JPH0752262Y2 - 垂木止め構造 - Google Patents

垂木止め構造

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JPH0752262Y2
JPH0752262Y2 JP1988014218U JP1421888U JPH0752262Y2 JP H0752262 Y2 JPH0752262 Y2 JP H0752262Y2 JP 1988014218 U JP1988014218 U JP 1988014218U JP 1421888 U JP1421888 U JP 1421888U JP H0752262 Y2 JPH0752262 Y2 JP H0752262Y2
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JP
Japan
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rafter
washer
plate
stop structure
receiver
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JP1988014218U
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JPH01118513U (ja
Inventor
信司 鴨下
Original Assignee
銅金株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は金属製の垂木を垂木受けと下地板を介してC型
鋼製の母屋に固定する垂木止め構造に関する。
〔従来の技術〕
従来、木製の垂木20をC型鋼でつくった母屋26に固定す
るには、第5図に示すように垂木20および下地板24に貫
通孔21および25を穿ち、更に、垂木20の上面に近い部分
にボルト2の頭部22aを収容する座ぐり穴23を穿ち、前
記貫通孔21,25にボルト2を挿入してその先端部を母屋2
6に溶着又はねじ止めするようにしており、この止め付
け構造によると、施工が煩雑で、作業に多大な時間を消
費するという問題点があった。
〔考案が解決しようとする課題〕
本考案は前記の問題点に鑑み、施工が簡単で、しかも強
度的により優れた金属製の垂木を母屋(C型鋼)に固定
する垂木止め構造を提供することを課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
前記の課題を解決するため、本考案では次の手段を構成
した。
金属製の垂木を上方から受け入れ、これにスナップ係合
する垂木受けを下地板に圧着し、前記垂木受けと下地板
を介して垂木を鋼製の母屋に止め付ける垂木止め構造に
おいて、細長い板金の端部を折曲して頂板と連結板とか
らなるフの字形断面の折曲部を形成し、前記折曲部に接
続する長方形をした胴部の下部を切り欠いて係止部を形
成し、更に、胴部のほぼ中央部分から連結板にかけて開
口を設けてなるフックと、先端部に座金を溶着したボル
トとを備え、前記ボルトは前記頂板に設けたねじ孔に螺
合して前記胴部を含む平面に沿って胴部の長手方向に延
びており、前記座金は前記開口の中に入り込んで胴部の
両側にほぼ均等に張り出しており、前記胴部は垂木受け
に設けたスリットを貫通してその下の部分が隣り合う左
右の下地板の間に狭持されており、前記係止部はC型鋼
で構成した母屋の上部顎に掛け止めされており、前記座
金の下面は前記スリットを跨いでその両側の垂木受けの
部分を下地板に締め付けていることを特徴とする垂木止
め構造。
〔作用〕
垂木を固定するには、フックの胴部をスリットに挿入
し、更に下地板の継目を通して下方に押し込み、フック
の係止部を母屋に引っ掛けてボルトを締め付け、垂木を
垂木受けにスナップ係合させる。
従来のように垂木と下地板に貫通孔を、また垂木の上面
に近い部分に座ぐり穴を穿ち、ボルトの先端を母屋に溶
着又はねじ止めする必要がないので、迅速且つ簡単に施
工を行うことができる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。第1図ないし第4図は本考案の一実施例を示すもの
で、この実施例における垂木止め金具Aの主要部は厚さ
が1〜2ミリメートルの細長い一定幅の板金でつくった
フック1と、先端に座金3を溶着したボルト2等によっ
て構成されている。
フック1は長方形をした胴部1aと、この胴部1aの上部に
一体に形成したフの字形断面の折曲部1cを有しており、
前記胴部1aの下部には、第2図に示すように一方の側辺
を横方向に切り欠き、更にその奥所の底部を切り欠いて
くぼみ1jを形成した係止部1bが設けられている。
折曲部1cは第1図に示すように、胴部1aに接続する連結
板1fと、胴部1aに直交するように連結板1fに接続した頂
板1g等からなり、前記連結板1fおよび胴部1aの幅方向の
中心部には、第2図に示すように胴部1aのほぼ上半部か
ら連結板1fの下半部にかけて長方形をした開口1dが設け
られている。
また頂板1gの中心部には、裏側に当て板1hが溶着されて
いて、この当て板1hと頂板1gを貫通するねじ孔1eにボル
ト2が螺合している。
そして、このボルト2は第1図に示すように、開口1dの
中に入り込んで胴部1aに沿って胴部1aの長手方向に延び
ており、座金3は胴部1aの両側にほぼ均等に張り出して
いる。
次に、この実施例の垂木止め構造の取扱要領および作動
について説明する。
先ず、本考案の垂木止め構造が使用される垂木4および
垂木受け5について説明すると、垂木4は金属製で、第
3図に示すように垂木受け5に係合した状態では、断面
がコの字形を形成した本体4Cと、この本体4Cの下端部か
ら側方に張り出した係止部4a、4aを有しており、前記本
体4Cは、ここには図示してないが自由状態では裾の部分
が八の字形に開いている。
一方、垂木受け5は上端部に一対の顎部5a、5aを有する
偏平な金属製のチャンネル材でつくられており、このチ
ャンネル材は垂木4に係合した際、垂木4の係止部4a,4
aに、その外側から嵌合するように各部の形状、寸法が
設定されている。
以下、垂木4の固定方法を工程順に説明する。
手順1.垂木受け5の中心部に長手方向に所定の間隔(母
屋の間隔と同じ)をおいてスリット5bを穿ち、このスリ
ット5bが、隣り合う下地板6,6の継目の真上にくるよう
に垂木受け5を下地板6,6の上部に配置する(第3図参
照)。
手順2.フックの胴部1aをスリット5bに挿入し、更に下地
板6,6の継ぎ目に押し込んで係止部のくぼみ1jを母屋7
の上部顎7aに引っ掛ける(第4図参照)。
手順3.ここで、ボルト2を締め付けると、ボルト先端の
座金3がスリット5bを跨いで、その両側の垂木受けの部
分を押圧し、垂木受け5を下地板6,6に圧着する。
手順4.垂木を掴んで本体4cの裾を窄め、この状態で、左
右の係止部4a,4aを垂木受け5の中に押し込み、ここで
手を放すと、本体4cの裾が開き、係止部4a,4aが側方に
付勢された状態で、垂木受け5に係合する。
以上の手順を要約すると、フックの胴部1aをスリット5b
に挿入し、更に下地板6,6の継ぎ目を通して下方に押し
込み、フックの係止部1bを母屋7に引っ掛けてボルト2
を締め付け、垂木4を垂木受け5にスナップ係合させ
る。
従来のように、垂木と下地板に貫通孔を、また垂木の上
面に近い部分に座ぐり穴を穿ち、ボルトの先端を母屋に
溶着又はねじ止めする必要がないので、迅速且つ簡単に
施工を行うことができる。
なお、垂木4の上には野地板8が設けられ、この野地板
8の上に銅板等の金属板9の屋根が葺かれる。また、図
では下地板6及び野地板8を木毛セメント板で構成して
いるが、その他の材質のものであってもよい。
〔考案の効果〕
以上説明した如く、本考案によれば、強度的に優れた金
属製の垂木を簡単かつ迅速に母屋に固定することがで
き、施工が非常に簡単になった。
【図面の簡単な説明】
第1図は垂木止め金具の正面図、第2図は同じく側面
図、第3図は本発明の実施例である垂木止め構造の切断
正面図、第4図は同じく側面図、第5図は従来の垂木止
め構造の側面図である。 A……垂木止め金具、1……フック 1a……胴部、1b……係止部 1c……折曲部、1d……開口 1e……ねじ孔、2……ボルト 2a……ねじ部、3……座金 4……垂木、4a……係止部 5……垂木受け、5b……スリット 6……下地板、7……母屋 7a……上部顎、8……野地板 9……金属板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属製の垂木を上方から受け入れ、これに
    スナップ係合する垂木受けを下地板に圧着し、前記垂木
    受けと下地板を介して垂木を鋼製の母屋に止め付ける垂
    木止め構造において、 細長い板金の端部を折曲して頂板と連結板とからなるフ
    の字形断面の折曲部を形成し、前記折曲部に接続する長
    方形をした胴部の下部を切り欠いて係止部を形成し、更
    に、胴部のほぼ中央部分から連結板にかけて開口を設け
    てなるフックと、先端部に座金を溶着したボルトとを備
    え、 前記ボルトは前記頂板に設けたねじ孔に螺合して前記胴
    部を含む平面に沿って胴部の長手方向に延びており、 前記座金は前記開口の中に入り込んで胴部の両側にほぼ
    均等に張り出しており、 前記胴部は垂木受けに設けたスリットを貫通してその下
    の部分が隣り合う左右の下地板の間に狭持されており、 前記係止部はC型鋼で構成した母屋の上部顎に掛け止め
    されており、 前記座金の下面は前記スリットを跨いでその両側の垂木
    受けの部分を下地板に締め付けていることを特徴とする
    垂木止め構造。
JP1988014218U 1988-02-05 1988-02-05 垂木止め構造 Expired - Lifetime JPH0752262Y2 (ja)

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JPH01118513U JPH01118513U (ja) 1989-08-10
JPH0752262Y2 true JPH0752262Y2 (ja) 1995-11-29

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JPS5850091Y2 (ja) * 1977-02-20 1983-11-15 忠雄 岡田 クロスするバ−部材相互の固定金具

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JPH01118513U (ja) 1989-08-10

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