複合加工装置。
JP1978088438U 1978-06-27 1978-06-27 Expired JPS625847Y2 (ja)

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JP1978088438U JPS625847Y2 (ja) 1978-06-27 1978-06-27

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JPS557642U JPS557642U (ja) 1980-01-18
JPS625847Y2 true JPS625847Y2 (ja) 1987-02-10

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ID=29014907

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CN106624805A (zh) * 2015-11-04 2017-05-10 盐城市明天机械有限公司 柴油机机体双工位一体打孔装置

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JPS557642U (ja) 1980-01-18

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