JPS59406Y2 - 形鋼と角材の取付け装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は形鋼と角材の取付は装置に関し、詳しくは略Ｕ
字状に折曲した固定金具１の両側片２と下水平片３に夫
々釘孔４を穿孔し、この固定金具１を角材５に下方から
跨係合して固定金具１の両側片２及び下水平片３を夫々
角材５に封着し、両側片２の側縁に設けた噛み込み用切
欠６に形鋼７のフランジ８を喰い込ませて成る形鋼と角
材の取付装置に係るものである。

従来垂木のような角材と母屋のような形鋼を固定するに
は第２図のような噛み込み用切欠６′を有する平板状の
固定金具９を用い、第１図に示すように噛み込み用切欠
６′に形鋼７のフランジ８を喰い込ませるとともに固定
金具９を角材５に封着していた。

しかし、この従来例では固定金具の角材への封着による
取付強度が弱いという欠点があった。

本考案は叙上の従来の欠点に鑑みてなされたものであり
、その目的とするところは固定金具を略Ｕ字状に形成し
て３面で個定金具を角材に封着できるようにしたから、
固定金具を充分な取付強度で角材に取付けることができ
、形鋼と角材を完全に固定することができる形鋼と角材
の取付は装置を提供するにある。

以下本考案を添付図により詳述する。

固定金具１は略Ｕ字状に折曲されて下水平片３の両端に
夫々側片２を設けられている。

両側片２及び下水平片３には夫々釘孔４を穿孔するとと
もに両側片２の側縁には噛み込み用切欠６を水平に欠切
しである。

５は垂木のような角材、７は母屋等として用いられてい
る■形鋼のような形鋼であり、角材５の下方にて角材５
と直交状に配設されている。

角材５と形鋼７は固定金具１を介して固定されるが、固
定状態においては第３図に示すように固定金具１を下方
から角材５に跨保合させ、固定金具１の両側片２及び下
水平片３を角材５の両側面及び下面の３面に釘１０で打
ちつけてあり、固定金具１を金槌で叩き込んで形鋼７の
フランジ８を噛み込み用切欠６に喰い込ませである。

なお、第３図のように固定金具１は形鋼７の一方の側の
みに設けるものでなく、形鋼７を挾み込むように形鋼７
の７ランジ８の両側に固定金具１を取付けても良く、あ
るいは角材５間の距離があまり大きくないような場合に
は形鋼７のフランジ８の両側に形鋼７に沿って千鳥状に
固定金具１を取付けても良い。

本考案は叙述の如く固定金具を略Ｕ字状に形成し、固定
金具を角材に下方から跨係合して固定金具の両側片及び
下水平片を夫々角材に封着しているから、固定金具が両
側片及び下水平片の３面で角材に封着されることとなり
、固定金具を充分な取付強度で角材に取付けることがで
き、形鋼と角材との固定を完全にすることができ、しか
も釘の打ち込み方向も２方向となるので角材の固定も一
層確実になる利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来例を示す一部切欠した正面図、第２図は同
一ヒの固定金具を示す斜視図、第３図は本考案−実施例
を示す一部切欠した斜視図、第４図は同上の固定金具を
示す斜視図である。 １・・・・・・固定金具、２・・・・・・側片、３・・
・・・・下水平片、４・・・・・・釘孔、５・・・・・
・角材、６・・・・・・噛み込み用切欠、７・・・・・
・形鋼、８・・・・・・フランジ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 略Ｕ字状に折曲した固定金具の両側片と下水平片に夫々
   釘孔を穿孔し、この固定金具を角材に下方から跨保合し
   て固定金具の両側片及び下水平片を夫々角材に封着し、
   両側片の側縁に設けた噛み込み用切欠に形鋼のフランジ
   を喰い込ませて威る形鋼と角材の取付は装置。