JPH052728Y2 - - Google Patents

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JPH052728Y2
JPH052728Y2 JP1983007894U JP789483U JPH052728Y2 JP H052728 Y2 JPH052728 Y2 JP H052728Y2 JP 1983007894 U JP1983007894 U JP 1983007894U JP 789483 U JP789483 U JP 789483U JP H052728 Y2 JPH052728 Y2 JP H052728Y2
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JP1983007894U
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は屋根用下地材の改良に関するものであ
る。
〔従来の技術〕 従来から母屋上に敷設する下地材は、硬質木毛
板が耐久性、耐火性が優れているので広く用いら
れているが、他の用途のものと同様に、第1図に
示すような長辺Lが約1800mm、短辺Wが約900mm
の長方形の平面形状をもついわゆる3・6板(サ
ブロクバン)が一般に用いられている。
このような従来の下地材は、第2図に示すよう
に、母屋1上にこれらの長手方向と下地材2の長
辺Lとを直交させて敷設するのが普通であるが、
この場合に、母屋材1上で棟側の下地材と軒側の
下地材とを接合する必要性から、1枚の下地材2
の長手方向両端部及び中間部に母屋材1を通すこ
とが屋根の強度上必要となる。そして、母屋材1
が通常のC形鋼の場合には1本の母屋材1を下地
材2の長手方向中央部に設けたのでは母屋材1の
相互間隔1が広くなり過ぎる。
そこで、第3図に例示するように、下地材2の
両端部以外の中間部に2ないし3本の母屋材1を
配設することになるが、これは母屋材1の相互間
隔l′が狭くなり過ぎて、母屋材がむだになるだけ
ではなく、重量が増加するために母屋材1を支え
る部材の強度も大きくする必要があり、コスト高
になるという問題があつた。
更に、従来、硬質木毛板からなる下地材の取付
作業は、下地材が硬質であるために、母屋材上に
下地材を敷いた後に、墨付作業で取付位置を割出
し、電気ドリルで下地材に孔をあけ、母屋材の下
方から1人の作業者が孔に吊りボルトを挿入し、
他の1人の作業者が下地材の上で下地材を貫通し
た吊りボルト上部のねじ部にナツトを締付けるこ
とが必要となり、複数の作業者による共同作業が
必須となるなど、作業が面倒であつた。
又、従来、母屋材にドリルで孔を穿つた後に、
母屋材上に下地材を敷き、屋根上で1人作業でボ
ルト、ナツトによつて母屋材に下地材を取付ける
方式も知られている。
しかし、これらの従来の下地材取付方式は、い
ずれも屋根上の高所でドリルを使用しなければな
らず、このためドリルのコードでつまづいたり、
スリツプしたりして、作業者が屋根から落下する
などの危険性が大きいという問題があつた。
又、実開昭52−87009号に示すパネルとクリツ
プも知られているが、この考案ではパネルがアル
ミ等の金属板であることが必須であり、木毛板等
の屋根下地材には適しない構造の点で問題があつ
た。
〔考案が解決しようとする課題〕
本考案は、前述した諸問題を解決して、母屋材
を適正本数にすることができ、又取付作業が安全
でしかも能率よく行うことができる屋根用下地材
を提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
すなわち、本考案の屋根用下地材は、長方形の
平面形状の硬質木毛板からなる下地材3であつ
て、少なくとも該下地材3の一側縁部母屋材1側
に、下地材3の長辺L′の全長にわたる切欠部4を
有すると共に、隣接する両下地材3の接合部に母
屋材1側に開口し、下地材3の長辺L′に沿う凹溝
5を有する屋根用下地材において、 前記下地材3を母屋材1の最適相互間隔のほぼ
3倍の長さ寸法の長辺L′と、この長辺L′のほぼ1/
4ないし1/5の幅寸法の短辺W′とをもつ下地材に
形成したものである。
〔作用〕
本考案の屋根用下地材は、従来の3・6板のも
のでは、下地材の大きさに合せて母屋材の相互間
隔を決定しなければならず、このため前記相互間
隔が広くなつて母屋の強度が弱くなつたり、相互
間隔が狭くなつて母屋材が無駄になつたりするの
と異なり、母屋材の相互間隔に合せて、相互間隔
のほぼ3倍の長さの長辺とこの長辺の1/4〜1/5の
幅寸法をもつ長方形の平面形状にしたので、母屋
材に無駄がないものでありながら、所要の強度を
確保することができ、しかも、取扱い易い重量に
することも簡単にできる。
又、本考案の下地板は少なくとも一側縁部母屋
材側に切欠部を形成し、隣接する下地材の接合部
に母屋材側に開口する凹溝の薄肉となつた部分で
母屋に固定することができるので、取付作業時に
ドリルを用いたり2人作業を行つたりすることな
く、1人作業により能率よくしかも高所作業者が
組立作業のみで安全に母屋材上に取付けることが
できる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面によつて説明す
る。
第4図及び第5図は本考案の一実施例による下
地材を示す。これらの図中、3は硬質木毛板から
なる下地材であり、長辺L′が約2400mm、短辺
W′が約530mmの長方形の平面形状で、厚さが約25
mmに形成され、両側縁部の母屋材側すなわち裏面
側に長辺に沿つてこれらの全長にわたる切欠部
4,4が形成されたものである。
本実施例の下地材は、第6図に示すように、隣
接するものとの接合時に、接合部に裏面側が開口
する凹溝5が長辺に沿つて形成されるようになつ
ている。
本実施例の下地材3を使用するには、第7図、
第8図に示すように、C形鋼からなる母屋材1上
に、母屋材1の長手方向と下地材3の長辺とを直
交させて敷かれる。この場合に、第7図に示すよ
うに、母屋材1の相互間隔l″は下地材3の長辺
L′の長さの約1/3の800mm程度の最適間隔となる。
そして、第8図ないし第11図に示すように、下
地材3の長辺の接合部で、屈曲ボルト6、当て板
7及びナツト8を用い、隣接する両下地材3が母
屋材1に同時に固定される。
すなわち、屈曲ボルト6は、母屋材1の垂下フ
ランジ1aと係合するフツク6aの上端にほぼ直
角に屈曲して中間部6bが連続し、中間部6bの
反フツク6a側端にほぼ直角に屈曲して起立部6
cの連続し、起立部6cの先端部にねじ部6dが
形成されたものである。当て板7は適宜の平面形
状をもち、中央部に屈曲ボルト6の挿通孔7aが
形成されている。そして、母屋材1の垂下フラン
ジ1aに屈曲ボルト6のフツク6aを引掛けて、
屈曲ボルト6を予め設定した位置に配置し、中間
部6bを母屋材1上面に支持する。
次に、隣接する下地材3で形成される凹溝5に
屈曲ボルト6の中間部6bを収容すると共に、下
地材3の屈曲ボルト6の起立部6cと対向する部
分を予めハンマとのみなどを用いて打欠いてお
き、前記起立部6cを下地材3の打欠部に貫通さ
せ、かつ隣接する下地材3の長辺を互いに当接さ
せ、前記起立部6cの下地材3上に突出した部分
に当て板7を嵌めて当て板7を隣接する下地材3
に跨らせ、屈曲ボルト6のねじ部6dにナツト8
を締付けることにより、当て板7を介して下地材
3を母屋材1に締付け固定する。
尚、図示省略したが、前述のようにして敷設し
た下地材上に金属垂木、屋根板などが適宜の手段
で装着されて屋根が構成される。
第12図及び第13図は、本考案の他の実施例
を示す。本実施例は、下地材3の一側縁部裏面側
には幅が比較的広い切欠部9を形成し、下地材3
の他側縁部表面側には切欠部9よりも幅が狭い切
欠部10を形成し、第14図に示すように、隣接
する下地材3を切欠部9,10を係合させて接合
し、接合部裏面側に開口する凹溝5が形成される
ようにしたものである。そして、本実施例では、
下地材3の前記凹溝5上に位置する部分をハンマ
とポンチなどを用いて打抜き、屈曲ボルトの挿通
孔を形成するものである。
尚、本実施例の前述した以外の構成及び使用
は、第4図ないし第11図を参照して説明した実
施例と同様であるから、説明を省略する。
又、第12図、第13図に示す実施例のもの
は、下地材裏面側の切欠部9と表面側の切欠部1
0とを係合させることにより、下地材の長辺を単
に突合せるものに比べて、母屋材に対し下地材を
容易かつ確実に位置決めして取付けることができ
る。
更に、前記両実施例において、切欠部の深さは
約10mm程度にすることが好ましく、このようにす
ると、残された部分にドリルを用いることなく、
ハンマなどによつて容易に打欠きや打抜き孔を形
成することができ、当て板7は凹溝5部より下地
板3の幅方向中央側に突出する大きさにすること
が好ましい。そして、前記両実施例の下地材は、
従来の3・6板からなる下地材と同様な厚さ材質
の場合には、重さが従来のものとほぼ同様な24Kg
程度になつて取扱い易いものとなる。
尚、本考案の下地材は、木材製の母屋にも応用
できることは云う迄もない。
〔効果〕
以上説明したように、本考案の屋根用下地材
は、従来の3・6板のものでは、下地材の大きさ
に合せて母屋材の相互間隔を決定しなければなら
ず、このため前記相互間隔が広くなつて母屋の強
度が弱くなつたり、相互間隔が狭くなつて母屋材
が無駄になつたりするのと異なり、母屋材の相互
間隔に合せて、相互間隔のほぼ3倍の長さの長辺
とこの長辺の1/4〜1/5の幅寸法をもつ長方形の平
面形状にしたので、母屋材に無駄がないものであ
りながら、所要の強度を確保することができ、し
かも、取扱い易い重量にすることも簡単にでき
る。
又、本考案の下地板は少なくとも一側縁部母屋
材側に切欠部を形成し、隣接する下地材の接合部
に母屋材側に開口する凹溝の薄肉となつた部分で
母屋に固定することができるので、取付作業時に
ドリルを用いたり2人作業を行つたりすることな
く、1人作業により能率よくしかも高所作業者が
組立作業のみで安全に母屋材上に取付けることが
できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の屋根用下地材の平面図、第2図
は従来の屋根用下地材の一使用例を示す側面図、
第3図は同他の使用例を示す側面図であり、第4
図は本考案の一実施例の屋根用下地材の平面図、
第5図は同正面図、第6図は同2枚の下地材を接
合した正面図、第7図は同使用例を示す側面図、
第8図は同斜視図、第9図は同母屋側への取付部
を示す平面図、第10図は同取付部を示す断面正
面図、第11図は第10図のA−A線に沿う断面
図であり、第12図は本考案の他の実施例の屋根
用下地材の平面図、第13図は同正面図、第14
図は同2枚の下地材を接合した正面図である。 1……母屋材、1a……垂下フランジ、2,3
……下地材、4,9,10……切欠部、5……凹
溝、6……屈曲ボルト、6a……フツク、6b…
…中間部、6c……先端部、6d……ねじ部、7
……当て板、7a……ボルト挿通孔、8……ナツ
ト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 長方形の平面形状の硬質木毛板からなる下地
    材3であつて、少なくとも該下地材3の一側縁
    部母屋材1側に、下地材3の長辺L′の全長にわ
    たる切欠部4を有すると共に、隣接する両下地
    材3の接合部に母屋材1側に開口し、下地材3
    の長辺L′に沿う凹溝5を有する屋根用下地材に
    おいて、 前記下地材3を母屋材1の最適相互間隔のほ
    ぼ3倍の長さ寸法の長辺L′と、この長辺L′のほ
    ぼ1/4ないし1/5の幅寸法の短辺W′とをもつ下
    地材に形成した ことを特徴とする屋根用下地材。 2 C形鋼からなる母屋材に用いる実用新案登録
    請求の範囲第1項記載の屋根用下地材。 3 木毛板の両側縁部母屋材側に切欠部を形成し
    た実用新案登録請求の範囲第1項又は第2項記
    載の屋根用下地材。 4 長辺が約2400mm、短辺が約530mm、厚さが約
    25mmである実用新案登録請求の範囲第1項、第
    2項又は第3項記載の屋根用下地材。
JP789483U 1983-01-25 1983-01-25 屋根用下地材 Granted JPS59120227U (ja)

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JP789483U JPS59120227U (ja) 1983-01-25 1983-01-25 屋根用下地材

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JPS59120227U JPS59120227U (ja) 1984-08-14
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5713721B2 (ja) * 1979-09-14 1982-03-18

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5515541Y2 (ja) * 1975-12-25 1980-04-10
JPS6339305Y2 (ja) * 1980-06-30 1988-10-17

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