JPS5844187Y2 - 補修用屋根材の取付構造 - Google Patents

補修用屋根材の取付構造

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JPS5844187Y2
JPS5844187Y2 JP1977166068U JP16606877U JPS5844187Y2 JP S5844187 Y2 JPS5844187 Y2 JP S5844187Y2 JP 1977166068 U JP1977166068 U JP 1977166068U JP 16606877 U JP16606877 U JP 16606877U JP S5844187 Y2 JPS5844187 Y2 JP S5844187Y2
Authority
JP
Japan
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roof
groove
hangers
roofing
pair
Prior art date
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Expired
Application number
JP1977166068U
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English (en)
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JPS5490912U (ja
Inventor
孝夫 松島
Original Assignee
株式会社松島製作所
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Publication date
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、長尺屋根における破損、損傷個所を補修する
屋根材の取付構造に関すると共に、既設瓦棒葺を利用し
て該屋根材の取付構造に関する。
既存の瓦棒葺屋根を利用し、更にその上に真木なし瓦棒
葺屋根を形成する公報及びその構造が、特開昭52−7
0536号公報で提案されて周知になっている。
この構造は、既存の瓦棒葺屋根を利用してはいるが、該
瓦棒葺屋根に使用した既存のボルトに新しいボルト杆を
接続して新たな真木なし瓦棒葺屋根を構成しているので
、ボルトを使用しない瓦棒には施工できず、施工範囲が
狭くなってしまうと共に既存の瓦棒葺屋根に使用された
既存のボルトに新たなボルトを接続して使用するため、
この既存のボルトの腐蝕度合によっては、該ボルトが十
分な機能を発揮しえないことが考えられる。
そして、既存の瓦棒葺屋根のキャップ板に切欠孔を開穿
し、この切欠孔を用いて新しいボルトを既存のボルトに
接続した構造であるから、上記キャップ板にわさ゛わざ
切欠孔を開穿しなければならず、施工に手間がかかり、
迅速な処理が求められる屋根の補修には不適当であると
共に、上記したように既存のボルトに新ボルトをナツト
で締付は接続するので、該ナツトの締付度合に不都合で
あると、新ボルトがゆるんでしまい、正確さが要求され
る屋根の補修には不適当な構造である。
また、既存の瓦棒間に薄板を配置し、その薄板の両側板
は既存の瓦棒に用いられた既存のキャップ板上に配した
新キャップ板に固定される構造のため、該両側板の高さ
が既存の瓦棒の高さの倍になり、長平方向の中心線の周
りにねじれたり、該中心線と交差する方向に曲がったり
する惧れがあると共に、新キャツブ板に対して上方から
荷重がかかると側方に膨らんで歪形する心配がある。
本考案は、上記周知例にみられる諸種の不利がなく、か
つ簡単確実に補修用屋根材の取付けができ、取付後にお
いては、屋根材が浮上ったり、雨水が浸入したりする心
配のない取付構造の提供を目的とする。
従来、長尺屋根に破損・損傷を生じた場合は、屋根を取
り剥がして新しく葺きかえていたため、家屋内に配置せ
る生産設備を一時休止するとか、或いは風雨に対する養
生が必要とされ、経済的な負担は金額に換算できないほ
どやっかいな問題になっていた。
しかして、本考案は屋内に配置せる生産設備を一時休止
したり、又風雨に対する養生を必要とすることなく、確
実に補修することが出来る取付構造である。
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明すると、
補修用屋根材は、補修用屋根板Aと吊子4とからなり、
その屋根板Aは金属薄板aを所要の巾に裁断した帯板状
に形成して成り、その金属の短辺側両側端部を上側向き
に起曲すると共に、その先端を更に対向する内側に向は
水平に折曲して断面逆り形の一対の係合縁1,1′を平
行に形成する。
又、該金属板の長辺側中心部、即ち係合縁1,1′の中
心部は、短辺側全長にわたって山形状に上側へ折り曲げ
突出せしめて断面略台形の被覆部2を形成し、且つその
被覆部2を係合縁1,1′と平行に配設し、被覆部2の
突出側両角部には夫々係合縁側に向けて突出せる一対の
嵌合凹部3,3′を平行に突出形威し、既設瓦葺Bの上
面に被覆係合し得るように構成する。
吊子4は、矩形状に裁断した金属薄板の長辺側中心部に
おいて、短辺側全長にわたって下側に突出した溝部(断
面逆バット形)を構成し、且つ溝部と平行な短辺側両側
端部の全長を溝部の深さ側及び溝部側に向って彎曲せし
めて形成した溝部と平行な一対の掛止縁5,5′を備え
ており、更に吊子4は溝部の底部に長孔6を溝部の幅方
向に開穿すると共に、その長孔6の前後に位置させて補
強の突条7が打ち出し形成されている。
長孔6は、吊子4を既設瓦棒葺Bのキャップ12上面に
固着するのに釘又はボルト・ナツト等13と一緒に使用
するが、その釘又はボルト・ナツト13の取付位置が既
設瓦棒葺Bのボルト・ナツト(図示せず)と同一位置と
なった場合、鉄釘又はボルト・ナツト等13を長孔6の
範囲内に於いて幅方向に移動させて固着し得るようにす
るためのものである。
次に、上述した補修用屋根材の施工について説明すると
、既設瓦棒葺Bは、野地板8の上面にルーフイング9を
介して載置された所定巾の薄板10相互を通し吊子11
及びキャップ12によりて、連結すると共に、通し吊子
11を野地板8にボルト・ナツト等によって固着してな
るものであり、薄板10、通し吊子11及びキャップ1
2の連結は重なり合った三部材の端縁を折り曲げて行っ
ている。
しかして、既設瓦棒葺Bの一部又は全体が損傷した場合
、先ず損傷部分に於ける溝板10の端縁が係止せるキャ
ップ12の上面において、”そのキャップの長さ方向へ
吊子4を適宜間隔ごとに被冠配置し、その吊子4は長孔
6を利用してボルト・ナツト又は釘等13で野地板8に
固着する。
次いで、その吊子4の上面に補修用屋根板Aの被覆部2
を被覆すると共に、被覆部2の嵌合凹部3.3′を吊子
4の係止縁5,5′に嵌め込み係合する。
補修用屋根板Aの被覆部2の両側に形成せる係合縁1,
1′は、最初の屋根葺き時に用いたと同じ構成の通し吊
子11′及びキャップ12′を用いて相互に連結すると
共に、通し吊子11′を野地板8に釘或いはボルト・ナ
ツト14で止着する。
尚、吊子4の上面は被冠した補修用屋根板Aの嵌合凹部
3,3′の下側屈曲部をカシメ付けて、吊子4と補修用
屋根板Aとの係合度合を強化するは勿論任意である。
又、図中15は薄板10の損傷部分を示す。
本考案は以上の如き構成としたので、既設の瓦棒葺の屋
根の表面に被覆補修した屋根材には釘或いはボルト・ナ
ツト等が全く関係せず、従って、補修した屋根材の内側
に雨水が浸透するといった心配は全くなく完全な補修を
行なうことが出来る。
しかも、屋根材は既設瓦棒葺に止着した吊子に掛合せし
めたので、屋根材が風によって浮き上がるといった不具
合は全くない。
従って、損傷部分の屋根を取り剥がして新しく葺きかえ
るといった必要はなく、かつ屋根葺き補修工事は全て屋
根上で行なうことが出来るため、経費のかかる足場の設
置や、難かしい段取りは必要とせず、屋根葺きの工期を
従来の工法に比して大巾に短縮することが出来る。
依って、補修工事中、生産(操業)活動を一時停止した
り、又風雨に対する養生は全く必要ないものである。
そして、吊子の溝部には長孔は開穿しであるので、吊子
止着用釘又はボルト・ナツトの取付位置が、既設瓦棒葺
のボルト・ナツトの取付位置と同一位置になるような場
合、吊子止着用釘又はボルト・ナツトを上記長孔の範囲
内で移動せしめ、既設瓦棒葺のボルト・ナツトと異なる
位置に取付けることができて、施工に便利であると共に
、吊子をしつかり止着することができる。
さらに、前記周知例に比しては、既存ボルトに新ボルト
をナツトで接続して使用するようなことをせず、新しい
釘或はボルト・ナツトを使用して吊子を止着するので、
瓦棒の屋根であれば、鉄骨であっても、木造であっても
施工でき、施工範囲が広くなる効果があると共に、釘或
はボルト・ナツトの機能が損なわれず、耐久性が向上す
る効果、及び釘は或はボルト・ナツトがゆるむ慣れが少
なく、正確に仕上げ得る効果があり、吊子の溝部に予め
開穿した長孔を利用して、該吊子を野地板に止着するの
で、工事を手際よく迅速に行ないえて、補修に好適であ
り、既設瓦棒葺の高さと殆ど変らない高さに仕上げ得る
ので、上方から荷重が加わっても、吊子がねじれたり、
曲がったり、膨れたりする慣れが極減する効果がある。
ゆえに、所期の目的を達成できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は屋根材の斜視図
、第2図は吊子の斜視図、第3図は屋根材の取付けを示
す断面図、第4図は同平面図で一部を切欠して示す。 図中、Aは補修用屋根板、1,1′は保合縁、2は被覆
部、3,3′は嵌合凹部、4は吊子、5,5′は掛止縁
、6は長孔である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 矩形状金属板の長辺側中心部において短辺側全長にわた
    って下側に突出した断面逆バット形の溝部を形成し、そ
    の溝部の底部に長孔を開穿し、該溝部と平行な短辺側両
    側端部の全長を溝部の深さ側及び溝部側に向って彎曲せ
    しめて溝部と平行に一対の掛止縁を形成して構成した吊
    子と、帯板状金属板の短辺側両側端部の全長を上側及び
    対向側に向って屈曲して一対の断面逆り形の保合縁を平
    行に対峙形成せしめ、この金属板の長辺側中心部におい
    て短辺側全長にわたって山形状に上側へ突出した断面略
    台形の被覆部を形成し、かつその被覆部を保合縁と平行
    に配設し、該被覆部の突出側両角部には保合縁側へ突出
    せる一体の嵌合凹部を平行に形成して構成した補修用屋
    根板とからなる補修用屋根材の取付構造であって、吊子
    は既設瓦棒葺における断面略U字形のキャップの上面に
    その長さ方向へ適宜間隔ごとに被冠配置すると共に、溝
    部の長孔を用いた釘打ち又はボルト・ナツトで野地板に
    試着し、補修屋根は被覆部を吊子に被覆せしめて一対の
    嵌合間部分を吊子の一対の掛止縁に保合せしめると共に
    、一対の保合縁を上記既設瓦棒葺に配設せる通し吊子及
    びキャップと同一構成部材で野地板に止着し、該構成部
    材で補修用屋根板を相互に連結した構造。
JP1977166068U 1977-12-10 1977-12-10 補修用屋根材の取付構造 Expired JPS5844187Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS5490912U JPS5490912U (ja) 1979-06-27
JPS5844187Y2 true JPS5844187Y2 (ja) 1983-10-06

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JP1977166068U Expired JPS5844187Y2 (ja) 1977-12-10 1977-12-10 補修用屋根材の取付構造

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5270536A (en) * 1975-12-09 1977-06-11 Ono Kougiyoushiyo Kk Method of ribbed seam roofing without using hinoki cypress

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5270536A (en) * 1975-12-09 1977-06-11 Ono Kougiyoushiyo Kk Method of ribbed seam roofing without using hinoki cypress

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JPS5490912U (ja) 1979-06-27

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