JPH07111965A - 食器洗浄機 - Google Patents

食器洗浄機

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JPH07111965A
JPH07111965A JP25805793A JP25805793A JPH07111965A JP H07111965 A JPH07111965 A JP H07111965A JP 25805793 A JP25805793 A JP 25805793A JP 25805793 A JP25805793 A JP 25805793A JP H07111965 A JPH07111965 A JP H07111965A
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turbidity
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Satoshi Nishiwaki
智 西脇
Masahiro Imai
雅宏 今井
Katsuyuki Shimakage
勝之 島影
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 洗浄水の光透過度による濁り度の検知をもと
にした洗浄運転の制御が正確にできるようにする。 【構成】 光透過度検知手段による洗浄水の濁り度の検
知を少なくとも1回のすすぎ、排水を行なった後に供給
された水に対して行ない、その検知結果をもとに次回の
洗浄運転の制御をするようにした。又、洗浄水の濁り度
の2回目の検知を次回の洗浄運転の本洗い前に供給され
た水に対し行なって、それらの検知結果の差が所定値以
上であるときには、排水、給水をして再度の検知を行な
い、前回の検知結果との比較を行なって、その差が所定
値より小さくなったところで、前回の検知結果をもとに
その回の洗浄運転の制御をするようにした。更に、検知
結果の差が所定値以上であるときには、排水、給水をし
て再度の検知を行ない、その検知結果をもとにその回の
洗浄運転の制御をするようにもした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、洗浄室内の洗浄水の濁
り度を該洗浄水の光の透過度によって検知する検知手段
を具えた食器洗浄機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、食器洗浄機においては、洗浄
室内の洗浄水の濁り度を該洗浄水の光の透過度によって
検知する検知手段を具え、その検知結果をもとに、本洗
いの時間やすすぎの回数、すすぎの時間の加減など、洗
浄運転の制御を行なうようにしたものが供されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ごとくしたものの洗浄運転の制御のもとになる洗浄水の
濁り度の検知は、一般に運転の最初に供給された水に対
して行なうようになっているもので、この運転の最初に
供給された水には、洗浄のためにそれより以前に入れた
食器から落ちた汚れが混入していることが多く、この汚
れが混入した洗浄水の濁り度の検知結果は少なからず濁
り度「大」となっている。このため、その検知結果に対
して、本洗い時やすすぎ時の洗浄水の濁り度の検知結果
の差が少なくなり、それら本洗い時やすすぎ時には洗浄
水の濁り度が低いと判断してしまって、短い時間、少な
い回数等でそれら本洗いやすすぎを行なうことになり、
洗浄効果が不足するという結果を生じていた。
【0004】本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
であり、従ってその目的は、洗浄水の光透過度による濁
り度の検知をもとにした洗浄運転の制御が、より正確に
できる食器洗浄機を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の食器洗浄機においては、第1に、光透過度
検知手段による洗浄水の濁り度の検知を少なくとも1回
のすすぎ、排水を行なった後に供給された水に対して行
ない、その検知結果をもとに次回の洗浄運転の制御をす
るようにしたことを特徴とする。
【0006】本発明の食器洗浄機においては、第2に、
光透過度検知手段による洗浄水の濁り度の1回目の検知
を少なくとも1回のすすぎ、排水を行なった後に供給さ
れた水に対して行ない、2回目の検知を次回の洗浄運転
の本洗い前に供給された水に対し行なって、それらの検
知結果を比較し、その差が所定値以上であるときには、
排水、給水、並びに再度の検知、前回の検知結果との比
較を行なって、その差が所定値より小さくなったところ
で、前回の検知結果をもとにその回の洗浄運転の制御を
するようにしたことを特徴とする。
【0007】本発明の食器洗浄機においては、第3に、
光透過度検知手段による洗浄水の濁り度の1回目の検知
を少なくとも1回のすすぎ、排水を行なった後に供給さ
れた水に対して行ない、2回目の検知を次回の洗浄運転
の本洗い前に供給された水に対し行なって、それらの検
知結果を比較し、その差が所定値以上であるときには、
排水、給水、並びに再度の検知を行なって、その検知結
果をもとにその回の洗浄運転の制御をするようにしたこ
とを特徴とする。
【0008】
【作用】食器洗浄機の運転中、少なくとも1回のすす
ぎ、排水を行なった後に供給された水は充分清浄で、食
器から落ちた汚れを含まず、本洗い時の洗剤分もほとん
ど含んでいない。よって、この少なくとも1回のすす
ぎ、排水を行なった後に供給された水に対して光透過度
検知手段による洗浄水の濁り度の検知を行ない、その検
知結果をもとに次回の洗浄運転の制御をするようにした
ものでは、食器から落ちた汚れや洗剤分の悪影響を受け
ない正確な検知をもとにした正確な洗浄運転の制御がで
きる。
【0009】たゞし、上述の次回の洗浄運転について
は、前回運転の濁り度検知後に入れた食器から落ちる汚
れのために、まれにとはいえ、検知部分に汚れが付着
し、その状態で本洗い時等の洗浄水の濁り度の検知をす
ると、洗浄水の濁り度が低くても高いと判断してしま
い、前述とは逆に、長い時間等でその本洗い等を行なう
ことになり、時間や、水、電力の無駄となってしまう。
【0010】これに対して、光透過度検知手段による洗
浄水の濁り度の1回目の検知を少なくとも1回のすす
ぎ、排水を行なった後に供給された水に対して行ない、
2回目の検知を次回の洗浄運転の本洗い前に供給された
水に対し行なって、それらの検知結果を比較し、その差
が所定値以上であるときに、排水、給水をして再度の検
知を行ない、前回の検知結果との比較を行なって、その
差が所定値より小さくなったところで、前回の検知結果
をもとにその回の洗浄運転の制御をするようにしたもの
では、そのうちの再度の検知、該検知前の前回の検知結
果との比較によって、比較対象が直前の検知結果に置き
換えられ、検知部分に汚れが付着した状態での検知結果
をもとにした洗浄運転の制御が行なわれるようになるか
ら、この場合も、その状況に応じた正確な洗浄運転の制
御ができる。
【0011】又、この場合、光透過度検知手段による洗
浄水の濁り度の1回目の検知を少なくとも1回のすす
ぎ、排水を行なった後に供給された水に対して行ない、
2回目の検知を次回の洗浄運転の本洗い前に供給された
水に対し行なって、それらの検知結果を比較し、その差
が所定値以上であるときの状況は、検知部分に汚れが付
着しているのではなく、洗浄水が前回運転の濁り度検知
後に入れた食器から落ちる汚れのために単に濁り度を増
していることによる場合がある。これに対しては、その
後に排水、給水を行なうことで、その水が入れ換えられ
るから、前回運転の少なくとも1回のすすぎ、排水を行
なった後に供給された水に対して洗浄水の濁り度を検知
した結果と同等の結果をもとにした、やはり正確な洗浄
運転の制御ができる。
【0012】そして一方、光透過度検知手段による洗浄
水の濁り度の1回目の検知を少なくとも1回のすすぎ、
排水を行なった後に供給された水に対して行ない、2回
目の検知を次回の洗浄運転の本洗い前に供給された水に
対し行なって、それらの検知結果を比較し、その差が所
定値以上であるときに、排水、給水をして再度の検知を
行ない、その検知結果をもとにその回の洗浄運転の制御
をするようにしたものでは、検知部分に汚れが付着した
状況では、洗浄運転の制御のもとになる検知のやり直し
が行なわれ、洗浄水が単に濁り度を増している状況で
は、やはり水が入れ換えられることによる、前回運転の
少なくとも1回のすすぎ、排水を行なった後に供給され
た水に対して洗浄水の濁り度を検知した結果と同等の結
果をもとにした洗浄運転の制御をすることになるから、
いずれの場合もやはり正確な洗浄運転の制御ができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の第1実施例につき、図1ない
し図5を参照して説明する。まず図2には食器洗浄機全
体の外箱1を示しており、内部に内箱2を配設して洗浄
室3を形成している。洗浄室3の前面部には扉4によっ
て開閉される食器出入口5を形成しており、前側の底下
部に貯水室6を形成し、この貯水室6の上面開口部には
フィルタ7を設けている。
【0014】上記貯水室6の内部には、図3に示すよう
に、その一側壁から内方へ対向状態に2カ所膨出させて
透明の検知部8を設けている。この検知部8はいわゆる
ダブルモールドによって透明としており、その裏側(外
側)の凹部9に検知手段として機能する検知装置10を
収納配設している。
【0015】上記検知装置10は、発光素子(例えば発
光ダイオード)11と、受光素子(例えばフォトトラン
ジスタ)12とを、ホルダ13により対向状態にユニッ
ト化して成るもので、上記凹部9に収納してねじ14に
より固定している。この場合、発光素子11は白熱電球
やキセノンランプ等のランプ類であっても良く、又、受
光素子12はCdS のように光によって電気抵抗を変化さ
せる光導電素子等であっても良い。
【0016】なお、貯水室6は、図2に示すように、パ
イプ15によって洗浄ポンプ16の吸込口に連通すると
共に、パイプ17によって排水ポンプ18の吸込口に連
通している。又、洗浄室3内には、洗浄ポンプ16の吐
出口に連通した下部噴水アーム19と、ヒータ20、下
部噴水アーム19の上方に位置する下部食器かご21、
洗浄ポンプ16の吐出口に今一つ連通した上部噴水アー
ム22、及びその上方に位置する上部食器かご23を配
設しており、そのほか、洗浄室3外の外箱1内には、食
器乾燥用の循環ダクト24や、ファン25、除湿器26
等をも配設している。
【0017】そして、図4には、前記外箱1内の適宜の
位置に配設された制御手段として機能するマイクロコン
ピュータ27を示しており、これには前記検知装置10
の受光素子12の受光信号が受光素子出力処理回路28
を介して入力されると共に、前記洗浄室3のヒータ20
下方の外底部に設けた温度センサ29の温度検知信号が
温度検知回路30を介して入力されるようになってい
る。
【0018】又、それらの入力並びにあらかじめ記憶さ
れた制御プログラムに基づいて、マイクロコンピュータ
27は、前記検知装置10の発光素子11に発光素子制
御回路31を介して制御信号を与えると共に、洗浄及び
排水の両ポンプ16,18にポンプ制御回路32を介し
て制御信号を与え、更に、ヒータ20にヒータ制御回路
33を介して制御信号を与え、洗浄室3内に給水するよ
うに設けた給水弁34に給水弁制御回路35を介して制
御信号を与え、発光ダイオードやブザー等から成る表示
装置36に表示装置制御回路37を介して制御信号を与
えるようになっている。
【0019】そこで、以下には、上記マイクロコンピュ
ータ27の機能に基づく作用について述べる。まず、本
構成の食器洗浄機の運転には、「予洗い」、「本洗
い」、「すすぎ」、「乾燥」の各行程があり、図1の
(a)はその「すすぎ」行程に至ったところからを示し
ている。
【0020】この「すすぎ」行程では、マイクロコンピ
ュータ27は最初に給水弁34を開放させて洗浄室3内
への給水を行なう(ステップS1)。この洗浄室3内に
供給された水はフィルタ7を通って貯水室6内に洗浄水
として貯えられるもので、次に、洗浄ポンプ16を作動
させることにより、その洗浄水を貯水室6内から吸って
下部及び上部の両噴水アーム19,22よりそれぞれ下
部及び上部の両食器かご21,23に収容された食器に
向け噴射し、それによって「本洗い」後の食器に付着し
ている洗剤分を除去するすすぎ(第1回目)を例えば1
分間行ない(ステップS2)、その後に、給水弁34を
開放させつつ排水ポンプ18を作動させることにより、
洗浄室3内に給水しながら該洗浄室3内より排水する給
・排水を行なう(ステップS3)。
【0021】次いで、上記ステップS1〜S3同様に、
給水、すすぎ(第2回目)、及び給・排水を行ない(ス
テップS4〜S6)、その後にステップS1,S4同様
の給水を行なう(ステップS7)。そしてその後、貯水
室6内に貯えられ洗浄水の濁り度の検知を検知装置10
によって行なう(ステップS8)。この場合、貯水室6
内に貯えられた洗浄水は検知装置10の発光素子11と
受光素子12との間をも満たしており、よって、発光素
子11が発光すれば、その光は両素子11,12間を満
たした洗浄水をも透過して受光素子12に受けられるも
のであり、受光素子12はその洗浄水の濁り度に応じた
受光信号を発する。
【0022】この後、上記ステップS8で得られた受光
信号(洗浄水の濁り度検知信号)をもとに、その受光信
号が所定の初期値になるように、例えば発光素子11の
発する光を加減する印加電圧の調整をし、あるいは受光
素子12の受光感度の調整をする初期設定を行ない(ス
テップS9)、その後に、前記ステップS2,S5同様
のすすぎ(第3回目)を行なう(ステップS10)。な
お、この場合、上記ステップS9での初期設定は発光素
子11の印加電圧の調整をするものとしており、その調
整電圧をV1 で表わしている。又、この調整電圧V1 は
ステップS9の段階で記憶もしている。
【0023】この後、前記ステップS3,S6同様の給
・排水を行ない(ステップS11)、更に、ステップS
1,S4,S7同様の給水を行なって(ステップS1
2)、すすぎ(第4回目)をヒータ20による洗浄水の
加熱を伴い例えば70[℃]の水温で行ない(ステップ
S13)、その後、排水ポンプ18のみを作動させるこ
とによる排水を行なって(ステップS14)、最後に、
ヒータ20とファン25とを作動させることによる乾燥
を行なう(ステップS15)。
【0024】そして、次回の運転では、図1の(b)に
示すように、最初、ステップS1等と同様の給水を行な
い(ステップS16)、その後に、ステップS2等と同
様に洗浄ポンプ16を作動させることによる予洗いを行
なって(ステップS17)、ステップS3等と同様の給
・排水を行なう(ステップS18)。
【0025】その後、更にステップS1等と同様の給水
を行ない(ステップS19)、この後、洗剤を供給し、
ヒータ20による洗浄水の加熱を伴って、ステップS2
等と同様に洗浄ポンプ16を作動させることによる本洗
いを開始し(ステップS20)、所定時間後に食器の汚
れの測定をする(ステップS21)。この食器の汚れの
測定は、検知装置10の発光素子11に前回運転のステ
ップS9での初期設定による調整電圧V1 を印加して、
受光素子12の受光信号(洗浄水の濁り度検知信号)を
読取ることにより行なうもので、その結果から、食器の
汚れ量が「多」であるか否かの判断をし(ステップS2
2)、「多」ではない(「少」である)と判断されれ
ば、本洗いを例えば10分間行ない(ステップS2
3)、「多」であると判断されれば、本洗いを例えば3
0分間行なって(ステップS24)、ともにその後、ス
テップS3等と同様の給・排水を行ない(ステップS2
5)、そして、図1の(a)に示したすすぎ行程以降へ
と進む。
【0026】さて、上述のような食器洗浄機の運転中、
少なくとも1回のすすぎ、排水を行なった後に供給され
た水は充分清浄で、食器から落ちた汚れを含まず、本洗
い時の洗剤分もほとんど含んでいない。よって、この少
なくとも1回のすすぎ、排水を行なった後(例では2回
のすすぎ、排水を行なった後)に供給された水に対して
検知装置10による洗浄水の濁り度の検知を行ない、そ
の検知結果をもとに次回の洗浄運転の制御をするように
した上記構成のものでは、従来の運転の最初に供給され
た水に対して洗浄水の濁り度の検知を行なっていたもの
のような、食器から落ちた汚れや洗剤分の悪影響を受け
ない正確な検知をもとにした正確な洗浄運転の制御がで
き、適切な時間等で洗浄運転を行なうことができて、洗
浄効果を不足なく得ることができる。
【0027】以上に対して、図5は本発明の第2実施例
を示すもので、このものの場合、ステップS19の後
に、ステップS8同様の洗浄水の濁り度の検知を行ない
(ステップS26)、その後、ステップS9同様の初期
設定を行なう(ステップS27)。この場合の調整電圧
はV2 であり、ステップS27ではその調整電圧V2 の
記憶をもしている。
【0028】そして次に、前回運転のステップS9での
初期設定による調整電圧V1 と上記ステップS27での
初期設定による調整電圧V2 との比較をして、その差
(V2−V1 )が所定値(Vr )より小さいか否かの判
断をし(ステップS28)、小さいと判断されれば、そ
のままステップS20に進むが、小さくない(所定値以
上である)と判断されれば、ステップS14同様の排水
を行ない(ステップS29)、更にステップS1等と同
様の給水を行なって(ステップS30)、調整電圧V2
をV1 に置き換え(ステップS31)、ステップS26
に戻る。そして、この戻ったところのステップS28で
調整電圧V1 と調整電圧V2 との差が所定値より小さい
と判断されれば、ステップS20に進む。
【0029】この場合、ステップS28で、前回運転の
ステップS9での初期設定による調整電圧V1 と今回運
転のステップS27での初期設定による調整電圧V2 と
の差が所定値より小さくないと判断されるときの状況は
2種類が考えられる。その一つは、前回運転の濁り度検
知(ステップS8)後に入れた食器から落ちる汚れのた
めに、検知部8に汚れが付着した状況である。この状況
で、ステップS21での汚れの測定を行なうと、洗浄水
の濁り度が低くても、ステップS22では汚れ量が
「多」であると判断してしまい、本洗いを30分かけて
行なうようになるなど、洗浄運転を長く行なうことにな
って、時間や、水、電力の無駄を生じてしまう。
【0030】これに対して、上述のルーチンを経るもの
では、比較対象が直前の検知結果に置き換えられ、検知
部分に汚れが付着した状態での検知結果をもとにした洗
浄運転の制御が行なわれるようになるから、この場合
も、その状況に応じた正確な洗浄運転の制御ができ、時
間や、水、電力の無駄をなくすことができる。
【0031】前記ステップS28で、前回運転のステッ
プS9での初期設定による調整電圧V1 と今回運転のス
テップS27での初期設定による調整電圧V2 との差が
所定値より小さくないと判断されるときの今一つの状況
は、検知部8に汚れが付着しているのではなく、洗浄水
が前回運転の濁り度検知(ステップS8)後に入れた食
器から落ちる汚れのために単に濁り度を増している状況
である。これに対しては、ステップS29で排水、ステ
ップS30で給水を行なうことにより、その水が入れ換
えられるから、前回運転の少なくとも1回のすすぎ、排
水を行なった後に供給された水に対して洗浄水の濁り度
の検知をした結果と同等の結果をもとにした、やはり正
確な洗浄運転の制御ができる。
【0032】図6は本発明の第3実施例を示すもので、
このものの場合、ステップS30の後に、洗浄水の濁り
度の再度の検知を行なって(ステップS32)、その検
知結果に応じた初期設定をし(ステップS33)、その
後、ステップS20同様の本洗いの開始をして(ステッ
プS34)、上記ステップS33での初期設定による調
整電圧V3 を発光素子11に印加することによる食器の
汚れの測定をし(ステップS35)、ステップS22に
進む。
【0033】このものでは、検知部8に汚れが付着した
状況では、洗浄運転の制御のもとになる検知のやり直し
(ステップS32)が行なわれ、洗浄水が単に濁り度を
増している状況では、やはり水が入れ換えられること
(ステップS29,S30)による、前回運転の少なく
とも1回のすすぎ、排水を行なった後に供給された水に
対して洗浄水の濁り度の検知をした結果と同等の結果を
もとにした洗浄運転の制御をすることになるから、いず
れの場合もやはり正確な洗浄運転の制御をすることがで
きる。
【0034】
【発明の効果】本発明の食器洗浄機は以上説明したとお
りのもので、下記の効果を奏する。第1に、光透過度検
知手段による洗浄水の濁り度の検知を少なくとも1回の
すすぎ、排水を行なった後に供給された水に対して行な
い、その検知結果をもとに次回の洗浄運転の制御をする
ようにしたことにより、洗浄水の光透過度による濁り度
の検知をもとにした洗浄運転の制御が正確にできる。
【0035】第2に、光透過度検知手段による洗浄水の
濁り度の1回目の検知を少なくとも1回のすすぎ、排水
を行なった後に供給された水に対して行ない、2回目の
検知を次回の洗浄運転の本洗い前に供給された水に対し
行なって、それらの検知結果を比較し、その差が所定値
以上であるときには、排水、給水をして再度の検知を行
ない、前回の検知結果との比較を行なって、その差が所
定値より小さくなったところで、前回の検知結果をもと
にその回の洗浄運転の制御をするようにしたことによ
り、洗浄水の光透過度による濁り度の検知をもとにした
洗浄運転の制御がより正確にできる。
【0036】第3に光透過度検知手段による洗浄水の濁
り度の1回目の検知を少なくとも1回のすすぎ、排水を
行なった後に供給された水に対して行ない、2回目の検
知を次回の洗浄運転の本洗い前に供給された水に対し行
なって、それらの検知結果を比較し、その差が所定値以
上であるときには、排水、給水をして再度の検知を行な
い、その検知結果をもとにその回の洗浄運転の制御をす
るようにしたことにより、やはり洗浄水の光透過度によ
る濁り度の検知をもとにした洗浄運転の制御がより正確
にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す運転の1回目(a)
と2回目(b)の制御内容図
【図2】全体の縦断側面図
【図3】検知装置部分の分解横断面図
【図4】概略電気構成図
【図5】本発明の第2実施例を示す図1(b)相当図
【図6】本発明の第3実施例を示す図1(b)相当図
【符号の説明】 3は洗浄室、10は検知装置(検知手段)、11は発光
素子、12は受光素子、27はマイクロコンピュータ
(制御手段)を示す。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄室内の洗浄水の濁り度を該洗浄水の
    光の透過度によって検知する検知手段を具えると共に、
    その検知結果をもとに洗浄運転の制御を行なう制御手段
    を具えたものにおいて、前記検知手段による洗浄水の濁
    り度の検知を少なくとも1回のすすぎ、排水を行なった
    後に供給された水に対して行ない、その検知結果をもと
    に次回の洗浄運転の制御をするようにしたことを特徴と
    する食器洗浄機。
  2. 【請求項2】 洗浄室内の洗浄水の濁り度を該洗浄水の
    光の透過度によって検知する検知手段を具えると共に、
    その検知結果をもとに洗浄運転の制御を行なう制御手段
    を具えたものにおいて、前記検知手段による洗浄水の濁
    り度の1回目の検知を少なくとも1回のすすぎ、排水を
    行なった後に供給された水に対して行ない、2回目の検
    知を次回の洗浄運転の本洗い前に供給された水に対し行
    なって、それらの検知結果を比較し、その差が所定値以
    上であるときには、排水、給水をして再度の検知を行な
    い、前回の検知結果との比較を行なって、その差が所定
    値より小さくなったところで、前回の検知結果をもとに
    その回の洗浄運転の制御をするようにしたことを特徴と
    する食器洗浄機。
  3. 【請求項3】 洗浄室内の洗浄水の濁り度を該洗浄水の
    光の透過度によって検知する検知手段を具えると共に、
    その検知結果をもとに洗浄運転の制御を行なう制御手段
    を具えたものにおいて、前記検知手段による洗浄水の濁
    り度の1回目の検知を少なくとも1回のすすぎ、排水を
    行なった後に供給された水に対して行ない、2回目の検
    知を次回の洗浄運転の本洗い前に供給された水に対し行
    なって、それらの検知結果を比較し、その差が所定値以
    上であるときには、排水、給水をして再度の検知を行な
    い、その検知結果をもとにその回の洗浄運転の制御をす
    るようにしたことを特徴とする食器洗浄機。
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